赤平市議会 平成26年第2回定例会 2014年6月11日
胃がん撲滅の取り組みについて
2014年6月11日、赤平市議会の一般質問で、五十嵐美知議員が「胃がん撲滅の取り組みについて」質問し、介護健康推進課長 斉藤幸英が答弁しました。
- 質問者
- 五十嵐美知 議員
- 答弁者
- 介護健康推進課長 斉藤幸英
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の議事日程の表記です。
質問 6番 五十嵐美知
次の件名2、胃がん撲滅の取り組みについて伺います。①、ピロリ菌対策について伺います。ピロリ菌は、胃の粘膜に生息する細菌で、慢性胃炎や胃、十二指腸潰瘍、胃がんなどの原因の99%を占めるとされております。国内で少なくとも3,500万人以上が感染し、年間で5万人ぐらいがお亡くなりになっているそうであります。特に50歳以上は、感染率が高いようであります。胃酸が十分に出ない乳幼児期に井戸水を飲むなどして感染し、その親からの口移しなどで二次感染する可能性が高いと言われております。そこで、アの中学生対象のピロリ菌検査について伺いたいと思いますけれども、このような背景から現在中学生対象に検査、除菌を行うことで胃の病気の予防を図り、将来的には二次感染を防ぐことができ、今の中学生の感染率は5から8%と低く、少ない予算で効果的できめ細かな対策ができるとされておりますことから、将来の胃がん撲滅に期待できるものと思いますが、お考えを伺いたいと思います。
答弁 介護健康推進課長 斉藤幸英(介護健康推進課長は2017年12月まで)
お答えいたします。ピロリ菌は、胃に生息する細菌で、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんなどに密接な関係にあるとされております。日本消化器学会の発表によりますと、日本人の半数以上はピロリ菌に感染していると言われ、ピロリ菌に感染しても一部の方しか潰瘍や胃がんにならないとされており、これは菌の種類と感染した方の体質により起きてくる病態が違うことからで、全ての感染者からピロリ菌を除菌する必要はないとしております。胃がんの発症要因は、ピロリ菌感染以外にも喫煙と過度の塩分摂取などが大きな要因となることもありますことから、これらのリスク要因をなくしていくことも重要であります。しかし、ピロリ菌の感染は胃がんの一つの要因でもあり、除菌することでピロリ菌感染を原因とする慢性胃炎や潰瘍から発症する胃がんのリスクを減少させることができます。本年度道内では、美幌町が中学生に対し尿や呼気によるピロリ菌検査を実施し、感染者には除菌を行うことを予定しております。当市におきましては、ピロリ菌の除菌効果と除菌時のリスク等を検証し、さらには検診実施機関と協議をしながら検討していきたいと、そのように考えております。以上です。
質問 6番 五十嵐美知
ただいまの課長からの答弁で、日本消化器学会の発表をもとにお答えされましたけれども、北海道大学の浅香特任教授は講演の中で胃がんの原因は多くがピロリ菌であることが近年判明しているというふうに講演されております。また、ことし2月には除菌治療の保険適用対象が慢性胃炎患者にも拡大されておりますことから、国においても胃がん撲滅への取り組みが進んでいるものと私は思っております。そういう意味で今後当市においても、答弁でありましたけれども、検診実施機関と協議して検討していくというお話でありましたから、これに期待を寄せていきたいと思いますけれども、どうぞよろしくしっかり取り組んでいただきたいなというふうに思います。次、イの胃がんリスク検診について伺いたいと思います。ABC検診と言われており、ピロリ菌感染の有無と胃粘膜萎縮の程度を測定し、被検者が胃がんになりやすい状態かどうかをAからCの3群に分類する新しい検診法でありまして、血液による簡易な検体検査であり、特定健診などと同時に行うこともできるようであります。ほんの数㏄の採血で行うことができ、しかも早期胃がんの発見率はバリウムで行う胃の透視検査よりも2倍高いと言われております。人によっては、胃がんの検診を受けたいが、胃カメラもバリウムも苦手な方々が多くおりますことから、胃がん撲滅に向けこのような取り組みも行っていくべきではないかと思いますが、いかがでしょうか、お考えを伺いたいと思います。
答弁 介護健康推進課長 斉藤幸英(介護健康推進課長は2017年12月まで)
胃がんのリスク検診についてでございますが、前段でも申し上げましたが、ピロリ菌の感染は胃がんの大きな要因でもあり、ピロリ菌を除菌することで胃がんの発症率を減少するとされていますが、ピロリ菌がいないと胃がんにはならないというわけではないことから、定期的にがん検診を受けていただくことが最も重要なことでありますことから、引き続きがん検診の受診啓発を行っていきたいと、そのように考えております。ご質問のABC検診についてでございますが、胃がんそのものを見つけ出す検診ではございませんが、胃がんにはピロリ菌の感染と胃粘膜の萎縮が強く関与している場合もありますことから、血液検査でピロリ菌とペプシノゲンの血液中の値を検査し、正常のA群から危険率が高まるB、C、D群の4区分とし、胃粘膜の炎症と萎縮を判定し、胃がんに対するリスクを診断するものであります。この診断でB、C群に属しますと内視鏡検査やピロリ菌の除菌が勧められ、ハイリスクのD群になりますとすぐに専門医療機関への受診が勧奨されているものでございます。いずれにしましても、内視鏡検査が必要となってきますので、判定の確実性の高い内視鏡検査やバリウムによる検査を行うことが現状では最も有効と判断しているところです。医学の進歩は目覚ましいものがございますことから、今後さらに負担の少ない検査方法が確立することを切に願っているところでもあります。以上です。
質問 6番 五十嵐美知
本当に課長がおっしゃられるように、定期的にがん検診を受けていただくことが何よりも撲滅のための第一歩というふうに思いますけれども、最近病気になる方の多くががんであると。まさかと思うのですけれども、胃がんでも結構亡くなっている方がおりまして、がんの中でも比較的原因がわかるがんの部類としては胃がんの中のピロリ菌であったり、また子宮頸がんであったり、がんの中でも一番リスクが判明しているものでありますことから、比較的検診にしっかり取り組めば撲滅は私は可能だと思います。そういう意味で担当のほうも胃がんであるとか、子宮頸がんであるとかの検診についてもしっかり取り組んでいただきたいということでお願いしておきたいと思います。また、その意味においては、リスク検診についても採血で可能であるということでありますので、特定健診の中に取り入れることによって有効ではないかというふうに思いますので、この点についてもぜひ取り組んでいただきたいということをお願いしておきます。お答えの中にありましたように、医学の進歩は目覚ましいものがあって、さらに負担の少ない検査方法が確立されることを切に願うというふうにおっしゃられましたけれども、まず何よりも私が今回胃がんに絞って取り上げたのは、同じがんの病気でも胃がんに関してはリスクがはっきりわかっている以上、前もって治せるもので私はあると思います。そういう意味で担当課長としてこの胃がんの撲滅は、がんの中でも撲滅のできるがんと捉えておられるかどうか、これだけちょっと確認しておきたいと思います。よろしくお願いします。
答弁 介護健康推進課長 斉藤幸英(介護健康推進課長は2017年12月まで)
今議員さんからご質問あったとおり、胃がんのリスクというのは先ほど言われたピロリ菌を由来とする潰瘍と、さらには塩分のとり過ぎ、さらには喫煙、そういったものが非常に大きな要因となっておりますので、やはり一つでもその要因をなくしていくことが胃がんになるリスクを下げるという非常に重要なことになると思いますので、やはりそういったものを少しずつ排除しながらがんにならないようなことはできるということがまさに今おっしゃるとおりでないかなと、そのように思っておりますので、引き続きそういったことも含めてがん予防ということで捉えまして普及啓発を図っていきたいと、そのように思っております。
質問 6番 五十嵐美知
よろしくお願いいたします。