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洞爺湖町議会 令和2年6月会議 2020年6月15日

新型感染症対策を考慮した防災対策

2020年6月15日、洞爺湖町議会の一般質問で、立野広志議員が「新型感染症対策を考慮した防災対策」について質問し、危機管理室長 仙波貴樹、町長 真屋敏春が答えました。

聞いた人
立野広志 議員
答えた人
危機管理室長 仙波貴樹、町長 真屋敏春

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 立野広志

それでは、二つ目の大きな質問に移りたいと思います。新型感染症対策を考慮した防災対策は喫緊の課題だということで提案させていただいています。台風や豪雨などの風水害が多発するそういう季節を迎えています。コロナ危機の中で迎えつつあるのですが、最近、なぜか震度4程度の地震が全国各地で起こっています。今年に入ってからこれが頻繁に起こっていますし、台風や豪雨、全国では台風被害は去年も大変でした。巨大地震や噴火は自然の営みで、避けるわけにいきません。そういう中で、例えば日本学術会議が感染症と自然災害の複合災害に備えてくださいというメッセージを発したり、あるいは北海道も避難マニュアルを改訂し、感染症対策をその中に加えました。町としても今後、防災計画の中に感染症対策というものをしっかり取り入れて進めていかなくてはいけないと思うのですが、当然行政だけではできません。地域あるいは自治会等の協力も得ながら進めていかなければならないと思うのですが、例えば噴火の避難先で、それぞれ自治会ごとに避難所は決まっています。うちの町内は入江4区ですが、一つの避難所に入れないものですから幾つも分散しなくてはいけないわけです。そのときに、例えば1人2メーター範囲の、4平方メートルの隙間を設けて避難所に入れるかといったら、これはかなり難しいなと。では、感染対策どうするのだということもあるので。これは今日、1回目で質問なのですが、感染症対策を取り入れた避難対策、避難所マニュアルというものを本当にできるだけ早い時期に、道はマニュアルを作っていますから、それとうちの町の現状を照らし合わせながらマニュアルを整備する、その考えをお示しいただきたいと思います。できるだけ短くお願いします。

町の答え 危機管理室長 仙波貴樹

ただいま議員からご指摘のありました件についてご回答させていただきます。先ほどもお話がありましたように、北海道版避難所マニュアルは5月12日に北海道から示されたところです。これによりますと、感染症対策として6項目ほど挙げられておりまして、これらを要約しますと、一つ目に、衛生用品の備蓄、二つ目に、避難者自らが持参することが望ましい物、三つ目に、可能な限り多くの避難所の開設、四つ目に、避難者等の健康管理、五つ目に、避難所の衛生管理、最後、六つ目なのですが、発症時の対応、これら6点が盛り込まれているところでございます。洞爺湖町におきましては、従前より衛生用品の備蓄を進めているところであり、これらについては、このたびの新型コロナウイルス感染症対策にも利用しているところでございまして、また、近頃はマスクなども比較的入手しやすい状況になってきているため、さらなる備蓄を進めるとともに、町民の皆様におかれましては、日頃から新型コロナウイルス感染症対策など、自らの健康管理を徹底していただき、今後はマスクや体温計、アルコール消毒薬などを避難する際の持ち出し品の中に加えていただくよう求めていかなければならないと認識しております。また、可能な限り多くの避難所の開設とありますが、これについては、避難所での3密を防止するため、従来の各避難所の想定収容人数を現在の3分の1程度にしなければならないため、これまでの3倍の避難所を確保しなければならないことから、洞爺湖町及び北海道が防災協定を締結しております関係市町村の公共施設をお借りするほか、それでも不足する場合については、北海道が協定し、かつ災害の影響を受けていない利用可能なホテル、旅館などの利用も含めて避難所を確保していきたいというふうに考えております。さらには、避難者の健康管理につきましては、避難所到着時の健康状態を確認するための非接触型の体温計の整備や、避難所での衛生管理については、これまで、平成30年度に洞爺湖町の避難所運営マニュアルを見直して、それには季節性のインフルエンザの対策やノロウイルスの感染症対策は盛り込まれているところなのですが、今回の新型コロナウイルス感染症には対応していないため、それらの見直しも必要になってくると思います。そのマニュアルの中には、手洗い、うがい及びマスクの着用による、せきエチケットの徹底ですとか、そのほかに新たに、避難者間のスペースの確保、特にこれから夏場を迎えるわけですが、夏場では、感染症に加えて熱中症への対策も図らなければならないと考えております。いずれにしましても、これらの対策につきましては、北海道版避難所マニュアルを下に、現在の洞爺湖町避難所運営マニュアル及び洞爺湖町防災備蓄計画を見直して、コロナ禍における安心・安全を高めた避難所の運営を図ってまいりたいと考えております。以上です。

議員の質問 5番 立野広志

今、説明いただきましたけれども、気象庁の予報では、この夏は平年より気温が高くなると言われています。マスク着用による熱中症のリスクも高まるおそれがあるということで、避難所における換気、扇風機あるいは空調設備、時にはクーラーなどの設置も含めて考えていかなくてはいけないと思うのですが、今、北海道で示された避難所避難マニュアル、これは、今現在、当町としては既に作業に入っているのか、入っていないのか、そのことを伺いたいと思うのですが、登別市などでは、もう既にホームページで、3密回避を求めた呼びかけなども含めて発信しております。間仕切りを使ってのスペース確保なども呼びかけておりますし、伊達市などは、避難所運営マニュアルへの感染症対策の追加を今計画中だと。有珠山噴火の可能性なども考慮して、スピードをもって検討を進めたいというふうに市の担当者の方が答えているということですし、室蘭市などは、避難所の数を増やすために民間の協力が欠かせないとして、そのための今、対応に取組始めたというふうにされています。その点からいうと、洞爺湖町の場合、今、説明いただいたようなことを含めて、既に取組が始まっているのか、計画とか検討が始まっているのか、それともまだこれからなのか、その辺のこと。これから本当に夏場がすぐ来ます。その中で、津波、地震、あるいは噴火はどうか分かりませんが、いずれにしても、そういった災害で避難を余儀なくされることは、今年も1回ぐらいはあるのではないかなという気がするのですが、そのときに、こういった問題についてきちんと対応を考えておかなくてはいけないと思うのですが、その辺の状況はどうなのでしょうか。

町の答え 危機管理室長 仙波貴樹

先月、北海道版の避難所マニュアルが公表されて、まだ1か月程度たっているところですが、現在、熱中症対策につきましては、町では扇風機を40台ほど備蓄しておりますが、それでは足りないことも想定されますので、その件については、現在、協定を締結しているリース会社ですとか、あるいは今新たに同様の業種の事業所と協定を結ぶことを前提に、今、事業者とお話をさせていただいているところです。また、避難所の数を増やす件につきましては、昨年度より、ようてい・西いぶり広域連携会議という、羊蹄山麓周辺と、白老から以西の西胆振の自治体と連携した会議がありまして、その中でも有珠山噴火をモデルとした各構成市町村における支援体制のマニュアル等も今、昨年度からその作成について検討しているところでもあります。あと、北海道に対しましても、洞爺湖町が用意する避難所で不足する場合に対しての協力の手順についても道の担当者に、どのようにしたらいいのかをお聞きしたり、手をつけられる部分につきましては、少しずつではありますが、マニュアルの改訂に向けて準備しているところであります。以上です。

議員の質問 5番 立野広志

準備を今始まったというふうに聞いていいのかな。いろいろ課題はたくさんあると思うのです。今、問題は、行政側が避難計画を整備して、作りましたと言っても、それがすぐ活用できるわけではありません。当然それが住民に周知され、そして住民自身が避難の際にどこに避難をしたらいいのかと、今までの避難所の3倍が必要だというような話が出ていました。そうすると、これまで行くことが決まっていた避難所でいいのか、それとも別な避難所になってしまうのか、その辺のこともあって、事前に住民にそれを周知しておかなければならないのだと思うのです。そうすると、計画を作って、ある程度方向性が決まって、住民にも意見を求め、その方向で例えば訓練をするというようなことも考えると、そんなにそんなに余裕はないのです。ですから、本当に準備を急いで、大変な時期ではあるのだけれども、ぜひ感染防止のための避難対策ということもしっかりと考えていく必要があるのかなと。この新型コロナウイルスだけではなくて、これからさらに様々な実はウイルスが発生していく要因がたくさんあるわけです。人間社会がどんどんと自然を破壊して、そして開発を進めていくと、今まで地中や動物に生息していたウイルスが今度は人間にどんどん感染していくような形になっていく。これが今の社会の現状になっていると。ですから、短い期間でウイルスがどんどん今、新型のウイルスが発生しています。それに対する対策をしっかりと取りながら、行政の事業、住民の暮らしと命を守るということをやっていかなくてはいけないと思うのです。その辺で、町長、最後に、1分ほどしかないのですけれども、お考えをお聞きしたいと思います。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

防災に関しましては、常日頃から地域住民の命を守る。こういう観点で、いろいろ見直し等々含めてやってきたところでございます。特に、今回、新型コロナウイルス、これができたということで、今までの避難所よりも3倍くらい広さを求めなければならない。そこのところについては、これからもしっかり対策を講じてまいりたいなというふうに思っております。一番肝心なのは、今、最後に立野議員がおっしゃっていただいた、いろいろなウイルスが、これから感染症が出てくるかもしれない。それに対応するためには、やはり地域だけでなくて、国に対しても強く要望、この対策についてしてまいりたい、そういう決意でございます。

出典:洞爺湖町議会 令和2年6月会議 2020年6月15日 議事録 PDF(36ページ) 間違いを知らせる