赤平市議会 令和3年第2回定例会 2021年6月24日
赤平市の歴史、文化遺産について
2021年6月24日、赤平市議会の一般質問で、安藤繁議員が「赤平市の歴史、文化遺産について」質問し、市長 畠山渉、教育長 高橋雅明が答弁しました。
- 質問者
- 安藤繁 議員
- 答弁者
- 市長 畠山渉、教育長 高橋雅明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の議事日程の表記です。
質問 4番 安藤繁
次に、件名2、赤平市の歴史、文化遺産について、項目1、炭鉱遺産施設の見学に係る案内等について、要旨1、空知川露頭炭層の見学スペースを兼ねた護岸施設への案内標識と駐車場の整備についてでありますけれども、空知川露頭炭層は、皆さんも御存じと思いますけれども、安政4年に松浦武四郎が発見し、空知炭田開発の端緒となっております。その後榎本武揚やライマンも探索に訪れております。明治9年には黒田清隆開拓使長官が調査に来ており、シャツ一枚になり、横4尺、そして縦3尺の赤平の大塊炭を自ら掘削して、丸木舟で持ち帰り、札幌駅に標本として長い間展示していたということであります。空知川露頭炭層の見学スペースを兼ねた階段式の護岸については、5月中旬に赤平市地域おこし協力隊の発信しましたフェイスブックで私知りまして、隊員から場所を聞きまして、見学に出かけました。私は住友出身でありますので、住友中学校のすぐ近く、ちょっと川上になりますけれども、露頭炭層があることは小さい頃から知っておりましたし、中学校のところでまた川に入って水遊びもしておりましたので、知っておりました。また、以前行われていました空知川のいかだ下り、これには私も2回ほど実際にいかだに乗って参加しておりましたので、間近に露頭炭層の断崖を見ておりまして、簡単にこの場所を見つけることできると思って、出かけました。マックスバリュのところから空知川のところに進みまして、床屋が奥にありますので、その前に広いスペースがありましたので、入っていきましたが、その先の連絡通路がありませんでした。戻って、パークゴルフ場のほうからということで行きましたけれども、見つからず、床屋のほうに戻り、1本先の通路を進入していくと柵と不法投棄の看板がありました。不法投棄の看板ではなくて、てっきり露頭炭の見学スペースの案内板かと思って近づいていきましたけれども、不法投棄の看板でありましたので、ここも違うのかなというふうに思いましたが、散策路があるのです。散策路がありましたので、ちょっと左右見てみますと、左側に大きな札幌開発建設部の看板を発見いたしまして、そちらに行きますと階段を下りると大きな展望台がありました。遮る木もなくて、久々に露頭炭層の崖の全容を見ることができました。露頭炭層は日本地質学会北海道支部より北海道地質百選にも選ばれており、ぜひ皆さんも、多くの方にも見てもらいたいものだと思います。札幌建設部が護岸した施設でありますから、アクセスのための道路標識や案内板があるものだとばかり思っておりましたが、一個も見当たりませんでした。私本当にここら辺の地理詳しいのに分からないのに、遠方から来られた方はなおさら場所がどこにあるのか分からないのではないかというふうに感じました。赤平東郵便局、それから河岸の床屋さん、そしてごみの不法投棄の禁止の看板付近に道路標識や案内板が分かれば場所が分かりやすいと思います。札幌開発建設部空知川河川事務所のインターネット情報では、所在地が赤平市字赤平とありますが、地番が記載されておりません。他の情報調べると、場所が赤平市茂尻と全く実際と違った位置情報も掲載されております。また、当市のホームページも見てみましたが、空知川露頭炭層の見学スペースについての掲載はありませんでした。できれば早急に掲載すべきと思います。カーナビゲーションにも対応できるように赤平市字赤平○○番地先河川敷地などと正式な住所を表示し、案内図があれば非常によいなと感じたところでございます。空知川露頭炭層の見学スペースのアクセス確保のため道路標識や案内板を設置する予定があるのかどうか、また露頭炭層の見学スペースに歩いていくのに駐車場が整備されておりません。砂利を敷くだけでもいいと思うのです。砂利を敷くだけでも結構と思いますが、駐車場の整備の予定があるのかどうか併せて伺います。
答弁 市長 畠山渉
空知川露頭炭層の見学スペースを兼ねた護岸施設への案内標識と駐車場の整備についてでございますが、このたび整備されました空知川露頭炭層見学スペースにつきましては、空知川を所管します札幌開発建設部空知川河川事務所において河川護岸として整備されたものであります。今までは河岸に近寄ることも危険で、草木が生い茂り、露頭炭層を見ることは難しかったのですが、河川護岸の整備によりまして安全に露頭炭層が眺められる貴重な見学場所となりました。議員ご指摘の案内看板の設置や駐車場整備につきましては、施設の利活用について整理し、施設管理者である河川管理者と協議を進めながらどのような対応が可能か前向きに検討してまいりたいと考えております。また、空知川露頭炭層は160年前の姿を伝える石炭の歴史を物語る貴重な文化遺産でありますことから、多くの方々に御覧いただけるようホームページの活用も含め情報発信につきましても検討してまいりますので、ご理解いただければと思います。
質問 4番 安藤繁
ご答弁のとおり、現地は護岸整備がきちっとされており、柵も施され、河岸に近づいても全く危険もなく、草木もきれいに伐採をされており、露頭炭層の見通しが大変良好であります。また、新聞やテレビの報道により見学を希望される多くの方々より露頭炭層の情報やアクセスについての問合せも来ているようでございます。当市の炭鉄港の観光の推進力として大いに期待できるものと思います。私も従前より露頭炭層を見るための空知川に張り出した展望台、こういうものができればいいなという思いを巡らせていたこともありまして、このように早く実現したことに驚きとひとしおの喜びを感じておるところでございます。案内板設置や駐車場の整備については河川管理者との協議を進めるということであり、情報発信についても多くの人に見てもらうためホームページの活用などを検討するとの前向きの答弁をいただきました。護岸整備の施行や利活用についてご尽力されておられる札幌開発建設部空知川河川事務所や市の関係者の活躍を高く評価するとともに、今後の整備についても大いに期待をしたいと思います。続いて、立坑やぐら前看板とズリ山階段駐車場看板の今後の維持管理について、また炭鉱ガイダンス施設に炭鉄港関連の総合案内板の設置の考えについてでありますが、施設の案内看板でありますが、立坑やぐら前看板とズリ山階段の駐車場の看板が非常に色あせ、ひび割れしている状況であります。昨年秋口に熊の出没の件もあり、私が案内板を見たときはかなり状況悪くなっておりましたけれども、さほどそんなにというような感じであったのですけれども、今回実際に行ってみると立坑やぐら前の看板、これは住友石炭赤平炭砿立坑やぐらと書いてあったと思いますが、看板の右側の上部の炭砿の砿から砿立坑やぐらの文字、4字が判読できない状況であり、看板全体も色あせてきております。また、ズリ山階段の駐車場の看板も旧赤間炭鉱ズリ山階段と書かれた左側の上部の文字、その辺りの塗料が一部めくれて、剥がれてきております。さらに、本当に看板全体が非常にひび割れして、やっぱり見栄えが悪い状況です。市民からも見苦しいと、やはりほかから来る人にも恥ずかしいことであるという声が私のほうにも届いております。炭鉄港の2代目の会長市である芦別市では、日本遺産の構成文化財を観光振興につなげようと認定3年目を迎えた炭鉄港を加速させるため予算の限られた協議会の事業に加え、構成文化財の魅力を紹介するための看板や動画、そしてミニのぼりを市の独自の事業ということで加えまして、歴史的遺産のまちとしてPRを強化するということが新聞にも掲載されております。看板につきましては6月末に交流人口の多い道の駅スタープラザ芦別に設置を予定しているということでございますので、間もなく設置されるのではないかというふうに思います。また、芦別市の看板とミニこいのぼりにはQRコードをスマートフォンで読み取ると炭鉱遺産マップが反映するという工夫がなされているようで、近代的な取組をしているようでございます。当市は炭鉄港の所在会長市でありますから、せめて遠方からわざわざ見学の人たちから何が書いているのか分からない、日本遺産の内容を案内する看板なのにひどい状況だなどと言われないように立坑やぐら前看板とズリ山階段駐車場の看板を早期に補修すべきと思います。また、赤平市も炭鉱ガイダンス施設に立坑やぐら、ズリ山階段、空知川露頭炭層や「SAKIYAMA」、「ATOYAMA」のある、「SAKIYAMA」の彫刻のあるエルム高原など炭鉄港関連の総合案内板の設置を検討してはいかがでしょうか。併せて伺います。
答弁 教育長 高橋雅明
看板につきましては、旧住友赤平炭砿の立坑やぐらの道路沿いと北炭赤間炭鉱、ズリ山の777段の階段駐車場に案内板がありまして、両看板は赤平市において開催された国際鉱山ヒストリー会議の前年の平成14年に施設の説明のために設置されたものであり、設置から19年経過しております。議員のご指摘のとおり、経年変化により一部文字が剥がれたり、ひび割れをしているなどの状況が見られますことから、補修してまいりたいと思います。また、総合案内看板につきましては地域振興及び地域活性化に関係することにもなりますので、設置場所や効果など炭鉄港の構成自治体の事例も参考にしながら検討してまいりたいと考えております。
質問 4番 安藤繁
6月号の広報あかびらでございますが、あかびらガンバレ応援寄附金のふるさと納税の活用状況が掲載されております。皆さんも御覧になっていると思います。炭鉱遺産の保存、承継、継承したまちづくりに資する事業の昨年度の活用状況でございますが、炭鉱ガイダンス施設の備品購入に32万7,800円の支出となっており、積立金が784万1,672円で、令和2年度末の残高は3,733万3,862円となっております。積立額が多いことは赤平の将来にとっても非常に大変結構なこととは思います。しかしながら、寄附された方があの看板を見たらどのように感じるでしょうか。不要不急なものは別として、こういった浄財を有効活用することこそが寄附者の本当温かい心の思いを酌み取り、反映することにつながるのだと私は思います。看板は見学者が施設の大まかな情報を得るため最初に目にするものだけであり、それだけによいインパクトを与えることが非常に大切だというふうに私は思います。立坑やぐら前看板とズリ山階段駐車場の看板については設置から19年が経過しており、現状を踏まえ補修するとのことで、非常に明快な回答いただきました。ありがとうございます。できるだけ早期の補修をお願いしたいと思います。また、総合案内板についてですが、地域の振興や活性化に関係するので、設置場所や効果について検討するとの非常に思慮深い答弁をいただきました。炭鉄港の所在会長市としての風格を保つため、看板の速やかな補修と地域活性化に資する総合案内板設置を要望いたしまして、私の全ての質問を終わります。ありがとうございました。