津別町議会 平成30年第4回定例会 2018年9月13日
森林認証材のブランド化の目的について
2018年9月13日、津別町議会の一般質問で、高橋剛議員が「森林認証材のブランド化の目的について」質問し、町長 佐藤多一が答弁しました。
- 質問者
- 高橋剛 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤多一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 5番 高橋剛
続きまして、2番目の質問に移らせていただきます。町長は、以前のご答弁の中で、― 39 ―認証というものは販売を有利にすることが目的ではなく、結果として認証材が選ばれて、他のものが駆逐され環境保全と木材利用を両立することと、このような趣旨のお話をされていたかと思います。先ほどのご答弁でもブランドによる差別化ではないということで答えられておりました。また、SGECのこちら定款の第3条なのですけれども、SGECの目的というところで、「我が国において持続可能な森林経営を広く普及するとともに、そこで産出される木材等の有効な利用を推進し、森林整備水準の向上及び林業の活性化等を通じて循環を基調とする潤いのある社会の構築と緑豊かな自然環境の保全に資すること」このような記述がございます。さりとて経済活動ともリンクがなければ、なかなか制度の普及、さらに今たくさんオホーツク管内にございますけれども、制度の普及ですとか維持ですとか、更新、こちらの制度がございますので、そういう維持ですとか、なかなか難しいのではないかなと感じているところもございます。私は、ブランド化の目的というのは、やはり他の町村、他の地域よりも津別の木材、木材産業の優位性を高めることにあるのではないかなと考えておりますが、現在の町長のお考えはいかがでしょうか。
答弁 町長 佐藤多一
ブランド化の目的は、本町の木材産業の優位性を高めることにあるというお尋ねでございますけれども、森林認証の目的は、先にお答えしましたとおり、適切に管理された森林から生産された木材を使って製品をつくり、流通をさせ、消費者に届けるという持続的な森林の利用を促進するために取り組まれているものであります。しかし、一方において森林認証の取得がビジネスとしての前提になっている状況もありますことから、認証ツールとして加工事業者と連携し、供給体制を構築することでビジネスチャンスにつながる可能性があるのもまた事実であります。ただ、津別町だけの認証材で優位性を高めるには、ロットに限界がありますので、オホーツク総合振興局と管内全市町村がともに現在取り組む連携事業を活かしまして、国内で最大の認証林を持つオホーツク地域としての優位性を活かし、認証材の消費拡大を図っていきたいと考えているところであります。以上、答弁とさせていただきます。― 40 ―
質問 5番 高橋剛
〔登壇〕 ただいまオホーツクの総合振興局と管内全市町村の取り組む連携事業の活用ということでお言葉がございました。私は、ここが肝になってくるのではないかなと感じております。私自身の経験なのですが、新商品の開発ですとか販売に携わった経験が何度かございます。相生のクマヤキもそうですし、商社に勤務していた折には、PP(ポロプロピレン)でできました 1,000 リッターのタンクというのを軽トラックに乗せまして、当時私が担当しておりました長野県、上は軽井沢から下は飯田のほうまで長野県全部を走って実際にユーザーの方に見ていただいて、PRをしたという経験もございます。そういう現場の者からすると、一つでも二つでも他者と有利なところがあるというは非常に重要なのかなと思うのですが、それはその会社が開発した商品でありますので、その会社の営業担当者が苦労するのは当然のことでございますけれども、事、木材ということに関しますと、木材の商品ではなくて、その認証林全体を津別で実際に生えているその木材のPRというか、地域の連携というのは非常に重要になってくるのかなと考えているところでございます。これに関しまして、実際、今現在なのですけれども、オホーツク総合振興局との連携ですとか、管内の他の町村との連携というのは、どのような状態になっておられますか。
答弁 町長 佐藤多一
オホーツクのほうでは、以前からオホーツクAI事業というのもやっておりますし、最近では皆さんもご承知のとおりオホーツク統一イメージ形成の事業が進められているところです。それに今は例のロコ・ソラーレの皆さんをポスターだとかいろんなものに使わせていただいて、オホーツクのPRをさせていただいているところでありますけれども、ご承知のとおりオホーツクの地域というのは、北海道に幾つか総合振興局なり振興局がありますけれども、その中で林業と水産業は、ナンバーワンなんです。農業は十勝に1位を譲っておりますけれども、ナンバーツーということで非常に林、それから農、水産と、いずれも非常にポテンシャルの高い地域であるのが実情であります。それをただ全体のイメージとしては、やはりどうしても何かしら十勝に負けてしまうということもあって、この間も随分私が町長になる以― 41 ―前からですけれども、振興局のほうとしては、オホーツクのイメージをもっともっと上げていこうと、イメージ、オホーツクということを上げることによって、そこから生産されるさまざまなものが価値をさらに生んでいくということで、それを振興局、そしてそこに入っている全市町村が協力し合ってやっていこうということで、主にPR活動が中心になり、そして年に一度はどれぐらい浸透しているかというのを、東京だとか首都圏でアンケートをとって、そして各市町村ごとの知名度アップがどれぐらい進んでいるかだとか、オホーツクという名前がどれぐらい進んできているかというのがチェックされているわけですけれども、まだそんなにそんなに上がっているという状況ではありません。そこで引き続いてこれを進めていくということが今全体として取り組まれている、そういう状況になっています。その中で、木の部分に関しましては、町村の中で特に際立って取り組みを進めているのが、オホーツクの中では東京の港区の動きに連動いたしまして協定書を結んでいます。間伐材を利用促進していこうということで、全国で約 80 ぐらいの自治体が港区と協定を結んで、しっかり管理された認証を持って、そして管理されている山から生産される加工品を港区としては協定した市町村のそこから搬出されるものを積極的に使っていくという、そういう取り組みでありますけれども、北海道では今確か五つぐらいいたと思いましたけれども、その中の三つ、紋別、それから滝上、そして津別がここと協定を結んでいるところでありまして、そことも実は今回林業大学校の関係も含めて、三者でも話したことがありますし、なんとか木を使う、そしてそれを生産し、加工していく人たちをこの地域でなんとか育てていくことができないかということで、そういう誘致活動もオホーツク全体として取り組んできたところでありますけれども、その中心的な役割を今言いました三つが先頭に立って行ってきたというのもまた事実であります。そんなことで、できるところから進めているという状況であります。
質問 5番 高橋剛
〔登壇〕 確かに紋別ですとか滝上、津別、我が津別というのは、非常に林業の盛んな地域でございまして、見させていただいた資料でも非常に大きな面積をとっているなというのがわかりますし、これからもこちらに関しては、連携のほうを強めていただいて、津別一つということであれば声が小さくても、オホ― 42 ―ーツク全体ということになれば大消費地に対してのアピールもまた違ってくると思いますし、その辺はさらに進めていただければと思っております。それでは、三つ目の質問に移らせていただきます。三つ目の質問といたしましては、お試し住宅のことに関してお話をさせていただければと思っております。お試し住宅なんですけれども、こちらのほうは、お試し住宅を兼ねたモデルハウスの建設をどう考えるかということなんですけれども、こちらのほうでは多少私自身の言葉も少し訂正しなければいけないところもあるのかなと思いまして、先にお話させていただければと思いますが、お試し住宅に関しましては、前回の私、移住政策の一般質問をさせていただきまして、旧町長宅を取り壊すにあたって、お試し住宅はどうされるのですかという質問をさせていただきました。町長からは、移住政策推進のためにはお試し住宅は必要ということの主旨のご答弁をいただいておりますけれども、その際個人的な意見といたしまして、経済的な負担、こちらのほうを考慮いたしまして、また空き家対策の一助にもなるかなということで、現状有姿で使えるものがよいのではないかなということでお話を前回させていただいております。ですが、それの以前に町長はお試し住宅の質問を認証材でつくったらモデルハウスをつくってアピールしてみたらよいのではないかというような質問が佐藤議員のほうからあったかと思うのですけれども、そのときの答弁で非常に有効的なのではないかという答弁もされておりました。私、前回の質問の折には、ここまでの考えにまだ至っておりませんで、個人的な見解として現状有姿で使えるもののほうがよいのではないかなというお話をさせていただきました。ただ、どちらにいたしましても空き家を利用して現状有姿で使えるものにいたしましても、認証材をPRする場として新しいモデルハウスを建てて、そこをお試し住宅にするという二つのどっちのパターンをとってもメリットとデメリットと両方あるのではないかなと思うのですが、こちらのモデルハウスの建築に関しまして町長のお考えをいただければと思います。
答弁 町長 佐藤多一
お試し住宅を兼ねたモデルハウスの建設についてのお尋ねでございますけれども、この件に関しましては、今お話もありました以前佐藤議員からもご質問を受けたところでありますが、今後今津別町が進めようとしていますまちな― 43 ―か再生事業に相当の財源を要するということから、モデルハウスの建設までには資金が回らないのではないかというふうに実感をしているところであります。お試し住宅として活用してきた旧町長住宅につきましては、ご承知のとおり新庁舎建設に伴い取り壊すこととしていますけれども、移住者向けの住宅としては、本年6月議会で高橋議員にお答えしましたとおり空き家の活用が現実的ではないかと考えているところです。例えば、建設が予定されているゲストハウスの改修の際には、可能な限り認証材の活用を促し、宿泊された方がそこを経営する経営者や、あるいは津別町の地域の方々と交流を深め、この町の情報をよく承知していただいて、移住先として選択していただけるような方向に進んでいくのが望ましいのではないかなと考えているところでありますので、以上、答弁とさせていただきます。
質問 5番 高橋剛
〔登壇〕 これに関しましては、今町長からご答弁いただきましたけれども、財源の問題も確かにございます。以前、佐藤議員のほうから質問が出ましたのは平成 28 年の3月 16 日ということになっておりますので、それから2年以上経っておりますし、状況というのも大分変わってきておりますし、まちなか再生、あと新庁舎の建設ということで大分見えてきた部分もございますので、当然変わってくるのかなという思いはいたします。前回もお話しさせていただいたのですけれども、お試し住宅自体は津別町を知っていただくと。非常に使い方という面では、以前から問題になっているのかなと思いますが、ホテル代わりに使われている方というのもいらっしゃるというふうにお伺いはしていますけれども、それでも運営の仕方、やり方というのを考えていただいて、ぜひつくって運営をしていくということのほうが大切だと思いますので、できる限り早い実現をお願いしたいと考えております。それでは、四番目の質問に移らせていただきます。平成 27 年の3月 11 日なんですが、同じく佐藤議員の一般質問におきまして、津別の公共建設物への認証材の使用について問われまして、町長がご答弁といたしまして、認証材が公共施設等に利用できるようになれば積極的に活用してまいりたいと考えておりますという答弁をされております。当時とは大分状況も変わったのかなというのもございますが、公共建築物への認証材の使用というのはどうお考えなのかお聞かせいただければと思います。― 44 ―
答弁 町長 佐藤多一
認証材の公共建築物への使用についてのお尋ねでありますけれども、まず国等の取り組みについてお話しをさせていただきます。国は、戦後造林された人工林が資源として利用可能な時期を迎え、木を使うことにより木を育て、林業の再生を図るべきといたしまして木造率が低く需要が期待できる公共建築物をターゲットにいたしまして、「公共建築物における木材の利用の促進に関する法律」を平成22 年 10 月1日に施行したところです。これにより、北海道も「北海道地域材利用推進方針」を立てまして、地域材の利用促進に関する基本的方向を定めました。本町におきましても、平成 24 年4月1日に「津別町地域材利用推進方針」を立てまして、公共建築物等における地域材の利用の基本的方向を定めたところです。これによりまして、平成 26 年以降は、みぃとインつべつ、認定こども園こどもの杜、西町団地、これらの建設に際しまして、積極的に地域材の活用を行ってきたところであります。今後につきましても、引き続き公共建築物の建設にあたりましては、地域材の活用を進めてまいる考えであります。以上、答弁とさせていただきます。
質問 5番 高橋剛
〔登壇〕 地域材の活用を進めていくということでご答弁いただきましたけれども、今後、明日になるのでしょうか、ネイチャーセンターの件もございますし、あと、新庁舎ですとかまちなか再生でもかなり大型の建物というのが出てくるのかなと思います。以前、新庁舎の特別委員会だったでしょうか、木材の使用の率ということでお伺いをしたときに、どのぐらいというふうに定めてしまうと設計、こちらのほうの選択肢を狭めるということで、一部というようなことで何パーセント使うというような既定はないということでお話はお伺いしております。他の先ほども申しましたけれども、例えばネイチャーセンターですとか、今後例えば出てくる家、公共建築物に関してどのぐらい利用したい、目標みたいなものがもし町のほうでございましたら教えていただければと思います。
答弁 町長 佐藤多一
先ほど申し上げましたとおり、平成 24 年の4月1日に国や道― 45 ―の方針に倣いまして、津別町も津別町地域材利用推進方針というのを結構長くしっかりしたものをつくっているところです。この中では、公共建築物における地域材の利用の促進の基本方向、そしてその中で町の役割、そして関係者の適切な役割分担と総合連携、そして先ほどのお話とも関連しますけれども、町民の理解の造成、こういうものが掲げられております。そうした中で、実は町が整備する公共建築物の木造化の推進基準、それから町が同じく整備する公共建築物及びその他の施設の木質化の推進基準、つまり木造化の基準と木質化の基準というのを別表でその方針の中で設けております。これに基づいて、可能な限りそれに合わせる形で進めてまいりたいと考えているところです。
質問 5番 高橋剛
〔登壇〕 基準に合わせて進めていくというお答えでしたので、ぜひたくさんの材を使っていただければと思います。最後に、一つ町長にご提案させていただければと思います。本日、木材に関して質問をさせていただきました。個人的なことで恐縮なんですけれども、私は津別に生まれ、私の両親もともに木材関係で働いておりました。父は丸玉で働いておりまして、母は港さんにお世話になって、それからは加賀谷さんにお世話になって、津別の木材関係で私自身も育てていただいたというようなところもございまして、非常に津別の木材が活気を呈するということは、だれにとっても非常にいいことしかなくて悪いことがないということで、ぜひとも活気を呈すればいいなと考えております。折も折、来月木のまちサミットがございます。こちらのほうで、木のまちサミットにはハウスメーカーの方も来られるというお話もございますし、あと、マスコミの方も来られるというふうに複数の社が来られるというふうに聞いております。町長にはごあいさつ等の機会もあると思いますし、いろんな面で津別の認証材のみならず、木材の加工、商品ですとか、たくさん津別にはいい商品がございますので、ぜひとも思いっきりPRをしていただければと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいなと思いますが何かあればよろしくお願いします。
答弁 町長 佐藤多一
木のまちサミットでしっかり津別町の木材製品のPRをして― 46 ―ほしいということでありますけれども、もちろんそれはしっかりさせていただきたいというふうに思っています。以前もお話ししたと思いますけれども、この木のまちサミットがそもそもスタートしたのが、先ほどちょっと触れましたけれども、港区との全国の協定自治体、そこと年に一度、そこの首長さんたちと交流が港区であるものですから、その中で岩手県の住田町の町長さんからぜひ賛同される方、この中で木のまちサミットをやってみないかということで言い出しっぺである住田町のほうから始まったところでありまして、それに賛同する市町村が次2番手、3番手ということでこれまで開催してきたところです。北海道では初めてになりますけれども4番手として津別町で開催することになりましたので、しっかりPRをさせていただくとともに、ちょうど今年は北海道 150 年の記念の年でもあるということでありまして、アイヌの方たちも随分クローズアップされているところです。そうしたこともあってアトラクションには、阿寒のほうからアイヌの方たちに来ていただいて、全国から来られる方にぜひ北海道というものをまたそういうところも含めて見ていただければなというふうに思っておりますので、議員におかれましてもこれにはぜひ積極的にご参加願いまして、そしてまたその後懇親会もありますので、立食でありますけれども名刺交換等々されて、ぜひ交流を深めていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。