みんなの議会

厚岸町議会 平成15年第2回定例会 2003年6月23日

(1)カキ生産について/(2)北洋鮭鱒の出漁状況について/(3)健康増進法の施行と町の対応について/(4)新型肺炎SARSについて

2003年6月23日、厚岸町議会の一般質問で、室﨑正之議員が「カキ生産について」「北洋鮭鱒の出漁状況について」「健康増進法の施行と町の対応について」「新型肺炎SARSについて」について質問し、町長、教育長、水産課長が答弁しました。

質問者
室﨑正之 議員
答弁者
町長、教育長、水産課長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 1番

さきに提出いたしました一般質問通告書によりましてご質問申し上げます。まず、1件目はカキ生産についてでございます。本年、カキのへい死が大変多いと聞いております。現在どのような状況になっているのか、現況把握を含めて、また町はどのような対応をとっているのか、そして今後どのように進めていくのかをお聞きいたします。次に、トレーサビリティという言葉が今、非常に言われております。生産履歴情報の開示というふうに言われておりますが、この要請は年々強まっている流れの中にあると思いますので、そういう現状をどのようにとらえているか、また町としてこのような流れに対してどのように対応するのかということについてお聞かせをいただきたい。次に、北洋鮭鱒の出漁状況についてであります。今年は、非常にロシアとの交渉に難航いたしまして、もしかしたら出ないのではないかというようなことで、皆、息をひそめて注目しているという状況でありました。今年の北洋鮭鱒の出漁状況と今後の見通しについて、どのようにお考えかお聞かせをいただきたい。また、この北洋鮭鱒というものが厚岸町の経済にどのような影響を与えているか、これについてもその影響についてどのように見積もっていらっしゃるか、お聞かせをいただきたいわけです。3番目として、今年の5月1日から健康増進法が施行されました。この健康増進法の施行と、それに対する町の対応についてお聞ききいたします。まず第1に、健康増進法の概要であります。これについて簡単に説明をいただきたい。次に、健康増進法の施行に伴いまして、国は喫煙に関するガイドラインというものを出しております。厚岸町の健康に関する基本施策として打ち出しました 「み、んなすこやか厚岸21 、その中でたばこ、これについては重点目標に掲げておりま」す。その厚岸町は、これを受けてどのような施策を展開なさるのかご説明をいただきたい。3番目として、公共施設、特に学校、病院といったところで敷地内禁煙というふうにするところが多くなってきていますが、厚岸町ではどのような対応を行っていくお考えか、また現在どのように対応しているかお聞かせをいただきたい。また、この喫煙行動のときには、必ず非常に大きな要点とされますものに、未成年者、児童・生徒の喫煙行動、それと妊産婦の喫煙行動、これは非常に問題があるというふうに言われておりますが、これに対して町の対応、それをお聞かせいただきたいわけであります。4番目としまして、新型肺炎、重症急性呼吸器症候群、SARSというものが現在、世界的に流行をしております。現在、WHOの発表によりますと、多少峠を越えたのではないかというような報道もございますが、このSARSの予防等、この病気について町民にきちんとした知識を持ってもらうことは、非常に大事であると思います。甘く見てもいけないし、過度にパニックになってもいけないということだと思うのですが、そのような意味で、厚岸町は住民に対してどのような働きかけを行っていくのか、これについてお答えをいただきたい。2番目として、万が一、これは本当に万が一の仮定なんですが、SARS患者が町内で発生した場合、町内のどの機関がどの機関と連携をとりながらどのように対応するのか、これについても具体的にご説明をいただきたい。また、同じことの繰り返しになるような質問で申しわけありませんが、これが町内ではなくて近隣町村管内で、このようなものが起きたときにどのように対応するのか、これを含めてお聞かせをいただきたい。以上であります。よろしくお願いをいたします。

答弁 町長

1番、室﨑議員のご質問にお答えをいたします。1点目のカキ生産についてのうち1つ目のカキのへい死が大変多いと聞く、現在どのような状態になっているのか、状況把握を含めて町はどのような対応をとっているのか、また、今後どのように進めていくのかとのお尋ねでありますが、カキ養殖漁業者への聞き取りを行ったところでは、今年越冬したカキのうち、カキの管理方法、稚貝の保有数、また場所によって生残率が大きく変わっておりますが、湖内、湾内含めてカキの生残率が例年に比べて低かったようであります。へい死は年数の経過したカキに多く見られ、また海面に近いカキほど被害を受けており、シングルシードや宮城県産の種ガキ養殖も同様の状況であります。毎年同じ場所で越冬させ、高い生残率だったカキも、今年はへい死が顕著にあらわれ、湖内、湾内含めて生残率が30%から50%のところもあり、極端な例では生残率が10%の漁業者もあると聞いております。へい死率は例年でありますと10%以下から多くても20%程度だったことから、今年のへい死率の高さを表しております。一般的に厚岸湖内でも水深の浅いところほど生残率の低さが目立ち、逆に深いところは1割から2割程度の被害ということで、それほどの被害がなかったということであります。聞き取りでは、今年に限らず近年は、カキの越冬における生残率が低くなってきている状況にありまして、特にここ数年、夏場の天候が安定しない、いわゆる冷夏の年が続いておりまして、厚岸湖は水深が浅い場所ほど天候に左右されやすい環境にあります。また、シングルシードカキにつきましては、厚岸漁協指導部、カキセンター、釧路地区水産技術普及指導所の3者で昨年5月から行っておりますシングルシード養殖試験調査によりますと、本年4月15日時点では、湖内4カ所、湾内2カ所、計6カ所の生残率が93.3%という結果も出ております。場所的な要素やかごの密度などによっても、生残率が大きく変わってくるのではないかと考えます。以上のことから、今年のカキのへい死が目立った原因の一つとして考えられますのが、昨年の夏から秋にかけて低水温にあったことから産卵が十分に終わらない状態、あるいは産卵しても身が十分に回復しないうちに冬を迎え、身入り不足や卵が残った状態での活力低下により越冬できなかったのではないかと考えられます。特に今年は、湖内に厚く氷が張り詰める厳しい冬であり、体力が弱った状態では耐えられなかったのではないかと考えられます。いずれにしろ、へい死の要因につきましては、さまざまな条件が重なり合ってのものと考えられ、対策といたしましては、自然相手で難しいところでありますが、漁業関係者で組織しておりますシングルシード養殖協議会という組織がありますが、そこでの意見としても、越冬できるカキの生残率を高めるには、産卵期に卵をいかに抜けさせるかが、カキ養殖のかぎを握っているということでありまして、これらの情報をすべてのカキ養殖事業者に参考意見として提供していくことも一つの方法と考えておりまして、漁協を通じ釧路地区水産技術普及指導所の協力を得ながら進めてまいりたいと考えております。次に、トレーサビリティの要請は年々高まってくると思われるが、現状どのようにとらえているか、また町としてこの流れにどのように対処するかとのお尋ねでありますが、BSE、牛海綿脳症の発生や食品の偽装表示問題などを契機として、食べ物がいつどのようにつくられたのか、生鮮食品の生産者やそれを原料とする食品メーカーが、生産から販売にかかわるさまざまな情報を開示し、販売店や消費者がそれらの情報をさかのぼってたどることができる仕組み、いわゆるトレーサビリティの要請が高まっており、この動きは今後ますます強まってくるものと考えます。BSE問題に限らず食中毒など食品事故の際に、発生源や流通ルートの特定、製品回収や消費者の注意喚起など、問題発生時の素早い対応と迅速な原因究明に活用できるため、農林水産省では消費者保護政策の一つとして整備を急いでおり、国産牛肉については、トレーサビリティを制度化する法律が今年11月公布されております。北海道でも今年3月に策定した道産食品の安全・安心フードシステム行動計画の中で、まず、牛肉のトレーサビリティシステムについて今年度から生産情報のデータベース化や情報公開システムの整備に取り組むこととしており、牛肉以外の品目、米や野菜、水産物についてもシステム導入のための検討を進めることとしております。また、肉や米、野菜などの生産者、スーパーや生協などの小売業の間では、既に消費者の信頼を確保する手段として導入が広まっており、カキに関しても韓国産カキの偽装表示事件があった宮城県で一部導入が始まっております。特産のカキを初め漁業と酪農を基幹産業とし、道内有数の食料供給基地である厚岸町においても、生産物の品質と安全を高めると同時に、安全で安心な厚岸ブランドを確立するためにも、食べ物がいつ、どのようにつくられたのかを明らかにするトレーサビリティは大変重要と考えておりますが、この仕組みづくりには、生産者や流通事業者の主体的取り組みが不可欠であり、町としてどう対応すべきか、またどのようなことができるのか、国内の動向、国や道の方針に注視し、検討してまいりたいと思います。次に、2点目の北洋サケ・マスの出漁状況についてのお尋ねのうち、1つ目の今年の出漁状況と今後の見通しについてのお尋ねでありますが、ロシア 200海里内サケ・マス漁の操業条件をめぐるロシア国家漁業委員会と民間交渉が難航を極めましたが、6月3日妥結し、約1カ月おくれでの出漁となりました。一時は、お話ございましたとおり、出漁断念との報道があった中での出漁であり、最悪の事態は回避できたものの、昨年より厳しい操業条件や出漁のおくれに伴う影響、さらに来年以降の出漁についても不透明なだけに、今回の交渉地域に大きな不安を与えたところであります。今年の厚岸町における出漁状況でありますが、中型船団体で組織されます全国鮭鱒流網漁業組合連合会、通称、全鮭連からは、所属する3隻のうち2隻であります。さらに小型船団体で組織されます北海道鮭鱒漁業部会連合会、通称、道鮭連からは所属する5隻すべてが出漁しており、合わせますと7隻となります。参考までに、昨年は全鮭連からは所属する3隻が出漁し、道鮭連からは所属する5隻のほか外来船の2隻を含めて7隻が出漁し、合計10隻が出漁しております。今後の見通しについてのお尋ねでありますが、ロシア 200海里内サケ・マス漁の操業条件をめぐるロシア国家漁業委員会と日本の北洋サケ・マス関係4団体の統一交渉団との民間交渉は、例年4月中旬から開始され、交渉の推移を見守ることになりますが、新聞報道によりますと、今回の交渉では日本の北洋サケ・マス関係4団体の主張が統一せず、交渉が難航し長引いた要因の一つとなったとのことであります。 200海里以降、旧ソ連の崩壊を経て、ロシア側は自国の漁業を優先し、年々入漁料を引き上げるとともに、値段の高いベニザケ枠も削減してきており、日本側とロシア側との交渉は、さらに困難を増すものと考えております。厚岸町の主要な1次産業であります水産業のほか関連業界への影響を考えますと、厚岸町の経済が今後の動向いかんによっては一層厳しい状況になることが予想されますので、町といたしましても交渉の行方を注視してまいりたいと考えております。次に、北洋サケ・マスと、その町経済に与える影響についてのお尋ねでありますが、厚岸町の経済は、沖合及び沿岸の漁業生産をベースに食品製造業、運輸輸送業、小売販売業など、すそ野の広い関連産業を抱えた水産業に依存するところが大きく、特にサケ・マス漁はサンマ漁と一体となった重要な漁業であり、操業の縮減は町経済に大きな影響を与えることになります。今年の北洋サケ・マス漁は、先に述べましたが、一時は出漁さえ危ぶまれたものの、厚岸からは最終的に中型2隻、小型5隻の計7隻が出漁し、昨年に比べ中型1隻、小型2隻の計3隻減となりました。厚岸漁協の今年度の事業計画によりますと、1隻当たりの平均水揚げ額は、中型で約1億 2,000万円、小型で約 5,500万円であり、隻数減による水揚げの減少額は約2億 3,000万円と推定され、市場の取扱手数料5% 1,150万円が加わり、2億 4,150万円の減少と推定されます。また、水産加工業や運輸業など町内関連産業の経済的損失は、金融機関の調査では、水産統計が公表されている平成13年と比較し9億 3,800万円になると推定されております。これは、漁業者や水産加工業の操業実績をもとに出漁隻数の減少などによる漁獲数の減少から、加工原料の不足や中型船、小型船の漁網、漁箱、燃料費などの需要の落ち込み、従業員や乗組員の収入の減少などを試算したもので、水産加工業で7億 3,940万円、運輸、石油販売、製函業でそれぞれ 1,000万円から3,000 万円の損失となり、企業や船主の減収により従業員や乗組員の収入は 7,460万円の減少となると見積もっています。水揚げ高の減少分と合わせた町経済への影響額は、おおむね11億 8,000万円に上るものと思われます。続いて、健康増進法の施行と町の対応についてお答えいたします。まず、1点目の健康増進法の概要についてでありますが、我が国における高齢化の進展や疾病構造の変化に伴い国民の健康増進の重要性が増大しており、健康づくりや疾病予防を積極的に推進するための環境整備が要請されていることから、健康増進の総合的な推進に関し基本的な事項を定めるとともに、国民の健康の増進を図るための措置を講ずることとしたものであります。基本的な考え方として、国民はみずからの健康増進に努め、国、地方自治体、健康増進事業実施者等の関係者が相互連携して、国民の努力を支援する国民主役の法律となっております。また、厚生労働大臣の定める国民の健康増進の総合的な推進を図るための基本方針は、21世紀における国民健康づくり運動、いわゆる健康日本21の内容を踏まえたもので、健康審査等による疾病の早期発見、早期治療の2次予防や、疾病が発症した後、必要な治療を受け、機能の維持及び回復を図る3次予防にとどまらず、生活習慣を改善して健康を増進し、生活習慣病の発病を予防する1次予防に重点を置いた内容となっており、平成15年5月1日から施行されております。次に、2点目の健康増進法の施行に伴い国は喫煙に関するガイドラインを出している 「みんなすこやか厚岸21」においてたばこを重点目標に挙げている厚岸町は、。これを受けてどのような施策を展開するのかについてでありますが、健康増進法第8条の規定により市町村は健康増進計画の策定をしなければなりませんが、厚岸町においては平成14年に「みんなすこやか厚岸21」を既に策定済みでございます。このたび見直された喫煙対策のためのガイドラインでは、受動喫煙防止対策をより強く求める内容となっております 「みんなすこやか厚岸21」のたばこに関する。理念的目標の中で、公共の場及び学校や職場における禁煙、分煙対策の推進をうたっております町としては、職場の安全衛生委員会等へ情報提供するなどして、喫煙もしくは有効な分煙対策の実施を働きかけてまいりたいと考えます。また、町の広報紙を利用して町民へのPRに努めますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、3点目の公共施設、特に学校や病院などで敷地内禁煙とするところが多くなってきている、町はどう対応するのかについてでありますが、学校等の教育施設につきましては、後ほど教育長から答弁いただくことにしまして、それ以外の公共施設につきましてお答えをいたします。現在までに施設内を全面禁煙しているところは、保育所と児童館の全部、カキ種苗センター、それに各公衆トイレであり、さらに本年6月2日からは保健福祉センターが施設内全面禁煙となっております。先に触れましたとおり、健康増進法の施行とともに職場における喫煙対策のためのガイドラインの見直しがされ、受動喫煙の防止対策がより強められておりますが、この新たなガイドラインによりますと、分煙のための施設、設備につきましては、たばこの煙が拡散する前に吸引して野外に廃棄する機器を設置した喫煙室や喫煙コーナーを設け、この区画以外に煙を漏らさないようにすることになります。現在、役場庁舎内に置かれている空気清浄装置は、ガス状成分を除去できないという問題点があり、これらの設置のみによる分煙対策では不十分な状況にあります。このため、過日開催されました役場本庁、病院及び教育委員会との合同衛生委員会におきまして、健康増進法やガイドラインの内容について各職員、委員の認識を得るとともに、各職場においてガイドラインに沿った受動喫煙防止対策の強化が必要との意見一致が見られたところでありますので、各職域、施設に応じてどのような措置がとり得るのか、さらに職員の意見も把握しながら検討を加え、再度協議することとしております。適切な喫煙対策の方法としては、全面禁煙とする方法と、喫煙室を設けて受動喫煙を防止する空間分煙を徹底する方法があり、それぞれの施設の状況に応じて異なる対応も出てまいりますが、いずれにしましても職員及び施設利用者等の理解を得ながら取り組みたいと考えております。なお、町立厚岸病院における喫煙対策につきましては、喫煙場所から非喫煙場所にたばこの煙が流れないよう、各階に喫煙所を設けて分煙対策を行ってきておりますが、新しい分煙効果の基準を遵守した内容で分煙を進めるためには、2階と3階病棟での喫煙コーナーを廃止して、1階待合室の喫煙室に集約しなければならないと考えております。これらの対策は、たばこ喫煙者の健康を損なうのはもちろんのこと、たばこの点火部分から立ち上がる副流煙が主流煙より多くの有害成分を含んでおり、たばこを吸わない人の健康をも損なうことになるからであります。このようなことから、将来的には院内全面禁煙を目指して取り組みを進めなければならないと考えております。また、敷地内での禁煙に対する考え方でありますが、幼児や児童にかかわる施設の敷地内につきましては、子供たちへの教育上の配慮も大切でありますので、禁煙とする措置も必要と存じますし、保護者などの理解を得ながら取り組みたいと考えております。次に、4点目の児童・生徒の喫煙行動、妊産婦の喫煙行動と町の対応でございます。児童・生徒については教育長から答弁があります。妊産婦の喫煙については、平成14年度から母子手帳交付時に聞き取り調査を行っております。調査は、妊産婦本人の喫煙の有無についてのほか、喫煙本数、家族の喫煙状況を聞き取りして、喫煙者には、たばこの有害性について資料を渡しながら説明して、喫煙するよう指導しております。さらに出産後の家庭訪問時に、喫煙について母子手帳交付時以降の状況を調査しております。母子手帳交付時の調査では、110 人の交付者のうち25人の妊婦が喫煙をしており、そのうち14人は1日10本以上喫煙しているという結果が出ております。今後、これらの調査結果を分析検討して有効な対策を図りたいと考えておりますが、この調査につきましては、妊婦から出産までの一定期間が必要なため、平成14年度母子手帳交付者の出産後の状況調査を現在も行っているところであり、調査結果が出るまでにはもう少し時間がかかりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、SARSの予防と、この病気について町民にきちんとした知識を持ってもらうための働きかけはどのように行っているのかでありますが、ご質問のSARSにつきましては、昨年初めて確認され、また予防薬や治療薬の開発されていない新しい病気でございます。この病気についての知識普及については、新聞、テレビ等のマスメディアが情報を掲載、放送しておりますが、町民を対象とした町独自の知識普及については、今のところ6月16日に保健福祉総合センターで開催いたしました新型肺炎SARSの説明会だけでございます。説明会は、釧路保健所の職員を講師に、一般町民と町職員、消防職員、合わせて40名が出席して、SARSの概要、SARS症状の定義、患者発生時の対応について説明を受けております。また、SARSが疑われる方は保健所へ連絡してくださいというチラシは、1度配布しておりますし、今後もチラシ等により町民への情報提供を行いたいと考えております。次に、SARS患者が町内で発生した場合、どの機関がどの機関と連携をとりながらどのように対応するのかでありますが、まず、SARS患者と判定されるには、急な発熱や呼吸器症状がある方で、発症10日以内にSARSの発生が報告されている地域へ旅行したなどの条件を満たした方をSARS疑い例といい、さらに、レントゲン写真での所見やウイルス検査で陰性となった方を可能性例といい、その後の高度なウイルス検査や病状の診断によりSARSと判定されると伺っております。町内で患者さんが発生した場合、最初は疑いの例の取り扱いで、直接、患者さんから釧路保健所へ連絡するか、町の保健福祉課、町立厚岸病院及び厚岸消防署に連絡が来た場合、それぞれの部署が釧路保健所に連絡をし、連絡を受けた保健所は、患者さんから事情を聞き、受診する医療機関を指示します。診察の結果は、保健所を通じて町にも連絡が来ますが、可能性例と診断されますと、患者さんは陰圧の病室のある医療機関へ北海道の責任で転送されます。町としては、保健所の指示により消毒や接触者の把握などが必要になるものと考えますので、保健福祉課を窓口に、保健所と緊密な連携をとりながら対応してまいりたいと考えておりますし、発生の状況によっては対策本部の設置をしなければならないものと考えております。次に、管内で発生した場合でございますが、ただいま町内で発生した場合でもお話しいたしましたが、疑いのある方は受診する医療機関の指示を受けるため、すべて保健所へ連絡することになっております。このため保健所にはすべての疑い例や医療機関受診後の情報が集められることになり、疑い例発生の当該自治体には直ちに連絡をすることになりますが、それ以外の自治体への連絡については、ケース・バイ・ケースで対応するというのが保健所の考えであると伺っております。しかしながら、疑われる方の移動状況等については、他の自治体での発症でも消毒や接触者の把握などが必要になることが考えられますので、保健所と密接に連絡をとりながら対応したいと考えております。以上でございます。ただいまの答弁で訂正をしていただきたい部分がございます。トレーサビリティを制度化する法律の公布日を今年11月と答弁したそうであります。今月11日でございますので、ご訂正をさせていただきます。

答弁 教育長(教育長は2004年9月まで)

私の方からは、3点目のご質問のうち教育委員会所管となります、③の学校における敷地内禁煙についての町の対応と、④の児童・生徒の喫煙行動と町の対応について答弁させていただきます。まず、町内の各小・中学校におきましては、これまで非喫煙者への健康等の配慮から、喫煙室や職員室に喫煙コーナーを設け、換気扇や空気清浄機を設置するなどし、分煙対策に取り組んできたところであります。このたび健康増進法が制定され、学校の施設管理者は、受動喫煙を防止するために必要な措置を講ずるように努めなければならないとする第25条の規定により、受動喫煙防止対策が積極的に求められたところであります。教育委員会といたしましてはこれらに対処するため、5月の定例校長会議と教頭会議において受動喫煙防止に関する資料を配付し、あわせて町の健康づくりの指針となります「みんなすこやか厚岸21」の重点目標の一つになっている、たばこのことについて説明をいたしたところであります。各学校における現在の分煙状況を見ますと、法の要求する完全分煙化には不十分な学校も少なくありません。一方、教職員の喫煙率も全校平均で32%に達している実情があることから、何よりも教職員の理解と協力は不可欠であるというふうに考えております。みずからの健康のためであることはもちろんのこと、児童・生徒に禁煙教育を行っていかなければならない立場であることを認識いただき、学校での完全分煙化や完全禁煙化あるいは敷地内の全面禁煙化について、各学校において職員会議等を利用し、職場全体でよく話し合ってほしい旨、教育委員会としてもお願いしたところでありますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、児童・生徒の喫煙行動と町の対応についてのご質問でございますが、平成8年の未成年者の喫煙行動に関する全国調査によりますと、月1回以上喫煙するものの割合は、中学校1年生では男子で 7.5%、女子で 3.8%、高校3年生男子では36.9%、女子で15.6%となっており、学年が上がるほど高くなっております。毎日喫煙者の割合では、中学校1年では男子 0.9%、女子 0.4%に過ぎませんが、高校3年男子では25.4%、女子 7.1%にも達しており、月喫煙者のかなりの部分を毎日喫煙者が占めるとの結果が出ております。また、町が平成13年度に実施した健康意識調査結果では、初めてたばこを吸った年齢別では、小学校からが 2.7%、中学校からが 6.1%、16歳以上18歳未満が13%など、未成年のときから吸ったという率は43.9%にも達していることがわかっております。現在における町内中学校における状況でありますが、日常の指導を強化してきていることもあって、校内での喫煙は以前よりかなり減少してきているというふうに聞いておりますが、指導したケースの中には常習化している実態もあり、保護者とも十分話し合いをするなど、個別指導をしたところであります。新たな時代の担い手である未成年者の喫煙については、法律により禁止されており、防止していくことは当然の責務であり、喫煙の健康に対する影響から保護する観点に立った喫煙防止対策を講じる必要があります。教育委員会といたしましては、平成7年のたばこ行動計画検討会報告書において示された考え方を尊重した今後のたばこ対策についての通知の趣旨、及び「みんなすこやか厚岸21」に定める課題、目標を踏まえ、引き続き次の喫煙防止教育を進めてまいりたいと考えております。小・中学校におきましては、体育、保健体育の授業のほか、学級活動、総合的な学習の時間等で指導してまいりたいと考えております。また、たばこを薬物使用の入り口としてとらえ、指導を徹底していくための薬物乱用防止教室を開催できるよう各学校に要請してまいりたいと考えております。また、家庭などの身近な環境が喫煙に対して寛容であることも、大きな要因の一つであると言われていることから、児童・生徒の父母に対しては、黙認することのないよう、学級学年懇談会を通して喫煙防止の啓発に努めるなど、学校や家庭、地域関係機関とも十分連携を図りながら、社会全体の中で幅広く喫煙を防止する環境の形成に向けて取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上でございます。

質問 1番

まず、順番に従ってお聞きしますが、カキ生産についてであります。今のお話を伺っておりますと、聞き取り調査を行った、それで越冬させる管理方法にもいろいろな違いがあるし、そういうことで少ないところでは30から50%、多いところでは9割方死ぬというふうに随分ばらつきもある。原因としては、寒かったからではないか、浅いところはやられているけれども深いところはそんなではない、卵の放出がきちんとできなかったのではないだろうかというような話でご答弁があったわけです。それでまず、この聞き取りは町が行ったんですね。その優位差があるということについてもいろいろばらつきがあるというわけですが、それはどういう項目をきちんとつくって聞いているのか。それから、その深さの問題はおっしゃっていました。湖内の場所によって著しい違いがあるのかどうか、あるいは同じ綱の中で、隣が死んでいるけれどもこっちは何ともないというような形なのか、あるいは一レーンの中で上の方だけ死んで下は生きているというような状況が見られるのか、細かくいろいろな要素をとっていかなければならないというふうに思いますが、そのあたりはいかがでしょうか。それから、昨年は冷夏であった、水温が低い、だから元気がなかったのではないか、そういうことで死ぬ数もふえたのではないかというようなふうにも聞こえるお話でしたが、昨年は夏場が寒かった、水温が低かったというのは、いつを基準にして言っているのか。そして、その統計は、例えば50年間程度の中で言えることなのか、去年と今年を比べたら去年が低かったという程度のものなのか。データというものについて、やはりそういうことまできちんと言わなければならないと思いますが、いかがでしょうか。それでまた、人はいろいろにおっしゃいます。いろんなことを言います。山の木を切ったからだという人もいます。今おっしゃったように水温が低かったからだという人もいます。たくさんつくっているからだという人もいます。あるいは、何か海水の成分が変わったのではないかという人もいます。プランクトン総量がどうだという人もいます。こういう事象がありますと、やはり皆それぞれ自分が気づいたものを原因にして何とか理屈をつけるというか、理由づけをしないとなかなか気持ちがおさまらない、そういう気がいたします。しかし、先ほど町長の答弁もあったように、自然というのは非常に複雑に入り組んでおりまして、そういうことが簡単に言い切れるかどうかということになると、これはまた別の問題だということなわけです。そういう意味で軽々に、原因を何か幾つもある中から1つ2つ選び出して、これだろうというようなところで納得してしまわないことの方が大事だと思うんですよ。そのためには、いろいろな要素の具体的な事象をできる限り正確にとって記録していくことが大事だと思う。それでお聞きするんですが、湖内には今、カキはどれだけの量が生産されているんですか。全体量です。そして、その全体量のうちのどれだけがへい死しているんですか。そういうことはきちんとつかみ切れていますか。それから、この調査に関しては、現在一通りのことを聞き取り調査なさったというふうにおっしゃっていますが、今後はどのような形で続けていかれるのか、あるいは今回の聞き取り調査をもって終わりとするのか、そのあたりはいかがでしょうか。次に、カキというのは厚岸町の基幹産業である水産業の大きな一翼を担うものであります。しかしそれは、また見方によりますと、町内にあまたあるいろいろな職業の中の一業種、一分野に過ぎないわけです。厚岸町が行うことはどういうことを行えばいいのか。それから、生産団体である漁協がありますね、そこでは何を行うのか。そして、漁業者個人としてはどういうことを行うのか。こういうそれぞれの役割分担を、これは何もカキに限らないんですが、生産についてやはりきちんと役割分担をしていかなければならないと思うんですよ。今回のカキのへい死というのは、非常につらい話でもあるわけですが、こういうものを一つの題材にして、こういう役割分担といいますか、それぞれ持ち場、役割の区分といいますか、それについてはどのようにお考えになっているか。それから、厚岸町は現在、湖内、湾内で水質調査というような基礎調査を行っています。これは何年間行ったのか。そして、こういうものによって、といっても2年や3年で何が見えてくるのかということでしょうが、そういう中でも何か見えてきているものはあるのか。そして、それでもいいのか、それともこれはずっと続けていくことによって何かが見えてくるというものなのか。そういう基礎調査に関する基本的なお考えをお聞きしたい。次に、トレーサビリティの話なんですが、町長のご答弁はトレーサビリティ全般についてのご説明が非常にありまして、私としては、このカキ生産についてという中でトレーサビリティの話を聞いているわけです。ただ、生産履歴情報開示などというものは今までなかった、ほとんど我々も耳にしたことのない概念なものですから、そのいわば基礎知識のような意味でおっしゃったんだろうと思うんだけれども。カキセンターに行きますと、玄関入ったところに大きく横に書いてあります。生まれも育ちも厚岸です。あれはまさにトレーサビリティですね。このように今、町長、ご答弁で全部おっしゃってくださったんですが、BSEの問題、そしてそれを奇貨として、まるで火事場泥棒のような事件が起きましたよね。国の補助金を、いわばごまかし取るような業者が出てきたり、いろんな問題がありました。それで、生産履歴の情報開示というのは非常に、これは消費者の信頼を得るためには絶対に必要だということで農水省は、お役人が言うと全部こうやって片仮名になってしまうんだけれども、トレーサビリティということを非常に強く言って、今月の11日からこれが施行されていくという話だそうですが、こういう流れの中で実は2つ考え方があると思うんですよ。非常に生産者にいろんな義務を課せられてきて大変だというふうに、マイナス面からとらえていく考え方もありますよね。ただし、一歩先んじてこういう流れを利用することで他との差別化ができると、そして厚岸町の、今、水産物に限って言いますが、水産物について消費者の強い信頼を得ることができる、安全と安心という言葉を町長もお使いになっていましたが、まさにそれを納得してもらえると、それにはこういう流れを利用することが大事だというふうに、プラスに考えていくのも一つの発想ですよね。そういう点で厚岸町の基本姿勢をお聞きしているわけです。だからといって、今すぐあれしようこうしようというような、なかなかものではないことはよくわかりますが、それだけにきちんと情報を収集し、いわばみんなで勉強して、そしてこれをどういうふうにして利用して、厚岸町の商品が、いわゆる消費者への信頼を受けていくかというようなことを、どのように構築していくかということを考えるのも一方法であろうと思うのですが、このあたりについてはどのようにお考えでしょうか。なお、ちなみに、先ほども町長がいろいろおっしゃってくださったので、農産物に関しては随分といろいろ出てきてます。これは何も、農水省が言っていますから食料品の問題のように言われていますが、そうではないんですね。例えばコンピューターみたいなものでも、いろんな部品が各国から入ってきます。そして、それを組み立てているんですが、そのときに、それはこういうようなところからこういう部品を持ってきて、ここで組み立てて、その部分をまた集めて、こういうふうに組み立てたということが全部追いかけることができる。それがまさにトレーサビリティだと言われてます。塩でも今、言われ出しましたね。国産の今、塩と言っているんですが、それが実は中国大陸だとかヨーロッパから岩塩で日本に輸入して、これを一遍解かして再結晶化させたものであった場合、それを国産ですということだけで済むのですかというような形で、いわゆるこれもトレーサビリティの問題として報道されていました。こういうふうにいろんな分野で今、出てきている生産履歴の情報の開示という流れですので、これはやはり注目する必要があるのではないかと思いましたので、それで申し上げたところですが、そのような基本的な考えをお聞かせいただきたいわけでございます。次に、北洋鮭鱒につきましては、資料も出していただきまして、よくその影響度というものについてはわかりました。ただ、私がここで今後の見通しと、それから影響の話だけお聞きしたので、その言ったことだけにきちんと答えているということで、その先がないわけですが、それは私の質問の仕方もへたくそだからでしょうけれども、ちょっと付加させていただきますが、いわゆる中部船、黄色い船ですね、ぼくらおかのものに言わせると、これで大体18人ぐらい乗っているそうです。それから、小型船、道鮭連の船ですか、これで大体8人から9人乗っているそうです。今、北洋鮭鱒に出た船は、この時期が終わりますと次にサンマに入ります。そうすると、そこの乗組員の方たちは、まず北洋海域での仕事が終わって、それから今度は秋、サンマ海域に入るということで、一応通年の仕事があるわけです。ところがこれが、鮭鱒がなくなりますとサンマ時期までの仕事が切れてしまうわけです。といって、他の船に乗るとか、あるいは他の仕事につくということになりますと、サンマのときに、そちらをではごめんないと言って帰ってきて、すぐ乗るということも、これも現実問題としては難しい。したがって、俗に親方保証というんだそうですが、船主の方も非常につらい中で月に10万円とか15万円というような話もちらちら聞いていますが、幾らか知りませんが、そういう保証金を出して、何とかそれまで辛抱してもらうと、そして、サンマのときに頼むなというような、お互いに非常につらい状況になってきているわけです。しかし、それでもち切れない人は、結局、他に職を探さなければならないという状況が出てきております。すなわちサンマは鮭鱒の裏作と言われていたんですが、表がなくなってきているという状況で、これは雇用に非常に大きな影響を与えているのではないかというふうに思われます。こういうことについても、町として何らかの手当をしていかなければならないというふうには考えているでしょうか。それで、そのほか見せていただきますと、いろんな業界にいろいろと大きく影響を及ぼしているわけですね。それは、大手の会社だけではなくて、小さなと言っては怒られるんですが、中小のいろいろなご商売をなさっているところ全部に影響が出てきているわけです。例えば食料品店なんかでは、俗の仕込みといいますけれども、船それから乗る方がその航海用のいろいろな食料品を買いますよね。これだってやはり、1軒当たり何百万円というようなものにもなるお店も結構あるようです。そういうものが今この時期にぽんとなくなると、他のお客さんを開拓して、これを補うということはほぼ不可能に近い現況です。というふうにいろいろな影響が出ているということは、先ほどご説明いただいたんですが、こういう経済に大きな影響を及ぼすものについて町としては、だからといってこれを完全に、全面的に明るい方向に町独自の力でできるのなら、とうにやっているはずなんですけれども、そういう大変苦しい中で、やはり何らかの対応はしていかなければならないというふうに思うんですけれども、このあたりについてはどのようなものを考えていらっしゃるのか、その点についてお聞かせをいただきたいわけであります。次に、健康増進法です。先ほどのご説明にありましたように、健康増進法というのは、2年くらい前でしたか、出されました生活習慣病対策としての国民の健康づくり施策の基本方針として出された健康日本21を法制化したものです。と同時に、非常古い法律なんですが、栄養改善法というのがありました。それを引き継いでおりますね。それで、厚岸町の場合には先駆けて 「みんなすこやか厚岸21」という、、「すこやか親子21」と、それから「健康日本21」を一緒にして、そして非常に大きな計画を立てております。その中で、塩と歯とたばこ、これをまず厚岸町の住民の健康づくりの3本柱として規定しております。そこでお聞きするんですが、このたばこについて、この「みんなすこやか厚岸21」の基本的なものの考え方として、節度ある喫煙、分煙を目標にしているのか、それとも1人でも多くの禁煙を目標としているのか、基本的なものの考え方を、まずお聞きしたいわけです。それで、私はあえて公共施設のところに敷地内禁煙というふうに書いておきましたが、敷地内禁煙という考え方は、これは全き禁煙を前提にして、それを目標にして考えているものの考え方であります。それから、施設内禁煙あるいは分煙、これは節度のある喫煙ということを最終目標といいますか、到達目標として考えているものの考え方であろうと思うわけです。ですから、もう一度言いますが、ここに出しました「町民がつくる健康なまちづくり計画、みんなすこやか厚岸21」の基本的なものの考え方は、節度ある喫煙なのか、それとも禁煙なのか、その点についてまず基本的なものの考え方をお聞かせいただきたい。その上で申し上げますが、こういうことを言っていくと大変煙たがられるわけですね。私はたばこを吸わない人間ですので、そう言えるんだろうというふうなにも思われます。それはそのとおりなんですが、やはりまず町民に対して啓蒙啓発、今、行政では啓蒙という言葉は、無知蒙昧なやからに対するというようなイメージがあるので啓発という言葉に統一しているようですが、これを行っていくというときに、具体的にどういうことをきちんと知らしめていくかという話になってくると思うんですよ。チラシを出すとか、こういう機会に言いますとかというのは方法です。それ以前に、厚岸町としての基本的な考え方なんです。それで、ちょっとお聞きしますが、まず、この前もちょっとマスコミの報道に出ておりましたが、釧路地区での喫煙行動の調査というのが行われておるようですが、これが全国、全道平均を大きく上回っています。それから、そこでのアンケート調査の中で、たばこの害に対する意識というのは非常に希薄だと、余り知らないんですね、そういう話も出ております。やはりたばこというものがどういうものかということをきちんと知ってもらうということが、非常に大事だと思うんです。前にたばこは麻薬だという話をしましたが、今回は教育長の方から薬物乱用の入り口だというお話が出ておりましたが、専門家に言わせると、今、麻薬として指定されているものの中には、たばこよりはるかに害の少ないものが幾つもあると。だから、今この世の中にたばこというものが出てきたら、即、麻薬として指定されたであろうと、これは通説のようです。ただ、そういう話を延々としてもしようがないんですが、二、三、申し上げますが、副流煙というのはたばこの先から出てくる煙ですね、置いておいたときに。これがニコチン、タールで3倍、一酸化炭素で 4.7倍、アンモニアで46倍というふうに主流煙よりも非常に害が大きいということもはっきりしています。また、経済効果という点で、前に1度、沖縄県での調査というのをちょっと申し上げたことがあるんですが、たばこ税というような形で県全体に入る収入の約3倍が、たばこに伴う損失として自治体の負担になっているというようなデータも出ております。今回、国全体のデータをちょっと見つけましたが、これによりますと国全体で、国と自治体を合わせて2兆 578億円ぐらいたばこによる収入があるそうです。しかし、直接の社会的損失だけを挙げてみても3兆 7,934億円、ですから1兆7,356 億円のマイナスになっているということですから、決して、今、何か税の移譲とかいうことでいろいろ言っていて、自治体の方にあげるよというようなことを言っていますが、たばこというのは自治体を潤すものではないということは明確のようであります。それで、特に未成年者の喫煙と、それから妊産婦の喫煙というのは、たばこの害が非常に明確にというか、一番強く出てくる部分でもあるわけです。これについても今、教育長のお話によると、30何%の教職員が喫煙をしている中で、こういう教職員の理解を得ながら進めていかなければならない。それから、学校の自主性というものもあるから、教育委員会だけがいきなりぼんと言うような種類のものでもないと、またいきなりぼんと言ってみたところで、効果はないだろうというような趣旨のお話があって、全くそのとおりなんですが、その喫煙を行っている教職員たちがこういうことを知っているんだろうかということなんです。1つは、非喫煙者と未成年喫煙者の差というものを見ますと、死亡率でいうと1.4 倍、未成年者喫煙者が。それから全がんで、がんすべてでも 1.8倍になります。これが一つ一つ見ていきますと、特に喉頭がんになると34.5倍というような数字が出ています。あるいは、50から59歳までに死んだ人を見ると、がんで4.25倍、虚血性心臓疾患で 10.34倍、総死亡で3.78倍、これは未成年者のときからたばこを吸っていた人と、そうでない人の差です。こういうふうに非常に未成年の、いわゆる発達時期からこういうものを取り込みますと体には悪いんですね。それから、児童・生徒に関して言いますと、私はもう一つ大きな私は問題があると考えています。それは道徳性の問題です。先ほどもちょっとお話がありましたが、喫煙に対して親が非常に寛容だという話がありました。今、全部が全部とはもちろん言いませんが、親御さんの中には、ある種の妙な物わかりのよさをもって子供と接するということをよしとするような風潮があるようです。これは、親ならばある程度子供には厳しくしなければならない、あるいは反発されなければならないことをしなければならないんだけれども、そこを避けてしまう。親でなくて友達になってしまうんです。こういうことの中の一つに、学校で吸うと先生に怒られるから、家に帰ってきて家の部屋では吸っていなさいというような式の話になってしまう。そうすると、道徳の問題というのはこういうことなんですが、規範意識というものを、きちんと感受性豊かなときに取り込まなければならないその時期に、ダブルスタンダード、二重基準といいますか、表はこうだが裏はこうだと、紙にはこういう規制が書いてるけれども、そんなものはこうやればすり抜けるということを先に教えてしまうんですね。そうすると規範意識というものが育たなくなってしまう。このことが非常に大事なんです。すなわち親なり、あるいは年寄りといいますか、大人は子供に何を残してやれるかという話と綿密に結びついてくる部分だと思うんです。そういう意識をきちんと持っていただきたいということは、やはり教育長もおっしゃるべきことではないかと、そういうふうに思うわけです。要するに、これをもうちょっと敷衍して言いますと、社会的な責任といいますか、あるいはその人の行動が社会的影響を与えるような立場の人は、常にそのことを考えて行動しなければならないということに結びついてくるということなんです。たばこというものが道徳と関係があるというのはこういうことだと、私は思いますが、その点についてもお考えがありましたらお聞かせいただきたいんです。それと、母子手帳交付の際に調査をなさっているということで、妊婦と喫煙の話を今おっしゃっていただきました。まさにありがたいことで、どんどん進めていただきたいんですが、たばこをのんでいる場合、未熟児の出生率がたばこをのんでいない母親から生まれるよりも 2.4倍、低体重児でも 2.4倍、1日に16本以上のんでいる場合には、これが何と 4.5倍になるんですね。それから、千代富士の子供さんがたしかこういうことで亡くなられたんじゃないかと思うんですが、乳幼児突然死症候群という、今、非常に恐ろしいものがありまして、ぽんと赤ん坊が亡くなってしまうんです。原因がまだ完全につかめてはいないようですが、その中にはたばこの影響、たばこをのんでいる親御さんの子供さんに、やはり相当多く出てくるという、もちろん全部が全部ではないですが、研究結果もあります。また、子供が成長していくときの成長度合いに明らかに差が出てくるというようなこともあります。そういうことを若い女性が全然知らないという結果も、先ほど申し上げた釧路地区調査の中では出ております。それともう一つ、非常に恐ろしいのは、母子手帳を交付する、いわゆる自分が妊娠しているということがわかるのは早くて1カ月だそうです。遅ければ3カ月ぐらいかかるそうです。ところが、妊娠してからの最初の何週間というときが一番影響が大きい時期なんだそうです。そういうことを含めて、やはりこういうものについての啓蒙啓発というのはやり過ぎることはないと、そのように思いますけれども、いかがでしょうか。そういうことで、たばこというものにはいろいろな問題がありますが、やはり最初に戻りますが、こういう計画を立てて、たばこということを大きな柱として健康政策を進めていこうとする厚岸町としてどうするのかというようなお考えから入っていただきたいと思うわけです。特に、教育機関、病院、そしてそれに準ずる健康関係の施策を行う本拠地であるあみか、そういうところが施設内禁煙をもってよしとするようなことでいいのかどうかという話もあるんですが、そういうことについてはどのようにお考えなのか。なお、反論として、たばこは嗜好品であると、したがって、そうそうたばこをのむ人間の権利を阻害するなというようなお話に関しましては、お酒も嗜好品だということを申し上げておきます。いかがでしょうか。それから、長くなりました、簡単にしますが、SARSに関しましては、担当者が大変ご苦労しているということは漏れ伺っております。国や道の対応がなかなかきちんとしていない。厚岸町としてはどんどん情報を出したくても、保健所の方に待ったをかけられているんじゃないかと思われるような節さえ、わきで見ていると見えます。そういう中で、町民に対してやりましたというのが、あの紙切れ1枚と、6月16日にあみかで行った説明会、ただの1回、これは月曜日、3時ごろからでしたね。町民はほとんど出られませんわね。ですから、これはむしろ町民向けというよりは職員向けであり、消防職員向けであったというふうに解釈した方がすっきりするんじゃないかなというふうに、私は思うくらいなんですが、今、コンピューターのホームページだとかそういうところで見ますと、いやになるぐらいSARSに関する情報というのが、これは国を初めとして各自治体や、あるいは専門家から流れています。また、先ほど町長のご説明があったとおりに、新聞やテレビやそういうところでもどんどん流しています。例えば、新聞の切り抜きと、それからそういういろいろなホームページからのものを印刷して、情報館や学校や病院やあみかや、もちろん役場や福祉センターや、あるいは漁協、農協のように協力してくださるようなそういう施設に、SARSコーナーというようなものをつくって、見たい人はいつでも閲覧ができるような、そこに行くと、自分は道新しかとっていないけれども、朝日にも毎日にもこんなこと書いていたのかというのが読めるような、そのようなことだってやる気になればできるんじゃないですか。何もチラシを町民の中に配る、そのときに保健所と打ち合わせをしてオーケーをもらったものだけしか配れない、そういうものだけが伝達ではないのではないですか。SARSというのは一つの事象でありまして、何かこういうようないろいろな世の中に奇々怪々たるものが出てきて、町民にいろいろな情報を伝達したいとしたときには、いろいろな方法でやることを、そのできる中から何かないかということを考えていく態度が必要なのではないかと、そういうふうに思うんです。その点でいかがでしょうか。それから、今のこの状況の中で、厚岸町の中にぽんとSARS患者が出てくるという可能性は、私はないというふうに祈っているわけですけれども、これは期待を込めてそのようにに判断しているわけですけれども、しかし、万に一つそのようなものが出てこないとも限りません。国や道の基準によりますと、中国だとかそういうSARS汚染地域に旅行した人となっているんですが、実際には、可能性としてはいろいろ考えられます。人込みの中に入ったら、たまたまそういうところにいた人からうつってしまったということだって、ないとは言えない。そうすると 100%、全く厚岸町で患者が発生することなんかありませんよとは言い切れないわけですね。そのときにどうなるか、どうするかということについては、場合によっては対策本部の設置も必要であろうと、だから考えていこうと思っているというだけではなくて、やはりもしそういうものがぽんと現れたときに慌てないで、このようにするんだというある程度のものは、既につくって構える必要があるのではないかと思うんですが、いかがでしょうか。以上が2回目の質問であります。

答弁 水産課長(水産課長は2004年12月まで)

ただいまのご質問に対しましてご答弁を申し上げたいと思います。まず、第1点目の聞き取り調査は町が行ったのかといった内容でございます。この聞き取り調査につきましては、当初、へい死の被害の状況が私どものもとに入ってまいりましたので、漁業組合に問い合わせをいたしましたところ、被害届が1件も出されていないということでございましたので、私どもとしては聞き取りによる調査を行うということにしたわけでございます。漁組としては、普段、大小にかかわらず被害を受けた場合、報告するよう指導しているということでございましたけれども、今回のカキのへい死に関しましては1件の被害届も出されておりません。ちなみに平成13年2月の流氷によるカキの養殖施設が被害を受けた際には、当時 148軒のカキ養殖漁業者のうち51軒の届け出があったということでございます。町といたしましては、来年以降このような事態が発生しないとも限りませんので、可能な限り実態の把握と原因の調査に努めまして、へい死の防止対策を講じることが急務と考えまして、聞き取り調査を行ったという内容でございます。次に、その調査につきましては、シングルシードの出荷日、5月14、15日に聞き取り調査を行いました。聞き取りの内容でありますけれども、へい死の状況、へい死の場所、それから去年の状況とどうかということで、へい死の状況全般にわたる聞き取り調査でございます。それから、2点目の場所についてでございます。場所についてでありますけれども、聞き取りでは、被害は湖内それから湾内ともに及んでおります。湖内では、主に厚岸湖内では奥の方に当たりますポロニタイという周辺、神岩周辺、それと湖口が被害が多かったという内容であります。それから、湾内においては、バラサンの南防波堤付近が一部、被害の多かったようであります。それから、3点目、昨年の冷夏の状況はどうだったのかというお話であります。昨年の夏は、6月から9月まで平均気温はすべて平年を下回ったと。平年値につきましては、過去30年間の平均気温につきまして気象庁発表のものを使用しております。特に8月の気温が低かったようでありまして、太田と釧路町の知方学という漁村でありますけれども、そこの8月が前月7月の気温より低かったという状況がありまして、平年に比べて両地点で2度8分ほど平年値を下回ったという状況でありまして、1日当たりの日照数も平年に比べて、太田で76%、知方学で71%という内容であります。それから、水温につきましても昨年の6月から3月までのデータを今取り寄せていますけれども、北大の臨海実験所前で水温を過去ずっと調査している資料があるんですが、平成14年6月平成15年の3月までの水温でありますけれども、8月に限定させていただきますと、8月では、初旬、中旬、下旬とも、ずっとマイナス2度から 2.5度の間で、平年より低かったというデータがございます。4番目の生産量、あるいはへい死している状況をつかみ切れているかという内容でございますけれども、漁協においても種ガキの数量を把握されてございません。湖内の生産量は把握してございません。したがいまして、へい死の全体量も残念ながら把握しておりません。それから、5番目、今後調査をどうするのかという内容であります。今回で続けるのか、あるいは今回で終わるかというご質問でありますけれども、調査につきましては、先ほども申し上げましたとおり、来年以降もこういう状況が続かないとも限りません。ましてやここ数年冷夏でずっと経過してございます。そういった関係上、こういった調査も続けてまいりたいというふうに考えてございます。次に、町、漁組等の役割分担の関係でございますけれども、水産普及指導所あるいは漁組の関係者の間でも、早い時期での卵抜けの養殖管理の徹底を図ることが、へい死を最小限に抑える有力な方法というふうに意見として一致しておりますので、これらの情報提供について、三者で最善の方法を協議しながら提供してまいりたいというふうに考えてございます。次に、水質調査の関係でありますけれども、何年行ったのかということでございます。水質調査につきましては、厚岸湖内のプランクトン調査というのがございまして、これにつきましては、北海道大学が事業主体となりまして厚岸町も協力しているということであります。これは平成12年11月から行われております。それから、厚岸湾の水質調査でございますけれども、開始年が平成13年8月より行われておりまして、全部で5つほど項目がございますけれども、データとしては比較的浅いデータに今現在なってございます。基本的な考えでございますけれども、町といたしましては、こういったデータの蓄積については、短期的なデータではなく長い期間でのデータの蓄積が必要であると、今後とも考えてございまして、そういう認識もしています。厚岸町は現在、このデータの蓄積期間と考えているということでございます。カキ種苗センター職員等にもいろいろ聞くんですけれども、ここ数年間のデータによって現在集約されつつありまして、いろいろ比較検討できるようになってきたということでございます。これらのデータにつきましては、いろんなシングルシード養殖検討会、あるいは漁業組合の各漁業班に、総会時に資料として配付をして、その配付の際には水産試験場の担当者にもご出席をいただいて説明してございます。次に、トレーサビリティの関係でございます。トレーサビリティの関係でございますけれども、町の基本的考え方というご質問でございます。食べ物がいつ、どのようにつくられたかを明らかにするというトレーサビリティの関係ですけれども、カキに関しましては、厚岸で種づくりから行う、先ほどご質問者もおっしゃられていましたけれども、厚岸生まれで厚岸育ちのカキは、まさに生産から流通まで追跡できる、生産者の顔の見えるサビリティシステムに対応した生産システムでありまして、普及に努めたいと考えてございます。その手法でございますけれども、シングルシードを一層普及させるため、養殖技術の確立と漁場の環境をどう守っていくかと、それには厚岸湾の環境に関する観測と、それから基本的データの蓄積を今後も図ってまいりたいと考えております。そのことが、厚岸生まれで厚岸育ちのカキを守り育てることにつながると考えてございます。また、新しい価値の形成としてシングルシードが安全で安心な厚岸ブランドとして定着すれば、シングルシードのさらなる普及につながるものと考えてございます。最後に、北洋漁業の関係でございまして、次年度以降の雇用の関係をどう考えているかという内容でございますけれども、雇用の関係は、とりあえず来年度以降、安定操業の確保ということを国でサポートしてほしいという関係業界の方の多くの意見が寄せられております。来年以降も安全操業というか、操業が確保されれば、自分たちも来年の見通しが立てられるということでございまして、何人かそういうご意見を寄せられております。それから、町として経済で何らかの対応が必要でないのかという関係でございますけれども、現在、北洋サケ・マス中小企業対策についてということで、セーフティーネットという融資制度が新たに計画をされてございます。内容については、今検討中と、正式にはまだ決まっておりませんけれども、特別窓口の設置とセーフティーネット貸付の積極的な対応ということで、とりあえず融資制度を国が考えているという内容でございます。以上でございます。

答弁 教育長(教育長は2004年9月まで)

私の方からは、児童・生徒の喫煙の関係についてお話しさせていただきます。1回目の答弁でもお話ししましたけれども、非常に高い未成年者の喫煙行動があるということは、非常に問題があるというふうに考えます。1つには、たばこに対するあこがれみたいなものを、社会全体が容認しているのではないかという問題があるのではないかと思います。というのは、コマーシャルでもそうなんですけれども、もう既にアメリカあるいはヨーロッパでは、たばこがこういう形でおいしいですというコマーシャルは、流すべきではないというふうな形になっていますが、日本の場合については、そこの部分がまだ野放しになっていて、実は子供たちの大人へのあこがれであったり、あるいは映画を見たときに出てくるスターが格好よく吸っているというあたりも、実は喫煙に走る大きな要因であるというふうにも言われております。実際、私もここのところやめているんですけれども、たばこが本当においしいのかと言われて、ちょっと本を読んだんですが、おいしいという概念というものとはやはり違うものではないのかなということも考えながら、ちょっと今禁煙をしているところなんですけれども、学校ではやはり、先ほどもありましたけれども、虫歯の問題とたばこの問題、これについては、健康厚岸の21と連動してどういうふうに子供たちに広めていけるかというのをもう一度、教職員、養護教諭を含めて検討していかなければならないなというふうに考えております。

質問 1番

時間もとっているので簡単にやります。カキの生産につきましても非常に要領よくご答弁をいただきまして、ありがとうございます。ただ、ちょっと気になったところが一、二ございますので申し上げますが、データの話なんですよ。平均気温がこうだ、日照数がこうだ、水温がこうだというふうにおっしゃっているんだけれども、気象庁の平均気温というのは、ここでは観測地点が尻羽の先の向こうの知方学、それから太田です。それが即、湖、湾の、特に湖の平均気温と日照を表しているのかどうかの証明はどこまでできているのか。それから水温に関しても、北大の臨海実験所でとっているのは臨海実験所前のデータですね。ここと同じ条件なのかと。だからデータというのは、何をどの程度の精度で、どのようにとっているかということをきちんと踏まえないで、ぽんとその数字を持ってきて、まあこっちも似たようなものだろうというようなことでやると、それでうまく行く場合もあるんですよ。うまく行かない場合もあるんです。そのあたりはきちんと検証しているのかどうか。それから、最後におっしゃった、町として長期にデータを蓄積していこうと思うんだということで、今いろいろなプランクトン調査や、あるいは水質調査、これ水温も全部やっているらしいですよね。何か5項目と言ったから、もちろん全部入るんでしょう。そのものと、ずっと戦前から北大の臨海実験所で行ってきていますよね、それとは直接にはぽんとつながりませんよね。精度も違うし方法も違うし、こういう問題は幾つもあるんです。例えば釧路気象台がついこの間まで山の上にありましたよね。そこでもって全部データをとってました。今度、駅裏の浪花町の方に合同庁舎をつくったから移りました。そうすると単純比較できないんですよね。去年どっち向きの風が何回吹いたというのを、去年は山の上にあって今年はそういうところに行ったら、状況変わってますからね。だからデータというのはそういう意味で、どういう状況のもとにとられたかというのをきちんと検証しなければならないと思うんです。そのあたりはどういうふうにして今おっしゃっているのか。これがちょっと気になったものですから、ご説明をいただきたいということです。それともう一つ、これはわからないということですので、そういうものなんだなということなんですが、総生産量と総へい死量がわからない中で、死んでいる死んでいるという話になっているという部分がちょっと気になりますけれども、これについては、この後またいろいろな形で調査を続けていくことによって、ある程度のものが出てくるのかどうか、そのあたりはどういうふうにお考えでしょうか。それから、役割分担に関しては、厚岸町が行うのは基礎的な調査を行って、その情報を提供すると、それを後は、生産団体である漁協、そして個々の生産者がそれぞれの立場に応じてそれを上手に使って生産効率を上げていくと、そういうふうに考えておけばよろしいということですか。それがカキについてです。それから、生産履歴情報の開示の問題なんですが、私がちょっと1つ例を挙げて、生まれも育ちも厚岸と申し上げたものだから、すっかりカキのシングルシードの話、これがまさにトレーサビリティであるというふうに聞こえるような話なんですが、厚岸町のカキ生産形態はシングルシードだけではないですよね。そして、そのことに関しては、それぞれにいい点もあるし難しい点もあるというようなお話は、前の議会でも説明を受けています。ですから、もうちょっと広げて水産物に関してということなんでしょうけれども、今、具体的に、たくさんある中の1つだけ取り上げて、これがトレーサビリティなんです、生産履歴情報開示なんですよという話をする時期なのかどうかということなんです。もうちょっと基本的な部分をきちんと押えて、そして町の担当者だけではなくて、もちろん漁協のそういう人たちも、それから一番大事なのは、一人一人の漁業生産者がこれをうまく利用することによって、生産物の信頼を消費者に受けて、早く言うと高く売れるんだと、差別化ができるんだというようなものに持っていければ一番いいんですよね。そのあたりのお考えがどうなんですかということを聞いているんですから、その点をもう一度お答えいただきたい。北洋鮭鱒に関しては、こういう話があるんですよというところで終わっているんですが、効果がどの程度だというような話は今ちょっとこっちへ置いて、少しでもできることはやらなければならないという意味で、安定操業の確保について国も一肌も二肌も脱いでくれということについては、強く町としては働きかけるんだという答弁であったと受けとっていいですね。それからもう一つ、セーフティーネットと、何か外国語を使われると何かわかったような気になるんだけれども、さっぱりわからないんですよ。セーフティーネットというのはたしか綱渡りをやるとき、下に敷いてあるあの網のことではないですか。そういうふうに考えていくと、この業種はもうだめだ、仕事はできなくなってしまうと、だけれども激震が起こるというと大変だから、ふわっと受けてあげましょうと、あきらめなさいというような意味ですか、これは。その点、ここのところをもう一度説明をいただきたい。たばこに関しましては、私も余り余計なことも言ってしまったかなと、ちょっと長くとり過ぎたと思うので簡単に言いますが、やはりいろいろ個々具体的に体に悪いという話のデータを出せば、幾らでもあるわけです。それから、自治体の経済に及ぼす悪影響があると、マイナス影響の方が多いんだということも、出せば幾らでもあるんです。そういうようなものを全部含めた上でなおかつ、もう60過ぎた人がたばこをやめたからといって、今から急に健康になって長生きするわけでもないようです。もう十分に蓄積してますから。だから一番よくないのは胎児、それからいわゆる未成年者、ここのところにはやはり一番影響が来ますよね。だから、それをきちんと抑えていかなければならないということが大事だと思うんです。そのために、いわば次世代に何を残すかというところを考えていったときに、おれの体はおれが勝手にするんだということだけでは済まなくなってしまうと。それが教職員の喫煙であり、あるいは社会的責任ということをきちんと考えなければならない人の喫煙行動だという意味において、道徳律と結びつくと、そういう話なんで、この点についてはやはりきちんとお答えをいただきたい。それから、敷地内禁煙、施設内禁煙ということを言うために、禁煙がそもそもの目標なのか、節度ある喫煙が目標なのかと言っているんで、今どうするかという話ではないんです。今どうするかというのは手段です。しかし、最終目標はどこに置いているんだということをお聞きしているわけですから、もう一度、この「みんなすこやか厚岸21」の基本的な考え方をお聞かせいただきたいんです。文面を読むと両方書いてあるからどっちともとれないというような話では、うまくないのではないかと思うんですよね。それで、もう一度言いますが、病院ですとか、あるいは教育関係の施設ですとか、そういう子供が多く出入りする場所、それから今回、ちょっと町長の答弁の中にはなかったけれども、教育委員会所管だからなのかもしれないけれども、本の森厚岸情報館が一番最初に施設内全面禁煙を打ち出しましたよね。ただ、この前、情報館で会議があったとき行ってきたんですが、休み時間や終わったときに玄関のところにたくさん町内外の偉い人たちが集まってきて、そこでぷかぷか吸っているんです、玄関の外側でね。そこのところをすり抜けて、子供が出入りしているんです。やはりいいことではないですよ。敷地内禁煙というのは、やはり範をもって示すというときには、どうしても必要な手段ではないかというふうに思うんです。施設内禁煙というのは言うならば分煙の一種です。そういう点でいかがですかということです。それから、SARSに関しましては、今お話を聞きまして、そういう私がある程度問題点を申し上げたことを十分意識しながら、前へ進んでいこうとしているということがわかりましたので、どうかよろしくお願いしたい。ただ、これもまた一つ取り上げておきたいんですが、どうもこういう問題のときに感じるのは、保健所、それから国、そういうところがどうも今回のSARSの問題に関しては後手に回っているような気がするんです。そのために、いわゆる先端にある自治体としては、非常に苦労しているんじゃないかという気がするわけです。であるならば、やはりこちらできちんとした厚岸町における問題を具体的に出しながら、保健所やそういう関係機関にぶつかっていくという姿勢も、非常に必要なのではないかというふうに思われます。なお、SARS患者が出たときの技術的な問題とか言い出すといろいろありますけれども、それは今ここで言ってもしようがないので、それはやめますけれども、そういう基本的な部分をやはり明確にしながら、最終的には、これは結局、自治体の独立性の問題と絡むと思うんです。それは、SARS患者なんかが出た場合には直接、町民の命に、健康にもろに関与する、関係する問題ですね。そのときに、やはり厚岸町民の命や健康を守る最終責任者というのは厚岸町のわけですから、突き詰めて言えば、厚岸町民の命を守るために厚岸町という組織があるわけですから、その観点からどうするのかということを考えていったときに、国の方がどうもぱっとしないから、道がぱっとしないから、それでできないんだということは言えないわけですよ。その点でやはり積極的にきちんとした、早め早めの手を打っていただきたい。新聞報道などを見ると、あっちこっちの自治体で既にSARS対策のいろいろな基準をつくったり、対策委員会として、いわば特別対策本部のようなものを既に設置したりして、その地域に今SARSが出てきているわけではないんですけれども、やっているところも道内にも出てきているようです。新聞報道ですから実態がどの程度のものかはわかりませんけれども、そういうものもありますので、これはやはり厚岸町の自主独立性が問われる問題にも絡みかねませんので、どうかよろしくお願いしたいと、そういうことです。以上で終わります。

答弁 町長

数多くの再々質問がございましたが、私からはトレーサビリティについてお答えをさせていただきたいと思います。やはり基幹産業が漁業であります厚岸町、極めて重要な課題でございます。先ほど来からご答弁いたしておりますとおり、安全で安心な産物をつくる、これは当然のことであります。これは、先ほどからカキの問題が主体になっておりますが、既に近くでは斜里の漁業協同組合においても、秋ザケを対象にトレーサビリティを漁組として総会において決定をいたしております。そういう面におきましては、私といたしましては、漁組初め関係者とも十分に協議を重ねて、この厚岸町として、また漁組としてトレーサビリティをどうするか、今後とも大きな課題として速やかに検討させていただきたい、かように考えます。さらにはまた、病院の関係、学校の関係で禁煙の問題がございました。本来でありますと全面的な禁煙をすべき場所であろうと、健康増進法に基づいて私はそのように考えわけであります。しかしながら、やはり健康というものは他人に言われてつくるものではありません。やはり自分の体は、自分の健康は自分で守るということが、私は原点であると思っておるわけであります。そういう意味におきまして、今回の法律も受動喫煙を主体にいたしておるわけでございます。そういう面を考えますならば、私は、全面禁煙をすることによって喫煙率、さらにはまた喫煙量も大きく減少するであろうと、そのように認識いたしております。そういう方向で今後進めてまいりたい、かように思いますので、ご理解を賜りたいと思います。さらにはまた、SARSの問題でございます。世界的にも、おかげさまで沈静化、終息の流れにあるわけであります。しかしながら、SARSは冬期間にまた再流行する可能性があるという報道もございます。SARS問題は厚岸町だけで解決できない問題であります。これはご承知のことと思うわけであります。しかしながら、お話しありましたとおり、町民の生命を守る極めて重要な対策を講じていかなければならないことでもございます。そういう意味におきましても、今後ともSARS対策については、保健所を初め各関係機関と十分に協議しながら厚岸町としても対策を講じてまいりたい、かように考えますので、ご理解を賜りたいと存じます。その他の問題については、それぞれ課長から答弁させますので、よろしくお願いしたいと存じます。

答弁 水産課長(水産課長は2004年12月まで)

3回目の答弁にお答えをしたいと思います。最初に、データの証明の関係でございます。確かにおっしゃるとおり、方法、精度が違いまして単純比較できないわけであります。今回の資料作成に当たっては、湖内での調査結果についてお示しをしたいなと思っていたわけでありますけれども、あいにくと湖内調査については、14年分が機械の調子が悪いということで、一部欠測していた事実がわかりまして、やむなく臨海実験所の資料を使わせていただいたわけでございます。それから、総生産量の関係でありますけれども、湖内の総生産量については、今後漁協とともに把握に努めたいと考えてございます。次に、町の役割でございますが、役割分担の関係でありますけれども、町は、漁業生産の基盤整備あるいは環境整備、情報把握に努めまして、漁業者につきましては、みずからの経済行為としてしっかりと資源管理、養殖技術の向上に努めていただきたいというふうに考えてございます。それから、サケ・マスの関係でございますけれども、先ほどの中小企業対策向けの関係でありますけれども、売り上げが減少した中小企業者に対しまして運転資金円滑化資金を貸し付けるという内容でございます。概要でございますけれども、貸付対象者につきましては、最近3カ月または6カ月間、急激な環境変化と認められる場合は1カ月間という限定つきで、売上高が前年対比5%以上の減少をされた中小企業者に対しまして、中小企業金融公庫等、融資限度額を設定して5年以内、特に必要と認められる場合は7年以内の貸付期間をもちまして、貸付金利が基準金利プラス0.05%という運転資金円滑化資金の貸し付けを行うという内容でございます。セーフティーネットの意味でございますけれども、その制度に合致するかどうか、今、中小企業庁の方に問い合わせ中でございます。

答弁 教育長(教育長は2004年9月まで)

学校施設における禁煙の問題でございますけれども、先ほどもお話ししたとおり、子供たちの喫煙習慣、もちろん悪い生活習慣をつけないということが、これから将来を担う子供たちが一生を送っていく上で最も大切であると、それを担う教職員の人たちが職場の中でたばこを吸っているのはいかがなものかという観点で、今、各学校にお話をしていただいているということでございます。ぜひそちらの方向で、子供たちの前からたばこの煙が少なくなるような環境をつくっていけるように、学校とも話し合ってまいりたいと、かように考えております。

答弁 水産課長(水産課長は2004年12月まで)

補足します。先ほどのセーフティーネットの関係でありますけれども、中小企業信用保険法第2条第3項第2号によりまして、これは事業活動の制限というふうになっていますけれども、いわゆるセーフティーネット保証の適用ができるかどうかにつきまして、中小企業庁の方で現在実態調査等で把握に努めているという内容でございます。以上でございます。( 答弁漏れが1つある。水産課、安定操業について国へ働きかけるの「か」の声あり)

答弁 町長

私からお答えをさせていただきたいと思います。サケ・マス対ロシアとの交渉は民間交渉であります。しかしながら、先般も漁業協同組合長とも協議を重ねておりますが、その実態把握の中で、行政として支援協力する点があったならば、漁組として申し出ていただきたい。その中で、こういう事態になったことは大変であると、厳しいと、将来を考えますならば行政としても、厚岸町のみならず釧路、根室、厚岸、3地域挙げて国にも強く、またもちろん道にも強く、来年に向かっての要請をお願いしたい。さらにはまた、先ほどもセーフティーネットの関係で水産課長からご答弁ございましたけれども、ただいま調査中であります。これについては、漁業者のみならず、ご質問がございました厚岸町の商店の個々の状況を今調査中であります。間もなくその結果がまとまりますので、厚岸町といたしましては、その結果をまた踏まえて、中小企業対策として国に強く要請してまいりたい、かように考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。

出典:厚岸町議会 平成15年第2回定例会 2003年6月23日 議事録 PDF(32ページ) 間違いを知らせる