洞爺湖町議会 令和6年12月会議 2024年12月11日
洞爺湖町と台湾との関係強化について
2024年12月11日、洞爺湖町議会の一般質問で、石川諭議員が「洞爺湖町と台湾との関係強化について」質問し、観光振興課長 田仁孝志、教育推進課長 細江幸恵が答えました。
- 聞いた人
- 石川諭 議員
- 答えた人
- 観光振興課長 田仁孝志、教育推進課長 細江幸恵
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 10番 石川諭
それでは10番、幸福実現党の石川諭でございます。12月会議の一般質問を通告に従って二つ質問いたします。一つ目は洞爺湖町と台湾との関係強化について、二つ目が中学校の教科書選定についてということでお伺いします。それでは一番目、洞爺湖町と台湾との関係強化についてご質問しますが、まず最初に、一番目の質問についての概況を説明させていただきます。近年、台湾からの観光客が日本を訪れる機会が増えています。令和6年版観光白書によれば、2023年の台湾からの訪日外国人旅行者は420万人で全体の16.8%、これは韓国に次ぐ2番目に大きい規模です。ですから、洞爺湖町においても自然環境や歴史的資産、特産品といった観光資源を活用し、台湾からの観光客を誘致することで地域経済に大きな波及効果が見込まれるのではないでしょうか。特に近年では、個人旅行や小規模なグループ旅行の需要が高まっており、これに対応した観光プランの開発が求められます。文化交流についても、台湾との連携は多くの可能性を秘めており、例えば台湾では日本のアニメや音楽、伝統文化に対する関心も非常に高く、これを生かしたイベントや交流プログラムを実施することで双方の文化的理解が深まることが期待されます。また、経済分野においても、台湾との連携は重要です。日本にとって台湾は重要な貿易パートナーであり、2023年の貿易統計によれば、輸出相手国として4位、輸入相手国として5位に位置しています。洞爺湖町においても、地元の特産品を台湾市場でプロモーションすることで、地域産業の振興にも貢献できます。また、台湾企業との連携を通じて、地域に新たな雇用を生み出すことも可能なのではないでしょうか。さらに防災分野における台湾との協力にも注目すべきです。台湾は日本と同様に、地震や台風などの自然災害が頻発する地域であり、災害対策の経験や技術を共有することで双方の防災力を向上させることができると考えております。特に本年4月3日に発生した台湾華憐地震では、避難所などの迅速な災害対応が日本でも話題となりました。台湾との交流を通して、こうした災害対応のノウハウを高めていくことができます。また、この地震の際は日本から緊急支援チームを派遣されましたが、一方で、本年1月の能登半島地震では台湾からの支援チームが駆けつけました。こうした日本と台湾で互いに助け合う絆、東日本大震災や1999年の台湾中部大地震から続くものですが、地方都市レベルでの交流を強化することで、こうした絆をより深化、発展させていくことができるのではないでしょうか。既に多くの日本の地方自治体が台湾の都市とは姉妹都市提携を結んでおり、これを通じて観光、文化、経済、防災などの分野で幅広い交流を実現しています。洞爺湖町でもこうした提携を通じて地域間の連携を深めることができれば、地域住民にとっても国際的なつながりができるよい機会となるのではないでしょうか。以上のようなことから、次の点について質問いたします。それでは最初です。洞爺湖町と台湾の関係強化についてということで、観光・文化・スポーツ・教育等どのような分野で台湾との関係強化が可能と考えるか、現在具体的な取組があるのかということで伺いたいと思いますが、質問が四つに分かれているので、一つずつ質問させていただきます。まず、観光の分野から伺います。
町の答え 観光振興課長 田仁孝志(観光振興課長は2025年9月まで)
観光分野における台湾との関係についてでございますが、当町では平成9年に外国人観光客宿泊人数の調査を始めて以降、常に国別の入り込みで一番多いのが台湾でございます。また、台湾は国の特性上、お礼回りをすることでさらに多くの送客をしていただける地域でもございます。2011年以降は洞爺湖温泉観光協会と連携しまして、5回ほどプロモーションを実施させていただいておりますが、その効果もありまして、コロナ後の入り込みも他の国と比べ回復が著しく、2023年度は10万人を超す宿泊者の送客をいただいているところでございます。また、今年4月には台湾の東部を震源とする地震が発生し、観光業界においても大きな被害を受け、あらゆる分野に影響が生じているとのことから、6月会議で補正予算可決をいただきまして、洞爺湖温泉観光協会や洞爺湖温泉旅館組合とともに災害復興支援金を送金させていただいたところでございます。台湾側からは、大変感銘を受けており、ありがたく頂戴いたしますとのお礼のメールをいただいたところでございます。以上です。
議員の質問 10番 石川諭
別々の分野でということで、私のほうからお伺いしますので、すみませんがよろしくお願いいたします。今、観光の分野のところでお答えいただいたのですけれども、例えば静岡県浜松市は、台北市と友好交流協定を結んでいて、それぞれの市から訪れた観光客に記念品を贈り合う取組を行っています。浜松市民は台北市のトートバッグや、ウサギ型の貯金箱、ポストカードをもらえ、浜松市を訪れた台北市民にはトートバッグや遠州綿紬の袋にあめを入れた静岡巾着あめや市のマスコットキャラクターを描いたピンバッジがもらえます。こういったお互いに記念品を贈り合うという交流をしているそうでございます。例えば洞爺湖では、洞爺湖のお土産とか、お菓子類とか、洞龍くんのキャラクターなどをプレゼントするとか、いろんな方法があるんじゃないかなというふうに思いまして、ちょっとご提案申し上げました。そして二つ目、2024年7月には台湾の新北市瑞芳区と友好交流協定を結んでいる香川県琴平町が、台湾フェス・台湾夜市in琴平を開催し、台湾グルメやワークショップの屋台が並び、多くの来場者でにぎわいましたということであります。それとこれは地域観光なのですけれども、例えば台湾では先ほど紹介しましたが、日本のアニメや音楽、伝統文化に対する関心が高いということから、例えばアニメフェスタなどで台湾の参加者を募るなどの方法はいかがでしょうか。
町の答え 観光振興課長 田仁孝志(観光振興課長は2025年9月まで)
まず現在、当町は台湾をはじめ海外の都市との友好交流協定は締結をしていないため、どこかの国や地域、都市などとの特別な取組を考える予定は現在のところございません。また、日本のサブカルチャーの代表的なものとしまして、マンガ・アニメがございます。当町で実施しておりますTOYAKOマンガ・アニメフェスタですが、今年は2日間で7万1,600人の来場者がございました。このイベントは、インターネットを通じてSNSなどにより広く周知され、参加者が増えているイベントとなってございます。この小さな町でこれだけの集客があるイベントであることから、宿泊のキャパがオーバーしたり、また、参加されるお客様は伊達市、留寿都村、室蘭市などに宿を取って参加されている方も大勢いると伺っております。マンガ・アニメフェスタは洞爺湖温泉観光協会が実施主体でございますが、少ないスタッフの中で企画、準備、運営をしていることから、新規の参加者を取り込む活動よりも、参加されているお客様を大事にして楽しんでいただくということをモットーに運営されている状況でございます。新たに台湾への紹介をして、交流を待つなどといった余裕がないのが現状でございます。以上です。
議員の質問 10番 石川諭
非常に有名なアニメフェスタなどで、お客さんを呼べないというのは、この小さな町で7万人も来ると、本当にキャパがオーバーして宿泊にも困るということで、何かうれしい悲鳴なのでしょうけれども、広げるにはいまいちなのかなという、ちょっと矛盾を感じております。最後に、こういったいろんな企画というか考えをすることによって台湾との関係は強化されると思いますので、ぜひ検討していただければと思います。それで、文化・スポーツの分野ではどうなのかということでお伺いいたします。
町の答え 観光振興課長 田仁孝志(観光振興課長は2025年9月まで)
スポーツの分野でございます。洞爺湖マラソンでは、今年の第50回記念の大会から台湾の旅行予約サイトが選手を集めていただきまして、8名のランナーに参加をいただいてございます。来年の大会につきましては、既にホテル25部屋を確保してくれており、今年以上のランナーの参加が予定されているところでございます。また、北海道トライアスロンでは台湾のトライアスリートから成るロータリークラブが来町していただきまして、15名の方が大会に参加をしていただき、また、洞爺湖ロータリークラブとの交流も行ったところでございます。今後も両イベントともにさらに多くの方に参加していただくとともに、スポーツを通じて友好関係が深められるよう取り組んでまいりたいと考えております。以上です。
議員の質問 10番 石川諭
ありがとうございます。スポーツ分野なのですけれども、紹介したいのは、2024年6月に、北海道沼田町が台湾東部の花蓮県瑞穂郷というところと友好交流協定を締結しました。きっかけは昨年、台北駐日経済文化代表処札幌分処の粘信士分処長が、沼田町の夜高あんどん祭りを訪れたのがきっかけだったそうです。夜高あんどん祭りというのは、北海道唯一の喧嘩あんどんということで何か有名らしいのですけれども、そういったところに大使が訪れまして、豊かな自然、伝統芸能とか、アウトドア資源といった共通点があって、そういったことで協定が実現されたということでございます。このような地域の祭りやイベントを通して、台湾と友好交流協定などを結び、交流を深めていくのはいかがでしょうかということで、一つの事例を紹介いたしました。それでは、あと教育の分野が残っていますので、教育の分野のほうをちょっとお聞きします。
町の答え 教育推進課長 細江幸恵
教育の分野についてご答弁させていただきます。台湾との教育分野における関係強化につきましては、児童生徒にとって国際的な視野を広げる重要な機会であると認識しております。しかし、現在のところ、本町では具体的な取組は行っていない状況でございます。以上でございます。
議員の質問 10番 石川諭
ありがとうございます。例えば教育の分野では、鹿児島県阿久根市は台湾台南市善化区というところと友好交流協定を結び、互いに生徒を受け入れて交流を深めています。2024年には、市内の中学・高校生7人を派遣して、12日から15日まで3泊4日のホームステイをしながら現地の高校生と交流しました。こうした事例を参考に、当町の子供たちの国際交流を盛んにして、地域の若者が世界を舞台に活躍できる人材へと成長するきっかけをつくることができると考えられます。ということで今紹介しましたが、こういったことも検討していただければというふうに思っております。それでは一応1番目は終わりまして、