みんなの議会

厚岸町議会 平成15年第1回定例会 2003年3月7日

(1)新年度予算について/(2)地域経済の振興について/(3)介護保険について

2003年3月7日、厚岸町議会の一般質問で、田宮勤司議員が「新年度予算について」「地域経済の振興について」「介護保険について」について質問し、町長、行財政課長が答弁しました。

質問者
田宮勤司 議員
答弁者
町長、行財政課長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 3番

第1回定例会に当たりまして、3項目について一般質問でお伺いをいたします。最初に、新年度予算についてでありますが、三位一体の改革が打ち出される中で、厚岸町の新年度予算の編成が進められたわけであります。そこで、地方交付税の見直しの内容、さらには国庫補助負担金の削減の内容について、新年度予算にどう反映しているのか、お知らせをいただきたいのであります。次に、厳しい財政運営の中でも、町民の福祉と暮らしは守る、そういう視点を今後行政の上でぜひ貫いていただきたいということであります。2番目は、地域経済の振興についてであります。第1次産業など、地域経済を守り発展させる以外に厚岸町の発展の道はないと考えますし、町内にもそのような願いが切実になっていると考えます。そのためのシンポジウムを開くなり、 100人委員会など町民参加でその英知を結集して事態を切り開くなど、具体的な手だてを考えていただきたいのでありますが、いかがでありましょうか。最後は、介護保険についてであります。第1号被保険者の保険料を据え置き、減免などの拡充を図っていただきたいと思いますが、いかがでございましょうか。以上で、第1回目の質問を終わります。

答弁 町長

3番、田宮議員のご質問にお答えをいたします。1点目の新年度予算についてでありますが、初めに、三位一体の改革が打ち出される中で、新年度予算の編成が進められたが、地方交付税の見直しの内容と国庫補助負担金の削減の内容についてどのように反映しているのかとのお尋ねでございますが、まず地方交付税の見直しの内容についてでありますが、本年度の国の予算案と一体となった地方財政計画が発表をされました。平成15年度の地方財政の姿は、昨年に引き続き地方財政計画の規模がマイナス 1.5%の86兆 2,100億円にとどまりました。地方交付税総額は18兆 700億円で、前年度に比較して1兆 4,800億円の減額、率にいたしましてマイナス 7.5%でありますが、地方財政法第5条による特例地方債として臨時財政対策債で財源確保を行うことにより、1兆 1,700億円、 5.1%増となっております。これに対し、当町分を試算しますと、まず普通交付税については、昨年と同様に寒冷補正、積雪度の級地引き下げに伴う減額や産地補正算入後の段階的縮減、小規模市町村への割り増し算入となる段階補正の圧縮などによる減額要素を見込んでおり、これら合算すると2億 7,559万円、率にして 7.2%の減を想定しているところであります。一方、臨時財政対策債、いわゆる赤字地方債は5億 2,100万円と平成14年度給与費のマイナス改定を計算に入れた最終予定額より1億 2,850万円の増額を見込んでおります。総体的には、普通交付税と臨時財政対策債を合算して1億 4,709万円の減額となり、率にいたしまして 3.5%の実質的な財政不足を生じることになります。具体的内容と結果については、7月の本算定の時点で、その結果を分析、検証し、ご報告をさせていただきたいと存じます。次に、国庫補助負担金の削減の内容についてでありますが、国庫補助金負担の一般財源化に伴う措置として、義務教育費国庫負担金など在宅福祉事業費補助金、介護保険事業費補助金等の一般財源化が行われますが、当町として影響があるのは補助金、負担金ベースで、生きがい活動支援通所運営経費の人件費分 696万 2,000円、在宅介護支援センター福祉用具展示加算分59万 7,000円となっております。在宅介護支援センター福祉用具展示加算分については、情報収集のおくれから、当初予算において算入計上しておりますが、今後の補正予算において減額調整をさせていただきます。なお、これらについては、地方特例交付金と地方交付税で相応の財源措置がされることになっております。また、市町村道整備にかかわる国庫・公庫補助負担金ですが、当町での当該路線にはありませんが、自動車重量譲与税の都道府県、市町村の配分の見直しにより財源措置がされることになっております。いずれにいたしましても、厳しさを増す財政状況を充分踏まえて、三位一体の改革として地方交付税、国庫負担金、補助負担金、税制改正について注視をしていかなければならないと考えています。次に、厳しい財政運営の中でも、町民の福祉と暮らしは守る視点を貫いていただきたいというご提言でありますが、平成15年度の予算は歳入の大宗を占める地方交付税や町税収入が減額になる厳しい状況であることから、昨年に続き、さらに経常経費の5%の削減を中心に、経費の節減、起債発行額の抑制、定員管理による人件費の抑制、投資的事業の厳選、公営企業の経営改善を盛り込んだ編成となっております。中でも福祉関係予算で、他制度との整合性を図るため、老人福祉施設の一部を見直ししましたが、特に社会的弱者と言われる生涯福祉予算に配慮するなど、限られた財源の中ではありますが、緩急をつけた予算づけにより、町民の福祉と暮らしをきちんと守るため、最大限の努力をしております。なお、今後ますます厳しさを増すであろう財政に対応するため、新年度において抜本的に財政の改革プログラムの見直しを行い、従来行ってきた各種制度の再検討を含めた議論を展開していく際にも、ご質問の意図するところも充分にしんしゃくしながら取り進めてまいりたいと考えております。続いて、2点目の第1産業など、地域経済を守り発展させる以外に町発展の道はないと考えるし、町内にもそのような願いが切実になっていると考える。そのためシンポジウムを開くなり、 100人委員会など町民参加での英知を結集して事態を切り開くなど、具体的な手段を考えていただきたいとの質問でありますが、厚岸町は漁業や農業の1次産業が基幹をなしており、その成否が町の発展を左右することは間違いありません。また、景気低迷の長期化と国と地方の財源調整機能が見直される中で、自主財源の確保がますます重要の度を増しております。こうした情勢を踏まえて、基幹産業の発展方向を当事者や関係機関にゆだねるのではなく、職種を超えた幅広い交流の中から町民が共通の認識に立ち、英知を集めて進むべき方向を定め、施策の質と実現の可能性を高めていくことが今求められているという認識を質問者と同じように持っております。私は町長就任以来、町民との協働によるまちづくりを目指し、経営改革委員会など新たな町民参加の手法も取り入れてまいりましたが、地域経済の発展方向を示すという大きな課題について、町民の幅広い英知を結集するためにどんな手法が効果的かについて、提言のありました 100人委員会方式なども選択肢として、今後の検討課題とさせていただきたいと考えます。続いて、3点目の介護保険料についてのご質問にお答えいたします。第1号被保険者の介護保険料につきましては、保険給付の円滑な実施を確保するため、介護保険法第 117条の規定に基づき、3年ごとに5年を1期とする介護保険事業計画を定め、その介護給付費に要する費用に充てるため、保険料の算定を行っております。平成15年度からは新たな介護保険となるわけでありますが、介護サービスの利用状況や要介護者の状況を踏まえて、今後3年間の介護サービスの利用推計や新たな提供サービス等を勘案して、介護給付費に要する費用の推計から算定した結果、現在の介護保険料と比較しますと、基準額となる第3段階で月額 255円の引き上げとなります。なお、道内の状況といたしましては、 203保険者のうち約7割に当たる 144保険者において引き上げとなる見込みであります。介護保険料の据え置きにつきましては、現在の介護保険料が介護給付費に対してほぼ適正な金額であったため、収支のバランスが保たれ、剰余金も出せませんでしたので、平成15年度からの介護給付費に充当することができないため、保険料を据え置くことは不可能な状況であります。介護保険料の引き上げにつきましては、介護サービスの利用増加や提供サービスの拡充等により、介護給付費が増大することから、引き上げになったことについてご理解を賜りたいと存じます。次に、介護保険料の減免についてでありますが、低所得者に対する介護保険料の独自の減免につきましては、平成13年度の保険料満額徴収時点から実施しており、今年度の状況といたしましては 136人が対象となり、減免額は 111万 3,740円となっております。介護保険料の減免につきましては、今後も引き続き国が示した3原則にのっとり、継続していく考えでおりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上でございます。

再質問 3番

それでは、2回目の質問をさせていただきます。地方交付税につきましては、地方交付税だけ着目して見れば、臨時財政対策債とあわせて見ると、一応財源は確保されているというふうに見ていいのではないかなと思うんです。ただ、税収の不足でありますとか、いろいろな要素がありますから、財政運営が楽になったということではもちろんないわけであります。しかし、マスコミでもそうでありますけれども、予算に関する報道を見ますと、地方交付税が非常に抑制されて財政が苦しい、そういう面だけが報道されるわけですね。実際、臨時財政対策債が補填としてあるんだということが、あわせてなかなか報道されていない。だから、地方交付税が減ったから大変なんだということだけが頭に来てしまうという嫌いがあるので、去年もそのことをくどいほど申し上げましたが、ことしもそのことを特に申し上げておきたいなというふうに思うんです。財政運営が楽になったということでは、もちろんありません。地方交付税に着目して言えば、そういうふうな財源確保がされているというふうに言っていいのではないかなと。ただ、問題は、本来であれば地方交付税法6条の3に規定されておりますように、交付税、法定5税が地方交付税の原資になっていますね。所得税、法人税、酒税、これが32%、それから消費税が29.5%、それからたばこ税が25%、この交付税総額と自治体が必要とする交付税総額の違いがあれば、地方財政や地方行政の制度を改めるなり、今言った地方交付税法6条に規定された税率を引き上げるという規定になっておりますね。この状況は、1996年でありますから、平成8年から続いているわけなんですよ。既に8年間も地方交付税法6条の2第2項に従って言えば、当然制度の改正と税率の引き上げが行われて、交付税の財源補填が行われなければならなかった。それをやらないで、国は地方交付税会計に繰り入れをするのと、そして半分地方に押し付けて、赤字地方債で補填しろと、こういうことになるわけですね。ただ、問題は、地方財政法で新たに定められたように、この臨時財政対策債については、借金ではあるけれども、交付制度と同じなんだと。国が毎年償還額については、全額交付税で見ると、こういうことになってますね。ですから、遠慮なく使うことができると。また、赤字地方債ではあるけれども、発行しなければ住民の要求を満たすわけにはいかないわけでありますから、これは当然発行せざるを得ない。そういう矛盾があると思うんです。けれども、自治体、町にとっては、この臨時財政対策債がなければできないわけですよね、仕事が。そういうことだと思うんですね。それで、もう一つは、今すぐにとは申しませんから、予算審議の段階でいいんですが、町長ご答弁の中にありましたが、地方交付税の減額の中身ですね。平成14年度は普通交付税の算定の基準財政需要額が3億 9,000万円の不足と。結局基準収入額を差し引いてマイナスが普通交付税では3億 5,000万円ということになりましたね。最終的には、当初考えていたよりも1億円ふえたということだったと思います。そこで、平成14年度の地方交付税の減額措置、財政状況の中では具体的に書かれておりますが、これはずっと散らばっているんですね。今、町長が言われたように、段階補正であるとか、あるいは臨時財政対策債の追い出しであるとか、人口減であるとか、学級が減ったとか、いろいろなマイナス要素がありますけれども、それをひとつ具体的にこういうふうに地方交付税が減ったんだよというのを示していただきたいというふうに思うんです。それから、平成15年度については、先ほど町長がおっしゃったように、7月の算定で決まるわけでありますが、できれば予算編成時の地方交付税の減額の積算の中身について、わかれば教えていただきたい。教えていただきたいというのは、資料として、予算のときで結構ですから出していただきたいというふうに思うわけであります。次に、国庫補助負担金の減額の問題でありますが、これは今、町長のご答弁にもありましたが、大きな影響が平成15年度の予算の中に出たということではありません。一般的には目出しというふうに言われてますね。問題はこれからのことが、今後どういうふうになっていくのかというのが大きな問題だと思うんです。国庫補助負担金の61%は社会補償費、それから16%が文教科学振興費と。ですから、福祉と教育にかかわる部分がこれから大きく減らされるおそれがあるということが言えると思うんですね。これはこの厚岸町にとっては大変なことではないのかというふうに思うんです。本来、国庫負担金は地方財政法でどういうものなのかというのは明らかに定められているわけですから、負担金なんですから、本来国が責任を持たなければならないものについて、一切お構いなく減らすと、そういう性質のものですから、財源措置もとりながら、今回は減らしてきているわけですよ。そのことを、やはりこれから財政運営について充分留意して当たっていただかなければならないのではないかなというふうに思うんですが、その点についてご答弁をいただきたい。それから、この厳しい財政運営の中で、町民の福祉と暮らしを守る、こういう観点をぜひ貫いてていただきたい。私が危惧しますのは、1997年、平成9年から地方行革の方針が国から出されましたね。これで地方自治体でどういう流れが出てきたのかというと、1つは、この福祉の切り捨てあります。具体的には、特に東京都なんかがひどいんですが、福祉と暮らしへの自治体の責任放棄というようなものが始まってきたと。それは、1つには、自治体の独自の仕事をもう徹底して切り捨ててしまう。これは厚岸町がそういうことをやっているということではございませんよ。一般的な話として申し上げているわけです。それから、2つは、民間でできるものは民間に任せるという考えですね。本来、自治体がやらなければならない仕事をできるだけ民間に任せる、こういうことが各地で始まってきたわけであります。私は民間の福祉施設、例えばこの厚岸町でも民間の方がやっておられますよね。そういうものについては、やっぱり積極的に応援していかなければならないというふうに考えます。何でも民間がやっていることはだめなんだということはでなくて、本来自治体が責任を持ってやらなければならないものが、民間に切りかえられていくと、このこと。そして、3つ目は、残った自治体の仕事も民間経営の手法の導入、こういうことでコストと効率で評価されて、効率が悪いということになると切り捨てられてしまうという方向が全国的に見れば非常に強まってきたのではないのかというふうに思うんです。厚岸町では、現在、住民負担をどんどんふやすというような政策はとっておられません。これは非常に私はそういう点では評価すべき大きな点があるというふうに考えております。まとめて言えば、この自治体独自のことはやらない。地方行革という名のもとでね。それから、仕事はできるだけ民間に任せる。それから、3つ目は、残った自治体の仕事も民間経営の手法でやっていく。これでは、私は自治体というものが何のためにあるのかということが問われるのではないかと思うんですよ。たとえ国がやらなくても、これは住民の福祉と暮らしを守るためにはやらなければならない、あるいは目先の採算が合わなくてもやらなければならないこともあるのではないかというふうに思うんです。そういう視点をぜひ私は持って行政を進めていただきたいということを、一歩突っ込んで言えば、そういうことを申し上げたいわけであります。次に、地域経済の振興についてであります。町長からご答弁をいただきました。私は、やはりこれから本当に多くの町民の英知を集めて地域の経済をどう振興させていくのかという真剣な手だてがこれから本当に必要だなというふうに思います。全国的に見れば進んだ町村もあります。私はそれを一つ一つ見てまねをしてやれというようなことは申し上げるつもりは全然ございません。そういう先進的な自治体から学ぶべきものがあれば学んでやっていただけないかなというふうに思うわけであります。これはもちろん厚岸町独自に考えて、自分の頭で考えて、自分の手で振興策を打ち立てるということがもちろん肝心であると思うのであります。最後に、介護保険の問題であります。厚岸町の介護保険料、最初特別委員会に提示されたのは 3,145円から 310円引き上げて 3,455円という額でありました。これは 9.8%だったと思います。その後、介護報酬の改定がありまして、これが 3,455円から 3,400円、ですから 3,145円から 210円引き上げられる。約8%の伸びではないかと思うんです。1つは、今、年金を受給している人が現実にもらっている年金を減らされるということが起きますね。これは制度始まって以来、初めてのことであります。結局年金が削られた上に保険料が引き上げられて年金から天引きされる。ダブルパンチだと思うんですよ。そういう点が1つ。2つ目には、この7月に利用料の引き上げが行われますね。これは措置制度のときから、介護を受けた人について3%という特例措置が講じられてきました。これを今年7月には6%に引き上げる。それから、次には1割にすると。これは低所得者にとっては大きな負担増になるわけであります。こういう点が1つ。それから、もう一つは、診療報酬の改定でありますが、これも具体的なものは、私は予算までに出していただきたいと思うのでありますが、今まで身体介護、それから家事援助、それから2つを合わせた複合型、3本柱になっておりましたけれども、今度は身体介護と家事援助は生活援助というふうに名前を変えて、複合型がなくなりました。そこで問題は、複合型で介護を受けていた方は身体介護か生活援助か、どっちかに分かれるわけなんです。この分かれ方によって、診療報酬の改定をご存じだと思うんですが、大きな負担増になる。出てきますね。もちろん負担が少なくなる、そういう人も出てきます。そういうことについて、具体的な資料を出していただきたい。それから、もう一つは、厚岸町としては訪問介護については社会福祉協議会にやらせておりますね。それで、この介護報酬の改定に伴って、社会福祉協議会の事業がどうなるのか、採算がとれるのかとれないのか。これは利用者と相反する面がありますけれども、このことも当然考えなければならない問題ではないかと思うんですね。その辺についてどのようにお考えなのか。こういうような点から、私はやはり値上げというのは慎重に考えなければならないなと思うんですね。それで、もう一つは、国に対してやはり財政措置を講じなさいと言う必要がある。言われているのは、国の補助は25%ですね。ところが、25%のうち5%は調整交付金というふうになっております。この調整交付金は、後期高齢者が多いところについて、この5%の調整交付金で補助をすると、こういうことになってますね。それで、町村会、町長はもうご存じと思いますが、この25%を5%は調整交付金に取られて、実質的には20%しか来ない。この調整交付金を外枠にして25%に引き上げろ。全国的には介護保険料の値上げ分は 2,400億円というふうに言われているそうでありますが、この25%に5%国が引き上げれば 2,000億円、当然値上げをしなくても済むわけなんですね。そういう要求をきちんと国にしていただきたいなというふうに思うんです。以上であります。

答弁 行財政課長(行財政課長は2005年3月まで)

私の方から交付税関係の答弁を申し上げたいと思います。議員おっしゃいますとおり、地方交付税と臨時財政対策債の関係、これについては私ども基本的にはセットというふうに認識をしてございます。言われるとおり、臨時財政対策債につきましては、地方財政法第5条の特例によります地方債でございまして、地方交付税と同様の一般財源として使用できるもの、またその元利償還金含めて、今年度になりますけれども、基準財政需要額に算入されるということに相なっております。そういう意味では、地方交付税のみでこの財政運営を語るべきでないというふうに認識をしておりますので、考え方としては同様に思っております。ただ、先ほども質問者おっしゃいましたとおり、地域の状況によっての町村内の格差というんですか、状況の異なるところがございます。その部分によって、どうしても1万前後の市町村については、そういう意味での財源的なマイナス要因が生まれるということでありまして、そういう中で交付税と臨時財政対策債の状況が動いてまいっております。ただ、今年度、平成15年度の予算の見方でございますけれども、基本的には12月下旬段階でございましたけれども、管内市町村の財政担当課長会議がございまして、平成14年度近く13%減ということで基本的な普通交付税の考え方が示されました。その中には、臨時財政対策債の追い出し分として7億 6,250万円という数字が13%減るかわりに追い出しがされますよということでありました。この13%の中には、段階補正と言われる厚岸町、我々はじいたわけでございますけれども、約 2,800万円も実は含んでおる数字というふうに考えております。そのほかに、厚岸町のみの減額要因といたしまして、寒冷補正の減、積雪度、雪の降る状況によって級地が下げられたわけでございますけれども、 1,231万 5,000円という数字を一応見込んでおります。また、産炭地の補正の減として 411万3,000 円、これが当初見積もりの基本になっておりまして、33億 3,417万 8,000円という数字をもって基本としております。ただ、この段階において、これは12月段階の状況でございまして、1月の下旬にこの7億 6,250万円という臨時財政対策債の追い出し分が変更になってまいっております。今回予算計上いたしております5億 2,100万円、その差額2億 4,150万円につきましては、普通交付税の中に算入するという情報をいただきまして、それを基本的にこの33億 3,417万 8,000円に戻した。35億 7,567万 8,000円という数字で当初計上した状況でございます。この数値につきましては、実は普通交付税と臨時財政対策債との相関関係というんですか、先ほども町長がおっしゃいましたけれども、 3.5%の減。先般なんですけれども、北海道もこの普通交付税と臨時財政対策債の試算をしてございまして、我々程度の町村レベルの伸び率はマイナス3%であるというふうに言われておりまして、 4.1というこの我々の数値と大体一致をしているという状況にあります。ただ、マイナス3%とマイナス 4.1%という我々の考え方ですから、そのギャップは若干この後の本算定を行う中において出てまいるのかなというふうな状況であるのではないかというふうに思っております。それで、平成14年度の地方交付税の減額の中身を示していただきたいということでございますので、これにつきましては財政状況等の中で、昨年の段階だと思いますけれども、ご説明申し上げたと思いますけれども、資料を請求されたということで、予算の審議の前までに、その資料については提出させていただくと。平成14年度に限り提出させていただくということでご理解を願いたいというふうに思います。それと、今回の国庫補助負担金の見直しということで、先ほど町長からも具体的金額を一応お話しをさせていただいておりますけれども、いずれにいたしましても、財源措置が行われると言いながらも、これはその事業を行っている町村については、一般財源化ですから、やってもやらなくても算入される。やったところについてもされますけれども、やってないところについてもされる。押しなべて平準化されるという状況かと思います。そういう意味では、厚岸町の場合、福祉関連事業的に前向きに進めておりますので、特に人件費関係のものが今回目出しと言われる部分で削減がされているというのが実態であります。我々としては非常にこの財源措置として一生懸命頑張っている町村がこういうことをされますと、大変厳しい財政運営が余儀なくされるということで、非常に注視をしておりますけれども、いずれにいたしましても、ここらについては我々だけでこの問題を解決するわけにはまいりませんけれども、いずれにいたしましても、これは町長初め、そういう部分についてのきちんとした負担、補助をする部分についてはしていただくという方向の中の陳情活動というか、町村会についていろいろことをいろいろなセクションにおいて、そういう要望してまいりたいというふうに考えております。それと、福祉の関係でございますけれども、いずれにいたしましても、これも町長からご答弁申し上げたとおりでございますので、ご理解を願いたいと思います。以上でございます。

答弁 行財政課長(行財政課長は2005年3月まで)

先ほど福祉の関係につきまして、町長が答弁したとおりというふうに申し上げましたけれども、今議員の方からご提言をいただいております福祉の関係でございます。いずれにいたしましても、採算性を含めてすべてでないという認識の中で、行政としての仕事をきちんとわきまえながら、この福祉、暮らしを守るという視点で、この予算も含めて、行政運営も含めてしていくべきものというふうに考えております。

再質問 3番

1つは、地方交付税についてでありますけれども、課長言われたように、財政状況については、総務常任委員会で毎年8月に資料をいただいて論議しております。それは昨年の場合は、平成14年度の普通交付税の算定が終わった後でありますから、資料もいただいておりますけれども、ご質問の中で申し上げたように、確かに書いてありますよ。段階補正、それから臨時財政対策債の追い出し、学級減、人口減ありますが、混合しているところもあるでしょう。重なっている部分。それをもう少しわかりやすく、交付税はこういう素因があって減ったんだよというのが、だれが見てもわかるような、そういう資料をお出しくださいというふうに言っているわけなんです。見ればわかります。だから、昨年は需要額で3億 9,000万円、それで普通交付税の算定では3億 5,000万円対前年度比で減額になっていると。当初の予算と比較すると1億円ふえたというふうにお話ししましたね。それをきちんとした形で出していただきたいということであります。具体的には、予算審議もありますので、細かいことはまた資料を出していただいてご質問を申し上げたいというふうに思います。それから、先ほど地方行革が1997年から強まってきて、全国でこういう流れになってきたということについてお話をしましたが、厚岸町として私は申し上げたように、町長もご答弁をいただきましたが、この町民の福祉と暮らしを守るという視点については、ぜひ貫いていただきたいということをもう一度確認したいということであります。その次に、介護保険については、私は保健福祉課長は余り実情をつかんでいないなというふうに思いますよ。先ほど言ったように、身体介護、それから家事援助、それから複合型というふうな3本柱が2本になって、複合型が両方に分かれていく。それは言葉の上で分かれるんではなくて、実際に複合型の介護を受けている人が身体介護に行ったり、今度は生活援助で介護を受けると、こういうことになるわけですね。そういうことになると、介護報酬の改定によって、今まで受けていた介護の利用料が引き上げられるおそれが多分にある人もいるし、下げられるところもある。それを具体的にどういうふうにつかんでおられるか、資料で出していただきたいということを申し上げたわけですね。それから、その次には社会福祉協議会、これは訪問介護の事業所でありますから、もちろんケアマネージャーもいますね。ケアマネージャーも介護報酬が大幅に引き上げられた。引き上げられたかわりに、厳しくなりましたね。月に1回訪問してきちんとしたものを書いて出さないと3割削るよというふうな決めになっております。今言ったのは、利用者本人がどう変わっていくのか、利用料が。そして、事業所自体も採算がとれるとかとれないとか、そこまで行っているか行ってないかという問題ではなくて、どういう影響を現実に受けようとしているのか。そういうことをお伺いしたんですよ。そのことについて、資料で予算審議までに出していただきたいということ。以上です。

答弁 町長

私から再々質問についてのお答えをさせていただきたいと存じます。まず、財政ですが、ご承知のとおり、小泉内閣、構造改革が好きであります。その一環として、三位一体の改革ということで、本年度予算から措置をされておるというようなことでございまして、そういう中で、交付税、税源移譲を含む税源配分のあり方等々、さらにはまた先ほど議論がありました教育関係を含めての公庫の負担金の減額等、いろいろあるわけでありますが、私ども地方を担う責任者として、残念なことにイエスと言いません。やはりこれからは地方自治の確立、真の地方の時代というのはどういうものであるか、真剣に考えているわけであります。それに逆行するような地方泣かせの構想改革と言っても私は過言でない、かように考えております。特に、地方交付税はご承知のとおり一般会計予算の大半を占めております。約半分を占めておるわけであります。これも1つには残念なことであります。やはり国にお世話になっているという1つの我々も税金でありますので、その言い分にはいろいろあると思いますが、そういう中で、さらに地方交付税が減額をいたしていることは事実であります。後ほど資料として提出せよということでありますので、それを見ればわかるわけでありますが、今後さらにそれが進んでいくだろうというように考えておるわけでございまして、さきの答弁にも申し上げましたけれども、財政運営基本方針というものをつくっておりますが、2年にして、来年を待たずにして、新たにまた見直しをしなければならないという現実に差しかかっております。そういう厳しい財政運営が強いられております今日でありますので、私どもといたしましては、今田宮議員からお話がありましたとおり、地方自治の確立のために、これからも国に対して強く要請をしてまいりたい、そのようにも考えます。また、地域経済の振興でありますが、どちらかというと、今までの国の施策といいますのは、国土の均衡ある発展でありました。今の時代は、地域の特色ある発展、すなわちこれこそが地方の時代であると思っておるわけでありまして、町長といたしましては、どの町よりもすばらしい町をつくりたい。そのためには先ほど課長からご答弁がありましたとおり、特色あるまちづくりというものをしていかなければならない、そのようにも考えておるわけでございまして、私が常にお話しいたしておりますとおり、協働のまちづくりをさらに推進してまいりたい、かようにも考えておるわけであります。介護保険については、担当課長から答弁をさせます。

出典:厚岸町議会 平成15年第1回定例会 2003年3月7日 議事録 PDF(76ページ) 間違いを知らせる