みんなの議会

浦幌町議会 平成24年第4回定例会 2012年12月9日

行政改革アクションプランの進捗状況について

2012年12月9日、浦幌町議会の一般質問で、河内富喜議員が「行政改革アクションプランの進捗状況について」質問し、町長 水澤、まちづくり政策課長 大山が答弁しました。

質問者
河内富喜 議員
答弁者
町長 水澤、まちづくり政策課長 大山

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 河内富喜

それでは、通告書に基づき、行政改革アクションプランの進捗状況について質問をさせていただきたいと思います。地方において少子高齢化や人口減少社会の到来が進む中、地方自治体は厳しい財政制約のもとで基礎的自治体として地域主権改革に伴う責任と負担が今後ますます増加することが予想されています。このような状況下で改革の柱、町民満足度を重視し、町民とともに進める行政運営、サービス向上と協働の推進、行革の柱2、持続可能な財政基盤の確立と効率的、効果的な行政運営、行政運営、財政運営、組織、人材の改革を実現することが必要不可欠なことから、浦幌町行財政改革プラン2011が提案され、51項目のアクションプランが示されたものと考えます。基本的にプラン、計画、ドゥー、実行、チェック、検証、アクション、改善のサイクルに基づき毎年度見直しを行い、社会情勢の変化についてプランの考え方や方向性、施策内容への反映、進捗状況に応じて各施策の修正及び追加など時点修正等を行い、持続性のある改革に取り組むとされています。プランの期間は、平成23年度から27年度までの5年間、PDCAサイクルに基づき行政改革が行われるわけですが、アクションプランの中で特にベースとなるものとして行政評価システムがあると思います。我が町では、平成19年度に事務事業評価、平成18年度分を実施して以来行われていないのが現況であります。提案された行政改革プランでは、成果重視の改革に取り組むとされているが、行政評価システムを導入し、行政改革に取り組むことは今や時代の流れの中で多くの自治体が実践していることでもあります。地域主権の新たな時代に基礎的自治体としての底力を本当に持つことができるのか、また持とうとしているのか、改革はできるのか、これらのことについて質問をしたいと思います。1点目について、アクションプランでは平成23年度に行政評価システムの見直し、平成24年度に事務事業評価実施、平成25年度以降平成27年度までに評価結果を反映した見直しを行うとなっておりますが、当然このプランによると来年度予算にこの評価のことが生かされると思いますが、このことに対する進捗状況はどのようになっていますか。2点目、進捗状況については有権者等で構成される行政改革推進委員に報告し、ご提言をいただき、広報紙うらほろやホームページを通じて町民に公表し、行財政改革を着実に推進するとうたっておりますが、現況とこれからの考え方についてお伺いをしたいと思います。3点目、アクションプランでは外部評価制度の導入により期待できる効果として、客観性及び透明性の高い事務事業評価の実施、町の説明責任向上と意識改革、選択と集中による予算の適正配分がうたわれているが、外部評価制度の導入プランと事務事業評価との整合性や互換性は理解できるが、どのような内容で進められるのか、お考えをお伺いしたいと思います。4点目、公共施設やそれらに関する事業においてコスト意識を高めるためには、行政コスト計算書、サービス勘定計算書のような企業会計の損益計算書に当たるものを導入する必要があると思うが、いかがお考えかお伺いをいたしたいと思います。5点目、行政評価システムを導入するには、職員の負荷も一定量増大することは避けられないことです。一人一人の作業が何を目的としており、最終的にどのような成果となってあらわれるのか、イメージを全職員で共有することが求められます。また、町長を本部長とする強力なリーダーシップが求められるが、現在の進捗状況の中で今後の成果に期待していいのかお伺いをいたしたいと思います。以上、5点についてお伺いいたします。

答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)

河内議員のご質問にお答えします。1点目のアクションプランにおける取り組み項目、行政評価システムの充実の進捗状況についてですが、本町では平成18年度から20年度にかけ、浦幌町行政評価システムに基づく事務事業評価を実施しました。この結果、事業効果の検証や運用管理における問題点の洗い出しができたことなど、一定の成果を上げることができました。しかし、一方では行政が実施する事業の性格上、事業費や利用実績だけで事業効果を測定できないことや町全体では膨大な数の事務事業があり、それぞれ目的や対象、手段が異なる中で一元的な評価は困難なことから、人員配分や財源の見直しには至りませんでした。また、評価結果を町ホームページで公表しましたが、膨大なデータとなり、町民の方が成果達成や進捗状況について容易に把握することが困難だと思慮しておりました。このため、行財政改革プランにより行政評価システムの見直しに取り組み、平成23年度スタートの浦幌町第3期まちづくり計画の主要施策を実現するために定めた成果指標に基づく施策評価を実施することとし、成果指標に対する進捗状況と事業費、事業概要を記載した基本計画施策別実績シートを新たに作成しました。この成果指標を示したことで以前に比べ施策の進捗度が明確になると同時に、一つ一つの事業に熟知していなくても成果指標が示す結果により客観的な評価が可能になったと判断しております。さらに、職員においても実績シートの作成作業に携わることで成果指標の達成を意識することができ、重点的に取り組む事業、横断的な連携が必要な事業等、これまでとは視点を変えた事業の執行が図れるものと考えています。これらのことから、当面は評価対象を事務事業から施策に置きかえ、施策目標の進捗度を重視した評価を実施してまいりたいと考えております。2点目の進捗管理についてですが、各年度終了後に実施計画における単年度の目標の到達度について各担当課での自己評価、町職員で構成する行政改革推進本部での内部評価を実施します。その後有識者等で構成される行政改革推進委員会に諮り、評価に際して提言された内容を取り組みに反映していくこととしています。平成23年度の評価は、10月に行政改革推進委員会の評価を終え、現在評価の際にいただいたご意見などの取りまとめを行っており、取り組みの成果と評価結果を記載した取り組み実績報告書は本年中に町ホームページでの掲載を予定しています。3点目の外部評価制度の導入についてですが、これまでの担当部署による内部評価だけでは個別の事務事業について厳正な評価がしにくく、客観性に欠け、公正な評価結果を得られないのではという懸念がありました。そこで、より公平な評価制度の実現を目指すため、専門的知識を有した学識経験者等第三者による評価の導入は公正な評価を実施する上で非常に効果的であると考えており、先進自治体の事例や有識者の助言などを得ながら導入に向けた検討を進めてまいります。4点目の行政コスト計算書等の導入については、平成18年8月31日、総務事務次官通知、地方公共団体における行政改革の更なる推進のための指針において、貸借対照表、行政コスト計算書、資金収支計算書、純資産変動計算書の財務書類を関係団体等も含む連結ベースで整備の推進に取り組むことと示し、新地方公会計制度研究会を立ち上げ、地方自治体における公会計の統一基準や活用方法等を検討しておりますが、いまだ明確な基準や方法等は示されておらず、各自治体財務書類の整備は進めているものの、自治体の財務状況を判断する成果としては確立されておりません。しかし、国主導で公会計の整備を進めているところからも今後の財政状況を示す公表資料としては公会計制度における財務書類が主流になってくることから、国や新地方公会計制度研究会の動向を注視し、自治体間での作成基準の統一や比較が可能な状況となり次第速やかに公表できるよう整備に努めてまいります。5点目の行政評価システムの導入がもたらす今後の成果についてでありますが、今般見直しを行った施策評価により施策目標の進捗が明らかとなり、コストを見直すべき事業や統合、廃止を検討しなければならない事業が明確になることから、費用対効果の高い事業へとシフトすることが可能となると考えております。さらに、町民の皆様に対する説明責任の向上や各種事務事業を運用管理する行政職員一人一人の意識改革についても成果として期待されるものと考えておりますので、職員への事務負担を最小にとどめ、最大限の効果が得られるように今後も検討を進めてまいります。以上、河内議員への答弁といたします。

再質問 河内富喜

それでは、再質問をさせていただきます。ただいまわかりやすくご説明をいただいたところでありますが、1点目と3点目につきましては答弁の中でも関連しておりますので、一括した形で再質問をさせていただきたいと思います。今まで1度ではありますが、事務事業評価行ったけれども、いろいろな諸課題が見えてきたので、それを見直して第3期まちづくり計画の中の施策評価、事務事業評価から施策評価へ移行した形で評価をしていくと。今ここに第3期まちづくり計画の資料がありますが、30施策について今後は評価をしていくと、そして基本計画施策別実績という形で町民に評価をしていきますよと、また事務職員による内部評価も充実させていきたいと、そしてこれに専門知識を持った外部評価、学識経験者等を抜てきすることで評価の精度を高めた中でより実践的な、実効的な改革を進めたいということであろうと思います。私が1点目でお聞きしましたように、やはりこういう改革というのは職員に対するいろいろなメッセージというのは必ずあると思うのです。ですから、計画どおりこういった改革というものは進めていただきたい。やはり一年でもおくれると、それだけ職員に対する意識改革という点で緩みが出てくるような可能性もあるのではないかなと考えております。それと、取り組み実績報告書については、本年度中に町ホームページに掲載の予定ということで答弁がされておりますが、ホームページ云々ということはやはりある程度そういった知識のある方でないと検索できないということもあります。やはり一番身近なのは広報紙ではないかなと。広報紙にもわかりやすく掲載していくことが大切かなという考えでおります。このことについて答弁を求めたいと思います。あと、2点目として、平成21年度現在政策評価システムを導入している市町村は、管内では1市11町村実施しております。北海道では79市町村が導入しているわけであります。試作中のところも数町村あるわけでありますが、それぞれの市町村が知恵を出し合ってこれらのシステムについて試行錯誤の上つくり上げているというのが現況であります。それこそが私は時代が求める地域主権であり、行政経営であると思います。苦労はあるが、成果もあると信じてぜひ進めていただきたいと思います。行財政改革プランの評価システムについては、議員の中にもいろいろな意見があることは確かでありますが、しかしこのPDCAサイクルを基本とする長期の政策評価システムというものはある程度長期のスパンでやっていかなければその実績というのは上がってこない、実効性は上がってこないと考えるところであります。これらのPDCAサイクルの考え方、長期スパンの行政評価の考え方についてお答えを願いたいと思います。

答弁 まちづくり政策課長 大山(まちづくり政策課長は2013年3月まで)

私のほうから今河内議員から質問がありましたことに対しまして説明をさせていただきたいと思います。まず最初に、事務事業評価と外部評価の関係、一括ありましたので、その関係についてご説明をさせていただきたいと思います。事務事業評価につきましては、今議員のほうからありましたように、当初平成18年、17年度分の事業から一部試行的に実施してございます。その中で19年、20年、21年、内容的に言いますと18年、19年、20年度分の事務事業をそれぞれ評価しています。その中で件数的に申しますと、大体100件強の事務事業を評価してございます。それにつきましては、基本的にはまだまだ事務事業はございますが、国の補助事業をもって実施している事業については除かせていただいているというような状況でございました。その中で今話ありましたけれども、アクションプランの中では平成23年度において事務事業評価システムの見直しというか、検討を行いますよと、24年度から新たな取り組みを実施したいということで記載してございました。その中で先ほど町長のほうから答弁したようないろんな理由もございます中で内部で検討した中では、外部評価についても検討してございますので、それとの兼ね合いで今現在当然町の最上位計画にありますまちづくり計画についての施策の評価を実施するということでございましたので、先ほど議員のほうからありましたように、施策別の目標については111件の目標についてまちづくり総合振興計画審議会の部会においてご審議を賜っております。また、その中の施策の事業については、341件ほどの事業についてそれぞれご審議を賜ってございます。また、基本計画施策別実績シートにつきましては、施策の概要と施策を構成する実施計画の状況ということになってございます。施策の概要につきましては、基本目標、施策名、施策の目的、現状と課題、施策の成果指標等について記載してございます。過去に実施しました事務事業評価についても内容的にはほとんど変わらないのですが、基本的な評価としましては施策の評価ということで、今回はまちづくり計画の中で実施した部分について、それを施策の評価としようということにしてございます。その中でありました外部評価の関係でございますが、基本的には外部評価を導入するに当たっては当然個別の事務事業評価についても検討をしなければならないというふうに考えてございます。それと、先ほど来ありましたように、内部評価、各担当における評価、庁舎内における評価を実施した後、今現在も総合振興計画なり行革の委員の中で一応外部評価はしてもらってございますが、そのほかに1つ言えば、専門的知識というのは大学の先生なり、そういう方を取り入れた中で検討できないかなということで今検討してございます。そういうことの中で事務事業評価については、まちづくり計画の評価、施策評価で当面の形はいきたいというふうに考えてございますが、外部評価につきましては今ありましたように検討中でございますが、どうしてもそういう外部の方の専門的な方の判断をいただくということになると、事業によっては中止、当然出てくると思います、評価ということでございますが。また、そのほかのところの参考といたしまして、例といたしまして外部評価を導入してもそれは職員の意識改革のためにやるのですよとか、そういう事例もあります。また、今外部評価を導入するに当たって一番問題視されているのが予算をどうするかと。今現在ほとんどの自治体においては事務事業に基づく予算の設定をするかと思いますけれども、外部評価を実施することによって予算の格付というのですか、配分なりを実施してきているところもあります。そうなると、当然外部評価した場合にその事業をやめなければならないというか、各枠の中でできないとか、それは先ほど来答弁の中にもあったかと思いますけれども、やっぱり地域の実情によっていろんなことが違うということもございますので、今現在外部評価に関してはコンサル等からの提案を受けてございますが、もう少し勉強させてもらいたいなというふうに考えてございます。次に、ちょっと長くなって済みません、行革の実績の関係でございますが、行革の実績については今月中に公表ということで考えてございます。それとあわせましてホームページというふうになりますと、行革で評価したA、B、Cとか、それだけならすぐ公表しやすいのですが、その内容等になりますとどういうふうな形が、ホームページでなくて広報紙ですね、広報紙の場合容量等の問題もございますので、その辺については内容をちょっと精査をさせていただきたいなというふうに思っております。単純に項目のABCランクだけではなかなか見てもわかりづらい分があるかと思いますので、その辺については若干中身を精査をしながらどういう形ができるのか今検討させてもらっておりますので、ご理解を願いたいと思います。また、行財政の長期システム、PDCAサイクルということでございますが、当然今言われたように町のまちづくり計画もそうですし、行財政改革もそうですけれども、計画をつくり、実践し、また見直し等をしてございます。その中でこのことについては、行財政改革もそうでございますが、まちづくり計画もそうでございますが、そういう形で今後も実施をしてまいりたいというふうに考えてございますので、よろしくお願いします。

再質問 河内富喜

答弁長くなりまして、簡潔にしたいと思います。町長、最後にここに行財政改革プランの推進体制で町長を本部長、副町長を副本部長とした強力なリーダーシップのもと町職員で構成する行政改革推進本部が中心となり、全職員の強い自覚のもと行財政改革の取り組みを実行し、進捗管理を行うことで成果を上げていくと、非常に町長のリーダーシップというものが強く打ち出されていることだなと思っております。全くそのとおりだと思います。今説明がありましたように、いろいろな諸課題はあり、いろんな試行錯誤しているところもありますけれども、意識の統一という点では目指すべきところは1つなのかなと思っております。これらのプランは、非常にすばらしいものであります。あとは、これを実現できるかどうかということがやはり課題だと思います。リーダーとして町長の考え方について最後にお伺いしたいと思います。

答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)

町長のリーダーシップを発揮しろというご質問でありますけれども、行政改革というのは町が常に不断に行っていかないとならないということは当然でありまして、どういう体制を組んでいくかとは別にしましても、これを実行していくというのは当然町民の皆さんにも、また職員の皆さんにも問われるところでありますので、今後ともとどまることなく行政改革も含めて進めてまいりたいと思います。

再質問 河内富喜

終わります。

出典:浦幌町議会 平成24年第4回定例会 2012年12月9日 議事録 PDF(30ページ) 間違いを知らせる