洞爺湖町議会 令和6年6月会議 2024年6月18日
学校給食センターの運営について
2024年6月18日、洞爺湖町議会の一般質問で、石川邦子議員が「学校給食センターの運営について」質問し、教育推進課長 細江幸恵、教育指導参与 山本惠一郎、教育長 渋川賢一が答えました。
- 聞いた人
- 石川邦子 議員
- 答えた人
- 教育推進課長 細江幸恵、教育指導参与 山本惠一郎、教育長 渋川賢一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 1番 石川邦子
皆さん、おはようございます。1番、石川邦子でございます。通告に従いまして2件の一般質問を行ってまいります。どうぞよろしくお願いいたします。まず1件目でございます。学校給食センターの運営についての質問でございます。物価高騰の影響による学校給食の実態と対応について伺います。原油価格や物価の高騰が長期化している中、学校給食の食材も物価高騰の影響をかなり受けているのではないかと心配をしております。物価が高騰しても、栄養バランスを考え、給食の質を落とすことなく、その量も保ちながら、また、地場産物を活用した安心安全な学校給食の提供を図り、保護者の皆さんに負担がかからないように考えていかなければなりません。国の電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金の推奨事業のメニューとして、物価高騰による学校給食の保護者負担軽減支援等が位置づけられております。学校給食の安定的な運営のため、物価上昇を踏まえた対応について適切に取り組むこととしています。現在、物価高騰に対してどのように対応をされているのか、実態について伺います。また、給食費で賄えない部分については、公費で負担せざるを得ない状況だと思いますが、通常の公費負担分プラス物価高騰に対する公費の負担はどの程度なのか、財源についても伺いたいと思います。よろしくお願いします。
町の答え 教育推進課長 細江幸恵
物価高騰の影響による学校給食の実態と対応についてのご質問ですが、給食費につきましては、令和4年度以降、新型コロナウイルス感染症の影響による食材等の急激な物価高騰への対応として、保護者が負担する給食費の一部助成を行っております。具体的には、令和4年度は小学生1日1人当たり17円、中学生1日1人当たり20円の助成額を国のコロナ地方創生臨時交付金を活用し、年間112万6,000円を助成しております。令和5年度は、小学生1日1人当たり20円、中学生1日1人当たり25円の助成額をみんなの基金を活用し、年間220万円、今年度は、小中学生一律で1日1人当たり40円の助成額をみんなの基金を活用し、年間370万円を予算計上しているところであり、ただいま申し上げましたことから、この3年間の単年度ごとの比較におきまして、約100万円から150万円助成額を造成しながら、物価高騰が家庭経済に与える影響を十分に考慮するとともに、子供たちの成長や食の楽しみを味わうことのできる質と量の確保に努めているところでございます。以上でございます。
議員の質問 1番 石川邦子
みんなの基金から導入されているということでよく分かりました。どのような形であれ、公費の方で負担するということが大事だと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。後ほど、給食費の公会計化の質問の中で、公費の部分についてはまた少し触れさせていただきたいと思います。次の質問でございます。安心して充実した学校給食のための栄養面と食育の取組について伺います。成長期にある児童生徒の心身の健全な発達のため、栄養バランスの取れた豊かな食材を提供することや、郷土食や行事食を提供することは、地域の文化や季節を感じることができるなど、高い食育の効果があると考えます。洞爺湖町の学校給食、栄養面と食育についてどのように取り組んでいるのか、伺います。
町の答え 教育指導参与 山本惠一郎
安心して充実した学校給食のための栄養面と食育についてのご質問ですが、栄養面と食育の取組について分けて答弁させていただきます。まず、栄養面につきましては、文部科学省が定める学校給食摂取基準に基づき、栄養教諭が給食メニューを工夫し、必要な栄養バランスを考慮しながら給食の献立を作成しております。小学校の家庭科の授業においては、栄養を考慮した食事について学びます。具体的には、体に必要な栄養素の種類や役割、さらには食品の栄養的特徴を理解し、それらを組み合わせることで、栄養バランスの取れた食事を取ることが重要であることを学び、学校給食を通じて学んだ知識を生かし、安心して充実した食事を楽しむことにつながっております。続きまして、町内の学校における食育についてでございますが、学校における食育の推進に向けては、児童生徒の発達の段階を考慮し、学校教育全体を通して取り組むことが必要であると学習指導要領に位置づけられております。また、児童生徒が食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身につけることにより、生涯にわたって健やかな心身と豊かな人間性を育んでいくための基礎が培われるよう、栄養のバランスや規則正しい食生活、食品の安全性などの指導が一層重視されなければと考えております。本町におきましては、栄養教諭が中心となり、給食の献立については、地産地消の観点から、地元の食材を多く取り入れ、日本の伝統的な行事や学校行事、季節に合わせた献立を工夫したり、さらには、日本各地の郷土料理や世界各国のメニューなども取り入れたりすることで、様々な食文化に触れる機会になっております。また、安全面においては、食物アレルギーについても、学級担任をはじめ、全教職員で正しく理解し、リスク管理や緊急対応について情報共有を図り、全ての児童生徒が給食時に安全かつ楽しんで過ごせるよう努めております。以上であります。
議員の質問 1番 石川邦子
いろいろ工夫を凝らして取り組んでいる状況がよく分かりました。町内には2か所の給食センターがございますが、それぞれのセンターで、栄養教諭が工夫を凝らしてメニューを考えているのだなと思います。洞爺の給食についてなのですが、移住されてきたお母さんたちが、とても洞爺の給食はすばらしいということで絶賛されているということをお聞きしております。そういったことがやっぱり移住定住にもつながっていくのかなということは思いますし、子供たちも増えていく、そういうことにもつながっていくと思います。ただ、洞爺の行事食、聞いたところによりますと、お花見弁当だとか紅葉弁当だとか、あと、ナイフとフォークを使ったそういうのも食育の関係なのか、ちょっと出しているとか、いろいろ工夫をしているということも聞いておりました。それで、虻田の給食センターも、栄養教諭がいろいろと工夫を凝らして、洞爺のほうではやっていないものもやっているのかと思います。私が洞爺のお母さんたちに聞いたところでは、そのすばらしい給食を虻田の子供たちにも食べさせてあげたいなと、そういうふうに思いましたけれども、食育に関するメニューなどは、やはりこの町内の子供たちに同じ食育の指導ができるように、共通した行事食とか、そういうのも出すのも必要なのかなと思いました。そういう点なのですけれども、どうなのでしょうね。そういう点でちょっと教育長はどういうふうに考えているのかなと。
町の答え 教育長 渋川賢一
ただいま質問がございました、その食育に関するご質問かなというふうに思うのですけれども、確かに洞爺とそれから虻田の給食センターでメニューが異なるといったような部分はございます。ただ、二つのこの違いというか、給食の時間において指導内容が異なるのではないかといった点かなというふうに思うのですけれども、私としては、地域性を生かした地場産品の活用や栄養教諭による指導上の工夫というふうに捉えているところでございます。この点につきましては、国が定めております食育推進に当たっての目標というのがございますけれども、その中で学校給食における地場産物等を使用する割合を増やすということ、それからもう一つ、地域や家庭で受け継がれてきた伝統的な料理や作法等を継承し、伝えている国民を増やすという目標にも合致しているのではないかなというふうに捉えております。ただ、一方で、今後におきましては、議員からのご指摘も踏まえまして、洞爺湖町としての共通した指導と、それから、地域の特性や各学校における創意工夫を生かした指導と、このバランスに留意しながらより一層充実した食の指導となるよう努めてまいりたいというふうに思っております。以上でございます。
議員の質問 1番 石川邦子
ありがとうございます。よろしくお願いしたいと思います。次の質問でございます。給食費の公会計化についての質問でございます。学校給食費の公会計化、学校給食費の収入と賄材料食材費の支出を独自の会計、私会計で通帳管理をしております。そうではなくて、町の予算に計上して管理する公会計の考え方について伺います。国が教員の業務負担の軽減に向けて学校給食費の公会計化を促進するとともに、保護者からの学校給食費の徴収・管理業務を地方自治体が業務として行うことを促進しています。当町の実態についてお伺いします。
町の答え 教育推進課長 細江幸恵
ただいまの給食費の公会計化についてのご質問でございますが、学校給食を運営するに当たっては、学校給食法において、調理施設の維持管理費や人件費については、設置者である自治体の負担であり、食材費は、児童生徒の保護者の負担となっております。学校給食費は、全体として見れば公費と私費とが混在しており、そのうちの食材費のみが私費負担となっております。令和元年度に、学校給食費徴収・管理に関するガイドラインが文部科学省で作成され、国も公会計化を推進しているところでございます。公会計化のメリットといたしましては、学校における現金収受がなくなる、未納者対応などが事務局で行うことから教職員の負担が軽減される、会計処理の透明性の向上などが挙げられておりますが、当町におきましては、給食費の徴収に関する事務は全て給食センターで事務処理及び管理を行っている状況です。給食費の支払いについては、口座振替や口座振込による支払いとなっていることから、当町での給食費の徴収率は、各センター職員の努力により、100%で推移している状況です。しかしながら、全道の公会計化の移行状況は、北海道教育委員会が調査した令和5年度の北海道の学校給食によると、北海道179市町村のうち、公会計化している市町村は、129市町村、約76%が公会計化している状況であることから、当町におきましても、前向きに検討していきたいと考えております。以上でございます。
議員の質問 1番 石川邦子
給食費を町の歳入歳出予算に組み入れて、町で管理する公会計として議会の議決を得ること、また、監査の対象にすることで、透明性の向上や監査機能の充実が図られます。物価高騰の対応として、みんなの基金から投入されていても、経理上の報告がないので、不透明な状況です。課長の答弁の中では、全道179市町村のうち、129の自治体、約76%、これはかなり大きな数字だと思います。76%ということは、ほとんどというか、ちょっと見たときに、地図にして表してもほとんどがやっているというふうに見えるようなぐらいの高い数字だと思います。胆振管内では、公会計をしていないところは、苫小牧と洞爺湖町だけです。令和4年度から令和5年度までで公会計化した市町村、8自体が増えておりました。多分令和5年度から6年度にかけても公会計化、自治体が増えることは予想されます。これだけ多くの自治体が公会計化しているわけです。できない理由はないと思います。令和5年度の給食費、通帳管理の決算状況をお伺いしました。虻田の給食センターで約2,190万円、洞爺の給食センターで約700万円出し入れを行っているということでございます。通帳で管理する私会計、職員にとっても大変大きな負担だと思います。ぜひ令和7年度から公会計にすべきと思いますし、その思いを伝えるために6月会議でこの公会計の提案をさせていただきました。教育長、いかがですか。
町の答え 教育長 渋川賢一
ただいま学校給食費の公会計化についてのご質問がございました。まず、先ほどの答弁と一部重なる部分もございますけれども、学校給食費の公会計化につきましては、国においては学校給食費の徴収・管理業務を基本的には学校以外が担う業務というふうに位置づけておりまして、昨年度から公会計化を予定していない市町村名を公表するなど、自治体の対応を促しているというふうに承知しているところでございます。また、公会計化にすることによって会計処理の透明性を高められる、徴収における公平性が確保される、この点につきましては、給食費の未納があった場合にも一般財源の中から出てきますので、公平性が保たれるといったような部分、また、督促等に当たっては、先生方の業務ではなく、町として行われるといったような部分がここに該当するかと思います。そういったことで、ひいては学校給食の安定的な実施につながるといった点についても承知はしているところでございます。このたび、議員から給食費の公会計化に向けてのご指摘をいただきましたけれども、導入に当たりましては、情報管理の業務システムの導入に要する経費、また、人員の確保、それから、徴収部門との連携等々、要するに町長部局とも連携をしてまいらなければならないというところ、また、条例、規則の整備、保護者への説明、食材調達方法の整理、そういったようなことがございますので、また、国が示すガイドラインや先行事例を参照しますと、およそ同等規模の市町村においては1年から2年程度の検討期間を経て導入に至っている例が示されております。こういったことなどを総合的に踏まえまして、令和8年4月からの導入を目指し検討してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
議員の質問 1番 石川邦子
令和8年4月というお話を答弁いただきましたけれども、ちょっとがくっという感じで、教育長の答弁の中でありました、ガイドラインの話もございましたけれども、私もこの学校給食費徴収・管理に関するガイドラインを確認させていただきました。令和元年7月に、ガイドラインを適宜活用して公会計化を推進するように通知が出されております。それからもう5年も経過しております。先ほどの課長の答弁でもありました。当町においては、もう既に給食費の徴収業務は学校から給食センターの方に移行されて、教職員の業務負担の軽減は図られています。国のガイドラインのイメージでは、徴収方法の検討や徴収に向けた準備、未納者対応の検討、保護者への周知など、一定の期間が必要だということで、1年から2年かかることを想定してのスケジュールだと思います。しかし、その部分は、もう既に終わっています。システムについては、近隣の市町村はもう何年も前から公会計化されていますので、どういうシステムがふさわしいのか、情報を収集して検討していただきたいと思います。どんな事情があって令和8年4月まで延ばすのか、ちょっと私は分かりませんけれども、全道の状況、管内の状況から見るとかなり遅れています。どうしても時間を要しなければいけないというのであれば、しっかりと取り組んでいただくしかないのですが、私会計という通帳の管理、予算審査や決算審査、監査の対象にもならない部分です。職員の負担も大きいと思います。なるべく早く公会計化しなければいけない、その意味をしっかりと考えていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。以上で、学校給食の運営についての質問は終わります。ありがとうございました。