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浦幌町議会 平成21年第1回定例会 2009年3月16日

留真の里交流施設整備事業について

2009年3月16日、浦幌町議会の一般質問で、野村俊博議員が「留真の里交流施設整備事業について」質問し、町長 水澤、副町長 門馬が答弁しました。

質問者
野村俊博 議員
答弁者
町長 水澤、副町長 門馬

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 野村俊博

私は、まちづくり交付金事業、留真の里交流施設整備事業について、町長の考え方をお伺いいたします。先に同僚議員が同じ項目で質問しております。なるべく重複しないような点を質問したいと思います。よろしくお願いします。町長は、行政の継続性ということでありましょうけれども、このまちづくり交付金事業につきまして、一昨年、また今年 2 月まで、いろいろな場所で発言されておりますけれども、まちづくりにつきましては、これだけ町民からいろいろな意見が出てくるということに対しましては、本当に大きく重要な案件だと考えているからだと思います。しかし、この交付金事業は、制定の時期に比べまして、現在の経済状況、100 年に一度の危機と言われて、世界中が騒いでいる中、本当に厳しい経済環境になってきていることは、周知の事実でございます。将来も本当に見通せない、このような経済状況の中、一度決めた事業だからたんたんと進めていいのかということも町民の中にあるのではないかと考えられるわけでございます。また、先の議会でも質問させてもらいましたように、浦幌町の人口推計は、本当に驚くような数字が出ておりまして、先ほども町長の答弁にありましたように、2035 年には 3,000人を割るという、このような人口推計が出ている中、本当にこのまま留真温泉の事業を進めていっていいのか、これについて町長の考え方をお伺いしたいと思います。また、留真の里事業の実行にあたりましては、この運営管理に対する考え方についてもお伺いしたいと思います。それは、19 年以降、町長の発言におきましては、最近、福祉の問題を前面に押し出して、この事業の推進に対してご理解を求めているところでございますけれども、将来的にわたる財政負担を伴うこの事業について、再度どのような考えを持っているかお伺いしたいと思います。

答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)

野村議員のご質問にお答えいたします。町づくり交付金事業による、留真の里交流施設整備事業につきましては、補助金申請時における平成 18 年 8 月の本町の人口は 6,231 人でありました。その後、約 2 年と半年間で 327 人減少し、平成 21 年 2 月 28 日時点で町民人口は 5,904 人であります。先般、新聞報道により、厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が昨年 12 月 24 日に本町の 2035 年の推計人口は 2,721 人との推計が公表されましたが、このような推計人口に陥らないためにも、本町といたしましては、定住、移住、さらには交流促進が必要と考えており、交流人口の促進を図る方策として、留真の里交流施設整備事業を実施するものであります。次に、留真温泉の管理運営方法につきましては、雇用創出とともに民間活力の導入による指定管理者制度による経営が望ましいと考えており、町民の健康と福祉を増進する基本的な考え方から、指定管理者制度導入に向け準備を行って参りたいと考えております。浦幌町の貴重な財産である留真温泉の泉質は PH9.8 と道内においても希少価値が高いことから、行政と町民とが一体となって移住促進と交流人口の増加及び町民の健康と福祉の増進を図るための施設として利活用し、町民の皆様を初め、町外からも多くの方に利用いただける施設を目指して参りたいと考えているところであります。以上、野村議員の答弁といたします。

質問 野村俊博

答弁いただきましたけれども、細かな案件につきましては、また新年度予算で調査費の計上もなされております。その辺について、また同僚議員から意見が出ると思いますけれども、ただいま、お伺いした中でもですね、改めてこの交付金事業に対して確認していきたいと思うのですけれども、経済、過疎が急速に進んでいる町に対して、その地域の特性を生かした、個性あるまちづくりをするために、この地域社会・地域経済の活性化を図る目的でそういうふうになったというふうに認識しているわけでございますけれども、そこで、今、説明会の中、また町長の答弁の中におきましてもですね、この留真温泉に関しましては、費用対効果という問題、これについても考えなきゃならない問題であるかと思っております。福祉、また教育、医療に関しては、この問題については、非常に討議しづらい案件でございますけれども、留真温泉という名を売った、民間活力を活性化させるための一つの方策の事業でございますので、福祉の面を重点に置きまして、無尽蔵にという言い方ちょっと失礼かと思いますけれども、将来にわたって、この温泉施設が永遠として経営するためには、福祉面での助成もしなければならないという考え方を訴えているわけでございますけれども、そうなりますと、同じ大きな枠の中のまちづくり交付金事業、この 3 点セットの中で、先ほども答弁で出ていましたけれども、道の駅に関しては、管理・運営の母体に任せ、町の負担は一切なしで推進したいと。しかし、もう一つの交付金事業である留真の里につきましては、将来にわたって負担をしなければならないのだという考え方を持っているわけですけれども、同じまちづくり交付金事業の中で、そのような差異があっていいのか、また、先ほども言いましたように、福祉の面で費用対効果ということを考えると、福祉やむを得ないなという面もございますけれども、その辺の整合性についてはどのような考え方を持っているのか、まずお伺いしたいと。あと問題は、指定管理者制度、それを考えておられるという考え方ですけれども、現状を考えていくと、一度失敗したという言葉がよろしいのか、撤退した事業に対して、今また改めて、このまちづくり交付金事業を使って再開発をしようという。そして、なおかつお伺いすると、当初と大分変更になりまして、せっかく町民も、また町外の人も大いに認める留真温泉の泉質、すばらしい泉質が売りだった温泉に対して、循環式をもって行うという考え方を表明されております。そういう形を持っていくと、果たして経営的に、その指定管理者、その他が本当にこれを積極的に管理・運営を任されてやろうという考え方が出てくるのかどうか、心配するところでございます。またアンケートなどいろいろな中で、入浴推計も出されてございますけれども、一説にお伺いしますと、結局今のこのような、非常に秘湯ブームも若干冷めましたけれども、源泉かけ流しというのが温泉は当たり前の時代、まして閉鎖する前には、わざわざ遠くの方から電話をいただきまして、お宅の留真温泉は、源泉かけ流しですか、循環ですかという問い合わせもあったように聞いております。源泉かけ流しですとなると、もうすぐさま問い合わせた方が入浴に来られるというような状況を聞いて覚えますと、将来的に地域の活性化、福祉の関係については、これについては問題はないと思いますけれども、それを核にした移住、交流、また留真温泉を内外に、一つの観光目玉として発展したいという考え方が根底から崩れる大きな要素ではないかと思うのですけれども、この辺についてのお考え方をお伺いしたいと思います。

答弁 副町長 門馬(副町長は2015年3月まで)

まず 3 点にわたってご質問がございましたが、1 点目の道の駅と留真温泉との負担にかかわる整合性の問題、道の駅につきましては、まず物を売るという営業行為については、今回の道の駅産業交流施設については、考え方としては、直売会という位置づけがあるのかなというふうに考えておりまして、そういった直売所を利用して、民間の方々、物を売るという意味においては、それについての赤字についての補てんはいたしません。ただ、道の駅のゾーンにかかわる管理という部分については、本来、町が直営でやらなければいけない部門ですけれども、その辺については運営母体に管理をお願いするということで、指定管理者でお願いしていこうというふうに考えておりまして、トイレですとか、情報の発信コーナー、こういった部分については、本来、町が管理しなければいけない部分ですけれども、その辺については、指定管理者としてそのかかる経費については、町が負担していくという考え方でおります。留真温泉につきましては、温泉の入浴料を徴収しながら、それを指定管理者の運営の一部経費に入れていくという考えでありまして、基本的にはそういった中で経費を算出する中で、指定管理者にお願いをしていくという考えでおります。あくまでも温泉の場合は、公募方式でやるというふうに考えておりますので、町の提案した内容について、それぞれ公募される指定管理者の方々がどういう形で応募してくるのか、それぞれの考え方があるのかなというふうに考えておりますので、違いとしては、そういったところがあるのかなということであります。次に、以前に第 3 セクターが管理・運営していた中で、撤退したということでございますけれども、これについては、建物の老朽化という問題もありましたけれども、それ以上に燃料が灯油を使っていたということで、当時の灯油の値上がりにかかわりまして、そういう中では、経営が非常に厳しいという状況に陥ったということも含めて、一時閉鎖したということの内容であります。次に、循環式、源泉かけ流しの関係でございますけれども、これまでの温泉のお湯の供給については、源泉を沸かして、そのまま供給していたということであります。源泉かけ流しということでありました。今、これから考えようとしているのは、源泉かけ流しという一つの方法で考えた時に、かなりのコスト面で負担が生じてくるということでありますので、今考えているのは、かけ流しと循環式をかけ合わせた一部循環式と言いますか、ただ、一部と言いましても、表現上は循環式と言わざるを得ないというような内容であります。と言いますのは、入れたお湯については、下の方で循環させながら一定の時間で水をきれいにすると、ただ上からは逆に常時足りなくなった分については、源泉を補てんしていくということの考えで、今いろいろ検討しているということであります。あと浴場については、一部循環方式の浴槽と源泉が 30.4 度ですから、それの源泉を入れた浴槽も別に設定しながら、源泉も使ってもらいながら、あと冷たいのでサウナも利用してもらうと、そういったことでですね、今いろいろ考えておりますので、コスト面でいろいろ計算をしているという状況であります。以上でございます。

質問 野村俊博

まず源泉かけ流しの件については、よくわからない説明でどういう方式になるのか、細部はまた機会がありましたらお伺いしたいと思いますし、問題は、先ほど言った費用の面ですけれども、説明によりますと、産業交流施設、将来的に道の駅の認定になれば、当然、そういう情報発信、トイレについては、費用負担は発生すると。だけど、担当官庁ですか、国土交通省からの委託金などから入金になると思っていたのですけれども、それについての確認をまずしたいなと。私は、そういう認識だったものですから、今回の留真温泉が一般会計から福祉の目的で出すということとは、全く違うのではないだろうかという認識での質問でございますので、留真温泉がある限り、将来にわたってずっと何百万かの補てんをしていかなければならないことに対する町民の負担という形は、非常に大きなものがあろうかと、こういう認識で質問した経緯でございます。そこで、先ほども言ったように、まだ新年度予算の中で 900 万という設計調査費があがっておりますので、その辺でまた詳しくお伺いしたい点もありますけれども、問題はどのような形で、今後運営していくために最低限やっぱり費用もあるでしょうけれども、負担しなければならない、30.6 度ですか、この冷泉が大きな問題でありまして、先ほどから木質ペレットを利用したという形でございますけれども、当然、採算を合わすためには、やっぱり利用者数というのは当然算出されると思います。今回のアンケートの中では、年間約 8 万人が温泉に来たいと、だけどそれじゃ多すぎるから 4 万人の規模で計算してみたとかという話も聞いておりますけれども、それはあくまでもアンケートの結果でございますので、これは将来的に、もう少し細かな具体的な数字が出てくると思いますけど、それだけ人が増えてきていけば、正直言いまして 30.6 度、42度、43 度まで上げなければならない、利用者が増えることによって、経費も当然増えてくると。そこで一番心配されるのは、今 2 号湯ですか、源泉で使っているのは、今度は湯量の問題になってくると思うのですよ。過去のデータによりますと、平成 16 年には約 1 万 7,000 人が入浴しております。そこで暖房費としてかかったのは、この時の燃料代は安くて 42 円、だんだんと上がりまして53 円まで灯油が上がりましたけど、約 450 万円かかっていると。やめる 17 年、これは 11月までの実績でございますけれども、利用者数は 9,888 人、約 1 万人です。そこでも、もう燃料代が最高に高くて 69 円、410 万円の経費がかかっている。木質としてどれだけの計算コストになるのかは、これからの試算を我々も見なければならないところですけれども、当然人が増えることによって、湯量も増える、そうすると当然火力も必要で、エネルギーも必要になってくる、なおかつ、一番心配なのは、それだけ増えた場合の湯量、お伺いしますと、これは週に 1 回休みで浴槽を毎日洗って、そしてためるためには、相当な時間がかかると、人口を 1 万 7,000 人でそんな状況です。それが 2 万人、4 万人と計算した場合の湯量の問題、この辺については、間違いなく枯渇することなく、温泉として経営できるのかどうか、これからの 900 万の調査の中に入っているのかもしれませんけれども、将来的なコスト、あとは湯量の問題については、自信を持ってこの事業を進められるのか、最後にそれだけお伺いしたいと思います。

答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)

心配をされております。町民説明会の中でも、詳しくその点については説明をさせていただきました。ただ、燃料の問題につきましては、今いろいろなアンケートをとっている中で調査をし、まだ確定はしておりませんので、その辺についてもいろいろ研究をさせていただいているという内容であります。湯量の問題につきましては、2 号湯が毎分 310 リットル出ている状況でございまして、その点については、今の十分賄い切れるという内容になっておりますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。また、入り込み数によって温度が下がるのではないかという心配、当然その部分も計算しながら、燃料費を出していくということになると思いますし、今、副町長が説明をいたしました。かけ流し式をどういうふうにするのかということも、管内いろいろな温泉がありますけれども、かけ流し式の所が少ないという状況の中で、大体循環式が多いというふうに聞いておりますし、そういうことも含めていろいろ研究をして、最終的な燃料費を出しながら委託料というものを決めていきたいというふうに思っているところであります。

出典:浦幌町議会 平成21年第1回定例会 2009年3月16日 議事録 PDF(22ページ) 間違いを知らせる