みんなの議会

浦幌町議会 平成17年第2回定例会 2005年6月17日

模範牧場の今後の運営方針と対応について

2005年6月17日、浦幌町議会の一般質問で、杉江博議員が「模範牧場の今後の運営方針と対応について」質問し、町長 八木、産業課長 中川が答弁しました。

質問者
杉江博 議員
答弁者
町長 八木、産業課長 中川

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 杉江博

私の質問は、2 項目ございますので 1 項目ずつ質問させていただきます。まず初めに、模範牧場の今後の運営方針と対応について伺います。模範牧場は、町の基幹産業である畜産の支援策として 28 年間経過しており、この間おおかたの年の決算は一般会計からの繰り入れが続いておりましたが、当初の目的は十分に達成されながら経過していると考えます。過去 16 年間の実績をみましても、13 年間で 1 億 5,000 万円の持ち出し4も平成 14 年、15 年とプラス決算になっており、また 16 年も好決算を期待できそうだということで、近年農家の経営規模拡大による預託頭数の増加と牧場の経営努力による成果と判断をしているところです。財政再建中の我が町にとって、唯一虎の子の模範牧場特別会計であります。経営状況については、議会産業建設常任委員会の所管事務調査において報告なされたところですが、この報告と所見をふまえて、今後の方針と対応について伺います。まず 1 点目ですが、平成 14 年度以降、受け入れ可能頭数を大きく上回る預託希望状況のようですが、町外の冬季舎飼い希望も含め今後の予想をどのように見通しておられるのか。2 点目ですが、飼料畑の不足も指摘されております。現在の対応と、今後の見通しについてお伺いします。3 点目、施設、作業機の老朽化と施設の分散状況に対して、どのように対処していくのか。以上、3 点について伺います。

答弁 町長 八木(町長は2007年3月まで)

杉江議員のご質問にお答えいたします。模範牧場の今後の運営方針と対応についてでありますが、1 点目の町外を含めた今後の預託予想については、受入状況では現在夏期放牧の預託余裕は 50 頭程度で、冬期舎飼については収容施設の関係から余裕は無い状態です。また預託側の酪農家の状況としては、近年の規模拡大・大型化に伴う 1 戸当りの飼養頭数の増加により、浦幌町内においても今後更に預託希望頭数は増加するものと推測されます。現在のところ町内預託希望は満度受け入れております。入牧待機しているものはありません。さらに今年度より北海道・北海道草地協会の打診により十勝東部 4 町の公共牧場広域利用の検討も始まり、この地域において冬期舎飼を行なっている当町模範牧場への哺育を含めた冬期舎飼の希望が高まっているのが現状であります。これは 4 町共通して 1 戸当たりの飼養頭数の増加と、搾乳に専念する経営方針から家畜育成作業の外部委託の傾向と考えます。2 点目の飼料畑の不足についてでありますが、16 年度は借地 22.3 ヘクタールと購入飼料296 トンで、17 年度は借地 41.5 ヘクタールと購入飼料 200 トンで補う予定です。今後も、可能な限り借地と購入飼料で補う予定です。3 点目の施設、作業機の老朽化についてでありますが、機械については畑と同様に極力借上げ等により対応する考えであります。施設については、所管事務調査でもご報告しましたように、施設の老朽化と乾草庫を牛舎へ転用したこと等により、施設の分散から作業性が著しく低下しております。また、近い将来家畜の防疫上、入牧牛の検査待機舎が必要となることから、今後施設の根本的な見直しと整備が必要と考えております。以上、杉江議員の答弁といたします。

質問 杉江博

財政再建元年、3 年から 5 年我慢してください、町長が常にそんな言葉が聞こ5えてきそうであります。ここで牧場会計の剰余金の考え方、先の質問と関連しますのでお聞きしたいと思いますが、最低限度の維持経費で余剰金を出してですね、もちろん地方財政法上の処置はしてのことでありますが、一般会計繰り入れを優先するのか、また牧場への投資を優先してですね、将来のための積み立てを重視していくのか、今の答弁をお聞きしますと、4 町での共同牧場広域利用の話もあるやに伺いました。この辺の対応についてもですね、私たちも初めて聞いたことでありましてどのような対応をしていくのか、非常に財政難の中で先程申し上げましたように唯一黒字の特別会計であります。町長のこれこそ政治姿勢と言いますか、基幹産業の畜産の支援策として非常に大きな役割を担っているわけですから、そのことを重要視すれば積極的な投資も一面では考えていただかなければならないかなと思うわけですけれども、この辺について伺いたいと思います。

答弁 産業課長 中川(産業課長は2008年3月まで)

まず最初に、牧場会計の中で将来的に剰余金について一般会計の繰り入れを優先するのか、また将来のための牧場の維持管理のために剰余金を積み立てていくのかという点に関しましては、町長の答弁でも申し上げていますように今の牧場の状況ですと、機械の関係それから畜舎の関係含めまして非常に老朽化してきていると、それから将来的な舎飼の関係についても増えてくる予想がされていますので、将来的には老朽化に備えての畜舎等の維持管理に重点を置いていかないとならないだろうということで、私どもの方としてはこの剰余金については将来に備えたいという考えで進みたいというふうに考えております。それから町外の広域利用につきましては、先程も答弁で申し上げていますようにまだ話が出たばかりでございまして、現在、検討が始まったばかりでございまして、予想されることにつきましては、今後、他の町村では夏季放牧は行っておりますが、冬季舎飼については、たぶん浦幌町の方に預託が増えてくるということが予想されておりますし、そういう中で各町村との調整が必要になってくるというふうに考えております。参考までに、今後、町内預託希望予測といたしましては、夏季、冬季を通しまして 200 頭強の増加が予定されています。また哺育については 100 頭程度の増加が予想されております。町外につきましては、先程も申し上げましたように夏季期間は、それぞれ公共牧場において預託をしておりますが、舎飼では池田・幕別含めまして 200 頭位が予想されています。それから豊頃町におきましては、200 から 300 頭位の舎飼の予定がされております。哺育につきましては、池田・幕別で 100 頭、それから豊頃で 200 頭、合計しますと、夏季放牧200 頭、それから冬季舎飼が 600 から 700 頭、哺育については 400 頭位が予想され、これらを受け入れる体制が今後十分それぞれの町村と協議をしながらやっていかなければならないというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。

質問 杉江博

只今、大変前向きな答弁をいただいたと思っております。剰余金もですね、6将来に備えての積み立て等重視していくということですから大変結構なことだなと。また今後の見通しについても非常に需要が多いと言いますか、そういう状況の中では牧場の運営が非常に明るい見通しの中で進めれるということについては、期待を持っているわけですが、いかんせん先程からもお話していますように老朽化で投資が必要だという状況の中で、確実に将来予測立ててですね、畜産農家への支援をきちっとやっていっていただきたいと、牧場の運営委員会、農協、関係団体含めてですね、十分協議の上、期待に応えてほしいと思っております。ますます酪農家の規模拡大が進む中でですね、預託農家の増加も踏まえて、今課長の方から答弁ありましたけれども、剰余金は積立金に回していくという考え方の中で、再度町長にその辺の確認をしながら将来に向けての構想、せっかく良い話も聞こえてきたということでありますから、将来に向けての構想を含めて町長に最後にお答えいただきたいと思います。

答弁 町長 八木(町長は2007年3月まで)

只今、課長が説明したとおりの内容でございます。将来的に広域化ということになると、この模範牧場の重要度合いを含めて、今の健全経営を踏まえると、重要になるのかなというふうに思いますけれども、まず第一に町内の酪農家の振興対策というものを第一に優先していかなければならないと、このように考えておりますし、これまでもそのように対応してきた、そのように考えております。そういう中で将来に備えた基金の積み立てということの説明でありますけれども、それのみに係らずすでに一般会計にも繰り入れた部分もございますので、その辺もご理解いただきながらやはり将来を見通した基金の積立をしながら、またその段階で将来どういうものにどのようにする時には、どの位の基金が必要になってくるのかと、またそれについては単費でやるのか、制度を利用をするのかということも含めながらある程度目的を持ちながら進めていかなければならないのかなと、ただ単に積むだけということにもならないのかなと、そういうことも含めながら十分検討しながら酪農振興にあたっていきたいなと、このように考えております。

出典:浦幌町議会 平成17年第2回定例会 2005年6月17日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる