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網走市議会 令和5年第2回定例会 2023年6月20日

性犯罪・性暴力の現状について

2023年6月20日、網走市議会の一般質問で、深津晴江議員が「性犯罪・性暴力の現状について」質問し、学校教育部長 北村幸彦が答弁しました。

質問者
深津晴江 議員
答弁者
学校教育部長 北村幸彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 深津晴江

続きまして、生命(いのち)の安全教育についてです。性犯罪・性暴力は、被害者の尊厳を著しく踏みにじる行為であり、その心身に長期にわたり重大な悪影響を及ぼすものであります。このことから、その根絶に向けた取組や被害者の支援の強化が推進されております。令和2年6月11日の性犯罪・性暴力対策強化のための関係府省会議において、性犯罪・性暴力対策の強化の方針が決定されました。この方針を踏まえ、文部科学省では、子供たちが性暴力の加害者にも被害者にも傍観者にもならないよう、教育・啓発活動の充実、学校等で相談を受ける体制の強化、わいせつ行為をした教員等の厳正な処分、社会全体への啓発などについて、関係府省とも連携を図りながら取組を強化しています。そこでお伺いします。網走市での声かけ事案など、性犯罪・性暴力の現状についてお伺いいたします。

答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)

網走市内校における性犯罪・性暴力の現状といたしまして、現在把握できるものといたしましては、男子生徒が女子生徒に対しての体を触るなどのわいせつ行為、及びSNSの不適切な使用による性的な画像の強要といった事案があるところでございます。児童生徒の登下校時において、不審者による声かけ事案は例年数件ほど報告されているところではございますが、性犯罪・性暴力に至ったケースは確認されていない状況でございます。

質問 深津晴江

ありがとうございます。やはり網走でも、これは都会、田舎、地方かかわらずどこでも起こり得る課題として認識していく必要があると思います。次に、生命(いのち)の安全教育は若年層を対象とした性被害、加害を未然に防ぐため、各省庁や民間団体の協力の下、新たに性被害の未然防止を目的とした事業です。令和3年度には、教育機関における実証を通じて指導モデルの作成。令和4年度、指導モデルを複数の他地域へ展開し、内容を改善していく。令和5年度、今年度です。全国の小中高の各学校において、教育の開始とされております。網走市の小学校、中学校における生命(いのち)の安全教育の現状についてお伺いいたします。

答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)

生命(いのち)の安全教育についてでありますが、令和2年12月25日に閣議決定された第5次男女共同参画基本計画を踏まえた、女性活躍・男女共同参画の重点方針2022において、令和5年度に全国の学校において、地域の実情等に応じた教育を実施することとされております。この間、学校においても、入学、進学時期である4月を毎年、若年層の性暴力被害予防のための月間とした上で、国から提供のあった教材や教職員向けの指導の手引などを通知し、子供の性暴力被害防止のため生命(いのち)の安全教育について理解を求めているところでありまして、現在その指導の在り方について各校で研さんを深めているところでございます。

質問 深津晴江

ありがとうございます。それでは、今研さんを深めている状況ということは、今現在、実施されていないというふうに認識してよろしいでしょうか。

答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)

この生命(いのち)の安全教育につきましては、今教職員の中で研修等を進めている中で、これから実施するということで準備を進めているところでございます。

質問 深津晴江

ありがとうございます。準備を進めているということは、今年度中に行われていくというふうに捉えてよろしいでしょうか。または来年度になるかもしれない、開始時期についての見通しがありましたら教えてください。

答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)

国で示されているとおり、今年度から実施することで進めております。

質問 深津晴江

ありがとうございます。今年度から各学校で網走市の小学校、中学校で実施されるということをお伺いいたしましたので、少しでも子供たちを守っていくための教育、本当皆様大変かと思いますが、ぜひ実施に向けてよろしくお願いいたします。次にですが、先ほどの質問とのつながりなのですが、包括的性教育は家族から始まる人間関係、人権、ジェンダーの理解、暴力と安全確保、意思決定やコミュニケーション、援助と支援を見つけるなどの健康とウェルビーイングのためのスキル、人間の体と発達、セクシュアリティと性的行動、性と生殖に関する健康の内容となっております。いじめやSNSによる問題も起きております。また、大人もセクシャルハラスメント、パワーハラスメントなど、ハラスメントに関する市民からの御相談も多くあります、寄せられております。今、網走市に求められていることは、子供たちが自分自身を守るスキルを身につけること、そして、お互いに尊重し合うことを学び続けられる教育を進めることだと考えています。既に、上川町にありますインフィニティ国際学院中等部の1年生は包括的性教育を1回3時間、年11回の時間を確保されています。また、北見市相内小学校も狙いや要素を取り入れた計画もあり、清里小学校、滝上中学校でも生命(いのち)の安全教育に学校として取組が始められて、開始されております。網走の宝である子供たちをしっかりと守り、育てていくことが重要です。そこで、包括的性教育のキーコンセプトの視点で、どの学校でも、どのような場でも、包括的な教育の実践を求めます。網走市の見解をお伺いいたします。

答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)

生命(いのち)の安全教育の実施に向けた見通しについてでありますが、子供たちが自分自身を守るスキルを身につけるために、国から示された教材及び教職員向けの指導の手引について各学校では、先ほども申し上げましたが、校内研修を実施しまして、子供たちの発達段階に応じながら保健の学習内容や道徳で扱う価値項目に関連づけるなど、教科横断的な指導の充実を図りながら、包括的な教育課程の編成を推進してまいります。また、現在も行われております情報モラル教育は継続しながら、SNSを使うときに気をつけること、SNSを通じた性暴力について外部講師の活用や関係機関との連携を図ることで、SNSの正しい使い方や犯罪となり得る行為、性暴力被害に遭った場合の対応などについて、子供と保護者が共に学ぶ場を設けてまいりたいと考えております。

質問 深津晴江

ありがとうございます。今大変ありがたいことに、保護者も含めた教育を推進していってくださるという御答弁を頂きましたので、ぜひ児童生徒の皆さんはもちろんなのですが、保護者の皆様にもぜひ届く生命(いのち)の安全教育、包括的性教育を推進していっていただければと思います。さきの国会において、性暴力被害者の声によって改正刑法が成立し、性犯罪規定が大きく改正されることが決まりました。この審議の中で繰り返し指摘されたのが、日本の性教育の後れでした。性交同意年齢の引上げに伴い、子供の性被害の深刻さや教育の重要性を考慮して、改正法の附帯決議にも十分な教育を行うことが盛り込まれました。また、国連の障害者権利委員会も、日本において対等な人間関係や性の多様性を幅広く学ぶ包括的性教育の推進を勧告しています。子供の性教育に取り組む一般社団法人“人間と性”教育研究協議会の水野哲夫代表幹事は「教育現場で性教育を進める必要がある」と話しています。網走市においても、いじめ問題を調査するために約950万円の補正予算が組まれました。傷ついた子供たちのことを考えますと、何としても性犯罪もいじめも未然に予防することを強化する必要性は明白です。学校間で格差が生じないよう、包括的性教育への取組を強く要望いたします。ぜひ、包括的性教育は決して性教育ではない、人権教育なのだということをぜひ皆様に御理解いただければと思います。また、今後さらに発展させて市長部局に協力を仰ぎ、ゼロ歳の保護者はもちろんのこと、広く市民への啓蒙活動にも進んで取り組んでいってほしいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

出典:網走市議会 令和5年第2回定例会 2023年6月20日 議事録 PDF(26ページ) 間違いを知らせる