みんなの議会

洞爺湖町議会 令和元年12月会議 2019年12月10日

町の外郭団体で働く職員の待遇と業務の改善

2019年12月10日、洞爺湖町議会の一般質問で、立野広志議員が「町の外郭団体で働く職員の待遇と業務の改善」について質問し、火山科学館長 杉上繁雄、健康福祉課長 高橋憲史、町長 真屋敏春、経済部参与 鈴木清隆が答えました。

聞いた人
立野広志 議員
答えた人
火山科学館長 杉上繁雄、健康福祉課長 高橋憲史、町長 真屋敏春、経済部参与 鈴木清隆

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 立野広志

2件目については、町の外郭団体で働く職員の待遇と業務の改善ということで質問させていただきたいと思います。町の行政の組織の外にありながら、事業や活動の内容とか人事などの面で町と密接な関係を持って、町の補完的な業務を行う外郭団体、例えば洞爺湖ビジターセンター等利用協議会とか、あるいは洞爺湖町社会福祉協議会などで働く職員の雇用条件や待遇など、業務内容に見合った改善がなされるべきではないかということが1点目。それから2点目は、洞爺湖ビジターセンター、そして財田自然体験ハウスの目的や役割、協議会への管理運営に関する協定の内容及び施設の利用促進についてという二つの点について質問させていただきます。時間があまりありませんので、答弁もできるだけ端的にお願いしたいのですが、今の外郭団体、二つ指摘しましたが、ここで働く職員の現在の採用種別における賃金や手当の状況について簡単に説明いただけませんか。

町の答え 火山科学館長 杉上繁雄

洞爺湖ビジターセンター等利用協議会で働く職員の現在の採用種別における賃金、手当等の内容というご質問でございますが、洞爺湖ビジターセンター等利用協議会で任用している職員につきましては、経理、受付、清掃業務担当が5名、ふれあい行事などの体験業務担当が4名の計9名を雇用しているところでございます。給与の種類といたしましては、給料、通勤手当、超過勤務手当、住宅手当、扶養手当、燃料手当を支給しております。以上です。

町の答え 健康福祉課長 高橋憲史

健康福祉課のほうからは、洞爺湖町社会福祉協議会の部分について回答させていただきます。社会福祉協議会におけます現在の採用種別における賃金、手当等の内容についてでございますが、給与の取扱いにつきましては、当協議会が規定する嘱託及び臨時職員に係る給与規程に基づきまして、資格、年齢、勤務実績、勤務日数を考慮いたしました額により算定のもと支給されているところでございます。現在の各種事業によります採用種別についてでございますけれども、一般事務に従事される職員が1名、ホームヘルパー事業に従事される職員が3名、デイサービス事業に従事される職員が4名、病院移送サービス事業の従事職員が2名となっているとのことでございます。給与等の支給の内容につきましては、給料、通勤手当、超過勤務手当となっているとの旨、回答をいただいております。ご報告申し上げます。以上です。

議員の質問 5番 立野広志

社会福祉協議会では、正規職員はいますけれども、ほかに嘱託職員、今言われた10名です。虻田地域と、それから洞爺地域を担当しているということで。そしてビジターセンターで言いますと、職員が9名と、今、説明があったとおりです。さて、これはこの後の一般議案の中に出てくるのですが、会計年度任用職員制度が来年度から始まります。それに伴って、町の給与表に準じて、これらの職員あるいは嘱託職員への給与が支給されているということになるわけですが、そうしますと、会計年度任用職員制度がそのまま、こうした職員の方々にも適用する、準用するという考えなのでしょうか。

町の答え 火山科学館長 杉上繁雄

給与の取扱いにつきましては、洞爺湖ビジターセンター等利用協議会就業規則の中で、職員の給料は月額として、基本賃金は、洞爺湖町臨時職員の単価を基準に、資格、年齢、勤務実績、勤務日数等を考慮した額として、幹事会で決定することとなっております。会計年度任用職員制度の適用に関する改正を踏まえまして、これまで同様に準拠していきたいと考えておりますので、今後、幹事会のほうへお諮りし、理解を求めることとしているところでございます。以上です。

町の答え 健康福祉課長 高橋憲史

洞爺湖社会福祉協議会におきます嘱託職員につきましては、先ほど10名の任用があるのだということでご説明を申し上げたところでございますけれども、町といたしましては、この度の会計年度任用職員制度の適用に係る改正を踏まえまして、これまで同様に、町の規定の準用に、準拠していただきますように、社会福祉協議会と協議を今後進めてまいりたいと考えているところでございます。以上です。

議員の質問 5番 立野広志

どちらも会計年度任用職員制度を準拠していきたいという答弁でした。会計年度任用職員制度そのものは、根本的にはいろいろ問題はあるのですけれども、今回提案される中身というのは、これまで勤務していた方々は、在職者は、新しい給与表になると逆に月給が下がってしまうのです。下がるために、それを同じ金額に維持するために、在職者特例ということで基本給を上げるのです。これまで同様の金額にするということなのですが、例えば、ただ準拠すると今聞きましたけれども、そうすると、そういった在職者特例措置も準拠して行うということで良いのでしょうか。

町の答え 火山科学館長 杉上繁雄

洞爺湖ビジターセンター等利用協議会の職員につきましては、現在、フルタイムでの任用でありますので、在職者特例措置の対象になる職員はおりませんが、必要が生じます場合は、在職者特例措置に準拠してまいりたいと考えております。

町の答え 健康福祉課長 高橋憲史

ただいまビジターセンターの説明の中と同様の取り扱いになりますけれども、今現在、社会福祉協議会におきましては、フルタイムの任用ということでございまして、在職者特例措置の対象となり得る職員はいないのだというような回答はございましたけれども、今後そういった減給と言いましょうか、不利益の生じるような、そういった事象が生じます場合にありましては、在職者特例措置の適用に準拠していただくように協議を進めてまいりたいと考えているところでございます。以上です。

議員の質問 5番 立野広志

社会福祉協議会とビジターセンター等利用協議会の職員というのは、待遇の面で若干違うのでしょうね。先ほどビジターセンターのほうで言いますと、住宅手当、扶養手当、燃料手当がつくということだったのですが、社会福祉協議会の職員については、こういう手当が支給されるのでしょうか、今まで支給されていたのでしょうか、そこだけ確認をさせてください。

町の答え 健康福祉課長 高橋憲史

ただいまのご指摘につきまして、社会福祉協議会のほうに確認をさせていただきましたけれども、従来より嘱託職員の取扱いにつきましては、今お話のありました手当については、ずっと支弁をされていないということで確認をとっているところでございます。以上です。

議員の質問 5番 立野広志

同じような外郭団体であっても、例えばヘルパー、デイサービス、移送等を行っている方もいますし、それなりの専門職でもあるわけなのですが、そういう方々が長く働き続けられるためには、基本の給料だけではなくて、そういった必要な手当、こういったものも支給するということも、ぜひ私は検討すべきではないかというふうに思いますし、それがあってようやく年収200万円を超えるぐらいの賃金になっていくのですよね、受け取る収入額が。そうでなければ、ちょっと計算してみましたけれども、本当に基本の給料だけで見ると、年間でいうと200万円そこそこ、なるかならないかという金額。これで家族を持って生活なんかできる状況では決してない。当然単身であれば、それでも何とかなるのかもしれませんが、これで家庭を持ってと、あるいは子どもがいてということになると、当然それでは済まないわけでありますから、その点では、待遇改善という点では、ぜひ検討していただきたいなというふうに思います。特に私、気になったのは、ビジターセンターのことについてちょっと伺いたいと思います。ビジターセンターの職員の待遇について、主に3点について、町長の認識を伺うのですが、ビジターセンターというのは、財田体験ハウスも含めて二つの施設を持っています。環境省と洞爺湖町、そして洞爺湖観光協会、二つの観光協会、それから商工会による、ビジターセンター等利用協議会というものをつくって、ここで管理運営がなされています。協議会の会長は洞爺湖町長、そして館長は町の職員が担っています。環境省の管理事務所から委託される形で運営されていると思うのですが、職員はこの協議会を通じて雇用されるというふうになっています。職員が意欲を持って働ける、そういう待遇に改善することをぜひ求めたいわけですが、1点目に、町長に伺います。ビジターセンターなどの職員で、経験、意欲のある優秀な職員がなかなか定着できていないという状況を私はどうしても目にするわけです。職員の採用種別で言うと1級の5号俸に相当する、先ほど説明していました受付や事務や清掃などを主に行う職員と、1級17号俸に相当するガイドや体験学習の企画、そして運営を行える職員の2種類の採用となっているわけですが、特にガイド、体験学習を担う職員の多くが数年で辞めていく。なかなか定着できない。こういう状況を私は目の当たりにして今まで見てきました。特に2000年の有珠山噴火以降、男女を問わず、火山の仕組みや噴火のメカニズム、噴火活動によって誕生した洞爺カルデラの歴史とか遺構、そして噴火による恵みやその体験など、さまざまな身の回りにある題材を工夫して、小さい子どもから大人までわかりやすく解説、そして実験する職員の意欲的な活動に触れてきただけに、こうした職員が定着できずに辞めていくのは実に残念でなりません。洞爺湖観光にとっても大きな損失になっているのではないかと思うのですが、この点について、町長はどういうふうに受け止められていたか、その辺ちょっと伺いたいと思います。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

働く方の条件と言いましょうか、勤務内容等については、大変恐縮ですけれども、私自身がしっかりその辺、理解しておりませんでしたけれども、話を聞いている中では、どうも意欲を持ってきたのだけれども、中の折り合い、中で働いている方々同士の折り合いと言いましょうか、これでは自分がだめになってしまうということで、お辞めになっていたという人の話は聞いたことありますけれども、やはり働きやすい環境、あるいは明るい職場、こういうものが求められているのではないだろうかというふうに思っておりますが、なかなか体験ハウスの中でも、意欲を持っていたのだけれども、なかなか飛び込めれない、あるいは対人、いわゆる同じ職場の中にいる方との対人関係がうまくいっていない等々の関係でお辞めになっていった。私のところに最後にご挨拶で来ていただいた方もいらっしゃいましたけれども、どうも対人関係でうまくいかなかったのですというお話を聞かされたことがありました。その旨、担当のほうにはお話をさせていただいておりますけれども、内部の中で、いろいろな働きやすい、明るい職場づくりをしていかなければならないなというふうに考えております。

議員の質問 5番 立野広志

町長も幾分現状については、お話を聞いているのだと思うですが、職場環境も当然大きな問題でしょう。そもそも洞爺湖ビジターセンター等利用協議会というものに、環境省のほうから、管理事務所のほうから委託を受けて、二つの施設を管理するというふうになるわけですが、定着できずに辞める原因には、私事というか、私的な原因もあることもありますが、以前、辞めることを決意された方の話を伺うと、職場の人間関係と言いましょうか、職場の環境もありますが、そもそも意欲を持って、山が好きだと、自然が好きだと。だけれども、それだけは生活できないと。本当にスキルを上げるために努力してきたが、それが報われないのだと述べられていた方もおりました。実際に基本給与だけでは生活がおぼつかないという状況は当然あるし、また、ああいう施設ですから、日本人だけではなくて、外国から来られた方もいます。受付などでも、外国語を学び、話せるように努力しようとしても、あるいはガイドでも、ガイドの工夫や資格を持ってスキルを上げても、それが給料が上がるわけではないのだと。そういう点が、やっぱり基本給与のほかに手当などの加算も行って、努力や能力に報いる待遇の改善が必要なのではないかなというふうに思います。ビジターセンター等の就業規則があるのですが、その就業規則第22条は、資格、年齢、勤務実績、勤務日数を考慮して給与を決定するとあるのですが、では、実際に資格や、あるいは勤務実績や、そういった努力がどの程度評価されているのかということ。評価する、そういう仕組みになっているかどうか、1回採用すると、そこから変わらないということになっているのではないかということもあるのです。それと、先ほどもお話ししましたけれども、本当に職場の環境も、環境が悪ければ、環境を管理するのは誰だと。当然館長であり、あるいは観光振興課であり、行政側がしっかりと職場環境を改善するために手を打たなければならないはずなのです。そういうことを十分できないまま、実は職員が辞めていっている方もいるというあたりで、町が担うべき責任というのは大きいのではないかと思うのですが、その辺についていかがですか。

町の答え 経済部参与 鈴木清隆(経済部参与は2020年3月まで)

洞爺湖ビジターセンター等利用協議会の部分でございます。協議会につきましては、洞爺湖町、また環境省、社会法人洞爺湖温泉観光協会、また商工会、NPO法人にぎわいネットワーク、洞爺まちづくり観光協会、そして洞爺地区のパークボランティアの会、この会の方々が協議会を構成して運営をしているところであります。先ほど館長がお話ししたとおり、この中には、受付業務、また清掃の部分で5名、また専門職として4名いるところであります。専門職につきましては、給与の部分でも、先ほどお話ししたとおり、1の17という部分の中で、採用時からそれなりに、専門職という部分での報酬を提供しているところでありますけれども、先ほどご指摘のとおり、近年、若い方がお辞めになるという部分は事実でありました。ただ、今いる4名に関してであります。私もこの2年ほど見させていただいておりますけれども、積極的に勉強しながら、またいろいろな地域へ行っていろいろな学習をしながら、それを身につけて、またそれを住民の方々、また観光客の方々にお知らせしようという努力を見ているところでもあります。そうした部分では、今回、任用職員制度が実施されることによって、今後、やはり働きの部分で、また就労の年数によって給与等がそれなりに上がっていく、そういう部分が得れる部分では、またこの制度ができることによってプラスになってくるかなと思っています。ただ、やはり来られる方は、いろいろな希望を持って来ている方もおります。昨年辞められた方も、広島県から、やはり自分がここで目指していきたいと思って、目標を持って来られた方もいますけれども、残念ながら半年近くで辞められた方もいます。やはり自分の思っている部分と、洞爺湖町という部分では、生物だけではなく、火山の噴火、またこの歴史、そうした部分をしっかりと伝えていかないといけない、そういう学習も必要でありますし、洞爺湖にあります生態系、こうしたものも学習していかないといけないという部分では、なかなか自分の意に添った部分ではないところも出てきているところであります。ただ、先ほど言ったように、今いる4人に関しましては、意欲を持ってやっているところでありますし、管理する私どもにとっても、その個々がどのように伸びてくるのか、スキルアップできてくるのか、そういう面もいろいろ考えながら対応しているところであります。この一人一人の職員の向上が課全体、またその協議会全体の向上につながるものでありますし、その結果は町民のためになってくるものと思っています。当然観光でありますから、洞爺湖町を訪れる観光客のためにもなるかと思っています。そうした部分では、管理という部分においては、やはり一般職だけではなく、そこに働く人方全体のことを、一人一人自覚を持って働いてもらうとともに、その個々が向上できるような動きを今後していきたいと思います。そうした部分では、経営感覚もしっかり持って事業に取り組んでまいりたいと思っております。

議員の質問 5番 立野広志

すみませんね、今の答弁聞いていて、結局、職場環境を改善するというか、そういうことをきちんと行政側として、これからやっていくということなのかどうか、今いる4名の方は一生懸命やっているからという話はわかりますよ、私も見ていますから。だけれども、一つは、辞める要因には、職場環境の問題であったり、あるいは、要は待遇の問題であったりするわけです。そこをきちんと改善するのは行政の仕事でしょうと、そのことをどうするのですかという話を聞いたのですけれども、ちょっとその辺については答えをいただいていないので、これまたやっていると時間がかかるのですが、いずれにしても、やっぱり職員自身が意欲を持って働いている姿というのは、観光に訪れた人たちに対しても満足を与えるのだと思うのです。そういう意味で言うと、やっぱり自分たちの努力がしっかりと報われる、そういう職場環境なり待遇を保障しなくてはいけない。特に、洞爺湖観光の昼間の観光の窓口でもあるわけですよね、ビジターセンターなんかは。夜は宴会とか花火とかありますけれども、昼間の観光を本当に軸として、ビジターセンターはこれまで運営されてきた。そういった点では、そこで働く職員が元気なかったら、やっぱり観光客だって、何だ洞爺湖温泉って暗いところだなと、あるいはサービスの悪いところだなとなってしまうのです。職員の仕事に対する意欲を引き上げるということも大事だと思うのです。ビジターセンターで働いている職員は火山科学館の仕事をしているだけではないですから。ビジターセンター全体を見なくてはいけない。だから当然お金を払わない人もあそこに来るわけです。そしてトイレも借りるわけです。そういう人たちも温かく迎え入れるのが施設のあり方だし、そういう環境をつくっていかなくてはいけない。そういうことも合わせて職場環境づくり、そして待遇の改善、これをぜひ町として取り組んでいただきたいと。これからビジターセンターの管理運営についても質問したいので、そのことをまず要望して、進みたいと思うのですが、私もいろいろ調べてみて、今、ビジターセンターの位置づけってどうなっているのかということを、ようやく頭にたたき込むことができたのですが、先ほどもお話ししましたように、ビジターセンター、そして財田自然体験ハウス自体は、要は環境省、管理事務所から協議会が委託をされて運営をしているということですが、それ間違いないですか。

町の答え 火山科学館長 杉上繁雄

管理運営に係る協定書を結んで、施設管理のほうをさせていただいております。

議員の質問 5番 立野広志

ですね、間違いありません。しかし、協議会の頭になるのは町長です。事務局は役場の職員が担っています。そういう点では、洞爺湖観光をどう、来訪者を迎え入れるかというのは、行政にとっても大きな役割と責任があるのだということです。その中で、では、ビジターセンターの利用協議会というのは、こういうセンターの運営管理、そして施設の利用促進というのも、その目的、取組の中に入っていると思うのですが、それはどうですか。

町の答え 火山科学館長 杉上繁雄

協定の中に具体的には、利用促進に関しては、目的云々という文面はございませんが、この協議会を構成する各団体の委員の皆様から毎年事業報告なり事業計画、予算審議等をしていただく中で、利用促進に向けたいろいろなご意見をいただきながら、毎年度事業を実施していくような状況でございます。

議員の質問 5番 立野広志

施設の利用促進という文言が実は入ってないビジターセンターが多いらしいのですが、それでも、入れない理由は、そもそもが協議会は、利用促進を図るための議論もしなければならないということが前提だからだということなのです。そうすると、当然、ビジターセンターあるいは財田自然体験ハウス、その二つの施設、どうやって施設の利用者、お客さんを増やすか、その施設の利用促進をどう図るかということで、今まで議論したことあるでしょうか。

町の答え 火山科学館長 杉上繁雄

協議会の委員のほうから、やはり利用者の少ない現状も見受けられるということで、利用者をもっと増やす取り組みをしてはどうかという形で、いろいろと意見をいただいていく中で、今年につきましては、洞爺湖温泉観光協会、ジオパーク推進協議会と連携して、各行事等の情報共有、情報発信、さらに施設周辺と洞爺湖周辺の開花状況や野鳥の観察情報をフェイスブックに載せるなど、利用者の増加に向けた取り組みを行っております。また、同じく本年度から、洞爺湖ビジターセンターでは、環境省の協力をいただき、カヌーを展示し、乗船体験ができるようにしたり、職員手づくりでのペーパークラフトの展示をし、手にとっていただいたり、財田自然体験ハウスでは、野鳥のパズルコーナーを設けるなどして、入館者が足を止め、興味深く触れ合っていただき、少しでも長い時間滞在していただくような取り組みも、少しずつですけれども、進めていっているところでございます。

議員の質問 5番 立野広志

実は環境省の監督官の方にも話を聞いたのですが、ほかのビジターセンターでは、経営感覚を持って施設を運営するということで、かなり今努力してきていると。積極的に、とにかく来館者を増やすための宣伝、誘客、誘致活動、こういったものに力を入れながら取り組んでいると。今、洞爺湖ビジターセンターは黒字施設だというふうに聞いたのですが、そういう状況の中で、正直に言えば今の施設の状況というのは受け身だと。もっともっと収益力をアップする、そういう取組に努力ができるのではないだろうかというようなことも言われていまして、私びっくりしたのですが。ほかの施設なんかでは、冊子の販売あるいはカフェコーナーなどもつくって、来館者がそこでコーヒーを飲みながら書籍を見たり、あるいは施設の展示物を見学したり、あるいはお弁当を広げて食べたり、そういうようなことができるスペースを設けていると。例えば財田自然体験ハウスには、なんか聞いたら販売機が置いてないと。その代わりカフェは、注文があれば出せるのだという話はしているようですけれども、例えば支笏湖ビジターセンターは、支笏湖を眺めながら読書、そして休憩、語らいなどが自由にできるラウンジを設けている。こんなこともあるようですし、阿寒湖の川湯温泉などでは、憩いのサロンというスペースを設けて、飲食も可能だし、お弁当を食べたり、あるいはそこでガイドの話を聞いたりというようなこともできる、そういう空間も設けているということ。どういうふうにするかは別なのだけれども、利用協議会が、この施設を、せっかく昼間訪れてきた人が、ただ展示物を眺めて終わりではなくて、少しでもそこでゆっくり時間を過ごしていただいて、そして少しでも収益を上げる、そういう努力をいろいろ工夫にしているのです。そこをネックというか、基本になるのは利用協議会なのです。そこが年に1回程度の会議で、事業報告や収支報告だけしていたのでは、おぼつかないだろうと思うのです。そういうことをしっかりとやるべきではないのかなということなのです。そのことをちょっと提案したいのですが、いかがですか。

町の答え 経済部参与 鈴木清隆(経済部参与は2020年3月まで)

洞爺湖ビジターセンターにおいては、まず一つ、今お話ししたとおり、長い時間過ごしていただけるような環境整備をしていかないといけないと思っています。一つには、財田のほうにはカフェコーナーがあって、インスタントですけれども、コーヒーを置いていると言っていますけれども、そこまで訪れる、やはりきっかけというのをしっかりと周知をして、中に入っていただいて、コーヒーを飲みながらじっくりと時間を過ごすスペース、こういうものをつくっていかなければいけないと思っております。議員が提案したとおり、そうした部分、また環境省とも今そうした部分でもお話をしているところでありますので、財田体験ハウスに関しては、やはり自然に囲まれた場所でもありますので、ゆっくりと自然を眺めながら時間を過ごせるような、そういう整備を今後していく予定をしております。また、先ほど言いました洞爺湖ビジターセンター、やはり洞爺周辺の自然、また、いろいろな情報がある場所でもあります。しっかりとその情報を見ていただいて、ほかのところへ行っていただく、そうした部分での情報の発信地点でもありますし、議員おっしゃるとおり、日中な重要な観光資源でもありますから、そこでゆっくりと休んで、お茶を飲んだりする場所もありますので、そうした部分を活用して時間を過ごしていただきながら、そこをまた出発の起点として、地域の観光施設または史跡等を巡れるような、そうした部分をしていかなければ、やはりお客様を待つだけではなく、来てもらう。ただ、その前には、そこの玄関に入ってもらうような施策というものを考えている部分では、修学旅行等の誘致等を今現在行っているところですけれども、まずは足を運んでもらう部分、そうしたものをしっかり行って、来てくつろいでもらうような環境整備を行ってまいります。

議員の質問 5番 立野広志

ぜひ、今、鈴木参与が述べられた方向を努力していただきたいのですが、洞爺湖温泉、今、日が暮れるの早いですよね、4時過ぎるとだんだんもう暗くなってきて、施設は、冬場も含めて5時で閉館します。中には、ナイトミュージアムというのを試行的にやっているところが全国にはあるのだそうで、いわば夜のビジターセンターです。お客さんが洞爺湖温泉に来られて、例えば宿泊するにしても、5時過ぎて来られたら、もうビジターセンターは入れないわけですよ。ちょっと夕食時間までの間とか、あるいは花火を見る間でもというようなこともあるのかもしれません。いずれにしても、これは別に、良いとか悪いとかではなく、協議会の中で、どうやって収益力を上げるか、どうやってもっとお客さんに多く入ってもらうかという議論をすることの中で、いろいろな工夫が出てくると思うのです。当然、時間延長したら職員の給料はどうするのだという話も当然ありますから。その辺もあるので、一概にそれをしなさいとは言わないけれども、いろいろな工夫をしながら、この洞爺湖温泉に訪れる観光客の方が満足して帰られる、そういう施設になるように努力していただきたいし、そのためには職員の待遇もしっかりと確保して、職員が元気に自信を持って仕事に励めるように、事務だからといって、役場の窓口と違うのだから、外国人も来れば、外国語もしゃべって、そして案内もしなくてはいけない。そういうスキルを上げて、頑張ろうという気持ちにさせていかないとだめですよ。そういう待遇の改善、ぜひ進めていただきたいと思います。それを聞いたら、また時間なくなってしまうのですけれども、一言、ぜひ町長、感想をお聞かせください。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

ビジターセンター利用協議会、こちらのほうは、言うなれば企業会計みたいなものです。歳入としては、環境省の歳入、町のほうからの補助、そして収益があって賄う。職場環境づくりと、先ほど来、言わせていただいておりますけれども、働くみんなが力を合わせて、集客をみんなで呼び込もうと。そして収益をたくさん上げようとなれば、当然待遇面でも良くなっていくわけですから、そこのところは、しっかりこれからも皆さんに頑張ってもらいたい。我々が、収益はこっちによっこしてもらいますなんていうことは考えていないわけですから、当然協議会の中で使うわけでございますので、働いて収益が上がれば、当然自分たちの処遇改善もなされていくという場面もありますので、しっかりそこのところは皆さんで協力しながら頑張ってもらいたい。そういうための町のほうの支援というか、それは、そこには担当者もおりますので、十分そちらのほうとも協議しながら、皆さんで良い方向に向かえられるようになってくれれば良いなというふうに考えております。

議員の質問 5番 立野広志

まだこの件については言いたいこともあるのですが、また後の機会にしたいと思います。

出典:洞爺湖町議会 令和元年12月会議 2019年12月10日 議事録 PDF(29ページ) 間違いを知らせる