みんなの議会

厚岸町議会 平成15年第2回定例会 2003年6月23日

(1)町民との協働によるまちづくり/(2)義務教育課程における不登校の問題/(3)ごみの減量とマイバッグの普及

2003年6月23日、厚岸町議会の一般質問で、佐藤淳一議員が「町民との協働によるまちづくり」「義務教育課程における不登校の問題」「ごみの減量とマイバッグの普及」について質問し、町長、教育長が答弁しました。

質問者
佐藤淳一 議員
答弁者
町長、教育長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 6番

第2回の定例会に当たりまして、私は、さきにご通告を申し上げました3項目につきまして、町長のお考えをお伺いしたいと思うのであります。質問に先立ちまして、私は先般執行されました本議会議員選挙におきまして、大きな、そして重い責任をいただきました。改めて町民の熱い思いを胸に、誠実に議会活動に努めてまいりたいと考えております。議員各位並びに町長を初めとする幹部職員の皆様におかれましても、引き続きご指導とご鞭撻を賜りますよう、本席からお願いを申し上げたいと思います。質問の1点目であります。町民との協働によるまちづくりであります。私は、前回の一般質問で、21世紀を迎え世の中は混沌としていると申し上げました。地方行政も多くの諸課題が山積をいたしております。特に、近年は町村の財政状況の悪化が加速し、地方行政のあらゆる分野で町民との協働の重要性が叫ばれております。もちろん厚岸町という地域社会を支えているのは、町民一人一人であるということは言うまでもありません。平成15年度の町政執行方針の中でも、国からの財源交付の多くを期待できない状況では、ますます町民との協働が大きな課題との認識から、厚岸町のまちづくりを進める上で、より強固な行政と町民との協働関係を築くことが重要との方針が示されたものと考えております。また、そのことは単に行政経費の削減の一環にとどまらず、スリムな行政への住民自治のあり方や公共サービスの質の見直しなど、行政改革へと発展していくものと考えられます。町政執行方針には、町民との協働によるまちづくりについては、時代の変化と町民ニーズに応じた効率的で、しかも効果的な行政組織体制と、町職員の意識改革や資質の向上が急務と認識が述べられており、今後当面どのような分野で町民との協働を推進し、または期待をするのか、初めにお伺いをいたしたいと思います。次に、町民との協働を実践するということは、当然のことながら町民みずから自分たちでできることは自分たちでする、そういう責任を伴うものでありますが、すべて行政任せの結果が行政の肥大化を招き、そのことが協働という考え方の背景の一つと考えます。そこで、協働のパートナーとしての自治会の役割が非常に不可欠と思いますが、現在一般的には、自治会は葬儀のお手伝いや、あるいは町の下請的事業が多く、そのため自治会活動に参画する人が偏り、活動が停滞ぎみと言われております。しかしながら、厚岸町以外でも地域によっては、高齢者福祉や地域の課題を解決している自治会も見受けられます。協働のパートナーとしての自治会の役割は、今後ますます重要と思われます。住民自治が機能する自治会活動のあり方と行政のかかわり方についても、この機会にお伺いをいたしたいと思うのであります。先般、標津町の地域福祉ネットワークの取り組みが道新で紹介されました。十分ご承知のことかと思います。地域コミュニティの重要性を再確認する記事であり、また一つの町民との協働の一例でもありました。標津町の取り組む地域福祉ネットワークは、町内会単位でひとり暮らしや夫婦だけで暮らすお年寄りを支える活動であり、その内容は、福祉協力員を中心に冬期間の除雪、ひとり暮らしの世帯の声かけ、病院への通院あるいは買い物などの送迎、実に介護保険等ではカバーできないものであります。町長が言う町民との協働によるまちづくりは、もちろん行政が一方的に住民に押しつけることで成り立つものではありませんが、パートナーの一つである町内自治会の自主的活動の支援はもとより、今後ますます厳しさを増す一方の行政運営を町民とともに進める立場から、財政問題ばかりでなくあらゆる行政情報を住民に提供し、そのことにより住民みずからの意思で自分たちでできることは自分たちでするという住民自治が機能し、さまざまな分野で行政と町民が、町長の言う協働を共通認識とする住民自治の機能する方向に、進んでいかなければならない時期に来ていると思うのであります。そこで、厚岸町では、町民との協働によるまちづくりを進めていく上で、本年または今後どのように取り組んでいくのかお伺いをするものであります。次に、質問の2点目であります。義務教育課程における不登校の問題であります。いわゆる学校に行かない子、あるいは行けない子を含めて、不登校と一般的に言われておりますが、旧文部省が出した1992年の不登校に関する報告書以来11年後の今日、小・中学生の不登校は倍増しており、いまや放っておくだけで状況は改善されないと、先般の文部科学省の不登校問題に関する研究会議が発表いたしております。当然のことながら厚岸町におきましても、現実には不登校の問題が存在をしているのではないかと思われます。その原因は、個々の生徒・児童等により心の問題やあるいは学校でのいじめの問題、勉強についていけない、さまざまであると思われますが、厚岸町において不登校の実態は現在どのようになっているのか、また不登校に対する対応はどのように取り組まれてきたのか、まずお聞きをいたしたいと思います。教育長は、平成15年度の教育行政執行方針の中で、直接、不登校という表現ではありませんが、豊かな心の育成や豊かな心をはぐくむ教育の中で、家庭や地域がそれぞれの教育機能を発揮し、児童・生徒一人一人に応じた適切な指導が行われるよう生徒指導担当教員やスクールカウンセラー、あるいは心の教室相談員制度の相談活動の充実を図ると示しております。不登校の問題にも配慮された表現と理解をいたしておりますが、しかしながら、現実の問題として不登校児童・生徒がすべて学校に戻らないとすれば、現状を認めた上でどう対応するのかということになるのではないかと思われます。私も、本来であれば教育環境の整った正規の学校で、心身ともに学べることがベターと考えますが、多様な選択肢や学習の場を提供することも今後は必要になってくるのではないでしょうか。2001年度において30日以上学校を休んだ不登校の小中学生は、全国で13万 9,000人に及び、過去最多を更新中とあります。そこで、不登校を現実の問題としてとらえ、教育経験者等と連携をし、他市町村のように、いわゆる青空教室やフリースクールなどのような試みや支援対策が、将来必要となってくるのではないかと考えますが、教育委員会としてのご見解をお伺いしたいのであります。次に、3点目の最後の質問でありますが、厚岸町では、ごみの減量と資源のむだ遣いをなくすため、買い物の際のレジ袋を使わずマイバッグの普及を図るため、平成14年度でモニター事業を実施いたしております。その結果につきましては、後日、新聞等で拝見をいたしましたが、その後買い物袋持参運動としての取り組みが見えないわけでありますが、現在どのようになっているのか、まず最初にお伺いをいたします。一般家庭から排出をされますごみの減量については、家庭に将来ごみとなる材質を持ち込まないことであり、毎日の買い物の際に渡されるレジ袋や商品包装のための発泡トレー等は目に見え、一人一人の協力で即実現可能なごみ減量対策としてモニター事業が行われたものと考えます。問題は、この事業が一過性のものではなく、先ほど申し上げました住民との協働のまちづくりの一つとして、買い物の際には当たり前のように、マイバッグを持参するということにならなければいけないと考えております。そこで、ごみの減量化により行政コストの低減につながるということのみではなく、行政と消費者である町民、そして大型量販店等のお店が三者三方得となるような取り組みを進めることによって、その効果が上がるものと考えます。具体的には、マイバッグ等の普及により、行政はその処理コストが低減をされます。量販店等の店ではレジ袋購入の経費が削減をされます。そこで、一番大事なマイバッグを使用していただく消費者である町民のメリットであります。そこで、レジ袋購入の経費が削減されるお店の協力をいただき、削減されたレジ袋購入のための費用の一部を消費者に還元する等の方法により、より一層買い物袋持参運動によるごみの減量化が継続的に、しかも効率的になるものと考えますが、今後どのように取り組まれるのか、町長のお考えをお伺いいたしたいと思うのであります。以上、最初の質問とさせていただきます。

答弁 町長

6番、佐藤議員の質問にお答えをいたします。1点目の町民との協働によるまちづくりについてのうち、まず、近年、町村の財政状況の悪化から行政のあらゆる分野で町民との協働の重要性が言われており、本年度の町政執行方針でも示されておりますが、町は今後、当面どのような分野で町民との協働を進め、または期待をするのかというお尋ねでありますが、厚岸町では、これまで産業団体などの公益的団体や自治会などの地縁による団体と密接な連携を図りながら町政を進めてまいりました。また、計画策定や政策立案段階では、有識者による審議会や委員会など、諮問という手法により町民の意見が行政に広く反映されるよう努めてきたところであります。しかし、近年、社会経済情勢の変化により生活様式や価値観が多様化する中で、本町も例外ではなく、経済活動の停滞と雇用の場の減少、急速な少子・高齢社会の到来などの情勢変化に伴い、行政課題や町民ニーズも多様化、複雑化する一方であります。さらに町財政は、国と地方の財源調整の見直しを初めとする地方交付税の大幅な減額により危機的状況に陥り、町民要望を行政がコントロールするやり方では対応し切れない状況になっており、制度や仕組みの見直しを迫られております。私が提唱して実現した厚岸町経営改革推進委員会は、町民みずからの意思による参画で、民間の経営感覚や町民の立場から行政運営を検証し、改革の提言等をいただいており、行政内部では長年の慣習から問題意識を持たない課題も浮かび上がるなど、就任以来言い続けております職員の意識改革にもつながっております。こうした取り組みは、協働の関係の第一歩ということもできますが、従来の住民参加という概念と明確に区別しているわけではありません。協働の関係というのは、その課題解決に責任を持つ主体が、行政も含めて複雑で複数あり、合意の上で一つの意思決定をしていく、意思決定の実現に向かってみんなが協力し、仕事や機能を分担していく、やれることは自分で責任を持ってやっていく、そして全体として統一されたものにしていく、こういった手法が本当の意味での協働だと考えております。当面、中心市街地の活性化という課題を実現するために、商店街、消費者、生活者、行政という主体に、調整役あるいは将来の運営団体を展望した新たな団体も加えて、協働の関係を構築したいと考えているところであります。次に、協働のパートナーとしての自治会の役割は今後非常に重要だと思われるが、住民自治が機能する自治会活動のあり方と行政のかかわり方はというご質問についてであります。協働のまちづくりを進める上で、ご質問にありますように、自治会の役割に期待するところが大きいわけでありますが、現在の自治会と行政の関係は、自治会は地域課題の実現を行政に要望し、行政は予算や種々の条件でコントロールしながら決定するという、従来型の住民参加の手法が一般的であります。しかし、一部ではありますが、町の地域防災計画に響応して災害弱者の避難誘導体制を自主的に検討するなどの取り組みも見られ、自治会と行政の協働の関係に発展させることのできる分野としてヒントを与えてくれております。これを町内全体の取り組みとして協働の関係に高めるためには、双方に意識改革が求められますし、実効の上がる仕組みも検討されなければなりません。この仕組みについては、今のところどの自治体も試行錯誤の段階にありますが、できるところから自治会と協働の関係を育てる努力をしてまいりたいと考えております。次に、厚岸町では町民との協働によるまちづくりを進めていく上で、本年または今後どのように取り組んでいくのかというご質問ですが、協働の関係を構築するための仕組みや方法はさまざまであり、画一的なものは存在しません。中心市街地活性化の取り組みで協働の関係を築きたいということは、前段でも申し上げましたが、そのほかの取り組みも進んでおります。今、町民の手づくりで花火大会を復活させようという動きがあります。今までの花火大会は、圧倒的多くの町民は見物するだけで、行政が事前準備、当日の運営の中心を担っていたわけですが、仮に町民手づくりの花火大会が実現すれば、その主体は町民になります。種々の手続や関係機関との交渉は行政の支援も必要となりますので、もう一つの主体として加わることで協働の関係が成立することになります。このように、行政課題や地域課題の解決に当たり、常に協働の関係によるまちづくりを意識し、実際の経験を積み重ねる中で優れた仕組みも生まれてくるものと考えております。協働の関係というのは、地方自治体の意思決定のあり方、あるいは事務事業の遂行のあり方として、今後広く取り入れていく必要がありますので、その仕組みづくりの研究を重ねるとともに、町民にもまちづくりシンポジウムなどで協働のまちづくりを考えていただく機会を提供するなどしてまいりたいと考えているところであります。2点目の義務教育課程における不登校対策については、教育長より答弁があります。3点目の買い物袋、マイバッグ持参運動によるごみ減量化作戦についてのうち、まず、町は昨年マイバッグの普及を図るためモニター事業を実施したが、その後の取り組みはどのようになっているのかとのことですが、私たちを取り巻く環境問題は、ごく身近なものから地球規模に及ぶまでさまざまであり、私たちの日常生活や事業活動に深くかかわっています。このような問題に対処するためには、私たちの大量消費や大量破棄というライフスタイルを環境重視型に変えていく必要があり、そのためには、私たち一人一人の環境保全のための努力と個人の自覚が必要不可欠であります。このような認識のもと、身近なところから環境保全に取り組むための普及啓発事業の一つとして、平成14年度に買い物時にマイエコバッグを持参することでレジ袋や紙袋の受け取りを減らし、レジ袋が減ることによるごみ減量の啓発にもつなげるというマイエコバッグモニター事業を実施しました。この内容は、町内の 150世帯にマイエコバッグとして大小2種類の買い物袋を配付し、実際に使用していただいてアンケートにお答えいただくというものでした。結果として 127世帯からアンケートの回答をいただきましたが、このうちモニター事業の以前から買い物の際に、いつもまたは時々買い物袋を持参していたと回答された世帯が46世帯あり、これはアンケート回答者全体の約36%に当たります。そして、モニター事業でマイエコバッグが配付された後、これを毎回または時々利用したと回答された世帯が93世帯となっており、これは全体の約73%に当たります。このことからモニター事業参加世帯においては、マイエコバッグの配付により毎回または時々買い物袋を持参する世帯の割合が36%から73%と、およそ2倍になったと考えますと、マイエコバッグの配付は、消費者の方々に買い物袋を持参していただくための動機づけ、きっかけづくりとしては有効であったと判断しております。しかしながら、 127世帯中34世帯、全体の約27%は、配付されたマイエコバッグを余りまたは全く使用しなかったとも回答をいただいておりますが、今回このモニター事業に参加いただいた世帯は、公募に応募いただいた世帯と消費者協会の会員で、ごみの減量や省資源化などの環境問題について比較的関心のある方が多数を占めるものと考えられ、このような方々にあっても27%、4分の1以上がマイエコバッグを使用しなかったという結果になりました。マイエコバッグを使用した方々からは、レジ袋より丈夫である、レジかごから袋に入れる手間が省けた、収納力があって使いやすい、自動車を利用した買い物にはいいが、歩いて運ぶには大変だなどの意見が寄せられましたが、使用しなかった方々からは、マイエコバッグを持参するのが面倒だった、色、形が気に入らなかった、レジ袋を家庭でのごみ袋として使用しているなどの意見が寄せられました。また、販売店40店にもアンケート調査をさせていただき、回答は15店でしたが、うち14店が、消費者がマイエコバッグを使用することを歓迎すると答えていますし、過剰な包装を簡素化できるという意見もいただいています。この調査から見えてくるのは、マイエコバッグを使用することが消費者や販売店、いずれからもおおむね歓迎されているということです。したがいまして、レジ袋を減らし、ごみの減量化を進めるため、マイエコバッグに限らず家庭にある買い物袋の持参を一層促進し、環境問題に関する意識の普及啓発に加え、消費者の方々や販売店側にとって直接的な還元や利点があるような仕組みが必要であり、現在、釧路市では消費者協会、標茶町では商工会の事業として行われていますので、その仕組みなどについて情報を集めているところでありますが、それらの情報をもとにマイエコバッグの普及方法などについて方策を検討したいと考えております。次に、ごみ減量化の効果を上げるため、行政、消費者である町民、量販店等のお店が三者三方得となるような対策が考えられないかとのことですが、消費者の方々にとって直接的な還元ということで、大手のスーパーなどでは、買い物の際にレジ袋の受け取りを辞退した方にスタンプなどによりポイントを発行し、それを集めると一定額の返金を行うというサービスを実施しているところがあります。このようなサービスは、消費者にとっては返金という形で直接的に還元され、販売店側にとってもレジ袋の購入経費の節減や環境に配慮した経営を消費者に印象づけることによるイメージアップの効果があり、ごみの減量や省資源化という環境問題に取り組む行政にとっても利点となるものです。このようなサービスにつきましては、既に町内の一部量販店でも実施されているところですが、より大きな効果を上げるためには、さらに多くの販売店で同様な取り組みが行われることが必要で、町全体で共通する制度をつくることなどが有効と考えられます。しかし、実際にこのような取り組みを実施するには、まずだれが実施主体となり、どのように経費を負担するか、そしてこの制度でどれくらいのごみの減量や省資源化が図られるかなど、さらに整理検討しなければならない問題も多く残されております。このようなことから、消費者にあっては直接還元、販売店にあっては経費の節減、行政にあってはごみの減量という三者三方得となるような制度の導入可能性について、消費者の方々に加え販売店の方々とも十分に協議しながら検討してまいりたいと考えております。私からは以上でございます。

答弁 教育長(教育長は2004年9月まで)

私からは質問事項2番目、義務教育課程における不登校対策についてお答えいたします。不登校児童・生徒数は増加の一途をたどり、平成13年度、全国で過去最多の約14万人となり、大変憂慮される事態となっております。本町におきましては、平成14年度不登校児童・生徒が8名を数え、大きな教育課題の一つとなっております。不登校の対応でございますが、該当する学校におきましては、不登校児童・生徒の家庭訪問等を通して生活や学習の状況を把握し、本人や保護者が必要としている支援に力を入れております。また、教育委員会といたしましても心の教室相談員やスクールカウンセラーを学校に配置し、児童・生徒のカウンセリングや教職員、保護者への専門的助言、援助に当たってまいりました。その結果、不登校児童・生徒8名のうち2名が登校できるようになっております。今年度におきましては、現在、不登校児童・生徒が4名、不登校になるおそれがある生徒が2名という状況にございます。教育委員会といたしましては、今後とも校長のリーダーシップのもと教頭、学級担任、生徒指導主事、教務主任、学年主任、養護教諭、スクールカウンセラー、心の教室相談員等の連携を密にして、一致協力して対応に当たってまいります。また、青少年育成センター及び指導室の相談業務を充実させるとともに、学校訪問等を通して各学校に対し支援を図ってまいりたいと考えております。次に、教育委員会が学校の余裕教室等において不登校児童・生徒の学校生活への復帰を支援する適応指導教室、いわゆる青空教室の設置についてでございますが、釧路管内におきましては釧路市に設置されており、昨年度は不登校児童・生徒数約105 名中16名が通級し、相当の効果を上げております。本町におきましては、現在4名の児童・生徒や保護者の実態を考えますと、仮に適応指導教室を設置いたしましても通級できる可能性は低く、現状では設置の検討はいたしておりません。また、フリースクールにつきましては、民間が運営する教室でございますが、協力いただける方を得られ、不登校児童・生徒がそこに通える状況にある場合には、積極的に対応してまいりたいというふうに考えております。不登校の問題は、何よりも未然防止が大切であると考えます。児童・生徒が不登校にならないように、発達段階に応じたきめ細かな配慮を行うなど、魅力ある、よりよい学校づくりに一層力を入れてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。以上でございます。

質問 6番

最初の町民との協働によるまちづくりということでありますけれども、先ほど1回目の質問で、隣の管内の標津町の協働によるまちづくりの一つの例ということで、5月に新聞に出ましたのでご承知と思いますけれども、実はその前の1月に、私もたった1人のおばが標津に住んでおりまして、1月に旦那に先立たれまして、70過ぎたものですから町内会のお世話になってすべて終わらせまして、大変お世話になったものですから、その町内会の会長さんにお礼に参りました。それで、私もたった1人のおばでありますし、本人も大きな病気をしている関係から、何とか私の目の届く範囲に連れてきたいなということでお話をしていたわけでありますけれども、その際に、ごあいさつに行ったその町内会長さんが、私がいろいろ申し上げる前に、実はということで、町内会長さんがこんなお話をいたしました。年齢が70を超えまして町営住宅にひとり暮らしだということで、これから何かと大変だろうということで、私ども厚岸に住んでいるものですからそんな気遣いもあってか、その町内会長さんは、町内会の活動についていろいろお話をいただきました。私は厚岸に連れてきたいという気持ちもあったものですから、どういうお話をされるのかなということでお聞きをしておりました。私が先ほど申し上げましたとおり、例えば冬になりますと1人で除雪ができません。私どもの自治会はきちっと除雪をする体制に町内会でなっております。それから月に1回、実は病院に通っているわけでありますけれども、当然、予約で翌月の病院の診療日程というのはわかるわけでありますから、そのことも事前に町内会にご連絡をいただければ、役場を定年になった方もいるし、あるいはそれ以外の方でも年金で健康で生活している自治会の役員や会員の方もいる、そんなことで釧路の病院にもきちっとお連れを申し上げますと。そんなこんなで何とかこれからも標津町に住んでいただきたいと、そんなお話を、町長もなかなか行ったことないと思いますけれども、その標津の私のおばが住んでいる町内会長さんが私に話されました。それも行政が、先ほど言ったように、押しつけてそういうことをしなさいということで、恐らく取り組んだことではないのではないのかなと、これもやはりみずからの意思で活動するという自治会の町民の気持ちが、そういうふうにさせるわけでありますから、行政と町民が共通した認識が持てるように、あらゆる機会を通じて行政情報を出していく、あるいはまちづくり懇談会等で行政の課題や、それから自治会や住民や町民にこれはやっていただきたいとかというものを、やはりきちっと話を申し上げて理解をいただくということではないのかなというふうに思います。したがって、その標津町の現状というものを、例えば人口が年々減少するだとか、そういう標津町の現状というものを町民自身が認識した上での、やはりそういう活動、行動ではないのかなというふうに、その町内会長さんのお話を聞いて帰ってきて、ここまで出た、連れてすぐ厚岸に戻りたいなんていう言葉が引っ込んでしまいまして、ちょっと健康の状況を見ながらということで、そのお話を聞いたところであります。そんなことで、例えばそのこと一つ例にとって申し上げれば、そういうことのいろんな積み重ねが、やはり町長の言う、財政の問題ばかりでなくて、協働のまちづくりというものが、広がっていくのではないのかなと、そういう取り組みといいますか、計画といいますか、そういうものをぜひとも進めていただきたいというふうに思います。したがって、これ全国的に見るといろんな何かそういう部分があるんですね。例えば東京の荒川の住民レスキュー隊というのは、荒川区で90隊ぐらい編成されておりまして、向こう三軒両隣、災害があったら、いないところは子供、老人をその地域住民がおんぶして避難をするんだそうです。荒川区でおんぶ作戦と、こう言っているんだそうですね。これもやはり一つの例ではないのかなと。それから、先ほど町長が言いました災害ボランティアの関係なんかも、静岡なんかでも災害が起きたときに行政の機関が駆けつけるというのはやはり時間がかかる、そんなことで向こう三軒、先ほどの両隣の話ではありませんけれども、そこに住んでいる住民が一番早いということで、そういうボランティアの活動もあるようでございます。そんなことで、先ほど申し上げましたとおり、そういう一つ一つの積み重ねで、やはり協働のまちづくりというのが成っていくとすれば、やはりきちっとそういう共通した認識、住民も行政も共通した認識で、厚岸町の現状をきちっと考えた中で行動する、住民も活動していけるような取り組みをぜひひとつしていただきたい。私どもも町民の一人として、そういう心がけで活動していきたいなというふうに思っているところでございます。それから、義務教育の不登校の関係でありますけれども、厚岸町で8人が多いか少ないかということよりも、いるという現実が大変だろうと。これは、単に学校に行かない、行けないという子供自身の問題ばかりでなくて、親御さんやその学校の教育の関係者も含めて、この問題は大変重要な問題ではないのかなというふうに思います。また、さまざまな理由からそういう現実になっているということを考えれば、これがという解決策というか、それをなかなか見つけ出すのも大変でしょうし、対応もこれだというものもないかもしれませんけれども、しかし、実際、現実的に不登校がいるとすれば、きちっと関係者が知恵を出し合って、やはりできれば学校に戻っていただいて、教育を受けるということが一番いいんだろうというふうに思います。また、学校に戻してしまえばそれで問題が解決したかというと、必ずしもそうではないと。学校に戻ってしまうと、35分の1か2の中で、その生徒だけにかかり切っていけないという、また通常の授業の体制に戻って、本当にその不登校から登校児に変わった生徒だけに目を行くことができるかというと、必ずしもそうならないということで、これもまたなかなか難しい問題ではないのかなというふうに思います。だとすれば、現実に学校が家庭訪問をした中で、例えば今は現状では家庭教育の中で、学校に行かないわけですから自宅で学習をするとか何とかということだろうと思いますけれども、これも親御さんが1日中家にいる家庭であればいいでしょうけれども、子供だけが1人ぽつんと残るような家庭の状況の中ではそれもないでしょうから、そんなことも含めると、これからは、先ほども教育長答弁ありましたとおり、青空教室といっても、例えば学校の門を見るともう拒否してしまうというか、ただ学校に行きたくないというより行こうと思って学校に行くんだけれども、門を見てしまうと、もう拒否反応というか、そういう生徒もいるというふうにお聞きします。やはり今のいろんな状況を考えると、民間であれ、そういう意欲を持ってやっていただけるフリースクールのようなものも、いろんな支援策もあるでしょうけれども、そういうものもきちっと、現実の問題として不登校がいるということを認知をした中で、支援できる体制といいますか、将来的にそういうものも考え方として必要になってくるのではないのかなと思います。必ずしも学校だけで教育するんだということであれば、そういうところに目が行かないかもしれませんけれども、先ほどの教育長の答弁では、学校だけというふうな考え方ではないようですから、ぜひひとつ学校に行かない、あるいは行けないという子供たちのために、厚岸町独自のきちっとした対策というものをぜひお願いしたいなと、そんなふうに思います。それから、買い物袋の持参運動の関係ですけれども、先ほど最後に町長が言いました、ある店でその買い物袋持参運動にポイントをあれして、そして最終的に返金をするという、そこのたしかポスフールさんだと思いますけれども、今年に入ってからだと思いますけれども、私もポスターで見ました。これは特に、先ほども何か時間がかかるとか、経費をどう負担するとか、事業主体がどうだとかという答弁をされましたけれども、これはそういうことでなくて取り組めるのではないでしょうか。ですから、今やられているお店以外の量販店に担当者がいるわけですから、行ってお願いをするといいますか、協力をいただくといいますか、そういうことで私はできることだと思います。そのことによって減量される量がどうだとかこうだとかというのは、私は、そこまで行くと何か、早急に取り組まないような観念論のように聞こえてならないんですけれども、これは特別、今、私が申し上げたことでいけば、事業主体がどうだとか経費がどうだとかということでなくて、取り組める運動になるのではないかなというふうに思いますけれども、その点、改めてご答弁をいただければ幸いだなというふうに思います。

答弁 町長

私からは協働のまちづくりについてお答えをさせていただきます。マイエコバッグにつきましては、担当課長から答弁をいたします。私が町長になりましてから、早いもので2年になろうといたしております。その中で、現下の厚岸町のまちづくりのあり方、皆様方にも議会において私が主張いたしておりますが、やはり21世紀のより豊かな個性あるまちづくりをするのには、協働のまちづくりをしなければならないと、そういう考えで私は今日まで行政を推進してきたつもりでおります。先ほど、標津町の町内会の会長さんのお話、さらには多くの事例の説明がございました。私も厚岸町、先ほど答弁いたしましたけれども、長年の懸案事項でありました湖南地区、松葉町通りの活性化の問題、これは10年有余ぐらいたっておるわけであります。しかしながら、今日になってその事業が法律等の関係においてなかなか進まないという中で、地域の若い方々は、どうしたらいいだろうかという中で、やはり地域に住む人方、特に若い方々が地元の松葉町の活性化はどうあるべきかということで、いろいろと議論を進めておったようであります。その中で、みずからのまちづくりはみずからの力でやっていこうと、そして、できないことについては行政に支援なり応援をいただこうというような新しい地域の活性化に対する形態ができたわけであります。私は、このような方法も一つの協働のあらわれであると喜んでおります。さらにはまた、花火大会におきましても、厚岸町は港祭りの一つの行事として花火大会が2年前までは行われておったわけであります。しかしながら、つい現在になりましてから、やはり厚岸町にも花火大会が欲しいなという町民の声が高まっておるわけであります。そういう中で、町民の手による花火大会を進めようということで、今準備が進められているようであります。これも一つの協働のまちづくりであると思っておるわけであります。さらにはまた、標津町の除雪の問題がございました。私が当選をいたしまして、やはり除雪においても歩道を除雪することも考えなければならないということで、予算を含めて歩道の除雪を進めた経緯もございます。今年の冬期間においては、それは予算上において若干進めることができなかったわけでありますが、しかしながら、そういう中で、特に商店街の方々は、冬期間の除雪については町の行う除雪時期と合わせて、やはり自分の前なり商店街を地域住民が総出で協力しながら除雪対策をしようというお話も出ております。これも一つの協働のまちづくりと思っておるわけでございまして、私といたしましては、そういう今日の状況があるということは、実はこの協働のまちづくりを進めるということは、まず大事なことは町職員の意識改革でございます。そういう意味で協働に向けての町職員の意識改革というものも進めてみたわけでもございます。さらにはまた、当然、町民に対する意識改革も重要であります。地域懇談会、15カ所で行っておりますが、その場所においても今日の厚岸町の財政事情を説明しながら、町民と協働のまちづくりをいたしたいということを強く訴えをいたしてきておるわけでもございます。そういう意味において、私といたしましては、町民と行政とが対等の立場で責任を共有しながら目標の達成に向けて連携するまちづくり、すなわち協働のまちづくりというものをなお一層進めてまいりたい、かように考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。

答弁 教育長(教育長は2004年9月まで)

私の方からは不登校の問題についてお話しさせていただきます。先ほど佐藤議員の方からもございましたように、それぞれ理由が違って学校に登校できないという状況にあるというふうに考えております。教育委員会といたしましては、先ほどお話ありましたとおり、学校以外のところへの通学、あるいは通学区域外への転校を個々勧めることもございます。いろいろな形で子供たちが、どんな形でも現状を打破できるように力添えをしていきたいというふうな姿勢で今までも対応してまいりましたし、これからの問題につきましても、それぞれの子供たちがどういうふうな状況なのか、学校以外なら来れるのか、あるいは学校でも違う学校なら行けるのか、いろいろの場合を、それぞれ学校と協議する中で取り組んでいきたいというふうに思います。例えば、先ほど申したとおり、釧路市の場合でも 150名中16名、約10%程度の子供がその適応教室に通える。これは、先ほど言ったように、その子供たちにしてみると違う学校でも通えるという子供だろうと思うんですね。中にはやはり校門自体見るともうお腹が痛いという子供も実際いらっしゃいますので、そこら辺はそれぞれの個々の対応の中から探していくしかないのかなというふうに思いますし、その中で、先ほど申したとおり、フリースクール等について可能性があれば教育委員会としても積極的に対応してまいりたいと、かように考えております。

質問 6番

すみません。買い物袋、余り細かく親切に説明するものですから、本当は立つ予定はなかったんですが、課長、よく何かあれすると、みんながたくさん集まってできるような形とすぐ言うんだけれども、それではいつになるかわからないんだわ。だから、小さい店もたくさんあるけれども、量販店と言われる店を何軒かやると全体のもう何割にも占めるわけでしょう、極端に言うと。だからその店ぐらいは行ってできるでしょう、経費だとか何だとかではなくても。もし全部声かけて、どうしてこうして、何がどうだというんだったら、じゃいつやって、いつごろまでそれをやりますか。量販店がそうやって、そして町民の皆さんがマイバッグを持ってそれ以外の店に行けば、そうしたらそういったことが店にもわかっていくでしょう。そうすると広がっていくんではないですか。1軒だから3軒だから、全体になるまでできないと言ったら、いつまでかかるかわからないでしょう。だから、量販店でやったら全体で出るもう8割も7割も占めるんじゃないですか。それは、すぐやれると思うんだわ。そうしてください、本当に。だから、全体として広げることも将来的にそうだけれども、今、量販店が何店かあるわけでしょう。そこに行くのは、別に組織がどうだとか経費がどうだとかということではなくて、個々に協力していただけるんではないですか。私はそう思います。私も当たってますけれどもね。それでお願いしたいと思います。

出典:厚岸町議会 平成15年第2回定例会 2003年6月23日 議事録 PDF(67ページ) 間違いを知らせる