浦幌町議会 平成21年第4回定例会 2009年12月13日
町長の考え方について
2009年12月13日、浦幌町議会の一般質問で、野村俊博議員が「町長の考え方について」質問し、町長 水澤、まちづくり政策課長 佐藤が答弁しました。
- 質問者
- 野村俊博 議員
- 答弁者
- 町長 水澤、まちづくり政策課長 佐藤
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 野村俊博
私は、平成 22 年度の予算編成について、町長の考え方についてお伺いしたいと思います。政権交代した新しい政府は、予算編成過程を行政刷新会議の事業仕分けという新しい手法を取り入れて、過去になかった予算編成に対して大きな透明化が図られて、我々国民、町民が本当に注目を集める結果となったわけでございますけれども。その中で、地方自治体の財政の根幹をなす地方交付税の抜本的な見直しを行うという結果が出されたところでございます。地方自治体においても、新年度予算編成時期を迎えて、地方交付税交付金を初め、国庫負担金、補助金等未確定の中で、編成作業を行わなければならないという状況にあるわけでございます。このような中、具体的に影響のある事業が情報、また確認をされて、限りなく確実な予算編成がとれなければならないと考えておるわけでございます。また、まちづくり交付金事業におきましても、先ほども出ておりましたけれども、この事業につきましては、事業の仕分けの対象となり、その結果、移管という結果が出ました。その移管においても、費用の負担、財源移譲の議論もなされないまま、地方に移管するという結果でございます。2004 年から創設された事業で、従来の国の補助金とは異なって、地方の自由度を大幅に拡充した事業で、特色のある事業でございました。我が町も、先ほど町長のご答弁のように、この交付金制度を使ってまちづくり事業の展開を図ってきているところでありますけれども、将来が懸念されるところであります。このような形の中で、新年度予算編成を目前にした我が町においても、継続事業も含めいろいろな事業執行に影響があると思われますが、このような中、町長はどのような予算編成を行うのかお伺いしたいと思います。また、今後予定される事業の中で、我が町の事業の中でも多額の負担を伴うような事業については、国が行われましたような事業仕分け的関知から、廃止を含めた見直しをすべきではないかと考えます。町長の考え方をお伺いいたします。また、最後に、このような予算につきましては、町執行の最終年を迎える予算編成と考えております。このような事業の中で、町長はどのような重点施策を持って政策的な予算を執行するおつもりかお伺いいたします。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
野村議員のご質問にお答えします。平成 22 年度予算編成についてでありますが、今回国の行政刷新会議事業仕分け評決結果において、地方交付税交付金について、抜本的な見直しを行うとの結論が出され、その他の事業においても、廃止や予算の縮減などの結論が出されております。しかしながら、この結論が今後具体的にどうなるのかといった情報は今日までほとんどなく、先行きに不安を募らせるものであります。今回の行政刷新会議の事業仕分け評決結果が、それぞれの事業においてどのような方向へ進むのか、早期の情報収集に努めるとともに、その方向が地方にとって不利益なものとならないよう関係機関とともに強く要望して参ります。また、新年度予算編成についてでありますが、町民の安心・安全な生活を確保し、夢と希望のもてるまちづくりを進めるため、引き続き財政の健全化に努め、各種事務事業内容の再確認、コスト意識の徹底などにより、限られた財源の中で効果的、効率的な行財政運営を行うことを予算編成の基本方針とし、歳入については、地方交付税の減額を前提とし、歳出については、浦幌町第 2 期まちづくり計画後期 5 カ年計画に計上されているものを最優先に、緊急性・必要性を再度検討し、その上で、現在把握している情報の中で粛々と編成作業を進め、今後、地方交付税などの動向が判明した段階で、柔軟に対応できるよう努めて参ります。2 点目の今後多額の負担を伴う事業について、事業仕分け的観点からの廃止を含めた見直しの検討についてでありますが、本町においては、平成 19 年度から事務事業評価を実施しており、担当課における一次評価、副町長を委員長とする行政評価委員会における二次評価を実施し、その評価基準として「必要性の高い事業であり、事業拡大が望まれる」、「適切な事業であり、現状のまま継続する」、「問題点はあるが改善策を講じ、今後も継続する」、「成果が得られないので事業縮小・廃止を検討」の区分に評価し、その結果について、新年度予算編成に反映させることとしております。3 点目の予算編成に重点的な政策予算を計上する考えがあるかについてでありますが、これまで町財政が厳しい状況である中、経常経費の削減、新規地方債の借入抑制による公債費の減額など、財政の健全化を最優先しつつ、子育て支援、高齢化対策、産業の振興、基盤整備事業などを実施して参りました。新年度におきましても、財政の健全化を図りながら、さまざまな政策を継続した上で、留真の里交流施設建設事業、浦幌中学校屋内運動場改築事業を重点に置き予算計上する考えでありますのでご理解を願います。以上、野村議員の答弁といたします。
質問 野村俊博
私のあとに 22 年度予算について、同僚議員が幅広く、深くいろいろな事業で突っ込むと思いますので、私は先ほども同僚議員の中で出ておりましたような、留真の里交流施設建設事業を重点として考えました。これについて詳しくお伺いしたいと思っております。先ほど、町長の答弁におきますと、この事業については、道の確認がとれている、もう既に次の事業の予算的には問題ないような発言をされたのですけれども、その辺が本当に間違いないのかどうか、私の調べたところによりますと、これは 12 月 7 日の新聞報道ですけども、ちょっと読ませてもらいます。行政刷新会議が地方移管とした国土交通省のまちづくり交付金をめぐり、国交省は、存続に向けた巻き返しの動きを強めている。ただ、2010 年度予算の概算要求額は、本年度当初比 4 割減の 1,300 億円で、仮に存続となっても各地への交付金減少は避けられそうにもない。このようなきちっとした形で新聞報道、国交省は、財源のない事業仕分けを行われ、その事業は地方に移管されたと言いながら、国交省の所管の事業でありますので、来年度は何とかの事業を国交省範囲でやろうという考え方で動いているという認識を持っているわけですけれど、ここで既に国交省の所管の中で、まちづくり交付金事業を行いたいという復活要求になるかと思うのですけれども、中身が大きな問題で、本年度当初比 4 割減の1,300 億円でという、このようなことが本当に報道されている中で、先ほど言ったように、決定された事業だから間違いないというのは正しいのかどうか、本当にこれが非常に心配な問題でありまして、先ほどもバスの問題で経費もかかる、いろいろな形で事業の最終的な数字も出ておりませんけれども、留真温泉事業については説明のたびに、どんどん費用負担が増えていくような状況でございます。当初、老朽化もありましたけれども、燃料高で 300 万弱の経費の負担ができないということで、閉鎖という形になりましたけれども、今では指定管理者に約 1,000 万近い負担をお願いして、運営しようという計画でございます。これこそ、我が町で事業仕分けの対象事業ではないかと、私は認識するわけでございます。それはいろいろな委員会で、町民の健康福祉のための検討をされておりますけれども、これから先建てれば、毎年 1,000 万の血税がどんどん温泉のために、浪費とは言いませんけれども必要になってくる、10 年あの施設があれば 1 億円の経費がかかると、単純計算でございますけれども、町長もいろいろな機会あるごとに、非常に財政厳しい中、一人再建に向けて頑張っていると。現実に在米的にもようやく二桁に積み増しができました。管内では一番低いですけれども、また前回の中でも水道料もいろいろな資本費の減少によって、町民に若干下げられるという兆しが見えてきておりますけれども、また将来的に、国の動向もわからない中で、このような形で進めることが果たしていいのかということがちょっと懸念があるわけでございますけれども、このまちづくり交付金事業について、どのような考えを持って進めるのか、再度お伺いしたいと思います。
答弁 まちづくり政策課長 佐藤(まちづくり政策課長は2010年3月まで)
ただいまの質問のまちづくり交付金事業における、今後の対応ということでございますけれども、この件に関しましては、12 月 9 日付けで北海道建設部まちづくり局に確認させていただいております。現時点では、まちづくり交付金事業について事業仕分け結果としては、地方自治体に財源と権限を移し、地方自治体や民間の判断にゆだねるべきとの結果が出されたが、その後、開発局、北海道にもその手法に関する情報は入っていない、地方についての情報は入っていない。しかしながら、まちづくり交付金事業は平成 14 年 6 月に施行された都市再生特別措置法をもとに、都市再生整備計画を立案し、事業認可されているので、制度をもし変更するという場合には、法整備も必要となることから、現時点では平成 22 年度の事業執行にあたっての影響はないと判断したということでございます。仕分けの結果におきましても、廃止・削減ではなく、地方移管となっているので、事業自体の継続は確保されているということで、強く考えているということでおっしゃっておりました。これらのことから、北海道におきましては、平成 22 年度における新規事業の受け付けも行っておりまして、これまでどおりの事業執行予定として作業を進めているという回答をいただいております。以上でございます。
質問 野村俊博
それが今、課長から言われて、間違いないということであれば粛々と進めるだろうと思いますけれども、そこで一番懸念されるのが、もう一つあるのですよね。これは、最初に言った交付税措置の問題、これは今新しい政府が地域主権ということをうたいながら、いろいろな形でどんどん事業を削っていくというのは、どうもとなえていることとやっていることに非常にあいまいさがあるのですけれども、その中でも今、地方分権の組織が今度は地方主権戦略会議という形に移行される中で、今まで過去に行ってきた国庫負担金、補助金その他いろいろな形が一括交付金という形を持っていきたいという考え、これは実際どういうことなのかということがよく見えない。そうすると、今までの事業の中で交付金事業、または補助金事業、国庫負担金の直営事業、その他全部一括で交付金事業という中に含まれていってしまうのかどうか、その辺が今後行政において、どういう形で事業仕分けと言いますか、事業の分別というか、優劣と言うか、そういう形を進んでいくのかというのが 1 点と、先ほども町長の答弁の中で、情報は今日までほとんどなく、先行きに不安を募らせているという文言があります。政権がかわって、一番先に動いたのが行政ではなくて民間産業団体なのですよね。やはりそれぞれの組織の構成員、またそこに働く人たちの非常に将来的な国からの予算的な措置がなければ大変だということで、だけど行政としてはこの間の 18 日の全国町村会に若干十勝の町村会のメンバーが民主党のルールにのっとって要望陳情したと。このように劇的に変わった時にこそ、やはり町長として先ほど言ったように、だんだんと人口減になっていく我が町をいかに立て直すかということも含めながら、また大事な予算編成の時に、さっぱり自ら出向き、またいろいろな団体のところに情報を求め、確実な予算執行が必要かと思います。本当に 50 年、60 年も続いた大きな政治地図ががらっと変わったわけです。十勝においては、本当に劇的に変わってきたわけですけれども、今後やはりそういうことも踏まえて、町長としてはやはりいろいろな情報を持つために、政権与党とのアプローチも必要だろうし、今後やはりいろいろな団体のためのトップリーダーとして動くためには、まず情報、そして確実な予算編成をできるような形で動かなければならないというふうに考えておりますけれども、それについての町長の考え方をお伺いしたいと思います。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
野村議員ご指摘のとおり、政権交代によりまして大きく政治風景が変わったというふうに言われています。私どもとしても、今、陳情方法について、どのようになっていくのかということが大変心配危惧をされておりましたけれども、一応、民主党の党が受けて、幹事長室に上げるという方向が示されました。先日もその陳情方法についてご案内をいただいたところであります。町村会としましても、12 月 4 日に緊急アピールを行いまして、行政刷新会議、事業仕分けに関する緊急アピールということで出させていただきました。これは町村会だけではなく、各地方団体すべてこぞって出したわけでありますけれども、これは民主党の幹事長室あてに出させていただきました。ただ、一括交付金も含めて、実際にはどのような形になるのかというのが、民主党サイドでも決まっていないというのが現実だというふうに決まっています。そういう意味では、なかなか情報が入らないというのは、情報がまだ発信できないというのが現実なのかなというふうに思っています。ただ、いずれにしましても、今、国の平成 22 年度予算は、12 月 30 日までに詰めるという情報も報道ではありますけれども、それもなかなか厳しいのではないか、年を越すのではないかというふうにさえ言われております。そういう中で、私どもとしては、私どもの平成 22 年度の予算編成をどうするのかというのが喫緊の課題でありまして、これについて当然予算編成をしていかなければならないわけでありますけれども、やはりどうしても昨年の交付税を基準に考えながら、厳しい予算編成をしていく必要があるのではないかなというふうに思って、今予算査定に臨もうとしているわけであります。そういう意味では、浦幌町大変厳しい財政運営を迫られておりましたけれども、まずこの政権交代によって、中央集権から地方主権というふうに言われておりまして、地方主権、本当に戦略会議もどのような形になるのか、大変危惧を募らせながら、やはり地方に目を向けた政治になっていただきたいということを切に願いながら、今待っている段階であります。ただ、陳情方法は、先ほど言いましたとおり、一つのルールが決められておりまして、即今すぐそこに、前みたいに陳情するということにはなっていないわけでありまして、このルールは守る必要があるのかなというふうに思っています。ただ、一つは、先日も道議の方が来られましたけれども、直接やはりそういうルートを通すのと、それではなくて直接陳情するもの、これについては、それぞれの案件によって判断をしていくということも言われておりましたので、今後のその陳情の仕方、またこちらの課題に対するお願いの仕方も、それぞれまたちょっと変わってくるのかなという思いをしながら、今いるところであります。いずれにしましても、今、国自体が大変厳しい予算編成を行っているというふうに聞いていまして、平成 22 年度の財源がどうなるのか、どのように確保されるのかということもご承知のとおり、まだ決まっていないようでありますので、今後、そういう情報等にも十分注意しながら、今後とも予算編成を行って参りたいというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。