富良野市議会 平成30年第3回定例会 2018年9月19日
(1)会計年度任用職員制度導入スケジュールについて/(2)健康増進法の推進に対する禁煙の取り組みについて/(3)学校教育について/(4)女性の活躍促進について
2018年9月19日、富良野市議会の一般質問で、大西三奈子議員が「会計年度任用職員制度導入スケジュールについて」「健康増進法の推進に対する禁煙の取り組みについて」「学校教育について」「女性の活躍促進について」について質問し、市長 北猛俊、教育委員会教育長 近内栄一、総務部長 稲葉武則、教育委員会教育部長 亀渕雅彦が答弁しました。
- 質問者
- 大西三奈子 議員
- 答弁者
- 市長 北猛俊、教育委員会教育長 近内栄一、総務部長 稲葉武則、教育委員会教育部長 亀渕雅彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 大西三奈子
-登壇-おはようございます。さきの通告に従いまして、4件質問いたします。1件目は、会計年度任用職員制度導入スケジュールについて質問いたします。会計年度任用職員制度については、2017年5月、国会で地方公務員法、地方自治法の改定案が可決されています。2016年の総務省調査では、臨時、非常勤の自治体非正規公務員は、都道府県と市町村を合わせて64万人に達し、調査開始時の2005年に比べて約4割ふえ、いまや公務員の5人に1人に達しています。また、これに置きかえられる形で正規公務員は30万人も減少しています。この改定については、当初、働き方改革を掲げる行政の足元で働く非正規公務員の処遇改善へ向けたものという期待がありました。また、総務省の調査では、保育士や図書館司書など非正規公務員の4分の3を女性が占めており、政府が掲げる女性活躍政策から見ても、非正規公務員の処遇改善は重要な課題でした。ところが、今回の改定は、非正規公務員の低待遇を固定化し、正規公務員の削減を増長する可能性があることが明らかになってきています。今回、会計年度任用職員という最長1年の短期契約の公務員が新設されましたが、問題は、フルタイムとパートタイムに分けられ、フルタイム職員は正規に近い生活給や手当を保障するが、パート職員は従来の非正規公務員と同じく生活保障を意味しない報酬の支給にとどまったことです。パートには期末手当の支給ができるとされたことで前進という声もありますが、パートへの期末手当は義務づけではありません。さらに、同じ仕事でも労働時間を10分、15分短くしただけで低待遇のパートに仕分けできるつくりであるため、フルタイムの数を抑制することは容易で、しかも、家事や育児を抱えて短時間働くことが多い女性には極めて不利になることが予想されます。しかし、住民の暮らしや命に直接かかわる現場業務の大半が会計年度任用職員に置きかえが可能となり、継続性、専門性、地域性が求められる自治体職員の働き方が大きく変わろうとしているため、フルタイムとパートタイムの雇用の差が大きくなることは好ましくないものと考えます。本市においても、平成29年第2回定例会で、改正法のマニュアルを受けて、本市における現在の非正規雇用の形態の整理、条例、規則の整備を検討したいと答弁されております。3点、御質問いたします。1点目に、各部署へのヒアリング等、実態把握と人材確保ができる体制づくりや働きやすい待遇が検討されているのか、取り組みの進捗状況を伺います。2点目に、雇用環境をどのように考え、整備するのか、今後のスケジュールについて伺います。3点目に、平成32年4月1日に改正法施行となりますが、パートタイム労働法も同日施行となり、現在の週29時間から35時間へ拡大されます。多様性社会での雇用に関し、募集や採用の対策を踏まえたフルタイムとパートタイムの雇用条件について、市長の考えを伺います。2件目は、健康増進法の推進に対する禁煙の取り組みについて質問いたします。健康増進法の施行を契機に、庁舎関係施設においても分煙を進め、さらには、庁舎内禁煙や自動販売機の撤廃を進める官公庁がふえてきている中、本庁舎の市民の誰もが利用するロビーに依然としてたばこ自動販売機が設置され、容易に入手できる状態となっています。その一方で、保健福祉部においては、市民の健康を守り、さらには、医療費削減に向けた取り組みとして、喫煙及び受動喫煙による健康への悪影響について、科学的根拠をもとに、健康相談や改善への努力をしている状況と理解しています。本庁舎において、健康増進に相反する形でたばこ自動販売機の設置があることは、理解しがたい現状であります。自動販売機は、誰のために設置しているのでしょうか。市民のため、設置しているものなのでしょうか。不特定多数の者が利用する施設を管理する者に対し、健康増進法第25条に規定された受動喫煙防止対策を積極的に進め、市民の健康を守るべき立場から、庁舎内ロビーに設置されているたばこ自動販売機を撤去すべきと考えますが、市長の見解を伺います。また、庁舎関係施設のたばこ自動販売機について、実態把握と今後の対応について伺います。3件目は、学校教育について質問いたします。昨今、小・中学生の重い通学かばんが問題視されています。市内小・中学校の現状ですが、小学1年生で約3.5キロから4キロのかばんの重さ、中学生になると、通学用かばんだけで約十二、三キロのほかに、部活用かばんや書道セットなど、合わせると毎日15キロ近い荷物を背負って通学している状況です。かばんが重たくなっている原因としては、ランドセルの規格が変わったことや、教科書のページ数がふえ、10年前と比較して小学生が38%の増加、中学生は31%ふえていることなどが挙げられます。小学1年生の平均体重は21キロで、体重の19%に当たる重さです。体重60キロの大人で例えると、11.4キロの荷物を背負って、毎日、登下校しているということになります。中学生になると、それを上回る荷物を背負うなどして自転車で通学し、安全性にも欠く状況であります。健康面でも、成長の妨げを懸念するところであります。既に負担軽減の取り組みを進めている道内の学校現場では、重い通学かばんの軽量化を機に、教材を学校に置いて帰る、いわゆる置き勉では、生徒自身が家庭学習に必要な教材を持ち帰るなど考える機会がふえ、結果として、家庭学習をする生徒がふえ、みずからの課題を見詰め、自己判断力を磨く機会になっているとの報告が上がっています。子供の自主性を育むなど教育的な効果もあらわれており、本市の学校教育計画の課題である家庭学習への主体的な取り組みを推し進める方向にある中では、効果的な方法であると考えます。教科書等の学校置きと判断主体、児童生徒の通学における安全対策と健康面への配慮を含めて、本市教育委員会の今後の対応と方向性を伺います。最後に、4件目は、女性の活躍促進について質問いたします。近年は、共働き世帯の増加やひとり親家庭の増加、子供たちにかかわる重大事件の続発、核家族化に伴う地域コミュニティーの低下が見られる中で、女性が仕事と家事と子育てを両立しながら活躍し続けていくためには、社会全体で支える仕組みが非常に重要であります。本市における保育環境は、年々整備されているものの、市内の保育所は18時半までのお迎え時間から、小学校に入学した後の学童保育に通うと18時までのお迎え時間となり、企業の就業時間との関係で、母親が短時間労働への変更や勤務先の変更を余儀なくされるケースも少なくありません。これは、子育て世代の生活環境を変えてしまう大きな問題と考えます。最近では、学童保育の終了時刻を19時までに延長する地域も出てきている状況下において、本市においても、子育て支援を強化し、女性の活躍促進を支える必要があると考えます。人材募集は継続されているにもかかわらず、応募がない実態があります。支援員が不足している状況で、預かり時間延長は困難であることは理解しますが、現実にせっぱ詰まる市民がふえ続けていることに対する対策は重要であります。過去に、総務文教委員会において少年教育について調査報告が提出されて以来、放課後児童クラブのスタッフの人材確保について、その要因を分析する必要があり、人材確保に向けては、市民に活動内容を紹介し、情報提供を行いながら、地域の方々を巻き込んだ運営を推進していくことが必要であるとの報告がなされています。また、1件目の質問における会計年度任用職員制度導入と関連した考えも視野に入れた発想も必要と考えます。学童保育時間延長について、教育長の考えを伺います。以上、1回目の質問といたします。
答弁 市長 北猛俊
-登壇-大西議員の質問にお答えさせていただきます。1件目の会計年度任用職員制度導入スケジュールについて、臨時・非常勤職員の適正な任用と勤務条件の確保についてでありますが、現在、市役所に勤務の臨時職員は約160名、のうちフルタイムは70名、パートタイムは90名、非常勤職員は46名おり、職種、勤務時間、賃金など多岐にわたる雇用形態となっております。人材の確保に苦慮している職場もございます。地方公共団体における行政需要の多様化等に対応し、公務の能率的かつ適正な運営を推進するため、現在の臨時・非常勤職員について、任用等に関する制度の明確化を図り、給付についての規定を整備するために、地方公務員法及び地方自治法の一部が改正され、会計年度任用職員制度が導入されるところでありますが、厳しい財政状況が続く中、多様化する行政需要に対応するために、臨時・非常勤職員をどのように確保していくのかが今後の課題であります。新たな会計年度任用職員につきましては、給料・報酬水準の見直しが必要とされており、期末手当の支給が可能となるよう、給付に関する規定を整備することとされておりますので、法の趣旨に従い、働きやすい待遇となるよう、制度設計をする必要があると考えております。導入に向けたスケジュールといたしましては、平成32年4月に改正法の施行となりますので、任用・勤務条件等について円滑に移行できるよう準備を進めてまいります。フルタイムとパートタイムの雇用条件についてでありますが、いま現在、制度としては確立されておりませんけれども、単に勤務条件の確保等に伴う財政上の制約を理由として、合理的な理由なく短い勤務時間を設定し、現在行っているフルタイムでの任用について抑制を図ることは、法に適さないというふうに指示されております。法に沿った形の中で条例化に向けて対応させていただきますので、よろしくお願いいたします。2件目の健康増進法の推進に対する禁煙への取り組みについて、庁舎関係施設のたばこの自動販売機についてでありますが、市役所内におきましては、ロビーに1台、たばこの自動販売機の設置許可をしており、市役所以外の市の公共施設には、たばこの自動販売機はありません。市役所内に設置の自動販売機は、富良野市白菊会が設置者であり、市といたしましては、電気料金は実費負担としておりますが、来庁者の利便性の確保とともに、母子寡婦福祉団体への支援も目的としていることから、市庁舎の使用料は免除として許可しております。市役所内に設置されている自動販売機は、白菊会が購入、買い取りしたものでありまして、売り上げにつきましては白菊会の活動資金ともなっておりますので、設置許可の取り消しなどにつきましては、白菊会と協議を行いながら対応してまいりたいと考えております。以上です。
答弁 教育委員会教育長 近内栄一
-登壇-大西議員の御質問にお答えいたします。3件目の学校教育についての小・中学生の通学かばんの重さについてでありますが、学習指導要領の改訂により、指導内容がふえるにつれて、教科書のページ数が増加するとともに、わかりやすさを重視した大判化が進んでおり、教材についても多様化していることから、児童生徒の通学時のかばんの重量は増加していると認識しております。本市では、ランドセルや通学かばんの重量の実態調査は行っておりませんが、学校または学級担任の判断により、減量化を図るため、家庭に持ち帰る教科書や教材と学校に置く教科書と教材を決めていることから、児童生徒のかばんの重量は学校、学級ごとに異なる状況にあります。しかしながら、かばんの重量化の影響については、専門家から子供たちの腰痛、首の痛みにつながるという指摘があり、通学時の事故発生の可能性も懸念されることから、児童の健康と安全を守る対策が必要であると考えているところであります。今後、市内小・中学校の実態を把握し、その結果を踏まえ、校長会などと基本的な対策を協議し、子供たちの健康と安全を守る環境づくりに努めてまいりたいと考えております。次に、4件目の女性の活躍促進における子育て支援の強化について、学童保育の時間延長についてでありますが、本市においては、市内校区5カ所に児童館と学童保育センターを併設し、放課後、子供たちの安全・安心な居場所を設けるとともに、就労などにより保護者が家庭にいない子供たちに適切な遊びや生活の場の提供と、共働きの増加などによる仕事と子育ての両立に役立っているところであります。学童保育の利用時間の延長についてでありますが、現在、学童保育センターは、平日午後1時から午後6時、土曜日、学校の長期休業日は、午前8時30分から午後6時まで開所しております。全道35市の状況では、公営、民営の形態にもよりますが、閉所時間は午後6時までが19市、午後6時30分以降が15市となっており、厚生労働省の調査では全国的に開所している時間は延長傾向にあります。一方、児童館と学童保育センターの運営に当たっては、児童館の設置運営要綱及び放課後児童健全育成事業の整備及び運営に関する基準に基づき、児童厚生員及び放課後児童支援員の配置が必要であり、本市においては現在2名が不足している状況にあり、児童登録数と利用実態に基づいた人員配置と補助員のシフト体制を組み、安全・安心な運営に努めているところであります。こうした状況を踏まえ、学童保育の利用時間の延長につきましては、利用者のニーズを把握するとともに、引き続き、不足している放課後児童支援員の確保に努め、社会情勢なども考慮する中で子育て支援の充実を図ってまいります。以上でございます。
再質問 5番 大西三奈子
1件目の会計年度任用職員制度について再質問させていただきます。先ほどの市長におきましては、法に基づいてという形で御答弁いただいたのですけれども、現行のまま契約更新となるようなパートタイムのスライドだとしましたら、不利になることが大変懸念されている状況であります。どう実態把握を進め、どのようにシミュレーションを立てて検討されていくのか。不利になる職員は出てこないような対策を練られると思いますけれども、市内全体で人材不足がいま起きている中で、モデルとして取り組む必要性を感じていらっしゃるかどうか、そのあたりの市長のお考えをお聞かせください。
答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)
大西議員の再質問にお答えいたします。いま質問いただきました新しい会計年度任用職員の関係でございますが、私どもとしては、いままで地公法で言われていました臨時的任用職員または嘱託職員であれば非常勤の特別職というような意外と確立されていない部分が、今回、改めて、地公法または地方自治法上で確立され、いわゆる適正な任用、勤務条件の確保というふうに捉えている状況でございます。既に、1回目といいますか、昨年12月の段階で私どものほうの実態調査をさせていただいて、今後、改めて現時点の実態調査も含めてさせていただきたいと思っています。その中で、今回の法改正というのは、人材確保も含めてですが、あくまでも職員としての確立ということで考えてございますので、いまおっしゃるような不利益になることは実は想定していません。あくまでも、この法律に基づいて適正な人材を確保するのが法の趣旨だと思っていますので、それに基づいて対応していきたいというふうに考えてございます。以上でございます。
再質問 5番 大西三奈子
4件目の女性の活躍促進について再質問させていただきます。ただいま、人材が不足している中で、子育て支援事業についても保育士の方が併用で勤務なさっている状況であったり、そういったことは伺っていますので、大変努力されていることは認識しております。ただ、人材確保については、先ほど私が述べさせていただきました会計年度任用職員制度等の雇用条件だけで創出するのは難しいのではないかというふうに考えております。せっぱ詰まる実情に対して、早急に取り組む必要があるというふうにその必要性を感じているところであります。そういう中で、例えばファミリー・サポート・センターの活用を考えたとして、もし学童保育センターへのお迎えと実際に親が迎えに来るまでの時間の預かりを実施していただいて個人の努力で対応した場合、毎日1時間の利用として、月22回利用すると月額にして1万3,200円の負担と交通費がかかります。それから、ひとり親家庭等日常生活支援事業では、一時的な援助となり、かつ、有料で利用のハードルが高いと。そういったところから、女性が地域で活躍していくことはやはり本当に大切なことだと思いますし、子育て支援を強化することも大切なことですので、例えば、シニア世代の健康と生きがいづくりとか、そして健康寿命を延ばすことにより、地域で子供たちが安全に過ごせることで女性の活躍を期待できないかどうか、そういったところのお考えはいかがでしょうか。
答弁 教育委員会教育部長 亀渕雅彦(教育委員会教育部長は2023年3月まで)
大西議員の再質問にお答えいたします。女性の活躍促進について、現状の中ではやはり厳しい部分があり、その改善として、ファミサポを利用した中でシニア世代の活用などができないかということであります。いまのファミリー・サポート・センターのサービス供給者の方々のお話の中では、やはり、元気で、いまの利用金額だけではなくて、もう少し低額でできることも可能ではないかというような御意見もいただいているところであります。そんな中で、6月の議会の中でも答弁させていただきましたが、ファミリー・サポート・センターの利用料金の設定については、利用者とサービス提供者の話し合いの中で決めていくというルールにさせていただいておりますので、いま現在の利用料金の設定を見直すことも可能ではないかと、相談があったときにはそんな話もしているところであります。今後、そういうように活用されていく可能性があると思いますし、意欲のあるシニア世代の方には、ぜひ、そうした取り組みをもっとしていただければうれしいなというふうに思うところであります。
再質問 5番 大西三奈子
料金の設定についても御検討いただけるのであれば、子育てをされる女性の方には大変ありがたいお話かなと思います。そこで、地域の中で、元気なシニア世代の方の活躍を期待するといった部分におきましては、周知活動などはどのようになさっているのか。また、もしまだ周知活動に踏み切っていないとしたら、そういったことを広く市民に周知して活用していくことが必要と考えますけれども、そのあたりはいかがでしょうか。
答弁 教育委員会教育部長 亀渕雅彦(教育委員会教育部長は2023年3月まで)
シニア世代等への周知ということでございますけれども、周知につきましては、現在、市のいろいろな情報を提供する中で、広報やホームページなどを活用したり、ファミリー・サポート・センターの活動のチラシをつくって各保育所等々に掲示する中でお知らせしているところであります。以上です。