みんなの議会

厚岸町議会 平成15年第2回定例会 2003年6月24日

(1)雇用問題について/(2)1次産業の振興策について

2003年6月24日、厚岸町議会の一般質問で、音喜多政東議員が「雇用問題について」「1次産業の振興策について」について質問し、町長、農政課長、水産課長、教育長が答弁しました。

質問者
音喜多政東 議員
答弁者
町長、農政課長、水産課長、教育長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 8番

この春の統一選挙において、我が町の議会議員を選出するに当たり、今の時代を反映してか、多くの町民の皆さんが町政に対する関心を寄せられておられました。その責任の重さを背に、改選後初の定例会に当たり、初心に返ってさきに通告してあります2点についてお伺いしてまいります。理事者各位の誠意ある回答をお願いするものでございます。まず1点目に、雇用問題についてお伺いしてまいります。今の国内の経済情勢を反映してか、現役や子や孫を持つ親御さんは大きな関心事でございます。過日の報道によりますと、北海道の失業率は1983年、昭和58年に統計を取り出して20年がたつのでありますが、過去最悪の 8.1%に及んだそうであります。統計時期が積雪寒冷期のいわゆる冬の失業時期ともダブりますが、建設や製造関係の失業率が高く、そのことがこの春の仕事始めにも及び、加えて、公共事業の削減と重なって町内でも多くの解雇者が出ております。現在、町内での雇用情勢をどのようにとらえ、その対応をどのように取り組まれているのかお伺いしてまいります。次に、この雇用問題は、相当の深刻さを見るとき、昨年の第4回定例会において、私から、仮称と称しますが、雇用促進のための専門職員を配置してはどうかと提案させていただきました。そのときの町長のお答えは、検討に値するというふうに答えられておりますが、その後の対応、経過について説明をお願いしたいというふうに思います。次に、国も国内の失業状況から、その対応のために緊急雇用交付金をつぎ込み、各自治体へ雇用のつながる仕事、あるいは地域雇用創出特別対策促進事業で、今まで取り組んでこられました事業、その成果はいかに評価しているのか、その点を伺いしてまいりたいというふうに思います。次に、この雇用問題は、北海道は全国から見て最悪でありまして、道はその危機的感を持ってその対応に乗り出しました。特に、高橋知事は多くのその対応のための発信を続けているというふうに伺います。一市町村、一雇用おこしと銘打って市町村の特性を生かした地域づくりと連動する雇用促進、雇用おこし促進を続け、雇用おこしを推進しております。その力の入れようは相当の意気込みを感じるのでありますが、当町におけるその対応にどうふうに取り組もうとしているのかお伺いしてまいります。大きな2つ目として、我が町の1次産業の振興策からお伺いしてまいります。北海道という行政が1次産業の分野に雇用の、雇用という観点から新制度を創設して、仕事をつくり出していこうと提唱しております。1次産業での新たな仕事をつくるということは容易ではありませんが、道が追い風を吹かせているこの時期をチャンスととらえ、次の質問をさせていただきます。ことし、町内に2つの組織があった農協が1つにもなりました。そして、あるところには多くの遊休農地があると、この議会でも話題になりました。そして、過日の農協系の道民向けの報道によりますと、農業従事者が、あるいは労働力が高齢化、あるいは後継者不足から農業生産が不足になると憂いておりました。そのようなPRがございました。そのような条件があるいう前提に立つと、1つは、農協を通じて農業法人の設立を進めてはどうかということでございます。2つ目は、同様に水産関係においても考えられないかということであります。協同漁業権という点では、個人経営の農家よりも有効にも聞こえますが、漁場面積等の関係から非常に難しいものがあるかと思いますが、検討の値はあると思いますが、いかがでしょうか。以上で、1回目の質問を終わらせていただきます。

答弁 町長

8番、音喜多議員の質問にお答えをいたします。最初に、雇用問題についてのうち、現在当町の雇用情勢と、その取り組み状況についてでありますが、現在、当町の雇用情勢については、長引く景気の低迷に加え、地元経済に大きな影響があります。公共事業の減少で一段と経営環境の悪化が予想されるなど、引き続き厳しい状況にあります。また、雇用面におきましては、ハローワークレポート資料によりますと、釧路管内の有効求人倍率は0.36倍であり、前年の同月対比で0.03ポイント上昇を見せているものの、雇用情勢は依然厳しい状況となっているところでございます。このような状況において、当町での取り組みといたしましては、平成11年に創設されました緊急地域雇用創出特別対策事業を平成12年から平成14年度まで実施し、さらに今年度も実施を予定しておりますが、この事業によりまして、地域の緊急かつ臨時的な雇用、就業機会の創出を図っております。また、昨年10月に設置しました厚岸町雇用対策連絡会議を通しての関係機関との雇用情報や情報交換を行いまして、新規学卒者以外の就業先の確保に努めております。このほか今年6月には求人総量を確保し、離職者等の再就職を促進するため、釧路公共職業安定所所長、釧路市長、私の三者連名で町内54社の事業所へ文書による求人要請を行っているところでございます。次に、2点目として、雇用促進専門担当員(仮称)の配置の見通しも立つのでありますが、お話のございましたとおり、昨年12月の第4回定例会において、音喜多議員から雇用促進専門担当員を一定期間配置してはいかがとの提言をいただいており、補助制度等について釧路支庁とも協議を行っているところであります。考えられる補助制度としましては広域連携事業費補助がありますが、これは北海道が策定しました計画に沿って実施する雇用対策事業について補助をされるものでありまして、コーディネーターを設置して、労働力需給の調査と把握を行い、地域内労働力の円滑な流動化を促進することなどが主な内容であります。この事業は、広域で複数の市町村との連携を要するため、今後も隣町の浜中町とも協議を進めるなど、事業採択に向けて努力をしてまいる所存でございます。確かに、専門の担当職員の設置することによりまして雇用促進が図られる可能性がありますことから、このほかの補助制度の活用を含めて検討してまいりたいと存じます。次に、3点目の雇用交付金を活用して取り組んだ事業と、その成果についてお答えをいたします。お尋ねの雇用交付金のことでありますが、正式事業名を緊急地域雇用創出特別対策推進事業と申しまして、平成11年10月に事業が創出されております。この事業目的は、厳しい失業、雇用情勢から、構造改革の集中調整期間中の臨時的応急の措置として、地域の実情に応じて市町村が行う事業に対し、北海道緊急地域雇用創出特別対策基金を財源として当該事業に要する経費を補助することによりまして、地域の緊急かつ臨時的な雇用、就業機会の創出を図る事業でございます。厚岸町としても、このような厳しい雇用情勢から、この事業での雇用の確保を図るべき要望を行いまして、事業採択を受け、平成12年度から事業を実施しているところでございます。なお、詳細はお手元に配付しました緊急地域雇用創出特別対策推進事業実施状況資料の内容となっておりますが、各年度の事業本数、総事業費、雇用者数のみを申し上げたいと思います。平成12年度につきましては2本の事業を実施しておりまして、合計 981万 7,500円となっております。これによりまして、全雇用者21人のうち、新規11人の雇用が図られております。また、平成13年度では2本の事業を実施しまして、合計 546万円となっており、これによりまして、全雇用14人のうち新規7人の雇用が図られております。また、平成14年度では3本の事業を実施しまして、合計 1,116万 6,928円となっており、これによりまして、全雇用12人のうち新規10人の雇用が図られております。また、平成15年度では、障害児指導員配置ほか1本の事業を予定しており、この事業の実施によりまして、全雇用8人のうち新規7人の雇用が図られる予定でおります。さらに、平成16年度も平成15年度と同様の障害児指導員配置事業と河川周辺の森林整備事業の2本を予定しているところであります。次に、4点目の北海道への我が町の雇用対策の具申策についてのお尋ねでありますが、厚岸町内における北海道発注の公共事業についての早期発注と、その際の町内作業員の積極的な雇用の要請、また、緊急地域雇用創出特別対策推進事業の事業期間が平成16年度までとなっていることから、この事業期間の延長と要望事業費の拡大、さらには採択要件の緩和等につきまして、釧路支庁を通じ北海道へ要望してまいりたいと存じます。続いて、1次産業の振興策についてお答えをいたします。このたび高橋はるみ新知事は、北海道における緊急行政政策課題の一つして、1町村1雇用おこし事業など、新たな雇用創出に係る政策を挙げております。しかし、現在のところ、その具体的な内容についてはまだ明らかになっておりませんが、1次産業など、各分野において各種の施策が検討されていると聞いております。本町の1次産業のうち、農業及び水産関係における分野での産業振興と雇用の創出をというご質問でありますが、まず農業生産法人設立の推進に関し、お答えをさせていただきます。今日、地域では担い手や遊休農地の問題などが顕在化する状況にあり、この対策として、地域農業においては、農業生産法人の設立や新規就農者の誘致などで農地の有効活用による農業の振興策が求められています。農業生産法人を設立するには、中心となる経営者、そして多額な資金が必要であり、特に、その基本となるのは良好な土地資源でありますが、現在農地の遊休化が懸念される糸魚沢、若松地区と尾幌地区において、この地域の対策が本町の農業にとって重要課題であると認識し、釧路太田農協より、農業委員会、町の三者が連携し、法人設立も視野に入れながら、この農地の活用対策に取り組むこととしております。当面、農業委員会において、糸魚沢、若松地区の農家の実態調査を行っており、今後遊休化が懸念される農地の活用を重点とし、地域の農業振興対策に取り組むこととしております。農業分野における雇用創出の効果は、法人の設立のみならず、地域総体の生産性を高めることにより、関連する分野の雇用創出へと波及していくことが期待できるものと考えております。次に、水産関係においても、漁協と連携し、施策を考えられないのかとのお尋ねでありますが、本町における水産業は加工、運輸、石油販売、小売業など多くの関連産業を擁するすそ野の広い産業であり、地域の雇用にも大きく影響を与えます。しかし、水産資源の減少、国際漁業規制による減船、輸入水産物の増加による魚価の低迷など、水産業を取り巻く環境は大変厳しい状況にあります。このような情勢の中で雇用の創出を図るには、水産資源の持続的利用と増大に努め、漁業生産の安定向上に努めるとともに、後継者や就業を希望する人が安定した暮らしが営み、地域に定着できるよう、経営や生活面での環境を整えることが重要と考えますので、引き続き水産業の各種振興策を講ずるとともに、道の雇用対策の具体的内容が示された段階で、漁協等も連携し、水産業と雇用の創出を組み合わせた施策の可能性について検討してまいりたいと考えております。以上でございます。

質問 8番

まず、1点目の雇用問題について引き続き質問というか、意見交換させていただきたいというふうに思います。町としても相当な認識を持っているかに思います。特に、今年の春は、今お話ございましたように、町内における建設関係については、総なめ足切りといいますか、身を軽くして少ない公共事業に対応できるような体制というか、体力に変えつつあります。そこからあふれるというか、切られる方も結構いらっしゃったし、特に通年北海道的には連休明けに仕事が始まるという状況だったのが、もう1カ月もおくれて、ついこの間、6月に入ってからという、本当に非常に日雇いというか、そういう手足となっていいる人夫の部分については非常に深刻な問題でございます。そんな意味では、確かにそういう国の問題があるんでしょうけれども、やはりそういったところに体力をつけるための施策をやはり考えていかなくてはいけないのではないのか。厚岸町は仕事なくなると、厚岸町で仕事がないと、そうすると町の存続にかかわってくるわけです。これはいろいろな問題でもそうですが、そういった意味では、今ちょっとお話されて、以前から回答されている部分とはちょっとニュアンスが違うなというのは、いわゆる雇用問題は国の問題だというふうに今まではね返ったようなものの言い方をしてきましたが、厚岸町もそれなりに前向きに地元のことについて考えているのかなというニュアンスが伺えるわけですけれども、今地方分権時代になってきて、いわゆる雇用問題は国の問題だよという、言い切れない状況にあります。そのことは重々承知だと思うんです。私がこの問題を質問させていただいたときは、もうにべもないような、ハローワーク含めて国の問題ですよと、ハローワークが統計をとっていまして、地元では何らそういう統計もありませんし、質問出たときに二、三、その辺の事業所へ聞いて、こういう情勢ですよという報告程度に終わっている。しかし、こうして長引く状況の中で、また地方分権時代になって、そういうことは、もうその時代は終わったんではないのか。やはり地域のことというか、そのことは雇用問題含めてしっかり取り組むという、そのことが大事、国の今の提言の中では、いわゆるハローワーク的な存在を民間に任せましょう、もうそういう時代になってきているわけです。もう国に一本でこの問題は任せますと、やりますと言い切ってはいないんです。もう大手民間にこういう、もう既にそういうことはありますよね。かの事件に大きな問題を出したところなんかもありますが、そういった、こういう、潜在的にこういうことがあると仕事として成り立つ民間企業が今出てきょうとしているわけです。これは国も提言しているわけです。そういった意味では、こういう小さな田舎では、それはなかなか難しいかもしれませんが、やはりとらえ方としては、それをほうっておいたんでは町の存在がもう危ぶまれるという状況にきているというふうに私は考えます。そういったことでは、町もしっかり考えていただきたい、対応をとっていかなきゃいけないというふうに思います。2つ目に、仮称という言い方をしましたが、雇用専門担当員というか、雇用促進のための、以前も補助制度を活用してということを言いましたが、補助制度、それがあればそれに乗っかれば非常にいいことでしょう。ですけれども、この問題はいつで終わるという問題ではないだろうと私は思うんです。いついつまでやれば、もうこれで工事が完成しますというような話ではないと思うんです。いずれにしても、お金が伴うのかもしれませんが、やはり職員1人採用するような構えでいれば、雇用専門だけではないと私は思うんです。いわゆるそういう産業を興すこともできる人というか、そういうなかなか難しい、先進的には釧路市あたりでそういう制度を利用して委託制度的な人を持っておりますけれども、私はそういった意味では、そこから始まってもいいんではないのかなと思うのであります。ぜひ、この道の補助制度、あるいはほかの補助制度も含めて、早急に立ち上げていただきたい、このことは道も報道機関によれば、そういうアドバイス的な人材確保という分について補助しましょうという言い方をしていますから、ぜひ今言われたように、厚岸町のみならず、本当に今4町の、合併問題をやっている4町あたりが私は適当だなというふうに考えます。厚岸、浜中、標茶、そしてもうちょっと奥に行きますけれども、弟子屈を含めてこの広域の中でそういう制度を、制度というか、人材を世話していただく、あるいは産業をそれぞれの町、それは考えようによっては、浜地帯と内陸地帯、特に商工課長は新聞で、報道機関のやつ見ているかと思うが、厚岸町は全然ない、浜中町あたりはないですよね。しかし、標茶、弟子屈あたり、毎週発行される先進の求人情報すら見ても、本当に標茶、弟子屈あたりあっても、厚岸があったとしても一、二件、常用でなくてパートとか、そういう情勢であるということだけは認識されていると思うんですが、そういう浜と内陸地方とあわせてそういう対応できる、厚岸町独自で置ければいいでしょうけれども、そういうきちっとした対応をとれる人材含めてそういう制度をとっていきたいと、そのように考えます。それから、緊急地域雇用創出特別交付金、特別対策推進事業、それぞれ平成12年度からこういう仕事をしてきていますが、改めてお尋ねします。この仕事として、確かに雇用は生まれておりますが、次のステップとして踏める雇用としての効果があったのかなというふうに私はちょっと疑念、疑問を思うのであります。特に、障害児指導員配置、これなんかはこういう緊急的なものでなくても、本来行政がやらなくちゃいけないことでないですか。たまたまお金が来るということだから、それに乗っけてやりましょうかというような考え方でないのかなというふうに私から見ればとらえられる。もっと外向きというか、そういった考え方がなかったのかなというふうに思うものですから、この制度を利用した予算の消化型でないのかなと、考えた人にはちょっと失礼だかなもしれんけれども、私はそのように受けとめらざるを得ない。この総体の中で町はどれだけ負担をしたのか、全くその金額は国の 100%、補助金全部 100%充ててこれだけの仕事をしたのか。あるいはもうちょっと町はこの効果を上げるためには、例えば 100円かかるところ10円出してもやろうじゃないかという、そういう考え方でもってこの事業が編み出されたのかどうなのか、その辺で町の意気込みがわかるというふうに私は思うんです。それぞれ雇用されたんですが、この募集方法はどういう形でやられたんですか、採用に当たって。なかなか町ではこういう仕事がやっているというふうには、私ども議会で、あるいはいろいろな分野でこういう制度ができてきているということはわかりますが、こういった仕事に当たって、新たに人を、雇用が、雇用というか、労働者を募集しますと、ハローワークにちゃんと届け出して、その上でやられたのかどうなのか確認させていただきたいというふうに思います。余り、いろいろとあるんですが、またの機会にさせていただきたいと思います。時間の関係も……。大きく分けます。2つ目として、私は雇用とつながってきます。確かに産業振興と雇用は切り離せなくて、コインの裏表、お金を切り離すわけにいかないような関係にあるというふうに思います。そういう意味では、今町長、私も提案させていただきましたが、追い風の中で、ぜひ町長の意気込みの中で、今お話しされました農協関係を通して、法人といいましても、大きな上場会社が上がって、その農地取得に入ってくるようなやり方だけはやめてほしいと、私もそう。地元で農業をやってきた、あるいは農業者による、あるいは農協関係者による、今、道が考えているのは、悪名高き公社あたりを利用してという言い方をしていますけれども、ああいうのではなくて、しかし、それも道の手づるを、手づるというか、天下り含めてそういうところを利用しようという意図がありありとわかるんですが、やはり地元、地域という考え方、地域から考えて地域でそういうことをしようと、そのためには町もお金を投資してもいいんじゃないですか。昨日、町長がちょうど任期折り返しに間もなく来ますというふうに言われました。町長選挙に出るときに、町長のプロフィル、あるいはそういった公約の中に、かくある中で一番先に、21世紀は必ず農林水産業の町、食料基地、厚岸町の時代になるとか、あるいは厚岸町型食料基地づくりの厚岸の経済を支えている漁業、酪農の育成、発展に積極的に取り組むという公約をされていますが、もう折り返しに来ています。この芽はぜひ植えていただきたいなというか、育んでいただきたいなというふうに思いますが、いかがでしょうか。同様に、水産関係も農家から見れば、今の情勢から見て、農家から見ると非常に漁業関係は難しいかと思いますが、いわゆるオホーツクあたりでああいうふうにホタテの問題とか、いろいろな養殖という手があるわけです。確かに昆布も養殖で、世界的に見て中国、あるいは後進国から入ってくるという難しさもありますが、やはりこれも一つの組織をつくって、そういう食料をつくっていくという意味では大いに検討に値するのではなかろうかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。2回目の質問を終わらせていただきます。

答弁 町長

私からは、私の公約についてのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。お話ございましたとおり、町長になりましてから2年たとうといたしております。この2年間を振り返りまして、厚岸町の基幹産業であります漁業、農業を取り巻く諸情勢、ますますと厳しいものがあるわけであります。昨日もいろいろとお話をさせていただきましたけれども、やはり何といいましても、基幹産業に元気がなければ厚岸町の経済の活性化はございません。当然それにつながる雇用の創出促進にもないわけでございまして、私といたしましては、今後とも基幹産業であります1次産業の振興については、さらに全力尽くしてまいりたい、かように考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。その他の問題については、それぞれから、担当課から答弁をさせます。

答弁 農政課長(農政課長は2004年12月まで)

私の方からは、農業生産法人の関係についてお答えをさせていただきます。この農業生産法人の立ち上げということになりますと、会社組織してやはり先頭に立ってこれをやる方がまず必要になってくるということになろうかと思います。また、土地資源については、糸魚沢、若松地区について遊休化の危険のある農地がありますので、条件的には一団地に集約できるかどうか、これからやはり検討をする必要もあろうかと思います。現在、この土地をどう生かしていこうかというとで、農業委員会、それから農協も含めて検討しようという、方向性を決めようということで話し合いをしているところでありますけれども、実態については、既に農業委員会等で調査を行っているわけでありますけれども、まずは地元の、既存の農家がどういう形で農地を利用しているか、どういうふうに生産を上げていくかということが先決でありまして、それによって農地が余る分が出るといったときには新規就農法人ということになろうかというふうに思うわけであります。この法人立ち上げには、やはり相当の金額、事業費が必要であります。町長の方からもお答えをさせていただきましたけれども、どういう形で町が貢献をしていくか、これからの検討課題であるというふうに思っております。この法人立ち上げのみで雇用の拡大が図れるかということは、例えば相当の額を突っ込んでも雇用の人数が3名だとか、5名の限度に限られるわけでありまして、やはり雇用拡大という視点は、やはりその地域の農業生産総体が拡大していくことがいろいろな関係分野、例えばコントラクターだとか、いろいろな分業化の方向にあるわけでありますけれども、そういったところの雇用に波及をしていくということがこれから期待はできるということでありまして、総体的な農業振興を図ることが雇用を拡大していく一つの道であるというふうに考えます。それから、大会社の参入ということを危惧されておられましたけれども、やはり私どもは地元における農業者、これらが中心となった形でこういった法人が立ち上げる場合は、やはり地元の力で立ち上げるということが望ましいんでないかというふうに考えております。

答弁 水産課長(水産課長は2004年12月まで)

私の方からは、水産分野での養殖に関連して、組織化の手法がとれないかというお尋ねでございますけれども、資源の減少、あるいは魚価の低迷など、厳しい環境の中で経営の安定を図るためには、個人経営主体の沿岸漁業におきましても、協業化によります生産性の高い経営の転換が求められておりまして、本町におきましても、サケ定置、あるいはウニ部会で自主的な協業化の取り組みも見られるわけであります。しかし、昆布につきましては協同漁業権でありますし、カキ、アサリなどにつきましては、区画漁業権での操業ということでありまして、本町の沿岸漁業の多くは家族労働、あるいは夫婦操業が中心でありまして、協業化の方は大変難しい問題でございます。資源の維持増大に今後も努めまして漁業生産の向上を図ってまいりますけれども、協業化、あるいは起業化につきましても、漁協と連携して、道の支援策を見きわめながら研究してまいりたいと、このように考えてございますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 8番

時間も時間ですので、さらっとというか、ちょっと意気込みを聞いておきたいなというか、当初私もお話ししたとおり、この雇用問題、またかと思われるような顔をされている方がいらっしゃるようですけれども、これは本当にずっと延々続く話じゃないかなと、いつで工期が終わりというものじゃないと、それはみんな認識していただいていると思うんです。そういう意味では、先ほどお話ししたとおり、地域の問題としてハローワークに任せるんではなくて、その国の政策的なものは国が、それはやっていただくということにして、やはり現実の問題、現場の問題として、これは地域がやっていかなきゃならないという認識で、これからもぜひ大分風向きは変わってきたなという感じはしますけれども、しかし、急にこうしますという対案はなかなか難しいだろうと、この問題に関しては。しかし、その姿勢が継続して取り組むことによって安心感というか、住んでいる皆さん、あるいは働いている皆さんもやはり一緒になって、行政も考えてくれているんだなという視点に立つのではないのか。にべもなくハローワーク、あるいはそこに回線につながったパソコンを置いておくからどうぞお調べくださいと、そういうことでは血の通った行政ができるかということには、私はいささかちょっと疑問に思うんですが、そういう意味では指導員というか、相談員というか、そういった方もぜひ私はあわせて並行に進めていただきたいというふうに思います。それから、今教育委員会の方から依然こういう特別対策推進事業以外にも以前は当然のことですよね、そういう方がいらっしゃれば大変なことは重々知っていますし、これからなおかつ国も予算が少ない中で、そういった分野に対して町で見なさいよという予算化、そういう方向に今なりつつあるわけですよね、そういう傾向に出てくるわけです。私はこれは教育委員会だけの問題じゃなくて、町としてそういう対応が必要だ。これはある程度の期限で終わるわけですよね、とりあえず16年間。それぐらいでたしか終わるはずですし、そういった子供が今後いないとは限らないわけですし、確かに一定の期間過ぎれば、また上に上がっていって手が離れる部分があるかもしれませんが、新たなまた場面に出くわすことになるだろうと思うんです。できればこれは、ぜひ教育委員会でこういう雇用、この予算措置で持ってということではなくて、きちっとした、例えば正確な、こういう、ちょっと疑問に思ったのは、いわゆる例えば補助的な存在であっても、いわゆる教員免許の資格を持ったとか、教員に採用はされなくても一定程度の教育課程を終えて、そういう教員資格を持った人でないのかなというふうに考えますが、その辺はいかがかとちょっと聞いてみますが、やはりそういった方が配置されたのかなと。全く幼稚園の教員課程の免許も持たない方が採用されていたのかどうなのか、それなりの、これだけの特殊な、補助的とはいえ接するということになれば、やはりその辺の心理的なものも含めて、ある程度教育、磨かれた人ではなかったのかなと思いますが、その辺はいかがですか。それから、農政課長、本当に私はこれからだと思うんですよね。話はかねがねいろいろなことで聞いているんですし、ほかの地域でもそういうことをやりたいという、特に都会から農業にあこがれてきた方々がそれぞれ働いている仲間同士でも、そういった話をやはりしているわけですね。確かにそういう一つの法人組織をつくってということになると、莫大な資金というか、いろいろな諸課題が全面に立ちふさがろうと思うんです、農地の問題から。しかし、ぜひこれは苦労されると思いますが、町をつくっていくというか、町を維持していくという意味も大事な責任のひとつ、責任というか、課題だというふうに私は思いますので、ぜひ地域の方々と相談され、行政もバックアップして力を入れていただきたい。先ほどの町長の言葉にあるとおり、やはりそれなりの腹は町長は決まったんだろうと私は思いますが、改めて町長のその意気込み、もう一度お尋ねして終わりたいというふうに思います。

答弁 町長

再々質問にお答えをさせていただきます。雇用問題に対する認識につきましては、私は音喜多議員と同じ考え方に立っております。すなわち雇用の実効性のある対策といいますのは、国・道、そして市町村、さらにはまた、関係団体などが一体となって取り組むべき問題であるかもしれません。しかしながら、地元の人間が、地元の若い人方が地元を職場とする、求める中で、地元に職場がないということになりますと地域の崩壊につながります。大変重要な問題であるわけでございます。そういう中で、私も先ほど答弁いたしましたけれども、昨年の10月に厚岸町雇用対策連絡会議というものを設置をいたしまして、行政の中でも大きな課題として取り組んでおるわけでございます。この点についてはご理解をいただきたいと思うわけであります。先ほどお話がございましたけれども、農業に関しての遊休地の問題、この問題についても、私は農協を初め関係機関と連携をしながら積極的に取り組んでまいりたい、かように考えます。特に、この5月1日から新しい農協がスタートを切ったわけであります。農協自体もこの問題については、最も重要な課題として取り組むことにもなっているわけでございまして、町といたしましても全面的に支援、協力をしてまいりたい、かように考えておる次第でございます。以上でございます。

答弁 教育長(教育長は2004年9月まで)

お話のありました障害児指導員の関係でございますけれども、現在配置している部分につきまして、全員教員の資格を有しております。そして、特殊教育を行う中で、それぞれ就学指導に当たりまして専門家を含めて検討し、その中ではそのお子さんの進路についていろいろな判定が下されるところであります。その中で養護学校が適当であろうというふうな判定がありましても、現在の考え方の中では保護者の考え方を優先的に考えていきなさいというふうな方針もあるものですから、その中で道の基準による配置だけではどうしてもお子さんたちの特殊教育を円滑に進めることができないというふうな状況が生まれております。その中で、今年度については4校に配置をさせていただいておりますし、これは毎年その就学時に当たりまして、該当者が何名いるかというのを含めて、保育所、あるいは関係機関の協力を得て検査を行っているところであります。今後につきましても、特殊教育が円滑に遂行できますように、町長部局とも協議の上、配置については前向きに考えていきたいと、かように考えております。

出典:厚岸町議会 平成15年第2回定例会 2003年6月24日 議事録 PDF(21ページ) 間違いを知らせる