浦幌町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月10日
行政証明サービスの向上
2020年9月10日、浦幌町議会の一般質問で、栗山博文議員が「行政証明サービスの向上」について質問し、町長 水澤、町民課長 佐藤が答弁しました。
- 質問者
- 栗山博文 議員
- 答弁者
- 町長 水澤、町民課長 佐藤
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 栗山博文
通告に従い、一般質問いたします。行政証明サービスの向上について。現在住民票や課税証明書等の行政証明サービスは、本人が窓口に赴き取得することが原則となっているが、役場本庁舎または上浦幌支所に赴く必要があり、日中役場開庁時間に赴くことのできない町民や高齢者、交通手段を持たない町民の方たちにとっては大きな負担となっており、また行政証明書は郵送での申請も可能であるが、申請書を送付してから返送されるまでに最低でも3日は要し、しかも定額小為替等を郵便局にて用意するなど十分な利便性を有しているとは言えず、現在のサービスを見直す必要があると考える。そこで、上記行政証明サービスの向上のため、以下の点を伺う。1、各地区公民館等において行政証明書を作成できる端末を用意し、同施設における行政証明書の取得が可能になるようなシステムの構築を行う考えはないか。2、電話にて行政証明の申請を行い、翌日までに同証明書を各地区の公民館等に用意の上、同施設にて取得できるような方法や土曜日、祝祭日における行政証明書を取得できるようにするなどサービス向上のためいろいろな方法があると考えるが、このようにサービス向上を行う考えはないか。3、マイナンバーカードを用いコンビニ等で行政証明書を発行している自治体もあり、別の自治体では電話で住民票が受け取れる郵送サービスを行っている。本町においても同様なサービスを行う考えはないか。以上、よろしくお願いいたします。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
栗山議員のご質問にお答えします。1点目の各地区公民館等において行政証明書を作成できる端末を用意し、同施設における行政証明書の取得が可能になるようなシステムの構築についてでありますが、各公民館で行政証明書を発行するためには各公民館に個人情報の通信を行うネットワークを構築し、マイナンバーを含む情報専用のネットワークに接続する必要があること、ネットワーク接続口を他者が容易に接続できない場所に設置すること、機器等を設置した部屋及び機器の施錠管理及び出力した帳簿の管理など個人情報のセキュリティー対策が必要となります。また、証明書発行手数料の徴収に関しましては、浦幌町手数料徴収条例第3条において手数料は現金をもって徴収することとなっており、納付書で納付していただくことができません。これらの条件を踏まえ、各地区公民館において行政証明書の取得が可能かを検討いたしましたが、各公民館等に設置した機器を常に監視し、管理する環境を整備することが困難であり、また手数料徴収に関しましては現金納入以外の方法の検討をいたしましたが、納付書での納入の場合未納となる可能性があることなどを鑑み、現在の現金による徴収方法で行うべきと考えています。さらに、ネットワーク構築や改修費などの費用対効果を勘案し、現状においては各公民館における行政証明書の取得が可能となる環境整備はできないと考えています。2点目の電話にて行政証明書の申請を行い、翌日までに同証明書を各地区の公民館等に用意し、同施設にて取得できるような方法についてですが、電話で請求の申出がされた時点では本人確認をすることができないため、電話による請求は受け付けられないと考えております。また、土曜日、祝祭日における行政証明書を取得することができるようなサービスについては、現在平日において町民の方からあらかじめご連絡があった場合、開庁時間外であってもできる限りの対応をさせていただいております。行政証明書は緊急で必要になるものではなく、おおよそ前もって準備できるものと捉えておりますので、土曜日、祝祭日における対応は考えておらず、現状の対応を継続してまいります。3点目のマイナンバーカードを用いたコンビニ交付は、現在十勝管内で1市1町が導入しておりますが、全国的にシステム構築、運用コスト等の課題から小規模自治体を中心に導入が進んでおらず、当町においても費用対効果を勘案し、また管内の動向を注視して検討してまいりたいと考えております。また、電話で住民票が受け取れる郵送サービスについてですが、浦幌町手数料徴収条例に基づき交付のときに現金をもって徴収する必要があり、代金引換の方法は適当でないと考え、このようなサービスを行うのではなく、現在職員が対応させていただいている範囲での対応を継続していきたいと考えております。さらに、住民票等を請求する際には住民基本台帳法第12条第3項に基づき本人に確認し、書類を提示するなどの方法で請求の任に当たっている者が本人であることを明らかにしなければなりませんので、2点目でもお答えしたように、電話で請求の申出がされた時点では本人確認をすることができないため、電話による請求は受け付けられないと考えております。以上、栗山議員への答弁といたします。
質問 栗山博文
まず、前提としてですが、答弁途中にもありました行政証明書は緊急で必要になるものではなく、前もって準備できるものとのことでありますが、突発的なものを除けばおおむねそのとおりであると思います。ですが、行政証明書が手元に届いたから終了というものはほとんどなくて、その証明書を基にもろもろの手続をしなくてはいけないわけです。場合によっては他町に行かなくてはならないもの等もあり、数日に分けなくてはならないことも間々あるわけです。冒頭でも述べた高齢者や交通手段を持たない方のほかにも平日に休みがなかなか取れない方や遠方に働きに行っている方、浦幌町から通っている方です、や介護や育児中の方々など、そういった方々にとっては何とか時間をつくらなくてはならなかったり、誰かに協力を頼まなくてはいけなかったり、交通手段を手配しなければいけないと大きな負担となっているのが事実です。その分の負担を行政側の分はせめて軽くできませんかねというのが今回の要旨であります。実行するにはどうしたらいいか、実行した後はどういうふうになるかということを考えていける浦幌町であったほうが町民の皆さんも関心が高まりますし、満足度も高まっていくと思いますので、よろしくお願いいたします。答弁に沿って質問させていただきたいと思います。まず、各公民館で行政証明書を発行するためには各公民館に個人情報の通信を行うネットワークを構築し、マイナンバーを含む情報専用のネットワークに接続する必要がある云々で、各公民館等に設置した機器を常に監視し、管理する環境を整備することが困難とのことですが、上浦幌支所においても同様だと思いますが、上浦幌支所の現在の機器は何年に置かれ、その費用はどのぐらいのものだったのかお伺いしたいと思います。
答弁 町民課長 佐藤(町民課長は2026年3月まで)
ただいまの議員のご質問にお答えいたします。上浦幌支所におきましては、正職員が2名、会計年度任用職員1名、計3名で対応しておりますが、上浦幌支所に住民記録印鑑登録システムがございまして、これは昨年浦幌町のほうで委託しております会社のほうから新しい機器が入っておりますけれども、ここにつきましては職員がおりまして、常時施錠もできるということでマイナンバーの個人情報がつながっている端末器を置ける、そのような条件になっておりますので、ご理解いただきたいと思います。以上です。
質問 栗山博文
場所に関してや職員に関しては今お伺いして分かったのですが、費用的なものはどのぐらいかかったのですか、機器の。
答弁 町民課長 佐藤(町民課長は2026年3月まで)
費用につきましては、今詳細の金額が手元にございませんので、お答えすることはできませんけれども、上浦幌支所に限らず浦幌町全体のネットワークということで町のほうで機器を整備しておりますので、その中の一部ということになってございます。以上です。
質問 栗山博文
上浦幌支所のほうは今分からないということでございますが、例えば厚内公民館や吉野公民館、そういったところに機器を設置した場合はどういったものなのか試算はしているでしょうか。
答弁 町民課長 佐藤(町民課長は2026年3月まで)
ただいまの議員のご質問にお答えいたします。各公民館ということでご質問でございますけれども、公民館1館当たりの改修等の経費でございますが、まず設備に関しましてはプリンターの購入費で約22万円、光ケーブル専用回線工事料で約30万円、設置用スペース、公民館の改修です。そういう施錠ができるようなスペースを設けるという工事で改修費で約100万円、それから現金を取り扱いますので、現金保管耐火金庫購入費ということで約50万円ということで、導入経費としましては1館当たり202万円ということで見込んでおります。また、ランニングコストといいますか、そういった経常経費ということで、プリンターの保守点検料としまして6万円、ネットワークの保守点検料ということで12万円ということで、約18万円を見込んでおります。以上です。
質問 栗山博文
答弁の途中にネットワーク構築や改修費などの費用対効果を勘案し、現状においては各公民館における行政証明の取得が可能となる環境整備はできないと考えるとあったと思うのですが、この費用対効果というものでちょっとお聞かせ願いたいのですが、今回の件に関してこの費用対効果とは具体的にはどういったものをお考えでしょうか。
答弁 町民課長 佐藤(町民課長は2026年3月まで)
費用対効果ということでご説明いたしますけれども、ただいま仮にそういった環境を公民館で整えるということになりますと導入経費が約202万円、ランニングコストで1年間18万円ということでお答えさせていただきましたが、昨年度の各行政証明の部分での件数で試算いたしますと、町全体で戸籍住民登録、諸証明合わせますと年間5,982件の申請がございまして、交付をしております。そのうち厚内地区にお住まいの方のそういった行政証明の申請につきましては4.6%の275件というふうなことでございます。そういった部分でいきますと、このような金額をかけて行うのがどうなのかということで、費用対効果ということでお答えさせていただいております。以上です。
質問 栗山博文
そもそもなのですけれども、私これ厚内地区、吉野地区、公民館がある地区だけのことを申しているわけではなく、先ほど申し上げたように、仕事をしている途中に庁舎に来なければいけない方であったりという方の負担になっているという話で言っている話でございます。厚内が4.6%の275件ということで費用対効果はどうだろうというのはどうですか。
答弁 町民課長 佐藤(町民課長は2026年3月まで)
ただいまのご質問にお答えいたします。例えばのお話で厚内公民館のお話をさせていただきましたが、町内には行政面積や数、かなり広い面積有しておりますので、公民館のないいろんな地区で本庁舎、上浦幌支所に赴くまでの距離がかなりあるということは皆様ご承知のこととは思います。そういう中で、交通の手段を持たない高齢者等につきましてはコミュニティバス等を活用いただきながらいろんな部分で役場、保健福祉センター等、図書館、あるいはそういったものご利用いただいているところでありますけれども、いずれにしましても先ほどのセキュリティーの問題もありますけれども、そういったいろんなもの、いろんな場所に、公民館に限らずいろんな会館等に設置できれば一番よろしいとは思うのですけれども、どうしてもいろんなことがございまして、そういったことができないということで、不便ではございますけれども、本庁舎なり上浦幌支所に来ていただくというようなことで対応させていただいております。先ほど答弁の中にもありましたけれども、時間内に来れないお客様に対しましては事前にご相談いただければ多少の時間は延長しまして、職員が諸証明を出す対応させていただいておりますし、そういったものを、何時ということは言えませんけれども、もし、平日に限ってしまいますけれども、時間内に来れない場合につきましては今後も町民課のほうにご相談いただければできる限りの対応させていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。
質問 栗山博文
今答弁いただきました。先ほどの町長の答弁にもありましたが、また土曜日、祝祭日における行政証明書を取得することができるようなサービスについては現在平日において町民の方からあらかじめ連絡があった場合、開庁時間外であってもできる限りの対応をしているというのがあったと思います。申し訳ありません。このようなことをなさっているのをちょっと僕知りませんで、大変すばらしいことだと思いますので、今後も必要な方がいれば引き続きお願いしたいと思いますが、次、2点目の電話にて行政証明の申請を行い、翌日までに同証明書を各地区の公民館等に用意の上、同施設にて取得できるような方法についてですが、電話で請求の申出がされた時点では本人確認することができないため、電話による請求は受け付けられないと考えておりますと答弁あったと思います。例えばでございますけれども、郵送サービスを事前に受けたい方に登録をしていただいたりして、住所、氏名、生年月日、免許証ナンバーや保険証ナンバー、マイナンバーなど、プラス暗証番号等で本人確認を電話で行い、本人限定郵便にて自宅発送及び公民館に発送等の方法はどうでしょうか。
答弁 町民課長 佐藤(町民課長は2026年3月まで)
ただいまの議員のご質問にお答えいたします。ただいまのご提案もそのとおりかとは思いますけれども、基本的に住民票の写しの交付制度におきましては、なりすまし等不当な手段による交付請求が行われることによりまして個人情報が漏えいすることを防ぐために住民基本台帳法第12条第3項等の規定に基づきまして請求するときに厳格な本人確認を行うよう総務大臣のほうからも通知ございまして、確実な本人確認ができない電話等の請求は適切ではないというふうな指導を受けております。また、印鑑証明等につきましては、町長に対しまして印鑑登録証明書の交付を申請する場合には印鑑登録証を添えて書面でしなければならないというふうに規定をされておりますので、そのようなことにつきましてはちょっと難しいのかなと考えております。また、現在、議員もおっしゃっているように、郵便による住民票等の請求は行っておりまして、多少、2日から3日程度かかりますけれども、ご本人が署名、捺印し、ご自分の身分証明書を添付して手数料と返信用封筒を添えまして請求いただいて、到着次第審査いたしまして、ご自宅に返送していると、そのようなこともしておりますので、何とぞご理解をいただければというふうに思います。以上です。
質問 栗山博文
電話での確認はなかなか難しいというのは理解いたしました。例えばでは公民館館長に本人確認をしていただいて、確認が取れ次第その同施設に発送というのはどうですか。
答弁 町民課長 佐藤(町民課長は2026年3月まで)
ただいまのご質問にお答えいたします。例えばの話でご質問だと思いますが、公民館長の業務としてはそのような業務は含まれておりませんし、例えば館長が確認したからといいまして施設に送るということは難しいのかなというふうに考えております。以上です。
質問 栗山博文
難しいというのはちょっと具体的に教えてほしいのと、公民館長が現在は今そういったことができないということであると思いますが、それは職務を足すことはできないですか。
答弁 町民課長 佐藤(町民課長は2026年3月まで)
ただいまのご質問にお答えいたします。難しいという表現がちょっと適切ではなかったかなと思いますが、私たち役場の職員がきちんと研修を受けて、そういった厳格な審査ができるという環境の下、それぞれ町民の皆様の個人情報を扱っているわけですから、そういったことをきちんと申請時に本人確認が行える環境の中で申請を受けて、正当な申請であれば受理しまして、交付をいただくと。あわせまして、手数料も現金でいただくと、そういうようなことの内容でございますので、公民館長が本人が確認できたからといってその場に送るということは適切ではないというふうに考えておりますし、館長が今後そのような立場になれるかどうかということにつきましては今後の課題かなと思いますが、現状では何とも申し上げることはできないと思います。以上です。
質問 栗山博文
現状では難しいということでございますけれども、では次、例えばというか、御存じだと思いますが、現在日本郵便で地方公共団体事務の包括受託に力を入れているようでございまして、浦幌町ではそういった郵便局と組んでやってみようという考えはどうでしょうか。
答弁 町民課長 佐藤(町民課長は2026年3月まで)
ただいま議員のご質問にお答えいたします。ただいま具体的内容は承知しておりませんので、何ともお答えできませんので、後ほど勉強させていただければと思っております。以上です。
質問 栗山博文
ぜひいろいろな方法を検討して、浦幌町にとっていい方法を取り入れていただければいいなと思いますが、先ほどの日本郵便の地方公共団体事務の包括受託ですが、北海道だけでいえば19町村がそのような郵便局で行政証明を取れるサービスを行っているようです。次の質問に移らさせていただきたいと思います。答弁にありました3点目のマイナンバーカードを用いたコンビニ交付は現在十勝管内では1市1町が導入しておりますが、全国的にシステム構築、運用コスト等の課題から小規模自治体を中心に導入が進んでおらず、当町においては費用対効果を勘案し、また管内の動向を注視して検討してまいりたいとのことでございました。現在浦幌町ではマイナンバーカードが13%ほどですか。マイナンバーカードを利用したサービスが増えてくれば普及率の向上にもつながる可能性もあると思いますので、ぜひ前向きに検討していただければと思います。行政証明サービス向上だけで考えれば小さなことかもしれませんが、全てを便利にすべきだとは思いませんが、こういった利便性の少なさというのは浦幌町を離れるきっかけの一つになり得るものだと思います。費用対効果の話がありましたが、今まで仕事の手を止めて庁舎へ足を運んでいた方たちの作業能率の向上やこういった小さなことでも気配りのできる浦幌町への満足度の高まり等を考えれば、私は費用対効果は小さいものではないなと考えます。以上を踏まえた上で町長のお考えをお伺いできればと思います。よろしくお願いします。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
栗山議員の公民館等への行政証明の発行についてで3点お伺いいたしました。行政サービスの向上については可能な限り行っていきたいというのは町としても栗山議員と考えは同じであります。ただしかし、残念ながら証明書発行には申請者の本人確認がどうしても必要だと。最低条件は個人情報の管理も含めて厳守されなければならないというふうに考えているところであります。ただ、マイナンバーカードの普及促進などは、政府もIT戦略の中で電子行政ということをうたっておりまして、それが現在の浦幌町のオンラインを各公民館に構築するには、先ほど言いましたけれども、202万円という数字でした。ただ、これにはプラス管理する人件費が含まれておりません。そういう面では、もっともっと人件費を考えると多額の費用を要するということになるだろうというふうに思っているというところであります。そういうことから含めて、最初の初期投資と経費を要するということで、議員からそれぞれいろいろご提案をいただきましたけれども、なかなか住民が必要とする証明書発行必要数を、先ほど申し上げましたけれども、それに対してはなかなか、費用対効果と言いましたけれども、そういう意味でも各住民からの財政逼迫する中で理解を得ることは難しいのかなというふうに思っているところであります。ただ、先日イオン九州で実はマイナンバーカードを利用した住民票とか印鑑証明とか各行政証明を交付するサービスを7月2日から始めたというニュースもありました。今後はこういうIT行政含めて民間でのサービスの展開が図られていくのかなということも期待をしておるところでありまして、そういうサービスに行政が結びついていくことができるのかどうかも含めて前向きに今後検討、研究してまいりたいなというふうに思っています。町としてもサービス向上に向けて研究させていただきます。以上です。
質問 栗山博文
最後に、重ねてにはなりますが、行政サービス向上を強く願って、私の一般質問とさせていただきます。答弁不要です。以上です。