網走市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月12日
ふるさと納税について
2023年9月12日、網走市議会の一般質問で、金兵智則議員が「ふるさと納税について」質問し、観光商工部長 伊倉直樹が答弁しました。
- 質問者
- 金兵智則 議員
- 答弁者
- 観光商工部長 伊倉直樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 金兵智則
次に2項目、ふるさと納税について……。
質問 金兵智則
それでは次に2項目め、ふるさと納税について伺います。多少重複するところはありますが、御了承いただければというふうに思います。2022年度のふるさと納税の結果が総務省より公表をされました。それによると、全国の寄附総額が9,654億円と、前年度から約1.2倍に増えました。網走を含むオホーツク管内を見てみますと、紋別市が約194億3,000万円で、前の年の全国1位から2位と順位は下げましたが、受入額は約40億円ほど増加をしております。北見市が約26億5,000万円とオホーツク管内では2番目の規模となりました。網走市は約21億8,000万円と、多くの御寄附を頂き大変ありがたいことでありますけれども、受入額としては21年度より約6,000万円の減少をしています。このような受入額の状況を市としてどのように捉えているのか、まずお伺いいたします。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
ふるさと寄附につきましては、当市の魅力などを広く発信するとともに返礼品のラインナップ拡充など、返礼品を取り扱う事業者の皆様の御協力を頂きながら、継続して取組を進めてきております。しかしながら、昨年度につきましては、一時需要があるにもかかわらず返礼品の生産が追いつかないことがあり、寄附者のニーズに十分お応えできない時期がございました。こうした要因もあり、最終的な給付額が前年度から減少したと捉えておりますが、全国の皆様から、網走への応援の声、たくさんの御支援を頂き、最終的には2年連続で20億円を超える御寄附額となったところであり、大変感謝をしているところでございます。
質問 金兵智則
私自身も大変ありがたいことだなというふうには思います。今年度の予算では、歳入でふるさと寄附金として22億円が計上されておりました。今年度はまだ半分も経過していない状況ではありますけれども、今年度どのような状況でしょうか。あわせて、2020年度19.4億円、19億4,000万円、21年度22億4,000万円、そして、先ほども言いましたけれども昨年度21億8,000万円と20億円前後の寄附金となっておりますけれども、今後市としてはふるさと納税の受入額についてはどのような考えを持っているのか、見解を伺います。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
まず、今年度のふるさと寄附額の状況についてでございますが、令和5年4月 か ら 8 月 ま で の 5 か 月間 で 、 件 数 に し て 1 万5,958件、2億5,888万円の御寄附を頂いており、前年同期比で107.2%という状況でございます。ふるさと寄附は地場産品のPRをはじめとしたシティプロモーションや、市内事業者の売上向上など地域経済の活性化のほか、市の財源確保に寄与する重要な制度であると考えており、ふるさと寄附返礼品を取り扱う事業者もしくは返礼品を提供する見込みのある事業者に対し、生産設備向上など工場等新設・増設に係る設備整備に対する支援として、本年度から補助制度を設けたところでございます。今後も事業者との意見交換や御協力を頂きながら、寄附額の増額に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
質問 金兵智則
昨年同時期で見てみても、今年度はいい傾向なのかなというふうに思いますし、網走市としても増額に向けてということが、先ほどの古都議員のときにもありましたので、改めてになってしまいますけれども、その考え方を持っているということで理解をいたします。それで、各サイトを見てみますと、様々な商品が掲載されているということが僕もいろいろ見てみました。その中には期間限定品などもありましたので、おおよそで構いませんが、現在網走市の返礼品は何品目あり、それは何事業者から提供をされているのか。また、網走市には網走ふるさと納税特設ページというホームページを開設しておりますけれども、そのサイト、閲覧数的にはどのぐらいあるのか、お伺いしたいというふうに思います。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
現在、網走市がふるさと寄附の返礼品として取扱いをしている品目数は、8月31日現在で12サイト、延べ2,238品、登録の事業者数は49事業者となっております。また、市のふるさと納税特設ページの閲覧数は、昨年末の2か月間、これは11月から12月になりますが、このピーク期では1万3,000以上、また、今年度の4月から9月6日までの期間で 2,996件の閲覧、アクセスの状況となってございます。
質問 金兵智則
わかりました。返礼品の数12サイト、2,238品目、これは単体で見ていいものなのですか。サイトごとに同じ商品は載っているということは、それぞれでカウントしているという意味なのですか。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
今お示しした2,238というのは延べになりますので、サイトで重複しているものも含まれてございます。
質問 金兵智則
ですよね。何かすごい多いなとちょっと思ったものですから。それはちょっと、ではその辺を差し引いて何品目というのは、ちょっとわかりかねるのかなと思いますので、その辺はわかりました。理解をしたいと思いますけれども。今回、10月からふるさと納税のルールを変更することが総務省から発表されております。内容については、さきの答弁の中にもありましたので割愛をさせていただきますけれども、それらのこのルール変更によって、今までのように出せない返礼品が生じてしまうであったり、金額をこれまでよりも高額にしなければならなくなる返礼品が出てくるといったルール変更による影響があるのかないのか、お伺いしたいというふうに思います
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
ふるさと寄附につきましては、総務省のふるさと納税指定制度に基づき取組を行っております。御承知のとおり、この制度においては、返礼品に関する地場産品基準や募集に係る経費割合などが定められており、その基準などを満たすことにより、制度にのっとった自治体として指定を受け、ふるさと寄附の受入れが可能となるものでございます。10月1日からの新たな指定期間、対象期間から適用となるルールの見直しが6月末に発出されたところでございますが、経費の割合を5割以下とすることについては維持された一方で、これまで経費計上の対象とされていなかった寄附金の受領証明書発行やワンストップ特例申請に関する事務費、兼任職員の人件費などが新たに対象に含まれることとなったほか、ポータルサイトなどの委託料のうち対象外とされていた費用も経費の対象に含まれることとなりました。新たに経費として取り扱われる項目が増えたことは、経費割合に関する基準をクリアするための大きなハードルと考えておりますが、地場産品基準厳格化による返礼品の精査を含め様々な見直しを行うことにより、10月以降の新たな指定対象期間においても、ふるさと寄附の受入れが可能となるよう、対応を進めてまいりたいと思っております。
質問 金兵智則
それは先ほどの古都議員のときにもそうやって答えていたので、それはわかっているのですけれども、それによって結果、例えば今まで経費の中に含まれなかったものを入れてしまうと、それが5割を超えてしまうので、それを5割にするためには寄附額をアップしなければいけないというようなものが出てくるのか出てこないのか。もう来月からスタートですので、それを今、その答弁では困るのですけれども。あるのかないのか、お伺いしているのです。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
基準の見直しによりまして、今までの商品の出し方ですと返礼品の基準、今回の基準にはオーバーするケースがありますので、そこは影響がある部分については返礼品の見直し、金額の見直しですとか、あとはふるさと寄附自体の金額の見直しというのは出てくるというふうに思っております。
質問 金兵智則
そうしたら、このルール変更によって、網走市としても多少なり影響が出てきてしまうということなのですね。はい、わかりました。そういったこともありますけれども、あと、ふるさと納税の話を市民の皆様とすると、必ずといっていいほど言われるのが、紋別市と網走市になぜここまで差が出ているのだという話をされます。さっき古都議員のほうからもありましたけれども、取り扱っている商品にも大きく差があるわけではないのに、金額的には約10倍ほどの差がついてしまっています。これは、市民の皆さんもそのように思っているのですけれども、この現状について、網走市はどのように分析をされているのか、お伺いをいたします。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
寄附者の傾向といたしまして、海産物であれ、果物であれ、個別ブランド化がされていない同類の返礼品であれば、価格や内容の量、返礼品の評価、レビューを比較して選択しているケースが多いと考えております。そうした中で、当市においては、海産物の人気が高く、高品質で低価格の返礼品をいかに多く用意できるかがポイントになると考えておりますが、先ほど申し上げましたように、昨年度は一時期、需要があるにもかかわらず返礼品の生産が追いつかないことがあり、寄附者のニーズに十分お応えできない時期がございました。返礼品の検索という点では、ポータルサイトにおいてランキングが上位になると露出機会が増え、そのランキング結果によって新たな寄附者がランキングの高い返礼品を求めるといった波及効果が生まれ、寄附増額につながるものと考えております。さらに、返礼品を取り扱う事業者の方もそれぞれ販路をお持ちであることから、ふるさと寄附に向ける商品の量について、経営上適切に御判断されていることと思いますが、こちらも、先ほど申し上げました事業者への生産設備、工場等新設・増設に係る設備整備に対する補助制度を御活用いただくことで、さらなる生産性の向上を図り、返礼品の供給量を増やしていく取組を進め、欠品のリスクを回避することにより、給付額の増額に向けて取り組んでいきたいと考えております。
質問 金兵智則
わかりました。わかりましたというか、昨年度の状況でいえば、やっぱり欠品ということが続いたというのが理由の一つ、減ってしまった、差が広がってしまった理由の一つなのだという認識があるということですので、そのような状況を回避するために、先ほど来、今年度、補助金を創設されたということの御説明がありました。現在のところ、それがどのような状況になっているのか、お伺いしたいというふうに思います
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
令和5年度より実施をしております、地場産品生産性向上設備整備補助金でございますが、ふるさと寄附返礼品を取り扱う事業者もしくは返礼品を提供する見込みのある事業者に対し、生産設備、工場等新設・増設に係る設備整備に対する支援を行うものでございまして、事業認定に当たりましては、資金計画や生産性向上が見込まれる事業計画の提出を求め、専門的な知見を有する金融機関や商工会議所などで構成する審査会において審査を行っております。8月末の時点でございますが、一つの1事業者について事業認定をしているほか、今年度の申請が見込まれている事業者が3件、現時点では相談のみ、または次年度以降の活用を検討している事業者が2件という状況になってございます。
質問 金兵智則
すばらしい事業なのかなというふうに思います。これによって欠品が少なくなったりしていくことが増額に寄与していくのかなというふうに思います。海産物、特にホタテに関してですけれども、現在福島第一原発の処理水放出を受け、中国などによる禁輸が行われ大量の在庫を抱える企業もあるというふうに伺っています。その一方で、ホタテの返礼品が急増しているといったようなありがたい報道もありました。網走市の状況は現在どのようになっているのか。また、対応策に関しては、返礼品の強化といったもの以外で何かお考えがあるのか、お伺いしたいというふうに思います。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
ふるさと寄附の関係について御答弁申し上げます。ポータルサイトにおきまして、中国が日本産水産物の禁輸を開始した令和5年8月24日以降29日までの期間で、返礼品にホタテを選んだ方の寄附が前年同期比で1.7倍に増えている状況でございます。網走市が提供しているホタテ返礼品の中では、9月4日までの1週間では前週比で2倍以上の申込みがあるものもあり、多くの方にお選びいただいている状況と認識をしております。また、ポータルサイトでは、既に網走市のホタテを掲載しているものもございますが、処理水放出の影響を受ける海産物の緊急支援キャンペーンが広がりつつあることから、ふるさと寄附の返礼品として取扱いを販路の一つとして御活用いただけるものと考えているところでございます。
質問 金兵智則
返礼品の強化といった部分での答弁は頂いたのかなというふうに思いますけれども、本当言えば、今その辺がどうなっているのかという答弁もちょっと頂きたかったのですけれども、多分他の議員のところで出てくると思いますので、そこは省略をしたいというふうには思います。わかりました。でも、大変ありがたい状況なのかなというふうには思っております。網走市を訪れる観光客はコロナ禍で大きく減少したものの、先ほどもやり取りをさせていただいたとおり、大きく戻りつつあると認識をしております。観光税でという形で負担をいただき、観光財源として生かす観光税の方法も一つですけれども、もう一つの手法として、ふるさと納税を活用する方法もあると思います。OTAと連携してホテルの宿泊に活用できるふるさと納税クーポンは、既に網走市でも実施されておりますけれども、網走市を訪れた観光客がその場でふるさと納税ができる仕組みは、網走市ではまだ取り入れられていないというふうに私自身は認識をしております。定住自立圏を構成する大空町では、現地決済型のふるさと納税を導入し、道の駅または女満別空港のアンテナショップなどで返礼品を受けることができる取組を始めておりますけれども、網走市でも同様の取組ができるというふうに考えますが、見解を伺います。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
現地決済型のふるさと寄附についてでございますが、様々なサービスが展開されている中で、必要コストを含む実現可能性を勘案しながら、システムの導入を現在検討しているところでございます。その中で、現在のところ、オホーツク流氷館の入場料を返礼品として取り扱う検討を行っておりますが、一方で、総務省から示されている地場産品基準により、返礼品にすることができる物、事には一定のルールがありますことから、市ではこれまでも内部の審査で、とりわけ物に関しては、地場産品基準に適合しているかを一品ずつ確認しながら進めているところでございます。今回もルールの見直しがあり、地場産品基準が厳格に適用される部分があることから、現地決済型のふるさと寄附を導入する場合においても、導入先や提供する返礼品、とりわけ物に関しては、引き続き精査をしながら対応してまいりたいと考えてございます。
質問 金兵智則
わかりました。その辺がクリアできればといったような答弁だったのかなというふうには思います。もう1点、ホテルや観光施設でふるさと納税を行いクーポンを受け取る形で、網走市内でのお土産購入や飲食に使える手法の導入というのも考えられます。多くの観光客が訪れてくださるからこそ、観光客の皆様の1割の方でも寄附を頂くことができれば、大幅にふるさと納税の増加を図ることが可能になると同時に、クーポンの活用で地域経済の刺激にもつながります。さらに、これまでは手数料として大きな金額を網走市の外の企業であるふるさと納税取扱事業者に支払うことがほぼ不可欠でありましたけれども、ふるさと納税を市内の観光施設や宿泊施設で直接できる仕組みを導入することができれば、手数料も網走市内の事業者の収入とすることが可能となります。このような仕組みの導入を検討するべきというふうに思いますけれども、見解を伺います。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
クーポンの返礼品についてでございますが、先ほど申し上げた総務省の地場産品基準によりますと、クーポンを活用する場合でも最終的に交換されるものが返礼品としての地場産品基準に合致している、適合している必要がございますので、店頭で対象となるもの、ならないものを明確にしながら、陳列やレジ精算のオペレーションが必要になることから、対応や導入の可否を含めて研究してまいりたいと思っております。また、手数料を市内事業者へ還流する仕組みの検討とのことでございますが、観光施設、宿泊施設などが寄附を受領するポータルサイトの役割を担い運用していくためには、基本的な取扱いとしては、寄附者情報の新規登録や管理、クレジットカードやマルチペイメントなど、各種決済方法への対応など、寄附から精算までの一連の事項について、寄附者とともに同一のスキームで使用できるインターネットを介したシステムを整えていくことが必要不可欠であると考えておりまして、現在では困難な部分が多いというふうに考えてございます。さらに、返礼品の割合について、寄附額の3割が上限とされていることから、経費が節減できた部分を市内事業者が直接手数料として受け取ることにつきましても、総務省が示す経費率等のルールに抵触しないよう対応する必要があると考えておりますので、引き続き研究をしてまいりたいと考えてございます。
質問 金兵智則
わかりました。ちょっと難しいところも多々あるよというところだったというふうに思いますが、引き続きの研究ということで、また何か方策があれば、こちらからも提案していければなというふうには思っております。最後ですけれども、やはりふるさと納税の受入額の増加ということについては、やはり担当職員の増強、ちょっと経費になってしまう可能性も今後出てくるのかなというふうに思いますけれども、体制の強化を図るべきということで、様々な場面で訴えてきているというところですけれども、市の見解を最後に伺います。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
先ほども御説明をさせていただきましたが、10月1日から適用となるルールの見直しでは、これまで対象とされていなかった兼任職員の人件費も新たに対象に含まれることとなったほか、ポータルサイトなどの委託料のうち、対象外とされていた費用も経費の対象に含まれることとなりましたが、御承知のとおり、返礼品に関する地場産品基準の遵守、寄附額に対する返礼品の割合や経費の割合が定められているところでございます。ふるさと納税制度については、その趣旨が地域を応援するというものでありまして、今後も制度見直しや運用の適正化、地場産品基準の厳格化があるものと考えておりますが、網走の魅力を伝える手段の一つとして、魅力的な返礼品を提供できるということにとどまらず、多くの方に網走を気にかけていただく、好意を持っていただくことにつながる機会になると考えてございます。今後も、制度を活用していく上ではそうした機会を逸しないためにも、人件費を含めた総務省が示す経費率などの基準に沿って対応を取りながら、寄附の増額に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
質問 金兵智則
ふるさと納税に関する総論的な、最後答弁を頂いたのかなというふうに思いますけれども、体制強化をするにも経費になる可能性があるので、もうちょっと待っていてくださいという答弁だったと理解をさせていただきますけれども、ふるさと納税やっぱりいつまでこの制度が行われるかわからないですけれども、ありがたい財源でありますし、やはりせっかくいい返礼品が網走にはあるということですので、これがやっぱり全国の皆さんに網走の魅力が届くように、強化をしていっていただきたいなというふうに思います。