浦幌町議会 平成19年第3回定例会 2007年9月7日
産業交流施設いわゆる道の駅建設について
2007年9月7日、浦幌町議会の一般質問で、河内富喜議員が「産業交流施設いわゆる道の駅建設について」質問し、町長 水澤、副町長 門馬が答弁しました。
- 質問者
- 河内富喜 議員
- 答弁者
- 町長 水澤、副町長 門馬
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 河内富喜
私は、本定例会にあたり、産業交流施設いわゆる道の駅建設について、一般質問をさせていただきます。9 月定例会の中で、産業交流施設いわゆる道の駅建設計画が補正予算として提出されていることに、町民の多くが関心を寄せています。私は、議会の責務として、町民の声を反映すべく議論することが大切であると考えております。町理事者の真摯な答弁に期待します。それでは、本題に入ります。今回の補正予算は、解体費・測量費の予算化ですが、まちづくり交付金を利用した建設計画の事実上の承認につながるものだと私は判断しています。町民はなぜ産業交流施設、いわゆる道の駅建設に関心を寄せ、心配をしているのでしょうか。近くは、夕張の赤字債権団体への陥落が影響していると考えます。いわゆる全国的に問題化しているハコモノ行政の反省から、これからはコスト意識が大切だということを町民自身は学んでいるのです。また、我が町の住民負担が増す中で、これ以上の負担はたくさんだという厳しい声も聞こえてきます。行政は、今回の事業について「本当に地域の活性化につながるものなのか」、また「本当に大丈夫なのか」という町民の疑問に答える責任があると思います。そこでお聞きします。1 点目として、現在の産業交流施設いわゆる道の駅建設計画では、町民に夢のあるビジョンを示しているとお考えですか。2 点目、今後の施設運営には、核になる有志がいないと難しいと思いますが、どのようにお考えですか。3 点目、今後の交通量の変化とその影響をどのようにとらえていますか。4 点目、産業交流施設・道の駅の運営で赤字が生じた場合は、どのように対応していきますか。以上、4 点についてお伺いいたします。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
河内議員の質問にお答えいたします。1 点目の産業交流施設・道の駅建設計画は、町民に夢のあるビジョンを示しているのか、どう考えているのかという質問でありますけれども、本計画につきましては、従来から町内の各産業に携わる人達から強い建設要望があり、町の基幹産業である農林水産業の販路が、素材・原料等の提供に大半が留まっている現状であり、そのため、生産者等が手を加え付加価値を高めながら販売することが顧客の評価をいただき、商品開発のレベルと生産意欲の向上が図られること、また併せて町の情報発信基地として、その機能を確立することにより交流人口の拡大を図り、町の活性化につながることを目的として建設するものであります。道の駅建設についての建設効果につきましては、一つ目に特産品の照会対応と販売機会の創出、二つ目に販路拡大機会の創出、三つ目として販売意欲及び商品開発意欲の向上、四つ目に交流人口の拡大、五つ目として近隣施設との相乗効果、六つ目に雇用機会の創出、七つ目に使用不能となったテニスコートの利活用、八つ目に休憩ポイントとして利用することによる交通事故の減少効果が表れる、九つ目に道の駅認定による宣伝効果と浦幌町の情報発信基地としての機能の確立等が想定されます。また、浦幌町内への導線づくりと町民の交流の場所、そして国道 38 号線のバイパスエリアの中核となる施設として建設するものでありますので、ご理解を賜りたいと存じます。2 点目の施設運営に対する今後の考え方についてでありますが、現在、道の駅予定付近で特産品試験販売者を募集し、数者で市場調査として 7 月中旬から 10 月中旬まで試験販売を実施しております。この試験販売の状況を踏まえて、道の駅直売所の出店希望者を募り、販売組織を設立してまいりたいと考えております。3 点目の今後の交通量の変化とその影響についての考え方でありますけれども、国道 38号線の一日平均通過台数は、約 9,800 台と推定されております。新直轄で高速道路が釧路から札幌に向けて着工されていることや、国道 336 号線が今後整備され、そのための通行量の減が予想されています。この 38 号線、沿線に住む私たち浦幌町を含めて各沿線市町村は危機感を持ちながら、この 38 号線をいかに魅力ある道路にするのかが求められているのだろうと思います。道の駅のターゲットは、団塊の世代が定年を迎える時代となり、時間と気持ちに余裕が生まれた人達が、トンネルが続く道よりもゆっくりと景観を楽しみにしながら旅行をする方々であります。浦幌町特有の特産物を販売する拠点であると同時に、浦幌町内への今まで通過するだけであった車両とその同乗者の購買層を町内へ引き込んでいこうという考え方でこの道の駅構想を進めていきたいと考えているところであります。4 点目の運営で赤字が生じた場合の対応についてであります。運営における経営方法は、レジを一つとしたコンビニ形式で行うこととし、納入された商品は売れた商品のみ品物代金を納入者へ支払い、売り上げに対する手数料を取る方法をとり、販売にかかわる経費は管理者の責任として、町としては赤字の補填はしない考え方であります。また、非営利部分でありますトイレと情報発信コーナーの諸経費については、町が負担することを考えているところであります。以上、河内議員の答弁といたします。
再質問 河内富喜
ただいま答弁いただいたわけですが、確認の意味も含め再質問をさせていただきます。道の駅は、今各地に点在していますので、決して珍しいものではなくなったと考えます。また現在、お答えされたように、我が町の交通量も近隣路線との兼ね合いで、今後間違いなく減少することが予測されているわけです。その環境で生き残るには、相当人を引きつける個性、目玉、これはもう当たり前のことでありまして、その他に、さらにですね、私は人を引きつける夢のある道の駅が必要不可欠になってくると思います。そこで、お答えいただいていないわけですけれども、私はやはり道の駅のゾーンですね、道の駅の部分をゾーンとしてとらえ、そして道の駅のゾーンを一体として魅力のあるものにしていくことが、今後そういった可能性を広げていく一つのポイントになるのではないかなと思っております。今、道の駅の運営、または計画については、いまだ最終的な結論には達していないと思いますので、この辺の道の駅のゾーンをもう一度膨らますような考え方、柔軟な頭の中で発想を一つ持っていただき、そこに夢のある部分が少しでも付けたしできるような形に今後検討の努力をしていただきたいと思います。ただし、私はお金をかけないように、そういったアイデアで少しでも埋めていくということで考えていただきたいと考えております。また、核になる有志についてですが、現在、説明されたように、実際に試験的な営業が行われておりますが、今後、町民の中にですね、やる気のある方、興味のある方、アイデアのある方がいればですね、どんどんそういった方々を取り込んで、一つ核にしていっていただきたいと、このこともお願いをする次第であります。4 点目の運営上の赤字についてですが、このことについては、町民が一番心配をしていることだと思います。今、はっきりとそのことについては、行政として補填はしないのだよということを申し上げておりますので、そういった原則で進められると思います。そういった点で、魅力ある道の駅を作ることに最終的には尽きるのかなと思っております。しかし、現在、いろいろな町民の方のご意見を聞きますと、行政としては、地域の活性を考えながら、良かれと思って提案された今回の案ですが、残念なことに多くの町民にまだまだ理解されていないというのが現状です。そういった点を踏まえ、1 点目の道の駅のゾーンとしての今後のとらえ方、そして町民の理解を今後ますます深めていく必要があると、そして今後の交流施設建設の進め方、そういったものも含めて、どうやって取り組んでいただけるのかということで、再質問としてお聞きしたいと思います。
答弁 副町長 門馬(副町長は2015年3月まで)
私の方からお答えさせていただきたいと思います。まずゾーンとしてのとらえ方ということでございますが、ご案内のように、浦幌町は釧路と帯広の中間ということで、かなり以前からそういう地理的な利点を生かして、なんとかできないのかというようなお話もございました。今、ゾーンというとらえ方でございますが、私ども、先ほど町長がお答えしましたように、38 号線のバイパスエリアのゾーンというとらえ方でお答えさせていただきましたけれども、その中で特に、今ありますベジタブルショップの駐車場のところ、あるいは、うらほろ亭の駐車場のところ、そして、以前高齢者センターがありましたけれども、その一角を一つのゾーンとして考えていきたいと思っております。特に、高齢者センターのところについてはですね、今後どういうふうにしていくかということについては、建物と補助金を使う関係ですぐに解体できない状況もあるわけですが、その辺については、今後、精査してどのように活用していくかということを具体化したいなと考えております。今、開発と協議いたしまして、特にこの辺のゾーンについて、どういうふうに今の国道を線形として変えるのか、引き込みの仕方を含めて検討しておりまして、そういった意味では今言ったところについて、将来ゾーンとして考えていきたいと。その中のゾーンとしての一つの中核的な位置づけとして、道の駅を建設していきたいという考えでおります。例えばということでありますが、例えば、高齢者センターの管理棟ありますが、そういった使い方、あるいは木工施設等がありますが、既にある施設を有効に活用できないかということ含めてですね、道の駅と関連して考えていきたいなというふうに思います。高齢者センターのところを、将来何かの形で使うとすれば、その広がりとしてですね、森林公園の導線の導き方もかなり変わってくるのかなというふうに考えております。次に、2 点目の有志の関係でございます。先ほどお答えしましたように、今後募集してやる方を募りたいと考えておりますが、基本的な考え方といたしまして、あくまでも民間の活力を何とか引き出したいと考えております。ですから、基本的にはやる気持ちのある方々にお集まりをいただいて、進めてもらうことによって 1 点目の夢のある道の駅というのは、やはりやる方々がどういうふうに考えるのかということも必要ですので、その辺は今後募集した段階で、そういう方々とも含めてどういう道の駅にしていったらいいのかということも含めて、具体的に今後検討していきたいなというふうに思っております。以上でございます。
再質問 河内富喜
いろいろお答えいただきました。ぜひですね、現在答弁されたことを今後の道の駅の推進に十分生かしていただきたいと考えております。この後ですね、同様の項目での同僚議員の質問が待っていますので、私の産業交流施設の質問はここで終了させていただきます。