網走市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月16日
部活動に在り方について
2020年12月16日、網走市議会の一般質問で、小田部照議員が「部活動に在り方について」質問し、学校教育部長 林幸一、教育長 三島正昭が答弁しました。
- 質問者
- 小田部照 議員
- 答弁者
- 学校教育部長 林幸一、教育長 三島正昭
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 小田部照
-登壇- それでは、通告に従い順次質問に入らせていただきます。まずは、部活動に在り方について伺います。市内第三中学校の部活動の改廃についてであります。これまで保護者、学校、教育委員会で部活動の改廃について協議検討がなされてきていると思いますが、現在の進捗状況、内容について伺います。
答弁 学校教育部長 林幸一(学校教育部長は2021年3月まで)
第三中学校における部活動の見直しにつきましては、保護者と話し合う場として部活動検討委員会を設置し、検討を進めている状況でございます。12月3日に開催されました第5回目の検討委員会におきましては、それまでの検討委員会での話合いを基に学校側から提案した案を軸として検討したと伺っております。その提案した内容としましては、部員数によって改廃する部を決める。改廃する部活動の数は5つの部とする。この提案を軸に検討委員会において議論され、様々な意見が出され、次のような結果で確認したと伺っております。一つ目としまして、改廃の対象は5つの部とし、この部については令和3年度の新入部員の募集は行わない。改廃の対象となる5つの部は休部扱いとし、復活の条件については今後学校側で検討する。5つの部については、令和3年度夏の3年生部員の引退をもって休部とし、2つの部、これは野球部と女子バレー部の現1年生部員になりますけれども、これら2つの部につきましては、令和4年度夏の引退まで合同チームなどで存続できないか学校側で検討する。また、本人たちと確認して今後の方向性を決定する部もございます。個人種目のある部におきましては、設置部活外でも生徒が日常的に活動している場合で4月の期日までに学校に申し出て、各種目の中体連参加規則に当てはまる場合は参加できることを周知する。以上の内容で、検討委員会において確認されたと伺っているところでございます。
質問 小田部照
この結果は、第三中学校の部活動の改廃の対象は結果的に人数の少ない順から、陸上部、女子バレー部、パソコン部、テニス部、野球部の5部活動だったようです。この結果は昨年12月にこのお話が出てから1年たちますが、その決め方も内容も全く同じ内容になっているのですが、私も9月議会でいろいろと提案も含めいろいろな御意見を述べさせていただきましたが、教育委員会はこの間、この件についてどういった検討をなされてきたのか、その内容について伺いたいと思います。
答弁 学校教育部長 林幸一(学校教育部長は2021年3月まで)
これは部員数を基準にしたような改廃の話の進め方等については、学校の検討委員会等でお話をされているということでございますけれども、市教委といたしましては10月21日に開催された管内教育長研修会において、学校の働き方改革を踏まえた部活動改革について、今示されております段階的な地域移行や適正な数の部の在り方など、文部科学省の考え方について意見交換をされたというところもございます。また、確定はしておりませんが、北海道教育委員会で進めております部活動指導員制度の活用について相談をさせていただき、次年度の制度導入に向けた働きかけをしております。道教委が示します北海道の部活動の在り方に関する方針では、各学校の規模、部活動の実施状況などを踏まえ、部活動指導員の配置希望の状況などを把握しながら、必要に応じて部活動指導員を任用し学校に配置するよう努めるとありますことから、これまで校長会と意見交換をしたり、また文部科学省の動向や他市町村の状況を収集したりしながら、まずは部活動指導員の任用について検討を進めてきたところでございます。
質問 小田部照
まずこの第三中学校で部活動の改廃の議論が第5回にわたって続いてきたわけですが、そこにはもちろん教育委員会としても参加し一緒に協議検討をなされてきたということでよろしかったでしょうか。
答弁 学校教育部長 林幸一(学校教育部長は2021年3月まで)
中学校における部活動に関しましては、学校長を中心として必要な部活の適正な配置等を検討するというところが一つにはございますので、この検討委員会の中には教育委員会は入ってはいないところでございます。
質問 小田部照
以前から何度も同じ繰り返しになるのですが、少子化に伴い生徒数の減少、それに伴い教職員の減少、それらの事情から部活動の改廃を考えていかなければいけないという現状、これは理解しております。ただ、学校単位で考えていても解決できない状況にあるのだと私は考えています。だからこそ、単に部活を減らせばいいということではなくて、子供たちが小学校時代から続けてきているスポーツや文化活動を部活がなくなったとしても、また形を変えたとしても、この網走で続けていけるような環境をつくっていくための話合いをしていかなければいけないと、こうお話しさせていただいていたのですが、そのためにも学校だけで話し合うのではなく市、教育委員会が中心となり、各方面と協力し合い協議検討していく必要があると思いますが、その点はどのようにされて、お考えなのか伺います。
答弁 学校教育部長 林幸一(学校教育部長は2021年3月まで)
部活動指導員の導入に当たりましては、学校長との協議の上で進めていくこととなりますけれども、市内の中学校の部活動における支援体制として、次年度に向けて部活動指導員制度の導入の検討を進めている最中でございます。部活動指導員の任用、配置に当たりましては、学校教育について理解し、適切な指導を行うために部活動の位置づけ、教育的意義、安全の確保や事故対応、服務を遵守することなどに関する研修の準備を進め、こうした人材の確保にも努めていかなければならないと考えています。部活動指導の在り方につきましては、国においても部活動改革を令和5年度以降段階的に実施していくこととしています。こうしたことから、教育委員会といたしましても、市内中学校において今後国が進めようとしている地域移行の取組や部活動指導員制度の構築などに、学校や協議団体などの関係団体と人材の確保などについての議論を進めながら、持続可能な部活動の早期体制づくりに取り組んでまいりたいと思います。
質問 小田部照
そういうことを言ったのではなくて、この学校単位で話し合っても解決できることではないので、各学校や民間のスポーツ団体や体育協会、そういったところに相談をしたり、協議をしたりした経緯はあるのでしょうか。また、違う中学校も同じことなのですけれども。
答弁 学校教育部長 林幸一(学校教育部長は2021年3月まで)
現在市内の中学校におきまして、こういった部の見直しを進めているという学校は三中のほかにはございませんけれども、議員がおっしゃっているとおり、これから、先ほどもちょっとお答えさせていただいたのですが、私どもも入った中で関係団体との協議をさせていただきながら、人材の確保にも同時に努めながら、持続可能な部活動の在り方について相談しながら、中学校の部活動体制を構築を進めてまいりたいということでございます。
質問 小田部照
この1年間、どういった組織、協議団体、民間でもいいですので、子供たちの部活動が改廃にならないための協議をどのようにどこと相談して進めてきたのでしょうか。
答弁 学校教育部長 林幸一(学校教育部長は2021年3月まで)
現在関係団体と進めているという事実はございません。これから私どもがそういった取組を進めてまいりたいということでございます。
質問 小田部照
お話、検討するということで、行動はしていなかったということで理解いたしました。学校側の保護者からの意見の中でも、ここに検討委員会の会議録がそれぞれありますが、「外部指導者や保護者の力を借りてみてはどうか」「専門性のある外部指導者を保護者側で見つけます」というような意見に対して学校のほうは、「そういった意見はありがたいが現実的には難しい」「力を貸していただき永久的に協力していただけるのかとは限らない」「不安である」、当然のお話なのですけれども、こういった学校側の意見について教育委員会はどのように考えているのか伺うのと、野球部に関してなのですけれども、三中学校宛てに意見書、要望書が届いているはずです。三中野球部保護者一同、網走市野球連盟会長、つくしマスターズ少年団指導者一同、ブルージュニアーズ野球部少年団指導者一同から、三中野球部改廃に関する要望及び提案について12月8日付で第三中学校宛てに提出されていると思います。これについては、新入生が学区変更するための期限もあり、新年度から三中野球部の活動ができるか否かの問題であるだけに早急な対応が求められていると思いますが、市教育委員会はこのことをどのように把握し、お考えでいるのか伺います。
答弁 学校教育部長 林幸一(学校教育部長は2021年3月まで)
野球部の改廃に関します要望及び提案があったことは、校長から聞いております。今回見直しをする5つの部を含め、対象とならなかった部につきましても各部なりの事情があり、どの部についても存続していきたいとの要望はあると思います。そのような中、5つの部を改廃しなければ部活動を安全に運営していくための複数顧問の配置はできないため、部活動検討委員会を通じて検討を重ねてきたところでございます。令和3年度は生徒の減少と、それに伴い教員の減少が確実となっています。学校としましては、持続可能な部活動運営のためには複数顧問の配置体制を取ることにより部活動の安全確保、部活動指導の負担軽減を図ることが重要と考えての見直しであると聞いております。生徒のアンケート、教職員との協議、部活動検討委員会での議論を重ねた結果であると認識しておりますので、今回の学校としての結論を尊重したいと考えているところでございます。
質問 小田部照
私はもっと単純に考えています。ここにその意見書、要望書はありますが、その野球部について存続についていろいろ種々中身、内容ありますが、省略させていただきますが、一部に「休日及びオフシーズンの顧問の休暇を確保するため、保護者または専門的指導者が代わりに対応します。保護者は指導だけではなくて事務のこともお手伝いします。必要であれば、それなりの契約書面もいたします」、そういう子供たちを何とか目標や夢に向かっている活動を続けさせてあげたいという思いの内容の意見書がここにあります。私が言いたいのは、こういった思いのある、エネルギーのある市民の皆様が子供たちのために何とか協力するから、そういう居場所を確保しましょうと、学校、教育委員会にお願いをしているわけですね。これに対して、やっぱり学校と教育委員会がもっと柔軟に対応をして民間の力を借りて、子供たちのために協力し合えば、この部活動というのは維持もしていくことは可能だと私は考えております。実際にこれだけの民間団体や連盟の方、そして保護者の皆さんが子供たちのために力になってくれるとおっしゃってくれているのですから、こういった市民の皆さんの情熱とエネルギーこそが、これからの網走市のまちづくりには大変重要な力になってくるのだと、必要なことだと私は考えていますが、市の見解を、これは教育長にお尋ねいたします。
答弁 教育長 三島正昭(教育長は2021年3月まで)
-登壇- 第三中学校の部活動の改廃について、今御議論を頂いているところでありますけれども、部活動につきましては学級や学年を離れた集団の中で生徒たちの自発的、自主的な活動を基盤として共通の目的に向かって互いに認め合い励まし合い、協力し合い高め合いながら生徒の自主性、協調性、責任感、連帯感などを育成し、仲間や顧問などとの触れ合いの場として大きな意義があるというふうに言われておりますし、私もそのとおりだというふうに考えております。一方、現在の学校におきましては、生徒や教員の数などを踏まえて指導内容の充実や生徒の安全確保、教師の長時間勤務の解消などの観点から円滑な運動部活動を実施できるように、適正な部活動を設置していかなければならないというふうにも言われて指導も受けているところでございます。そうしたことから、今回三中におきまして見直し検討が行われているわけでありますけれども、今議員がおっしゃられましたとおり、できれば生徒が活動したい部に加入をして活動できていくということが望ましいというふうに思いますし、そういった気持ちは大切にしていかなければならないというふうには考えているところでございますけれども、学校として指導者、教員の数が来年度は最低でも4名減るといったような状況の中でやむを得ない判断をしていくという状況と聞いております。ただ、保護者の皆様、生徒の皆さんから何とか継続して活動していきたいという気持ちが強いということは十分認識をしておりますし、保護者としても部活動に協力をしていきたいという考え方を持っているということも十分聞いております。現在も部活動が検討を進めております地域移行というのがまさしく地域での受け皿をつくり、学校から離れて活動を進めていくと、そういう場をつくっていくということが今考えられているところでありまして、全国的にも部活動の在り方につきましては、様々検討が進められているところでございます。生徒保護者の皆様方には、そういったことを御理解を頂きたいというふうに考えておりますし、教育委員会としましては、三中だけに限らず市内中学校における持続可能な部活動の在り方ということについても早急に検討していかなければならないというふうに考えております。
質問 小田部照
詳しくありがとうございます。単純にこういった力を貸してくれるという、子供たちのために何とかしたいという市民の皆さん、これだけの野球連盟の方々や団体が意見としてお手伝いしたいという、このお話、協力に対して、一緒に教育委員会と学校側と入って協議すべきだと思いますが、そういった場を設けるおつもりはありますか。
答弁 学校教育部長 林幸一(学校教育部長は2021年3月まで)
今議員からお話のありました、そういった団体さん、あるいは学校長と学校の現場ともお話を伺いながら協議をしながら、教育委員会も入った中でこういった取組を進めてまいりたいと。網走市全体の部活動の在り方としまして、市教委も入った中で考えてまいりたいというふうには考えております。
質問 小田部照
もろちん網走市全体、トータル的な視点で考えていくことが大変重要なことなのですが、まず近々に三中野球部を存続させたいという思いの中から野球連盟、各少年団の指導者一同、で保護者一同の何としてもお手伝いしたいという情熱に対して、協議の場すら設けないということでよろしかったですか。
答弁 教育長 三島正昭(教育長は2021年3月まで)
種々の議論を頂いているところでありますけれども、第三中学校の部活動の見直しについて保護者の皆様から学校の教職に対する要望が上がっているということも承知をしております。様々な形で協力をしていきたいという内容になっているということも聞いております。そうしたことから、野球部の皆様に限らず部活動に関わる保護者の方々に対して市内の現状も含めて今後の部活動の在り方なども含めて、様々保護者の皆さんと話し合う場を、三中の保護者の皆様方と話し合う場を設けることで早急に考えていきたい、早急に設けることで考えていきたいと、学校長とも調整を図っていきたいというふうに考えております。そこで様々御意見、または教育委員会としての今後の考え方もお話をさせていただきながら、進めてまいりたいというふうに考えています。
質問 小田部照
三中の学校側、教育委員会が入って、保護者、要望のあった民間団体と協議の場を設けていくということで理解いたしました。人口減少、少子化が進む中で、中学校部活動の問題はほかの学校でも出てくる網走市全体の問題であります。前回も質問したとおり、小学校時代から続けてきたスポーツや文化活動を中学校年代でも継続していけるよう、各学校単位での話合いで終わらせるのではなく、教育委員会が中心となり体育協会や民間団体、その他組織と連携し、網走市全体でトータル的な視点で協議を進めていくべきものだと考えております。子供たちが夢や希望を持って、この網走でしっかりと育っていけるようにより一層の工夫、検討、協議、努力を重ねていっていただきたいと思います。