網走市議会 令和6年第3回定例会 2024年9月11日
健診での聴覚検査について
2024年9月11日、網走市議会の一般質問で、石垣直樹議員が「健診での聴覚検査について」質問し、市民環境部長 田邊雄三が答弁しました。
- 質問者
- 石垣直樹 議員
- 答弁者
- 市民環境部長 田邊雄三
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 石垣直樹
それでは、次の質問に移らせていただきます。健診での聴覚検査についてお伺いいたします。国保の難聴への取組についてお伺いいたします。認知症の一因が難聴であることは、認知症施策推進総合戦略、新オレンジプランにも記載があるところでございます。現在、網走市においては補聴器の助成制度はありますが、できるだけ早期に難聴ケアを行い、必要であれば補聴器の装用を開始することで、健康寿命の延伸にもつながるかと思います。現在、国保での難聴や聞こえに対する取組などは、どのようになっているのかお伺いいたします。
答弁 市民環境部長 田邊雄三
難聴や聞こえに対する取組についてでありますが、現在、国保で実施している特定健診では、聴力検査は基本項目及び検査数値等で医師が判断する追加項目にもありません。理由として、特定健診はメタボリックシンドロームのリスクの有無を重点的に行う健康診査であるため、病気の早期発見、早期治療である従来の健診とは若干目的が異なっているためであります。国保被保険者に対する聴力検査としては、国保で助成をしております人間ドックでの実施項目となっており、人間ドックの助成は2年に1回、今年度からは74歳まで対象年齢を引き上げましたので、受診いただきたいと思っております。また、本人及び周りの方が聞こえで気になったら、早期に医療機関への受診も御検討いただきたいと思っております。
質問 石垣直樹
網走市国保においては、認知症治療薬の使用割合などのデータが、もしあるのであれば、補聴器助成制度など行政サービスが健康寿命に寄与している根拠になるかと思いますが、このようなデータは把握されているのでしょうか。
答弁 市民環境部長 田邊雄三
治療薬の割合や薬剤に関するデータについてでありますが、現在、当市では把握しておりませんが、認知症に属する疾病の医療費として、代表的なアルツハイマー病では、レセプト1件当たり外来で2万3,230円、入院82万6,720円、総医療費では約850万円となっており、全体の0.34%となっております。また、難聴では1件当たり外来で1万7,040円、入院で26万6,820円となっております。
質問 石垣直樹
0.3%とあまり割合を占めていないことがわかりました。人間ドックや早期受診により、難聴を早期発見し、適切な治療を行い、治療による好転が期待できない老人性難聴の方には、網走市の補聴器購入助成制度を活用していただき、早期に補聴器を装用し、認知症を予防する。結果、網走市国保の医療費抑制につながるかと思いますが、お考え、見解をお示しください。
答弁 市民環境部長 田邊雄三
難聴はコミュニケーションの困難さを引き起こすとともに、認知症や鬱病などの様々な疾患の発症リスクと関連することが近年示されており、難聴の予防、発症後の早期診断及び適切な治療が重要とされております。難聴の原因としては、加齢以外の原因もあるため、聞こえに変化があった場合は、まずは医療機関へ受診を御検討いただきたいと思います。また、認知症の治療は一般的に薬物療法とリハビリテーションなどを組み合わせて行われ、薬物療法は認知機能障害の進行を遅らせることができると言われており、うまく組み合わせて、その人らしい生活を送れる期間を長くすることが大切であります。国保の医療費抑制の取組としては、今年度策定した第3期データヘルス計画で、被保険者の健康寿命の延長や医療費適正化の取組として、糖尿病性腎症重症化予防、がん検診受診などを重点課題として進めております。そのため、医療費の観点からは認知症予防の取組は、現時点では特に実施してはおりませんが、介護・医療・保健が連携し、健康課題に取り組む高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業を通して、引き続き健康寿命の延伸を目指す取組を進めてまいります。
質問 石垣直樹
よろしくお願いいたします。終わります。