浦河町議会 令和6年第3回定例会 2024年6月26日
赤十字看護専門学校の閉校について
2024年6月26日、浦河町議会の一般質問で、飯田美和子議員が「赤十字看護専門学校の閉校について」質問し、保健福祉課長 駒澤勲、町長 池田拓が答弁しました。
- 質問者
- 飯田美和子 議員
- 答弁者
- 保健福祉課長 駒澤勲、町長 池田拓
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 飯田美和子
通告に従いまして、1問について、質問させていただきます。赤十字看護専門学校の閉校についてということですが、浦河赤十字看護専門学校は、赤十字の理想とする人道の理念を基調とした優れた看護実践者を育成することを目標として平成2年の4月1日に開校されまして、現在34年目を迎えております。就業年数は3年間、卒業後は看護師国家試験受験資格と専門称号が得られ、赤十字看護師として活躍するために必要な赤十字科目、赤十字活動論、人権と赤十字や災害医療論、災害看護論などが学べる施設となっています。浦河赤十字看護専門学校は日高地域住民の医療福祉の向上を図り、看護師の充足を図る目的で開校されてから、今までに卒業生は700人を超えているということです。看護師をはじめとして、保健師、助産師として多方面で皆さん活躍されています。浦河赤十字病院が主な実習施設となりますけれども、浦河赤十字病院は管内唯一の地域センター病院であり、災害拠点病院など地域で大変大きな役割を担っている病院です。また、学校の日々の講義や実習では専任教師がいらっしゃって、多くの医師、看護師、コメディカルが指導に当たっているそうです。社会の期待に応えるために、赤十字の基本理念、人道に基づいて社会に幅広く貢献できる人材を本当に多く輩出されています。それで、今回、赤十字看護病院が閉校になるということを、報告を厚生文教のほうで受けまして質問させていただきます。1、赤十字看護学校の閉校の方針について、日赤から管内7町に伝えられたとの報告がありましたが、このことについての町村会としての見解は。2、赤字期分の負担や当町の新事業の入学者への支援の効果を見てから閉校を考えてほしいとの要望も受け入れられなかったとのことですが、本当にこれから考えられる存続への道はないのか。3番、閉校という運びになると、将来の夢に看護師という当町のお子さんたちの選択肢の一つがなくなることになるのですけれども、看護専門学校への入学者支援事業の今後はどのように考えているのでしょうか。4、閉校となることで、浦河日赤病院に必要な看護師数が確保できなくなるのではないかとの懸念がされるが、厚生文教常任委員会でも説明があったと思いますが、看護師確保のための日赤病院の今後の取組はどうなっているのでしょうか。5番、日赤病院は日高管内でも重要な位置づけをされている病院であるので、日赤病院の様々な課題については日高管内がオール日高で取り組むことが必要不可欠だと思うが、町としての見解は。以上です。
答弁 保健福祉課長 駒澤勲(保健福祉課長は2025年3月まで)
議員、ご質問の赤十字看護専門学校の閉校について、答弁させていただきます。まず1点目、町村会としての見解は、についてでありますけれども。町村会としては、7月下旬の町村会の会議において浦河赤十字病院から令和9年度末の学校閉校についての報告を受けております。町村会としては、閉校の案件につきましては了承する、しないという話ではなく、あくまでも閉校の報告をいただいたとの取扱いでございます。2点目の存続への道はないのかについてでございます。町に対しまして、日本赤十字社本社から閉校の方針を伝えられた際、仮に、運営費の赤字分を全額支援した場合に学校は存続するのかといった投げかけもしたところでありますけれども、受け入れられなかったところであり、日本赤十字本社としての閉校への意志は固かったものです。この状況を踏まえ、日本赤十字社本社としての決定事項であり、閉校する時期の延期や閉校の取りやめとはならない状況であると判断しているところでございます。3点目のほう、入学者支援事業のほう、今後はどのように考えているのかについてではありますけれども。入学支援事業は、地元自治体として浦河赤十字看護専門学校の安定した学校運営を図るべく、学生確保を目指し創設し、令和6年度入学生から実施した事業であります。その事業趣旨を踏まえれば、始まったばかりではありますが、当該校の閉校に伴い令和7年度の入学生をもって支援事業も廃止となるものでございます。ただ、従来から、浦河町においては就学資金制度がありますので、その制度につきましては他の学校も利用できますので、そちらのほうを利用していただきたいなというふうには思っているところでございます。4点目のほう、看護師確保のための日赤病院の今後の取組は、でありますけれども。看護学校を閉校することは浦河赤十字病院の看護師の人材確保に直接的に影響が出るわけであり、病院としても人材確保対策は閉校とセットであるとの認識であります。病院として取り組む主な看護師対策としては、一つ目としては、奨学生確保活動の強化であります。これは、浦河赤十字病院に奨学金制度がありますけれども、従来、北見にあります日本赤十字社北海道看護大学と浦河赤十字看護専門学校の2校に限定していた対象を拡大するというものでございます。看護大学、看護専門学校、管外の高校、そして道内の高校に訪問をして、浦河赤十字病院奨学金の奨学生募集についての周知を行うということでございます。二つ目として、採用募集活動の強化であります。従来から実施をしておりますホームページやハローワーク等の活用に加えまして、学校や団体が企画する就職説明会に参加をし、さらには看護大学や看護専門学校へ採用募集についての資料を送付するというものでございます。三つ目といたしまして、赤十字病院グループでの看護師派遣支援の協力要請であります。まずは、北海道ブロック内で派遣への協力要請を行い、さらに状況を見ながら全国に協力要請を行うというものでございます。四つ目として、潜在看護師への再就業支援の強化であります。以前、実施をしておりました潜在看護師研修の開催、再就業者や長期休業者に対する復職時の教育体制を復活するものでございます。さらに、新規といたしまして、職員の人脈を生かして潜在看護師の情報をつかみ、電話により再就業を働きかけるというものでございます。これらの取組などを実施する旨、聞いているところでございます。次に5点目、オール日高で取り組むことが必要不可欠だと思うが、町としての見解は、でありますけれども。浦河赤十字病院の様々な課題への第一義的責任は、基本的には病院にあるというふうに考えるところでありますけれども、行政としても、地域医療を守るためには病院と連携をしながら、できる限りの取組をする必要があると考えます。所在地町としての取組はもちろんではありますけれども、浦河赤十字病院は日高の地域医療を支える基幹病院であり、議員、ご発言のように日高管内全体の課題として病院の機能維持に向けての連携した取組は必要であるというふうに考えるところでございます。以上でございます。
答弁 町長 池田拓
5番目の関係、オール日高という関係なのですけれども。私どもの受け止めている感触としては、それぞれの町が、それぞれ、町立病院、あるいは町立の診療所を持っているので、どうしてもやはり浦河赤十字病院は浦河の病院でしょうという基本的な受け止めを感じています。やはり浦河の病院だから浦河中心にやってね。今、駒澤のほうからも言いましたように地域の基幹病院、地域のセンター病院、日高管内で唯一の周産期医療ができる病院、そういったようなことを訴えても、浦河町とほかの町では、かなり強い温度差があるというのは感じています。私どもとしては、これからも、きちんと働きかけをいたしますけれども、この前の町村会の会議で、日赤が来て閉校の報告をしたときも、しょせん浦河の問題でしょうというのが、私からは、町村会として返事をして、責任というか、何というか、そういうものは負いたくないなという受け止めでした。ですから、やはり、これからも粘り強く管内の各町には訴えていきますけれども、なかなか、そこのところは、ご質問の趣旨とは大分、他町の反応は違うのかなというのを感じています。