浦幌町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月19日
新型コロナウイルス感染症5類移行後の子供たちへの対応
2023年6月19日、浦幌町議会の一般質問で、高橋いづみ議員が「新型コロナウイルス感染症5類移行後の子供たちへの対応」について質問し、教育長 水野、町長 井上、教育次長 佐藤、保健福祉課長 新宅が答弁しました。
- 質問者
- 高橋いづみ 議員
- 答弁者
- 教育長 水野、町長 井上、教育次長 佐藤、保健福祉課長 新宅
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 高橋いづみ
通告に従って、一般質問させていただきます。新型コロナウイルス感染症5類移行後の子供たちへの対応についてです。新型コロナウイルス感染症は、令和5年5月8日から感染症法上の位置づけが5類に移行され、季節性インフルエンザと同じく感染予防対策については個人、事業者の判断が基本となりました。そこで、以下のことについて伺います。1、文部科学省では、学校教育活動においてはマスクの着用を求めないことが基本、給食の場面において黙食は必要ないとされていますが、これまで教育委員会が各学校と協議した内容、現在の小中学校、認定こども園、上浦幌ひまわり保育園の子どもたちのマスクの着用率、給食時の様子はどうなっていますか。2、昨年の厚生労働省のデータからも子どもの重症化リスクは季節性インフルエンザと比べて低いとされたものの、感染対策は見直されることはありませんでした。素顔をさらすことに抵抗を覚えたり、表情が読めないことや酸素欠乏などによる心身の発達への影響が出たりするなど様々なデメリットが分かってきた中で、大人と同じく一律の感染予防対策を取ってきたことに疑問を感じます。今後同じような感染症が流行した場合に、子どもの重症化リスクが低いと分かった時点で子どもと大人の感染予防対策を別にするということが可能か伺います。
答弁 教育長 水野(教育長は2025年3月まで)
高橋議員の質問にお答えします。1点目の学校教育活動におけるマスクの着用、給食の場面の黙食について、学校との協議及び現在のマスクの着用率、給食時の様子についてでありますが、各学校との協議に関しましては、国の指針に基づき北海道教育委員会から通知された内容に従い各学校において対応しているところであり、本町の小中学校が他の地域に比べ大きく異なる感染状況にならない限りは特別な対応は必要ないと考えていることから、通知の内容を各学校と確認し、実行しているところであります。小中学校におけるマスクの着用率につきましては、マスク着用は個人の判断に委ねられているという点と、新型コロナウイルス感染症対策とは別の理由で着用している児童生徒もいることから、着用状況に関する調査は行っておりませんが、体育の授業及び小学校低学年においてはほとんどの児童が着用しておらず、学年が上がるにつれて着用率も上がりますが、今後マスクを外す児童生徒は徐々に増えていくものと思われます。また、認定こども園及び上浦幌ひまわり保育園においても着用状況に関する調査は行っておりませんが、マスクを着用した園児は数名いるといった状況になっております。なお、給食時の様子につきましては、既に黙食は求めておりませんので、会話などをした中で食事をしております。
答弁 町長 井上
2点目の子どもと大人の感染予防対策を別にするということが可能かについてでありますが、国民の生命や生活に重大な影響がある新型の感染症については、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき国が基本的対処方針を決定し、都道府県や市町村はその方針に沿って感染予防対策を実施することが定められております。このことから、新型コロナウイルス感染症の場合も同法に基づく国の方針に沿って感染予防対策を実施してまいりました。基本的対処方針は、感染者数や重症者数の動向、ウイルス自体の特性等を踏まえて見直しが行われ、国民に周知する感染予防対策のリーフレット等もその都度修正されており、町のホームページ等により町民に周知してきたところであります。今後万が一新型の感染症が発生し、国が基本的対処方針を決定する場合は、その方針に従い感染予防対策を実施することになります。以上、高橋議員の答弁といたします。
質問 高橋いづみ
まず、1点目についてですが、学年が上がるにつれて着用率も上がりますが、今後マスクを外す児童生徒は徐々に増えてくるものとあります。小学校の高学年あたりから思春期に入ってくると思うのですが、周囲の目を強く気にしていく時期だと思います。6月13日の十勝毎日新聞にも、友達もつけているしという見出しで中学生の脱マスク手探りという記事が出ていました。理由については、みんながつけているから取るのが恥ずかしい、外したいけれど孤立するかなといった内容でした。これから本格的に夏になり、気温が高くなって熱中症のリスクが高まってくると思います。5月末に音更と中札内の中学校で熱中症で十数名運ばれるといったこともありました。マスクをつけていると熱中症のリスクが高まるといったことは皆さん周知の事実だと思います。そしてまた、園児についても、体温の調節が未発達であることや身長が低いため大人が感じる温度と3度ほど違いがあると言われています。マスクを外す児童生徒は徐々に増えると思われるとありましたが、徐々に増えるのを待つのではなく、熱中症の危険があるため外すといった指導をしていただきたいと考えますが、どうでしょうか。
答弁 教育次長 佐藤(教育次長は2026年3月まで)
ただいまのご質問にお答えいたします。各学校におきましては、今議員のご指摘のとおり、重症のリスクが生じる今後の気温が上昇することも踏まえまして、体育の授業はもとより、そういった毎日の気温上昇を踏まえまして場面場面に応じて先生方が児童生徒に対してマスクを外すことを促しておりますが、先ほど議員もおっしゃったとおり、十勝毎日新聞の報道もありましたけれども、それぞれの事情がございまして、ぜんそくですとか花粉症などの持病があったりとか、風邪症状の場合だとか、そういった重症化リスクがある場合もあります。また、家族に高齢者などがいて、そういった方々のことも考えて家族などで相談してつけている場合、いろいろそれぞれ事情がございますので、ただ自然とそういった、例えば先ほど言った恥ずかしいからとか、周りがつけているからとか、そういった周りの影響に基づいてちょっと外すのがという児童生徒の方については、周りの子が少しずつ外すことによって徐々に外していくというのは時間の経過とともにあるのかなと考えております。ですので、つける、つけないも個人の自由となってございますので、あまり強い指導はなかなか難しいのかなと考えてございますが、学校としてもいろいろと苦慮しながら対応している状況にあります。以上です。
質問 高橋いづみ
強く指導するのは難しいとあったのですけれども、確かにそれぞれ個人でということもありますので、恥ずかしくて外したくないという子に無理に取るといった指導をするのは難しいというのは分かるのですけれども、今まで危険だからマスクをしてくださいといったときは強い指導があったと思います。鼻か出ている子がいたら鼻の上までマスクをつけてと言ったり、外してしゃべっている子がいたらマスクをつけてしゃべるようになどといったことを言われたということも聞いたことがあります。そういった中で、夏になって暑くなってくる、このタイミングで外すといったことをしっかり指導していただいて、顔を出すということをコンプレックスと思わないようにしていただきたいと思うのです。顔はそれぞれの個人の特別なもので、ほかの体の隠す部分とは違ってくると思います。例えば手に手袋をはめることと顔にマスクをするということは意味が異なってくると思うのです。他人がどう思っているのか、自分がどう見られているのかを強く意識しながら生きている時期に自分の顔を隠すということが日常になってしまった。自分のありのままの姿を見せないということが当たり前になってしまったこの状況を夏が来る今のタイミングでしっかりとするということが大事だと思うのですが、そういった点も踏まえて改めて危ないから、危険だからといった理由で外すという指導をしっかりしていただきたいと思うのですが、その点についてはどうでしょうか。
答弁 教育次長 佐藤(教育次長は2026年3月まで)
ただいまのご質問にお答えいたします。議員おっしゃるとおり、マスクをして顔を隠すことによりまして相手の表情が分からなくて、教育上発達段階においてはよろしくないという部分もあるとは思います。ただ、先ほどから答弁しているとおり、つけるもつけないも個々の判断、自由ということが大前提だと思います。子どもたちがつけることによっていろんな身体的なリスクをしょうというのも、それもまた事実だと思います。ただ、その中において、低学年においてはなかなか個人で判断できないので、お父さん、お母さんが判断されているのかなと思いますが、高学年の皆さんにおいてはそれぞれの判断の中でつける、つけないは判断されているのかなと思います。そういったことを踏まえまして学校もいろいろと対応に苦慮しているというのが先ほどから申し上げているとおりでございまして、それを一律学校や行政が無理やりマスクを外すというようなことを行うことは難しいだろうと思っていますし、そのことによって子どもたちの自尊心を傷つけるというようなこともございますので、これは時間の経過とともに徐々に外れていくというのは自然の流れではないかなと私どもは考えてございます。以上です。
質問 高橋いづみ
では、2点目について質問させていただきます。国の方針に従い感染予防対策を実施するということでしたが、これについて強制かそうではないのかという点についてお伺いします。
答弁 保健福祉課長 新宅(保健福祉課長は2026年3月まで)
ただいまのご質問にお答えいたします。新型インフルエンザ等対策特別措置法に従って基本的対処方針というのが国のほうから出されます。全国統一の基本方針になりますので、どこの市町村もそれに従って行動するということが決められております。以上です。
質問 高橋いづみ
それは強制ではなくということでよろしいですか。
答弁 保健福祉課長 新宅(保健福祉課長は2026年3月まで)
ただいまのご質問にお答えいたします。これは全国民が国の方針に従うという強制的な方針になります。以上です。
質問 高橋いづみ
新型インフルエンザ等対策特別措置法というものを調べたときに基本的人権は尊重されると書いてあったので、強制ではないのかなと思っていたのですけれども、その点をお願いします。
答弁 保健福祉課長 新宅(保健福祉課長は2026年3月まで)
ただいまのご質問にお答えいたします。今回の新型コロナウイルス感染症に関しては、国の基本的対処方針は毎月か、もしくはもっと頻繁に内容が移り変わっておりました。最初は未知のウイルスでしたので、本当に強制的にということで隔離されたりいろんな方法を取られておりましたが、その後状況的には、例えば小さなお子様に関しては感染しても重症化しないとか、重症化する人はどういう人なのかということが明確になってき始めてからは内容が柔軟になってきたり、マスクに関しても昨年の8月に基本的対処方針の中身が2歳未満のお子様は強制しないということ、要するにしてはいけない、反対にさせないほうがいいというふうな方針を立てられたりとか、そういった内容がどんどん変わってきております。ただ、新型インフルエンザ等対策特別措置法のそれが効力を発している限りは基本的対処方針に従って国民は行動するということが決められております。以上です。
質問 高橋いづみ
マスクの着用の有無以外にも正解が1つでないことはたくさんあると思うのですけれども、多様な見方や立場をイメージして尊重し合う学びの時間を学校で設けてほしいと思うのですが、その点についてどう考えますか。
質問 高橋いづみ
先ほどの続きの確認なのですが、マスクについては強制なのでしょうか。
答弁 保健福祉課長 新宅(保健福祉課長は2026年3月まで)
ただいまのご質問にお答えさせていただきます。新型コロナウイルス感染症の基本的対策は、国のほうで対処方針が発出されている限りはこの方針に従うという形になっております。ですから、マスクに関しても国の方針がマスクをこういった環境でしてほしいけれども、こういった環境では外してもいいとか外さないでほしいとかというような方針がどんどん変わってきているのです。最初の段階でしたら感染した人と接触した人もみんな隔離されて、クルーズ船のときもそうでしたが、ああいった生活でがちがちに隔離されていたという状況でした。マスクに関しても、最初はマスクはかなり効果があるということで基本的にはどんな環境でもマスクをするほうがいいと言われていて、もしマスクができない場合でしたら2メートル以上離れて、会話をするにしても換気を十分にしながら2メートル離れるとか、席もかなり離れてとか、基本的対処方針にそういったところまでも記載されておりました。それがだんだん柔軟になってきて、運動時は外していいとか、あとお子さんのほうの方針も基本的には子どもさんは状況に応じてするように、要するにすることによって呼吸が苦しかったりとか体調が思わしくないようなお子さんに関してはさせないようにというような、内容もどんどん変わってきていたと思うのです。なので、基本的対処方針が変わればその方針に沿って実施するということになります。ただ、今5類になりましたから、もうその基本的対処方針は全くなくなっていますから、あくまでもその施設だったりお子さんが所属するところの方針に従ってそれを対応していくという形になるのではないかと思っています。それは大人も同じだと思います。あと、先ほどの基本的な人権の件ですが、私説明が十分ではなかった部分がありましたが、基本的人権を尊重すると書かれている部分に関しては、感染された方の人権を十分に尊重すると法律のほうにも記載されております。なので、感染した方を差別したりとか、そういったことがないようにということで基本的人権を尊重すると法のほうではうたわれております。以上です。
質問 高橋いづみ
分かりました。先ほども申したのですけれども、ルールだからと一律に求めるのではなく、多様な見方や立場をイメージし、尊重し合う学びの時間を設けてほしいと思いますが、どう考えていますか。
答弁 教育次長 佐藤(教育次長は2026年3月まで)
ただいまのご質問にお答えいたします。ルールというのはある程度学校のほうでは校則ですとかいろいろありますが、そういった中でもお互いを尊重し合う、先ほどの話でいきますと、つけている子もつけていない子も相手の立場を尊重する、そういったことが必要なのかなと考えてございます。そういった中で、今後におきましても学校における感染症対策、こういったことも正しく理解して、学校内外問わず適切な対応を取るということが必要かなと考えてございます。また、感染症予防につきましては今後もいろいろな部分で、マスクのこともそうなのですが、まず身体の抵抗力を高めるということが重要かと考えてございますので、十分な睡眠とか適度な運動、バランスの取れた食事を心がけるように指導を行ってまいりたいと思いますし、それぞれのいろんな子どもたち、一つの差別とかいじめにつながらないような、そういったお互いを尊重し合う、個人の尊厳を大事にするような、そういった教育を進めてまいりたいと考えてございます。以上です。
質問 高橋いづみ
相手の立場を尊重したり、子ども自身の身体の抵抗力とか免疫力、そういったことも非常に大事だと思うので、教育の場面でそういったことをしていただけるというのは非常にいいことだなと思いますし、最後になるのですけれども、これまでの3年間は非常に子どもたちにとって長い期間だったと思います。その中で、今ここだけを見る対策ではなくて、未来を考えたときにどのようにするのが子どもたちの心身の健康にとってよいのかというのをみんなが考えて、そして浦幌町はうらほろスタイルなど教育に力をすごく入れていると思うのですけれども、子どもたちの健康についてもこれからもしっかり考えていただければと思います。
答弁 教育長 水野(教育長は2025年3月まで)
学校教育においては子どもたちの命、そして安全を守ることが大前提であります。それをまず第一に考えて、長期的な物の見方をしながら子どもたちの安全、そして命を守っていく指導に取り組んでまいります。以上です。
質問 高橋いづみ
終わります。