網走市議会 令和4年第4回定例会 2022年12月13日
1項目めの地域公共交通について
2022年12月13日、網走市議会の一般質問で、永本浩子議員が「1項目めの地域公共交通について」質問し、観光商工部長 伊倉直樹、市長 水谷洋一が答弁しました。
- 質問者
- 永本浩子 議員
- 答弁者
- 観光商工部長 伊倉直樹、市長 水谷洋一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 永本浩子
-登壇- 公明クラブの永本でございます。私はさきに通告させていただきました、3項目について質問させていただきます。それでは、まず1項目めの地域公共交通についてお伺いいたします。持続可能な公共交通の構築を目指して実証実験が始まったAIによるオンデマンドバス、どこバスですが、実験をスタートした令和2年8月は1か月で156人、4か月で959人という乗車人数でした。コロナ禍での外出自粛や住民説明会も思うように開けない状況もありましたが、運行エリアの拡大や回数券や定期券の導入、観光客への利用拡大など工夫を重ねてきたところですが、本格運用を来年に控え、現在の利用状況はどのようになっているのでしょうか。網走市地域公共交通計画によりますと、利用者数の目標は年間4,000人、サポート事業者数は10社、またキャッシュレス決済の利用件数は、どこバスだけではなく公共交通全般の目標だと思いますが、平成31年の実績を通年ベースに置き換えた2,929件を維持し、令和7年には5,857件にするという目標が明記されております。それぞれの達成状況も併せてお伺いいたします。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
どこバスの利用状況についてでございますが、本年4月から11月までの進捗状況になりますけれども、どこバスの利用者数は2万5,025人、一日最大で153人、平均では102人、月平均では3,128人、サポート事業者は4社、キャッシュレス決済利用件数は2万 4,628件となっており、網走市地域公共交通計画で掲げているどこバスの利用者とキャッシュレス決済の利用件数は11月末現在で目標値を達成している状況となっております。一方、サポート事業者につきましては、令和3年度からサポート事業者の確保に向けて協議、調整を進めていく予定をしておりましたが、コロナウイルスの感染拡大もあり、積極的な活動は控えており、現在4社という状況になっております。今後、感染状況を注視をしながら、網走バスと連携し拡大を図ってまいりたいと考えております。
質問 永本浩子
ただいま数字が出ましたけれども、利用状況については、 1年で今一日最大153人、利用者数としては一日平均102人で、月平均3,128人ということで、この2万5,025人というのは4月から11月までの人数なので、このまま1年間として計算すると3万7,536人ということになるかと思います。そうすると、年間4,000人という目標自体があまりにもちょっと少なかったのかなと思いますけれども、かなり大幅に上回っているということで、一つは大きな安心材料にはなるかと思います。しかし、来年度からの本格運行をスタートするときには、また新たな目標の設定というのが必要になるかと思いますけれども、この点はどのようにお考えでしょうか。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
ただいま議員からもお示しありましたとおり、計画当時の目標は令和3年度大幅に上回っているという状況でございます。今、来年に向けて、本格運行に向けて今準備を進めておりますが、順調に利用者数も伸びてきておりますので、こういった状況を十分に踏まえながら、新たな目標というのは設定してまいりたいというふうに考えてございます。
質問 永本浩子
ぜひ、使ってみたら本当に便利でよかったわという声も身近でかなり聞くようになっておりますので、より多くの人がまた利用していただけるような目標の設定もしていっていただきたいと思います。また、キャッシュレス決済のほうは、今の段階で目標も達成しているということですけれども、多分これに関しては、今後国を挙げて取り組んでいく事業内容ともなってきますので、さらなる増加が見込めると思います。一方、サポート事業者ですけれども、現在4社ということですけれども、この4社というのは具体的にはどんな事業者さんなのか、また今後拡大したいと思っているのはどのような事業者を想定しているのか、お尋ねいたします
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
サポート事業についてのお尋ねでございます。網走バスとも協議をし、現在ドコモショップ新町店と菅原クリーニング店駒場店で、どこバスの回数券や定期券の販売をメインに行っておりまして、このほか市内の病院2か所でどこバスのコールセンター直通電話の設置について御協力を頂いているところでございます。今後につきましては、こうした事業内容の拡大とともに、例えば冬の降雪期間中の停留所の除雪ですとか、バスが来るまでの待合場所の提供などを担ってくれる事業者ということも増やしていきたいと考えております。とりわけ、停留所付近の様々な事業者の皆様には幅広く御協力をお願いできればというふうに考えてございます。
質問 永本浩子
今のところは、二つの病院と回数券等取り扱っていただいているところということですけれども、私もこのサポート事業者、目標10社ということでしたけれども、本当に多くの方に、事業者の方にも協力していただくことで、よりこのどこバスが地域に根づいて、みんなで支えていく地域公共交通をやっぱり持続可能なものにしていくという、多くの人が関わることによって、そういったものをつくり上げていくことができるのは大変いいことではないかと思いますので、ぜひこの停留所の除雪、また待合場所の提供等、積極的にお声かけしていただいて増やしていただければと思っております。続きまして、次の質問に移らせていただきます。現在、AIを活用したデマンドバスは、全国的にも取り組む自治体が増えてきておりまして、群馬県沼田市は本年3月25日から、長野県塩尻市も本年4月1日から運行がスタートしております。それぞれの乗車料金を見てみると、沼田市では1乗車400円、県内在住の65歳以上の高齢者の希望者に配付される「ぐーちょきシニアパスポート」というものがあるのですけれども、このパスポートを提示すると半額の200円になります。塩尻市は乗車エリアと降車エリアによって200円、300円、400円の3段階。本年3月から実証運行を開始した福岡県宗像市は、大人200円から400円となっております。こうしてみてみると、どこバスの同一エリア500円、エリアをまたぐと700円という料金は少し高いように感じます。本格運用に当たって、より多くの人にどこバスを利用していただくためにも、市が応援してもう少し料金を下げることはできないでしょうか。また、網走のどこバスも子供と障がい者は半額、65歳以上は回数券や定期券でかなりお得にはなっておりますが、沼田市のシニアパスポート提示で半額には及びません。2025年には団塊の世代の方々が全員75歳以上になる超高齢社会を迎えます。当然、免許を返納せざるを得ない方も増えるというわけで、そうした方々がどこバスを使いこなせるようにすることで、返納後の足を確保し、健康寿命の延長や医療費の抑制にもつながっていくと思います。物価の高騰もまだまだ続きそうです。網走市でも非課税世帯や75歳以上で希望する方には半額になるパスポートのようなものを配付するなどの支援を検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
どこバスの料金についてでございますけれども、これまでの実証運行を通じ、運行収益やハイヤー料金との兼ね合いなど総合的に考慮しまして、持続可能な運行体制を考えると、本格運行におきましても現行の運賃体系を維持する方向で、網走バスと協議を進めており、最終的には地域公共交通活性化協議会で決定することとなります。利用料金の割引につきましては、定期券や回数券を本格運行においても継続して実施する予定であるため、利用者の皆様には利用頻度に応じ御活用いただければと考えてございます。また、非課税世帯や後期高齢者などへの支援につきましては、関係部署とも協議してまいりたいと考えております。
質問 永本浩子
料金に関しては、路線バスやハイヤー等とのバランスということもありますので、万が一市内のハイヤー会社がなくなってしまうようなことになっても、これは大変なことだとは思いますので、その辺はよく検討していただきたいと思いますが、例えば当初どこバス実証実験始まったときは、一つのエリア内は400円だったのですよね。エリアをまたぐと700円というところでスタートし、それがAエリアがかなり拡大されたということで、当初、つくしから厚生病院に行こうとしたらエリアまたぎで700円、大曲の人がこが病院に行こうとするとエリアまたぎで700円というものだったのが、このAエリアがかなり拡大されたことで、どちらも500円で行けるようになったと、この経緯を知っていると400円から500円になったということもうなずけるのですけれども、やっぱりその辺のところがまだやっぱり理解できていない市民の方も多いと思いますし、そしてAエリアがそこまで拡大されているのだということを知らない方も多くて、またぐと700円だよねという、そういう意識が、最初の印象がやっぱりかなり強く残っていらっしゃる方も多いのではないかと思います。この辺のところのやっぱり周知を丁寧にしていくということで、500円出す価値があるというところになって、一つの納得をやっぱりいただくということも大事なことなのではないかと思います。また来年いよいよ本格運行ということで、やっぱり私は様々な周知をするのに、本格運行というのが一つの大きなチャンスのときなのではないかと思うのです。例えば無料の予約電話を設置してあるということも、結構厚生病院にもこが病院にも設置してあるけれども、それを知らない人も多かったりとか、私も手首を折ったときにこが病院に通いましたけれども、運転ができないので、行きはやっぱり路線バスの時間と予約の時間を照らし合わせて、バスに乗っていくのですけれども、帰りのバスは会計とか待っていたら、もう本当に、1本逃してしまうとすごい時間が空いてしまうので、しようがないからタクシーを呼ぶという感じだったのですけれども、やっぱりいつも通院している人は、ここにどこバスの無料の予約電話があると、使っている人はわかると思うのですけれども、そうやって急に手を折ったとか、何かしたというので行く人は、やっぱりそういうのがわからない人も結構いるのではないかと思いますので、例えばこの無料の予約電話を設置してある厚生病院とこが病院で、設置してあるところにちょっとのぼりか何かを立てて、あまり声は出せません、病院なので。でも、質問に答えられる、少し予約をお手伝いしてあげられる人を一定期間キャンペーン期間のようなものをつくって、そこに配置するとか、また多くの人が利用するスーパーとかショッピングモールなどでも、キャンペーンを行って、最新の利用ガイドの配布やそういう質問コーナーを設ける。または網走市の公式LINE、今ごみの分別辞典が入ってすごく私は便利だと思って、時々見てはごみ出しのときに確認をしているのですけれども、例えば行くときは路線バスで行っても、帰り時間を逃してしまったのでどこバス使ってみようかな、だけれども停留所を指定しないと予約ができないわけで、どこバスガイド、いつも誰もが持ち歩いているわけではないので、そうすると、LINEの中に、公式LINEに、停留所の一番最新の情報が入っているだけでも活用しやすくなるかなと思いますので、様々あの手この手で本格運用に当たって、より多くの方にどこバス、活用していただけるような周知の仕方を考えていっていただきたいと思いますけれども、こういった点はいかがでしょうか。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
これまでも網走バスと連携をしながら、例えば市内のスーパー敷地内で利用促進のPRを行ってきたりはしております。また、市内の各地域の町内会等におきましても、説明会等を開いて利用促進を図っているほか、あと、例えばイベントで言いますと、七福神まつりなどの催事でもどこバスのブースを設けて、そのときはのぼりを立てたりしてPRなども行っているところでございます。様々な機会を通じて周知するということは、大変有効な手段だと思いますので、今議員から御提案のありました、例えばショッピングタウンですとかスーパーでのキャンペーン、こういったものにつきましても網走バスとも協議してまいりたいと思います。また、網走市の公式LINEの関係の周知方法につきましても、関係課とも協議しながら進めてまいりたいというふうに考えてございます。
質問 永本浩子
ぜひあの手この手でということで、やれるところをぜひやっていただきたいと思います。そして、どこバスの御利用ガイドも、中身を開けてよく見ると本当にAエリアとBエリアの、こちらはもうちょっと古いのなので、Aエリアがすごく少ないときで、これ最新号でこんなにAエリアが広がって500円で行けるんだというのがわかるのですけれども、本当にこの後また停留所等をもし増やしたりとかといったこともされるかと思うのですけれども、やっぱりできるだけ最新のもの、どこが違うのかというのもまたわかるような工夫もぜひお願いしたいと思います。そして、先ほど私が質問の中でも言った沼田市がやっている「ぐーちょきシニアパスポート」、これはちょっと調べてみたら、沼田市独自でやっているわけではなくて、群馬県全体が取り組んでいて、「ぐーちょき」というのは「ぐんまちょい得シニアパスポート」の略で「ぐーちょき」というふうになっているようなのですけれども、この事業は高齢者の積極的な外出を促し、地域との交流や自身の健康維持につなげていただくことを主な目的として、協賛店においてそのパスポートを提示することで割引などの優遇措置を受けられるようにするということで、群馬県内、今年の8月現在で1,898店舗、スーパーや薬局、TSUTAYA、ドコモショップなどなどかなり広範囲の、お菓子屋さんだとかドン・キホーテだとか、いろいろなところが協賛していて、それぞれのお店ごとの何らかのサービスがある、その中の一つに、この沼田市でやっているオンデマンドバスの半額助成ということもその一つに入っているようなのですね。また、このパスポートの裏面には緊急連絡先とかかかりつけ医等の記載もあって、緊急時の連絡用カードにも使えるということで、高齢者を地域で支え合う社会の実現に向けた機運の醸成につなげることも目的として、県がやっている事業に、そこに市もオンデマンドバスも入れてもらったということなので、網走市単独で半額助成となるとなかなか難しい面もあり、また6,000円のバスでもタクシーでも、またプールでも何でも使えるという事業もやっていますので、またそれと少し違う角度での、例えば75歳以上の方等へのサービスができればと思って、私も言ったのですけれども、例えば道にもう少し働きかけて、道の事業としてそういったちょっと広い角度での高齢者に対する優遇措置等をやっぱり提言もしながら、連携も取りながらという角度でもいいのかなというふうに思ったのですけれども、その点はいかがでしょうか。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
今、議員のほうからいろいろお示しをいただきましたが、各地域においてはいろいろな高齢者対策ですとか、あと持続可能な地域交通体制の仕組みづくりというのもやっているというふうに思いますので、そういった先進地の事例につきましても関係課とも連携しながら調査研究をしてまいりたいというふうに考えてございます。
質問 永本浩子
ぜひちょっと何でもかんでも市でというのではなくても、もしそういった角度、道が乗っていただければかなり助かるのではないかなと思いますので、ぜひ検討をお願いしたいと思います。続きまして、網走市議会ではここ数年、桂陽高校の高校生と意見交換会を行っております。前半は市議会の役割を知ってもらうためのプレゼンで、後半でグループ毎に「選挙に行こう!」をテーマに意見交換をするのですが、毎回必ずと言っていいほど出るのが、「バス料金を一律にしてほしい」とか「部活が終わったときにも乗れるようにバスの時間を増やしてほしい」という要望です。現在、路線バスの定期を持っていれば、どこバスは100円で乗れるということで、高校生の利用もかなり多いと聞いております。しかし、どこバスの運行時間は朝9時から夕方4時までで、部活が終わった時間ではどこバスは運行しておりません。他の自治体の運行時間を見てみると、沼田市は月曜から土曜の午前9時から午後5時、日曜祭日は運休。塩尻市は月曜から土曜は午前6時から午後10時、日曜祭日は午前7時30分から午後9時まで。宗像市は平日は午前6時から午後9時、土日祝日は午前6時から午後6時までとなっております。本格運行に当たりまして、運行時間の延長も検討の余地があるのではないかと思っております。また、沼田市は公共施設やスーパーマーケット、医療機関などに加えてごみステーションにも停留所を設置して、市内500か所で乗降可能になっております。ふだんから慣れ親しんでいるごみステーションですが、そこに停留所をつくるという発想はちょっとない角度ですばらしいと思いました。また、スマホアプリ上で地域の飲食店やスーパーマーケットのクーポン券を配布するなど、地域の活性化に向けた取組も行っております。運行時間の延長や停留所の拡大、地域の活性化に結びつくような利用者へのサービスなどもぜひ検討していただきたいと思いますがいかがでしょうか。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
運行時間枠、停留所の拡大についてでございますけれども、どこバスの実証実験に至った経緯といたしましては、人口減少やマイカーの普及により路線バスの利用者が減少し、朝夕の通学、通勤、通院では一定の利用があるものの、それ以外では利用が少ない状況になっていることと、網走バスへは利用者から便数が少ないことやバス停までの距離などについて不満の声が寄せられていたことから、業務の効率化と利用者の利便性の向上を目的に取り組んでいるところでございます。時間延長という声があることは承知をしておりますが、朝夕は一定のバス利用があるため、時間帯によって路線バスとどこバスのすみ分けを行う必要があると考えており、当面は現行の運行時間を予定をしているところでございます。また、どこバスの停留所につきましては、11月末現在で既存の路線バス停留所は191か所、どこバス専用に設置した停留所は102か所、合計293か所設置しております。停留所の追加につきましては、これまでも町内会などからの要望に応じ、既存の停留所と位置関係やどこバスの停車などが適当かどうか、網走バスとも協議をしながら設置をしているところでございます。今後も状況に応じ、議員からお話のあったごみステーションの活用なども含めまして、柔軟に対応してまいりたいと思います。また、スマホ予約システムに連動したクーポン券の配布など、地域活性化に向けた取組につきましては、網走バスとも協議、研究してまいりたいと考えてございます。
質問 永本浩子
様々協議検討していただけるということで、ぜひお願いしたいと思います。また高校生の時間体ですけれども、部活が終わって路線バスとのやっぱり兼ね合いもかなりあるかと思いますし、乗車人数にもどこバスの場合は限りがあるので、その辺のところもいろいろと課題にもなるかとは思いますけれども、できれば一度高校生対象のアンケートなども取っていただきながら、実際にはどういった時間帯、どういった曜日に何人ぐらいの利用希望があるのかとか、そういった実態をまず把握した上で、本当にこのままのほうがいいのか、少し延長したほうがいいのか、延長するともうちょっと1台では収容できなくなる可能性があるからやっぱり路線バスのほうに乗っていったほうがいいのかとか、具体的なそういった話合いもできるかと思いますので、何らかの形でそういう、毎回声が出るということは、そういう思いの生徒さんがある一定数はいらっしゃるということだと思いますので、検討する段階ではそういう実態把握の上での検討をぜひお願いしたいと思います。何にしてもどこバスが地域に定着するかどうか、より多くの市民に利用していただくことができるかどうか、このところがこれからの網走市の持続的な地域公共交通を担っていけるかどうかの鍵を握っているのではないかと本当に思っておりますので、来年の本格運行に当たっては、本当に様々な課題に対して積極的に取り組んでいっていただきたいと思っております。続きまして、次に郊外地域の対策ですけれども、郊外地域へのどこバスの運行エリアの拡大というのは、走行距離と利用人数のバランス、燃油代の高騰、運転手の確保、人件費等を考えると大変難しい状況だと思います。しかし、先日、浦士別の方から病院や買物に行きたいが、御主人は高齢化で運転が難しくなり、子供たちは独立してそれぞれ家庭があるので頼みづらい。そこでお金を払ってもいいからスクールバスに乗せてもらえないかという御相談を受けました。また、嘉多山の方からは、買物に行くときでも患者送迎バスに乗れるようにしてほしいという御要望もいただいたこともあります。スクールバスや患者送迎バスの活用も今全国的に取り組まれているようで、先日視察に行った横手市でも、スクールバスを活用した自家用有償旅客運送を行っておりました。詳しい資料を送っていただいたところ、生徒の送迎がない午前9時から午後2時までの空き時間を活用して、毎週月曜と木曜の週2日、病院行きとコミセン行きの2方面2便ずつ運行していて、料金は一律200円、運転手は市が雇用する会計年度任用職員2名、途中バス停以外でも手を挙げれば自由に乗り降りできる区間があるのには驚きました。また、福岡県朝倉市では、本年度から実証実験がスタートし、赤字続きの路線バスを廃止し、同地域内を運行しているスクールバスに通学時も一般住民を混乗させ、スクールバスとして使用されていない日中の空き時間に一般住民用に運行させております。一般住民の利用は事前予約型として、予約がない時は運行しない。効率的で合理的な新たな交通システムを構築しようとしております。このほかにも岩手県花巻市や北海道猿払村、北見市の留辺蘂でも行われており、留辺蘂は一般住民も無料で混乗でき、区間によって予約ありと予約なしがあります。山梨県身延町では、合併に伴い、スクールバス、患者送迎バスの再編を行い、町民も利用できるように混乗の実証実験中です。当市におきましても混乗の検討を始めてもよいのではないかと思います。特に患者送迎バスについては、地域公共交通計画を見ましても、かなり利用人数が減ってきているということで、これはかなりこのままでは燃油代も高騰しておりますし、もったいないのではないかと思いますけれども、この辺のところはいかがでしょうか。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
スクールバス、患者送迎バスへの混乗についてでございますけれども、まずスクールバスにつきましては、小中学校の児童生徒の通学を目的として運行しておりますが、児童生徒以外に高校生や保育園児も利用しており、このほか一般市民もスクールバスの運行時間、運行経路の範囲で利用可能となっております。現在はコロナウイルスの感染拡大防止を図る観点で、来年3月まではバスを増便し対応しているため、座席に一定の余裕はありますが、4月以降は通常の運行台数に戻るため、一般市民の利用は限定的になるものと考えられます。また、過去に北見陸運支局から自家用有償旅客運送の許可を得て、当該地域の高校生の通学利用のため運行していた経緯はありますけれども、現在は利用がなく運行されていない状況となっております。患者送迎バスにつきましては、無医地区住民の受診の機会を確保することを目的とし、市内医療機関へ無料の送迎バスを運行しております。利用につきましては、往路と復路で乗降場所が異なる場合や往路または復路のみの利用も可能となっております。医療機関での診察後、帰りのバス出発時刻まで時間がある場合などは商店街の商業施設や市の施設で用事を済ませ、近くの停留所から患者送迎バスに乗車することも可能となっております。車両につきましては、国の医療施設等設備整備費補助金を利用し整備しているものであり、運行に当たっても基準に従い取り扱っているものです。一方、利用者が減少傾向にあることから、効率的な運用を図るべきとの御意見は認識すべきところでもございますので、郊外における公共交通については、地域の実情に適した交通体系について地域ともよく話合いを重ねてまいりたいと存じます。
質問 永本浩子
ただいまの御答弁ですと、スクールバスは既に利用可能になっているということなのですけれども、利用可能になっているということは、地域の方たちは御存じなのでしょうか。それが、もしできるのだったら、私のところに質問の御相談のお電話くださった方にもまたお伝えしたいと思いますけれども、こういった内容、利用できるのだということが地域の方たちに周知されているのかどうかということが一つは問題だと思いますので、まずはそこの周知をしていただきたいということと、地域によってはお金を払ったりしていますけれども、網走は無料で乗れるのかどうかとか、今後、先ほども言いましたけれども、75歳以上の後期高齢者がかなり増えてくるわけです、2025年を境に。そうした場合に、やっぱり利用希望者が一気に増えるという状況も十分考えられるわけで、来年4月以降は、今はコロナの関係で増便しておりますので少し乗車にも余裕があるけれども、結局来年4月以降はその座席に余裕がなくなる、コロナの増便がなくなると、そうするといくら利用できるといっても、座る余地がなければ乗れないということになるわけで、こういったところに関しても、やはりほかの自治体も多分超高齢化社会を迎えるというところで、そしてまたいろいろな意味で、先日視察に行った横手市も結局バスの運転手が確保できないということで、一つの羽後交通というところが路線が廃止になったり、そこをまた地域住民が担おうと有償運送になっていたりとかということで、人員の確保、それからこんなに燃油代が上がるなんてどこも多分思ってはいなかったと思いますけれども、ロシアのウクライナ侵攻とか思いもかけないようなことが次々と起きてきて、いろいろな面で、今までの捉え方ではなくて何とかお金をかけずに、そして皆さんの要望にも応えられるようにしていこうと工夫をするようになってきているのではないかと思います。ぜひ、他の自治体の取組等も研究していただいて、地域住民の声も聞いていただきながら、よりよい体制を検討していただきたいと思います。そして、やっぱり自家用有償旅客運送も、かつて当市としても一回許可をもらってやったけれども結局駄目だったということで、視察に行った先でも、やっぱり自家用有償旅客運送、担ってくれる地域住民のパワーがあるところじゃないと結局それができないということで、やっぱり1か所だけやられているけれども、横展開はなかなか難しいという。なので、これからはより一層そういう状況になるかなと思っていますので、網走もこれは同様になかなか今後は難しいのだと思います。また、患者送迎バスについてですけれども、医療機関の受診のある人は乗せていただいて、そして受診の後、時間がある人は買物をやっても構いませんよということなのですけれども、御相談いただいた方は、医療機関への受診はないのだけれども買物のためにまちに出るのに患者送迎バスを使わせてもらいたいという御相談でした。ここにもあるように、その補助金の関係で、なかなか難しいということはあるかもしれないですけれども、やはりほかの自治体でも既に再編をしたりいろいろ工夫をして、利用できるようにしている自治体が結構出てきておりますので、ぜひそういったところをまた参考にしていただきながら、どのようにしてそういった補助金のこともクリアし、活路を見いだしてきたのかというところをぜひ検討をお願いしたいと思います。また、地域公共交通計画を見ますと、患者送迎バス利用の概要なのですけれども、月曜日が能取線、火曜日が中園線、水曜日が嘉多山線というふうに曜日によって一つずつという形になっていて、そうした中で、利用者がどんどんどんどん半分ぐらいに、平成27年度から31年度はほぼ半分に減っているという状況で、私も両親の介護、看病をやってきましたけれども、担当医が替わっただけで受診曜日が自動的に変わってしまい、年を取るほどかからなければいけない科が増えて、本当に郊外の方たちが病院に行こうとしたときに、最初は月曜日でよかったけれども、先生が替わったらもう火曜日じゃないと駄目になったりとか、週に何回か行かなければいけなくなったりとかということがやっぱりあるのではないかなと思いますので、一般住民との混乗を利活用の問題とともに、患者送迎バスの運用の仕方自体もぜひちょっとこの機会に実態に沿った運行の在り方というものも検討していただきたいと思うところですけれどもいかがでしょうか。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
今いろいろと御提言を頂きましたので、地域公共交通の持続可能な体制と、あと郊外地区の地域公共交通体制というのは非常に大事なことだというふうに思っておりますので、引き続き、関係課とも協議をしながら、他地域の取組なども調査研究してまいりたいと考えてございます。
質問 永本浩子
ぜひ実態に沿った形で検討をお願いしたいと思います。続きまして、先日北海道横断自動車道の女満別空港-網走間の整備について、開発局から二つの案が示されまして、長年の案件がやっと具体的になってまいりました。LCCの誘致も減便等もありますけれども、実際にLCCが飛ぶようになり、さらにこの自動車道が整備されると、網走にとっては医療面でも観光面でも様々な面で大きなメリットがあると思います。こうした状況も踏まえて、4期目のスタートを切られた水谷市長の地域公共交通に対する今後の目標と展望をお聞かせいただきたいと思います。
答弁 市長 水谷洋一
-登壇- 北海道横断自動車道網走線の女満別空港-網走間の整備に向けた状況も含めてでございますが、概略ルート構造の検討の審議に当たる第2回目の北海道地方小委員会が10月12日に開催され、二つのルート案が示されたところでございます。示された二つのルート案を基に北海道開発局がルート検討やインターチェンジとのアクセスの検討に当たり、重視すべき点や配慮すべき点について、インターネットによる地域意見聴取が開始をされたところであります。来年1月には、各世帯へ調査票送付による意見聴取や関係団体、事業者へのヒアリングを行ってまいる予定です。このような地域意見聴取をまとめ、令和5年中には女満別空港-網走間の概略ルートが決定する見込みであります。その後、都市計画決定や環境アセスメントの実施により、詳細ルート、インターチェンジの位置が決定することとなります。こうしたことにより、今後高規格道路の延伸によりまして、長距離都市間交通の利便性の向上や医療機関の搬送の時間短縮など大きく期待される一方で、JR、バスなど公共交通の利用減少の中、市街地、郊外地などの効率的、効果的な持続可能な公共交通の構築が求められており、加えて、観光客にとっての二次交通などの確保や利用促進も必要であると考えているところであります。いずれにいたしましても、交通事業者や行政のみならず地域全体が公共交通の課題を認識した上で、持続可能な地域公共交通の構築を目指してまいりたいと、このように考えているところでございます。
質問 永本浩子
網走にとっては大変よい方向に動いているかと思いますので、ぜひ夢と希望を持った展望も持ちながら、持続可能な公共交通の維持に努めていただきたいと思います。