津別町議会 令和3年第10回定例会 2021年12月16日
福祉灯油等購入費助成事業の助成額引き上げと、助成対象世帯の拡大について
2021年12月16日、津別町議会の一般質問で、巴光政議員が「福祉灯油等購入費助成事業の助成額引き上げと、助成対象世帯の拡大について」質問し、町長 佐藤多一が答弁しました。
- 質問者
- 巴光政 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤多一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 巴光政
〔登壇〕 議長の発言のお許しをいただきましたので、先の通告に従いまして一般質問させていただきます。質問事項は、福祉灯油等購入費助成事業の助成額引き上げと、助成対象世帯の拡大についてであります。冬場の暮らしに欠かせない灯油の価格高騰が治まらず、11 月 15 日時点で町内の1リットル当たりの単価が 115 円と、前年と比較して3割も高い水準にあります。津別町は、寒さも一段と厳しく、石油の価格高騰は生活に深刻な影響を与えています。このことを踏まえまして、次のことについて伺います。一つ目に、福祉灯油の助成事業の趣旨・目的について。二つ目に、福祉灯油の助成対象となる基準単価は何円か。三つ目に、助成額1世帯当たり 5,000 円を引き上げて1万 5,000 円とする。四つ目としまして、助成対象世帯に生活保護世帯を加える。以上についてお伺いいたしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
それでは、福祉灯油等購入費助成事業の額の引き上げと対象世帯拡大についてお答え申し上げます。はじめに、福祉灯油助成事業の趣旨・目的についてですが、灯油高騰の影響が深刻な低所得の高齢者世帯、障がい者世帯、ひとり親世帯に灯油購入費の一部を助成することで、世帯の生活の安定と福祉の増進を図ることを目的として、平成 19 年度に初めて実施いたしまして、その後平成 20 年度、24 年度、25 年度、26 年度、30 年度、令和元年度と都合7回実施しております。次に、福祉灯油の助成対象となる基準単価についてですが、毎年 11 月1日を基準とし、価格高騰の目安として1リットル 90 円以上になった場合に助成を行うこととしております。次に、助成額の引き上げについてですが、今年度は 11 月1日の基準日において、110― 7 ―円と高騰が続いていたことから、助成額の検討を行いました。管内市町村の状況を参考までに確認したところ、1万円の支給が多い状況に変わりなく、また生活保護基準の冬期加算や公務員などの寒冷地手当の見直しなどもなかったことから、これまでと同様に1万円としたところです。来年度以降につきましても、特に北見地区定住自立圏内の市町の状況や国の動向を勘案して対応していく考えであります。次に、助成対象世帯に生活保護世帯を加えることについてですが、生活保護世帯には、10 月から4月まで冬季加算が支給されます。非課税であっても冬季加算のない年金受給世帯のことも考慮し、これまで対象世帯から除いておりました。これにつきましても、近隣市町の状況を確認しましたところ、今年度は約半数の町が生活保護世帯を対象世帯に加えておりました。このため、12 月3日に開催の産業福祉常任委員会でのご議論もふまえまして、今年度より生活保護世帯を対象とすることとし、現在、準備を進めているところでありますのでご承知願いたいというふうに思います。以上であります。
質問 6番 巴光政
〔登壇〕 1について、福祉灯油の助成、事業の趣旨・目的については、灯油高騰の影響が深刻な低所得者の高齢者世帯、障がい者世帯、ひとり親世帯に灯油購入費の一部を助成することで、世帯の生活の安定と福祉の増進を図ることを目的としていて、平成 19 年度に初めて実施し、平成 20 年、平成 24 年、平成 25年、平成 26 年、平成 30 年度、令和元年度と7回実施したこともわかりました。それで2に移りたいと思います。灯油の基準単価を 90 円を基準として、それ以上、上がった場合には福祉灯油の助成をするんだということも理解しました。それで3に移りたいと思います。答弁書の中で、11 月1日を基準にしており、110円と高騰が続いているという理解がされていることはわかりました。管内市町村の状況も確認したこともわかりました。冒頭に私のほうから3割も高い水準にあると申しましたが、11 月1日時点で1リットル当たりの単価 110 円と、昨年の同日と比較しまして 30 円高であります。そこで、一般的な小型ファンヒーターを1日例えば 12 時間つけて暖をとり、1カ月使用しますと 87.5 リットルの消費算定になります。6カ月として 525 リットルの消費― 8 ―になります。差額金額で1万 5,750 円となりますが、これは子ども部屋でサブ的に使用するストーブとして見た最低値です。この何倍も実際にかかってきます。これでは冬は過ごせません。このことから見ても 5,000 円は必要と考え提案して1万 5,000 円という形をとりました。このことについてお伺いしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
この福祉灯油は、2019 年、ちょうど私が町長になって初めての年から始まったところでありますけれども、非常に灯油の高騰が続いていたということで、このときは、いわゆる灯油券ということで券を発行して、何リッターということで、そして所得制限もあって、その段階的な所得制限で券を配布していたわけですけれども、非常にスタンド側のほうも煩雑で手続きが面倒だというお話もいろいろあったところであります。そういう経過を踏まえて、平成 24 年から現金支給になってきたわけですけれども、このときも、やはり所得制限を設けております。例えば当時でいけば、70 歳以上の一人暮らし、年収 83 万 4,000 円未満の方は1万 5,000 円と、それから 70 歳以上の独居で 83 万 4,000 円未満、それから 65 歳以上の世帯で 70 歳以上が年収 124 万 1,000 円等々、そのほかにもまだ細かくあるのですけれども 7,500 円の半額を支給したりとか、金額を支給する形に変わってきています。その後、平成 25 年に大きく見直しをいたしまして、この所得制限というのを廃止しました。そして新たに身体障がい者を加えようということで、今度はかなり幅が広くなってまいりますので1万円を助成するということで、これ以降、現在に至っているところです。今、管内の中では、もうほぼほとんどの所が1万円という状況で、中には 5,000 円というところもありますけれども、もちろん議員がおっしゃるとおり1万 5,000 円という所も数カ所あるかというふうに思います。ただ、そういう実情は見ておりますけれども、先ほど申し上げましたとおり生活保護の冬季加算額の改定もありませんし、それから公務員の寒冷地手当等の見直しもされないということでありますので、こういったことも踏まえまして、それと管内の状況を踏まえて現行の1万円ということで、90 円以上になったということで発動したいというふうに考えておりますので、ご理解をよろしくお願いしたいと思います。― 9 ―
質問 6番 巴光政
〔登壇〕 今の実情はよくわかりますけども、やっぱり生活する上で、灯油、暖房というのは、もう北海道では欠かせない状態です。そういう観点で、実際は家にいても防寒服を着たりとかという状況もありますし、そういう中で大変な暮らしをしているという状況だと思います。それで鵡川町の関係なんですけれども、鵡川町では 11 月 30 日、臨時議会を開きまして一般会計補正予算で生活支援給付金として福祉灯油制度の追加改定を行いました。給付額を現行1世帯当たり1万円を 5,000 円引き上げ1万 5,000 円としました。支給対象者も 65 歳以上の世帯で単身世帯所得、現行 80 万円以下を 90 万円以下に、2人以上の世帯で 120 万円以下を 140 万円以下と広げました。義務教育修了前の児童を扶養している非課税世帯も合計所得 120 万円以下を 140 万円以下に引き上げるとしました。福祉灯油の昨年の対象世帯は 108 世帯から、要件の拡大で 140 世帯が適用されるというように聞いております。また、秋田県の最北部、小坂町の町長は、1日の定例議会で非課税世帯などの区分なく全世帯に1世帯当たり1万円の灯油券を配布したいと答弁しました。町議の一般質問に答えたものです。原油高による石油類の高騰は生活に深刻な影響がある、国や県の動きもあるようだが町独自の上積み施策が絶対必要だと話していました。今回、町長は寒さも厳しくなっており即効性が必要だ、非課税世帯などと区分していては事務的に時間を要する、それに灯油のみならずガソリン高騰などで全ての町民が苦慮しているので、この際、全世帯に配布すると表明したそうであります。同町は2,054 世帯となっています。このような事例を紹介しましたが、コロナ禍の影響もあり、低所得者は大変ひもじい思いをしておりますので、ぜひ検討をいただけないかなと再度お伺いしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
これまで申し上げましたとおり、今、鵡川町等々の例も出されましたけれども、基本的にさまざまなことを進める上で、一応参考とさせていただくのはオホーツク管内というところで、常時、町村長の集まりもありますし、副町長― 10 ―の集まりも組織化されていますし、あるいは総務課長だとか、さまざまなところで意見交換ができる場が数多くあります。そういうところで、いろんな問題について意見交換をしながら、大きく外れないような形の注意をしながら、これまで進めてきておりますので、これだけまた突出してということにもなかなかなりづらいかなというふうに思うところです。決して低い状態ではないというふうに考えておりますし、以前は平成 19 年から始めましたけれども、翌年の 2020 年には灯油が 120 円になっていた時代もあります。確か記憶ではガソリンも 190 円台になるという非常に高い状況で、これは、おそらく当時のリーマンショックの影響も多分にあるかというふうに思いますけれども、今回はコロナという影響が大きくまた響いている状態でありますけれども、そういった過去の例も比較して、今年の支給については妥当なところではないのかなというふうに判断して、現行の形で進めさせていただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
質問 6番 巴光政
〔登壇〕 その辺は重々にわかりましたけれども、今後こういう石油の高騰がある場合には、ぜひ検討を加えていただきたいなと思いまして、次の4番目に移らせていただきます。今まで生活保護世帯は冬季加算があるからということで対象から除外すると伝えられていましたが、今回、一応答弁の中で生活保護世帯も含めるという回答をいただきました。どうぞよろしくお願いします。それで、今までの経過ですけれども、平成 19 年の 12 月 26 日、厚生労働省社会援護局保健課保健係長が、地方公共団体が実施する灯油購入費助成の生活保護上の取り扱いについての事務連絡がありました。その内容といたしまして、今般、原油価格の急激な高騰により一部の地方公共団体において、生活困窮者に対する灯油購入費助成などが自主的に実施されており、また国としても、このような地方公共団体の自主的な取り組みへの支援を行うこととしています。ついては、被保護者が灯油購入のための当該助成を受けた場合については、同助成の趣旨にかんがみ、生活保護法による保護の実施要領について(昭和 36 年4月1日社― 11 ―発第 123 号)厚生事務次官通知第7の3(3)のケに準じて支給対象者1人につき 8,000円以内の月額について、収入として認定しない取り扱いとすることとしましたので、管内実施機関に対し通知方お願いしますとありますが、また 2008 年1月 31 日の予算委員会、福祉灯油の助成対象に生活保護世帯を含めるよう徹底を求めるということで私ども大門実紀史さんが質問いたしまして、北海道では約9割の自治体が生活保護世帯を福祉灯油の対象から除外しています。理由はなぜかというふうに聞きますと、生活保護世帯には冬季加算があるから出さないんだと、こういうことを言う自治体が多いわけですけれども、冬季加算というのは、通常の冬場の対策でございまして、今回のような原油高は折り込まれておりません。だからこそ厚生労働省は福祉灯油を生活保護世帯の収入にカウントしないと、そういう通知まで出されたんだというふうに思います。ということで財務大臣の答弁で、今回の生活困窮者に対する灯油購入費の助成と、生活保護の中の冬季加算、これが全く別のものでございます。したがいまして、この新たな処置を生活保護世帯が受けたから、じゃあそれを理由にして冬季加算を減らすと、そういうことは出さないということでございます、という返答がありました。この内容はちらっと担当のほうに、こういう今回質問をさせていただきますということでお知らせしてありましたけども、今回、こういう加算はしないということでございますので、一つ今後ともよろしくお願いしたいと思います。何もなければ以上で終わりたいと思いますけども、よろしくお願いします。
答弁 町長 佐藤多一
生活保護の冬季加算の関係ですけれども、これはやはり自治体の中で引っ掛かっているというのは、冬季加算があるから生活保護世帯は認めないということの中に、そもそも、この生活保護というのは究極の公助です。全て国が対応しますということです。であれば、そこで対応するのが筋ではないんでしょうかということが釈然としない思いが地方自治体の中にあったということだと思います。それを地方に投げかけるのではなくて、公助の一環としてしっかり国のほうで対応すべきものではないのだろうかというのが根底にあったというふうに認識しているところです。― 12 ―今、巴議員さんがお話しされた通知等も、実は今年に入っても先月送られて来ています。道の保健福祉部の福祉局のほうから、冬季加算については、これは収入とみなしませんよと。1人 8,000 円ということで、そういう形になってきておりますけれども、先ほどもご質問の中にも金額の問題1万円、1万 5,000 円の話ですね、そういった調査も含めて、これは所管の委員会でもお話が出ましたのであわせて生活保護の関係についても調査をいたしまして、ここの部分については、まだ正直国が対応すべきものではないのかなという思いはありますけれども、津別町としては、今年度から生活保護世帯の部分についても対処するということで決定をして進めていく準備を進めているところです。そういうことでありますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。