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浦幌町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月9日

大雨、大規模避難への対応策

2016年9月9日、浦幌町議会の一般質問で、河内富喜議員が「大雨、大規模避難への対応策」について質問し、町長 水澤、総務課長 大山、施設課長 小川が答弁しました。

質問者
河内富喜 議員
答弁者
町長 水澤、総務課長 大山、施設課長 小川

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 河内富喜

通告に従い、一般質問をいたします。雨による災害が比較的少ない十勝管内でも、今回の台風10号による大雨災害により13市町村の住民が学校や公民館などに避難しました。多くの自治体では、9月1日以降避難所は解消されたが、運営面の課題や長期化に向けた避難所の環境対応が課題となっています。我が町でも浦幌町地域防災計画や防災ハザードマップの作成など、いざというときに備えていますが、今回の災害を他山の石として生かしていく必要があると考えます。そこで、次の4点について伺います。1、今回の台風のような大雨災害においては、河川情報などに混乱が生じることがありますので、行政として住民に対し正しい情報を提供するための方策を検討する必要があると思いますが、どのように考えていますか。2、今回の十勝全域の雨量を考えるとき、十勝川の河川氾濫が我が町に及ぼす想定も必要となってきました。ハザードマップのシミュレーションによる避難訓練が必要ではないでしょうか。3、災害時の職員対応では、浦幌町地域防災計画や初動マニュアルの対応も明確に示されていますが、長期にわたる対応が余儀なくされた場合健康面が心配されるが、職員配置はどのようにされているのか。4、避難所が長期化したときの住民の環境対応、特に健康面やプライバシーなどを配慮した対応策はどのように考えているか。以上、4点についてお伺いいたします。

答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)

河内議員のご質問にお答えする前に、このたびの台風10号による大雨災害によりお亡くなりになられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げ、ご遺族の方々にお悔やみを申し上げる次第であります。また、被災された方々、現在も避難を余儀なくされておられる方々に心からお見舞いを申し上げるところであります。懸命な救助活動と災害対策に尽力されている方々に敬意を表しますとともに、一日も早い復旧、復興をご祈念申し上げるところであります。さて、ご質問の大雨大規模避難への対応策の1点目、情報提供の方策については、浦幌町地域防災計画に定められておりますけれども、このたびの台風10号にかかわる本町の対応についてご説明します。避難所開設情報については、災害情報共有システムによるテレビのデータ放送、避難勧告、指示発令時には豊北、愛牛行政区長への電話連絡、防災行政無線、町ホームページ、浦幌町電子メール配信サービス、広報車、浦幌消防署による戸別訪問を実施し、正確な情報伝達に努めました。2点目の十勝川の河川氾濫にかかわる災害対策については、昨年9月の関東・東北豪雨災害を踏まえ、本年6月に帯広開発建設部、釧路地方気象台、十勝総合振興局、流域市町村で構成する十勝川減災対策協議会を設置し、大規模な氾濫の発生に備え、減災のための目標を共有し、ハード対策とソフト対策を一体的、計画的に推進するための協議を行っています。また、平成27年の水防法改正により想定最大規模降雨を対象とした洪水浸水想定区域図等が河川管理者から河川ごとに順次公表されていることから、適宜ハザードマップの見直しを行ってまいります。防災訓練に関しては、実践型の避難訓練や初期消火訓練等や机上型の災害図上訓練や避難所運営訓練運営ゲーム等があります。今後講演会開催等を含め、本町の実情に沿った防災訓練のあり方についてさらに検討を進めます。3点目の避難所における職員配置については、自主避難用として避難所を開設した場合には2名、避難勧告等を行った場合には避難対象人数及び実避難者数により適切な人員配置を行い、1日2交代制で運営を行います。4点目の避難所生活が長期化した場合の健康面やプライバシーなどへの配慮について、避難所の運営に当たっては内閣府策定の避難所における良好な生活環境の確保に向けた取り組み指針及び当該指針に基づく避難所運営ガイドライン等を参考に運営を行っています。現在はプライバシーを確保するための間仕切りや授乳、着がえ用テント等の物品はリースを予定していますが、今後は一定程度の数量を購入、常備し、さらなるプライバシーの確保に向けて整備を進めます。また、健康面への配慮に関する保健師の派遣については、平成23年の東日本大震災の際には避難所における生活が一昼夜を超えたため町保健師を派遣し、このたびの台風10号に関しては十勝総合振興局保健環境部保健行政室より派遣いただき、健康チェック等管理を行っています。本町においても早期の復旧に向け、全力で取り組んでまいります。以上、河内議員への答弁といたします。

質問 河内富喜

大変わかりやすく、細部にわたりご説明をいただいたなと思っております。今回の災害については、十勝管内が現実的にこのような被害に遭ったということは、まさに私たちの把握した災害の中でも今まであり得なかったことが現実にこの十勝でも起きているということで、大変私たちも驚いているというのが現実だと思います。管内でも鬼怒川の河川の氾濫、また今回は岩手県の岩泉があのようなグループホームで悲惨な状況が起きたというようなことも踏まえて、このような大雨に対する災害認識とか災害対応というのは非常に身近なものとして捉えられるようになったので、今お答えいただいた中で非常に今後の対応について前向きなお答えがいただけたのかなと考えているわけでございます。数点だけお聞きしたいと思います。消防の巡回車でございますが、このことで市街地については特に緊急性を要していなかったということでございましょうけれども、私たち聞くほうも外へ出て広報車の言っていることを耳を澄ませて聞くということも私たちの責任として当然大事なことだと思うわけですけれども、もう少し巡回速度というのか、わかりやすく聞けるような形で、もっとゆっくりと回ってもらったほうがいいのかなという感じが今回したところでございます。今のことについてお答えがいただけたらお願いします。

答弁 総務課長 大山(総務課長は2017年3月まで)

大雨に際して消防のほうにお願いしまして、巡回で広報活動をしていただいたということでございます。今回の大雨に関しましては、巡回指導につきましては避難勧告、避難指示に伴う部分でございました。ということでございますので、市街地については巡回はしてございません。ただ、市街地で巡回で回られていたのは、電話回線が不通になっていると。不通といいますか、119番通報がかかりにくいということの中で、消防の広報車が回ったという情報は確認してございます。その辺について今ご指摘あったように少しでも皆様に聞こえるようにということの中で、その辺に対しては今後とも消防のほうとも協議させていただきますし、災害時において個別に広報するときにおきましても、その他の手段も活用いたしますが、広報車についてはそういう形でなるべく聞こえるように、また何回も巡回をするような形を考えてございますので、よろしくお願いします。

質問 河内富喜

わかりました。そういう119番の電話がつながりにくいということでの広報だったということですね。わかりました。いずれにせよ、広報車の目的を達成するためにも、住民に対して通知の内容が把握できるようによろしくお願いをしたいと思っております。それと、今回の大雨のような対応をするために、浦幌には125基の樋門があるわけでございますけれども、そういった管理者が71名いるわけですが、こういった大雨に対する対応ということで、もちろんそれへの対応ということでの管理の責任があるわけでございますが、増水時の危険性も含めてこのようなことについてはどのように対応されているのか、その辺についてお聞きしたいと思います。

答弁 施設課長 小川(施設課長は2019年6月まで)

ただいまのご質問にお答えをさせていただきます。浦幌町内におきましては、北海道が管理する河川につきまして、今議員がおっしゃられましたとおり、125基の樋門を71名の方々に北海道から町が委託を受けまして町が選出した方々、基本的には樋門のそばにお住まいになられている方にお願いをして、樋門操作を行っていただいている実態でございます。その部分につきましては、毎年の3月に北海道と浦幌町と契約を行ってございまして、その契約の中に委託業務処理要領、樋門操作を委託をしているわけですけれども、その各樋門を管理していただく方々皆さんに処理要領というものを毎年3月に毎年度ごとの樋門操作のお願いとともに改めて樋門操作の方法についてお知らせの文書を発送させていただいているところです。その中には増水におきまして例えば川の水がふえた場合、畑側のほうに川の水が逆流をし始めたそういった現象が確認された場合には樋門を閉鎖するですとか、そういった事柄が書かれた要領でございます。その樋門の場所ですとか川の流れ、増水の量、それによりまして一概に全て洪水時には樋門を閉めるというような特定はできる状況ではございませんで、その樋門、その樋門におきましてその事象を確認していただきながら、操作員さんのある意味判断によるところが多分にございますが、操作を行っていただいているところでございます。その部分につきまして今回のような急激な増水時ですとか、基本的には巡回をしていただくというところが前提にはなるのですけれども、今台風のような夜間に増水が起きてしまっただとか、そういった身に危険が及ぶような場合につきましては、人命を第一の尊重として考えまして巡回を停止していただくと、そういったこともあわせてお知らせをしているところでございます。以上、回答とさせていただきます。

質問 河内富喜

わかりました。今後も樋門管理についてこういったことでの対応をしていただきたいと考えております。2の図上訓練ということで、今後対応していきたいということのお答えをいただいたのかなと考えておりますが、浦幌には防災マスターというのですか、そういう防災に関して知識を深めた中でボランティア的な対応をされるというような方がおられるわけですけれども、私の知るところによりますと地震災害のときの訓練などにそういった方が参加されて、図上訓練の指揮的な、いわゆるファシリテーターというのですか、そういったことを進めていたということを聞いております。そういったことをやるのであれば、そういった方も浦幌にもできるだけ多くいることのほうがそれぞれの地域での対応に役立っていくのではないかなと思っております。基本的には災害ということで町民の自主的な対応ということで、これらへの参加も考えていかなければならないのかなと考えております。お答えの中で講演会等も含め、本町の実情に沿った防災訓練のあり方をさらに検討していくということでございますので、この辺の防災マスターの育成とかということについてどのようなお考えがあるかお聞きしたいと思います。

答弁 総務課長 大山(総務課長は2017年3月まで)

ただいまのご質問でございますが、まず防災マスターにつきましては十勝管内において225名おります。この防災マスターにつきましては、それぞれの要件がございますが、北海道から認定を受けるものでございます。本町におきましては、4名の方が認定を受けている状況にあります。また、今ありました図上訓練等のファシリテーターと申しますか、進行役というのは、北海道開発局のほうに講習を受けられた方を指すということで、認定をされたとかということではないというふうに聞いてございます。ですから、開発局に問い合わせても、ファシリテーターの方は何名いますかと確認しても講習を受けられた方ですというような回答になる。その方は、司会をするたびに講習を受けているというふうな状況でございます。うちにおきましても昨年防災マスターの方がおりまして、その方が図上訓練やそういう防災の学習等にいろいろ参加して協力をいただいております。昨年におきましては、広報紙において1年間防災についての知識の普及等を行いましたし、各公民館における寿大学等の講習にも参加していただいたという応援をいただいています。そのことを踏まえまして、重要性については十分理解してございますし、皆さん方に、認定ではないのですが、そういう機会があれば周知をさせていただきたいと思いますし、町の職員も当然そういう講習等、研修等には参加してございますので、そういうことでご理解を願えればというふうに思います。ただ、やっぱりそれぞれ思いがございますので、講習、そういう司会者を含めて研修に行ってくださいと言ってもなかなかあれですから、それには地域における中心的な方といろいろお話をしながらということになろうかと思います。特に先ほど答弁書の中でも申し上げましたけれども、浸水想定図がどういうふうになってくるかによっていろいろ訓練の仕方等も変わってくるというふうに理解してございますので、その辺についてはご理解願えればと思います。以上です。

質問 河内富喜

わかりました。きょうは、今は雨がやんでおりますが、今こういった大雨災害については本当に予測がつかないようなことが次から次から起こっているというのが現状でございます。地球温暖化というようなことでのいろいろな現象が想像されているわけですが、答弁書にありましたように東日本大震災、またその他の地震災害地での長期避難での対応ということは、実践的な中でいろいろ対応策が出ております。健康問題、あとプライバシーの関係もそれぞれの場所で実践的な中で課題が見つかった中でどうあるべきか、どうしたらいいのだろうかということでの実例も出ておりますので、今後十分検討された中で浦幌町においても災害に強い安心、安全のまちづくりのために行政としても今後対応していただきたいと思っております。最後に町長のお考えをお聞きしたいと思います。

答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)

災害に対する考え方ということであります。まさに日本列島大きな地震もありましたし、またこのたびの十勝、北海道にたび重なる台風の上陸ということで、本当に十勝管内多くのまちが傷ついているということの状況であります。そういう面で今現在避難されている方、また復旧に取り組んでおられるまちの皆さんには本当に心から敬意を表したいと思いますし、我が町についてももともと雨に弱い町だというふうに言われているわけでありまして、そういう面では特に川の氾濫等々についてこのたびはありませんでしたけれども、それに備えるべく今後とも体制をしっかりつくっていく必要があるだろうなというふうには思っているところであります。今まではどうしても大きな災害となると、台風ではなくて地震の津波対策というのが主体になっておりましたけれども、このように想定外というのは最近は許される言葉ではありませんので、想定外ということではなくて、どのようなことがあってもそれに対応できるだけの自治体として存在していかなければならないということは十分身にしみてわかっているところでありますので、今後ともその対応については議員が言われるように十分な体制づくりをこれからも行ってまいりたいというふうに思っているところであります。

質問 河内富喜

終わります。

出典:浦幌町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月9日 議事録 PDF(10ページ) 間違いを知らせる