みんなの議会

津別町議会 平成23年第9回定例会 2011年12月20日

役場機構改革に伴う人事管理の総合的なあり方について

2011年12月20日、津別町議会の一般質問で、谷川忠雄議員が「役場機構改革に伴う人事管理の総合的なあり方について」質問し、町長 佐藤多一、総務課長 林伸行が答弁しました。

質問者
谷川忠雄 議員
答弁者
町長 佐藤多一、総務課長 林伸行

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 2番 谷川忠雄

〔登壇〕 それでは、先に通告の質問を町民の声や私の所見を含めて行いますので、簡潔、明瞭な答弁をお願いいたします。質問の項目は、役場機構改革に伴う人事管理の総合的なあり方についてでございます。中身を申し上げます。現・行政機構のグループ制は、新年度から第二次改編がスタートする予定であるが、目下テレビ等で新大阪市長が民間感覚の厳しさや、親方日の丸意識の払拭を念頭に、公務員改革の抜本策を標榜するなど、世間の注目を集めているが、今次役場の機構改革と併行して、既に民間委託も検討され、行政経費の削減を含め機構のスリム化にも着手するなど、この点については評価されると思いますが、一方では組織活力の醸成が大事と思われます。もって、一生懸命仕事をする、発奮力や気概のある職員を育成し、人と機構をうまく機能させる視点が大切であり、今年年輩者が定年期を迎えつつある中で、毎年次の世代交代が顕著で、町民世論では全体的な戦力の低下が憂慮されるなど、役場改革は急務な実態にあります。おって、過渡期の問題もあって難しい課題も理解はいたしますが、町の現状にあった職務評価等の導入により、切磋琢磨の意識変革も今回の改革では必要で、この点を補強すべきと思料されるので、次の諸点を検討され、今回改革を実行性のあるものにされたく伺います。― 72 ―1つ目、人材育成の具体的な方策や方法。2つ目、実務能力等の職務評価ルールの検討や導入。3点目、年功序列の自動昇給の実態や見直し。4点目、希望等による降格降給の実態や導入。5点目、人事管理や職制登用の基本的な考え方。6点目、パソコン普及による町民接点の希薄化の改善。7点目、再雇用のルールや外郭団体の受け皿整備の進捗度。特に、雇用年数ですとか役場の指揮監督権について伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 佐藤多一

〔登壇〕 それでは、ご質問のありました件につきましてお答えしたいというふうに思います。7項目があったと思いますけれども、まず1つ目の人材育成の具体的な方策や方法ということでございます。これは、平成9年に自治省から示されました指針に基づきまして、津別町は平成 12 年に「津別町職員人材育成基本方針」というのを作成いたしました。以来、これを基本に人材育成の取り組みを実施してきたところでございますけれども、その後平成 17 年の地方公務員法の改正、あるいは今日の地方分権、地域主権改革、こういったものによりまして行政を取り巻く環境が大きく変化してまいりました。こうした変化に対応するために、平成 22 年 10 月、昨年の 10 月ですけれども、人材育成基本方針の改訂版を作成いたしました。昨年度より職員研修、人事管理、職場環境整備、これらはそれぞれ人を育てるという共通の役割があるというふうに認識いたしまして、人材育成の取り組みを開始してきたところです。主な柱としましては、行政サービスの多様化・複雑化にこたえられる専門的能力の育成。それから、新たな課題を発見し、これに対応する政策形成能力の育成。そして、社会情勢の変化に適切に対応できる柔軟性の育成。こういったことを主な柱として進めているところでございます。2つ目ですけれども、実務能力等の職務評価ルールの検討や導入ということですけれども、国は平成 21 年度から人事評価制度を導入いたしまして、町村につきましては関連する地公法の改正が廃案のままになっていることもありまして、実施しているの― 73 ―は一部にとどまっている状況にございます。津別町は、職員の能力開発や人材育成等を目的とする人事評価制度の導入にあたりまして、まず、制度の理解が先決であるというふうに考えまして、平成 20 年度及び 21年度に人事評価制度について、さらに昨年、平成 22 年度は、目標管理制度についてそれぞれ職場内の研修を実施してきたところでございます。これらの研修の結果、評価方法や評価の基準・項目等の精度等について一定の訓練期間が必要であること。それから、人事評価制度の目的は、職員の能力開発と人材育成が不可欠であるため、人材育成を優先して取り組むことを重要視したところでございます。この人事評価制度に向けまして、今後も国や先進自治体の取り組みを参考にしながら、能力・業績を重視した人事管理について検討を進めていきたいというふうに考えているところです。それから、3つ目の年功序列の自動昇給の実態や見直しです。平成 18 年度の国の給与構造改革を踏まえまして本町におきましては、平成 19 年度に国の基準に基づく新給与制度に移行しています。職務・職責に応じた給与構造への転換を図ってきたところでございます。職員の給料は、職務給の原則によりまして、条例により職務の内容と責任度によって給料の号俸を決定しています。主査職は4級まで、管理職は5級、6級という状況でございます。それから、4つ目の希望等による降格、降給の実態や導入についてということでございますけれども、本町は職員が自ら希望して降任するという、いわゆる希望降格制度は取り入れてございません。それから、5つ目の人事管理や職制登用の基本的な考え方についてということですが、人事管理につきましては、先ほどの津別町人材育成基本方針の改訂版により実施しております。昨年度から自己申告制度を取り入れまして、職員の強み、あるいは弱みの把握や、現在担当している業務の満足度、将来担当してみたい業務などを課長経由で申告いたしまして、適材適所に配置するための参考としているところです。また、昨年度より管理職による課内の人事ヒアリングを実施しておりまして、課内の事務総― 74 ―量と配置職員のバランスをチェックしております。そこで出た課題を把握して次の異動等に活用しているところです。管理職の登用についてですが、日常業務の取り組み姿勢や、あるいは職場内におけるリーダーシップ、それから自己申告書の内容等々を総合的に判断して実施しておりまして、登用のための特別な試験というものはもってございません。ここ数年につきましては、管理職のポスト数と管理職登用の高年齢化という問題もありまして、次世代のリーダー養成が急がれているというふうに考えているところです。それから、6つ目のパソコン普及による町民接点の希薄化の改善についてでございます。これは、多分挨拶のことも含めてのことだというふうに考えておりますが、役場に来られた方で迷っているような状態を確認したときには、職員から声をかけるよう指導しております。また、特に通路に近い窓口担当職員につきましては、来庁者が近づいてきたという気配、そういったものを感じたときは顔を上げてしっかり対応するよう、さらに指導を徹底してまいりたいというふうに思っています。それから、再三指摘されています接遇改善の関係ですけれども、これも年明けの1月に講師を招いて職員研修を予定しております。その内容につきましては、その講師から一般的な話を伺うということではなくて、講師が役場に入ったときの、その職場の印象あるいは窓口対応で感じたこと、改善が必要ということがあれば、それらを中心にお話をしていただくというような内容を予定しているところでございます。それから、最後の再雇用のルールと外郭団体の受け皿整備の進捗度合いということでございますけれども、定年退職者の再雇用は任用期間を原則1年としまして来年、24 年の4月から実施する予定でおります。再雇用の対象者につきましては、今年度、平成 23 年度末の定年退職者でありまして、その中から再雇用を希望する者というふうに考えております。再雇用者を配置する職場といたしましては、専門的知識を必要とするところ、あるいは各種計画の見直しなど行政経験を必要とするところを想定いたしています。それから、町関連法人、町の関連法人等への人材の斡旋先、いわゆる受け皿といたしましては、株式会社津別町振興公社、株式会社相生振興公社、それから社会福祉法人津別町社会福祉協議会、この3法人を予定しております。来年の平成 24年度からの斡旋先、いわゆる受け皿は、この今申しました3法人のうち2つ、津別町― 75 ―振興公社と津別町社会福祉協議会を予定しているところでございます。そして、雇用のルールにつきましては、今検討中ということでございますのでご了解いただきたいというふうに思います。以上でございます。

再質問 2番 谷川忠雄

それでは、項目ごとに絞りまして再質問をさせてもらいます。まず1番目の人材育成の関係です。これは言うまでもなく、仕事は人がやるというふうなことでございまして、意欲を持った人、無気力な人はいないと思いますけども、それによって仕事の良し悪しや何かが決まってくると、それによって役場の評価もいろいろ変わってくる部分もあると思いますので、そういう部分についての十分普段から意を使ってはいると思いますけども、その辺のところを含めて、新年度においては最善を尽くすことがいいのかなというふうに思っておりますので、この点について伺いたいと。それとあわせて、何ぼ立派な機構をつくっても、人が仕事をするものですから、その辺が十分機能しないと仕事も成り立たないというふうなことかなというふうに思いますので、まずこの点について再度見解を伺いたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

基本的には先ほど言いましたように、町の人材育成基本方針、これに細かく書いてございますので、それに基づいて進めていると。セクションとしましては、総務課が担当する形になりますけれども、順次、先ほど言いました3つ、専門的知識、政策、形成能力、そして柔軟な対応というのを基本にしながら職員の能力を上げていきたいというのとあわせて、機構改革は数が少なくなってきていますので、フルに自分も町民のために働いて満足感を持って、また次の仕事に元気を持って対応できるというような、一つ一つの言ってみれば成功体験というのですか、小さな成功を積み重ねていくということも提供していく必要があるんじゃないかなというふうに思いますので、そういったことを職員にしっかり指導しながら進めてまいりたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。

再質問 2番 谷川忠雄

町長の答弁で大枠わかりましたけども、いずれにしても町民に役に立つ役場や職員を目指して、十分言われたこともそしゃくしながら吟味をいただきたいなというふうに思います。これについては答弁よろしいです。2つ目に移ります。実務能力等の職場評価のルールの関係ですけども、仕事については、仕事以外も人との接点もありますけども、職員のやる気や発奮力を持たさないと、いい意味での競い合いがないと、いずれにしてもいい仕事ができないのではないかなというふうに思いますので、そういう気持ちを起こさせる、引き出すような、そういうふうな人使いをしていただきたいなというふうに思っております。それと2つ目としては、年功序列だとか、ちょっとほかのところに引っかかる部分もありますけども、席を暖めていれば、黙って昇給するというふうな形はいろいろあるのですけども、いい面と悪い面もあると思いますけども、黙っていても給料が上がるというふうな感じのあれは、そろそろもう職責や職務のメリハリをつける時期でないのかなというふうに思いますけども、難しい問題もあると思いますけども、まずこの辺について伺いたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

③とも関連してくるかというふうに思いますけれども、職員の発奮する力をどんどんつけさせてほしいというのと、年功序列ではどうなのかということでございます。これは、職員を発奮させるための方法として職務評価、人事評価というものがあるというふうなことだというふうに思いますけれども、ただ、違うのは、今町がやろうとしているのは人材育成ということを基本に置いていまして、いわゆる人事評価イコール勤務評定というようなことでは考えていないわけです。勤務評定になりますと人に順番をつけたり、給料に差をつけたりということを目標とか目的にするのではなくて、職員そのものの資質を一人一人高めていこうということを目的として人事評価を進めていきたいなというふうに考えているところです。それから、年功序列につきましては、ここに座っている方全部見ていただければわかりますけれども、必ずしも年功序列というふうにはなっておりませんで、51 歳から間もなく定年になる方までさまざまで、順番は必ずしも年功のとおりというふうにはなってございません。それにはもちろん意味があってそういうふうにしているわけで― 77 ―ございますけれども、問題はやっぱり町が持っている目標に対して、それに向かってしっかり働いていただける方、そして中核を担っていただける方と、そして指示命令系統もしっかりして、その目標が一個一個達成されていくというふうなことを想定して、そこにはこういう人が今ある中ではベストではないのかなというようなことを考えながら配置をしているというふうに考えていますので、以降もそのような形で進めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。

再質問 2番 谷川忠雄

言われることは重々わかっておるつもりでございますけども、その給料の昇給関係なのですけども、給料は多分良好なものが昇給するという、そういうふうな仕組みだと思いますけども、これに対する判断基準はないのではないかと思うのですが、あったらちょっと示していただきたいと。それと、心ならずも職務の遺漏や何かで訓告だとか戒告以上が処分ですけども、そういうふうなものを受けた場合に、給料の延伸だとか、そういうふうなものがあるのかどうか、それについてお聞きをしたいと思います。

答弁 総務課長 林伸行(総務課長は2012年9月まで)

まず、懲戒処分を受けた者の昇給、昇格の関係ですけども、懲戒処分を受けて戒告以上の者につきましては、今昇給が年1回、1月1日、1回になりました。それで、その者については通常4分の4、今まであった1号俸を4つに区分されたのが今の給料表なのですけども、その昔で言う1号俸分、4分の4が通常上がるのですけども、4分の3に抑えているというようなことでの措置はしております。それから、給料表に差をつけているのかという部分につきましては、今現在評価制度を導入しておりません。今言った特殊な地公法に基づくような処分があった場合については対応しておりますけども、それ以外の部分については4分の4通常上がると。年1回昇給するというような状況です。

出典:津別町議会 平成23年第9回定例会 2011年12月20日 議事録 PDF(72ページ) 間違いを知らせる