みんなの議会

津別町議会 令和3年第10回定例会 2021年12月15日

転入者の住宅取得への支援について

2021年12月15日、津別町議会の一般質問で、佐藤久哉議員が「転入者の住宅取得への支援について」質問し、町長 佐藤多一が答弁しました。

質問者
佐藤久哉 議員
答弁者
町長 佐藤多一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 7番 佐藤久哉

次に、2番目の質問に移りたいと思います。津別町に転入してくる方なんですけども、新たに津別町に住み、暮らし始める人たち、そういう人たちは、すぐに住宅は建てないです。中古を買う方の場合は、すぐ買う方もいます。ただ中古住宅に関しては、うちは助成制度を設けております。もちろんなかなかいないですけど、すぐ家を建てる人もいるかと思います。ただ、若い夫婦なんかで、いきなりそうした中古住宅を買ったり新築したりするというのはないと思うんです。そうすると、津別に住み、暮らすきっかけが今の1カ月分の引っ越し費用や家賃とはっきり申し上げますけど、ないよりはずっとましだと思って、それはそれで制度としてあるのは評価しますけれども、やはりインパクトがないかなというふうに思っております。例えば今、北見で2人で暮らし始めるか、津別で2人で暮らし始めるかということを考えたときに、3年間なり5年間のアパートの助成があれば、当然それは選択肢になると思います。北見に進み暮らしていて、例えば津別に仕事に通う、逆に津別で暮らしていて、買い物や何かのときに北見へ出かける、そう考えたときに、やはりその暮らしている場所の家賃が半額になるというのは、若い人たちにとっては、若い人でもすごく収入をもらっている人もいますけども、そうでない人にとってはやはり魅力的なものではないかなというふうに考えます。私も、実はいろんな制度を調べたら、全国でそれこそ 200 ちょっとあったと思います。全部だともちろん見きれないので北海道に絞ったんですけども、三笠市がもう 10年ぐらいやっているようでした。三笠市の場合は、40 歳以下3万円上限で、先ほど申し上げました住宅手当等を除いて半額助成をしております。私もちょっとこれ一体幾― 53 ―らかかるんだと思って心配になったので、ちょっと調べてみました。三笠市の人口は8,000 人台だと思いますけど、1年目は非常に少なくて済むのですけど、これ5年間やったら5年分かかりますから、5年間フルにこの制度がなったところでは、今年度の予算を申し上げると 3,300 万円だそうです。ですから、もし津別町でこの制度をやった場合、約 1,600 万円から 1,700 万円ぐらいかかるのではないかなというふうに思いますけれども、私、決してもったいない額じゃないなというふうに思うんです。私が若いころとか議員になる前とか、議員になってすぐのころもよく仲間と話していまして、1人津別に来てくれれば交付税で 25 万円入るよなと、税金を合わせたら 30 万円ぐらいは津別町の収入になるよな、じゃあ、50 万円や 100 万円、来る人にあげても全然いいとかという話をしていたこともあります。今、議員としてそれなりに年月がついてきて過ごしてきて、そんな単純なもんじゃないということはわかっております。当然、その人に対する医療費の助成だとかいろんな税金を使っていかないといけないので、丸々その交付税が入ってきたから津別町のためのお金が増えるとは考えていません。ただ増えることは間違いないのですけど、それはなかなか算出が難しいと思います。そうしたことではなくて、やはり津別町に住み暮らしてもらえる魅力づくり、そうした意味では、今、町長の答弁にありましたように、津別町でもいろんな独自色を出してやってはいると思うんですけれども、やはり若い人たちに対する津別町で住み、暮らしをするための魅力づくりという意味では、少しここの部分が弱いのかなというふうに思っておりますので、こうした提言をさせていただきました。考えがあればお聞きしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

正直なところを言うとお金があればやりたいですというところなんですけれども、ほかの所をよく見てみますと、かなりふるさと納税というのが財源にされて、いろんな取り組みをされているなという印象ももっています。津別の場合は、それほど多くは見込めておりませんけれども、圧倒的に多いのが、ふるさと納税をするにあたって、こういうものに使ってほしいという内容の中で、子育ての部分が1番多いわけです。そこをやっぱり中心に使っていくのが筋だろうなと― 54 ―いうふうに思っているところです。この転入された方がどの範囲で、今、議員がおっしゃられたようなことに対応していくかというのは、また線引きが必要なのかなというふうにも思います。例えば2年だけ来る方がいますよね、そしてまた戻られて行くと、そういう転勤族もそういう中に入れていくのかどうなのかというようなこともありますし、それから移住というところでいけば、お金の問題よりも、むしろ来てはみたけれどもという、そういう不便さだとか、それから人がそんなに優しくなかったとか、そういうこともいろいろ情報として入っています。そういうことにもやっぱりお金の面だけではなくて、きちんと津別町自体の町民のなるべく多くの人たちが理解をして、受け入れていくという状況が必要なのかなというふうに思っているところです。それと、ずっといる人たちもいますので、そことの例えば家賃の補助があり、なしというところも、やはりそこは不満の種にまたなっていきますので、その辺も十分検討しなくちゃならないかなというふうに思っています。何て言うんですか、議員の母校であります明治大学の小田切先生なんですけれども、小田切先生は農学部の教授ですけれども、今、いろんな町村の週報だとか、いろんなところでコラムを毎回書かれている先生ですけれども、そこが移住関連の第一人者というふうな言われ方をしておりますけれども、先生の移住者の定義によりますと、県をまたいで転入してきた人、それと移住相談窓口や空き家バンクなど、いわゆる行政の支援策を利用して転入してきた人、それから住民登録をする際に、これはやっている所とやっていない所がありますけれども、窓口で意識調査をして、そこで移住目的で来ましたというふうな表現をされた方、こういった方たちを先生は移住者というふうに定義づけているんですけれども、ただ、そういう見方もありますけれども、先ほど言ったように、転勤の方とか、そういう単純なケースもいろいろありますので、この移住者と転入者というのは、どういう区別をすべきなんだろうかという、そういうことも結構簡単なようで割と難しい問題もありますので、そういったところも整理も必要ではないのかなと思っているところです。

質問 7番 佐藤久哉

おっしゃるとおり、実は転入した方にどういう縛りをかけて― 55 ―この対象者を絞り込むかというところは非常に難しいところだと思います。実は、三笠市の担当の職員と話したときに聞いたのが、これ夫婦者とかは5年なんですけど、若者は 36 カ月、3年なんです。そうすると、若い方の中には3年間居て、今度隣の町へ移っていくと、隣の町に行ってまたしばらく過ごすという形で、3年間だけうまく利用しようという方もいると、そういう人に対して本当に助成をしていくことに値があったのかなという疑念は担当者としては湧くというようなお話をされていました。私どもが1番で始めることであれば悩みはたくさん出ると思うんですけども、やはり先行事例がありますので、ぜひ先行事例等も調べていただきまして、こうしたもの、どうやったら津別スタイルができるのかということをぜひ検討していただきたいと思います。今日、私がここでこういう話をしなくても、当然、情報としては担当の方はつかんでいらっしゃるんでしょうけれども、今日、私がこうしたことを提言したことで、果たして津別町にそれがマッチングするのか、津別町として必要な施策なのかということ、また改めて考える機会になれば私としてはうれしいかなというふうに思っております。町長から一言で言ってお金がないというお話をされました。お金のことに関しては、この質問を次の3番目の質問を終えた後に一括でお話ししたいと思いますので、3番目の質問のほうに入らせていただきたいと思います。津別町新ふるさと促進条例の見直しについてでありますが、お答えの内容をはっきり申し上げますと否定されたというふうに思っております。それはそれで理由がお金がないということ、それから今、二つ目の質問の中で町長がおっしゃった、先に住んで、今、普通に住み暮らしている人たちとの差といいますか、それをあまり広げたくないというのは私も実はこうした提案をするときに1番胸が痛むのは、今、普通に住み暮らしている人たち、その人たちには何もないのに、新たに来る人にばかりそんなにお金を出すのっていうところを、やっぱり一般の住民は面白くなく思うという部分は当然あるというふうに考えています。でも、私は逆にこう考えています。新たに来る人たちにお金を出すというのは、今、暮らしている人たちを大事にしているからだと、今、暮らしている人たちが、やはり― 56 ―一定規模の人口を保たないと、不便なことがいっぱい出てくる、だから、今、暮らしている人たちを守るために新たに来る人たちにお金を出していくんだ、常にそう考えて新しい制度にお金を出すときは、私はそういう観点でものを考えて賛成の手を挙げたりしております。今回、220 万円の中でということで、加算要件のほうをやりくりしてというふうになっておりますけど、現在の津別町の加算要件は非常に町の特色を出したもので、金額をちょっと減らしたり増やしたりすることができても、この要件自体を外すというのはかなり私も今回の質問をする中で悩んだのですけども難しいのかなと思いました。じゃあ、よその町はどうなんだと調べてみました。そうすると、北海道の中に本当に日本最高水準の住宅建設の応援をしている町がありました。沼田町であります。沼田町は、最高額 570 万円です。570 万円なんですけれども、実は、これはまだ増えます。というのは、これプラス子ども1人につき 50 万円出すと言ってるんです。ですから、子どもが2人ぐらいいたら簡単に言うと 670 万円です。ただし、これは津別町で助成している解体費用 50 万円が含まれていますから、ここからマイナス 50 万円かなと、津別の場合は別に解体費用は 50 万円別な制度で見ていますから、そういうふうに思っております。それ以外にも歌志内市でも 500 万円という形で奨励金を出しております。基本という形では歌志内のほうが多いです。歌志内は基本 200 万円で、沼田町のほうはちょっと年齢でスライドするのですけど 170 万円から 180 万円ということで。うちの必須要件にあたる金額なんですけど、やはり、これは近隣の町村でも 60 万円という所がないので、もう少し必須要件の金額を上げてあげる、必須要件以外にも加算要件にほとんど該当するだろうというふうに言われるかもしれませんけれども、津別町の事例を考えると、大体、1番多く見られるのが 170 万円から 180 万円ということで、もちろんそれ以下の方も満額の方もたまにはいるというお話でしたけれども、実質それぐらいの金額ですので、やはりここは魅力アップのために、500 万円と私も言いたいところなんですけども、なかなかその金額にまで今のやつをアップさせるということは、また今までこの制度を利用した方との差別間も出ますので、段階的アップで最終目標をそのぐらいにしていくような考えでもいいのかもしれないなというふうに思っておりま― 57 ―す。今の若い人たちが、津別町で暮らしていく中で、例えば津別町でアパート暮らしを始めていく、最終的に津別町に確定的に住んでもらえるのは、やはり僕は家を建てるということだと思うんです。ですから家を早く建てていただくことがいいと思うんですけれども、なかなか若い方には頭金というものが用意できません。頭金が用意できないとローンの金額が高くなって、月額の返済が高くなりますので、その頭金に相当するという意味では、この 500 万円というのは大変魅力なのではないかなというふうに考えて、今日そういう数字を皆さんにちょっとお示ししました。何かあったらお答えいただきたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

沼田町さんも随分頑張っているなという印象を受けますけれども、町のほうは上限 220 万円ということで、これまでも3年、3年の見直しの中で改良を加えてきたところです。金額も少しずつ上がってきたりしています。津別町も、この新築するときの現在でいえば、特徴というのはできるだけ地元にお金を落としていただきたいということで、町内業者を使うということでこれまでも少しずつ金額も上げてきていますし、それから町内で生産された木を使うと、あるいは、それにさらに森林認証を受けていればさらにアップしますというようなことで、この三つがやはり町にできる限りお金を落としてもらう、そういう取り組みをしている企業も支援をしていこうということになっています。あと、子どもがかつては1人につき幾らというのもあったのですけれども、今、子どもに対して 30 万円ということで、30 万円だけですけれどもそういう形になっています。ずっとこの3年間の支出状況をながめていくと、上限が 220 万円なんですけれども、90 万円という人がそれなりにいるんです。これは何かというと、やはり子どもがいるというのと、基本金額が 60 万円、議員がおっしゃっていたとおり、それはどんな形でもあたるのですけれども、プラスする加算要件のところで当てはまるのが、やはり町内ではない業者を使ったりとか、認証材とかそういうものは関係なくというようなことで、基本の 60 万円と子どもがいるので 30 万円、この 90 万円というのが意外にいる― 58 ―んです。あとはそれぞれ皆さん自由なものの考え方で建てられているというふうに思います。220 万円に全部該当する人というのは、この3年間では誰もいないんです。200 万円というのはあるんですけれども、これはその 20 万円はどこで該当していないかというと、転入された方が建てると 20 万円プラスになるので、そうではない地元にいる人が建てられているということですので、この制度そのものが転入されてくる方ばかりではなくて、町で、ここに住んでいて、そして家を建てて生涯ここで住みたいなというふうな方たちに対する応援という要素が強くなっておりますので、そうして見ていくと、むしろまだ決めたわけではないんですけれども、転入のところをやめて、基本金額のところにそれをもっていくことによって、より皆さんが得る額が大きくなるということも一つの方法なのではないかなということで、今、検討を進めているところです。それと、一ころから見ると、非常に住宅を建てるという傾向がやっぱり薄くなってきています。かつては 20 軒、30 軒と毎年建っていたんですけれども、やっぱり2軒だったり5軒だったりというような状況になっています。人口も減っていっているのは当然関連していますし、一つはやはりあまり家を持たなくなってきたというか、将来の処分を考えると非常に大きなものを背負い込んでいくような格好で、それは子どもや孫に押しつけるのもどうなのかなというのもたびたび聞いたりもします。そういうことも含めて、トータルでやはりいろいろ考えていかなくちゃいけないのかなと思っているところであります。

質問 7番 佐藤久哉

〔登壇〕 2点目、3点目については、やはりお金がという― 59 ―言葉がネックになっているのかなというふうに感じております。ただ、今ちょうど複合商業施設の問題で津別町の財政状況の説明を受けることが多いのですけれども、今、津別町の財政状況は管内でも優秀で優良な財政運営をしているというふうに私はとらえております。決してお金に困っているという状況ではないと思います。もちろんこれから大型事業を抱えていて、本当にお金を大事に使わなきゃいけないという町長の姿勢はそれで尊重します。15 年前でしたか、町長が初めて町長になられて、その時、ちょうど自立の時だったので、これからは全てを選択していくわけにはいかないと。やはり政策として取捨選択が必要になると、限られた財源の中でそうしたことを考えていかなきゃいけないというようなお話をされたのが非常に記憶に残っております。津別町は、先ほどの速報値にもありましたけど2年連続国調で流出率 11.3%、それから今回数字に直しますと 12.7%、2回連続管内で最高の人口の流出率となっております。やはり人口減ということは、やはり人口をとどめる施策、それから人を呼んでくる施策、そうしたものが取り上げられるべき重点政策ではないかなというふうに思っております。子育て支援も重点政策だと思います。しかし子育てをするための、その子どものいる世帯を津別町に多くつくることがやはり大事なのではないかなというふうに思っております。先ほど町長のお話に、家を建てる軒数が減ってきたと、これもやはり津別町は、全体の中で人口の上のほうが大きいという、高齢者が多いといういびつな形というか逆さとっくりのような形になっているので、非常に子どもが少ないということであります。私は子育て支援の提言をしたときにお話し申し上げましたが、津別町は全人口に対して、小中学生の率が 5.7%、それに対して近隣町村や類似町村は平均7%あると、津別町はそういった町村に比べて 18%から 20%小中学生の率が低いと、であればお金を突っ込むところは決まっていると、やはり子育て支援に重点的にお金を突っ込んでいくべきではないかとその時申し上げました。そして、その子育て支援をするためには子どもがいなくてはなりません。子どもを産み、育てるような若者の世帯を定住促進させていくのは、やはり町として私は急務だというふうに考えております。― 60 ―津別町で 2014 年には住生活基本計画の見直しについて町長に質問したときに、津別町の平成 17 年の国調で 6,222 人に対し、町外から津別に働きに来ている方が 586 人、平成 22 年の国調で 5,646 人に対し 610 人、これだけ津別町へ働きに来て、要するに津別に住まないで津別で働いている方がいると、これ町長の答弁の中から拾いました。その後、2015 年の部分は私が調べてみました。ちょっと町長の数字の出し方がわからないので、津別町で中間の流入人口 668 人であります。これは多分、これから学生の通学を引けば従業者の数が出てくるのかと思いますので、640 人前後が 2015 年の段階で町外から津別に働きに来ている方であります。この時も話題になりましたけれども、このときは、そうした方は住宅がないから住まないんだということで、もう少し特公賃をつくったらどうですかというお話しをしたのですけれども、今回、やはりこうして人口がこれだけ減っていっているにも関わらず町外から津別町に働きにくる方がどんどん増えているということを考えると、やはり津別に住んでもらう条件のグレードアップが必要ではないかなというふうに考えます。先ほどの数字の裏づけといたしまして、私は平成 29 年から令和3年3月までの津別町の出生死亡、転入転出についても調べました。いわゆる自然減と社会減であります。一応数字を申し上げますと、死亡から出生を引いたものが平成 29 年からマイナス 86、マイナス 46、マイナス 59、マイナス 62、マイナス 62、これが死亡から出生を引いた数で、平均で 63 になります。それから転出から転入を引いた数が、平成 29 年からマイナス 72、マイナス 69、マイナス 53、マイナス 60、マイナス 50 ということで、平均が 60.8 であります。自然減に対して社会減が同等近くあるということは、やはり社会減が非常に多いと、昔 18 歳で 100 人も離町するような時代と違いまして、現在も津別町から 18 歳の離町が 20 人をはるかに切っているわけですから、そうした意味では、この社会減の数字はかなり同等近くまであるというのが多いのではないかと、それはやはり津別町から離れていく理由を分析、アンケート調査等でもやってらっしゃいますけれども、やっぱり代わりに入って来てもらえる人が少ないのではないかなというのが私なりの分析結果であります。現在、津別町に通っている人が 640 人もいるのであれば、ぜひこの近隣から津別町に住みかえをしてもらえるように、もう少し施策をグレードアップする必要もあるの― 61 ―かなと思いまして、今日こうした提案をさせていただきました。今後、今日の議論の中で町長の心を揺さぶるものがあったのであれば、ぜひ検討課題としていただきたいと思いますが、町長のお考えをお聞きしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

多分これはお金の問題だけじゃないと思うんです。仮に 100万円アップしたとしても、それじゃあどんどん増えてくるかというとそういう状況でもないというふうに認識しております。通勤者がやはり増えつつあるというのも承知しておりまして、つまりお隣の町や市から、そんなに苦労なく通勤ができるというそういう距離感があるものですから、そしておかれている社会的なインフラもやはり比較していくと、なかなか隣の市のようにはそこまで準備をするということはかなり難しい状況になっていると思います。やはり教育だとか医療だとか、あるいは買物環境だとか、そういったものがそれなりに整っていなければ、なかなか転入を決断するというところには、今ちょっと 30 分も、あるいは 15、16 分も行けば自分の職場に行けるというような状況であれば、やはりなかなか選びづらいのではないかなという認識をしています。そういうこともあって何とかできる範囲の中で、まちなか再生を含めて町にやっぱり賑わいや魅力をもっていくと、こちらは豊かな自然があると、それをプラス要素として、そしてそこそこの社会インフラも整っていますよということで選択をしてもらえるように、今、考えとしては進んでいるところです。そこに力点を置いていきたいなというふうに思います。お金でなかなか勝負してもこれは勝てないだろうなというふうに考えておりまして、課題としては持ちつつも、最初に手をつけていくところというのがまだあるというふうに思いますので対応していきたいなというふうに思っているところです。議員がいろいろお調べになって、私も平成元年からずっと出生数だとか、いわゆる社会減だとか、それから自然減の比較だとかを見ていますけれども、平成元年からずっといけば転入と出生を足した分というのは 7,700 人ほどになっています。逆に転出して亡くなられた方を足すと1万 2,000 人ぐらいになっているということですから、4,000 人ぐらいの方が平成元年から令和2年までの間の中で減っていっているということです。転出にもいろんな事情があるかと思います。その理由等もいろいろ窓口で― 62 ―書いてくれている方もたくさんおりますので、その理由については承知しているつもりでありますので、そこに有効な何か打つ手というのをともどもに考えてまいりたいなと思っていますので、よろしくお願いいたします。

質問 7番 佐藤久哉

〔登壇〕 もちろんお金ばかりじゃないということは、よく存じております。先日も議会報告会で私、町民の皆さんに答える形でお話ししたんですけれども、実は津別町の年齢別人口で 20 歳から 34 歳まで、この間に津別町には 311人の男の方がいらっしゃいます、女性の方は 213 人、約 100 人男が多いんです。ということは、町内同士でもし 200 人くっついても 100 人の男の方は、もしお嫁さんをもらうとしたら町外からもらうんです。もしそれが近隣の町村であれば、例えば北見で働いている女の子と津別町の木工場で働いている男の方が結婚しようとすると、当然、すみかは北見か津別になります。そうすると津別に居を置いて奥さんを北見に通わせるより、俺が北見に住んで俺が津別に通ってきたほうがという優しい男性が多いと思いますので、それが北見に住むきっかけづくりになるんです、結婚というのは。このときに、やはり北見と津別を2人は将来を考え真剣に考えると思うんです。そのときに、やはり津別に、先ほど町長申されたとおり、津別から北見や美幌は近いですから若い人たちにとってはそんなに苦ではない生活圏なわけです。そうすると住んで非常に有利な家賃の補助制度だとか、子育て支援制度がある津別町のほうが住みやすいのではないかという決断をしてもらえるような状況に私はもっていきたいなというふうに考えています。今、現実にこれだけの人がこれから結婚したり、それから住居を構えたりするのであれば、やはり男の人が出ていく理由をつくってしまうのは非常に行政施策としてまずいかなというふうに考えておりますので、ぜひこの件も検討していただきたいと思います。それから、先ほどちょっとお金の話ということでまとめてするということで、実はよその町の議員と話してみました。うちの移住サポートデスクというか移住定住の業務に携わっている方は大変仕事ができるし、仕事の量もやっているし優秀だと思います、現在。今、そうした人たちがいるというのは、一つの移住定住対策についての武器だというふうに考えております。でも、そういったことに携わる人たちに私たちは― 63 ―ウエポン、兵器を与えるべきだと思っているんです。これから移住定住の取り合いの戦争になるわけですから、その戦争で勝てるような武器を持たせて、ぜひ移住相談会やいろいろな移住者の選択の中に対する戦争に戦いに入っていってほしいと、であれば、やはり私どもはそれなりの条件を用意してやる必要があるのかなと。せっかくそういう優秀な人材がいるときに、他町村よりも多くの成果を上げられるような後ろ支えが必要なのではないかと思っていますので、ぜひそうした制度のグレードアップについても今一度考えていただきたいと思いますので、町長のほうからお考えがあればお聞きしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

ありがとうございます。役場の例えば職員を見ても、73%が町外から来ている職員です。ほとんどがこちらに住んでいますけれども、特別な事情がない限りは町外には住んでおりませんけれども、それぐらいもう津別の方ではなくなっているという状況です。ほかの職場を見てもかなりそういう状況になってきています。言ってみれば、転入された方、移住された方というような見方もできるかというふうに思いますけれども、そういう実情の中で、そして職員も少しずつ家を建てはじめていくというのもまた現実ですので、そういうところもぜひ見ていただければなというふうに思います。津別の空き家バンクの担当というのは、まちづくり会社でやっておりますけれども、ホームページを見られたらわかりますとおり、本当に素晴らしくなっています。むしろ町のホームページよりも見やすくて、そしてアピール感も非常に強いものになっていますし、対応する人もしっかりしています。ただその中で、実際に来られたときに、よく移住者の方に時々津別ではないですけれども感想として出るのは、先ほども申しましたとおり来てはみたけれどもということで、何か来なければよかったのかなというような思いを持たれる方もやはりいるというふうに聞いています。そこには例えば移住相談会で立派なパンフレットや立派なものがいっぱい用意されているのと、行ってみての実際の生活とのギャップというのですか、そこのところはやはりしっかり埋めていかないといけないのかなというふうに考えてもいるところなんです。そういうことも頭に入れながら、ひところ 2020 年のオリンピックでは「おもてなし」なんてい― 64 ―う言葉が一時期流行りましたけれども、そこまでいかなくても、何か来てみて、そしてパンフレットだとかいろんな人のお話も聞いて、視察も来て、そして住んでみたけれどもやっぱりいい町だよねというふうに言われるような、そういう取り組みも必要ではないのかなと考えているということで答弁させていただきたいと思います。

質問 7番 佐藤久哉

〔登壇〕 最後にちょっと言い忘れたことだけ申し上げて終わりたいと思います。今、町長がおっしゃったとおり、実は移住定住の仕事に関しては津別町のホームページにもチャレンジツベツですとかワークINツベツだとか載っていますけれども、実は津別町のホームページよりも素晴らしいできで、それを見たら本当に津別町にすごく魅力を感じるような形になっているかと思います。本当にそういう意味では私は仕事は優秀だなと思って評価しているのですけれども、そうしたきっかけづくりをうまくやっていく中で、津別に来てもらってお試し暮らしをして帰って、リピーター、多分津別に来ている方の9割以上は津別に住む前に2回来ているという形が多いんです、お試し暮らしで。ですから2回目来ていただけるように、来るきっかけ、それから来てから、先ほど町長が言われた後悔しないように2回目来ていただいて、本当にそうなのかということを確かめていただくような、そういう制度というか、そういう仕掛けづくりを今後していただくように要望いたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。

出典:津別町議会 令和3年第10回定例会 2021年12月15日 議事録 PDF(52ページ) 間違いを知らせる