洞爺湖町議会 令和元年12月会議 2019年12月10日
地域公共交通対策についての抜本的対応
2019年12月10日、洞爺湖町議会の一般質問で、立野広志議員が「地域公共交通対策についての抜本的対応」質問し、企画防災課長 高橋秀明、副町長 遠藤秀男、町長 真屋敏春が答えました。
- 聞いた人
- 立野広志 議員
- 答えた人
- 企画防災課長 高橋秀明、副町長 遠藤秀男、町長 真屋敏春
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 5番 立野広志
次、3番目ですが、地域公共交通対策についての抜本的対応ということで求めたいと思います。残り時間少ないので、何点かに絞ってお願いをしたいと思うのですが、まず、地域公共交通、何のために始めたかといえば、やはり住民の足を確保するということだと思うのです。そして、もう一つは、うちの町にとってみれば、町村合併によって町が、お互いに住民が行き来できる、そういう交通の便での一体感をつくるということももう一つあったのかと思うのです。これまで、平成26年度から地域公共交通の活性化協議会によって、3地域においてコミュニティバスが運行されています。これまでも今野議員も何回か質問し、その利便性を向上するために求めてきましたが、私、ちょっと時間がないので1点だけに絞りたいと思います。実は、やっぱりコミュニティバスについて、まだまだ十分町民の中に認知されていないというのが感じるのです。担当の課でも一生懸命プリントをつくって、回覧を回して、時刻表がこうなりました、バスの乗り方はこうですということで知らせていただいているのですけれども、相変わらずバス停がどこにあるのかよくわからない。そして、何となくコミュニティバスそのものがなじみが薄いというような状況があるのです。それで、私、参考までにお話ししたいのだけれども、この前、芽室町に行きました、議会で。芽室町でもコミュニティバスを実施していまして、実は芽室町の、視察の目的とは違ったのですが、コミュニティバスの運行状況について調べてみました。そうすると、そこのバス停のバスが停まる時間というのは決まっているのです。例えば17分なら17分に必ず停まるというふうになっているのです。覚えやすいわけです。例えばそのバス停の近くに行けば、ここのバス停なら次は何分だからということで乗ることができる。それから、私たまたま息子が大阪のほうにいるものですから、大阪の河南町というところで、これバス停、見ていただくとわかるのですが、カナちゃんバス、河南町ですからカナちゃんなのです。そこには、バスの路線図、それから時刻表、そしてその下には、このバス停から近くの避難所はどこですよという表示まで書いてある。こういう専用のバス停を設けているのです。こういうふうにすると、どこから見ても、あそこにコミュニティバスのバス停があるというのがわかるわけで、そのバス停から乗ったらどこに行くのかということが、路線図と時間があって、時間も、ここも同じです。1時間に2本、必ず決まった分です。30分とか15分とか、その時間に必ずそのバス停にバスが来るのです。ですから、バスの時刻が非常に覚えやすい。そういうやって取り組んでいるということもあります。そしてもう一つ、随分以前に議会が視察をした当別町のバスなのです。ふれあいバスというのがあります。これも同じように、バスに乗車するお客さんを増やすために、事業者と住民と行政が一体となって協議会をつくって取り組んで、今、黒字だそうです。年間大体1万人以上の方がバスを利用する。最初は赤字で出発していったのですが、どんどんそれが改善されて黒字になっていった。うちの町で黒字にするというのは難しい面はあるかもしれませんけれども、そういう努力をしているという点で、ぜひその辺、私、後で資料もお渡ししますけれども、もっと利用しやすく、親しまれる、そういうコミュニティバスをつくるべきだし、つくるために努力していただきたい。協議会のメンバーを見て、私やっぱり感じるのですが、実際に日頃からコミュニティバスを利用している方、協議会の中に何人お出ででしょうか、それだけお答えください。
町の答え 企画防災課長 高橋秀明(企画防災課長は2020年3月まで)
協議会のメンバーで、普段からコミバスを利用されている方はいますかということだと思うのですけれども、協議会の構成委員にお1人ずつ確認しておりませんけれども、多分普段からの利用はされていないものというふうに思っております。以上です。
議員の質問 5番 立野広志
メンバーが決まっているからこういう形になるのだと思うのですけれども、ほとんどが団体からの推薦のメンバーなのです。唯一利用者ないし住民代表ということでなっているのは自治会の会長方や、あるいは商工会の役員の方と。私が見た限り皆さん車持っているのです。多分皆さん車に乗っているなと。確かめてないですよ。だから実際にコミュニティバスを利用している人たちが、こういうふうに変わったらもっと利用しやすいのになと、あるいはこういう面で不便なのになという気持ちがこの協議会の中に反映されているのだろうかなとちょっと不安になりました。いずれにしても、洞爺湖町地域公共交通活性化協議会という名前です。協議会の会として、住民のアンケート、利用している人だけのアンケートではなくて、これから利用を考えている人や利用していない人たち、こういう人たちに向けたアンケート、これをぜひとっていただきたいなと。全町的なアンケートです。そして、利用できれば利用したい、あるいは利用できない理由は何かとかいうようなことも含めて、もっと利用促進に結びついていくような、そういう方策を私は考えていただきたいし、それから高齢者を対象にするだけではなくて、一般の町民も、あるいは子どもたちも利用できるような、そういうものにしていく必要があるのかなと。さっき言った河南町などは、大阪ですから、古い町で、史跡名所なども随分あります。これもコミュニティバスのバス停ごとに、ここからどこに何分、歴史的な建造物とか史跡がありますというようなものも、実はコミュニティバスの路線図の中に図柄で入っていまして、こうやってバスを利用すればこの史跡を見ることができる。観光で来られた方も実はこのバスを利用することができると。利用している。私も実際に利用しました。100円でどこでも行けるというようなものですが。そういうふうに、実際に利用していない人の声、そして、これから利用しようと考えている人たちの声、こういう人たちの声も聞きながら、協議会の中でぜひ改善を図っていただきたい。さっきのバス停については、協議会の財源だけでは、このフィーダーの補助金だけでは当然賄えないわけです。ですから、例えば合併特例債などを活用してバス停を、これは何年に1回かでもつくれるぐらいですから、そういうふうに、もっとわかりやすく、なじみの持てるバス停を町の予算で例えばつくるということも含めて、あるいは駅の交流センターにコミュニティバスの路線図を大きく書いて、そして観光客の方も利用できるように、そういう掲示もするとか、いろいろもっと工夫ができるのではないかと思うのですが、いかがですか。
町の答え 企画防災課長 高橋秀明(企画防災課長は2020年3月まで)
利用促進のために、いろいろこれまでも、たくさん利用していただけるように、いろいろな周知とか説明会とか、まちに出向いて説明してきたところでございますけれども、今、バス停の停留所の標識等の改善につきましては、運行事業者の今現在、協力のもと設置しているというようなことから、標識等については、わかりやすく、いろいろな情報を表示することも必要かというふうに思います。当町の場合ですと、国道以外は、ルート上であれば乗り降りできる、自由乗降が可能ということになっておりますから、自由乗降であるということを住民の方々にもっと周知して、理解していただいて、もっと利用していただけるように周知を徹底していきたいなというふうに思っておりますし、また、そういうバス停の標識等の改善が必要であれば、運行事業者と、あと協議会等で議論していきたいなというふうに思っております。以上でございます。
議員の質問 5番 立野広志
私、必要だと思うのです。必要であれば、でなくて。運行事業者にバス停の設置もお願いしているということですから、お金がなくて、多分古いバス停が並んでいるのだと思うのです。文字がちょっと薄くなったり、はげて一部分さびついていたり、見ていませんか、そういうバス停、見ているでしょう。そして、路線図なんか書いた紙がぺたんと張ってぐらいです。それでは、やっぱりイメージ悪いです。そして、バスのデザインも、ほかの町では、バスそのもののボディーにもシールのようなものでもそうなのですが、コミュニティバスの表示をして、見たらすぐわかるようになっている。そんなこともありますから、そういうのは、運行事業者というか、事業者に任せると、やっぱり予算の関係があるから、なかなかいかないのだと思うのです。そこは町がしっかりと設備するために予算立てることも私、大事たと思うのです。毎年やらなくてはいけないわけではないのですから。そうやってバス停やバスのデザインも含めて、もう少し親しみやすいものに改善して、利用しやすいようにすべきではないかと思うのですが、町長、いかがですか。
町の答え 副町長 遠藤秀男(副町長は2021年3月まで)
今さまざまなご意見いただきました。担当課のほうでは、さまざま制約がある中で、しかも地域ニーズが幅広く点在する中で、本当に苦労して今現在のシステムをつくってきたのだなというふうに思ってございます。また、さらには、適宜さまざまなご意見等を伺いながら、改善できるものは改善してきていると私は認識しているところでございます。そういう意味では、一定の理解、住民の皆様の理解は得ていると思うのですが、今おっしゃられたように、まだまだ利便性の問題、それから本当に使いやすくなっているか、そういうことを含めて、本当に高いシステムになっていかなければいけないなというふうに思っていますが、まだまだ不足な部分はあろうと思っております。今後ともより親しまれ、利用しやすい運行を目指していきたいと思ってございます。先ほどちょっとラッピングバスの話もされてございましたが、今、洞爺地区のほうでは、さくら号というピンク色のバスを使って運行させていただいたり、今後、町としましてもラッピングしたバスを導入する予定でございますので、これらもしっかりと活用していきたいなというふうに思ってございます。そういうことで、当然財源や、またいろいろな制約もございますので、それらも考慮しながら進めていきたいというふうに考えてございます。
議員の質問 5番 立野広志
先ほど当別町の紹介をしました。視察に行ったときに、何が違うのかなということで、改めて振り返ってみましたら、やはり当別町の優れた取組、職員の自信に満ちた説明に、それを聞くにつけて非常に感銘を受けたのですが、まず、現状の調査と分析、それから住民の移動ニーズの把握、行政や事業者、住民の協議の場を設けてきたこと。改善のための取組と検証においても、単に路線の便数を削減して経費を減らすのではなくて、とことん利用者のニーズに応えて、利便性を改善しながら有効な路線や便数を確保することに努めた。それが1万人を超えるほどになったというふうに言われています。ですから、どれだけ利用者の声を聞くか、どれだけニーズに応えていくのかということを前提に協議を進めてきたということ。あと、洞爺湖町の場合、やはり何といっても問題になるのは、三つの地域を巡回するバスだけではなくて、三つの地域を結ぶ幹線の交通網がまだまだ十分できていないということです。特に洞爺湖温泉から洞爺に向かってのバス路線、交通の便が非常に希薄だと。ここをきちんと改善しなければ、やはり町としての一体感も削がれる状況だと。温泉で何かあっても、あるいは虻田地区で何か夕方とか夜にかけてあったとしても帰るバスがないと。あるいは逆に言うと、洞爺で何かあっても、こちらに帰ってくるバスもない。こういう状況ですから、ここにも協議会としてぜひ議論もし、幹線の足の確保のために力を尽くしていただきたいと思うのですが、これを含めて、町長、最後にどうでしょうか。
町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)
公共交通の関係については、これからも検討を重ねてまいりたいというふうに考えております。