厚岸町議会 平成13年第4回定例会 2001年12月13日
雇用問題について
2001年12月13日、厚岸町議会の一般質問で、谷口弘議員が「雇用問題について」質問し、町長が答弁しました。
- 質問者
- 谷口弘 議員
- 答弁者
- 町長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 11番
私は本定例会一般質問に当たりまして、通告しておりました雇用問題について、町長の考え方について質問をしてまいりたいと考えております。長引く不況が続く中で、釧路市において太平洋炭礦の閉山提案や長崎屋釧路店の閉店、スーパーマツダの倒産など相次いで暗いニュースが続いている中、さらに企業のリストラなどにより中高年の失業者の増加が目立っており、そういう中でのこれらの中高年齢者の再就職は大変難しい状況にありますが、町内において雇用状況はどのようになっているか押さえておられるかお伺いをまずいたします。次に、この中で平成11年度から13年度までの3年間の時限措置として行われてまいりました地域雇用交付金事業の、厚岸町において、初年度については事業の実施を見送りましたが、12年、13年度の事業がどのように行われ、その効果がどのようになったか説明をお願いするものであります。その中で新たに創設されました緊急雇用創出特別交付金制度について、この制度の内容、事業メニュー等について、そしてこれを厚岸町としてどのように活用し取り組んでいくのか説明をお願いいたします。次に、今年度から実施される季節労働者の冬期援護制度のうち技能講習助成金制度は、昨年までの20日間の講習から今年度は16日間に4日間の短縮され、受講給付金も約4万円の減となるもので、現場の生活を支えてきたこの給付金の削減は季節労働者にとって大きな打撃であり、その対策が求められますが、委託講習を4日間受講いたしますと昨年度と同額の給付金が受給できますが、これらに対しても支援策を考えているかどうかをお伺いいたしまして、私の第1回目の質問といたします。
答弁 町長
おはようございます。11番、谷口議員のご質問にお答えをいたします。まず、町内の雇用状況についてでありますが、町では企業ごとあるいは産業ごとの情報が集まるシステムはございません。唯一管内の雇用関係情報を持つ釧路公共職業安定所では自治体ごとの情報になっていないことから、私どもの求める雇用関連の情報は全く入手することができないので、お示しするものがないことをご理解を賜りたいと存じます。また、長崎屋釧路店、太平洋炭礦の影響についてですが、幸いにしてどちらも厚岸町民の雇用者がいないことを確認しております。次に、雇用創出の取り組みについて平成11年から平成13年の事業内容と成果についてのご質問でございますが、この3年間の緊急地域雇用特別対策推進事業は平成12年度が治山施設機能確保事業、家畜ふん尿処理調査研究事業、平成13年度が全町型GIS導入に伴う基本計画策定事業、保有文化財のデータベースの事業の合計4事業で総事業費 1,529万 5,000円でございます。この事業の雇用者数は30名で、そのうち新規雇用が14名でございます。ちなみに新規雇用のうち11名が地元採用者でございます。事業ごとの成果についてでございますが、治山施設機能確保事業では、集水升や利用末水路に堆積している土砂の撤去を行い、施設機能の維持を図っております。家畜ふん尿処理調査研究事業は、農家個々の合理的な管理と利活用する処理システムの提案を目的にしたふん尿処理実態調査でございます。全町型GIS導入に伴う基本計画策定事業は、町が所有する図面類を地理情報として電子化する計画づくりでありました。計画策定とあわせ図面類、台帳類の推量と把握の資料調査も行うことにしています。保有文化財のデータベース事業は今年度追加事業として認められ、保有文化財の画像情報データベースを構築しようとするもので、12年度終了事業、13年度取り組み事業それぞれ事業効果が達成され、またはその後の事業展開に有効に利活用されているものでございます。次に、新事業についてですが、国は13年度から16年度の4年間で 3,500億円の新たな緊急地域雇用創出特別交付金事業を創設いたしました。このうち北海道分は153 億円が配分されることになっております。市町村に配分される額はと言いますと、現段階で国から配分基準が示されていないことから、北海道では仮の配分額として76億円を配分額として、この仮の配分額によりますと厚岸町の額は 2,125万8,000 円と示されております。新事業では事業費に対する人件費率が80%、全労働者に占める新規雇用率が75%を確保することという新しい条件が出され、従来の緊急雇用事業の新規雇用にかかわる経費が事業費の25%以上を確保することというものと比較して、より雇用対策に重点の置かれた内容になっております。町の現在の対応状況は、教育分野や森林整備を中心に事業の組み立てをしている段階でありまして、事前に北海道に要望しました事業は、事業費ベースで 6,700万円程度になっておりまして、これを 2,100万円台に絞り込むことになってまいります。雇用の場の確保、事業内容の緊急性等さまざまな角度から事業の選定をしていくことになりますが、新事業の創設目的を十分こたえられるよう対応してまいります。次に、季節労働者の冬期援護制度の変更に伴い委託講習として行われる技能講習を受講される方々への対応についてでありますが、今年の3月定例会でもご意見があったと聞いております。技能講習を積極的に受講され技能資格を取得されることは、厳しい雇用環境に対応する手段として当然のことであり、個々人がそうした努力をされることは好ましいことだと思っております。昨年の冬期技能講習助成給付金の改定は、委託講習を伴わない技能講習の給付額を、11万 7,000円から9万 3,000円に引き下げるというもので2万 4,000円の引き下げになりました。制度が季節労働者の失業特例給付日数を90日から50日に引き下げる措置の援護制度として創設された背景を考えますとき、技術講習受講に要する交通費の一部を町が支援するよう仕組みを検討したいと思っております。できれば年度内に結論を出したいと考えておりますのでご理解をお願いいたします。以上でございます。
質問 11番
ただいま町長からご説明いただいたのですが、まず、この不況等に伴う倒産等による離職者の問題なんですが、今、町長の説明では太平洋炭礦だとか長崎屋に直接従事されているというか、働いている方はいないんだというような説明があったのですが、今回この太平洋炭礦の閉山というのはやはり深刻なものがあって、釧路市は大変な状況に今なっているわけですが、よく調べてみますと、太平洋炭礦というのは相当の関連する企業があるわけですね。炭鉱の事業として必要な関連会社あるいはそれとともに地域になくてはならない企業があるわけですが、町内でも聞いてみますと太平洋炭礦の関連会社で働いているという人はいるんですよね。直接太平洋炭礦に勤めている人はいないけれども、太平洋炭礦の下請け関連会社というかそういうところで働いている人もいて、結果的にはもう解雇が始まっているというようなことを聞いているんですよ。そうすると、やはり町内で今後こういう人たちが生活していく場を確保できるかどうなのかということになると大変厳しいものがあるのではないのかなというふうに思います。そして、さらにこの太平洋炭礦の問題だけでなくて、長崎屋が閉店をする、スーパーマツダが倒産をしてしまうというようなことで、どんどん市内での働く場がなくなることが、こういう私たちの町にも波及してくるのではないかなというふうに思います。小泉さんが今仕事は何ぼでもあるというような話をしておられますけれども、釧路の職業安定所に行って調べてみましても、やはり働く人たちの条件というのは年々厳しくなっていて、一定の年齢に達した人の就職は非常に難しくなっているというふうになって、年齢制限で結果的には再就職ができない人が多くなっているという状況があると思うんですが、これらについてどのように考えておられるのかなというふうに考えます。それから、今、生活改善センターに職安から情報が来て、一定程度閲覧できるようになっているのですが、そういうものが利活用されているのかどうなのかちょっとお伺いをしたいというふうに思います。次に、地域雇用交付金事業なんですが、これは国が各都道府県に基金を創成して、それを基金に基づいて市町村が事業を行うということで、厚岸町においても初年度は事業を見送って12、13年度3事業を予定されまして、その後で先ほど説明されているように文化財のデータベース事業を厚岸町が行って4事業になったという説明があったのですが、この事業を行う中でいろんな問題と言ったら言い過ぎかもしれませんけれども、結果的にその雇用がなかなか思うようにいかなかったということが今回の新しい事業に反映されて、今、町長が説明されたようななるべくその人件費に多く振り向けられる事業を創出してほしいというのがこの今度の新しい事業の目的ではないのかなというふうに考えます。そういうことで、今、町長がおっしゃっておられましたけれども、教育だとか森林だとかそういう仕事をやはり大いに厚岸町でも創出していただきたいなというふうに思うんですが、今の厚岸町が特にやろうとしている事業が何なのか、今、先ほど 6,700万円ほどの事業を要望していてその中から絞り込んでいかなければならないというふうな説明をされているのですが、この事業が土木事業以外であれば幅広いわけですよね。教育あるいは環境問題、それから防災だとか福祉、保育、地域の振興問題というふうに幅広い事業があるわけですが、厚岸町はこの事業に対して、特にこの3年の中で、どの事業をどうしてもやりたいというふうに考えているのかお伺いをしたいというふうに考えます。私は、例えば今の環境問題なんかでいえば、海岸の、厚岸町はやっぱり観光の町ですから、ごみの撤去だとかそういうこともやはり必要ではないのかなというふうに思いますし、今、大変に教育の分野でいえば子供たちが大変な状況にあるということで補助教員の配置だとか、そういうことに活用していくべきではないのかなというふうに考えますが、もう一度お伺いをいたします。季節労働者の援護制度の問題ですけれども、今、町長から説明されましたように、やはり今回のこの4日間の短縮というのは非常に大変だということで、今までも20日間の講習以外の委託講習を受講されている人が結構いたわけですよね。釧路のクレーン教習所まで行っての技能取得をするというようなことがされたのですが、今回はこういう委託講習を受講した人には4日間分の給付金を支給するということになりますから、勢いその受講希望者も多数になるのではないかというふうに考えておりますし、聞きますと講習を実施する企業組合の話では、なるべく地元で講習を受けられる委託講習も取り入れたいと。受講者をたくさん受けていただくためにそういう制度もとりたいということなんですが、今回町長が示されましたように一定程度の施設があるところで受けなければならない委託講習もありますから、この町長が示されました一定の交通費等の援助については何とか実現する方向でお願いしたいというふうに考えるのですが、この点もう一度お伺いいたします。それと、今まで町としてやってきた講師の派遣だとか介助士の補助だとか、こういうものは引き続いて行っていただけるというふうに考えてよろしいのでしょうか。
答弁 町長
再質問にお答えをいたします。私からは太平洋炭礦に関連する質問に対してお答えをいたします。以下は担当課長から答弁させますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。ただいまお話ございましたとおり、太平洋炭礦、長崎屋が今日の状況を迎えているということは大変な問題でございます。これは釧路市のみならず厚岸町を含む釧路地方にとっても経済的にも大きな影響が出るものと思っております。先ほどご答弁いたしましたけれども雇用者がいないわけでありますが、しかしお話がございましたとおり関連企業に働いている方々が解雇が始まっているというお話を承りました。私はまことに残念に思うわけであります。そこで、私といたしましてはその実態を直ちに調査をしてまいり、対応を図ってまいりたい。かように考えておりますのでご理解を賜りたいと存じます。
質問 11番
11番、谷口議員。今、町長の方から実態調査をさらに進めていただくということなので、これはぜひやっていただきたいなというふうに考えます。それから、職安等の情報の問題ですが、今は離職表と言っていましたけれども求人情報ではないのかなというふうに思うのですが、結果的には何か役場で働いている人は活用しているけれどほかの人はもうほとんど活用していないと。これはやっぱり宣伝不足ではないのかなというふうに思うのですが、やはりそういう情報があるんだということを町民にも知らせることが大事ではないのかなというふうに考えますが、これらについてやはり町の広報等を通じての周知が必要ではないのかなというふうに思うのですが、いかがでしょうか。それから、地域雇用交付金の問題ですが、結果的には緊急という名前がついているわけですよね。そして、やはりこういう状況でありますから、1人でも失業者を救い上げていくというところにその力を入れていただかなければならないのではないのかなというふうに思います。そういうことで、今回の事業は特に人件費に大きく重きを置いた、重点を置いた事業を実施してほしいということになっていると思うんですよね。そういうことでいえば、教育だとか森林だとかそういうところは特に人件費が必要になる分野ではないのかなというふうに思うのですが、この辺をやはりもう少し絞り込んだ対策を、これはいつごろまでこの絞り込みを進めようと、事業を確定しようというふうに考えているのか、もう一度お伺いをいたします。それから、最後の冬期援護制度の問題ですが、やはり今、町がやろうとしていることに積極的な対応を今回の冬期の講習で実施をしていただきたいというふうに考
答弁 町長
町長。再々質問にお答えをいたします。まず、谷口議員からお話ございました、町が側面から支援をいたしておりますハローワークの求人情報を役場庁舎に提供しているという中での、職員だけではだめだと、もっと町民にもわかるように周知をしたらどうかと。これ、当然であります。質問のその考え方に沿った方法を善処してまいりたい、かように考えます。