みんなの議会

厚岸町議会 平成16年第1回定例会 2004年3月15日

(1)鳥インフルエンザについて/(2)矢臼別演習場における米海兵隊の実弾砲撃訓練について/(3)町立小・中学校の暴風雨・暴風雪に対する今後の対応について

2004年3月15日、厚岸町議会の一般質問で、谷口弘議員が「鳥インフルエンザについて」「矢臼別演習場における米海兵隊の実弾砲撃訓練について」「町立小・中学校の暴風雨・暴風雪に対する今後の対応について」について質問し、町長、農政課長、保健福祉課長、教育長、環境政策課長、建設課長が答弁しました。

質問者
谷口弘 議員
答弁者
町長、農政課長、保健福祉課長、教育長、環境政策課長、建設課長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 12番

本定例会一般質問に当たりまして、通告しておりました3点について、教育長にお伺いをするものであります。まず、第1点目は鳥インフルエンザについてでありますが、最近は京都府の丹波町における発生と鶏卵が流通にまで上がり、全国的にそれが広がり、多くの国民がその対策について不安を募らせたものでありました。その後、野鳥のカラスの感染が相次いで確認されるなど、依然としてその発生源について特定ができないでいるようであります。このようなことを招いた原因は、生産農家の問題や行政の体制、対応など、さまざまな指摘があるところでありますが、この問題は遠いところの問題ではなく、町内で発生がなくても、近隣で発生しないという保証はないわけであります。そのためには、食の安全に対する対策の強化が必要でありますが、町の体制がどのようになっているかお伺いをするものであります。現在までの町の対策と、担当課について説明をお願いいたします。また、保健所等の体制はどのようになっているかもお伺いをいたします。第2点目は、矢臼別演習場における米海兵隊の実弾砲撃訓練についてお伺いをいたします。防衛施設庁は、先ごろ、2004年度の在沖縄米海兵隊による沖縄県道 104号線越え実弾砲撃訓練の本部演習場での分散・実施に係る訓練計画を発表いたしました。2004年度の訓練は、矢臼別演習場を皮切りに、東富士、王城寺原、日出生台演習場の順に行われることになっていますが、現在までの情報と、また今イラクなどの情勢を見ると大変危険な状態が続いており、日本が戦争に巻き込まれる危険性が懸念されるものであり、町長はこの砲撃訓練について、中止を要請すべきではないかと考えますが、町長の見解をお伺いをいたします。3点目は、町立小・中学校の暴風雨・暴風雪に対する今後の対応についてお伺いをいたします。本定例会の冒頭に行政報告が行われましたが、さきの太田中学校の教職員のあの痛ましい事故は、学校関係者はもとより、町民に大きな衝撃を与えるものでありました。柳瀬教頭や新原教諭、お2人の死亡と5名の教諭がそれぞれ重軽傷を負われるということになり、故人となられたお2人の先生のご冥福と、けがをされた先生の一日も早い回復を願うものであります。そこで、今回の事故の内容とその後の経過について、また当日の気象状況、時間ごとに把握されていたのか、学校、教育委員会、町長部局について、説明をお願いいたします。さらに、今回のような暴風雪、また暴風雨の際の学校の臨時休校や登下校の繰り下げ、繰り上げは、どのように決められていくのか、説明をお願いいたします。最後に今回の事故の教訓と今後の対応について、具体的に説明をお願いいたしまして、私の第1回目の質問といたします。

答弁 町長

おはようございます。12番、谷口議員のご質問にお答えをいたします。1点目は、鳥インフルエンザに関するお尋ねでありますが、この鳥インフルエンザ発生にかかわる町の体制については、現在までの対策の内容や発生の状況等については、さきの3番議員にお答えしておりますので、重複する部分の詳細については割愛し、ご答弁させていただきます。現在までの町の対策は、情報の収集を主体に、養鶏農家などに対しては、予防についての情報提供や現地指導、広報紙・チラシ配布、ポスターの掲示などを行っています。また、発生に備えた体制構築も準備しているところであります。次に、この担当課についてでありますが、養鶏等家畜の感染予防業務や現地指導及び発生したときの防疫対応など、家畜衛生の分野については農政課が担当し、人への感染予防や食の問題などについては保健福祉課が担当となります。また、もし発生した場合の状況によっては、他の担当課にも及ぶものと思いますが、この場合は町を中心に、関係機関を挙げて対策本部を設置しなければならないものと考えております。次に、保健所の体制についてでありますが、今回の他府県での高病原性鳥インフルエンザの発生に対応して、既に北海道や各支庁の段階では、高病原性鳥インフルエンザ連絡協議会がそれぞれ設置されております。当管内においては、釧路支庁や家畜伝染病防疫などの業務を所管する釧路家畜保健衛生所も加わり、釧路支庁高病原性鳥インフルエンザ連絡協議会を3月8日に設置しており、この発生拡大に備えておりますが、万が一発生した場合は、速やかに対策本部に移行できる体制にあります。発生の場合における現地などでの防疫業務に主体的にかかわる釧路家畜保健衛生所の体制でありますが、獣医師など専門的な14名の職員が全員で対応することになり、また地域の家畜防疫員などの農業共済組合の獣医師や町の職員など、関係する機関が連携して防疫作業を進めることになります。さらに、防疫作業に必要な機材や薬剤についても、準備されている状況にありますし、今後管内での発生に備えた関係機関による机上の訓練も予定されています。町においても、養鶏農家との連絡や家畜保健衛生所と密接な連携を保ち、飼養者からの情報提供をいただき、即応できるよう取り組んでまいります。また、人への感染予防の対応としては、釧路保健所と情報交換を行っていますが、さきに述べました釧路支庁高病原性鳥インフルエンザ連絡協議会に、保健所も組み込まれており、今後、その役割が明確になる予定で、町の保健福祉課としても、一体的にかかわっていかなければならないと考えております。本ウイルスは、鳥などに対する感染力は極めて強いと言われておりますが、国立感染症研究所の資料を見ても、鳥から人への感染は、病鳥と近距離で接触したときなど、海外でまれに感染の実例があるのみであります。また、人から人への感染についても、オランダで疑われるとの報告があるのみであります。さらには、鳥肉や卵を食べることによって人が感染した例はないと報告されていますし、WHOによるとウイルスは適正な加熱、70度Cで死滅するとされていますので、消費者に対して、この安全性が正しく理解されるよう、情報提供に努めてまいります。感染拡大を防止するには、初動の迅速な対応が重要であり、今後においても情報の収集に努めるとともに、事前の体制構築に万全を期してまいりたいと考えております。次に、2点目の矢臼別演習場における米海兵隊の実弾砲撃訓練についての質問にお答えいたします。米海兵隊による沖縄県道 104号線越え実弾射撃訓練の分散・実施にかかわる平成16年度の訓練計画につきましては、本年1月15日に防衛施設庁から公表されており、矢臼別演習場においても、7月下旬から8月中旬までの訓練予定が示されています。なお、具体的な日程については、今後、日米間において調整を行い、決定されることになっており、まだ示されておりません。訓練中止を要請する気はないかとのことでありますが、矢臼別演習場での米海兵隊訓練の受け入れに至った経過につきましては、既に谷口議員も十分おわかりいただいているものと存じますが、平成7年5月に、国における当該訓練の本土への移転検討が報道されてから、町議会での北海道移転に反対する要望意見書の提出に始まり、反対の要請行動を進めてきましたが、国の責任で実施するとの強硬姿勢が示されるに至って、平成9年5月23日の議会においては、条件つき受け入れ容認についての可決がされているところであります。米海兵隊の矢臼別演習場での実弾射撃訓練は、平成9年9月から実施され、平成13年度を除き、毎年行われてきており、この訓練のたびに矢臼別演習場周辺4町と北海道で組織する矢臼別演習場関係機関連絡会議において、訓練実施に関する条件要望活動を行ってきておりますが、これまでの間、この訓練実施に伴う大きな事件、事故がない状況で推移してきております。米海兵隊の駐留や訓練実施に係ることは、国際情勢をしっかりと見据えた上での国策として決定すべきものでありますし、地元自治体としての訓練受け入れの経過やこれまでの訓練実施状況からすると、今日の段階において、訓練の中止を要請する状況にならないと断じて判断しております。なお、米海兵隊の矢臼別演習場での訓練に際しましては、これまでに毎年関係町や北海道とともに、国へ要請してきた事項である矢臼別演習場での訓練の固定化がされないことや、在日米軍基地全体の整理縮小に向けた国の努力、さらに夜間射撃訓練の自粛や参加隊員の規律の維持など、これらの申し入れは今後も矢臼別演習場関係機関連絡会議の組織を活用しながら続けてまいりたいと存じます。3点目の町立小・中学校の暴風雨・暴風雪に対する今後の対応については、教育長から答弁をいたします。

質問 12番

今、町長からお答えをいただいたんですが、鳥インフルエンザについては、先に南谷議員も質問しておりましたから、その内容については理解しているんですが、やはり今一番心配されるのは、鳥肉を食べたり、卵を食べたり、そういうことをしても一般的には大丈夫なんだと、加熱がきちんとされていれば、そういうふうに言われていながらも、やはり結果的にそれが今回京都では流通をしてしまうことによって、大変衝撃を受けているということだと思うんです。これをやはり町内でも未然に防いでいくとか、あるいはそれに対する万全の体制をとっていくということが非常に大事ではないかというふうに考えます。それで、今回、この問題が発生した以降の対応について、さまざまな行政に対する不信あるいは言ってみれば口から口への口コミ、これによる問題が広がっていくということで、正しい情報、これを得ていくということが、非常に大事なことではないかというふうに思います。そういう点で、厚岸町内においても、そういう体制をきちんととっていただきたいし、それから、万が一の場合の体制なんですが、先ほど町長の説明では、防疫業務の体制がつくれる体制になってきているというふうに言われておりますけれども、機材や薬剤についても準備されているというふうに説明をされておりますけれども、これらについては、十分、例えばこの管内で万が一発生しても、それに対応できるような体制があるのかどうなのか、それから、例えば人への感染が全くないとは言えないということを考えると、それに対応するワクチン等が十分確保されているのかどうなのか、その辺についてはどうなっているか、もう一度説明をしていただきたいというふうに考えます。次に、県道 104号線越えの砲撃訓練の分散・実施、これは昨日の道新でしたか、新聞の下の方に雑誌の広告欄が載っていましたけれども、そこに海兵隊が北海道に常駐するんではないのかというようなことが、広告記事の中にあったんです。それで、それは雑誌がそういう記事を書くことは別に不思議なことでもないし、今後そういうことも考えられているのかというふうに思うんですけれども、海兵隊のこの訓練が恒常化してきてしまって、町長の1回目の答弁にもありますけれども、要請してきた内容に、やはり忠実にこたえるような状況になっているのかどうなのかということが、やはり非常に大事ではないのかというふうに思うんです。それで、町長は、矢臼別演習場での演習が固定化されないと、それから、在日米軍基地全体の整理縮小に向けた努力がされているのかどうなのか、そういうものをやはりきちんと検証していく必要があるんではないのかというふうに思うんです。それが、こういうことなんだということを毎回同じことを繰り返して言っているんですけれども、そういう方は一向に、沖縄で大変痛ましい事故があって、それが結果的にはこの分散・実施につながってきているわけですけれども、そういう問題をやはり一つ一つ解決をしていくということが求められているんではないかというふうに思うんですけれども、その点については、一向に進んでいないということだと思うんです。それらについては、やはり町民の代表である町長が、それらを検証しながら、国に強く求めていくということが非常に大事ではないかと。たまたま、今まで回数を重ねてきていますけれども、大きな事件、事故が発生していないということでは、今、町長がおっしゃったような内容だと思うんですけれども、これが万が一のことを考えると、非常に地域の産業に与える影響も大きいものがあるというふうに考えますけれども、再度その点についてお答えをお願いしたいというふうに考えます。暴風雨、暴風雪の際の学校の対応についてなんですけれども、今回の事故は、非常に判断が難しかったというか、そういう点があると思うんです。それは、だれもが認めるものではないかというふうに思うんですけれども、気象状況に精通した人がいれば、ある程度今後の気象予測というか、そういうものが判断できたのではないかというふうに思うんです。それで、今、教育長の方から、随時注意報、警報等の気象情報が入っていますというふうに説明されておりますね。それも、管内全域をカバーしているような情報だからというような内容なんですけれども、今回の低気圧、これに関して情報は相当小刻みに出されているんです、気象庁から。気象台が、今回の防災気象情報を出したのは、2月22日の6時15分、これが第一報なんです。そして、その後は3時間だとか、4時間だとか、そういう間隔で気象情報が出されていて、23日の朝の5時20分に暴風雪警報に切りかえているんです。そして、5時半に情報の第6号を出しているということなんです。その時点では、大概の地域が雨だった。そこが結果的に、今回の気象情報を見誤る大きな原因になったのではないかというふうに言われているんです。ところが、当日の天気図は、非常にこれ小さくて見づらいんですけれども、23日の朝の3時ぐらいになると、物すごい等圧線が込んだ状況になっているんです。そして、9時には台風を超えるような状況になっている。それが、さらに午後からになると、根室を越えているんですけれども、さらに発達をしているという状態になっていくわけです。それで、午前中は温暖前線で、南からどんどん太平洋上に高気圧があったということもあって、湿った空気が流れ込んで、朝は雨、それが位置がずれていくに従って北風が入り込んできたということだと思うんです。そういうことをきちんと認識しながら、こういう状況にあるということを押さえながら判断をされていたのかどうなのかということが、非常に大事になってくる。それで、議員協議会やったときも、ある議員から、こういう状況にあるんだということと、現地学校と、相当認識のずれがあったというふうに語っておりましたけれども、その辺の状況がきちんと見られたのかどうなのか。それからもう一つ、後でわかったことなんですけれども、降雪量は大したことはないんです。太田は16センチぐらい。ただ、太田の気象観測所のデータが正しいかどうかというと、ちょっと疑問になってくるんです。それはなぜかというと、当日の22日、23日の風速を太田の観測所でははかれなかったんです。何ではかれなかったかというと、凍結して、観測装置が機能していなかった。今なるべく点ではなくて面も、ある程度状況がわかるようにということで、各地域に、1自治体に1観測所、今大体ありますよね、どこに行っても。ところが、当日とその前日の22、23日は、太田の観測所では風速をはかることができなかったわけです。計測不能だと。それで、やはり各地域にある、今いろいろなレーダーだとか、そういうもので発達した気象観測装置がある中でも、やはりそういう細かい観測というのは、非常に大事なことだと思うんです。そういうものがきちんと機能しなかったということに対しては、やはりそれを所管している釧路の気象台、気象庁に改善を強く求めていかなければならないのではないかというふうに思うんです。それと、各地域に観測所があるのと、釧路の気象台、根室の測候所ありますよね。ところが、最大瞬間風速に相当の差異があるんです。地域の観測所では、だから結果的には、地域にある観測所は、風速を相当数行ってしまうとはかれないというか、そういう機械しかついていないんではないか。釧路の気象台では、風速が20.7メートル、根室の測候所では21メートルの最大瞬間風速を記録しているんです。ところが、ほかのところは、10メートルの前後と。そうすると、そういうせっかくあちこちにある気象観測装置が、きちんと機能していないのではないかというふうに思うんです。それらについてどうなのかをきちんと確かめていただきたいというふうに思うんです。そして、それが地域の情勢判断にきちんとわかるようにしていただきたいと。そして、今あれですよね、インターネットなどを見ると、観測所のデータも、時間ごとに得ることができるようなシステムになっているんですよね。ですから、そういうのも、やはり担当はどこになるかわかりませんけれども、町長部局になるのか、教育委員会になるのか、そういうデータをやはりきちんと扱う部署を決めて、それによって判断をしていかなければならないのではないかというふうに考えるんですけれども、それらについて、もう一度説明をしていただきたいというふうに考えます。それと、今、教育長の方から説明をいただきましたけれども、やはり子供の命あるいは教職員の命、そういうものが非常に、一人もやはりそういう事故に遭わせてはならないし、町民に悲しい思いをさせてはならないということで、その後の取り組みもここ何日か、道新の記事などを見ますと載っていますけれども、その運送業者の問題、あるいはそういう事故に対する対応を行政に求める記事が、きのうの新聞あるいはおとといだかの道新にそれぞれ載っていますよね。これらもやはり本当に切実な声だというふうに思うんです。ですから、それに対しても、やはりきちんとこたえていくということが大事ではないかというふうに思うんです。それと、今回の事故は、やった方もやられた方も非常にやはり痛手を負っているんではないかというふうに思うんです。だから、被害者であろうが加害者であろうが、こういう事故は、やはり非常に心の痛む、そういう事故ではないかというふうに思うんですけれども、それらについては、今後どういう対応をとっていくのか、それについて、もう一度説明をお願いをしたいというふうに考えます。それから、この臨時休校だとか、それから登下校の繰り下げ、繰り上げ、これの判断は、今、校長会を通してというお話でしたけれども、各学校ごとに判断ができる体制になっているのかどうなのかというのが、ちょっと疑問なんです。それと、前にも協議会のときにも話が出ておりましたけれども、やはりあそこにいる先生方は、もともとはあそこにいたわけではないわけですよね、太田に。そうすると、太田の地域の気象状況というものは、どんなふうに変わっていくのかと。それは10年も20年もいれば、ある程度わかるかもしれないけれども、先生方は一定のサイクルで転勤異動するわけですから、そういう地域の声、アンテナをどれだけたくさん張るかということが、非常に大事なことではないのかと。父兄、父母だけではなくて、本当に地域のそういうことに対してよくわかっている人、そういう人の声を聞く、そういう情報を得るシステムをやはりつくる必要があるのではないかというふうに思うんです。だから、海岸沿いであればどういうときに危険なのか、山であればどういうときに危険なのか、そういうことをやはり得るようなシステムをつくるということが大事だと思うんです。いろいろなマニュアルをつくりますけれども、マニュアルどおりにやったばかりに、結果的に失敗してしまったということになっては、やはり困ると思うんです。そういう点で、もう一度その辺について詳しく説明をしていただきたいというふうに思います。以上です。

答弁 町長

私からは、矢臼別演習場に関しての沖縄県道 104号線越え実弾射撃訓練の分散・実施について、お答えをさせていただきたいと思います。谷口議員からは、固定化されるのではなかろうか、常駐するのではないかというような広告が出ておったというお話でありますが、私といたしましては、これまでも矢臼別演習場関係機関連絡会議を通じまして、さらにはまた矢臼別演習場に参ります米海兵隊の最高責任者に対しましても、将来にわたって矢臼別演習場での実弾射撃訓練が固定化されないことや、夜間の実弾射撃訓練を行わないこと、規律の維持などについて、国に対しまして、強く申し入れをしてきたところであります。今後とも、地元の意向が十分尊重されるよう、国に要望してまいりたいと、かように考えております。鳥のインフルエンザ問題については、担当課長から答弁をさせます。

答弁 農政課長(農政課長は2004年12月まで)

鳥インフルエンザについてお答えをさせていただきます。インフルエンザにつきましては、今年1月に発生以来、非常にいろいろなマスコミ報道がされておりまして、中には非常に過剰と思えるような情報もあるわけであります。そういったことによりまして、BSEのときもそうでありましたけれども、非常に地域の経済等にも影響が出てくる。風評被害ということを我々もおそれているところでございます。そういったことから、行政としても、これらの初動的な体制を早期に構築して、このウイルスの蔓延を防止していこうということで、できる限りの事前の準備をしているところでございます。また、町民に対する正しい報道につきましては、いろいろなたくさんの情報があふれ返っているわけでありまして、町民もどれを信じていいかわからないというような状況になろうかというふうに思っております。そういったことで、町におきましては、現在、ある程度詳細な情報を、チラシを現在つくっているわけであります。その中身といたしましては、食品として卵、鳥肉等について、食べても大丈夫か、これは安全ですよという内容、それから人への感染については、これまでは諸外国では32例ほどあったようでございますけれども、これは例えば東南アジアの場合は、特殊な飼い方をしている、人間と同居したり、また生きたまま店頭で売られているというようなこともありまして、それらが直接触れまして、人間への感染につながっているというようなことでございまして、日本国内においては、そういった状況にはないというようなことも含めまして、このチラシの中で広報をしていきたいというふうに思っております。また、一般の方の飼養されているものをどう扱えばいいのか、例えば死んだときにはどうするのかという、そういう部分についても、ある程度細かな情報を流そうということでございます。それと、自家用で飼っている部分については、なかなか私ども把握ができないということで、それらについても、町民の方から情報をいただくというようなことで、現在わかりやすいチラシを作成しているという段階でございます。それから、万が一の準備体制ということで、機械器具、それから薬剤等の対応についてというお尋ねでございますが、これにつきましては、この薬剤については、家畜保健所等である程度備蓄をしているわけでありまして、この薬剤というのは特殊な薬剤ではなく、一般的な石灰だとか、それから消石灰、クレゾール、そういったある程度弱い、一般的に市販されている、そういうものでも十分死滅をさせられるということでございまして、それらについては、ある程度のものは備蓄をされていると、すぐ手配ができる体制にあるわけであります。それから、機械器具、こういったものについては、牛舎の消毒用のものは町にもございますし、また農協にも何台かあります。共済組合にもございます。これについては、ほぼ心配がないというふうに思っております。いずれにいたしましても、そういう防除体制、防疫体制について、現在、万全を期すように準備をしている段階でございます。

答弁 保健福祉課長

鳥インフルエンザの人への感染の関係ですけれども、窓口としては、釧路の保健所が窓口になりますが、医療機関等に鳥インフルエンザの疑われる患者が見えたような場合には、医療機関は直ちに保健所の方にその対応について問い合わせるようになっております。先ほど来の答弁にありますように、人への感染は、人が鳥インフルエンザの病鳥に至近距離で接触した場合、またはそれらの内臓や排せつ物に接触した、そういう場合が多いというように報告されておりますので、それらの状況があったかどうか、そういう病鳥のいる地域へ行ったかどうか、こういったことの確認、それから病院でインフルエンザの迅速診断、これでA型、B型などの診断を行いまして、B型であれば人インフルエンザということですので該当ならないと、鳥インフルエンザではないということになりますが、A型という診断が出ますと、検体をとって、道立の衛生研究所の方でさらに詳しく調べるという体制をとっております。また、もし鳥インフルエンザのにかかった患畜、鳥が鳥インフルエンザにかかった場合、そういう場合の対応に当然保健所の担当者、またはそこの農場の関係者などが対応するわけですけれども、これらの対応について、その人の対応については、保健所の方の管轄になりまして、その場合には、その処理に当たる人について、インフルエンザワクチンの接種または抗インフルエンザ薬の投与などを保健所が行うような形になります。インフルエンザワクチンの在庫の関係ですけれども、これは、国の方で全国から一応この冬に向けてインフルエンザワクチンつくったわけですけれども、それの使わなかった分があります。ちょっと在庫の量については確認できておりませんけれども、それらの残っているインフルエンザワクチンを必要とする地域へ、国の方で供給するというように聞いております。なお、このインフルエンザワクチンの接種というのは、鳥インフルエンザに直接効くものではなくて、通常の人のインフルエンザの感染を抑えて、鳥インフルエンザと一緒の発病しないようにするという内容でインフルエンザのワクチン接種をするという内容でございます。

答弁 教育長(教育長は2004年9月まで)

太田中学校の事故についてのご質問でございますけれども、随分報道にも今回の異常気象について報道されております。爆発的低気圧というふうな言い方をしていたでしょうか。ことし温かいという部分で、シベリア気団が下がってこないという影響で、いわゆる昔でいうと彼岸荒れみたいな状況が、1月16日、今回の2月23日、3月5日にも起きました。本当同じような状況で、発達しながら、根室沖あたりで停滞するような状況が続いているように思います。今回の部分なんですけれども、やはり6時ごろにまだ雨だったというあたりが、判断を誤らせたのかなというのは、一つには感じます。ただ、太田の場合は、小・中学校ともにスクールバスがございまして、それの一番最初の子供を運ぶのが、もう7時過ぎには1人目を運んでいる。今回の場合については、行きも帰りも除雪車の先導についてということで対応しておりますけれども、そういう中では、いったん連れてきた子供たちを逆に言うといつ帰すのかという部分も、逆にとどまらせるということ、あるいは繰り上げて帰すという判断、そこら辺も必要なのかというふうにも思います。この日の対応でいうと、高知が、あそこは自分の学校のスクールバスということもあって、7時の段階で2時間繰り下げたというようなことです。結果的には、休校にしたわけですけれども、ただ、今回3月5日の日なんですが、実は最初2時間繰り下げました、山の学校を。気象台の予報では、9時までだったんです。9時から晴れるという予報だったんですけれども、変な話ですけれども、気象台に直接問い合わせました。そうすると、根室沖に来た低気圧が一向に動かないということなんです。10時過ぎに電話した段階では、1時近くまでこの状況は続く見込みですというふうに、もうその時点で変更になっているわけです。そうしたら、9時までと判断して、朝例えば2時間繰り下げてどうこうしても、結局、次々と変わってくる状況というのは、やはりその時点その時点でないと判断できないし、気象台がこのときに例えば言ったのがそのままになってくるかというのも、なかなか難しい問題かなというふうに思います。ただ、今回、3月5日の対応でもそうなんですけれども、やはり山の地域それぞれもありますけれども、個々の地域も大切ですけれども、一つとしては、山間部統一して、ある程度安全を優先させて、繰り下げについては早目に行うということも、やはりこれから必要だろうというふうに考えますし、実際、3月5日の対応についていえば、早目に対応して休校にしたという判断が合っていたのかなというふうにも思います。先ほどございましたけれども、地域での情報、これはスクールバスに関しては、太田地区、小学校では4カ所、中学校では3カ所、それぞれ回る地域に今の雪の状況というか、どんなふうになっているかというのは、問い合わせながら運行しているというふうな状況ですし、もう一つ、議員協議会のときの説明でもございましたけれども、それぞれ地域からも学校の方に情報をいただいております。そういう情報を的確に受けとめながら、それぞれ登下校を判断していきたいというふうに思います。そして、先ほどのことですけれども、やはり早く帰らせるのか、あるいはかなり天候が回復するまで待たせるのかというのも、それぞれやはり学校が判断していくべきだというふうに思いますし、確かに太田小・中学校のある位置と、例えば大別の方の奥の方と同じような状況かというと、それぞれやはり地域がちょっと離れると、吹きだまりもありますし、そういう状況もやはりPTAから情報をいただく中で判断していかなければならないというふうに考えております。それと、アメダスの件ですけれども、確かに当日風速はかれなかったというふうに聞いております。これが、機能的な問題であれば、やはりちょっと問題があるのではないかと私たちも思います。こういうふうな、今までであれば、1月、2月はどちらかというと天気のいい地方でしたから、3月の彼岸荒れを注意していればよかったんですけれども、もう1月からこのように低気圧が来るような状況になれば、気象情報としての風圧計あるいはアメダス全体の機能というのは、非常に重要な部分を占めているというふうに我々も考えますので、この点について、気象台の方に問い合わせて、改善できるような問題であれば善処していただきと、かように思います。以上でございます。

質問 12番

鳥インフルエンザについては、やはり的確な情報と、それからやはり不安に感じた、そういう町民に対して、懇切丁寧な対応というか、そういうものが大事ではないかというふうに思うんです。それと、もう一つお伺いしたいのは、例えば野鳥等の被害を持ち込まれた場合、あるいは引き取ってほしいと言われた場合、それに対しては、今後どういう対応をとっていくのか、それについて、例えばこのインフルエンザの心配はないのかというふうなことを言われて、問い合わせがあった場合には、どう対応していくのかお伺いをいたします。それから、県道 104号線の実弾砲撃訓練については、どっちみちすれ違いでありますので、この程度にとどめておきます。町立小・中学校の暴風雪の問題については、今、教育長がおっしゃっておられましたけれども、やはり一番大事なのは人の命なんです。ですから、それを最優先に物事を判断してほしいと。それから、今言われましたけれども、あるいはそちらの方になるのかもしれないけれども、除雪するあるいはスクールバスを運行する、これも先ほどの刻々変わっていく、あるいは思ったようになるはずがならなかったということですよね。今回のこの低気圧の動きを見ると、ちょっと異常に発達したと。そういうことに対しては、やはり除雪の方にもある意味では命がけでやらなければならないというようなことでも、やはり困ると思うんです。きょうの新聞報道を見ると、やはりそういうことも指摘しているわけでしょう。やはり、勇気ある決断というか判断、ここでできないということも、やはりどうしても必要な場合あると思うんです。それから、どうしても人命にかかわってやらなければならない、そういう場合はどうするのか、そういうこともあると思うんですけれども、そういう両方をやはりきちんと見ながらやっていかないと、結果的には、要請されれば何でもやるとかという方法でやっていくと、案外事故になってしまうということにもなりかねないし、今回のタンクローリーの運転というのもその辺にあったのではないかというふうに思うんです。運送業の仕事からすると、絶対この程度の天気でも荷物を運ばなければならないということと、結果的にはそれが行けると思ってやったのが、気がついたら1メートル前に人と車があったというようなことに結びついたというふうに思うんです。その点では、やはり情報がどちらも、町長部局の方も教育委員会も、お互いにきちんとした情報を共有しながらやらないと、結果的に地域の人のため、地域の子供のため、地域の産業のためとやったことが、事故になってしまうということをもう繰り返してはならないというふうに思うんですけれども、それらについて、もう一度説明をしていただきたいというふうに考えます。

答弁 環境政策課長(環境政策課長は2006年12月まで)

ご質問の野鳥の死んだもの、それから問い合わせについてですけれども、厚岸町ご存じのとおり、別寒辺牛湿原それから厚岸湖、渡りの鳥が相当数入っております。通常、野鳥については、特にガン、カモ類、今申し上げました大白鳥なんかもそうなんですけれども、ガン、カモ類の一部のものは、インフルエンザウイルスを保有しているという報告はありますけれども、このウイルスはほとんど病原性がなく、人には感染しないとも言われております。現段階では、人が野鳥に触れたからといって、直ちに高病原性鳥インフルエンザの感染を心配する必要はないということですけれども、野鳥、鳥そのもの、それからその鳥の排せつ物、これらに触った際には、手を洗うなど、通常の衛生管理を徹底すればいいのではないかというふうにも言われております。そこで、野鳥の死んだもの、当然道路だとか自宅の例えば庭とかに、例えばカラスが死んでいるとか、野鳥が死んでいたという場合なんですけれども、これは通常はビニール等に、一般には1羽の話ですけれども、野鳥は恐らく町の中でなくても、山の中でも必ず毎日のように死んでおると言われておりますけれども、通常はビニールの袋に入れて、ごみとして出してもらうということになろうかと思います。ただ、これが大量に死んでいるだとか、その死に方がちょっと異常な死に方、そういうようなことがあった場合には、私ども水鳥観察館もそうですけれども、農政課であるとか、町の方に連絡いただければ、各課と連携した中で対応していきたいと思いますけれども、それで水鳥観察館に今日まで町民からの問い合わせについてですけれども、実は1件ありました。今のところ、町民の皆さんも、テレビだとか新聞報道通じて、情報をしっかり冷静に受けとめているようですし、この照会の電話は、野鳥に触ったときはどうしたらいいのですかという質問だったんですけれども、これについては、今申し上げましたように、石けんで手を洗うということを指導しております。以上でございます。

答弁 建設課長(建設課長は2004年12月まで)

トータルで除排雪の関係なんですけれども、当日のスクールバスそのものの運行に対しては、時間遅く降ってきたという形の中では、状況を判断しながら、スクールの前を除雪車が走ったという形では措置しています。ただ、全体的にいうと、あの日は、当日午前中、吹いている最中には除雪しても作業がままならないという形になりますので、ある程度小降りになった、落ち着いた段階からの除雪という形で、午後1時にはもう現場で全部やるような形で、当日は対応してきております。通常でありますと、前日から降り続きますと、朝の4時に判断するんですけれども、10センチ以上積もっていたら除雪出るとか、そういう時間調整というのは、現場がある程度情報収集しながら、時間とかは判断しているという形でございます。ただ、当日もあれだけの吹雪ですから、早い時間からは道道別海厚岸線から通行どめ始まりまして、たまたま厚岸標茶線については、事故後の通行どめ措置という形でございます。当日、私ども午後から全部除雪車出していたんですけれども、その時間帯というのは、どんな作業も間に合わないというか、もう危険のために除雪車一回帰ってくれと、その後落ち着いた段階では、例えばミルクローリーなんかの先導をしながら、やはり生乳ですから、死なせるわけにはいかないという形では、農協と連絡とって前段を走るとか、そういう形の中では、連携をとりながら除雪の会社の方にも指示している関係でございますし、今後におきましても、スクールバスの運転について状況どうなのかという形の中では、教育委員会と打ち合わせしながら実行していますので、今後についても情報の収集、的確な把握と判断等について連携取りながら進めていきたいと考えますのでご理解いただきたいと思います。

答弁 教育長(教育長は2004年9月まで)

お話ございましたように、私自身もやめる勇気というか、そういうものが必要ではないかというふうに考えておりますし、あれ以降、役場の内部でも、かなり悪天候の場合は、外勤出張も控えろというふうな対応をとっております。学校の方にも、いわゆる一番ひどい時期にはかえって出るなと。早く帰すという対応が、逆に言うと一番危ない時期に出ていくことにもなりかねないわけです。ですから、そこら辺の判断も含めて、今後対応していかなければならないかと思います。それともう一つ思うのは、余り厚岸町では今までなかったんですけれども、例えば弟子屈とか阿寒の方では、スクールバス回る、だけれどもスクールバスではなくて来る子供たちには、やはりそれぞれの家の判断というのを重視して、無理に登校させないでくださいというふうなことも徹底しているように聞いております。これは、やはりスクールバスというのは、今の対応みたいに、例えば最悪になれば除雪車が先導しても走れるけれども、そうしたら個々のうちの車がみんな通れるかといったら通れないわけです。ですから、それぞれのうちが今日は出られませんというときには、これは休暇扱いにしないですから、無理に出させないでくださいというふうなことも、ひとつ徹底していかなければならないのかなというふうに思います。それと、先ほどちょっと触れましたけれども、教職員については、災害事故休暇、いわゆるこういうふうな地震、水害、その他の災害――その他の災害には地吹雪等も含まれるということで、いわゆる学校を休校したので出てこなくていいですよというふうな休暇、あるいは災害時退勤休暇、これは子供を早く帰してしまった後に、まだ時間があるけれども、帰れる時間であれば早く帰りなさいというふうな休暇、こういう休暇も道の学校職員には認められておりますので、そこら辺の部分も十分に活用しながら対応してまいりたいと、かように思います。

出典:厚岸町議会 平成16年第1回定例会 2004年3月15日 議事録 PDF(2ページ) 間違いを知らせる