網走市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月11日
シロシストセンチュウについて
2019年9月11日、網走市議会の一般質問で、立崎聡一議員が「シロシストセンチュウについて」質問し、農林水産部長 川合正人が答弁しました。
- 質問者
- 立崎聡一 議員
- 答弁者
- 農林水産部長 川合正人
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 立崎総一
-登壇- 質問に入る前に、九州を襲った集中豪雨、それからこのたびの台風15号の影響でまだまだ御苦労されている方々にお見舞いを申し上げたいというふうに思います。私たちも昨年、この9月6日にブラックアウト、北海道胆振東部地震を経験し、台風15号でまだいまなお千葉県の南側の地域の人たちは停電に見舞われているということで、本当に御苦労されているのだろうなと、自分たちの経験してきたことですから、本当に身をもって不便、そして苦労されているのだなというふうに思います。本当に心からお見舞いを申し上げたいと思います。それでは通告に従いまして、質問をさせていただきたいと思います。まず、重要病害虫、シロシストセンチュウについて伺いたいと思います。国で指定する重要病害虫シロシストセンチュウは、平成27年度に市内の一部圃場で確認されました。平成29年度より、国の緊急防除対策が実施されております。おおむね3カ年ということの期限つきで蔓延防止と検出限界値以下を目標に始まりました。平成29年度より開始されましたということで、今年、平成31年度、令和元年なのですけれども、完了予定でございます。まずお聞きします。現在市内における発生圃場の増減についてお尋ねします。
答弁 農林水産部長 川合正人(農林水産部長は2023年12月まで)
発生圃場の増減状況についてでございますが、平成30年度まで網走で新たなジャガイモシロシストセンチュウ、いわゆるGpの発生圃場については確認をされておりません。また、緊急防除を実施した後の土壌検診の結果、Gp確認圃場161圃場のうち83圃場で検出限界以下となったことが確認されております。
質問 立崎総一
発生圃場の増減については、面積については変化がないということで、あと検出限界以下になった圃場は約半分、161のうち83ですから約半分になったということで、一定の効果は見られるのかなというふうに思います。まだまだ今年度もやっておりますので、土のほうの採取もことしの春、それから秋にもやっております。まだまだ終わったわけではないので、結果が出ていない部分もあるということで認識させていただきたいと思います。次に、緊急防除の対策の内容の変化と進捗状況についてお聞きしたいと思います。緊急防除は国内でも初めてとなる作業であります。実践して初めて不具合が発見されたり、内容の変更を余儀なくされたりということを、発生圃場をお持ちの農家さんからお聞きしたところでございます。実際のところはどういうふうな対応をされているのか、また3カ年の期限という限定では輪作体系、圃場の位置などの関係により、必ずしも順調な進捗状況を得られていないのではないかというお話も聞かせていただきました。あわせてお聞きしたいと思います。
答弁 農林水産部長 川合正人(農林水産部長は2023年12月まで)
国で実施をしております緊急防除につきましては、当初全てのGp確認圃場で対抗作物の植栽とD‐D剤を用いた土壌消毒によりまして、根絶をする予定でございましたが、発生圃場の地理的な要因によりまして、D‐D剤による土壌消毒を行うことが困難な圃場もあり、殺センチュウ剤、ネマトリンですが、殺センチュウ剤と対抗作物ポテモンの組み合わせによりまして、防除についてあわせて実施をしていくこととなっております。本年度実施計画の殺センチュウ粒剤につきましては、8月27日に完了、対抗植物の植栽については9月2日に完了、D‐D灌注による土壌消毒については9月5日をもって完了をしております。また、一部圃場におきましては、緊急防除を実施しておりますが、検出限界以下となってない圃場が1圃場あったと報告を受けております。
質問 立崎総一
1圃場で順調な進捗ではないというお話が今ございましたけれども、確かに机上で計画するものと実際現場で行われる作業、それから自然条件、それから圃場の条件、全部が一定なわけではないので、なかなかこちら側が思うように、緊急防除する側にとってはなかなか困難な状況なのかなというふうに思います。では、緊急防除が多分終わらないのではないかなというふうに思うのですけれども、その辺の延長というか、来年度以降についての、来年度以降も引き続き実施されていくということで理解してよろしいのでしょうか。
答弁 農林水産部長 川合正人(農林水産部長は2023年12月まで)
緊急防除につきましては、まず今年度までで終了という見込みになっておりますが、検出限界以下にならなかった圃場につきましては、引き続き国による防除が実施されるものということで認識をしております。
質問 立崎総一
緊急防除という名前が変わるのかもしれないですけれども、継続されるということは理解します。検出限界以下にならなければ、今までやってきたことも、蔓延防止の観点からも成果が得られなかったということでは何の意味もないのかなというふうに思います。引き続き行うことによって検出限界以下になり、蔓延防止もきちんと対策されているのですということを証明していただきたいなというふうに思います。そして、このまま順調に進んでいくというふうに、やってない圃場も続けて防除をされていくということでいきますと、3月に今まで大字というくくりで発生地区を限定してきましたが、圃場別に作物の移動制限が緩和されるというお話を聞かされましたが、その件についてはそういうふうに理解していてもよろしいのでしょうか。
答弁 農林水産部長 川合正人(農林水産部長は2023年12月まで)
現行では大字単位での移動制限となっておりますが、本年3月に開催されました第8回Gp対策検討会議におきまして、今年度実施している土壌検診の結果、検出限界以下が再度確認された場合、区域内の発生圃場の状況を踏まえつつ移動制限の解除、いわゆる未発生圃場の防除区域からの除外を次回のGp対策検討会議で検討されるということになっております。
質問 立崎総一
いずれにしましても早く検出限界以下を目指して、それと蔓延防止についてもきちんと取り組んでいただきたいというふうに思います。それができなければというお話なのだというふうに思います。では、次に抵抗性品種の状況についてお聞きしたいと思います。市内の種イモ作付農家で栽培を始めたというふうに聞いております。原原種という形になろうかと思いますが、どのくらいの量を作付したのか、また普通に栽培しますと、来年度はほかの種イモ業者、種イモ農家ですね、にも栽培をお願いし種子を増やしていくというふうに思います。再来年には一定量が確保され発生圃場所有者にも配付されるのではないかというふうに考えます。どのぐらいの量を目標にして栽培を続けているのかお尋ねしたいと思います。
答弁 農林水産部長 川合正人(農林水産部長は2023年12月まで)
抵抗性品種につきましては、今年度JAが原種の種子を受けまして、1.75ヘクタールに作付をしておりまして、来年度末には200ヘクタール分の種イモの確保が見込まれておりまして、令和3年には農業者に供給される予定であります。
質問 立崎総一
1.75ヘクタール、単純に60俵ぐらいなのかなと、もうちょっと低いのかなという、原原種ですから、あまりイモの成長も見られなくて、次の種イモ農家さんに持っていってまた増やしていただくということで、令和3年に配付の予定というふうに理解しました。その令和3年に配付される分というのが、実際600ヘクタールにある圃場に間に合うだけの量なのか、そしてそれはどういうような配分をしていくのかお聞きしたいと思います。
答弁 農林水産部長 川合正人(農林水産部長は2023年12月まで)
この抵抗性品種の作付につきましては、種子の生産が始まったばかりでありまして、また数量のほうも限られております。ジャガイモシロシストセンチュウが検出限界以下になった圃場での栽培に対しては、本人の作付の希望、圃場の状況、また輪作体系などを踏まえてJAから配付されると聞いております。
質問 立崎総一
令和3年ということで、もうちょっと先の話になるのかということもあります。最善の方法を関係機関とよく協議していただいて、配付のほうはきちんと対応していただきたいなというふうに思います。いずれにしてもまだ足りないというのは現実だと思います。それでは、周辺地域での状況をお聞きしたいと思います。僕らもいろいろな情報が、麦の収穫時に錯綜いたしました。実態はどうなのか、答えられる範疇でお答え願いたいと思います。
答弁 農林水産部長 川合正人(農林水産部長は2023年12月まで)
周辺地域の状況についてでございますが、本年の7月に北海道ジャガイモシストセンチュウ類防除対策基本方針及びオホーツク管内シスト対策方針に基づきまして、JA、斜里町などが実施をしましたバレイショの植物検診におきまして、斜里町の2つの圃場で新たにGpが確認されたと聞いております。
質問 立崎総一
今現状、シロシストセンチュウの発生が確認されている網走市と、それから東藻琴村の一部の地域のほかに発生が確認されたということで理解させていただきました。今斜里町というお話があったと。それでは、発生地区を含む周辺地域の関係団体との連携は、どのように進められていくのかお尋ねしたいと思います。
答弁 農林水産部長 川合正人(農林水産部長は2023年12月まで)
今回の斜里町での発生確認に伴いまして、8月26日に開催されましたオホーツク地域ジャガイモシロシストセンチュウ対策連絡会議におきまして、斜里周辺3町の自治体、JA及び農工連も構成員となりまして、行政、農業団体、試験研究機関等が連携を密にしまして、Gp発生動向の情報の共有、防除、蔓延防止などの推進に向けた検討を行っていくこととなっております。
質問 立崎総一
当然、発生地域の関係機関と連携しながら取り組んでいかなければならないというのはわかります。時間もかかることなのですけれども、とりあえず今年度中で一回網走のほうは緊急防除は終わる。予定どおりの効果は得られているかどうかは別としても、まだ引き続きというお話になっている。そしてここでまた新しい地域で発生したということは、多分また同じような形をとっていくのだろうなというふうに思います。いずれにしましても、オホーツクの、この斜網の地区は澱原バレイショ、重要な基幹作物です。網走市だけではなくて、近隣町村も含めて、きちんとした対応を道、国に要請するなり、そして自分たちもきちんとした対応をとっていだけるよう協力をしていただきたいなというふうに思います。