浦幌町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月6日
遊休施設活用への好事例
2024年9月6日、浦幌町議会の一般質問で、沼尾昌也議員が「遊休施設活用への好事例」について質問し、町長 井上、総務課長 獅子原が答弁しました。
- 質問者
- 沼尾昌也 議員
- 答弁者
- 町長 井上、総務課長 獅子原
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 沼尾昌也
通告に従いまして、項目ごとに一般質問いたします。1項目めです。遊休施設活用への好事例。本町の総人口は、1960年の1万4,150人から減少を続け、本年7月末には4,126人にまで減少しています。これまで高度経済成長期の頃からバブル期前後まで自治体の多くは施設整備等のハード面への投資を行い、公共施設の数は増えてきた中、昨今は全国的な人口減少から、その公共施設が遊休施設に変容し、遊休施設の数は右肩上がりに増えてきています。今後のさらなる人口減少や厳しい財政状況が予想される中、現在の遊休施設を除却するのにも費用を要するため取り壊すのも難しく、問題を先送りすることになっていたのが現実でありました。その現状において、7月にホームページや広報紙において遊休施設の利活用者の募集について内部の写真など丁寧に掲載され、町民の方の中では有効活用できないか検討している方もおり、遊休施設が負の遺産ではなく財産となるチャンスをつくり出した好事例だと感じています。今回の募集を機に、今まで活用されていなかった施設が公民連携の下、有効活用されることを期待しています。そこで、以下の点について伺います。1、今回の遊休施設の利用者募集の掲載をしてからどれくらいの問合せがありましたか。また、どれくらいの申込みがありましたか。2、公共施設の維持管理、運営等は行政の財政負担にもつながっていきますが、昨今民間の資金やノウハウも活用した公民連携での施設の魅力化の事例も出てきています。本町での最近の遊休施設の活用では常室ラボや複合施設フタバ、農業拠点施設の活用がありますが、いずれも施設の管理を委託しているため施設管理者からの賃料が発生しておらず、逆に運営費や改修費がかかっているものもあります。今回募集した施設も老朽化が進んでいる箇所もあり、現実的に活用してもらう際には多少の費用を要して改修が必要になることが予想されます。そこで、引き続き増えてくると予想される遊休施設を公民が連携して有効的な施設として維持していくためにも、民間の方が活用した遊休施設について民間の方が自ら施設を改修や再整備する際に行政として何かサポート等をしていく考えはありますか。3、今後は、今ある公共施設についても遊休施設とならないよう有益な施設として維持していくために公民連携の視点が必要であり、例えば図書館の一角に民間事業者が入り、図書館で飲食店を経営し、図書館の魅力を上げたり、公園の一部を民間に貸し出し、公園の魅力を上げたりする事例が出ています。そのような現在も活用されている行政財産についても一部スペースを公募し、民間に活用いただくことで、行政としても賃料をいただきながら施設の価値向上にもつなげられると考えますが、その点検討できないか伺います。
答弁 町長 井上
沼尾議員の1項目めのご質問にお答えします。1点目の遊休施設の利用者募集に関する問合せ及び申込みの状況についてでありますが、第1回目の募集締切りであります8月30日時点で問合せ件数は9件、申込件数については4件であります。2点目の遊休施設を民間の方が自ら改修や再整備する際の行政としてのサポート等についてでありますが、遊休施設の利活用に限らず、新たな事業を開始する際においては相談に応じて各種助成制度について紹介するなどサポートしてまいります。また、費用面でのサポートにつきましては、遊休施設の利活用に特化したものについては想定しておらず、現在ある制度を活用していただきたいと考えております。3点目の行政財産の一部スペースの民間活用による検討についてでありますが、自治体と民間事業者等が連携して公共サービスの提供を行う仕組みとして、地域の課題解決や利便性の向上を図るため、公民連携の手法を用いる自治体が徐々に増えているものと認識しております。本町においても、これまで一部施設において指定管理者による施設の管理運営を行うなど民間事業者の活力を取り入れ、利用者のサービス向上と適切な維持管理に努めてきたところです。ご質問の行政財産の民間活用を進めていくことに関しましては、施設によっては価値向上につながる方策と捉えておりますが、一方で採算性や施設改修など多くの課題も想定されることから、施設を健全かつ適正に維持管理していくために様々な角度から検討を進める必要もあると考えております。こうした状況の中で、民間事業者の知識や技術、資源を活用することが主体となる公民連携は本町にとっても有益であるため、今後においても他自治体の情報を集めつつ、施設の管理運営方法について検討を進めてまいります。以上、沼尾議員の1項目めの答弁といたします。
再質問 沼尾昌也
それでは、1点目から再質問させていただきます。まず、今回遊休施設としては募集があったのは4施設ということで、施設としては公衆浴場、健康湯の公衆浴場です、と旧厚内小学校プール、あと道の駅の上の農村環境改善センター、あと道の駅横の特用林産物栽培加工施設ということのこの4施設が利用募集をされましたと。この施設含め遊休施設については、過去の議会の中でも遊休施設活用しないのかという議論も質疑もあったかと思います。今回先ほど町長の答弁の中では4件申込件数があったというご説明がありましたが、この4件のそれぞれの内訳を教えていただけますでしょうか。
答弁 総務課長 獅子原(総務課長は2026年3月まで)
ただいまのご質問でございますが、申込みの件数のあった4件の内訳につきましては、旧厚内小学校プールが1件、農村環境改善センターが2件、特用林産物栽培加工施設1件の4件であり、全て貸付けの申請となっております。以上です。
再質問 沼尾昌也
今ご説明あった中で農村環境改善センターは2件ということで申込みが2件入っているということだったのですが、この2件というのはどのように申請者を選定して選んでいくのでしょうか。
答弁 総務課長 獅子原(総務課長は2026年3月まで)
ただいまのご質問でございますが、申込みが重複している施設につきましては、応募要件などの審査に加えまして具体的な活用方法や活用によって生じる効果などについて審査し、より公益性の高い用途ですとか利用期間を考慮して決定する予定としているところでございます。以上です。
再質問 沼尾昌也
有効的に活用していただけるということで、この3施設、ぜひ今後も民間の方々のお力もお借りしながらよい施設になっていけばいいなと思うのですが、先ほど件数を伺った中で申込みがなかったのは健康湯ということで、公衆浴場は一件も申込みがなかったということなのですが、この公衆浴場については今後どのように対応していきますでしょうか。
答弁 総務課長 獅子原(総務課長は2026年3月まで)
ただいまのご質問でございますが、今回の申込期限につきましては8月30日までとしておりまして、申込みがなかった場合は延長することとしていたため、現在期限を9月30日まで延長して募集を行っているところでございます。以上です。
再質問 沼尾昌也
公衆浴場ということで、健康湯が閉鎖されるときに特別委員会も議会として行って、健康湯を維持していくのに結構なコストがかかるというところもあって閉鎖ということもあったのですが、これ延長して募集するということなのですが、健康湯、公衆浴場のような建物ですと中の水回りですとか、あとはボイラーなど、実際何か健康湯使ってみようかな、公衆浴場使ってみようかなとなったときに、そのボイラーとか水回りがまだ活用できるのかというのが不安で申請に至るまでのハードルというのが比較的高い施設だと思います。また、私も個人的にこの募集があってからこの公衆浴場についても、議会でも特別委員会をやっていたということもあって、どれぐらいコストかかるのかというのが町民の方から問合せもあったのですが、ハードルが高いという部分で、一度この公衆浴場についてはボイラーですとか水回りの点検も兼ねて試運転を行って、その際に興味ですとか関心のある方、また問合せあった方もいらっしゃると思うので、その方にも来ていただいて現状を見ていただきながら、もしこの公衆浴場を活用していただけるのであれば活用していただくのがいいかなと思うのですが、その点いかがお考えでしょうか。
答弁 総務課長 獅子原(総務課長は2026年3月まで)
ただいまのご質問でございますが、8月までの申込みの際には公衆浴場につきましては2件の問合せがございました。その際には設備の状況を確認したいといった要望等はありませんでした。しかしながら、現状有姿で引渡しとなるため、どうしてもその設備の状況を確認したいという気持ちは分かりますので、今現状は9月まで延長して募集しております。その中でもしそういった要望があれば対応したいと考えますし、また9月までの間に募集をして応募がないようであれば、またその次に延長する際にそういったことを設けて機会を設けるとか、そういったことも検討してまいりたいと考えます。以上です。
再質問 沼尾昌也
それでは、2点目、3点目の再質問に移ってはいくのですが、今回遊休施設の活用ということで、テーマとしても好事例ということで書いて出させていただいたのですが、今回遊休施設の募集というのがなぜ好事例だったと、私が個人的に思っているだけなのですが、思うかというと、遊休施設が活用されるようになったからよかったねという単にそれだけではなくて、この遊休施設の募集をする中で、私の近くの町民の方々も結構いらっしゃったのですが、町民の方々がこの遊休施設で何かできないかということを考える機会を与えているということが私はすごくいいことだったなと、よかったなと感じています。先ほど現在使われている施設もということで質問させていただいたのですが、ほかに役場庁舎ですとか図書館、博物館、あとスポーツセンター、公園等、様々な現在も使われている施設がありますが、この施設の少し空いているスペース等を民間に貸すということになると、先ほど町長の答弁にもありましたように施設改修の面での懸念点というのも発生することは分かります。しかし、今回の問合せ件数等を見ると町民の方々がそういういろんな考えを持っているということも分かったのです。今回のように募集するということで町民の方の創造の機会の提供をすることと、あとは民間のアイデアを聞く機会として現在使われている施設、懸念点もあるのは分かるのですが、募集してみてはいかがかと思います。あと、2点目にもちょっと質問して、質問の中に入っているのですが、募集して、やはり民間の方々の気持ちになると、公共施設、遊休施設について何か活用するとなったときに、遊休施設は特に老朽化進んでいるので、そうなのですが、やはりお金がどうしても少なからずかかってきてしまう。先ほど町長の答弁では現在ある制度を活用していただくという話だったのですが、現在ある制度、私も考えたのですが、実際使えるとなると起業、創業、起業していたらもう使えないですが、法人化して創業の補助金を使うか、あとは店舗リフォーム、操業している方だったら店舗リフォームの補助金を使うか、または協議会とかそういう組織体でやるのであれば笑顔輝く地域づくり支援事業が使えるのかなとは思いますが、実際使うとなると使いにくいなというのが実際問題多分現実的な話だと思います。ですので、新たな補助制度もあってもいいのではないかと私は考えておりますが、一度その点検討してみていただきたいと思っていますが、最後にそちらの考えをお伺いしたいと思います。
答弁 町長 井上
ただいまの沼尾議員の質問にお答えいたします。役場庁舎をはじめとする公共施設に空いている空間、そういったスペースを有効利用するに当たって、新たな補助制度も伴いながら検討してはどうかという趣旨のご質問だったかと思います。先ほども冒頭答弁させていただきましたが、公共施設の運営について、民間事業者による経営ノウハウを生かすことや、あるいは民間ならではの多様なアイデアを活用することで一部の施設を今指定管理者制度をもって運営をしていただいております。しかし、沼尾議員がおっしゃるとおり、公共施設の空きスペースというところのいわゆる余裕空間といいますか、そういったところに踏み込んで活用を検討しているところまでは至っていないというのが今現状であると思っております。一方で、全国的に見ますと、今公共施設にカフェをつくってあるとか、あるいはNPO法人によるコミュニティスペースを展開するといった動きもあります。そういったものがある以上は、今沼尾議員がおっしゃられた補助制度という部分について今すぐにお答えすることは難しいのですが、ただ公共施設の価値の向上に資するといった部分ではやはり余っているスペースでもしっかりと使っていくというのは大切なことだと私も思っておりますので、この点についてまず先ほど言った管内や管外の先進事例広く調べるとともに、町民の皆さんや、あるいは民間事業者の方からそういったアイデアをいただくというふうなことをしながら前向きに検討していきたいと考えておりますので、ご理解願います。
再質問 沼尾昌也
遊休施設も今使われている公共施設も価値が向上していくようにぜひお願いしたいと思います。