みんなの議会

洞爺湖町議会 令和3年6月会議 2021年6月15日

感染者の早期把握と感染拡大防止のための検査の対応について

2021年6月15日、洞爺湖町議会の一般質問で、立野広志議員が「感染者の早期把握と感染拡大防止のための検査の対応について」質問し、町長 真屋敏春、総務部長 佐野大次、健康福祉センター長 金子信之、副町長 武川正人、産業振興課長兼新型コロナウイルス特別対策室長 原信也、経済部長 若木渉が答えました。

聞いた人
立野広志 議員
答えた人
町長 真屋敏春、総務部長 佐野大次、健康福祉センター長 金子信之、副町長 武川正人、産業振興課長兼新型コロナウイルス特別対策室長 原信也、経済部長 若木渉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 立野広志

5番、日本共産党の立野広志でございます。それでは、これから一般質問を行います。一つ目は、新型コロナウイルス感染症対策ということで、1項目質問させていただきます。私の質問については、その後、事前に質問通告の細目についても、それぞれ担当の方々にもお渡ししておりますので、ぜひその基でいろいろ検討された中身も含めてご答弁を頂ければというふうに思います。新型コロナウイルス感染拡大が長期化する下で、北海道では全道に広がり、この大型連休から2週間で約3倍に急増。札幌市などでは、極めて深刻な事態となっていると。政府や、そして北海道の対応の遅れなどにも大変な今、不安や不満の声が上がっています。全道的に今、医療が逼迫する下で、患者の死亡も増加している。これは、繰り返し新聞報道でも明らかになっておりますが、医療機関や宿泊療養施設にも入れない自宅療養者が増加して、その中で死亡者も発生しています。若い世代への感染拡大も広がり、30代の死亡者も出ているという報道です。西胆振圏、私たちの地域においても、クラスターの発生が老人ホーム、高齢者住宅など福祉施設、医療機関、保育、幼稚園、障害者事業者などへも拡大しています。長期にわたり、繰り返し営業の時短、休業を強いられている事業者、そこへの納入業者や食材の生産者、そして運搬事業者など、多くの関連事業者、当町のように、ホテルも含め交通事業者など幅広い業種で、今、深刻な影響も出ています。さらに、これはハローワークなどではなかなか地域ごとの発表はされていないのですけれども、私どもに相談が寄せられている中には、パートや派遣社員として働いていた方が職を失い、そしてアルバイトもなく、とりわけひとり親家庭の窮状は、深刻な実態に陥っていることが想定されます。ですから、国に対しては、これまでと同様の対策の延長を改めて、コロナ封じ込めを戦略目標に据えて、抜本的に対策を努めるために、町行政としてもあらゆる手だてを講じて、住民生活、住民の命を守る、そういう責務があると、このように思います。その実行を強く求めるもとで、これから何点か質問をさせていただきたいと思います。一つは、感染者の早期把握と感染拡大防止のための検査の対応についてです。管内のクラスターの発生が、先ほど言いましたように、老人ホームとか高齢者住宅など福祉施設、医療機関、保育、幼稚園、障害者事業者などへ拡大していますが、感染者の早期把握と感染拡大防止のためには、こうした高齢者施設や医療機関などに対する社会的検査を抜本的に拡充することが大事だと思います。無症状者に焦点を当てた大規模検査で感染を封じ込める必要があることを、繰り返して私はこの場でも提案してまいりましたし、党としても政府に対して、あるいは北海道に対して、繰り返し要請してきたところであります。国や道に対して、財政措置を強く働きかけるとともに、町としても交付金などを活用した行政検査を実施すべきだと思いますけれども、町長のまず認識を伺いたいと思います。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

確かにPCR検査等々やることによって、感染者がすぐに分かる、これはもうそのとおりなのですが、今現在、保健所のほうに相談しても、感染が確実になってから保健所の対応としているという状況が続いております。社会的検査、そして行政検査の中で、私どもも行政検査、一時期考えたことがありますが、今現在は、新型コロナウイルスから変異株へ転移している部分が非常に多い。それと、私ども、臨時交付金、今まで頂いたものは、経済対策あるいは感染防止対策、こちらのほうに全て使い果たさせていただいているところでございます。今回も経済対策で、一部、昨年の繰越し部分を使わさせていただきますが、予算計上させていただいております。もう本当に、これで私どもの町の臨時交付金については底をついてしまうということもございまして、新たに国のほうに、また道を通じて要望させていただいておりますが、臨時交付金については、今のところ非常に期待薄と言わざるを得ないような状況下にございます。そんな中、民間の方も参加していただいて、道、知り合いの国会議員等々にいろいろ働きかけをさせていただいておりますが、政府のほうは、この間5,000億円のお金、予備費から利用した5,000億円のお金を都道府県に3,000億円配ると。そして2,000億円については、今かかっているもろもろの感染対策に充てる。そこに、各市町村へ渡ってくる金は入っていないような、今状況下にあろうかなというふうに思っております。ただ、町の財政も、今非常に厳しい状況でございますので、改めて行政検査ということになりますと、私ども、早くにも臨時交付金なるものが来ていただけなければ、本当に難しい状況に今ある、そういう状況下にございます。

議員の質問 5番 立野広志

限られた予算の中で、実際に地方自治体としてできることというのは、本当にそういった点では、財政的にも大きな負担になることは、それは十分承知しています。だからこそ、今の現状を強く訴え、国や道に対してこの財政措置を強く働きかけるということが大事なのだと思うのです。この1月から、今年1月から5月の間に、集団感染がどのくらい発生しているかということを、共産党の道議会が道に資料提供を求めて明らかにしました。それによりますと、まず一番多いのが、やはり医療機関です。これが90件、これ5月までです。1月から5月、90件、1,865人。2番目に多いのが事業所等となっておりますけれども、これが44件、484人。そして、飲食店は42件で415人。学校は、4番目なのです。27件で451人。合わせれば、この1月から5月の間に203件のクラスターが発生し、3,215人がこれによって感染をしているというふうに出ています。最近は、この変異株の問題が随分と明らかになってきておりますが、この変異株14種類あるそうですが、そのうち、特に英国型、南アフリカ型、ブラジル型、インド型と。インド株と。そういうふうな4種類に大きく大別されるそうですが、これが感染力がこれまでの1.3倍から2倍、そして、死亡リスクも1.6倍以上だという状況です。どこで感染したかすら分からない。こういう状況が、今、日に日に増えているということなのです。ですから、それだけに、無症状者を早く発見し、そして安全に保護し、感染を予防する。これは今、ワクチン接種が進んでいるとはいえ、先ほどの話にもありましたように、そのワクチン接種で100%感染が抑えられるという状況は、まだまだ先の話であります。実際にワクチンを接種しても、今日のテレビのニュースを見てみますと、やはり何十人かは、改めて感染、改めてといいますか、接種した後に感染をしているという方も出ているということですから、絶対大丈夫ではないと。ふだんのこの感染予防もそうですが、やはり感染者を早期に発見するということが、今感染を広げないための対策として最も必要なことだと思っています。その点で言いますと、国や北海道の対応や財政的な措置というのは、まだまだ十分ではないということを改めて強調して、町としても、そのためにぜひ要望を強めていただきたいというふうに思います。2点目には、ワクチンの安全で迅速な接種の対応ついて伺います。町は、当初5月14日から65歳以上のワクチン接種の申込みを開始し、2回目の接種が終了するのは、先ほどの話もありましたが、8月末までとしていました。3月議会で私が質問したときには、集団接種とともに個別接種も協議中と。どちらかというと、集団接種に重点を置いた、そういう答弁だったかと思っています。それが、接種予約が始まった段階では、先ほど町長の、どうしてそう変わったかという説明ありましたからいいのですが、医療機関での空き時間を利用した個別接種のみ実施されることになりました。菅内閣が、7月中には65歳以上について接種を終わらせると述べて以来、政府関係機関はじめ北海道の要請を受けて、今回、質問通告の直後に、町は医療機関での個別接種のみから6月26日から集団接種も実施しますと、そして7月中には、65歳以上の方のワクチン接種を終わらせると、こういう取組になっているという説明がありました。そういうふうに、事態が大分こう変わっては来ているのですが、日本が先進国の中でもワクチン接種率が今最低水準なのです。政府のコロナ感染対策の遅れが、そういった点ではずっと指摘され続けていました。度重なる政府の方針変更に、実際振り回されているのも行政の状況かなと思います。担当の職員の方は聞きましたら、もう帰る時間もいつも遅いと、家にいる時間より役場にいる時間のほうがずっと長いと、大変苦労を述べられておりました。本当にご苦労だと思います。そういう中で、それにしても、ほかの自治体、全国の自治体見ますと、65歳以下を対象に接種を開始しているところもあります。遅れの要因は、先ほどの説明もありましたけれども、それにしても、なぜこれだけ、今実際当町にとって接種が遅れていたのかなと。ワクチンが予定通りに入らなかったと、あるいは医療機関との間での協議がなかなか整わなかったという様々な要因はあるのだと思うのですけれども、やはりほかの近隣の町村などから比べても、ちょっと遅れ気味なのかなと。それを7月末までに何とか65歳を終了させるという話がありましたけれども、ちょっとその辺、もう一度その遅れの要因、改めてちょっと伺っておきたいと思います。

町の答え 総務部長 佐野大次(総務部長は2022年6月まで)

洞爺湖町のワクチン接種でございます。当初、ワクチン接種の接種方法につきましては、医療機関と調整の中で、土日を活用した集団接種、そういったものも含めた検討をしておりました。当町の状況からいきますと、やはり入院施設のある病院が通常の医療行為をしながら土日の集団接種の医療体制を構築するというところは、なかなかちょっと平日の体制も含めて困難という点もございまして、現在洞爺湖町において実施している、平日の個別接種の接種方法で調整してきたところでございます。この個別接種の方法につきましては、その1日の接種の人数を拡大しながら、何とか個別接種の中で7月末の接種体制の完了を目指し、各医療機関も1日の接種人数を日々拡大していただいているところでございます。現在では、1週間に700人の個別接種の体制が確立されているところでございます。ただ、洞爺湖町の場合につきましては、先ほども説明させていただきましたとおり、高齢者のワクチン接種の開始といたしましては、5月12日から開始しており、決してほかの町と比べて高齢者の接種開始が遅かったわけではないというところはまずご了解いただきたいと思いますけれども、その中で洞爺湖町は、各医療機関、介護保健施設等のクラスター対策から、当初洞爺湖町に到達したワクチン1箱の優先接種、先行接種につきましては、そういった施設利用者を先行して接種を開始したところでございます。洞爺湖町内の施設、または施設従事者の人数が660人、また、町外の施設において、洞爺湖町が担当医として接種を担当する人数が450名となっておりまして、施設の入所関係者の接種だけでも1,000人を超えているというのが現状でございます。その中で、また医療従事者のワクチン接種を2回完了を待って、6月上旬からの一般高齢者の接種となっているところでございます。ワクチン接種、今3週間後に2回目の接種を実施することから、1周目、洞爺湖町でいう1ターン目の接種完了には、おおむね6週間必要となっているところでございます。こちらを2周、2ターン目といいますか、2周目でワクチン接種を実施すると、どうしても12週間必要となり、この12週間という壁が、やはり洞爺湖町は8月末というところになっていたところでございます。これまで医療機関におきましては、1日の接種回数を最大限拡大していただきまして、この7月末に向けた調整をさせていただいてきたところでございますけれども、やはりその12週間という壁が乗り越えられなかったため、医療機関の協力の下、集団接種を実施して、早期7月末までの完了の体制を構築してきたところでございます。やはり、洞爺湖町の場合は、施設の優先接種が1,000人を超えていたというところから、やはり7月末の一般接種の完了が、当初見込めなかったというのが現状でございます。

議員の質問 5番 立野広志

今、5月12日から、高齢者施設入所者等の接種行って、町内660人、町外450人ですか、という話がありました。実は5月10日の全員協議会のときに、令和3年度2月17日から令和4年度2月28日までの接種対象者及び接種順位というのが発表されました。実は毎回、私、町の進行状況を聞いて記録しているのですが、いつも何か数字が合わないのです。実は、5月10日に聞いたのは、高齢者施設入所者等及び従事者、これは介護施設、居宅介護、高齢障害者あるいはクリニックです。対象者は、662人います。では、接種回数は、何回予定していますか、その中で。1回目、660人です。ただ、その話の中に、町外の施設についても、言わば町内に事業所を持っているところについては、洞爺湖町が確保していかなければいけないという話があって、その町外で幾らあるかという話、ここではちょっと出なかったのです。今、450人と言いましたけれども。ですから、合わせれば1,010人です。そのほかに、4月27日には医療従事者、医師やその職員、その他職員、診療科あるいはクリニック、薬局、歯科、消防等、対象者674人。これについても、どこまで接種が今進んでいるのかというのは、ちょっと聞いていません。教えてもらってないのですが、ですから、医療従事者と高齢者施設の入所者や及びその従事者の接種が、今、どこまで進んでいて、そしてさらに、今回のように、それともう一つ、入院患者です。医療機関に長期入院している人、これが対象者298人と言いますから、これも入れた上で、6月7日に一般高齢者の接種が始まったというふうに私は伺っているのですけれども、それぞれ数字を入れていくと、どうも合計も合わないし、何かどういう区分をいったいしているのかなと実は内心思いながら、それは後できちんとまとめて出していただければいいのだけれども、医療従事者とか高齢者施設とか、そして病院等の入院患者とか、そこは実際に希望した人たち全員、接種が今、終わっているのか。終わっていないとすれば、どこまで接種が進んでいるのかと。その辺をちょっと明らかにしていただきたいなと。そして、やはり何と言っても、今、一般高齢者の接種が6月7日から始まりました。予約漏れがないかどうかをどのように確認をしているのか。そのことについても、ちょっとお答え頂きたいと思います。

町の答え 健康福祉センター長 金子信之(健康福祉センター長は2021年9月まで)

ただいまの医療従事者、高齢者施設等入所者の接種の状況ということでございます。町内の医療従事者におきましては、7月1日に終了予定となっております。高齢者施設入所者につきましては、7月21日に終了予定と聞いております。入院患者につきましては、各医療機関のほうに確認いたしましたところ、複数の市町村から入院をされている状況にございます。そのために、病院のほうに接種券が届いていない患者が複数、多数いらっしゃるということを聞いておりまして、現段階で入院患者の接種が終わるめどというのは、確認できていないところでございます。あと、予約状況の申込みについて、65歳、75歳、85歳という形で段階を区切らせていただいて、今予約を受付させていただいて、先ほど予約をされていただいている人数につきましては2,782名ということで説明をさせていただきました。町の今後の予定でございますけれども、8月に申込み忘れの対策といたしまして、予約をされてない方を対象に、その予約済みの方と対象となっている一覧を確認いたしまして、予約されてない方に対して確認の通知を発送いたします。その通知で、申込み方法が分からない方とか申込みを忘れた方、そういった方も含めまして、健康福祉センターのほうにご連絡を頂くですとか、再度ご予約を頂くというような対応を今後取ってまいりたいというふうに考えております。以上です。

議員の質問 5番 立野広志

65歳以上、75歳、85歳と区切って、年齢がこの前は対象者を発表されました。その人数を合計すると5,800人なのですよね。すごい数だなと思って見ていたのですが、2,728名の方が今予約をしているということですから、そのとき出された数値と言うのは、これは本当に正確だったのかどうか、ちょっと私もよく分からないのですが、これ5月の10日の段階で、全員協議会に出された人数です。いずれにしても、8月に予約漏れがないかどうか本人に通知をしたいということなのですが、例えばその前に予約したいのだけれどと、対象となっている年齢ではあるのだけれども予約ができなかった方の問合せがあった場合は、これはどういう形で接種が行われるのですか。これはもう、集団接種で今やってますが、集団接種のほうに回して接種していただくというような対応を取るのでしょうか。

町の答え 健康福祉センター長 金子信之(健康福祉センター長は2021年9月まで)

その状況、申込みをされる方の状況にもよりますけれども、内容を確認させていただいた上で、集団接種のほうが可能であれば集団接種のほうをお勧めさせていただきます。ただ、どうしてもその方の状況、高齢者の方々ですので、日程的にいろいろなご都合があってどうしても日程が合わないということであれば、その方の日程に沿うような形での接種という方向で調整をさせていただく予定でおります。

議員の質問 5番 立野広志

それと、先ほど町長の答弁の中にもありましたが、6月5日に高齢者向けのワクチンがほぼそろって町に入ってきたと。こういうお話でした。次の質問なのですが、全ての希望する町民の早期接種を進めるということが大事かと思うのですが、国のほうは、アドバルーンを上げて11月までにはなんて話をしているようですけれども、町内では今、町内6団体で職域接種という形でこれが実施できないかどうかということで、取組を準備しているということです。この辺のちょっともう少し具体的な今の職域接種の予定などがあれば示していただきたいのと、それから、実際にやはりワクチンがなければ、こういったものも早期になかなか進んでいかないと思うのですが、何か聞くところによると、北海道には大体道民分のワクチンがほぼほぼ確保できる見通しに立ったような話を聞いたのですけれども、例えば洞爺湖町として、年齢は何歳以上になるかあれですけれども、全ての希望する町民の早期接種を進める上で、やはりまず最低限の条件として、ワクチンがいつまでに、これが住民分というか希望者分届く予定なのか。それから、現在進めている職域接種の関係についても、さらにちょっと具体的に何か計画があれば示していただきたいと思います。

町の答え 副町長 武川正人(副町長は2023年3月まで)

まず、職域接種でございます。国が示しているのは、おおむね1,000人というのが一つ大きな壁になってございます。観光事業者の皆さん、それから商工会の皆さん、特に商工会の皆さんが重複して、観光事業者の方たちと重複しているというようなこともお聞きしてございますので、今、商工会の事務局長が、町内のそういう商工会に加盟している方含めて、リストを集約しながら細かく私どもと打合せをしているというところでございます。ただ、問題は、今使っているワクチンとは違って、モデルナということで、4週間というような、そういう時間的なこともございます。それから、私どものやっている集団接種とかぶらないように、そういうような日程調整当然しながらなのですけれども、医療機関の医者、それから薬剤師、それから看護師の皆さん、非常に私ども、無理を言いながらお願いしている部分もあって、医療関係の従事されている方々も、本当に休みの日も、特に休みの日で集団接種含めて、商工会中心とした職域接種も土日というのを、日々、日中、平日仕事をされている方もいらっしゃるということで、そういうような調整もしながらやっておりますので、最終的にはその医師、看護師、薬剤師の確保と合わせて、さらに詳細日程を詰めていく予定でございます。いずれにしましても、町としても、そういう職域接種で事業者の皆さんが中心になってやっていただけるということで、町の対象人数が大幅に減ることとなります。そういうことから、スムーズに連携をしながら、町で進めるものと職域単位で進めるものを何とか軌道に乗せて接種を進めることで、今まで遅れをとっていた分を大幅に取り戻すことができるだろうと。いずれにしましても、最大の経済対策含めて、予防というのは接種をいち早くするということですので、これからも調整をしながら進めていきたいというふうに思ってございます。それから、ワクチンの届く予定ですけれども、これは全く、全部の一般接種の分が入るのは、国が示していないということでございます。今、実務的に非常におそれていますのは、ワクチンの3か月なり、消費期限というのが最大値で入ってこないおそれがあるということでございます。ですので、8月末までの消費期限の物を大量にどうも国が保有しているというような情報もございます。これは全国的な問題にもなってございますけれども、そうしますと接種日程との兼ね合いで、ワクチンを最終的には使えなくなってしまうということ、どの自治体でも非常に危惧してございます。そういうことから、そういう情報も取りながら、一日も早い、全町民に行き渡るワクチン確保に向けて、町長を先頭にして、国、北海道に対しても、強く要望していきたいというふうに考えているところでございます。

議員の質問 5番 立野広志

ちょっと、時間が大分押してきたものですから端的に伺いますが、そうすると、6月5日に1回ワクチンが大体高齢者分、65歳以上分については町に入ったけれども、その後の分については見通しが立っているのかどうかです。先ほど言った職域接種にしろ、あるいは一般町民の接種にしろ、やはりワクチンの入る見通しが立たなければ、なかなか予約の申込みもいつ頃から始めるかというようなことも含めてあると思うのですが、その辺の見通しだけちょっとお伺いします。

町の答え 健康福祉センター長 金子信之(健康福祉センター長は2021年9月まで)

ただいまのワクチンの見通しでございます。先ほど、副町長のほうからもちょっと触れられていたのですけれども、北海道としてはワクチンの在庫、国としてもワクチンの在庫というのは、あるように伺っております。ただし、そこの有効期限がどこまでの分なのかというところが見通せておりません。なおかつ、現段階で64歳以下の方の対象とするワクチンの配分のスケジュールについても示されていないというのが現状のところでございます。ですから、安定したワクチン供給の見通しというのは、町としては立っていないという状況でございます。

議員の質問 5番 立野広志

実態としては、そうだということが分かりました。それから、65歳以下の接種についてですが、先ほど町長の説明中では、基礎疾患の患者等についても優先的な接種をこの後実施するということであります。この辺も、既に町としては、基礎疾患がどういう方々なのかということは把握されているのだと思いますから、その辺の優先接種も含めて、一般接種の前に終了させるということでよろしいでしょうか。

町の答え 健康福祉センター長 金子信之(健康福祉センター長は2021年9月まで)

町といたしましても、基礎疾患の罹患者を含めまして、優先接種を行わなければならない方々について町内で検討し、優先して64歳以下の方々の接種の始まる前に接種を進めたいという考えでおります。以上です。

議員の質問 5番 立野広志

その方法については、また別な機会で取り上げたいと思います。次に、コールセンターのことについて、これ、ぜひ町としても考えるべきではないのかなと思うのですが、0570で始まるナビダイヤルの電話通話料の負担について伺います。ワクチンの接種予約でつながらないから、何度も電話すると。高額な請求が来るのではないかという不安を抱いている方もいるようです。予約するコールセンターの電話番号が、フリーダイヤル0120ではなく、0570で始まるナビダイヤルと言われていますが、これは発信者が負担することが原則となっているということなのですが、なぜこのコールセンターのダイヤルが、フリーダイヤルではなくナビダイヤルにしたのか。何かこれは、国や道の指示もあったのかどうか。この点についてちょっと伺いたいと思います。

町の答え 健康福祉センター長 金子信之(健康福祉センター長は2021年9月まで)

ナビダイヤルについてお答えいたします。こちらにつきましては、国、道の指示というものはございません。予約相談業務の委託先であるコールセンターの通話料金つきましては、先行して業務が進められていた近隣の町の体制を参考とさせていただきましたことから、0570で始まりますナビタイヤルの業務内容を、その契約を行わせていただきました。以上でございます。

議員の質問 5番 立野広志

接種は無料なのに、電話料金は有料だと。これは、国の事業でありながら、この点ではやはり私は問題があると思うのです。ナビダイヤルは、NTTコミュニケーションズが提供しているサービスで、主に企業のコールセンターなどで採用されているサービスだと言われています。ですから、このナビダイヤルだったのをフリーダイヤルに切り替えている自体も今出ているそうですが、町としても、これから一般の町民を対象とした接種の予約なども当然行うわけでありますし、このナビダイヤルではなくてフリーダイヤルに切り替えるということを私は必要だと思うのですが、そしてこの間、ナビダイヤルで負担した分については、国にきちんと接種費用の一部として、その中に盛り込ませて負担を求めるということも必要なのではないかとも思うのですが、いかがですか。

町の答え 総務部長 佐野大次(総務部長は2022年6月まで)

こちらにつきましては、当初、近隣、緊急的なコールセンター設置ということで、ワクチン接種の受付が全国的に開始して以降、当町では当初、健康福祉センターでの受付を予定しておりましたけれども、そういった体制では十分ではないというところからコールセンターを急遽委託したところでございます。その際に近隣の状況と同様に、こういった0570から始まるところでございます。その0120のフリーダイヤにつきましては、この後、一般接種の予約も含めてインターネットによる予約の数がかなり多くなるという点もございますので、その0120の導入に切り替えるかどうかにつきましては、この後ちょっとそういった状況も含めて、勘案しながら調整してまいりたいと考えております。

議員の質問 5番 立野広志

検討するも何も、結局このコロナウイルスワクチンの接種というのは、これは国の事業としてやっているわけですし、そのために必要な費用というのは、自治体に対しても支払われることになってますよね。結局、ナビダイヤルを利用する方が、これを、電話料金を負担しなければならないという根拠が何もないわけです。そこはやはり、当然国に対して通話料金の分も負担させることも同時に大事ですし、町としても、このナビダイヤルはやめて、フリーダイヤルに切り替えるという方向で、私は、ぜひ取り組んでいくべきだというふうに思っています。それでは、3点目、1番の3点目ですが、事業者や困窮する町民への保障と生活支援ということについて伺いたいと思いますが、自粛要請などで打撃を被っている全ての中小企業、個人事業者、労働者に対し十分な補償と生活支援を行うことが今求められているわけですけれども、町はこの間、様々な交付金事業、交付金を活用した事業を講じてきました。ただ、なかなか支援が行き渡らない業種や個人の状況も町内にはあるやに思います。そういった点で、令和2年度の事業に比べても、この3年度になってからの事業というのは、国の予算も含めてですが、かなり縮小されてきているという状況ですし、当然それを資源、財源として活用してきた行政にとってみても、前年度のような支援がなかなかできないでいるということがあると思うのですが、そういった点で、町民生活を守り、維持するためには、国や道に対して昨年以上に支援を求めていくことが大事でありますし、昨年実施していた小規模事業者持続化給付金であるとか、あるいは経営持続化臨時特別支援金、あるいは家賃の支援であるとか、その中たくさんあるのですが、そういったものをさらに、今年度においても充実させて実施する、このことを強く私は国に求めるべきだし、町としても実際に支援が行き届いていない事業者への支援を進めるための実態把握と、そのための支援を進めるべきではないのかなというふうに思います。その点についての町としての考え方を伺いたいと思います。

町の答え 産業振興課長兼新型コロナウイルス特別対策室長 原信也

町の認識という形で答弁させていただきます。町では、昨年から臨時交付金を活用しまして、事務報告書の69ページから71ページの報告のとおり、現在まで様々な事業を行っているところでございます。4月に洞爺湖町商工会が会員へのアンケート調査の取りまとめ状況を確認しましたところ、いろいろな意見や要望が出てございました。内容的に関しましては、国、道への各種支援金の受給要件の緩和要望や雇用調整金の延長、商品券事業の継続実施、市町村への臨時交付金の増額要望、これまで町が行った事業へのお礼など、多岐にわたる意見、要望がございました。また、それぞれの業種において厳しい状況にあることも認識しているところでございます。個人の状況等につきましては、なかなか現状を把握することはできておりませんけれども、社会福祉協議会等において貸付けされています貸付金など借入れ件数は、承知しているところでございます。以上でございます。

町の答え 経済部長 若木渉(経済部長は2025年3月まで)

ただいま担当課長のほうから答弁させていただきましたことにつきまして、ちょっと補足させていただききます。社会福祉協議会の情報に基づきまして、これまでも全員協議会におきまして、融資の申請件数ですとか、社会福祉資金の特例貸付等の状況につきまして報告させていただいたところでございますけれども、その生活福祉資金のうち総合支援資金につきましては、既に貸付けの期限まで達して、これ以上の貸付けを受けることができないという方が3名ほどおられるということで認識してございます。このうち1名の方は、離職に伴う貸付けでございまして、先月5月を最後に貸付けが終了している状況となってございますが、この方につきましては、再就職することができたと伺っているところでございます。残る2名の方につきましては、収入減に伴う借入れで、今年の8月末までの借入れができている状況と承知してございます。緊急小口資金など特例の貸付金を利用できない世帯の方でも、一定の要件を満たす場合には、支援金が支給される新たな制度なども実施される見込みとなっているようでございますので、これらにつきましては、情報が入り次第、しっかりと皆様に情報提供を行ってまいりたいと考えているところでございます。

議員の質問 5番 立野広志

私も、事業所の方々、できるだけ多くの方の実情を聞かせていただこうと思って、訪問など繰り返したり、電話かけたりして聞いているところがあるのですが、例えばこんなところもありました。結局、例えばイベントが中止になった、あるいは町の行事も中止になって、それまで行事があることによって事業収入の糧がつなげていたところもあるのですが、例えば成人式も延期になり、入学・進学のそうした事業も縮小されというようなことで、例えば写真館であるとか、あるいは花屋であるとか、あるいは酒屋であるとか、こんなところもありました。今、コロナ禍で、直接お宅を訪問して行えるような事業、例えば設備関係です。水道工事だったり、下水道工事だったり、そういったものなども、この時期はちょっと遠慮したいから来ないでほしいというふうに断られたという話も伺っています。ですから、コロナ禍で、観光事業者だけではなくて、こういう自粛を要請されていることによる感染に対する不安です。こういったことが、町内全体としての消費購買力を低下させてきていると。これが例えば商品券が出れば、ではそれが何とかなるかというと、そうはなかなかならない。イベントも行事もないわけですから、そうすると、そういう関わりの仕事というのはなかなか、商品券では利用できないというようなことがあったりして、やはり私は、町としては努力していることは認めます。特に臨時創生交付金を活用しながらやっている。いろいろな事業を繰り返して、幅広く町内の事業者や住民、町民の暮らしを支えるということで努力はしているのですけれども、それがどこまでというか、どの程度支援が行き届いているか。どういうところが今支援がまだ、ほとんど行ってないのか。こういうところを見定めながら、支援の届かないところに対する対策というのも考えていく必要があるのかなというふうに思います。例えば、去年、これも財源の問題は当然ありますけれども、昨年実施した下水道とか水道料金なんかの2か月間の免除というのは、これかなりが幅広い、全町民、事業者も含めて、全町民に対して固定費の一部を支援するような形になっています。財源があればこそということなのかもしれませんけれども、そういうことも繰り返し、今年も、昨年以上に、この事業が、実は進まないという状況が出てきている。1年過ぎて、もう蓄えもなくなってきて、にっちもさっちもいかないというような声もよく聞きます。ですから、そういったことも含めてやるためには、もっと道にも国にも、やはり支援の必要性というのを強く訴えていくことが大事かなと思うのです。一般的に、ただ繰り返し、同じような、持続化給付金やってほしいとかということだけではなくて、実態を本当につかみながら、苦境はやはり訴えていくと。そして、予算措置を求めていくということが大事かなと思うのですが、その点いかがでしょうか。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

さきにもお話しましたが、国のほうでは今回、臨時交付金を充てるために5,000億円のお金を都道府県のほうに配分すると。2,000億円については、今国が携わっているコロナ対策に充てるようなことがマスコミ報道で耳に入ってくるわけでございますけれども、私どもの町のほうといたしまして、これはもう強く国、あるいは道のほうに要請をしております。特に、道に入って、道がそれを対応する。それはそれで結構なのですが、末端市町村隅々までの状況につきましては、末端の町村が一番知っていると。地域の事情。だから、地域に臨時交付金を渡してくれという要望は、これはもう、重ねて重ねて要望しているところでございます。今日も、民間の方が国会議員のほうに出向いて要望しているようでございます。その折にも、洞爺湖町の町長の親書ということで持参していただいて、私の名刺も入れて、何とか臨時交付金を早くに出していただけないだろうかというのを道内選出の議員のところに配っていただいているという状況がありますが、何としても、町のほうとしても、私どもの町の限られた財源も、今少しずつ出しながらその対応しているわけでございますが、これが限りなく続きますと、町の財政がまた非常に厳しい状況になってしまっている。今現在もかなり厳しいことは厳しいのですが、それを越してしまうと、本当に町の行政運営が云々という話になってしまいますので、そこのところは、国、道にしっかり要望していきたいというふうに考えております。

議員の質問 5番 立野広志

それでは、1番の四つ目のほうにいきます。東京オリンピック・パラリンピックに対する町長の認識について伺うわけですが、こういう緊急事態宣言が発令され、発出され、そしてそれが20日まで続くわけですけれども、同時にこれが蔓延防止に切り替わったとしても、やはり感染予防対策を進めていかなければならないわけだし、逆に五輪を開催すれば、医者を最低でも7,000人動員するとか、30もの病院を確保しなくてはいけないとか、救急体制に延べ3万人もの消防職員、消防隊員を動員する計画もあるということも明らかになりました。さらに6月12日の、私どもの新聞赤旗を見ますと、五輪来訪者は1日34万人になるというのが、これは組織委員会が発表したものです。観客や大会関係者などが1日最大34万人入ってくるわけです。そうすると、当然感染もまたさらに広がっていく。新型コロナウイルスの新規感染者が、その1日だけでも1,000人を超えるのではないかということまで、これ組織委員会が発表した内容です。そういうふうに考えますと、今この時期にオリンピックを開催する意義があるのかどうか。私は、その点について、北海道でもマラソンがあったり、オリンピック行事が幾つか予定されておりますけれども、緊急事態宣言下でのこういった五輪については、やめてほしいという医療現場からの声なども上がっておりますし、8割の国民は、これはアンケートでは中止や再延期を要求しています。そういう中で、IOCの会長は、誰もが犠牲を払わないといけないと、こういった暴言とも取れる発言をしているということも繰り返し報道されています。こういうときに、命を守る、コロナ対策に全力を尽くす、そのことが今、日本政府として大事なことだし、五輪以上に大事なことだと思ってますが、町長は、その点についてどう認識されているか伺いたいと思います。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

今現在、日本国内で新型コロナウイルス感染者は、もう既に国内で77万6,000人を超えておりますし、亡くなった方は1万4,000人を超えておる状況でございます。また、道内におきましても、感染者が4万人を超え、亡くなった方も1,300人を超えている大変厳しい状況というふうに認識しております。そんな中、さきの党の党首討論でも、首相は五輪開催の理由をきちんと説明していないと私には映りました。また、早くから政府は、コロナ対策分科会の尾身会長、こちらのほうは、感染リスクをできる限り減らさなければならない、これができなければ、感染拡大はさらに増加するというふうにまで言っておられます。さきのG7ですか、ニュースでしか目に入ってきてませんが、こちらのほうで、サミットの中でも菅総理は、各国代表に東京オリンピックの協力要請について強く要請していたようでございますが、菅首相は、国民の命と安全を守るのが私の責務だと言っておられるようでございます。医療体制が今現在も逼迫している中で、これから感染拡大のリスク管理を最大限総理のほうで発揮してもらいたい、その情報を早く国民に示していただきたい、個人的に思っているところでございます。もう、ここまで来た以上は、日本政府としてオリンピックを中止するというふうなこと、または延期するなんていうことは、なかなか厳しい状況に来ているのかなというふうに思いまして、やるのであれば、感染拡大のリスクを最大限少なくするということを政策として示していただきたい。その示した内容をいち早く国民に示していただきたい。そう思うところでございます。

議員の質問 5番 立野広志

前段の町長の答弁は、まさにそのとおりだと思っていたのですけれども、やるのであればという話が後から、ちょっとがくっときてしまいました。五輪のために失ってよい命など一つもないわけです。国民の命と健康に責任を持つ日本の政府としては、これは地域の町長ではあるけれども、町民の命を守るという立場から言えば、やはり国に対して、もうこの時期に五輪は中止すべきだというふうに強く進言するということも大事かなということで次の質問に移りたいと思います。

出典:洞爺湖町議会 令和3年6月会議 2021年6月15日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる