みんなの議会

網走市議会 令和5年第4回定例会 2023年12月12日

不登校への対応について

2023年12月12日、網走市議会の一般質問で、金兵智則議員が「不登校への対応について」質問し、学校教育部長 北村幸彦が答弁しました。

質問者
金兵智則 議員
答弁者
学校教育部長 北村幸彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 金兵智則

それでは2項目め、不登校への対応についてお伺いいたします。様々な理由で年間30日以上学校に通うことができない子供たち、いわゆる不登校の子供たちが網走市でも増加しております。今年度行われた決算特別委員会でも資料を提出していただきましたけれども、令和4年度で78名というふうになっていたかというふうに思います。今年度は現在までに何人いて、実際今も不登校となっているのが何人いるか伺います。また、年々増加している理由を教育委員会としてはどのように捉えているのか、お伺いしたいというふうに思います。

答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)

市内小中学校におけます不登校及び不登校傾向のある児童生徒の状況でございますが、本年10月末時点での各学校からの報告によりますと、不登校として対応しているのは小学校で22人、中学校で51人、合計73人という状況になっております。不登校傾向の子供が増加している理由につきましては、個別に様々な要因がありますが、日常の生活リズムがうまく取れない、体調不良、家庭環境、また学校集団活動における人間関係などの理由が多いものと考えられます。各学校におきましては、不登校の児童生徒に対し、保護者との連絡・確認を常に行い、定期的な家庭訪問を行っているほか、場合によっては教育相談室やスクールカウンセラーとも連携を図りながら、不登校の解消に向けて取り組んでいるところでございます。

質問 金兵智則

令和5年度今現在は10月末時点で73名。これが減ったと見ていいのか。今後年度末では例年どおりに落ち着いていくのか。それと、今不登校の理由についていろいろ述べてもらったのですが、それは増加の理由ではなくて不登校になる理由を今述べてもらったのかなと思うのですが、増加しているにはそれなりの理由があると思うのですが、それを教育委員会としてはどう認識しているのか、もう一度答弁いただいてもいいですか。

答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)

失礼いたしました。不登校児童生徒が増えている理由ということでございますが、最近までコロナ禍によりまして内向的になったということも一つの要因だと言われておりますけれども、こちらにつきましては、正直言いますと、はっきりした理由はなかなかわからないというところが現状でございまして、先ほど言いました不登校になった理由という子供が増えているという実態でございます。

質問 金兵智則

取りあえず不登校になる理由を持つ子供が増えてきているのと、コロナも関係してくるのではないかと言われていると、まだはっきりしたことはわからないけれどもというところで、取りあえず理解をしたいというふうに思います。不登校の児童生徒に対しての支援に、学校に行くことが難しい子供のための場所として今年4月からですかね、名前が変わった教育支援センター、いわゆる適応指導教室とフリースクールというものがあるのだというふうに思います。網走ではクリオネ学級が今保健センターにあるのが1か所ですが、フリースクールについては網走には今何か所あるというふうに認識されているのか、お伺いしたいと思います。

答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)

市内におきますフリースクールの開設状況でありますが、私どものほうで把握しておりますのは市内2か所でございます。

質問 金兵智則

現在取りあえず市で認識しているのは2か所あるということだったのですが、この教育支援センターやフリースクールを利用するための条件はどのようなものがあるのか。また、費用負担についてはどのようになっているのか、お伺いしたいというふうに思います。

答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)

市が設置しております網走市教育支援センター、いわゆるクリオネ学級を利用する場合につきましては、児童生徒の保護者が子供が在籍する小中学校の学校長宛てに入級申込書を提出し、学校長はその保護者から申込書を沿えて教育長宛てに自校の児童生徒が教育支援センターに入級する旨の申込書を提出することで通級を開始することとなります。通級に際しましては、特に保護者の負担はございません。一方のフリースクールの利用に関しましては、逆に在籍学校長の事前許可や教育委員会の手続などは必要がなく、保護者がフリースクール宛てに直接利用手続を取っていただくこととなります。費用負担につきましては、それぞれフリースクールにおいて設定する所定の利用料がかかるものと伺っております。

質問 金兵智則

わかりました。教育支援センターの場合は学校長から教育委員会へという流れがあるけれども、フリースクールに関してはそれが必要ないということ。費用負担についてはそれぞれでというのはわかるのですが、それを教育委員会が認識しているかということだったのですが、その辺は認識されている、されていない、どちらでしょうか。

答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)

市内2か所にございますフリースクールの利用料金、利用料ということでございますが、私どもで把握しておりますのは1か所につきましては年間500円の保険加入料のみの負担というところと、もう1か所につきましては1回3,000円の利用料、ただし最初の2回までは無料で3回目から1回につき3,000円がかかるというふうに伺っております。

質問 金兵智則

1か所無料の1か所有料ということで把握されているということがわかりました。教育支援センター、いわゆるクリオネ学級ですが、以前は市役所の向かいにありまして、旧図書館の2階に設置されておりましたけれども、夏休み明け8月十何日からか保健センターの2階に移転したことは私も認識しております。これまで旧図書館の2階に設置されていたときは、部屋が小さい、狭い、設備が老朽化している、トイレがちょっと使いづらいねといったような様々問題点が指摘されておりましたけれども、今保健センターの2階に移転して、それらの課題は解決をされたのか。また、別の課題がまた持ち上がってきているといったようなことがないのか、お伺いしたいというふうに思います。

答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)

クリオネ学級は議員お示しのとおり、本年8月18日に網走市保健センターの2階に網走市家庭児童・教育相談室とともに移転をいたしております。今回の移転によりまして、通級する児童生徒や保護者からはよくなった点といたしまして、「以前より教室が明るく広くなり環境がよくなった」「学習以外にも活動できるスペースができた」「トイレが男女別々になり利用しやすくなった」「自家用車での送迎の際に駐車場がきちんとある」といった声が寄せられております。一方、場所が変わったことによりまして、「2階の教室まで移動する間にほかの人と顔を合わせる機会が多くなった」「保護者が送迎に来た際に建物の出入口や教室の場所が以前よりもわかりにくい」「教室の窓が大きくなったため日差しが強く入ることで、室内温度が高くなり暑い」といった新たな意見も把握しております。

質問 金兵智則

わかりました。そのほかにも何か遊び道具が足りないみたいな話も伺っていたりもしますし、ただ課題については慣れてくれば解消されてくるものと、暑いことに関してはエアコンがつくということが、まだ議会終わっていないのであれですが、その方向性で進んでいるということで、課題解決に向けて動いていただいているのかなというふうには思っております。今後もきちんと聞き取りをしてやっていってほしいなというふうに思います。それで、クリオネ学級に通っている児童生徒なのですが、令和4年度の決算時の資料では児童生徒合わせて8名というふうになっていましたけれども、現在の段階で通っている生徒は何人いるのか。また、フリースクールのほうに通われているという児童生徒がいるのかいないのか。教育委員会として把握されているのか、お伺いしたいというふうに思います。

答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)

クリオネ学級への通級児童生徒数ですが、11月末時点で小学生が8人、中学生が6人、合計14人が通級しております。一方、市内フリースクールを利用している市内の児童生徒の人数につきましては、各小中学校及び市内2か所の代表者に伺ったところ、現在9名の利用があると伺っております。

質問 金兵智則

わかりました。まず、クリオネ学級のほうなのですが、随分増えたなというふうに思うところがあるのですが、フリースクールも含めれば23名の方が、いろいろな場所は別として外に出て通えている場所があるのですが、その辺は何か理由みたいなのは押さえていたりしますか、増えていることに対しての。

答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)

クリオネ学級につきましては、移転をしたということで広くなったというところがあるかと思います。あと、教育相談室に相談に来られた方がお試しで入級、通級というか、クリオネ学級に通ってみてなじめたとか、そういうことが要因であるかと思っております。

質問 金兵智則

環境の改善がちょっと役に立ったのかなというところなのかなというふうに理解をしたいなと思います。ところでですが、不登校の児童生徒またはその保護者に対して、教育支援センターやフリースクールに関する情報発信、先ほど相談に来て教育支援センターのほうにお試しはあるのですが、そういう教育相談にも来られてない方も含めて、教育支援センターやフリースクールに関する情報発信は誰がどのようにやっているのか、お伺いしたいというふうに思います。

答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)

市が設置しております教育支援センタークリオネ学級に関する情報発信につきましては、同センターにおいて直接児童生徒の指導を行っている指導員や併設しております家庭児童・教育相談室の教育相談員により、学校や保護者に向けて情報発信を行っているほか、教育委員会におきましても随時情報の提供や御案内を行っているところでございます。一方、フリースクールに関する情報発信につきましては、それぞれの設置者や関係者が利用者に向けまして、主にSNSなどを活用して情報発信をされていると伺っております。

質問 金兵智則

フリースクールについてはそれぞれでSNSなどでやっているのではないかと、やっているということなのだと思います。あと、教育支援センターについては、学校や教育委員会から随時情報発信を行っているという答弁が今あったのかなと思いますけれども、何か文書を回したりとか、そういうことなのですかね。何かあまり見かけたことがないような気もするのですが、その辺随時というのはどういうことなのか、情報発信についてもう少し詳しく御説明いただけますか。

答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)

クリオネ学級の情報発信につきましては、教育支援センターにおきまして学校宛てにセンターだよりなどを通じて周知をしているほか、教育委員会としましては、ホームページ、市の公式サイトのほうに掲載しているという情報発信でございます。

質問 金兵智則

となると、不登校の児童生徒、その保護者に直接御案内をするわけではなくて、学校に御案内をしている。ホームページに掲載をしている。あとは各学校がどうされるかは各学校次第ですよということなのですかね。ホームページのほうは自分で情報取りに来いということなのだと思うのですが。不登校になっている児童生徒の数と適応クリオネ学級に通っている数は大きく開きがあるのは若干気になるところであるのですよね。それは行きたくても行けないとか様々な理由があるのかもしれないですが、知らないということがないようにしなければいけないと思うのですが、その辺はどうなのですかね。

答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)

クリオネ学級の周知につきましては、各学校におきまして不登校児童生徒への対応ということで、家庭訪問なり保護者と連絡を取る際にクリオネ学級とかそういう手法といいますか、こういう学級もありますよということは一応お伝えしている状況でございます。

質問 金兵智則

それは間違いないですね。お伝えしているのは絶対間違いないですね。もしあれだったら確認をしてほしいと思います。そういうことがなった人にしかわからないことなのであれですが、やはり知らないということだけはないようにだけしていただきたいというふうに思います。あと、情報発信の部分についてなのですが、静岡県にある、ある学校ではフリースクール関係者が保護者への周知を学校に依頼をすると、フリースクールが有料であるであったり、フリースクールを紹介することによって責任を負わされるなどといった理由で、拒否される事例が相次いでいるそうです。静岡県に限らずなのかもしれないですが、これがニュースに載っていました。不登校の子供を持ち困っている保護者に必要な情報が届くことは、さっきのクリオネ学級のときにも言わせてもらったのですが、大変重要になるというふうに思うのですが、教育委員会としてはどのように考えますか。

答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)

フリースクールに関する保護者向けの周知方法についてでございますが、確かに民間事業者によります有料の運営施設という点から、議員お話のようなほかの自治体での対応事例があることも伺っているところでございます。市教委といたしましては、児童生徒や保護者にとって在籍する小中学校が、安心して学び交流のできる場所となってくれることが第一と考えておりますが、その一方で、様々な理由により学校への登校ができない子供やその保護者にとっての選択肢の一つとして、フリースクールの存在を情報として得られる機会もまた必要なことであろうと考えております。市や学校が率先しましてフリースクールの情報を保護者向けにPRすることはなかなか難しい面もありますが、市と学校、フリースクール、当該保護者が情報交換など連携協力体制を取りながら、不登校支援という課題解決に向けて取り組むことが大切であると考えております。

質問 金兵智則

気持ちは一緒なのかなというふうに思います。であるなら、どういったことができるというふうにお考えなのか、お伺いしたいと思います。

答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)

これまでも、先ほどの答弁でも申しましたが、市と学校とフリースクール、当該保護者がその辺の情報交換など密に取りながら、連携や協力体制を取りながら、そういうフリースクールの情報も、こういう選択肢もありますよとかそういう情報発信を、金額もかかる面もあるということも説明をした上で、お話ししていくことが大切かなと思っております。

質問 金兵智則

個別の話の中で情報提供ができればなといったような御答弁だったのかなというふうに思いますので、これについてもやはり知らないということがないようなことは、教育委員会としてはいろいろ難しい面もあるのかもしれないですが、選択肢を狭めるようなことだけはしないようにやっていただきたいというふうに思います。文部科学省は令和元年に、義務教育段階の不登校児童生徒が学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けている場合の指導要領上の出欠の取扱いについて、一定の要件を満たす場合に出席扱いとすることができるというふうに定めました。また、不登校児童生徒が自宅においてICT等を活用した学習活動を行った場合についても、一定の要件を満たした場合に出席扱いにすることができるということにしております。この「一定の要件」はどのようなものなのか。また、出席扱いにするということを認めるのは誰であるのか、御説明をお願いします。

答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)

不登校児童生徒が学校外での学習活動を行った場合の在籍校での出席扱いになる要件についてということでございますが、文部科学省が定める要件とは、不登校児童生徒が学校外の施設において相談・指導を受けたり、自宅において継続的にICT機器などを活用して学習を行ったりするとき、そのことが児童生徒の自立を助ける上で有効、適切な場合において、指導要録上、出席扱いとなります。当該児童生徒が学校外で行った活動につきましては、それを出席扱いとするかどうかの最終的な判断につきましては、在籍する小中学校の学校長が判断することとなります。

質問 金兵智則

たしか7項目ぐらいの要件があって、学校長が認めることはわかりました。これまで、網走市で不登校の児童生徒がこの要件を満たし、出席扱いというふうになった例はあるのか、お伺いしたいと思います。

答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)

出席扱いの事例についてでございますが、まずクリオネ学級に通級できた場合は出席扱いとしております。また、その他の事例といたしまして、現在のところ、フリースクールに通う中学生2名が学校と連携の下、出席扱いとした報告がございます。

質問 金兵智則

進んできたのかなというふうに思います。様々な問題が子供たちの中にあり、不登校が増加している中で、それでも将来的に学校へスムーズに戻れるよう、勉強の遅れが問題にならないよう文科省が示した出席扱い制度ですが、全国的に見ると、令和3年度の実績で、小学校で不登校児童数が8万1,498人中4,752人、中学校で16万3,442人中6,768人が出席扱いとなったそうであります。割合で見ると、約四、五%にとどまっており、まだまだ浸透しているというふうには言えないかもしれませんが、年々増加してきている状況だということもわかっております。網走市にも選択肢の一つであるフリースクールが設立されるなど、民間の力で環境整備も進んできております。しかしながら、有料のフリースクールには通わせたくても経済的な理由で通わすことができないであったり、フリースクールの経営に対して現状何の支援もない中で、子供を学校に復帰をさせることが目標のフリースクールが努力を重ねて復帰に結びつけると、例えばお金を取っているフリースクールだと、戻すと収入がなくなってしまうのですよね。頑張れば頑張るほど収入が減っていってしまうのです。そういう矛盾が生じる現状なのです。不登校の児童生徒、これ何回も言わせてもらいました、その保護者の方々のいろいろな選択肢を減らさないようにするためにも、例えば利用者への補助であったり経営への支援など、学校に普通に通えている子がもらえるというか与えられる分については、たとえ支援センターであってもフリースクールであっても与えられるような環境を整えるために補助、支援、必要なのではないかなというふうに思いますがいかがでしょうか。

答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)

不登校の児童生徒に対しましては、学校に登校するという結果のみを目標にするのではなく、自らの進路を主体的に捉えて社会的に自立することを目指す必要があると考えております。議員お示しのとおり、不登校の児童生徒が個々の才能や能力に応じてそれぞれの可能性を伸ばせるよう様々な選択肢があることは大切であり、必要な支援策を講じることが求められると考えております。今後、フリースクールの運営形態などが異なることから、市としてどのような支援ができるか研究・検討してまいりたいと考えております。

質問 金兵智則

とても前向きな答弁だったのかなというふうに思っております。何度も言いますけれども、子供たちの選択肢を減らさないように、やはり市としても協力できるところは教育委員会として、していただきたいなというふうに思います。終わります。

出典:網走市議会 令和5年第4回定例会 2023年12月12日 議事録 PDF(55ページ) 間違いを知らせる