みんなの議会

網走市議会 令和6年第3回定例会 2024年9月10日

除雪事業全般に関わる苦情について

2024年9月10日、網走市議会の一般質問で、村椿敏章議員が「除雪事業全般に関わる苦情について」質問し、建設港湾部長 立花学、観光商工部長 伊倉直樹が答弁しました。

質問者
村椿敏章 議員
答弁者
建設港湾部長 立花学、観光商工部長 伊倉直樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 村椿敏章

-登壇- 日本共産党議員団の村椿敏章です。通告に従って質問いたします。網走市における除雪体制の確立は、市民の冬のライフラインを円滑に確立する重点施策であることは言うまでもありません。除排雪に対する要望は年々高くなり、特に人口構成で高齢者比率が高くなりつつある現在においては、除排雪の担い手は、私たち議員団のアンケートからも、60代、70代、80代の高齢者が3分の2以上を占めるに至った現状からも明らかになりました。私は2019年から除排雪の質問を始めてから地域を回り、高齢者の方々はもう無理との声を多く受けて、度々質問してきたところです。結果、オペレーターの不足、雪の堆積場所などの課題も浮き彫りになりました。市民の声をしっかり受け止めて、除排雪の施策に生かしてほしいと要求してまいりました。その中で、網走市が市民の苦情をしっかりと受け止めて、施策に生かしているのか。オペレーターの不足の解消に向けて、行政努力をしっかりしてきたのか。堆積場所の確保も努力してきたのか。そのような経過を確認した上で、今回、具体的な質問をいたします。まず最初に、除雪事業全般に関わる苦情についてお聞きします。日本共産党議員団は、今年1月末に除雪アンケートを市街地において1万6,000枚配布し、3月末までに700通を超える市民からの大きな声をいただきました。「交差点に積まれる雪で見通しが悪く、子供たちの通学が心配です」「朝、仕事に出ようと除雪したのに、その後に除雪車が重たい雪を置いていく。何とかしてほしい」。高齢者の方々は体力を奪われ、80代の方は「もう限界」、障がい者の方は「福祉サービスのバスが止まれない」、病気の方は「通院に遅れた」ということもあったと書いてありました。市役所にも多くの声が届いていると思います。そこでお聞きしますが、除雪に関わっての苦情や要望は何件あったのか伺います。過去3年間の件数をお示しください。また、その内容は主にどのようなことが多かったのか、何件かも含めてお示しください。

答弁 建設港湾部長 立花学

除雪に関わる問合せの件数でございますが、令和3年度が691件、令和4年度が217件、令和5年度が279件となっております。主な内容といたしましては、路面状況に関する路面、排雪に関する排雪、寄せ雪による間口、この3点が主な内容となっております。各年度のそれぞれの件数については、令和3年度は路面が315件、排雪が121件、間口が84件。令和4年度では路面が29件、排雪が12件、間口が69件。令和5年度では路面が29件、排雪が49件、間口が33件となっております。そのほか、道路施設の破損、融雪剤の散布、ロードヒーティングなど、様々な問合せをいただいているところでございます。

質問 村椿敏章

年によって苦情の件数も変わってきているということですね。間口の苦情も、令和3年度でいえば84件ですし、令和4年度でいえば69件と。路面の苦情も結構多いということがわかりました。その苦情や要望の内容は、地域によってどのような特徴がありますか。

答弁 建設港湾部長 立花学

問合せの地域の特徴については、問合せをいただいたときには、お名前、お住まいなどをお聞きしておりますけれども、特に地域によって偏った特徴はございません。

質問 村椿敏章

私たちの行ったアンケートでは、地域によってアンケートの返ってきた件数が違いました。特に駒場地区、北にしろ南にしろ、それから潮見、それからつくしヶ丘が多い状況でした。そういった中で特に偏った特徴がないということなのですけれども、やはり高いところは雪が吹きだまったり、そういうところでは片側だけが吹きだまって大変だとか、そういう部分もあって、そんな苦情とかはなかったのでしょうか。あとは、どこの地域が多かったかというところがあったらお示しください。

答弁 建設港湾部長 立花学

地域によって、今、議員からお話があるように、向陽であれば風が強い地域であったり、風向きによっては南側に雪がたまりやすいであるとか、いろいろなケースはあるかと思います。令和5年度に問合せをいただいた要望の件数の内訳の中で、やはり人口が多い地区からの問合せが非常に多かったということで、一番多かったのは潮見地区36件、その次に駒場南地区が27件、その次につくしヶ丘が22件ということで、傾向としてはやはり人口が多い個人住宅が非常に建っている地域からの問合せが多いという状況かなとは思います。

質問 村椿敏章

やはり人口の多いところは多いという部分もありますが、やはり高台というのはかなり雪が片側に寄るという部分は多いと思います。また住宅地で道が狭いという特徴もあると思います。その苦情や要望に対して、市はどのように対応しましたか。現地に行って確認していますか。また、現地に行った回数は何件ですか。そして具体的に何をしましたか。

答弁 建設港湾部長 立花学

問合せの対応につきましては、問合せの内容が場所を確認しなければわからないとき、それから現地での立会を求められたときにつきましては、職員が現地に行って状況を確認し対応しております。令和5年度におきましては、93件の現地を確認いたしまして、市の除雪の状況によって交通に影響があるなど判断される場合は適宜改善に向けた対応を行っております。

質問 村椿敏章

今の令和5年度でいえば、279件のうち93件現地に行ったというところで、ちょうど3分の1ですね。しっかりと見に行っているというところもあるとは思いますけれども、まだまだ足りないのかなと思います。あと、間口除雪が令和5年度は33件あったのですけれども、そうした中で現地に行った件数というのはわかりますか。

答弁 建設港湾部長 立花学

令和5年度の現地確認に対応した件数、間口ですけれども、33件のうち8件が現地を確認している内訳になります。

質問 村椿敏章

やはり8件というのはかなり少ないのではないのかなと思います。それで、市の対応ですね。それが苦情や要望を訴えた市民に満足してもらえましたか。

答弁 建設港湾部長 立花学

除雪の問合せに対する市民の満足につきましては、様々な御要望に全てお答えすることは難しいですけれども、可能な限り満足いただける丁寧な対応に努めてまいります。

質問 村椿敏章

そうですね、可能な限り丁寧な対応というところなのでしょうが、アンケートでは様々な訴えがあったのです。その切実な声を紹介します。「なぜ自分の敷地以外の除雪や市道の除雪までしなければいけないのか。毎回除雪車が来るたび憂鬱になります」「市役所の委託内容が悪いのか、委託先の従業員が怠慢なのか。除雪が来ても私の家の前の除雪も除雪車が一回通るだけで、お向かいの家のほうにはしっかりと除雪していきます。納得ができないので、市役所に電話して抗議したところ、電話対応した職員が心ない対応だったので、抗議しても時間の無駄で無意味だと感じました」。もう一つ、また、「今年84歳、今は何とか自分で除排雪していますが、いつまでできるか不安。自分でできなくなったときの対応、やってくれる人がいるかどうか。人手が足りないと聞いていたので」と心配されています。それから、オペレーターをしている方からも回答がありました。この方は、「この時期は、毎日出勤している。除雪の仕方について、毎日市役所に苦情の電話が来る。丁寧な除雪をするには、人、物、金が足りない。私は、オペレーターを辞めようと思っている。とにかく大変だから。苦情もそこそこにしてほしい」と、そういう訴えでした。先ほど、丁寧な対応に努めていますということですが、市の除雪対策は、やはり市民の声に応えていないと思います。そして、除雪の現状は、市民にとっても、オペレーターにとっても厳しいということです。オペレーターへの負担が重くのしかかっていると言わざるを得ません。次の質問に移ります。これからは、間口除雪に絞って質問します。私は、これまでも市民の大きな声を受けて、間口除雪ができないかと質問してきました。市は除雪時間の制約があること、除雪体制が整わないこと、堆雪スペースの確保ができないという理由で、間口については市民にお願いするという答弁が繰り返されました。そして決まって、高齢者対策は高齢者除雪制度を利用してほしいというものでした。私は、今ある制度を利用することができればいいのではと、高齢者除雪の拡大を求めてきました。しかし、ここでも高齢化という問題があります。一つは、シルバー人材センターの除雪する人員は、2020年に24名だったのが、2023年には16名と減少しています。また、町内会除雪に取り組んでと言いますが、この町内会でも高齢化で、「自分の除雪だけで精いっぱいだ、ほかの人の分を除雪するのは無理だ」という声があります。高齢者除雪の件数は横ばいの状況です。まだまだ、この制度を利用しやすく改善する必要があります。そうした中で、除雪車を運転するオペレーターの高齢化が進み、オペレーターの不足という問題が大きく浮き彫りになりました。まず、この数年の除雪事業者の数の推移をお示しください。また、ここ数年の除雪機械の推移をお示しください。

答弁 建設港湾部長 立花学

道路管理組合の事業者数の推移でありますが、令和3年度から令和5年度まで、10事業者数で変わっておりません。また、除雪機械の台数の推移ですが、官貸車と借上車を合わせて、令和3年度は74台、令和4年度、令和5年度は73台となっております。

質問 村椿敏章

この5年間では10事業者で変わらないということですが、平成26年の除雪計画などを見ると、その10事業者よりも多い事業者がいたのではないのかなと私は思います。事業者も減っているというのがあると思います。ただ、令和元年から令和5年度は10事業者で頑張っていただいているということがわかりました。機械のほうについては、やはりこの3年、2年の間でも1台減ってしまっているという状況ですね。昨年撤退した事業者の撤退の理由は、除雪作業員、それから除雪作業車のオペレーターの確保が困難になっている。除雪作業者などの車両維持や更新に係るコストが大きいことが主な理由と市は答弁されています。こうしたことに対する援助を市はする必要があったのではないでしょうか。次の質問に移ります。ここ数年のオペレーターの人数の推移をお示しください。また、オペレーターの年齢の状況についてお示しください。

答弁 建設港湾部長 立花学

除雪事業者のオペレーターの人数の推移でございますが、平成30年度が50名、令和3年度が48名、令和5年度は45名と減少傾向にあります。年齢の状況ですが、令和5年度におきましては、50代以上の方が32名と7割を超えており、高齢化が進んでいる状況でございます。

質問 村椿敏章

50代以上が7割を占めているということですが、前回のときに令和3年度を調査していただいたときは、70代の方が6名、これから60代の方が15名、40代、50代の方が29名というような数字だったのですが、今現在、令和5年度時点で70代、60代、それ以外の人数はどうなっているか伺います。

答弁 建設港湾部長 立花学

令和5年度の年代別の人数でございますけれども、70代以上が7名、60代が11名、50代が14名、40代が9名、30代が3名、20代までの方が1名という構成になっております。

質問 村椿敏章

やはり年々というか、本当にオペレーターの数が減っているというのがはっきりわかると思います。さらに危機が迫っていると言わざるを得ないと思います。昨年、オペレーターの育成をする取組についても質問したところ、オペレーターに必要な資格というのが、除雪作業車の種類にもよりますが、大型免許、大型特殊免許、車両系建設機械の取得が必要との答弁でした。市の商工労働課では、オペレーターに必要な資格取得などの助成制度、若者技能者人材育成事業をしているということでした。その人材育成事業について、オペレーターに必要な資格取得についての、この間の実績についてお示しください。

答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)

オペレーターに必要な資格取得についてでございますけれども、40歳未満の方が対象とはなりますが、若者技能者の就職、定着を図るため、若者技能者人材育成・地元定着支援事業におきまして、資格取得に係る受験料や資格取得に必要な研修等の受講料を負担している事業者に対しまして、必要経費の2分の1以内、上限額5万円の範囲内で助成を行ってございます。同事業を活用した資格取得件数について実績を申し上げますと、令和6年度は8月末日現在となりますけれども、大型自動車免許が令和6年度1件、令和5年度がゼロ件、令和4年度は3件、令和3年度がゼロ件となってございます。次に、大型特殊自動車免許につきましては、令和6年度がゼロ件、令和5年度が2件、令和4年度は3件、令和3年度が1件となってございます。車両系建設機械運転技術講習につきましては、令和6年度がゼロ件、令和5年度が1件、令和4年度は2件、令和3年度はゼロ件という状況になってございます。

質問 村椿敏章

今、網走市が若者の人材育成をするための助成制度をされているということなのですけれども、このオペレーターに関してはまだまだなのではないかと思います。実際、今の数字を見たところでは、令和3年度が1件ですか、令和4年度が8件、令和5年度が3件、令和6年度は1件と。令和4年度は多かったですけれども、それ以外は非常に少ない状況だと思います。これまでいろいろ質問させてもらっていますが、またこれまでの経過などを見ると、やはりこのオペレーターの確保は事業者任せになっているのではないでしょうか。そして、5年前に直営の除雪体制をなくしました。先ほど事業者数は令和元年度からと言っていますが、その前は直営があったのです。ですから、やはり直営の除雪体制をなくしてきたこと、そして民間に全面委託してきた市の責任は大きいと思います。次の質問に移ります。オペレーターの高齢化が進んでいます。市は5年後、10年後の見通しとして、これまでの除雪体制がこのままで維持できると考えているのか伺います。

答弁 建設港湾部長 立花学

除雪体制の維持についてでありますが、オペレーターだけではなく、除雪に従事する全ての担い手が高齢化や事業者の撤退などにより、さらに不足することが考えられますので、新たな担い手を確保していかなければならない喫緊の課題であると認識をしてございます。

質問 村椿敏章

本当にそうですね。今後、市はどのような除雪体制の準備をしているのか伺います。

答弁 建設港湾部長 立花学

除雪従事者の担い手確保につきましては、今年度から消防ふれあい広場の中で、除雪車両の展示を行いました。子供たちに対して、除雪車両に興味を持っていただく活動を実施したところでございます。将来の担い手につながることを期待しているところでございます。また、新たな除雪事業者の発掘や、除雪に興味を持つ個人の方々を発掘するため、事業者向け、個人向け、それぞれを対象とするアンケートを、SNSや市のホームページ、かわら版などを活用し、実施する予定としているところでございます。今後とも、除雪従事者の担い手確保に取り組んでまいります。

質問 村椿敏章

非常にオペレーターを増やす取組としては、アンケートを取るというところではいいことだと思います。ただ、全市民に向けて知らしめていくというところでいうと、ネットを通じてというのもあるのですけれども、ネットを見ない人もいます。今、かわら版ということでしたが、かわら版を見て、そこでどう答えるかといったら、そこにはアンケートはないと思うのです。ではなくて、市の広報の中に、網走市はオペレーターの人を集めていますと、探していますと、何かできることはありませんか、何かしてもらえませんかというのを、アンケート自体を折り込むとか、そういうふうに市も今必死なのだというところを見せていくべきなのではないのかなと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 建設港湾部長 立花学

アンケートの手法については、今回、事業者向け、個人向けということで、切り分けた形でアンケートを実施したいと考えておりますけれども、QRコードを活用するようなデジタルを使う要素も盛り込みながら周知をしていきたいと思っておりますけれども、その中には、そういった機械的なものがなかなか実施できないという方に対しては、例えば市に直接御連絡をいただくであるとか、そういうような形で周知をした中で、柔軟にアンケートをたくさんいただけるような形のアンケートを実施したいというふうに考えているところでございます。

質問 村椿敏章

全戸配布というところまでは言われませんでしたが、QRコードを読み込むというようなところをかわら版に入れたとしても、そのQRコードを読み込むのもわからないというか、やる気がないというか、やれないという人もいますから、その辺をぜひ検討してもらえたらなと思います。そして、やはり非常に危機的だという部分で、私が言いたいのは、やはり市は除雪体制の維持、強化のための計画をつくっているかもしれませんが、つくる予定があるのか。つくっていればつくっていると、つくる予定があるのかどうか伺いたいと思います。

答弁 建設港湾部長 立花学

今後の見通しの計画、具体的に何人を維持しなければならないという計画のことかなとイメージするのですけれども、そういった計画は今のところ持ってはおりません。現在の担い手を確保していくと、さらに増員をしていくというのが急務だということで考えておりますので、具体的な計画は持っておりません。

質問 村椿敏章

持っていないということがわかりました。美幌町では、町直営の除雪体制と七つの民間事業者によって除雪体制をつくっています。そのうち民間事業者は市街地の間口除雪を行うために、22台の除雪体制をつくっているといいます。また、紋別市では、紋別維持管理事業協同組合が委託を受けていて、これは永本議員が話されていたのですが、23の民間事業者で260人、154台の除雪体制をつくっているといいます。そして、紋別も間口除雪をしているのですけれども、42台の除雪体制で間口除雪をしているといいます。紋別市や美幌町は住民の生活を支えるために、事業者数、オペレーター数を確保して除雪体制をつくっています。網走市も同様にできないのでしょうか。民間業者が減っているから、オペレーターが足りないからなどと、民間の問題とするのではなく、市が中心となって除雪問題を解決しなければならない問題として真剣に捉えてほしいと思います。次の質問に移ります。間口除雪ができない理由として、もう一つ、雪置場を確保できないという問題がありました。令和4年に大雪となり、市の除雪も、間口に置いていかれる雪を除雪する市民も大変でした。その年の予算特別委員会で、私は町内会にある空き地を雪置場に利用できないかと要望した経過があります。そのとき、網走市は、公園の遊具や樹木を壊してしまうおそれがあることから公園に雪を置くのは禁止している。ルールづくりを研究する。また、空き地については考えていないと、そういう答弁でした。しかし、地域にある公園の利用や空き地は多く見られますから、多くの町内会で利用できないかという声が大きくなるのは当然です。そして、昨年11月末、除雪計画の説明で道路除雪によって各住宅の間口にたまった雪の除雪や排雪場に苦慮している市民の声があることから、間口等にたまった雪を公園や市有地、個人所有地への雪置きの活用について町内会連合会と検討を行い、今年は五つの公園と一つの公園用地を対象に公園に属する町内会と連携して、一定ルールの下、雪置きの問題点を検証するということでした。そして、今後、今回の検証を踏まえ、雪置場として利用できる公園、市有地、個人所有地を増やしていきたいという考えが示されました。そして、その検証が終わり、今年度は利用のルールができました。さらに、空き地の利用を町内会と市が取り組むことになりました。このことは、大いに評価をしたいと思います。そこで伺います。網走市都市公園など再編計画によると、市街地にある公園は79公園、新たに整備する公園は4公園、合計83公園あるとなっています。そのうち、雪置場として利用できる公園は、全部で何か所あるのか伺います。

答弁 建設港湾部長 立花学

まず、令和4年3月16日の予算特別委員会におきまして、議員から雪が多いときは民地等の空き地に道路除雪による雪捨場の確保の検討について要望された経過がございますが、今回、公園敷地等を活用した雪置場につきましては、市と連携し地域が主体となって、地域内に道路除雪の寄せ雪を置く場所を確保し、市民生活の利便性を図ることを目的として、今シーズンから公園、それから公園予定地、市有地、民有地で実施をしたいというものでございます。それから、雪置場の利用可能公園数につきましては、市内の公園の箇所数は87か所、公園予定地が24か所、合わせて111か所ございますが、今回のモデル公園の検証を行った結果、隣接する住宅への融雪水などの影響がないか十分確認、協議をした上で利用いただきたいと考えているところでございます

質問 村椿敏章

雪置場になったところは雪が積まさりますから、その融雪の水が悪さしてしまうということもあるということですね。ただ、今、合わせて111か所になると思うのですが、全て利用できるように、融雪水が流れづらいというか、または浸透するような、そんなことも検討していただきたいと思います。市の未利用地、空き地の利用は市民の負担を減らすためであります。今回、網走市は市民に空き地の提供をお願いしています。市街地全域にわたって空き地の位置を確かめることは、市民の安心感につながるのではないでしょうか。そして、現に美幌町も紋別市も空き地を間口除雪の雪置場として利用していることから、将来間口除雪の実現に向けても必要不可欠です。そこでお聞きしますが、雪置場として利用できる市有地は何か所あるのか伺います。また、空き地は何か所あるのか伺います。

答弁 建設港湾部長 立花学

今回、今シーズンから行う雪置場の活用できる公園、公園予定地、市有地、民有地の流れでございますけれども、使用する流れでございますが、まず町内会等の団体が雪置場として利用したい場所の選定をいただきます。その上で市が土地所有者を調査、協議した上で進めていくという流れで考えておりますので、公園以外で利用できる土地の把握はしておりません。なお、民有地への雪置場の活用を広げるため、市広報紙やホームページにより募集を現在行っているところでございます。

質問 村椿敏章

流れとして町内会がここを雪置場に使いたいと、そして、それを受けて市が動き出すというところなのですね。市は攻めるというか受け身という感じに受け取れます。そうではなくて、やはり今年から雪置場を確保するための取組をしていくわけですから、その先に間口除雪があるのだということにつなげるものとして進めていただきたいと要望します。市街地の公園、市有地、空き地の位置や件数を、いつでも市民が見られるように準備していただきたいと思いますが、いかがですか。

答弁 建設港湾部長 立花学

先ほどお話ししたように、今回の雪置場として公園等を活用していただく流れにつきましては、まず町内会であるとか、団体であるとか、そういった団体において、実際にどこに置きたいかという情報をまずいただいた上で、市がその土地の所有者が網走市のものなのか、民地であるのかということを調査した上で進めていこうというものでございます。これまで、まちづくりふれあい懇談会でも、今シーズンから取り組む御説明をさせていただいておりますし、これから町内会向けにも、今シーズンからのそういった公園、敷地等を活用する雪置場のアンケートも実施する中で、この制度をぜひ活用していただきたいという周知は積極的に行っていきたいと思っておりますので、ぜひ空いている土地があるような場所については、町内会等からも、ぜひここの土地を使えないかというお話はいただきながら、その土地が使えるかどうかの内容については、十分こちらのほうとしても検討、協議をしていきたいと考えているところでございます。

質問 村椿敏章

ちょっと納得はいきませんが、ただ、町内会だけではなくて団体というか、町内会がなくなった地域でも、ここの公園を使いたい、ここの空き地を使いたいのだけれどもどうだろうかということは申し出ることができるというふうに受け取りました。そういった意味では、やはり町内会がない地域にもそういうことをわかるような周知の方法を考えていただきたいと思います。今、網走の高齢化が年々進みます。今年除雪できていた人が来年はできなくなるという段階に来ていると思います。次のステップのためにも、ぜひ市がこの雪置場のことについて積極的に取り組むよう求めます。次の質問に移ります。私は2020年12月議会で、約6,000世帯の高齢者世帯を間口除雪するとしたら、一体幾らの予算が必要かと質問しました。市は、除雪料を算出することができれば、試算は可能だと答弁されました。先ほど話した美幌町では、大きな除雪者がかき分け除雪をした後にミニショベルで車1台幅ほどの間口を除雪し、そばに雪を寄せているといいます。こうした場合、除雪料を算出することは可能だと思います。そこでお聞きしますが、除雪料の算出ができたか伺います。

答弁 建設港湾部長 立花学

間口に残る除雪料の算出についてでございますが、雪質、風向きなど様々な雪の降り積もり方は異なるため、間口の除雪料を算出することは困難なものと考えております。

質問 村椿敏章

簡単にはいかないというところでしょうが、平均的なところで、ぜひこういうことについても算出していただけたらと思います。何よりも負担の重い高齢者世帯の間口除雪を優先して検討すべきだと思います。いかがですか。まずその件数を調査すべきだと考えますが、いかがですか。

答弁 建設港湾部長 立花学

高齢者世帯の間口除雪の件数でございますが、高齢者等除雪サービス事業の令和5年度登録世帯数である348件が一つの目安となると考えております。道路除雪として間口除雪を実施することは、担い手の確保の難しさなどがあり、対応ができない状況でございます。

質問 村椿敏章

今やっている高齢者除雪の348件が目安になるのではないかという話ですが、高齢者の方々は3,000世帯以上いると思われます。それに対して今の348件というのは、1割を超える程度でやはり困っている高齢者の方々がいるわけですから、そこは調査が必要だと思います。それでは、全区域をするといっては難しいでしょうから、小さく区域を絞って調査してはいかがでしょうか。今回私たちが行ったアンケートでは、件数が多かった地区は、先ほど言いましたが、潮見地区、駒場地区、つくしヶ丘地区です。全体として割合が多かった地区は駒場地区です。調査することは可能だと思いますがいかがですか。

答弁 建設港湾部長 立花学

間口の除雪については、高齢者等除雪サービス事業に御登録いただきたいと思いますので、現在調査の予定はございません。先ほどお話をした高齢者等除雪サービス事業の登録世帯の内訳ですけれども、やはり人口が多い潮見地区が64件、駒場地区、駒場南が33件、その次に大曲33件の主に多く登録されている地区については、そのような状況になっております。

質問 村椿敏章

今の御答弁でいくと、高齢者除雪の件数を目安にというところなのでしょうが、やはり全体的にどういう状況なのかという、地域によってもどういう状況かというのも押さえていくべきだと思います。まず、昨年公園用地を雪置場として検討したように、モデル地区を調査して、モデル地区において間口除雪を実施すれば、作業量や時間、それから除雪機械台数など、具体的なデータが取れると思います。そういった部分でもやる気はないのでしょうか。

答弁 建設港湾部長 立花学

繰り返しになりますけれども、高齢者等除雪サービス事業のデータが一つの目安になると考えております。

質問 村椿敏章

残念です。先ほど、オペレーター不足を解消する準備として、事業者や個人の方のアンケート調査をするとおっしゃいました。協力をいただくためにも、将来は間口除雪の可能性を考えるときなのではないかと思います。そうすれば協力者ももっと増えるのではないでしょうか。具体的な数字を得るためにもモデル地区をつくるべきだと考えます。除雪の問題、特に間口除雪は市民の切実な要求です。大変なことだと思いますが、安心で安全なまちづくり、高齢者の生活を支え、市民が生き生きと生活できるまちづくりのためにも、またオペレーターの方のためにも、市民の思いを形にしていただけることを最後に訴えて、私の質問を終わります。

出典:網走市議会 令和6年第3回定例会 2024年9月10日 議事録 PDF(38ページ) 間違いを知らせる