浦幌町議会 平成17年第4回定例会 2005年12月11日
新型鳥インフルエンザについて
2005年12月11日、浦幌町議会の一般質問で、河内富喜議員が「新型鳥インフルエンザについて」質問し、町長 八木、保健福祉課長 上村が答弁しました。
- 質問者
- 河内富喜 議員
- 答弁者
- 町長 八木、保健福祉課長 上村
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 河内富喜
それでは、2 項目めの質問にうつらせていただきます。新型鳥インフルエンザについてお聞きしたいと思います。国は新型鳥インフルエンザの発生に備え、初の全国行動計画を作り、流行の規模に応じた感染拡大の防止策や医療体制を具体的に決めました。行動計画では、感染が鳥にとどまっている段階から、世界的な大流行まで 6 段階に分けて策定、今は鳥から人へ感染が一部起きている第 3 段階ですが、今後、第 4 段階、人から人へ移行することが懸念されています。その場合、数週間で世界的な大流行となる可能性が非常に高いとされ、日本では最悪2500 万人の感染と 16 万 7000 人の死亡が予測されています。現在、出回っている既存のワクチンの予防接種では、予防できないとされております。それに対応するための治療薬タミフルが有効とされていますが、現在、道では 6 万 5000人のタミフルの備蓄に乗り出していますが、その絶対量は予想患者数の 7 分の 1 と非常に少ないとされています。新型インフルエンザ対策として、町としてできることには当然限りがあると思いますが、最悪の事態に備え事前協議をして、できる限りの対応策をしておく必要があると思いますがいかがお考えでしょうか。2 点目、治療薬タミフルについては、マスコミ報道などで副作用を指摘する声もあります。この取扱いについては、十分な調査が必要と思いますがいかがお考えでしょうか。以上、2 点についてお伺いいたします。
答弁 町長 八木(町長は2007年3月まで)
河内議員お尋ねの 2 項目めの、新型インフルエンザへの対応ですが、ご質問にありますとおり、国立感染症研究所の学者や、平成 15 年 10 月に設置された新型インフルエンザ対策に関する小委員会による平成 16 年 8 月に出された報告書などによりますと、過去に出現した新型インフルエンザであるスペインかぜなどの状況から、出現した場合における患者数が 1400 万人~2500 万人、死亡者数が 6 万 7000 人~16 万 7000 人にのぼると推測されています。国では、新型インフルエンザの出現に対応すべく、平成 17 年 11 月に新型インフルエンザ対策行動計画を策定し、対策を講じております。この行動計画では、新型インフルエンザの発生にかかる世界保健機構、通称WHOが定める段階ごとに、その対策を定め、実施することとしております。段階は 6 段階あり、それぞれ、動物の感染が見られるが人へ感染が認められていない第 1、第 2 段階、新たに人への感染は見られるが、人から人への感染に拡大は見られない第 3 段階、人から人への感染が見られるが拡散が非常に限定的である第 4 段階、人から人への感染が見られ、拡散が非常に限定的であるが、ウイルスが人への適合を高めている第5段階、そして一般的な人間社会の中で感染が増加している第 6 段階と定義されております。ご指摘にありますとおり、現在、新たに人への感染は見られるが、人から人への感染に拡大は見られない第 3 段階にあり、ウイルスの変異により、いつ人から人への感染が発生する第 4 段階に移行するか懸念されるところであります。国の行動計画によりますと、第 4 段階へ移行されると新型インフルエンザウイルスの拡散を防ぐため、その流行地域の住民生活を著しく制限されることが懸念されます。通常インフルエンザには、予防接種が効果的であると言われますが、ワクチンの生産には新型インフルエンザウイルスの特定、無毒化及び鶏卵などの確保が必要とされ、人から人へ感染する新型インフルエンザウイルスの特定から最短でも 6 カ月の期間を要します。また、感染後の治療薬につきましては、ご質問にありますように厚生労働省において認可された治療薬タミフルが有効とされておりますが、国内での生産が間に合わず、全国的に確保が困難な状態が続いておりますことから、独立行政法人国立病院機構や都道府県立病院へ優先的に振り分けられることが検討されている状況にあります。北海道では、過日の道議会第 4 回定例会における一般質問を受け、国の行動計画を基本として、予防・診断・治療薬の確保に関する具体的な内容や財源措置などについて国の考え方を確認し、年内をめどに道の行動計画を策定すると回答しており、本町におきましても、国及び道の行動計画などを基に必要な対応策をとるとともに、政務活動を通じ、第 2、第 3 次医療圏における治療薬の確保や、その財源措置及び迅速な情報の提供などにつきまして、国・道に働きかけてまいりたいと考えております。また、一般的に感染症には、うがいや手洗いが有効であるとされておりますので、感染予防のため、うがい・手洗いの励行につきまして住民周知を図ってまいります。2 点目の治療薬タミフルの副作用についてのご質問ですが、新聞報道等で小児の重大な副作用による死亡例が指摘されているところでありますが、厚生労働省では、専門家の意見聴取などから、タミフルと死亡との関係については否定的であり、安全性に重大な懸念があるとは考えられていません。しかし、一方でタミフルの使用説明書によると、本剤の副作用につきまして、腹痛、下痢、嘔気などがあり、まれに血圧降下、呼吸困難、痙攣などからの意識消失、呼吸停止や、意識障害、異常行動といった精神神経症状が出現すると記載されておりますし、また、服用後、発疹やショック症状など過敏症の症状の出た方、腎機能に障害がある方などは、服用の禁止、服用の制限があるとの記載もあります。今後とも国に対し、治療薬の有効性、重大な副作用等の情報の提供を求めるとともに、副作用による健康被害発生の際の救済の措置及びその財源確保につき、要望してまいりたいと考えております。以上、河内議員の答弁といたします。
質問 河内富喜
ただいまご説明を受けたわけですが、治療薬タミフルの確保が非常に難しくなっているようでございます。そこでお聞きしたいと思いますが、なぜ町立診療所がということを考えた場合にですね、やはり本当に町民にとって必要なそういった措置をしていただきたいというふうに、それに応えているということをやはり考えていただくのが一番でないかなと考えるわけで、やはりタミフルの対応ということで町立病院で何とか対応できないものか、その辺について 1 点お聞きしたいと思います。それと先般、私もちょうど点けたばかりのテレビの中で、鳥インフルエンザについての番組が行われていまして、その中で私はタミフルという治療薬しかないのかなと思っていたのですが、私の聞き間違いでなければ、その中でリゲンザという治療薬がまたあるそうです。そういうことでこの辺のタミフル以外にリゲンザという治療薬もあるのだということで、この辺についてはすぐお答えいただかなくて結構です。十分調査してみて、そういった今後の対応について、そういう対応が可能であるならばそういった方向も進めていただきたいなと思います。また 2 点目にお聞きいたしますが、発生状況に応じた対応策をある程度マニュアル化した中で、段階的にそういった措置をとろうということでの事前の協議をしている自治体もあるようでございます。例えば、発生状況に応じて 6 段階に区分した中で、対応策を取っていこうということを検討している自治体もあるようでございますので、是非その辺も参考にしていただきたいと思います。また道からの行動計画ということで、当然この辺については指導があると思いますので、この辺のことについては十分協議をした中で有効な対応策を今後も協議していただきたいと思います。その辺について、お聞きしたいと思います。また質問の 2 点目にお聞きしました、治療薬タミフルの副作用についてでございますけれども、やはり確率的に少ないにしろやはり副作用が懸念されているということも事実でございますので、タミフルの投与に関してはですね、本人もその辺の危険性を十分承諾した上で、投与すべきでないかなと、私は思うわけですが、その辺についてもお答えいただきたいと思います。
答弁 保健福祉課長 上村(保健福祉課長は2009年3月まで)
河内議員の方から 3 点ほど再質問ありました関係について、私の方から説明させていただきます。まず 1 点目の町立診療所の備蓄に備えるべきだという点でございますが、先ほど、町長の方から答弁しているとおり、今、治療薬については旧国立病院や都道府県の病院に優先的に振り分けていることが検討されています。そういうことで、現段階においては、町立診療所の確保は非常に困難と考えております。また第 3 次の医療圏の治療薬の確保、財政措置、流行が危惧される地域の治療薬の優先的な確保については、十分国・道へ要望をしていかなければならないと思っております。2 点目の関係でございますが、発生状況におきまして段階的に作成する自治体もございますが、現在、国において行動計画が作成されまして、先ほどお答えしたとおり、道の方で作成作業を進めております。そういったものを踏まえながら、本町の実態に即した道の計画を参考にしながら対応してまいりたいというふうに考えております。道においても速やかに各種メディアを通じまして、啓発を実施するような状況になると思います。それから 3 点目のタミフルの関係ですが、これら使用については、医師がその必要性を十分検討した上で、患者に処方することになっておりますし、関係医療機関におきましては、道の方から十分使用上の注意が示されるというふうに理解をしておりますので、よろしくお願いします。リゲンザについては、調査をさせていただきたいと思います。以上でございます。