みんなの議会

歌志内市議会 平成31年第1回定例会 2019年3月7日

(1)当市の少子化対策の件について/(2)18歳選挙による若者への主権者教育の件について/(3)職員にまちづくりの研修と参加及びアイデア募集等の件について

2019年3月7日、歌志内市議会の一般質問で、谷秀紀議員が「当市の少子化対策の件について」「18歳選挙による若者への主権者教育の件について」「職員にまちづくりの研修と参加及びアイデア募集等の件について」について質問し、市長 村上隆興、企画財政課長 松井敬道、保健福祉課長 佐藤守、総務課長 渡部一幸が答弁しました。

質問者
谷秀紀 議員
答弁者
市長 村上隆興、企画財政課長 松井敬道、保健福祉課長 佐藤守、総務課長 渡部一幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の議事日程ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の議事日程の表記です。

質問 5番 谷秀紀

件名3件、項目6項目にわたり質問をいたします。最初の件名の1でございます。当市の少子化対策の件についてでございます。既に全国的に人口減少社会が到来しております昨今でありますが、急激な少子化に関する対策は喫緊の課題であり、自治体によっては出生率にも大きな差があるのも現実でございます。そこで伺いますが、質問の1、当市の合計特殊出生率について、市長はどのように認識されておられるか、まず伺いたいと思います。質問の2でございます。次に、出生率の高い自治体には、それなりの理由があると思います。産業基盤の大きな自治体では出生率の高いところもありますが、そのような条件のない当市としても、総合計画にはそれなりの施策を記述をしております。ですが、地理的条件を伴わない当市として、少子化対策について改めて伺いたいと思います。質問の3です。また、少子化対策にある程度の効果を挙げている自治体について、積極的に研究・分析し、よいところは取り入れていく姿勢が重要かと思いますが、このような具体的な調査・研究体制の整備や今後の政策、戦略についての少子化対策の考えがあるか伺いたいと思います。件名の2でございます。18歳選挙による若者への主権者教育の件についてでございます。公職選挙法の改正により18歳から選挙で投票ができることとなりました。若い有権者が積極的に投票し、政治に参加することが大いに望まれます。そこで伺いますが、質問の1です。─ 90 ─選挙は民主政治の基盤をなすものであり、若い有権者が政治や選挙に関心を持つことは、今後の長い人生で大きな影響があると思います。これは若い人に限りませんが、国民一人一人が政治や選挙に十分な関心を持ち、候補者の人物や政権、政党の政策を判断できる目を持ち、自分の1票を進んで投票することの重み、政治参加の大切さ、自分が主権者であるという教育が重要だと思います。若い方は考え方も柔軟であります。また、一方では他人の意見に影響されやすいことこともあるでしょうが、特定の価値観に偏ることもなく、自分の判断で投票することの重要性を教育していくことも必要ではと思いますが、主権者教育の方針について、理事者のお考えをお知らせいただきたいと思います。最後の件名の3でございます。職員にまちづくりの研修と参加及びアイデア募集等の件について。これからの自治体は、みずからの創意と工夫によって個性豊かなまちづくりを進めなければならないと言われ、10年後には自治体の組り組みいかんによっては、自治体間に相当の格差がつくだろうと言われております。個性豊かなまちづくりを進めるということは、新たな発想でなければならないと思います。富山県の某市では30歳以下の職員を対象に、まちづくり探偵団派遣事業を実施しておりますが、名称もユニークですが、このくらいの発想も必要ではと考えるところです。恐らく自治体のほとんどは若い職員にいろいろなアイデアを持っていても発表をする場がなく、上からの指示により仕事を処理しているのが実態ではないかと思います。そこで伺いますが、質問の1でございます。まちづくり活性化のため、研修の方法も多々あると思いますが、毎年、職員を視察研修派遣事業の施策を実施する考えがないか伺います。この内容の視察先は行政主導でなく、民間団体や住民が協力してまちづくりに取り組んでいる事例先を選択し、若い職員が新たな視点を転換させることにつながると思いますので、市長の考え方を伺いたいと思います。質問の2でございます。まちづくりのためのアイデアの募集についてでありますが、これは1回限りではなく、毎年定期的に2回ないし3回募集することにより、常に問題意識を持つことによってよいアイデアが出てくるものであります。まちづくりに参加するといった行政マンとして別な角度より意欲が湧くものではないかと考えますが、市長の考えを伺いたいと思います。任期最後の一般質問であります。質問にかみ合う答弁を期待いたしますので、何とぞ御理解を願いたいと思います。

答弁 市長 村上隆興(市長は2020年9月まで)

-登壇-谷議員の一般質問にお答えいたします。1の1、本市の合計特殊出生率の認識についてでありますが、現在公表されております本市の合計特殊出生率は、人口動態保健所市区町村別統計に記載されている平成20年から平成24年のデータによりますと、1.24となっており、この数値は総合戦略策定時にも使用されております。合計特殊出生率の市区町村別数値は、5年に一度の発表であるため、現在のところ、最新の数値は発表されておりませんが、当時は北海道の数値が1.26でございますので、ほぼ北海道の平均的な数値であったと認識をしております。次に1の2、出生率と少子化対策についてでありますが、合計特殊出生率につきましては産業基盤、地理的条件、経済的側面や個人の価値観など、さまざまな要因が複雑に絡み合って反─ 91 ─映されていると推測しております。少子化対策の友好的な手段は、子育て世代を定住させることであり、そのためには雇用先や住環境の整備、教育の充実など、歌志内市総合計画に沿ったまちづくりを進めていくことが大切だと考えております。次に1の3、今後の少子化対策についてでございますが、少子化対策を含め、総合戦略に関して優良な取り組み事例につきましては、国から情報提供を受けながら日々検討を行っているところであります。新年度より総合計画や総合戦略の本格的な見直し作業を行うこととなりますが、現在のところ子育てに関する教育や制度は順調に推移していると判断しておりますので、今後は住環境や雇用などについて見直しを行っていく必要があると感じております。次に、2の18歳選挙による若者への主権者教育の件についてでありますが、重要性につきましては御発言のとおりと認識しております。この法改正に伴う対応という点では、市内に高校、大学がないこともありまして、北海道の取り組みなどに頼らざるを得ない面も大きいところでありますが、小中学校においても授業で社会の仕組みを学ぶこと、児童会、生徒会といった代表を選出する活動などが主権者教育の一環となるものと考えております。このため、選挙管理委員会や教育委員会と連携し、主権者教育に取り組んでまいります。次に、3の職員にまちづくりの研修と参加及びアイデア募集等の件についての1点目でございます。視察、研修派遣事業を実施する考えについてでありますが、御質問にあります職員研修については非常に大事なものと考えております。このことから、本市では平成26年度より、特に制限を設けず、職員みずからが意欲と課題を持って行う研修であれば、10万円を上限に研修交付金を交付する市職員先進都市派遣研修事業を実施しているところであります。年齢制限も設けておりませんので、若い職員についてもこの研修事業を有効に活用し、事業目的である自己啓発や資質の向上、創造的な行政運営及び地域づくりに役立ててくれることを期待しております。次に3の2、まちづくりのためのアイデアの募集についてでありますが、本市のまちづくりの指針であります総合計画や総合戦略を意識した新規事業のアイデアにつきましては、毎年、所管事業以外の部分を含め、各課から提案を受け、全体ヒアリングを行った上で、その時点での実施の方向性などを決定しております。また、毎月行われる課長職を対象とした会議を通して、全職員に対して、それぞれの部署でできる人口減少という課題を解決するための事業を考え実施するよう求めており、行政の職員として常に市の現状や課題を的確に把握し、問題解決を図ろうとする姿勢は必要なことであり、提案した事業等が実行されることは職員の意欲向上にもつながるものと考えております。以上です。

質問 5番 谷秀紀

まず基本計画の中で、重点プロジェクトの四つの戦略の3番目に子供を産み、育てやすい環境をつくるとの記述が示されております。そこで、基本計画の21ページなのですが、18ページの重点プロジェクトの中身は、基本計画における重点プロジェクトは、分野の異なる施策や事業を一体的に行うことで、総合的な成果を上げることを目指しますと、このように記述してあります。そこで、平成28年度から平成31年度までの4年間で、特に重点的に取り組む施策として、次の四つの戦略を重点プロジェクトとして位置づけ、推進していきたいと、このような計画になっているのです。─ 92 ─そこで、1から4番目、先ほど申し上げましたように、3番目は子供を産み、育てやすい環境づくりだと。そのことが、この計画の21ページに記述されてございます。そこで、ここでは現状の課題と方向性ということを述べながら、本市のまちづくりの特徴として、子育て応援タウンを標榜し、充実した子育てや教育の実現、出産・子育てが女性の負担にならないよう、地域社会を構築して他市町との差別化を図りますというような記述があります。そこで、どのような差別化を考えているのか。ということは、今年度のこの事業は、今年度31年度までの4年間ということになっていますので、それらを踏まえていきますとどうも見えてきていないと。そんなことで質問させていただきたいと思いますが、どのような、要するに差別化を今後考えているのか、このことをお伺いしたいと思います。

答弁 市長 村上隆興(市長は2020年9月まで)

歌志内の子育て支援、これは出生から子供を育てる中での経済的な支援も含み、そしてまたさらには親御さんも支援すると、ここまでトータルしたものが本当の意味での子育て支援ではないかと、このように考えております。歌志内は御承知のように単年度でできるだけの財政力は持っておりませんので、この総合計画に基づいて、議員御指摘のように一つ一つ前に進んでいくことが望ましいのかなと思っております。具体的に見えないということでございますが、子供が産まれる、あるいは産みたいけれども産むことができない、こういうところからスタートし、歌志内は子供を産むのが厳しいという方に対しまして、その治療をするための費用の無償化、あるいは産まれてから子供を育てるために、まずは安心して育てることができる環境ということで、まず去年ですか、ようやく完成しましたけれども認定こども園ということで、ゼロ歳児から入学前の子供までの一つ環境を整えたいというふうに思って、それを実行したところでございます。特に無償化を図ったというのは、経済的な御負担を何とか軽減をしたいと、こういうことが一つでありまして、学齢前の子供に対して開始をしたということでございます。また、小中学校につきましては、これも経過の中で御承知と思いますが、小学校の教育環境をまず整える、あるいは中学校の教育環境を整えることによって、基礎学力を高めていく、このことが親御さんが一番関心をお持ちのところだと思っておりますので、歌志内はよその自治体と差別化を図るために、ソフトバンクと提携しましてプログラミングのロボットを導入したり、ICTを導入したり、ほかの町より先駆けてそういう教育環境の整備を行うとともに、例えば修学旅行費の無償化あるいは給食費の増額部分についての行政の負担、あるいは議会からも御提案いただきました高校生に対する就学支援金、通学バスの遠距離通学費の無償化含めて、いろいろなソフト部分で対応することによって、子供が将来巣立つであろう時期に向けて、親御さんが経済的に少し対応できるような、そういう環境を整えていただきたいと、こういうことで目に見えないソフト部分も多いのですけれども総合計画を進めてきたということでございます。公的学習塾の開設ですとか、そういうことを含めて、我々は対応をしていく。このほかに、まだ細かいソフト部分はたくさんありますが、この場で申し上げるのはちょっと控えたいと思っております。また今後の、この32年からの後期のものに対しましては、これから以後の義務教育学校ですとか、学童保育ですとか、こういう部分についてが今度は網羅されてくるのかなと思います。最終的には、親御さんの部分について、やはり歌志内に住んでいる方、これを大切にしてい─ 93 ─く、あるいは移住を促すという意味で、最大のものは私はやっぱり住宅政策ではないかと。もちろん雇用もそうですけれども、雇用がある人、歌志内にある、あるいは外にあって歌志内から通うという方を迎えるとしたら、やっぱり最終的には住宅の政策、家賃対策含めて、よその町と差別化していくことが重要でないか。そこで幼児から、あるいは子育て世代、いわゆる生産年齢の世代までのトータルした政策が完成していくのではないかと、そのように考えております。

質問 5番 谷秀紀

先ほどの市長の答弁で、当市の場合、北海道の平均的な数値であったという認識でございますが、現在で恐らく統計というか、数値をとっていないからこのような答弁になったのかなと思います。やはりこの人口問題にかかわることですから、本来であればやっぱり数値をとるべきではないかと、重要な一環のものだと思いますので、これはとるべきだと今後思うのですがいかがですかね。

答弁 企画財政課長 松井敬道(企画財政課長は2021年3月まで)

ここの部分の合計特殊出生率、これは先ほど御答弁申し上げましたけれども5年に1回になっておりまして、今回本来であれば2月に公表予定ということで、ホームページにも載っておりました。ただ、厚生労働省のほうでまだ発表しておりませんので、この作業が少しおくれているのではないかなというふうに思っております。それとは別に合計特殊出生率、これは厚生労働省のほうで出している部分につきましては補正がかかっております。歌志内のような小さなところにつきましては、単独でやると偶発的な変動といいまして、一人とか二人で大きく変わるものですから、それだけではちょっと統計上好ましくないということで、北海道の数字とうまくかみ合わせて出しているような形になります。それで、先ほどお話ししました独自に調査しているのかということでございますが、歌志内は歌志内のやり方で調査しているやり方があります。それにつきましては、26年度が0.80、27年度が0.89、28年度が0.70、29年度が0.94と、一人、二人で大きく変わりますので、ちょっと統計的な傾向とか、そういうものが見えませんけれども、総じて大体1.0ぐらいというような形になっております。

質問 5番 谷秀紀

実は通告に一応特殊出生率について通告してあったものですから、当然今言ったように5年に1回の答弁もわかりますが、当然事前にやはりしっかりとした数値を調べて答弁をいただきたかったなというのが、冒頭にそのように感じました。今、1.16という話でございます。そこで、この総合計画の中に、実は人口減少の問題は重大な認識を持って取り組まなければ、過疎化に拍車をかける一つの要因になっていくのではないかと私は常日ごろそのように感じております。そこで、具体的な出生率に絡んでの、具体的な取り組みとして10項目、施策なり政策を掲─ 94 ─げております。この施策、政策を再認識しますと、一番目のこども園の開設、これはもう開園いたしましたね。それから、2番目の子育て教育施設の集約は今、着々とやっていると。それから4番目の子供医療費の無料化、給食費の関係も実施されている。それから、公的学習塾の開設もされていますと。こう見ていきますと、この中で特徴的なものが、まだこれから実施の段階になろうかというふうに理解しますが、婚活イベントの開催や結婚紹介とか、それから出産育児休業に対する支援の強化、女性の職場復帰に対する事業所の対応支援強化とか、それから注目されるのは子育て支援センターの開設なのですね。これはもう既に都道府県の中では相当この支援センターの開設はあちこちでも実施されているところもあります。これは非常に重要なところだと思います。そして、やはり市長も先ほど言ったように差別化の問題ですよね。この差別化をいかに早く、他自治体よりもやるかと。そして、そのために若い方たちが歌志内に住んでもらって、そして子供を出生してもらって、そのためにはやはり他市町にないような、その差別化、こういうことを考えていかなければ、人口の増にはつながっていかないだろうと、このように私は考えるわけなのですよ。そこで、子育て支援センターの開設等について、どのような考え方を持っているかと。それから時期だとか、そういうことについて伺っておきたいと思います。

答弁 保健福祉課長 佐藤守(保健福祉課長は2020年3月まで)

ただいまの子育て支援センターの関係につきましては、これは昨年8月1日に開設いたしました、こども園の中に子育て支援センターというふうに位置づけをしている。多分、議員のおっしゃる部分については、専門に常駐で、言うなれば有資格者を置くべきだと。私どもの今のところについては、件数的な部分も多くはないという関係から、窓口として、こども園で受け、それに対応するために栄養士や保健師等の関係があったりする場合については、当課の中から担当職員のほうが出向いていって、その相談を受けると、このような体制になっているところでございます。

質問 5番 谷秀紀

一つには、やはり内容の充実なのだよね、はっきり言うと。ただ、要するにこども園の中の事業ではという誤解を生む場合もありますので、やはり単独にこの子育て支援センターが機能しているよというところが見えていないと思うのですよ。どうですか。所管として見えていると思いますか。

答弁 保健福祉課長 佐藤守(保健福祉課長は2020年3月まで)

基本的に今現在、3歳から5歳児まではほぼ100%の形での入園という形になっています。ゼロから2歳までの部分で、まだ御家庭の中で子育てをされているという状況があります。別グループの中で、ひよこスクールという任意団体もあったりするところなのですけれども、新年度におきましては、その事業につきましてもこども園のほうにほとんどの方が入園するという形になりましたので、現在のところ二、三名だけが御家庭で子育てをされるといいう状況になっています。その方々についても、こども園のほうを午前中の時間を活用していただいて、そこで子育て、それにおける相談を受けたいというふうに思っています。多分、議員の部分につきましては、市内居住者に限らず、言うなれば対外的な部分での充足の部分も必要ということでございますので、その辺についてはまだまだ不足をしている部分はあるかなというふうに思っているところでございますけれども。市内の住まれている方々に対する対応としては、形はでき上がってきたかなというふうに理解しているところでございま─ 95 ─す。

質問 5番 谷秀紀

昨今の若い世代の方は教育だとか、そういう問題に非常に敏感で私はあると考えております。そういった中で、やはりある面では、どこの自治体の幼稚園が、保育所が安いかとか充実しているかと、それだけで引っ越しする世代ですよ、今は。だから、そういう時代になっていますから、それで先ほど市長も言っている差別化の話をしているのだと私は理解しているのです。ですから、所管としても、やはりその差別化に向けた、目の見える、やはりこういうことを歌志内市でやっているのだよ、ほかの自治体と全く違うよと、やはりそういうことをPRももちろんそうですけれども、やはり目に見えるような行動を起こさなければ、今言ったような認定こども園の一環として考えられていたら、せっかくやっていても効果が薄れるのではないかという危惧をされるわけなのですよ。だから、そういうことではやはり全面的にもう少し支援センターのことについて、積極的に差別化に向けていくべきだという考え方を私は持つのですが。所管としてはやはり今後の支援のあり方、もう一歩踏み込んで考えていくべきではないかというふうに私は考えますが、いかがですか。

答弁 保健福祉課長 佐藤守(保健福祉課長は2020年3月まで)

一市町村として、まず子育て支援センターの機能を発揮するという部分にすれば、さまざまな専門職を要することが非常に体制としては重要なのかなと思っております。例えば、幼少期における言葉のの発達の部分ですとか、これらについては議員の御承知のとおり、本市の場合については構成市町の中で砂川市の施設を使わせていただいたりということをしているところでございます。広域的に事業をやっている部分もありますので、単独となりますと、それらの事業にかかわる専門職というのは複数名必要となってくるところがありますので、その辺についてはニーズと合わせながら検討を要することが必要なのかなというふうに思っておりますので、当面は現体制の中で行っていく形で、それぞれの相談業務については他の施設等、また他の町との状況と、他の町との連携を含めながら対応してまいりたいというふうに思っております。議員の質問とは全く別でございますけれども、新しい認定こども園と、それに対するソフトでの保育料、給食費の無償化という部分からすれば、外からの部分でも管外から1世帯、近隣から2世帯の方々が転入をされて園に通われたという実績はあるところでございますが、ちょっと質問の内容とは違う部分もありますけれども、そういうような形での動きもあるという部分も御答弁させていただければと思っております。

質問 5番 谷秀紀

できることなら質問の内容に応じて答弁していただきたいのですが。実は昨今はやはり今、所管の課長が答弁したような専門的な立場の職員だとかを置いていないという答弁をしましたけれども、実は昨今はもう発達障害の子供だとか、そういう子に対してもどんどん専門の方を置いて、やはり相談窓口を設けて、そのぐらい今やっているのです、各自治体では。だから、先ほどからしつこいようですけれども、差別化するのにやはりそれだけのことをやらないと、ほかの自治体と差別化とは言えないではないですか。差別化になっていかないと思うのですよ。やっぱり市長も差別化すると言っているのですから、所管も市長と同じ考えも持って差別化に応じたことをやっていくべきだと、私は考えますけれどもいかがです─ 96 ─か。

答弁 市長 村上隆興(市長は2020年9月まで)

御指摘のとおりだと思います。ただ、今の要支援的な子供たちは、これをお預かりするとしたら専門職の方を複数用意しなければならない。これは歌志内だけではなくて、この周辺どこも用意できないでおります。したがって、この職員を確保するのに皆さん四苦八苦しておりまして、そういう意味で、砂川からも正直断られたのです、砂川そのものが確保できないということで。それを今この周辺と協力して、何とか最小の職員数でも確保して、そこに我々資金的な負担をして、そういう教室を用意できないか、こういうことで要請しているところでございまして、専門職の確保ということは非常に困難になっているということを一つ御理解いただきたいなというふうに思います。これが簡単に確保できるというような、人材の確保ができるのでしたら、各自治体それぞれ皆さん考えると思いますが、非常に厳しいということは現実であるということでございます。また、この子育て支援の関係でございますが、私も驚いたのですが、認定こども園の行事がありますと、こども園に入園されている父兄の数をはるかに超えた大人の方々、地域の方々が来られているのですね。そういう中で、この認定こども園というものがどういうものなのか。あるいはどのようなことをしているのかという御理解がだんだん進んできているのではないかと、このように思っております。そういう流れから3歳児等々定員いっぱいになってきているという事実がございます。ただ、出生しましてゼロ歳児、1歳児ということはやはりお母さんが手元に置きたいという方も中にはおいでになりますけれども、このこども園にそういうお母さん方が子供を連れて施設にお越しになるということを私たち推奨しております。あるいは悩みがあれば、子供も一緒に来て、育児のプロがおりますので、そういう皆さんと意見交換をするなり、そういう流れの中でストレスを少しでも解消していただければよろしいかなと、そういう思いで今、先生方含めて保健福祉課の所管一体となって認定こども園、まだスタートして間もないわけですけれども、試行錯誤しながら運営をしているという実態を御理解いただきたいと思います。

質問 5番 谷秀紀

理解するところは私も理解したいと思います。当市の場合は、認定こども園のこれからの運営の内容についてとも核になるなるのかなと、さまざまなことによって。ただ昨今、札幌あたりなどを調べますと、専門職の人たちが集まる、北大でそういう研修もやっているのですね。それらの研修も聞いていると、やはり特に必要なのは、過疎地の自治体に必要だということを言っているのですね、一部分ですが。それはやはりそれだけおくれているということなのですよ。そういう言葉が出るということは。やはりそこが差別化のうまくできる、できないのところの状況ではないかと、このように私も考えるのです。そこで、やはりこれは今後、子育てと出生率の関係もしかりですが、やはり出生率なくして人口の増もありませんので、やはりそういったことも含めて考えますと、特に人口増に伴う施策というのは非常に大事になってくるだろうと、このように感じております。それで、実は、私が議会に入ったころかなというように記憶しているのですが、二十数年になると思うのですが、当時人口が多いときに、出生祝い金とかそういうのがございましたよね、結婚祝い金とか。これも一つの政策としてあったものは、これはいつの間にか立ち消えになって条例も廃止されたと。やはり人口がない今だからこそ、やはりこういうような政策が必要ではないのかなというふうに私は最近常に考えているのです。─ 97 ─そこで市長、これは今年度予算案もできておりますので、次年度の話をすれば早いのですが、やはりそういうことも含めた施策なり政策を考えるべきではないのかなと。ただし、その額については内々で検討して決めなければいけないと思いますけれども、強いて言えば全国一のミニ市が全国一のニュースになるような、そういう施策でやらなければ注目を集められないと思うのですよね。額の問題ですよ、そこは。そういうようなことができるというのは、人口が少ないからできるのであって、対象者が多ければ、やはり財政の問題が絡んできますから。そういうことを含めるとやりやすいのではないかと、これからは。やはりそういう意味で、ひとつこの辺の復活を考えていく要素がないかどうかを伺っておきたいと思います。

答弁 市長 村上隆興(市長は2020年9月まで)

人口が少ないからできるのだということを私も申し上げながら、いろいろなソフト制度を進めてきております。この今、御指摘のありました出生祝い金、実は廃止したのは私が担当課長のときでございまして、非常に全市的な財政状況の悪化から、本当に小さい制度、いわゆる重箱の隅をつつくような、そういう見直しを行った中で、きょうの財政健全化につながっているということでございます。小さいから何でもやってもいいのかというと、正直言いまして、例えば医療費などというのは国に一番目をつけられるところでございますけれども、うちは18歳までやっている。実はこの出生祝い金も内々どうなのだということで議論になっているというか、話題になっているところでございまして、こういうものを含めまして31年度中のこの総合計画、総合戦略の中で議論されることになるのかなと。正直言って、何年か前からこれは話題になっているところでございます。おっしゃるように、小さいからできるということもあります。そして、先ほど御指摘がありましたけれども、歌志内がやっている現在の制度、例えば認定こども園の無料化、18歳までの医療費の無料化、あるいは修学旅行費の全額助成、これはほかの自治体の方から言われます。歌志内はやっているのですねと。それから、市民の方に意外に知られていないのですね。これは私どものPRのせいだと思いますけれども。新聞等でほかの自治体が一つの事業として公表しますね。公約という形で公表するのですけれども、何だと、小学校までかと、歌志内は高校までやっているではないかということが、その段階で初めて認識いただくということなので、歌志内に住んでいる皆さんがやはりほかと比較して差別化されて手当されているのだというところを、もう少し私どももPRしていかなければならないのかなという反省は正直あります。今、御指摘されました過去にサービスしていた内容、あるいはこれから何が必要なのかという部分を含めまして、後期の総合計画、総合戦略の中に反映させていきたいと、このように思います。

質問 5番 谷秀紀

それと、この先ほど総合計画の10項目の具体的取り組みの中に、出産育児休業に対する支援強化というものがうたわれております。この支援強化という内容なのですが、具体的にどういう強化を図っていくのか伺っておきたいと思うのですが。

答弁 市長 村上隆興(市長は2020年9月まで)

これは法的に制度化されたものがございます。それを除いてどういう支援ができるか、こういう議論になろうかと思います。内容についてはなかなか具体的に難しい部分はあろうかと思いますが、現在歌志内でやっているものとしては、一番最後にあります、おむつの支援とかミルクの支援とかいろいろありますが、このあたりもどういう支援が適─ 98 ─当なのかといいますか、内容として何でもやればいいということではなくて、一番効果のある、そういうものをやはり我々選択して、考えていかなければならないというふうに思います。この具体的な取り組みというものは、御承知のとおり10年という計画の中で対応していくことになりますので、31年度までの前期については、逆に言うと少し前倒しがかって進んできたのかなというものもありますけれども、後期に向けてここに項目立てしている内容については、できる限り100%結果を出せるような形で後期に向けて、新年度、議論していかなければならないと思います。

質問 5番 谷秀紀

今、市長の答弁のあったように、法的な裏づけ、これに基づいているのだと、一部分。確かにそうだと思うのですよ。私はここは、実は出産支援というのは経験者、要するに市内で出産をして、子育てできている経験者が多数いると。この方々に呼びかけて、そしてどうですかと。どういうことが一番望まれますかと、支援として。これが一番いい答えが出てくると思うのですよ。だから、そういうことをそういう方々にやっぱり御協力をお願いをして、やはりこれからの歌志内の出産なり育児休業に対する支援強化の施策なり政策を考えたいのだけれども、どういうことが経験上どうですかと、聞くのが一番効果のあるものが出てくるような気がするのです。だから、行政サイドで考えるのではなくして、そういう方々に対してやはり参加を得て、協力を得てやるという方法はいかがでしょうか。

答弁 市長 村上隆興(市長は2020年9月まで)

まさにそうだと思います。子供が産まれて、それから育児に入っていく、あるいは就業されていた方がどういう苦労をされているか。これはやはり経験された方が一番よくわかることだと思います。私の家もそういう家庭でした。ただ、時代が変わっておりますので、それぞれが今どういう状況なのかということは、まさにその意見を伺いながら対応していかなければ、結果としては意味がないものになってしまうかなと、そのように思います。当然、そのあたりの情報の収集は、私たち男性、あるいは経験のない者が頭の中で考えてもそれは無理だと思います。そういう意味で、こども園なんかもそういう育児経験のある方も採用しているというのは、万が一いろいろなことが起きますので、そういう経験をされた方にやっぱり見てもらう、アドバイスをいただく、御意見をいただく、そういうことで人的な配置もしている。そういう経過もございますので、子育てについては行政の中だけで内容を固めていくということは考えておりません。

質問 5番 谷秀紀

ぜひ、そういうような施策をもって行っていただければ、中身のいいものができ上がるのではないかというふうに思いますので、期待をしたいと思います。次に、やはり同じくこの10項目の中に、女性の職場復帰に対する事業所の対応だとか、支援強化がうたわれているのです。それで、現実に所管として、どういうような支援強化なり対応を行っているのか。この辺について伺っておきたいと思います。

答弁 市長 村上隆興(市長は2020年9月まで)

これについては、それぞれの事業所、いろいろな制度をお持ちのところもあろうかと思います。また、法的な制度もございます。行政の中でも条例、法令で定められた内容で対応しておりますので、一概にこれといった定義はなかなかできないと思いますけ─ 99 ─れども。やはり行政は定められたものがきちんとありますので別ですけれども、民間において、この女性の職場復帰というのは、なかなか難しいものがあるように伺っております。長期にわたって休むといいますか、その間の休業補償等々を含めて、長期にわたってなかなか休める環境をお持ちの職場というのは少ないように思います。こういうものにつきましては、労働行政のほうになるのかなと思いますけれども、今後研究して歌志内の実態等をしっかり掌握した中で方向性といいますか、我々の考え方というものを、民間の方が絡んでくる部分もありますので、このあたりの意見調整をしながら、市としての対応も考えていかなければならないと思いますので、ちょっと短期では結論は出ないのかなというふうに思います。そういう議論をする場の設定というものが必要になってくるかなというふうに感じております。

質問 5番 谷秀紀

当市の場合、事業所が結構ありますけれども、過疎過疎と言っても事業所はありますけれども、その中で企業がいろいろな支援強化したり、ちょっと少ないと思うのです。そういった意味から見れば、やはり行政主導になるのかなと。そんなことを含めて、この総合計画に記述したのかなと、私はそのように理解していたものですから、やはり相当大きい企業であれば女性の社員も相当がいて、やはり育児休暇だとか、そういう休暇も取りながら、ましてや当市の場合は歌志内市がそうですよね、ある面では。やはり若い職員の方もおりますし、今後そういうものが発生すると思うのですが、そういった意味でやはり行政から一つ見本をつくるような形をつくっていただければなと、このように思いますが、この件については将来的にという問題になると思いますが、いかがですか。

答弁 市長 村上隆興(市長は2020年9月まで)

市のほうでは、法的な規制がございますので、これは完璧にクリアしなければならないということで、組合の問題もありますので、協議をしながらそれら対応には努めているところでございまして、職場が職場ですので、これは法的な規制については100%クリアしていかなければならない、そのように思っております。また、内容的にはその職場の職員の協力もいただかなければならないという部分もありますので、この辺は完璧に対応してまいりたいと、このように思います。

質問 5番 谷秀紀

それで、1件目の質問の最後にしたいと思いますけれども、先ほど子育て支援センターの絡みなのですが、実は私もちょっと文献を読んでいて、ちょっとユニークな、参考になるのではないかというような市で実施しているものをコピーしてきたのですが。鹿児島県の薩摩の川内市、ここで子育て支援センターを開設して、こういうようなことをやっているのですね。少子化対策の一環として、子育て支援センターを開設することによってということで、子供を幼稚園や保育所に預けていない、家庭はもとより預けていても、保育時間外に子供の面倒を見る時間がないと。そこで見る人がいないということは、家族構成が少なくなってきただけによくある話だと言っているのです。そこで、ここの川内市ではこうした今後のいろいろな事態に備えて、有償で一時的に預かるボランティアを紹介するファミリーサポートセンターを開設したのです。この川内市では、あらかじめ子供を預けたい人、これを「お願い会員」と呼んでいるそうなのですよ。それから預かりたい人は「任せて会員」という呼称で呼んでいるのです。これらを登録しておいて、お願い会員は援助を必要とするときにセンターに申し込むと、センターが任─ 100 ─せて会員を紹介する仕組みをつくっているのです。そして、会員同士は事前に援助内容について打ち合わせして、その段階で相性が合わなければ取りやめることもでき、打ち合わせどおりに終了すれば、お願い会員は相手に利用料金を支払い、任せて会員は市に報告書を提出するもので、料金は平日の午前7時から午後7時が1時間700円。その以外の時間帯と土日祝日は900円。預ける対象の子供は、生後3カ月から小学6年までで、会員登録の条件として、保育士ら専門家による講習を受ける必要があるそうなのです。こういうような非常にユニークで、時代に合った政策ではないかと私は思うのです。それで財源も要しないし、こういうことも当市においても、やはりせっかく認定こども園もできたことですから、やはり先ほど言った差別化も含めて、こういうこともこの近隣の中空知でも、この近隣にないような、やはりこういうことも研究してみてはどうかと思うのですがいかがですか。

答弁 市長 村上隆興(市長は2020年9月まで)

九州の川内市、非常に裕福な町だと思います。原発の立地している町ではないかと思いますけれども、交付金が相当あるのではないかと思っておりますけれども。確かにそういう家庭もあるのかなと思っております。歌志内、現状は奥様方が働きたい、こういうような希望もありまして、現在、認定こども園にも申し込んできているという、そういう方々もおいでだと伺っております。しかし、そういう時間から外れた部分について、これは仕事を持っているだけではなくて、いろいろな突発的なこともあろうかと思いますが、今お話を伺いましたら700円ということで、時間数にするとそれ相当の金額になるのではないかと思います。なかなか歌志内的にはそういう大きな金額を負担してでも預けたいという、そういう人は少ないのではないかと思っておりますが。実は歌志内はマンパワーが非常に不足しております。そういう意味で、認定こども園にお受けして、そういう若い方々の力をおかりしたいというふうにお話をしているところでございまして、今まで何年もの間、社会福祉協議会のそういうボランティア組織をつくってもらえないかと。今後、包括の絡みも、いわゆる在宅のケアということも含めて、このボランティアのパワー、あるいはNPOのパワーというものは非常に必要になってくる。ところが今現在、歌志内であるボランティアというのは非常に高齢になっているということで、なかなかそういう部分も含めて難しい。私どもはボランティアはもう無償化ではないのだと。有償のボランティアで結構だということでぜひ考えてくれないかということを含めて、このボランティアに対する私ども行政側の支援というものを含めてお願いしているところでございますが、恐らく年度が変わるあたりから、相当積極的な議論に進んでくるのではないかというふうに思っております。そういうものが整う、いわゆるインフラ基盤の整備をしてからでなければ、なかなか次に進むことはできないのかなと。貴重な御意見としてお受けしたいと思います。

質問 5番 谷秀紀

この鹿児島の川内市、強いて言えば私は自治体同士でいろいろとアクセスすれば、情報ももらえるのではないかと思いますので、やはり南と北の関係で遠いですけれども、やはり情報提供していただいて、やはり歌志内の認定こども園の中で使えるものがあったら、私はやはり使ったほうがいいのではないかと。そして、それこそ差別化の一環として、近隣市町にない先見性のある自治体、その中でそういうつくることが可能ではないかと考えます。これは、やっぱり市長のトップダウンで所管にこういうことも研究したら、やはりまだま─ 101 ─だ若い人たちに関心を持ってもらえるのではないのかと、お母さん方に。今はもう若い人の世代、先ほど言ったように物すごく敏感ですから。やはりいいことがあれば、どんどんそこの自治体に移ってみたいとか、そういう方が非常に多いのかなと、この今の世代というふうに感じていますので、ぜひだめもとでもいいから、川内市からやっぱりそういう資料を取り寄せて参考にしてはいかがですか。どうですか。

答弁 市長 村上隆興(市長は2020年9月まで)

先ほど貴重な意見というふうにお話ししましたが、所管のほうでその辺の作業をしてもらうように進めていきたいと思います。また、今の若い人たちは敏感だと、そのとおりでございまして、幼稚園などは地元の幼稚園に入らないケースが非常に多くございます。それは、やはり情報をお父さん、お母さんが取りまして、少しでもすぐれたところに入園させるということが実態として起きております。保育料がただだとか安いから、そうではなくて高くてもそこに入れたいのだというのが親御さんのようでございまして、私どもも無料というだけではなくて、中身がすぐれていると、こういう評価をいただくようにひとつ努力してまいりたい。また、今までも後半の保育時間を延長したことによって、また随分皆さん、預ける方々が変わってまいりました。それと、今言った内容について、こども園ということになりますと、やはり勤務している職員の配置といいますか、シフトが随分変わってきますので、現有の内容では難しい。あるいは今言ったボランティアの方ということもあろうかと思いますが、施設管理の面でもいろいろ問題が出てくるのかなと。そういうところも含めて、やっぱり研究していく必要があるのかなと思いますので、私どもに一つテーマをいただいたかなということで受けとめたいと思います。

質問 5番 谷秀紀

ぜひやってみてください。次の質問に移りたいと思います。18歳選挙による若者への主権者教育の問題です。法律改正によって、当市の18歳より選挙権が付与された方々は何名ぐらい現在おられるのか。その辺を先にまずお聞きしたいと思います。

答弁 総務課長 渡部一幸(総務課長は2019年9月まで)

直近の選挙になります、29年の衆議院の小選挙区の選挙でございますが、このときで当日の有権者数が18歳が19人、19歳が19人、合計38人でございました。

質問 5番 谷秀紀

この具体的に、18歳より選挙権が付与された若い方々に対する主権者教育等について考えたことはあるのか、ないのか。私は非常に重要な内容だと思うのですよね。そして、まして答弁にもあったように当市は高校、大学もない。そういうことから、やはり選挙ということを考えると、高校生を児童とは呼ばないと、生徒だと思うのですが、そういったことも考えて、非常に大事な時期の年齢ですからね。大人がやはりこういう主権者教育を開いて、関心を高めてやるのも行政の一つの仕事の一環ではないかと、そのように考えて質問をさせていただいているわけなので、総務課長、その辺も踏まえて答弁いただければと。

答弁 総務課長 渡部一幸(総務課長は2019年9月まで)

まず主権者教育の推進に関する有識者会議ということは総務省の─ 102 ─ほうでやっておりまして、その中でこの主権者教育につきまして定義を設けてございます。ちょっと読み上げますと、「社会の出来事をみずから考えて判断し、主体的に行動する主権者を育てること」ということで、単純に選挙に参加するための教育ではないよということで言っております。また、主権者教育の推進プロジェクトの中で、「子供たちの発達段階に応じ、学校、家庭、地域が互いに連携・協働し、社会全体で多様な取り組みが実施できるよう、推進方策を実施する」というようなことで言っております。これの中で整理していきますと、歌志内でじゃあ何をやっているのかということでございますが、まず選挙管理委員会のほうでございますが、まず18歳、19歳に対します、投票が近くなってきましたら投票啓発のダイレクトメール、これを自分たちでちょっとつくりまして、直接18歳、19歳の方に送っております。もう一つは、歌中の生徒会選挙を行う際に、本物の投票箱や記載台、これらの機材を貸与して、意識向上と実際に使われているものを貸し出しまして、その意識向上をしていただいているということをやっております。もう一つは、総務省から来るのですけれども、選挙啓発ポスターの作品募集、これにつきまして小中学校に案内をさせていただいております。ちょっと所管を超えての答弁になると思いますが、もう一つは市が主催して、教育委員会及び小中学校が共催しております、毎年行っております小中学生と市長が語る会の開催ということも重要な一つの主権者教育になるということに思います。目的の部分でいきますと、教育環境や将来の歌志内のあり方などについて提言をしてもらって、歌志内に対する郷土愛を深め、自分たちも歌志内のまちづくりにとって重要な役割を果たしているのだということを、そういう実感を持たせるための目的に実施しているところでございますので、この辺に関しましては総務省のほうでいろいろな市の、こういうことをやっていますよという部分がありますけれども、それと比べても進んでやっているのではないかというふうに考えております。

質問 5番 谷秀紀

総務省のほうからの資料も重々読んでいるようでございますので、私も実はそこら辺の関係を質問のターゲットにしたいなと思っていたところで、総務課長はさすがだなと思います。そこで、いずれにしても歌志内の場合は先ほども申し上げましたように高校も大学もないから、やはりそういった意味では、ある面では他市町と比べても、選挙に関する主権の関係について勉強する機会が非常に少ないのではないかと、このように感じて今回の質問に出したわけですけれども、総務課長の答弁を聞いていますと、そんな心配をすることもないなと。先ほどその選管の対応もやっているようでございますから、ぜひこれはやっぱり定期的にというか、選挙があるたびに二十歳未満の子供たちにきちんとした、ある面ではダイレクトメールの中で主権者教育ができることもありますので、ぜひ実施していっていただきたいと、このように思います。それから、最後の質問になります。職員にまちづくりの研修関係でございますが、まちづくりの推進のための研修事業として、当市はどのような内容のものがあるか、たくさん多岐にわたって結構ありますけれども、一般的には、要するにまちづくりに関しては、一つは調査・研究。二つ目には地域間交流。三つ目には、地域の活性化などがあると思います。加えて申し上げれば、産業の活性化をどのようにするかとか、また特産品の開発と地場産業の発展に対する人材の育成をどうするかとの問題の─ 103 ─探求が必要ではなかろうかと考えられます。そういったことから、当市の場合は自治体がその辺の支援をしなければ、まちづくりの姿が見えてこないのではないかと、私は今感じている一人です、歌志内の全体を見ていきますと。そんな思いから市長、所見を伺っておきたいと思いますがいかがでしょう。

答弁 市長 村上隆興(市長は2020年9月まで)

残念ながら、歌志内のまちづくり、当分は行政が引っ張っていかなければならないのかなと思っております。もう10年以上になりますか、私、助役、副市長という段階で、相当御相談申し上げ、投げかけました。だけれども、一向に動きませんでした。それで、私はこの今6年半になりますけれども、行政の中で動かざるを得ないということで、庁内にプロジェクトをつくったり、あるいは職員の派遣を計画したりしております。御指摘の特産品につきましても庁内プロジェクト、あるいはテーマをフリーにして、職員を管外の研修に派遣をする。あるいは、北海道が主催する自治校にたくさんの職員に出ていただく。今月もありますけれども、昨年から始まりました総務省の研修に、これは全道から優秀な職員が集まります。これは道が派遣されている総務省の職員が段取りをしてくれるわけですけれども、講師は総務省の若手のキャリア、将来の幹部職員が複数講師として研修をしていただく。そういう中で全道、あるいは北海道職員とも私どもの職員が交流を図りながら、その研修を受けてまいります。大きなお土産は、全国に目を向けるというふうに職員が変わってまいります。提供される情報もそうですし、視野が広いと。一自治体、一都道府県ということではなくて、全国を視野に議論が展開されるような状況だと聞いております。そういう中で歌志内、5年、10年、20年先のそういう職員をつくっていくことが市の財産だと思いますし、そういうところからの情報をいただきながら、まちづくりに資する、そういう議論につなげていただければなと思います。現在、市の研修は個々のテーマ、あるいはフリーのテーマ、そして指定されたテーマ、こういう中で職員の研修が年間を通じて進められておりますので、歌志内のまちづくりに資する、そういう経験もこれから大いに積ませていきたいと思いますので、これからの研修の内容をごらんいただければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

質問 5番 谷秀紀

私は、自治体がそんなに支援をしなければというお話をしました。まさに今、市長の答弁のとおりだと思うのですが、やはり自治体を頼るようでは本来のまちづくりにつながっていかないと思うのですよね。だから、そういう意味では、やはり市民の皆さんから、本当に歌志内の人口問題も含めて、将来その歌志内の危機感をしっかりと捉えてもらえるように、歌志内はまだまだ若い人は結構おります。そういった方々にも協力を得ながら、やはり同じ行政が動くのであれば、そういう若い人たちをどんどん引っ張りこんで、そして「あなたたち、今歌志内のことをどう考えているのだ」と。やはり「私どもは、こういうあなたたちにこの将来を聞いてみたい」と。そういうインパクトのあるような場を行政が主体となってやる時期に来ているのではないかと。このことを最後に申し上げて、答弁はもちろんいただきますけれども、このような施策を考えてはいかがかと思いますが、見解を伺っておきたいと思います。

答弁 市長 村上隆興(市長は2020年9月まで)

私も同感でございます。おかげさまで、この総合計画策定のときにオブザーバーとして大学教授たちにも入っていただきましたが、私が非常に嬉しかったのは、市内の方が手を挙げて参加をいただいた。その結─ 104 ─果、いろいろな分野の方の議論をされて、策定されたのがこの歌志内の総合計画でございます。歌志内は変わったなという思いはそのときしてまいりました。今後、後期に向けて、これもまた議論がなされると思いますが、おっしゃるように市民の方を巻き込んで議論をすることによって、私たちもこのまちづくりに参画しているのだと、こういう意識を持っていただきながら、後期の歌志内の方向性というものをみんなで探ってまいりたいと、そのように思っておりますので、これら計画、いずれ内容が整備されましたら議会のほうにも御報告申し上げることになろうかと思いますが、ぜひ時間をいただきたいと思います。

質問 5番 谷秀紀

平成30年度もあとわずかで終わろうとしております。新しい元号のもとに、やはり歌志内が当時4万8,000何某のあった人口が、今は既に3,000何某になってしまって、やはり歌志内を愛する、歌志内で生まれた人、歌志内で育った方もまだ大分おります。そういった意味から、ぜひこれからのまちづくりにいろいろな、各議員がいろいろな施策や政策を述べておりますが、いいものがあったら議会の議員の話にも耳をぜひ傾けていただいて、いいまちづくりを進めていただきたいとお願いを申し上げまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。

出典:歌志内市議会 平成31年第1回定例会 2019年3月7日 議事録 PDF(37ページ) 間違いを知らせる