洞爺湖町議会 令和4年3月会議 2022年3月7日
ケア労働者処遇改善事業への町の姿勢について
2022年3月7日、洞爺湖町議会の一般質問で、立野広志議員が「ケア労働者処遇改善事業への町の姿勢について」質問し、町長 真屋敏春、教育長 皆見亨が答えました。
- 聞いた人
- 立野広志 議員
- 答えた人
- 町長 真屋敏春、教育長 皆見亨
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 5番 立野広志
5番、日本共産党の立野広志でございます。まず、これから一般質問を行いますが、その前に、ずっと実は私、一般質問をするたびに違和感を感じていることがあって、何かといいますと、一般質問というのは行財政全般にわたる政策論戦の場だと、どなたもよく言っていることですけれども。議員としても質問の構想を練り、理論構成や調査をして、趣旨を通告して、質問の原稿を作っています。ですから執行機関は、通告の内容について万全の準備を整えて責任の持てる的確な答弁を望むわけなのですが。私、議員歴35年になりますが、3名の首長に対してこれまで質問してきたのですけれども、実は一般質問をしたときに、まず真っ先に答えていただくのは町の責任者である町長なのですよ。町長が質問に対して真っ先に答えて、その下で、例えば残余については関係の課長に答えさせますというふうにして、課長に振ると。そうでなければ、課長が答えて課長で終わると。これが本当に行政として一貫した取組をする発言なのかどうかということが疑われるようなことも度々見受けられます。そういう点では、やはり町長自身が進んでまず答弁していただくことを望みたいというふうに思います。そういう形で議会と行政との関係を構築していきたいと考えておりますので、そのことを最初に述べておきたいなと思います。質問していませんので、次に語ることについて答弁は求めませんが、今、ロシアがウクライナへの侵略戦争を行いました。侵略は、ウクライナ全土に及び民間人を含む多くの方が犠牲になっています。女性も男性も、お年寄り、子どもたちもです。今回のロシアの行動が国連憲章にある主権の尊重、領土の保全、武力行使の禁止、これに違反することは明白です。私たち日本共産党は、結党以来、反戦、平和、民主主義を掲げて戦前戦後を通じて闘ってきた政党です。旧ソ連が犯してきたチェコやアフガニスタンへの侵略など、数々の不正を正面から糾弾して闘ってきた政党として、今回のロシアの侵略行為を非難し、全国の平和を求める市民運動と連帯し、軍事行動の即時中止を強く求めるものです。とりわけ、許しがたいのは、プーチン大統領が核兵器の宣誓使用に言及していることです。広島、長崎の悲劇を知る被爆国日本の全ての声を集めて、核兵器による脅しは絶対に許さないという声を突きつけようではありませんか。プーチン大統領の侵略を止める一番の力は、国際世論と運動の力です。今、世界各地で、そしてロシア国内でも戦争反対のデモが大規模に起こっています。世界中の戦争反対の声と連体し、世界から「ロシアは侵略をやめよう」、「国連憲章を守れ」、この声でロシアのプーチン政権を包囲しようということで取り組んでいます。特に当町は「非核平和の町宣言」をしている町であります。その声と運動を高めるために、一層私たちも取り組む決意を、まず最初に述べておきたいと思います。それでは、質問に入ります。最初に、ケア労働者処遇改善事業への町の姿勢について伺います。2021年、昨年の11月26日ですが、国の今年度の補正予算が閣議決定されました。これは新年度に向かっての地方財政計画2022年の計画にも一部盛り込まれた中身でありますが、その中には、教育、保育などの現場で働く方々の収入の引上げに対応するとして899億円などが計上されています。これは保育士など、保育士などと書いたのは、保育士とか幼稚園教諭等、そして放課後児童支援員等における3%、9,000円の賃上げ効果を目指したもので、全額国庫負担でこの2月から9月までのアップ分を担う特別の補助金と。正式には保育士等処遇改善臨時特別交付金という名称などがありますが、この補助金は私立の施設のみならず、公立の施設の職員も対象だということを明確にうたっています。長年、保育団体あるいは学童保育連絡協議会、そして私どもも、国会などへ、特にケア労働者の処遇を引き上げることを求めてまいりましたが、それが一部実現しているという状況ではありますが、10月以降は、国が全額出すと言っていたものが今後は地方の負担も増えるというような見込みになっております。このケア労働者処遇改善臨時特別事業というのは、2月14日で、実はもう国に対する交付金の申請が終わりました。ところが、実際にこれを申請している自治体が非常に少ないと。少ないのも、補正予算として限られた期間での申込期間になっていて、各自治体がそれに対応し切れないというような問題があったということで、国会内でもこのことが随分取り上げられ、私たち党としても要請活動をして、4点について改善されることになりました。一つは、交付申請書の提出期限は2月14日ですが、それを過ぎても交付申請ができるということになりました。二つ目は、年度内に議案を議会に提出していれば、5月末まではこの2月と3月分も支給することができるというものです。3番目は、国が財政確保した2,600億円の中には、自治体正規保育士等の分も用意されているということを改めて示されています。四つ目は、賃上げの機運醸成とケア労働者の確保が目的であって、国も地方にそのために積極的に参加してほしいという呼びかけをしているということも明確になりました。この点で、では町はどうなのかと。特例事業による賃金改善を行う考えがあるのかどうかということを伺います。今のところ、まだ補正予算も出されていないですし、そういう考えがあるかどうかも明らかになっておりませんので、ぜひ、その点についてご答弁いただきたいと思います。
町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)
岸田内閣が誕生して、その政策の一つとして、いわゆるケア関係のお仕事に従事している方々の賃金の底上げを図っていくのだということでございます。ただ、今、議員おっしゃったとおり、6か月間は、国のほうはいわゆる10分の10の交付金を出すと。それ以降については自治体の負担も出てくると。これはちょっといかがなものかなという感がありますが、私どもの町としては、一応3月末までに補正予算を提示して、この制度に乗っていこうという考え方で今準備を進めているところでございます。そして補正予算については、本議会に追加議案で提案をさせていただきたいという思いでいるところでございます。
町の答え 教育長 皆見亨(教育長は2022年6月まで)
今、町長からご答弁させていただきましたが、私のほうから、もう少し詳細な部分について説明をつけ加えさせていただきたいと思います。介護や障害福祉分野、そして幼児保育、教育分野においても慢性的な人手不足の状態が続いており、加えて、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、それぞれの現場では大変な苦労をしているものというふうに認識しているところでございます。こうした中で、国は看護職員、介護、障害福祉職員、そして保育士、幼稚園教諭などの最前線で働く人たちを対象に、実施主体となる市町村に対しまして、令和4年2月から収入を3%程度引き上げる処遇改善臨時特例事業を実施することとなりました。洞爺湖町教育委員会といたしましては、実施しないことの明確な理由がないことから、保育士の会計年度任用職員並びに放課後児童支援員に対して本制度を活用する予定としているものでございます。なお、本交付金を申請するには、議員、それから町長が申し上げましたとおり、本年度中に関係条例の一部改正と補正予算の議決が必須条件となることから、本議会に追加議案として関連する条例の一部改正案と補正予算案を提案する予定としておりますが、町内幼稚園からも本制度を活用したいとの申出がありますことから、同幼稚園に対する補助金分も併せて補正予算案を提案する予定としておりますので、よろしくご審議のほどお願いを申し上げたいと思います。以上です。
議員の質問 5番 立野広志
今、町長並びに教育長からの答弁をいただきました。今日終わってから議会運営委員会を開催するということで、中身が何なのだろうと聞きましたら、会計年度任用職員について給与を一部引き上げするというお話だったのですよね。多分ご存じだと思うのですけれども、国の方針は何かといったら、会計年度任用職員も当然入るのですが、今、教育長が言われましたように、看護、介護、保育等、あるいは放課後児童の職員含めて正規の職員、そして非正規の職員も含めて、給与の引上げを行うということを前提にしているのですよ。ところが、今、町長が、制度にのっとって追加議案を提案していきたいと言っていますけれども、私ちらっと聞いたところによると、まだ中身を見ていないので分からないのですが、正規の職員については引上げの対象になっていない。そして非正規職員の会計年度任用職員のみ対象とすると。このような中身になっているようです。なぜ正規の職員を含めないのかということを改めて伺うのですが、実は、交付申請期限を口実に事業参加拒否できないということで、丸々実施しなければ、そんな話をしようと思ったのですけれども、会計年度任用職員のみやりますよと言うのですが、国のほうでは、補助金申請の時間切れを理由にして特例事業による賃金改善を拒否する理由にはなりませんと。保育や学童の担当は、通常でも繁忙期の上に、コロナ禍による休所、感染、濃厚接触対応などで手いっぱいだと。民間の事業所の給与も引き上げ、同時に公立の施設の職員についても引き上げるということを前提にしているのですということを述べています。既に2月分、3月分は給料日までに改善が間に合わなければ、これは一時金として支給してもいいよと、国は柔軟な対応を示しています。さらに、保育関係、特に年度内に議案を議会に提出していれば、2月から賃金改善を行っているものとみなして補助対象としますということで、公務の場合は出納閉鎖が3月でありますので、5月末までに支払われていればよいというようなことにもなっています。そういうことから考えますと、本則は正規の職員なのですよ。それに合わせて非正規の職員、自治体が独自に採用している職員も含めて、その職員に対する賃金引上げを求めているわけですが、実際には今説明いただいたように、非正規の職員しか対象にしていないというのはなぜなのですか。
町の答え 教育長 皆見亨(教育長は2022年6月まで)
会計年度任用職員の保育士及び放課後児童支援員につきましては、このたびの処遇改善臨時特例交付金の支給対象とすべく取り進めることとしておりますが、正規保育士につきましては、国の人事院勧告に基づき、その都度職員の給与条例を改正してきており、現在、在職する保育士は相当程度の給与となっており、また国のFAQにも地方公務員の給与体系の下、他の職種との均等等の観点から、非常勤職員や特定の職種のみを賃金改善の対象とせざるを得ないことも想定されるというふうに示されていることから、正規保育士については、本制度の対象としないとしたところでございます。
議員の質問 5番 立野広志
結局、公立の職員、正規の職員の給料が上がらなければ、今回は非正規の職員について上げるとは言うけれども、常に非正規の職員については、正規の職員の給与を基準にして算定されていることが多くて、正規の職員の給料が上がらなければ、全体としての給与の水準は上がっていかないのですよね。特に国なんかは、民間の労働者の平均給与に比べて公務労働の給与が何%かということで、民間が下がれば公務労働まで人勧で引き下げると、こんなことまで行われているわけで、逆に言えば、今、国が、少なくとも9月までは保育士については100%財源補塡しますよ。大体9,000円からの給与の引上げをしますよと。そして、10月以降は国が半分見て、北海道が4分の1、町が4分の1、保育士の場合ですね。そういうふうに一応財源補塡を国としても幾らかでもしますとなっているわけですよね。学童保育については、これがまた9月まで全額国が補塡しますと。10月以降になると、国は3分の1、道は3分の1、町は3分の1と。なぜこんなこと、本来なら国はもっと、全額ずっと出してくれれば一番いいわけですけれども、ケア労働に関わる労働者の賃金を引き上げる呼び水として、まず2月から9月までの間全額国が負担をして給与を引き上げると。その後は地方の自治体含めて財源を補塡して、その賃金を維持するということを狙ったという考え方なのですよね。そのことを保育労働者はほかの正規の職員と大した賃金の格差がないということから、ここだけ特別に引き上げるというのはどうなのかというようなお話だったのだけれども、一般の職員と比べてみても、保育士はそれなりの資格を持って、資格を得るために学校に通い、そして国家資格を受け、そして保育士となって、子どもたちに関わる仕事をしているわけでしょう。それらから比べても、そもそもが、いわば技術職なのですよ、一般職ではなくて。その技術職として必要な知識や能力や経験といったものを加味して、それが給与に反映されていくというような状況ですから、私はやはり正規の職員も含めてしっかりと給与を引き上げるために、せっかく国がこうやって段取りしたわけですから、行政としても積極的にケア労働の賃金引上げのために率先して努力すべきだなと思うのですが、その点、これは多分、教育長よりも町長自身が財政的には責任者ですから、答えていただきたいと思います。
町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)
一般職の給与体系につきましては、先ほど教育長が言ったとおりでございまして、私どもは人事院勧告の給与規程に基づき、それに準拠して給与を算定させていただいている。そして、私どもの町にも以前から特殊勤務手当なるものはありました。例えば税務課職員については税務手当が出る、あるいはそれぞれの特殊業務については1回につき何ぼというふうな特殊勤務手当を出していたのですが、同じ職員がそういう賃金で格差をつけるべきでないと。いろいろな面から私どもの町にも労働組合がございます。労使間の中でいろいろ協議されてきていたという実態もございます。そんな中、特に危険だと思われる業務については、今なお特殊勤務手当というふうなことで1回につき幾らというふうな、たしか制度があったかなと思うのですが、例えば劇薬取扱いのときに特殊勤務手当というのがあったような気がしますが、それ以外のものについては、ほとんど同一職場、同一賃金というふうな形で技能者も技術者も、あるいは一般事務職も変わりなく給与体系は同一のほうがいいだろうというふうなことで今日まできておりました。今、議員がおっしゃるとおり、確かに国のほうでは10分の10の交付金を出して9月までそれを実施する。その後は、それぞれの自治体で財源補塡をしながら継続してほしいということでございますが、どうせやるのなら、本当に国のほうで10分の10を最後までやってほしいというのが自治体の願いでございますけれども、やはりケア労働者の賃金体系も非常に低い状態があると。私どもの会計年度任用職員についても、まだまだ同一労働、同一賃金までは至っていないという部分もありまして、今回、国の制度に乗っかっていこうというのが一つでございます。ただ、これは私どもの職場だけでなくて、地域には福祉施設あるいは介護施設というものもあります。それぞれの事業主のほうでお考えになることではありますけれども、町のほうとしては、こういう制度ができていますよということをそれぞれの事業所のほうにお知らせして、あとは事業者の判断になってこようかなと思いますが、取りあえずその先頭を切って行政のほうで実施に踏み切るということでございます。
議員の質問 5番 立野広志
町長は、行政が先頭に立ってこの制度の活用を進めていくのだというふうに最後言われたけれども、先頭に立っていると言いながらも、対象としているのは非正規労働者、会計年度任用職員でしかないわけですよね。本体の職員の給与そのものは変えない。だけれども、国は、先ほども言いましたけれども、看護師にしても介護士にしても、そもそもが、民間の給与は非常に一般の職域の給与から比べても本当に10分の1ほどにしかならないと。そこをやっぱりしっかり底上げしなくてはいけないということで、一つは、この制度をつくれ、つくれということで、中途半端ですけれども、ようやくできたわけです。それは、民間で働く労働者だけではなくて、公立の公的施設で働く労働者も該当するのですよということを言っているわけですよね。だから、逆に言えば、行政の職員、保育士であれ、あるいは放課後児童クラブであれ、そこで働く職員の給与も引き上げる必要があると、また引き上げるべきだということになっていて、こういうふうにも書いてあるんです。給与を引き上げたことで、国家公務員給与改定により見込まれる公定価格の減額分、この4月からですね、減額分に対応する補助を踏まえて、当該減額分を賃金水準に反映しないと。一度引き上げたものを、例えば人事院勧告に基づく、いわゆる公定価格といったものがもし下がっても、それに準じないよということまでわざわざ書いているのですよね。本当にだから、私、今回の議会に会計年度任用職員のように、今回の補正予算出します、追加予算出しますとなる前の段階では、多分、町としては何も考えていなかったのだと思うのですよ。この制度にのっとった対応というのは。だから当初予算に載ってこないわけですよ、当初の議案にもね。今回、私が議会での質問を取り上げるよということになって、非常に前向きに受け止めてくれたのだなと、私、喜んでいたのです。喜んでいたのだけれども、中身見てびっくりしたのですよ。あれ、非正規職員だけなのと。何で正規職員が入っていないのと。これでは中途半端だし、これで民間の職場の職員の給与まで刺激を与えて引き上げるということになるのかと。その辺は、もともと会計年度任用職員の給与なんて安いのですから、上げて当たり前なのです。それしか今上げる算段をしていないというのは、非常に私、残念で仕方ありません。ケア労働処遇改善にそういう点では乗ったと言いますけれども、半分以上乗っていないという状況だと思います。これは行政としてはちょっとまずいのではないかと。国は、特例事業の趣旨は昨年11月の閣議決定文書にもありますが、賃上げの機運醸成だと言っているのですね。そういうふうにはなかなかいかない現状になってくるのではないかということもあります。この点、改めて、3月議会終わってもまだ日にちはありますから、私はしっかりと再検討していただきたいなというふうに思うのですがいかがでしょうか。
町の答え 教育長 皆見亨(教育長は2022年6月まで)
今回の保育士・幼稚園教諭等処遇改善臨時特例事業につきましては、公的価格評価検討委員会、国で設置している委員会でございますけれども、こちらの中間報告の中でも、今回の措置の結果も踏まえつつ、さらなる処遇改善に取り組むべきであるというような答申、それから職場で働く人の負担軽減と業務の効率化を進めることも必要、それぞれの分野における費用の見える化やデジタル化等の活用に向けた課題等を検討し、方向性を整理するとしているところということで情報を得ております。こういったところから、洞爺湖町といたしましては、これらの動向を注視し、保育所や幼稚園などで働きたいと思える職場づくり、環境づくりも重要だというふうに思ってございますので、もちろん賃金の改善等は必要かというふうに私も思ってはおりますけれども、そういった職場づくり、環境づくりに今後も私どもとしては取り組んでまいりたいというふうに思っている次第でございます。
議員の質問 5番 立野広志
実は10月から、例えば保育士でいけば、国が2分の1、道が4分の1、市町村が4分の1となっているのですが、公立の保育所などについては、給与分を地方交付税で措置するというふうにもなっているのですよ。だからこれがどのくらい地元自治体の負担として最終的に残るかと。地方交付税で措置するといっても、額面どおりに地方交付税は来ないではないかと、多分、副町長はそう思っているかもしれませんけれども、しかし国は地方交付税で措置すると言っているのですから、だから給与を上げて、その後、町の財政が苦しくなってというようなことがどの程度出てくるのかというあたりも、しっかりと試算というのですか検討して、今ほかの職場もそうですよ、一般職、保育だけではない、ここで働いている本町の職員の人たちもそうですけれども、公務員の給与はどんどんどんどん今下げられてきているのですよ。だから民間もそれに倣ってまた下げてしまうのですね。もうお互いに競り合って上げるのではなくて、下げていくのですね。そういう状況になっているからこそ、こういう制度があるときには、しっかりと活用して、基本給与を上げていくという努力は、私は改めて町として行うべきだということで、次の質問に移りたいと思いますが、その前に、こういった財源措置があることも知っていましたか。
町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)
財源措置があるというのは、私どもは承知しておりましたが、ただ、先ほど議員もおっしゃっていただきましたけれども、本当にそれが入ってくるのかどうなのかというのは、蓋を開けてみないと分からない、これが現実でございます。それと、保育所の職員だけを上げて、ほかの職員を上げないということになりましたら、私どもの職員の高揚にも関わってくるという部分もございますので、そこら辺のところはしっかり検討してまいりたいというふうに考えております。
議員の質問 5番 立野広志
先ほどでやめようと思ったのですが、ちょっと一言言いますね。この間、保育所の職員が採用されても、長い期間働けないで途中で退職されるという方が随分目にしています。仕事の業務量や責任という点からいって、かなりの過重負担になっているなと私は思います。そういう点では、本来なら職員の定数を増やして、もっとゆとりのある保育を行えるような、そういう子育てに対しても行政としては積極的に取り組んでいただきたいわけですが、同時に、働いていて苦労して、そしてそれなりの給料をいただけるというような環境を私はつくるべきだと思っています。本当に熟練した保育士が次々と辞めていく姿を見て、この町の保育というのは一体どなっているのだろうと、非常に不安です。だから、同じ職場、ほかの職場との賃金の格差があってはと言うけれども、少なくても待遇の問題はしっかりと改善させていかなくてはいけないし、長く働き続けられる環境、待遇を私は実現していただきたい。そのことを改めて申し述べたいと思うし、そのことは引き続き取り組んでいきたいと思っています。