網走市議会 令和元年第4回定例会 2019年12月17日
スポーツツーリズムの推進について
2019年12月17日、網走市議会の一般質問で、川原田英世議員が「スポーツツーリズムの推進について」質問し、観光商工部長 後藤利博、社会教育部長 猪股淳一が答弁しました。
- 質問者
- 川原田英世 議員
- 答弁者
- 観光商工部長 後藤利博、社会教育部長 猪股淳一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 川原田英世
次に、スポーツツーリズムの推進について、伺っていきたいというふうに思います。2020年、来年は日本自体が観光立国を目指していく上で重要なキーになる1年だというふうに思います。東京オリンピック、パラリンピックによる大きな変化もありますし、各地で設立されていっているDMOなどの地域の取組が、果たしてこれがうまくこれから回っていくのかどうかの一定の評価が、ここら辺で、来年度あたりで出てくるのだろうなというふうに思っています。そういった中で、まだ網走の観光は生かせるものを生かし切れていないのではないのかなというふうに思うわけです。流氷、監獄、この2つに並ぶ新たな網走のオンリーワンという観光のキーワード、これをしっかりと育てていく必要があると私は考えているところです。そういった中で、スポーツツーリズムについて伺っていきたいというふうに思いますが、合宿などスポーツを通じて交流人口の拡大、これは全国的にも注目、網走がされているところです。多くの実績を残していることからも、私は高くこれは評価したいなというふうに思うところです。そして、このスポーツツーリズムは現に観光振興計画の戦術の一つにも上げられています。合宿の実績と高いポテンシャルから考えると、このスポーツツーリズムに対してさらなる取組を行って、さっき言ったような網走のオンリーワンの一つにしっかりと育てていくべきだというふうに考えるところであります。そこで何点か伺いますが、まずスポーツツーリズムについて、そもそもですが、これは沖縄とかも取り組んでいるのですけれども、北海道掛けるスポーツイコール網走となるようなイメージ戦略と合宿や大会などの誘致、人材の育成、市民スポーツの連携など、これを推進していくにはあらゆる面からの取組が必要になってくるというふうに思います。そういった意味で、この推進、観光振興計画の中にもあるわけですけれども、現実的なこの推進についてどのように考えているのかをお伺いします。
答弁 観光商工部長 後藤利博(観光商工部長は2019年12月まで)
スポーツツーリズムの推進に向けた取組ということでございますけれども、本年開催をされましたラグビーワールドカップに続き、来年は東京オリンピック、またパラリンピックが開催をされ、当市はオーストラリアと韓国を相手国としたホストタウンに登録されておりますことから、今後はスポーツを通した国際交流を契機に国内外からの交流人口が増加するのではないかというふうに期待をしております。また、今年度中に日本版DMOの登録を目指す観光協会とも連携をし、オホーツク網走マラソンや来年度開催予定の新たなサイクルイベントなどを活用したプロモーションを実施するほか、多種多様な観光資源をスポーツを通じて発信をし体験してもらうことで、網走の観光ブランド価値を向上させたいと考えております。また、広域連携でのプロモーションの実施やスポーツ課との連携によるコンテンツの造成などに取り組み、今後もスポーツツーリズムの推進を図ってまいりたいと考えております。
質問 川原田英世
様々なコンテンツが徐々に増えていっている中で、スポーツツーリズムの形成が徐々にできてきていって、網走の観光の一つの目玉として発展していく、そういった推進の方法をぜひ進めていただきたいというふうに思うのですが、今回答の中でもありましたように、スポーツ課とのしっかりとした連携をというふうにありましたけれども、私はここにどうしても縦割り的なすみ分け的なものを感じてしまわざるを得ないところがあります。合宿だとか一部の大会の誘致だとかはやっぱりスポーツ課になってくるところがあったり、今言ったようなマラソン大会だとかサイクリングのそういったものは観光課であったり、これからできるDMOもまた一つそこと違う部分でのスポーツ関係のツーリズムの取組があるのだろうというふうに思いますので、それぞれがそれぞれに行動していたら全く意味がないというところで、この網走全体のイメージとしてスポーツのまち、スポーツツーリズムを進めていくに当たっては、私はちょっと縦割り、もちろん横でつながって情報共有はしているというふうには当然思いますけれども、さらに推進していくためには、総合的なこういったスポーツツーリズム全体の一つのセクションが必要になってくるというふうに思いますけれども、その所見についてお伺いします。
答弁 観光商工部長 後藤利博(観光商工部長は2019年12月まで)
総合的なスポーツツーリズム推進セクションということでございますけれども、議員からお話がありましたように、スポーツツーリズムにつきましてはその対象者の移動の目的が競技性の高い分野のもの、これは現在スポーツ課がやっている。また観光やイベント性の強いものは観光課がやっているということですみ分けを行っており、今後もそのような対応をしていきたいというふうに考えてございます。スポーツの世界は多様な主体が様々な目標や情報を持っております。このような情報を的確に捉え、両課が情報を共有し連携をして対応してまいりたいと考えております。
質問 川原田英世
それぞれでというところで、多様なニーズがあるからそれぞれ専門性を持ってというのはわかるのですけれども、情報を一つきちんとストックしておく場所をつくっておくというのも、これは非常に重要ですし、発信する場合も受け取る場合の形でも、どちらでも重要だと思うのですね。それがDMOの本来求めてきた姿で、そのためにこういった仕組み、DMOやプラットフォームが生まれてきたというふうに思いますので、それぞれ今、それぞれで取り組むのだ、幅広いニーズがあるからということでありましたけれども、であればなおさら一本化する必要は私はあるのだろうなというふうに思います。仮に、これからできるDMOが網走の総合的な観光の窓口となるというふうに考えていった場合は、やはりこれはそこの総合的な場所は、DMOの中に一つのそういうセクションができる必要があるのだというふうに思います。そういったセクションがあるのか、今それぞれでやると言いましたけれども、それぞれでやるのであっても、それぞれの中からDMOとの関わりをしっかりと持つ、参画するということが必要になってくるでしょうし、例えばスポーツ協会などの市民のスポーツ団体の参画もDMOに必要になってくる。そういった中でDMOとして全体の情報を統括して発信、受け皿になっていく必要があるのではないかなというふうに思いますけれども、所見を伺います。
答弁 観光商工部長 後藤利博(観光商工部長は2019年12月まで)
推進に向けたDMOの参画ということでございますけれども、先ほどもお話ししましたスポーツツーリズムを推進するに当たり、スポーツ関係団体も含めた多種多様な業種が連携をする必要があるというふうに考えてございます。現在、観光協会は日本版DMOの候補法人として登録をされ、観光関係事業者などとの幅広い合意形成の場として網走観光戦略会議を設置したほか、観光客のデータ収集とその分析などにも取り組み、本年度の法人登録を目指しております。そういう中において、今後地域DMOとの連携、また関係機関とよく意見交換をし、スポーツツーリズム推進に向けて研究をしていきたいというふうに考えてございます。
質問 川原田英世
ぜひ進めていって、そういうふうに進めていってほしいというか、DMOが核になるようにしっかりと育てていかなくてはいけないですけれども、その中に様々な観光の資源になるものがそこに参画をするということが一番大事ですので、まちの非常に重要な資源であるこのスポーツ、スポーツ合宿等も含めて、DMOに参画しながら新たな観光のしっかりとした目玉として育てていけるような体制をこれから構築していただきたいというふうに思います。それと、その今のコンテンツがやっぱりスポーツツーリズムにはあればあるほど、地域の魅力の付加価値が高まっていくのだというふうに思いますが、その上でやっぱり重要なのは私は民間企業との連携だというふうに思っています。そういった中で、小清水にできたアウトドアの企業、店舗との連携で、シートゥーサミットというコンテンツも新たに生まれてきたということもありますけれども、こういった企業との連携によるさらなるコンテンツづくり、これを進めていかなくては、私はスポーツツーリズムはこれから伸びていかないというふうに思います。網走には幸いにも、やはりラグビーという大きな目玉があって、今年は非常に注目を受けたところです。そういったラグビーも関わる民間企業などとの連携したコンテンツづくりを、これは待っていてもなかなか来ませんので、市側からも率先して民間企業にやってみませんかと企業にアプローチ、プロモーションをしていく必要があるというふうに考えるところですけれども、所見を伺いたいと思います。
答弁 観光商工部長 後藤利博(観光商工部長は2019年12月まで)
コンテンツ充実に向けた民間企業との連携ということでございます。包括連携協定を締結しております株式会社モンベルとはお話がありましたように、本年第1回目のオホーツクシートゥーサミットを開催をいたしました。また本事業におきましては、アドベンチャートラベルのフィールドとして網走の認知度向上が図られ、ステージの一つであるカヤックにつきましては、地域資源を活用した新たな商品造成の可能性が現在出てきております。また本年11月には、株式会社アールビーズともスポーツ振興によるまちづくりのための包括協定を締結をいたしました。このようにスポーツを通じた民間事業者との連携により、新たなコンテンツづくりが進んでいるほか、さらに網走で開催をされたイベントなどに御協賛をいただいた事業者から様々な情報提供を受けております。今後も迅速な情報収集を進め、コンテンツの開発や充実に向けて積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
質問 川原田英世
特にスポーツで、特にラグビーだとかは必ず企業が関わっていて、網走で合宿をする際にはその企業の関係者も、取締の方、役員の方とかも来られているところであります。そういった中で、網走でいろいろと合宿をする上でも企業のいろいろなメリットを、メリットになるようなこちらからも提示をして、相互関係をしっかり結んでいくというのは、これができるのはもう網走ぐらいしかないので、これはすごい強みだというふうに思いますから、ぜひとも進めていっていただきたいというふうに思います。それとラグビーに関して言うと、今回ワールドカップがあったわけですけれども、その後、国のほうの予算で文部科学省が新たに競技場を設置すると、全国40カ所分の経費20億円を補正予算に盛り込むということであります。この、なぜ設置するかというとラグビーの競技人口が少ないから。せっかくラグビーのワールドカップが行われてこれだけ注目を受けたのだけれども、競技人口は男性は9万人、女性が5,000人ということで、やはりこの少ない原因の背景には競技場が少ないからということもあるのだろうということで、新たに40カ所をつくるということで補正予算が組まれるということでありますけれども、やはり競技人口が少ないスポーツの振興というのはひとつ限界もあるのかなというふうには思うところです。そういった観点も含めてなのですが、私いつもこれは思うところなのですけれども、ラグビーがこれだけ盛んになって、有名になって、そして子供たちももうラグビーの選手の名前を言えてしまうのですよね。自分たちでボール持って遊ぶというのは、姿はまだ見たことないですけれども、そのくらい選手の名前もみんな言えたりする、ヒーローが生まれてきているなというふうに思って。思えばJリーグなどできたときもみんなJリーグの選手のカードを持って、ああいうところからスポーツは広がっていくのだななんて僕は思ったりしていたのですけれども、それに近い状況が今ラグビーにあって、ここはこれからさらに伸ばしていくためには、このワールドカップで終わらない、これから先の種まきをどんどんしていかなくてはいけないなというふうに思うところです。そういった上でいくと、やはり網走の代表的なスポーツの一つにもなっているラグビーなのですけれども、子供たちが触れ合う機会というのをもっとつくっていく必要があるのではないかなというふうに思います。学校で一部やられているところもあるというふうに聞いていますけれども、なかなかそれが続かないだとか、なかなか人数がそろわないと、また指導者がいないとという課題もあるのですけれども、やはりそういった機会を積極的に構築する、していく必要があるというふうに思うのですが、そういった子供たちがラグビーに触れ合う機会づくりをどのように考えているか伺いたいと思います。
答弁 社会教育部長 猪股淳一(社会教育部長は2019年12月まで)
ラグビーに関してということでございますけれども、網走はラグビー合宿で30年以上の実績を持っておりまして、今では社会人トップリーグ所属チームや大学チームに毎年合宿を行っていただいているというところでございます。また、今年のラグビーワールドカップに際しましては、フィジー代表の公認チームキャンプ地となりまして、さらには日本代表チームの事前合宿も行われるなど、国際レベルの評価を受けているものと考えております。このような中で、市内では大学のラグビー部が活動しているほか、市内全ての小学校において、体育の授業の中でタグラグビーを取り入れております。またそのうち五つの小学校ではタグラグビーのチームもあり、近年は全道・全国大会に出場するまでにレベルアップをしてきております。しかしながら、市内には中学、高校の部活動がなく、また社会人のチームやジュニアチームなどもない状況で、トップリーグ所属チームや大学チームが合宿に訪れた際に、子供たちや市民との交流を行っていただいているところではございますけれども、子供たち、市民が本格的に、また日常的にラグビーに接するという環境ではない状況でございます。ラグビーは今年のワールドカップで一躍人気スポーツとなりましたが、子供たちがタグラグビーも含めたラグビーというスポーツに触れ合う機会を創出する取組につきましては、今後とも関係の方々と協議をしていきたいと考えております。
質問 川原田英世
せっかく小学校のうちにやってきたその経験が、中学、高校とつながっていって、将来的にはプロといったらいいでしょうか、そういう選手になれるような人を育てることができるというふうになればすばらしいことだなというふうに思うのですが、私も子供たちにスポーツを教えているわけですけれども、やはり教える側にとっても将来的には国際的な舞台で活躍してほしいなどと思いながら教えるのですけれども、ぜひこのまちからそういった子たちが、世界で活躍できるような子たちが出てくると、合宿を受け入れる地域としても、そして市民の受け入れる思いとしても大きく飛躍するというふうに思いますし、そういった機会をぜひ創造する中で、全体的にまちとしてこのまちはスポーツのまちなのだというようなふうにいって、それが観光にもつながっていくという姿が私は一番望ましいなというふうに思いますので、健康づくりも含めてですけれども、そういった部分でもスポーツツーリズムをぜひ、全体的な課題でありますけれども進めていっていただきたいというふうに思います。