赤平市議会 平成29年第2回定例会 2017年6月16日
健康増進計画について
2017年6月16日、赤平市議会の一般質問で、竹村恵一議員が「健康増進計画について」質問し、介護健康推進課長 斉藤幸英が答弁しました。
- 質問者
- 竹村恵一 議員
- 答弁者
- 介護健康推進課長 斉藤幸英
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の議事日程の表記です。
質問 4番 竹村恵一
通告に基づきまして、質問させていただきます。それでは、大綱1、健康増進計画についてに入ります。平成29年度市政執行方針の中の第5次総合計画の(1)、健やかで安心して暮らせる社会をつくりましょうの中に、市長は生活習慣病の予防に言及され、さまざまな施策を打ち出しております。当市におきましては、総合計画を上位計画とした平成27年度から平成30年度の間、「みらいに向けて元気でGO!GO!」と題しまして健康増進計画の改訂版を打ち出し、健康づくり推進のための具体的な取り組みを示しています。そこで、計画の基本目標であります①、健康寿命の延伸について、各分野ごとにお聞きいたします。ア、生活習慣病の予防について、(ア)、がん対策について伺います。当市の高齢化率も40%を大きく上回り、まさに先日夕張市の率が50%を超えた状況と耳にしましたが、それに近いと考えます。そして、高齢化に伴い、がんによる死亡者は増加にあると予測されます。当市は、がんによる死亡率が全国、全道と比較して高くなっているようで、理由としましては高い喫煙率30%、食事の偏り30%、運動不足5%、飲酒3%などの生活習慣病が影響し、この計68%の生活習慣病の改善でがんの発症を予防できると言われております。がん検診の受診率も全国、全道と比較して大きく下回ります。死亡順位の高い胃、肺、大腸の受診率は10%前後と全国の半分以下です。特に男性が低いようです。そこで、計画の折り返し年に入り、理由の60%を占める喫煙、食事に対する点で経過と改善点、方策が計画に出されているとおり進行されているのかお尋ねいたします。
答弁 介護健康推進課長 斉藤幸英(介護健康推進課長は2017年12月まで)
お答えいたします。当市の6月1日現在の65歳以上の人口は、4,815人で高齢化率は45.4%となっています。がんは、超高齢化社会において今後も増加していくことが予想されています。平成18年から平成27年の10年間の死因データを見ると、男女合わせた全悪性新生物による当市の死亡者数は全国平均の1.25倍、その中でも男性は胆のうがんで2.15倍、膵臓がんで1.67倍、肺がんでは1.27倍であり、女性では膵臓がんで1.69倍、肺がんで1.68倍、肝臓がんで1.57倍となっております。がんによる早世を減少させるためには、まず検診で見つけられるがんは検診により早期発見、早期治療に結びつけることが大切であります。そのためには、より多くの方にがん検診を受けていただく必要があり、その方策としまして検診時の自己負担額を前年の半額の1検診500円としたほか、広報による検診実施の周知のほか、健康教室や各種イベントでのPR、電話やはがきによる個別勧奨を行っているところです。近年は、各企業でもがん検診を取り入れているところもふえており、また市の検診も日曜日開催や一度に全ての検診が受けられる機会をふやし、検診を受けやすい体制を整えています。今後も受けやすい体制づくりに努めるとともに、一定の年齢に達したら定期的に検診を受ける意識づけを進めてまいります。また、当市において有意的に多い膵臓がん、肺がんについては、2016年に厚生労働省がまとめたたばこ白書において喫煙、受動喫煙との関連が科学的証拠は因果関係に推定するのに十分であるとされております。当市の子育て世代のアンケートを見ると、子育て世代の男性の喫煙率は70%前後、女性においても20%を超えており、市全体の喫煙率も高いことが予想されます。喫煙率は、これらのがんだけではなく、当市の健康課題である壮年期の虚血性心疾患や脳血管疾患などの重大な循環器疾患を招くため、平均寿命及び健康寿命延伸のためには個々人の禁煙対策はもちろんのこと、市全体としてたばこの煙がない環境を整備し、喫煙者の健康はもちろんのこと、非喫煙者の受動喫煙による健康被害を防止していく取り組みを進めてまいりたいと考えております。また、当市におきましては食事における塩分摂取量が多い傾向や、脂質の多い食べ物を好む傾向にあり、各種がんや生活習慣病の高血圧や心筋梗塞、脳卒中などを発症しやすくもなりますことから、正しい食生活を身につけていただくため、引き続き検診時や各地区で開催する健康教育、さらには赤平市食生活改善推進協議会の方々の協力を得て、健康展開催時や地区伝達講習会を通じ減塩で栄養バランスのとれた食事をとることの大切さを引き続き啓発してまいります。以上です。
質問 4番 竹村恵一
非常に詳しく答弁いただきましたけれども、現在行っていることの検証を踏まえて、この増進計画は平成30年までですので、この1年しっかりと対応して進めていっていただきたいというふうに思いますけれども、先日先ほど五十嵐議員も言われていましたが、庁舎内でも禁煙デーに合わせた行動がなされていたようです。関係のある方々にとっては逆に大変きつい週間だったのかなというふうにお察ししますが、答弁にありましたように健康被害を防止していく取り組みを進めていくという考え方をもう少し詳しくお答えいただきたいというふうに思いますが、市長も市政執行方針の中で喫煙対策、受動喫煙防止策に取り組むと表現していますし、健康増進計画でも喫煙の害の知識の普及、公共施設などでの能動受動喫煙対策、禁煙を支援する環境づくり、未成年の喫煙防止、妊娠期、子育て期の喫煙防止などの多くのことに言及した計画になっているわけです。残り1年ある計画でどのように進めていくのか、先ほどの答弁でも詳しく聞いておりますが、再度確認させていただきたいというふうに思います。
答弁 介護健康推進課長 斉藤幸英(介護健康推進課長は2017年12月まで)
厚生労働省が14日に発表しました2015年の都道府県別年齢調整死亡率の中で、北海道は肺がんによる死亡率で男女とも都道府県別の1位という大変不名誉な結果となりました。道民の喫煙率が高い生活習慣が影響したものと見られております。国は、健康増進法の改正を見込んでおり、喫煙対策が今後さらに強化されていく予定であります。北海道の取り組みにつきましては、健康増進法に基づく健康増進計画であるすこやか北海道21の個別計画として、すこやか北海道21たばこ対策推進計画を策定し、喫煙が及ぼす健康への影響について普及、啓発の推進、たばこをやめたい人に対する禁煙支援体制の充実、未成年者の喫煙防止、公共施設や職場などにおける禁煙、分煙の推進の4つの対策を柱にたばこ対策を推進してきました。これらの計画に基づきまして、当然各市町村におきましてもたばこ対策の推進が求められていますので、少なくとも公共施設における館内全面禁煙を推進していく必要があるものと考えます。また、当課におきましても妊婦や子育て期の方への禁煙に向けた指導や健康教育開催時に喫煙がもたらす害に関しての知識の普及、啓発をしていますが、以前に比べ喫煙率が下がってきているようではありますが、依然高い水準にあり、結果として肺がんの死亡率が高い実態となっていますので、今後も保健師による禁煙への相談、指導をさらに強化し、必要に応じては医師による治療のための禁煙外来への受診にも結びつけていきたいと思っております。以上です。
質問 4番 竹村恵一
ありがとうございます。健康増進計画がもう一年ありますので、それにしっかり推進をしていただきたいというふうにお願いをして、この質問を終わります。(イ)、こころの健康、生きがい(自殺者)対策について伺います。まず、生きがい対策については、過去にアンケート調査を行い、16歳から44歳にネガティブな回答が多く、65歳以上にはポジティブな回答と傾向が出ているようです。方向性や課題もはっきりしているようですので、今までの状況と折り返しに向けた取り組みにはどうするのか確認させていただきます。
答弁 介護健康推進課長 斉藤幸英(介護健康推進課長は2017年12月まで)
まず、生きがい対策につきましては、高齢世代では比較的自由な時間を持つことができることから、多様な趣味を楽しむことや友人と過ごすこともでき、外に出る機会も多く持てるようです。若年層人口の減少により、支援を必要とする高齢者を支える担い手が減少していく中にありましては、元気な高齢者が支え手の一躍を担っていただくことも必要になり、自身のやりがいや介護予防にもつながるとも思いますので、エリアサポーターなどとして活動する方々を少しでもふやしていくよう働きかけを続けてまいりたいと思っております。また、若い世代につきましては、多様な交通通信手段を持ち合わせており、それらを活用しながら交流をしているものとは思いますが、中には自宅にひきこもりをして仕事や社会活動にも参加せず、親に生活全面の面倒を見てもらっているような方もいます。親自身も高齢になり、先行きに不安を感じまして相談も寄せられていることもあり、福祉部門と連携し、市が事業を委託している空知生活サポートセンターによる就労支援制度の活用による就職の促進などの取り組みをしている状況にありますが、本人の就労に対する意欲がないなどの課題も多くありますが、関係部門と引き続き協力をしながら支援をしてまいりたいと思っております。
質問 4番 竹村恵一
ただいま答弁にありましたように、福祉部門との連携、また関係部門との協力というのがやはり大きくなっていくというふうに思いますので、しっかりお願いしたいというふうに思います。こころの健康、自殺者の状況のほうをお聞きしますけれども、数値については過去のデータから見ても男女ともに高い数値のようでありますし、何らかの精神疾患を発症している可能性も多いと言われております。特に鬱病が多いというふうに言われて、誰もがなり得る病気とされていることから、鬱病に対する理解を深め、支え合い、見守る地域づくりの必要性を計画の中で打ち出しています。ここも前の質問と同様に今までの状況と折り返しに向けた取り組みをどうするのか、確認させていただきたいというふうに思います。
答弁 介護健康推進課長 斉藤幸英(介護健康推進課長は2017年12月まで)
全国の自殺者数は徐々に減少傾向にありますが、いまだに2万7,000人の方がみずから命を絶っております。北海道におきましては、平成20年の1,700人をピークに平成28年には1,004人と減少をしてきておりますが、いまだ一月に84人弱、1日2.7人の方がみずから命を絶っているという現実があります。当市の平成18年から平成27年までの10年間の死因データを標準化死亡率で見ますと、男女とも自殺者は全国の1.8倍を超えているという数字になっております。自殺は、鬱病などの精神疾患やアルコール依存症などが原因とされ、さらにそれに至るまでに健康問題や金銭問題、家族の問題などさまざまな要因が考えられます。さまざまな問題を抱え、その解決方法に自殺しか思いつかなくなってしまっている人に気づき話を聞き、専門機関につなぎ、地域で温かく見守ることが自殺予防の第一歩と考え、当市では平成21年と平成22年に自殺予防に関する講演会を開催し、翌平成23年からは自殺予防ゲートキーパー研修を行い、平成28年度までに147名の方が終了しております。平成28年からは地域包括ケアのかなめとして要請されているエリアサポーターへゲートキーパー研修を行い、今年度からはエリアサポーター要請研修にゲートキーパーの講義を取り入れ、各地域で誰もが孤立することなく見守り、見守られる地域づくりを目指しており、それにより自殺者が少しでも減少していくことを願っているところでもあります。以上です。
質問 4番 竹村恵一
ただいま答弁にありましたエリアサポーターさんの存在が各地区で非常に大きくなっていくのかなというふうに感じるところもあります。反面、そのサポーターの皆様方がどこまで踏み込んでいっていいのかとか、どこまでやったらいいのかというように大きく負担を感じるというのも問題に出てくるというふうに思います。先ほど数字で人数言われていましたけれども、せっかく多くの方々が協力をしていただいている状況ですから、どのような形が一番適したサポートになるのかというのをしっかり見きわめていただきたいというふうに思いますので、関係課と協力をして進めていただきたいというふうに思います。(ウ)、身体活動と運動対策について伺います。これは、喫煙、高血圧に次いで非感染性疾患による死亡の3番目の危険因子と言われ、最近では高齢者の運動機能、認知機能低下などとも関係すると明らかになっているようです。当市においても就労世代、いわゆる20歳から64歳までの方が高齢者世代、65歳以上の方と比較すると運動習慣者が少ないということになっております。そこについての原因や方向性は計画の中でももう既に出されているようですが、身体活動の客観的指標と言われている歩数については具体的な数値までは把握していないということになっております。そこで課題や目標を打ち出しているので、どのようになっているのか確認させていただきたいというふうに思います。
答弁 介護健康推進課長 斉藤幸英(介護健康推進課長は2017年12月まで)
身体活動とは、安静にしているときよりも多くのエネルギー消費を伴う活動のことであり、生活の中で体を動かすことの全てと捉えられており、家事や労働といった日常生活の中での活動のほか、趣味やレジャーを行うことも含んでおります。身体活動、運動の不足は、喫煙、高血圧に次いで非感染性疾患による死亡の3番目の危険因子であるとされております。また、身体活動、運動は生活習慣病の発症予防だけではなく、高齢者の運動機能や認知機能の低下など、介護予防にも関係することも明らかになっており、比較的若い世代から習慣的に身体活動や運動をすることが健康寿命の延伸に重要であると言えます。以前行った調査では、当市の高齢者においては比較的身体活動や運動を習慣的に行っている方が多い反面、若い世代では身体活動や運動習慣を持つ方の割合は全国より少ないことがわかっております。その原因の一つとしまして、自家用車の使用や学童においてもスクールバスの利用など、日常での身体活動、特に歩数の少なさが挙げられております。そのため、生活の中で身体活動を増加させることは難しく、運動をする習慣を身につけることが必要となっております。当市といたしましても各種イベントや健康教育、運動教室などを開催し、運動のDVDの配付などを行うなど家庭でもできる運動の普及、啓発を行っていますが、個人の運動意欲の向上にはなかなか結びつかないというのが現状であります。今後も生涯教育の担当課とも協力し、市民の運動習慣の獲得や運動意欲の向上のため健康教育、運動教室に取り組むとともに、各種イベント、各種健診等においても身体活動や運動の必要性について引き続き広く市民に啓発してまいります。以上です。
質問 4番 竹村恵一
まさに今答弁にありましたように、いかに個人の運動意欲を向上させるかというところだというふうに感じます。それは、やはり小さな子供時代から体を動かし、スポーツと触れ合う機会の多さということになっていくのではないかなというふうに思いますので、今後も対応をお願いしたいというふうに思います。大綱1は、健康増進計画に沿って質問をさせていただきましたが、これは先ほども言いましたように平成30年の計画最終年へ向け、着実な実行をお願いしたいというふうに言いまして、この質問を終わります。