浦幌町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月10日
公会計導入に伴う庁内体制
2017年3月10日、浦幌町議会の一般質問で、杉江博議員が「公会計導入に伴う庁内体制」について質問し、町長 水澤、総務課長 大山、副町長 鈴木が答弁しました。
- 質問者
- 杉江博 議員
- 答弁者
- 町長 水澤、総務課長 大山、副町長 鈴木
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 杉江博
それでは、私の質問を行いたいと思います。公会計導入に伴う庁内体制について伺いたいと思います。国は、地方公共団体の財政の健全化を目指して、地方公会計の導入を進めるための地方公共団体の総合的な財政分析に関する調査研究会を平成11年6月に発足、平成12年3月から平成13年3月にかけ研究会報告、平成17年には地方においても国と同様に資産、債務改革に取り組むよう要請し、平成18年6月には行政改革推進法が施行され、総務省次官通知により、新地方公会計モデルを活用した財務書類の整備、資産、債務改革に関する具体的な施策の策定を要請しております。その後都道府県や5万人以上の市においても公会計導入が順次進められてきましたが、平成19年6月には地方公共団体財政健全化法が成立、その後も報告、通知が順次発せられました。平成27年には統一的な基準による地方公会計の整備促進について総務大臣通知により都道府県、市町村、公営企業、第三セクター等の対象2万団体に対し、基本的に平成30年3月末までに財務書類の貸借対照表、行政コスト計算書、資金収支計算書、純資産変動計算書のいわゆる財務4表の作成、公表のため、発生主義による複式簿記で正確かつ客観的に作成しなければならないとしております。既に作業は進められているものと思いますが、どのような庁内体制で取り組んでいるのでしょうか。また、浦幌町は財政難から十数年かけて健全化のレールに載せる努力をしてきたところですが、今後この財務諸表をどのように活用していくのか伺います。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
杉江議員のご質問にお答えします。公会計導入に伴う庁内体制についてでありますが、ご質問の内容にありますとおり、原則として平成27年度から平成29年度までの3年間で統一的な基準による財政書類等を作成するよう、全ての自治体に対し総務大臣通知により要請があり、作成手順のマニュアルや財政支援等について総務省より公表がありました。地方公会計制度についてですが、現行の現金主義会計から発生主義会計による財務書類等を作成することにより資産や債務のストック情報などが明確になることから、地方財政の透明性の向上が期待できます。なお、地方公共団体における現行の予算、決算制度は地方自治法で定められた現金主義会計を採用しており、地方公会計制度の導入はその現金主義会計を補充するものとして整備するものであります。よって、現行の予算、決算制度については引き続き現金主義に基づいてなされることになります。財務書類等の作成に当たり、現行の予算科目から資金仕訳を行い、勘定科目へと置きかえなければなりませんが、この資金仕訳の方法には出納閉鎖後に一括して行う期末一括仕訳と日々の伝票処理業務時に仕訳を行う日々仕訳があり、本町においては現在使用している公会計システムを活用し、日々仕訳による資金仕訳を行うこととしました。それにより、総務省により公表された作成手順のマニュアルにおいて、日々仕訳による財務書類等を作成する地方公共団体についてはシステム改修等に一定の期間を要することも想定されますが、遅くとも平成29年度決算に係る財務書類等を作成、公表する必要がありますと示されていることから、平成29年度決算に係る財務書類等を平成30年度作成、公表に向けて準備を進めているところであります。庁内体制につきましては、平成29年4月1日から日々仕訳に対応した伝票処理を行うため、昨年全職員を対象とした地方公会計制度の内容や発生主義会計の仕組みについての研修会を実施し、今月末にはシステムの操作研修会を実施する予定となっております。基本的には、システムにおいて仕訳を行い、その仕訳されたデータをもとに財務書類を作成することから、地方公会計制度や発生主義会計に係る基礎的な知識の習得と一部システムの操作方法が変更となることのみで、通常の業務体制が大きく変わることはないものと想定しております。今後の財務書類等の活用方法についてですが、ストック情報やフロー情報についても公表が可能となることから、より詳細な情報を町民の皆様にお示しできるものと考えております。また、全ての自治体が同一基準で作成し、公表を要請されていることから、ホームページ等により全国の市町村の財務書類等が閲覧できると予想されるため、他町村との財政状況の比較も今まで以上に容易に把握できるものと考えております。なお、ほとんどの自治体において現在は財務書類等作成の準備段階であり、本町においても現時点では作成と公表までのスケジュールのみの計画となっておりますが、平成30年度以降において各自治体の活用事例や国において公表している財務書類等活用の手引などを参考にしながら、より有効な活用方法や公表の方法について情報収集を行ってまいります。以上、杉江議員への答弁といたします。
質問 杉江博
ただいま答弁いただいた内容ですと、現状ではほぼこの実務に手をつけていないというような解釈でよろしいかと思うのですが、庁内体制ということでまず伺いたいと思います。一度職員向けの研修をしただけと、今月末に再度やりますという報告であります。そういう面では、人材の育成という面で、私も多分行政も同じ書類で勉強されているのだろうと思うのです。新地方会計統一基準、これらの本何冊かで私勉強させていただきました。私自身も素人でございますから、そういう範囲での質問しかできないわけでありますが、人材の育成ということに関して、この報告の中でも継続的に人材育成しなければならないというふうに言っています。そういう中では、浦幌が先ほど報告ありましたように日々記帳ということで1年先延ばしになるということですから、1年半なり、そういう期間はあるのだろうと思うのですが、職員研修、全体で皆さんが講習受けたということだけでなくて、一つの例ですが、これ報告がありましたから実例を私読みました。庁内で財政に興味のある方集まってくださいということで研修をやって、そのスタッフでこの公会計処理に当たったという実例もあります。人材育成という面で何度もお話ししますけれども、専門家、公認会計士やら税理士が言っているのは、複式簿記の2級あるいは3級程度の能力が必要だと、こう言っています。資格がなければならないのです。ですから、浦幌町役場の職員は皆さん優秀ですから、3級程度の能力というのは研修や勉強すれば達成できるレベルだと私は思うのです。そういう中で、特定の財政担当、総務課財政担当、直接は1人ですか、2人担当していますか、ぐらいしかいないのです。今私が申し上げたような職員研修、システムというのはどうでしょうか。まだ十分時間があると思うのです、まだ始まっていないですから。そういう面での人材育成という考え方伺いたいと思いますが。
答弁 総務課長 大山(総務課長は2017年3月まで)
今ご質問にありました関係について説明をさせていただきたいと思います。人材育成ということで、今ありましたように公会計を進めていく上では複式簿記ということになりまして、それなりの専門知識が当然必要かと思います。ただ、今まで研修をさせていただいたのは、公会計とはこういうものですということの中で全体的な研修をさせていただきました。あわせまして、予算をつくる上においても、29年の決算から公会計でやっていくということでございますので、29年の予算を策定する中で一応総務課のほうの通知で、こういうことで細々節なりを仕訳をしてくださいとか、そういう通知もさせてもらっております。今現在もきょうも打ち合わせをしておりましたが、現在システムを委託させていただいているところの専門家の方から情報をいただくなり、レクチャーをいただくなりして、それぞれ進めているというような状況にあります。そんな中におきまして、今公認会計士とかいろいろお話があったかと思うのですけれども、考えられるのは今後29年の決算が終わって、30年に決算をして公表する場合にどういうふうに検証できるかと、検証して公表するということになろうかと思うのですけれども、そのときに本当に職員でできるのか、そういうことについては危惧して検討しているところでございます。ただ、始まるに当たりましてはそれなりの研修させていただいた中で、システムが動いてしまうという部分があるという部分で非常にあれなのですけれども、システムを導入させていただいている業者のほうの指導をいただきながら今現在は進めているというような状況でございます。以上です。
質問 杉江博
先ほど町長からの答弁の中でありましたけれども、日々記帳か期末記帳かということの中で、私が調べた中では帳簿の仕訳は日々行うことが望ましいが、事務負担、経費負担を勘案し、一定の条件を満たせば期末一括仕訳も差し支えないと、こういうふうになっています。先ほど私が言ったのは、システムの改修というか、対応が間に合わないようなので、先延ばしにする日々記帳を選んだと、こういうことであります。どちらを選ぼうと私たちとやかく言う必要ないのですが、あえてこういうふうに私が調べた中では書いてあるのに、日々記帳を選んだ。確かに経費削減というか、システムを続けて利用するという中ではいいのかもしれませんけれども、専門家がこういうふうに言っているのですけれども、その辺どういうふうに判断したのでしょう。
答弁 総務課長 大山(総務課長は2017年3月まで)
ただいまのご質問でございますが、期末一括仕訳と日々仕訳がございます。その中で、当初は期末一括仕訳ということのお話がありました。ただ、いろいろ事例を調査いたしますと、期末一括になりますと出納閉鎖後に全てを処理しなければならないということの中で、逆に経費をかけてコンサルに委託をしたりとかをしてやっている町村もあるというような情報もありました。また、日々仕訳を選択いたしますと、通常は期末一括でしたら1年に1回ですけれども、四半期に1度なり、半年に1度なりの中で月単位、日々単位ですけれども、集計は1カ月単位ですから、そういう中での内容の確認もできるということの利便性もあるということを含めまして、町のほうとしては日々仕訳のほうを選択させていただいているということでございます。以上です。
質問 杉江博
先ほど人材育成の面でご提案も含めお話しさせていただきましたけれども、ちょっとさかのぼって申しわけございませんが、行財政改革プラン2011、このプランの中で、これ27年で終了した部分でありますけれども、たまたまこんな文章がありまして、改革プランの柱2のところでは、職員が高い倫理観と責任を持ち、やる気を発揮できる組織づくりを行うと。次に、職員研修による職務能力の向上や業務領域の拡大等により職員定数の適正化に取り組むという、こういうくだりがあるのです。ですから、できればその部署の担当の人だけでなくて、この後もう少しお話ししようと思っていることが、聞きたいことがあるのですが、そういう分野で人材の育成をする、そういう考えはないのでしょうか。
答弁 副町長 鈴木(副町長は2019年3月まで)
職員研修についてのご質問だったと思いますけれども、研修については年間の中で研修計画ということを立てながら、研修委員会も含めてこの1年間どうしていこうかということについて計画を立てて、またその計画に基づいた中で職員の皆さんに募って、参加していただくというのを基本的に行ってございます。その中には本町だけではなくて、広域な対応として十勝圏の中でも参加させていただいているという形でございます。それぞれいろんな分野の研修ということになっておりますので、これはこのことで対応してまいりたいなと思っているところでございますし、従前から行ってきているということでございます。そういった面では研修の区分的な分野的なことの内容についても以前よりはかなり充実はしているだろうということと、また参加者についても多くなっているというようなことで、それぞれ職員の皆さんにも関心が多くなってきたというのが実態ではないかというふうに捉えてございます。また、その中で専門的な分野等につきましては、この中では国等の機関を利用しながら、そういった部分のアカデミー的なところの研修利用というのもございますし、そういった対応を図ってきているというのもございます。ただ、恐らく今回については公会計制度についての部分の専門的な知識を要すると、これについては特化した部分として今後必要でないかというようなご質問ではないかと思いますけれども、このことについては今後の部分としては公会計制度を進めた中で柔軟に対応せざるを得ないのかなと。これは本町だけに限りませんので、十勝圏の中でどういうような形で対応していくのかといったことも情報を集めながらという部分になろうかと思います。ただ、1点、今回のシステムという言葉を使っておりますけれども、機械上のシステム、この中で公会計の対応するようなカスタマイズをしてきているというような部分もございますので、改めて手で記帳するというような、こうなりますと、ご提案申し上げている新年度予算については一般で69億円を超えて、特別会計を含めますと97億円を超えるという、この予算の執行については記帳という中で手作業というのはなかなかこれはでき得ないという部分があった中では、やはり電算システムを活用した中で、当然それは予算の段階から仕訳という部分については細分類を行ってきているといったこともございますので、予算書の作成、編成作業から、その段階から発生主義に対応できるようなシステムの変更ということは機械上行ってきてございますので、このことについてはご理解をいただきたいというふうに思います。
質問 杉江博
ただいま副町長のお話では、管内の研修にも職員派遣してというお話でありました。それで、私は心配しているのです。非常に大変な作業だろうなということを予想するから、心配しているのです。素人なりにです。この統一マニュアルの中では、公有財産台帳では金額情報が不明であるといった固定資産も多々存在すると、そのため多くの地方公共団体では固定資産台帳の作成に取りかかることになってもどこから作業を着手したらよいかということで、膨大な固定資産の評価作業を前に途方に暮れている自治体があると、このように書いています。私は、本当に心配しているのです。例えば浦幌町で総務課だったら役場庁舎、そのほかあるでしょうけれども、まち政だったら地域会館担当ですか、それから産業課へいけば模範牧場ある、森林公園ある。資産抱えている。教育委員会といったら、もっと膨大に資産ありますよね。そういうものを各担当の原課がそれぞれ評価するということには多分ならないと思うのです。その資料を全部財政の担当者に預けて、償却の終わった資産、これは常識としては複式簿記だと1円残して、最後の年に評価して1円残して台帳に載せる。それが常識だと思うのです。ところが、償却が終わっていない資産で遊休資産があった。これどこで、誰がどういうふうに金額判断するのだろう。多分一定のマニュアルはあると思います。しかし、この判断が正しいかどうかをチェックする機能、そういうことも非常に大切です。ということになれば、やっぱり課長職の皆さんも相当勉強していただかなければならない。そういう心配をしているのです。ですから、先ほど答弁にあった庁内研修だけでは非常に物足りないな、心配だなということです。
答弁 総務課長 大山(総務課長は2017年3月まで)
まず、最初の前段の固定資産の台帳の関係について若干説明させていただきたいと思います。今まで決算書におきましては財産に関する調書ということで、基本的には面積等しか出ておりませんでしたけれども、今現在うちのほうでは平成27年9月に補正予算を提出させていただき、固定資産台帳を管理するためのシステムを導入させてもらっております。それに基づきまして、総務課のほうで今までも各課に照会して財産に関する調書をつくってございましたけれども、その中で固定資産台帳についても整備をさせていただいております。このことについては、各課に照会を、当然施設、管理を持っているところについては照会をさせていただきました。その中で、今現在は土地、建物、立木、工作物、道路を含めての部分まで終了してきてございます。ただ、一部土の中にあるものとか、議員もご存じだと思うのですけれども、評価のしづらいものとか、そういうのについては今精査をさせてもらっているような状況にございます。ですから、固定資産台帳についてはそういう形で今進めてきておりますので、それについてはご理解を願いたいなというふうに思います。ですから、総務課の中で財政係が今言いました固定資産台帳を整理するのでなくて、財産管理のほうでもともとが町全体の財産管理の中で財産に関する調書の異動関係もやってございましたので、その分は整理してきているというような状況にございます。以上でございます。
質問 杉江博
ただいま課長のほうからお話ありましたように、施設課の話をしなかったのはこういう関係でございます。土の方に埋まっている下水道、簡易水道の評価もしなければならない。それから、道路も橋もどれだけお金かけたか台帳に載せなければならない。そういう状況があるということで、今課長のほうからお話ありましたから、そこそこ進めているのかなというふうに理解をしておりますけれども、これは私見でありますけれども、通告書に書きましたように、浦幌町は財政難から何とか健全化のレールに載った。何も公会計、複式簿記やらなくてもちゃんと載れたのです。ですから、私は何でこんな面倒なことを今さら。多くの自治体が財政健全化に向かって動き出している。時期おくれな法律を施行しなければならないのかなと、個人的にはそう思っているのです。公の場で言っていいかどうかわかりません。私の責任で発言ですから。そう思っていますけれども、これは総務省がやれということですから、進めていただかなければならないということであります。そういう作業があって非常に大変ではないかなということでは、庁内の管理職から原課の職員、それから担当、総務の職員も非常に大変だということを私心配しているのです。やっておられるのはわかります。それから、仕訳や一回入力してしまえば、エクセル仕様のものを供給していますと書いてありますから、そういうシステムで大した苦労はないのだろうと思うのですが、そういう中で1つ、これも小規模自治体に対して意見を発しているのですが、行政コスト計算書と純資産変動計算書、これは合体してもいいというふうに言われています。これは、どちらを選択するのでしょう。財務4表にするのか、3表であわせてやるのかお聞きします。
答弁 総務課長 大山(総務課長は2017年3月まで)
ただいまのご質問でございますが、本町といたしましては財務4表を使っていく予定でございます。以上です。
質問 杉江博
わかりました。それは行政のほうの選択ですから、どうこうということではございません。もう一つ、具体的なことで、これは財務諸表の監査に関してです。これは、例を出せば、東京都は地方自治法199条の1項、2項、4項ですか、を使って監査権限で監査をするということで、書類を出しなさい。したものを議会に提出すると。大阪府は、独自に条例をつくって、監査に付するということで、監査終わったものを議会に提出すると、こういう手法をとっているようです。これは私の勝手な判断ですけれども、大きな自治体は当然監査委員に公認会計士なり税理士がいます。ですから、そういうことを堂々とやると言って、実施できていると思うのです。当然これ今の新公会計基準の前に始めた自治体らしいです。私が調べた範囲です。私たちの町が監査委員に審査を要求するかどうか、これは町の判断なのですけれども、地方自治法の233条では何にも書いていないです。従来の監査記入しか、改正になっていませんから、ですから町長が提出して、監査委員に審査をしてくれと言わない限り、これはやらなくてもいいという判断になると思います。ところが、せっかくの貴重な資料なので、監査に供することが望ましいと書いてあるのです。これは、基本的には町の判断にかかっています。浦幌町はどういたしましょう。
答弁 総務課長 大山(総務課長は2017年3月まで)
ただいまのご質問について説明をさせていただきたいと思います。議員の言われたとおり、今回の公会計につきましては地方自治法なりの改正はございません。あくまで統一した基準においてやりなさいというようなことでございます。そういうことを受けまして、今現在においてはうちの町といたしましてはこの財務4表なりが決算を補完する資料というふうに考えてございます。そういう中で、ただその中の目的の一つとして、町民に当然公表しなさいということでございます。いろいろな財務諸表の有効活用の中で議会での有効活用、監査ということではないですけれども、有効活用して、将来に向かった町の財政なりをお互いに情報共有しながら進められる一つの材料になるのではないかということのようなあり方があります。そして、今現在においては、また法律等も変わるなり、いろんなことがあれば別ですけれども、あくまで補完的な資料というふうに考えてございます。今QアンドAで言われているのは、8月ぐらいに何とか作成をして、9月末に公表できればベターですというようなこともあります。ただ、初年度目については、初めてのことですからその辺がうまくいくかどうかわかりませんけれども、公表するに当たっては注釈もつけなければならないとかいろいろあると思います。初めてのことですから、一回公表として皆さんに理解してもらえばあれですけれども、その辺も含めて監査ということではなくても議会のほうにもこういう形ですというのは当然町民の方と同様なふうに考えてございますので、その辺についてよろしくお願いします。
質問 杉江博
つけ加えて言わせていただきますけれども、監査の審査に供しないということになれば、議会への提出も当然必要ないということになりますね、地方自治法の規定では。そのことをまず1つ確認したいのと、それからこういう難しいややこしいシステムが入るということですから、先ほどから心配している庁内体制、人材の育成含めて十分に配慮いただきたいなというふうに思うのです。それで、最後に町長にお伺いしたいのですが、先ほどちょっと私の私見で申し上げましたけれども、しかしこの公会計による財務処理が決して無駄だと言うつもりはございません。特に職員の皆さんには私は重要だろうと。これはなぜかといいますと、皆さんもご承知のように、企業会計幾ら厳しい規則をつくっても、外部監査まで導入してもJALの破綻、それから今話題になっている東芝の債務超過問題、こうやって起きるのです。規則が何ぼあっても起きるのです。そういう中では、職員の皆さんには財務諸表を十分精査されて勉強していただきたいし、しっかりといいものをつくっていただきたい。先ほど課長のほうからもありましたけれども、注釈つけて十分誰が見てもわかるような、財務諸表できて、議会で一番何の質問が多いか、遊休資産がよくわからない、この質問が一番多いそうです、全国で。ですから、そういう注釈をつけてしっかりとわかるような財務諸表の作成に当たっていただきたい。町長には、そういうことで会社もそうです。行政もそうです。執行者の町長が数字だけに惑わされず、先ほどさきの同僚議員も質問ありましたように、町の活性化、人口対策、しっかり頑張ってほしいなと思うところですから、町長に一言もらって、納得できればこれで終わりにしたいと思います。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
公会計システムについては、以前からやるというか、移行するという話がありまして、町としても当然それに対応するべく準備を進めてきたというか、30年までにしなければならないということで今進めているところであります。はっきり申し上げて、行政は今まで単式簿記ですから、複式簿記に移行するというのはなかなか簡単にはいかない。職員についてもなれていない中で行うということはなかなかいかないというのは、これは実態であろうというふうに思います。ただ、今本当にシステムが整備されていまして、そういう面では記帳の仕訳さえすれば諸帳簿については作成できるということであります。ただ、作成して、その後どういうふうに使っていくかというのが、これが一番重要な問題でありまして、これを町としてはどのように活用していくか、これは町職員ともどもしっかり研修し、そして先駆的な町村もありますから、そこに倣いながら活用をうまくしていきたいなというふうに思っているところであります。また、公会計システムに移行するに当たっては6つのことが必要だと言われています。それは、資産形成度とか、また世代間の公平性とか、持続可能性とか、効率性とか、弾力性とか、自立性とか、それぞれ言われておりまして、この目的に沿った公会計システムを構築するべきだというのがこのたびの新たな公会計に移行する主眼だろうというふうに思っています。そういう面では、町民の皆様に今浦幌町の実態はどうなっているのかということをわかりやすく説明するための手段でもあるのだろうなというふうに思っていたしまして、これについては職員、我々も含めてしっかり勉強して、それができたものを議会の皆様にもお示しをし、通すということではなくて、それは決算の予備的な書類としてになるかもしれませんけれども、それはしっかりお示しすることも必要だろうなというふうに思っています。それは監査委員の皆さんにもお示しをし、監査を通すとか、通さないとかいうのではなくて、予備的な補佐的な書類として目を通していただくということも必要なのだろうなというふうに思います。当然できたものについては町民の皆様に公開するという必要がありますから、これも含めてどのように、わかりやすい公開をしなければならないというふうに思っています。数字だけ羅列して並べたとしてもきっとわからないというのがあると思いますから、そういうものも含めてどういうふうに工夫してわかりやすい表現にするのかということがこれから我々の課題だろうというふうに思っています。とにかく初めて行うわけでありますから、まずシステムにのっとってやっていくと、粛々とやっていきますけれども、あとできたものには、しつこいようでありますけれども、どう活用していくかというのが我々に課せられた宿題だろうなというふうに思っています。せっかくつくるものでありますから、ぜひこれをうまく活用して、町民の皆様、そして浦幌町のためになる公会計制度にしたいなというふうに思っているところでありますので、ご理解いただきたいと思います。