洞爺湖町議会 令和元年12月会議 2019年12月10日
職員の人事管理、配置基準について
2019年12月10日、洞爺湖町議会の一般質問で、立野広志議員が「職員の人事管理、配置基準について」質問し、町長 真屋敏春、総務部長 佐々木清志、副町長 遠藤秀男が答えました。
- 聞いた人
- 立野広志 議員
- 答えた人
- 町長 真屋敏春、総務部長 佐々木清志、副町長 遠藤秀男
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 5番 立野広志
5番、立野広志です。通告しております3件について、これから一般質問を行いますので、よろしくお願いいたします。最初に、1件目の職員の人事管理、配置基準について伺います。どうしてこういう一般質問を今回行うことにしたかということについては、あまり具体的にいろいろ言う必要はないと思うのですが、行政の事務処理とか住民対応の面で懸念される事象がいくつか見受けられる。どんな業務においても、住民にとって町職員というのはスペシャリストでなければならないと。それを町民は望んでいます。経験や知識が浅い職員の研修機会の強化とか、町民や利用者との間で合意されてきた慣習など、配置替えにおける引継事項の徹底がなされていない問題や、法や制度の改正・変更などにより、より高度な専門性や経験、熟達が求められる業務が増加しているもとで、安易な配置替えは職員の負担を増やし、そしてミスや錯誤を引き起こす要因にもなっていると思います。町民サービスを後退させる引き金にもなりますから、業務に精通し、専門職としての知識や経験、技能を積んだ職員がしっかりと住民への適切な説明や対応、そしてアドバイスができること、このことが職員として望まれますし、町民としてもそのことを期待していると私は思います。具体的な事象についてはこの場では明言いたしませんが、その都度所属長などに指摘してきたところでもあります。それを前提にして、これから答弁をいただきたいと思うのですが、まず、行政運営の責任者である町長のもとにどの程度報告されているかは定かでありませんが、こうした懸念される事象が見受けられるわけですが、町長としてはどのようにそれを認識されているのかということについて、まずお答えいただきたいと思います。町長としてお答えいただきたいと思います。
町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)
職員研修につきましては、その都度的確な職員研修をやらせていただいているつもりでございます。いろいろな研修がありますが、後ほど担当部長のほうから、どういうふうな研修をやっているのかについては説明をさせていただきますが、まずは、新規採用あるいは中途採用でも、役場の職員となったからには、やはり地域の皆様がいての職場だということは常日頃話していることでございまして、地域の皆様の奉仕者、いわゆる地域の皆様に、いろいろな相談事あるいは悩み事を聞いたときに、そのお話を聞いて自分自身で判断できないときには、当然若い職員の場合には、その上に上司がいるわけですから、上司に相談をしている。よく職員には「報連相」という言葉で、職員研修をやらせていただいておりますけれども、とにもかくにも、自分で判断できないときには上司に相談をする。そして上司の指示をいただく。その上司がさらに判断できないときには、さらに上の上司に相談をするというのが、役場の業務システムのあり方でないかなというふうに思っておりまして、今はそういうふうな業務体系をとっている。特に若い職員については、今、議員のほうからスペシャリストということのお話がありました。確かにそのとおりでございます。最終的には、スペシャリストの養成もしなければならないが、しかし、若いときには、やはりいろいろなセクション、課を回っていろいろな地域のことを学んで、そしてある程度自分の能力を生かせる範囲というところに結果的にはたどり着くのかなというふうに思いますが、まずはいろいろな部署でいろいろな町民の方と接していく、これが若いときには求められている。私どもも求めている。そういう状況でございます。
議員の質問 5番 立野広志
今、町長がお答えいただいた、当然のことではあるのです。当然のことなのですが、では、実際にそれをしっかりと行政、人事や配置の中で生かされているかどうかということを改めて私ちょっと伺っておきたいと思うのですが、基本は人材育成だと思うのです、職員の。どう職員を育てていくのか。それも、上からただ頭ごなしに指示をしたり指導するというものではなくて、本当に本人自身が、職員一人一人がやる気を持って、それは結局公務員として、町民全体に奉仕する職員なのだという自覚と責任を持って仕事に参画していただくということだと思うのです。そういう人材をどう育てていくのかということが問題だと思うのですが。いろいろ調べてみましたら、実は平成9年11月に、自治省が各市区町村長宛てに、人材育成基本方針というのをそれぞれの市区町村でつくりましょうということで指示が出されています。当然、調べたら、平成27年の段階ですが、全国の市区町村で94.6%が既にその基本方針をつくっているというふうになっていますから、当町においてもその方針があるのだろうというふうに思うのですけれども、これが本当にその内容が生かされているかどうかということも含めて、これからお聞きしたいと思います。まず、この基本方針、つくっていると思うのですが、それをさらに最近の情勢に合わせて見直し等などを行われているのかどうか、この点についてお答えいただきたいと思います。
町の答え 総務部長 佐々木清志(総務部長は2020年3月まで)
ただいまのご質問でございますけれども、平成22年、洞爺湖町人材育成方針を策定しております。この中身を簡単にご説明させていただきますけれども、基本方針といたしまして、職員の求める人材像というのが三つほどあります。それは、チャレンジする職員、プロフェッショナルな職員、経営能力のある職員というこの3点を平成22年度に設定しておりますけれども、そのほかに、翌年度に人事評価制度の導入ということがありまして、求められる人材育成の定義というものがありまして、基本資質、政策能力、具体的な評価に基づく着眼点を検証した結果、説明責任を担える職員を育成するということを加えまして、今現在、4項目で人材育成に取り組んでいるところでございます。なお、現在まで10カ年が経過しているところでございます。以上です。
議員の質問 5番 立野広志
最近は、地方分権だなどと言われて、国や北海道の業務もかなり町が担わなければならない。こういう状況になってきていますから、従来以上にさらに事務処理が求められてくる。その上、今、部長がおっしゃった、求められる人材像として、例えばプロフェッショナルな職員であるとかチャレンジする職員、経営力のある職員、さらに追加されて、説明責任を負う職員と、こういうことが求められるのだという。実は私、最近ようやく人材育成基本方針というのを町がつくっているということを知りまして、見させていただきました。大変良いこと書いてあるのだけど、これをどう職員に当てはめて実施していくのか。これは求められる職員像であったり、あるいはどういう町を目指していくのかということは書いてあります。お題目は一生懸命書いてあるのです。だけれども、それがしっかりと今の洞爺湖町の職員の中で、職場の中で本当に生かされているか、こういう方向で活用されているのかどうか、その辺の検証というのは今までしたことがありますか。
町の答え 総務部長 佐々木清志(総務部長は2020年3月まで)
ただいまのご質問でございますけれども、今、人材育成基本方針ということでございまして、4点ほど申し上げましたけれども、人材を育成する上で大切なことは、職員の研修と職員の人事管理の双方から育成するという、二つの柱で定めているものでございます。それで、四つの求める人材を先ほど述べましたけれども、町としましては、研修におきましては、全参加者から研修で得た成果、また決意、これらを人事担当課及び所属課で検証しているところでございます。また、成果についても確認しているところでございます。この制度が始まりまして、平成29年には、27、28、29、過去3年分の、研修を受けた職員に対しましてアンケート調査を実施しており、7割の職員から回答を得、業務に生かすことができる有意義な研修だったという回答を得ております。また、人事管理課は、部下の仕事ぶりを適正に評価する人事評価制度、育成につながる人事評価制度を27年から完全に導入しております。各課の業務において、目標設定、評価の開示、上司と部下が必ず個々に面談を行い、課の問題点、部下に対する意見、それらについて、各課のコミュニケーションを図りながら適切に育成しているということでございます。上から一方的に押しつけたような目標設定ではなく、課で決めて、皆さんで検討した中をきちっと若い人を育てていく研修に着眼しているところでございます。以上でございます。
議員の質問 5番 立野広志
当然そういうことになっているのだろうなと思いますけれども、人材育成基本方針の対応範囲と言いますか、どういうふうにこれを活用するかということについて指摘しているのを見ますと、まず大事なことが、例えば町役場や、それから組織としての理想像、どういう町を目指して職員が働くのか、行政はその役割を果たしていくのかという、しっかりとした将来像を描きながら、それに当てはめた人材をどう確保していくのかということを次に検証する。そしてそのための育成も行う。さらに必要な人材の配置も行うし、その後、評価もすると。今、部長が言われたような、流れはそうなのです。だけど、こういうことが一連のサイクルとしてしっかりと行われていかないと、例えば評価にしても、各所属課、部だけで評価するのではなくて、全体として、この町の将来像や組織のあり方、あるいは職員像がそういう方向で進んでいるのかどうかということをしっかり見る必要があると思うのです。そこを見ていかなければ、縦割り式のそういった人事、あるいは評価しかできない。横の連携でもって仕事が全体として広がっていかない。こういうふうに私は思うのです。だから、こういう意味で、各人事制度を整合させていくということが必要なのだと思うのですが、現状ではどうなのかと。これは、あくまでも私がこれまで、長年行政とかかわってきて感じるところなのですが、行政の事務処理や住民対応の面で、先ほど懸念される事象が見受けられるという話をしました。つい先立ってもちょっとインターネット上のミスがあって、町としてもそれによる損失も受けたわけですが、役場職員には、資格や免許に基づいて、特定の業務に専門的に従事する職員、つまり専門職員というのがいるのと同時に、一定の年数が経てば業務分野の異なる職場へ異動することがある職員、この2種類があるということです。どんな場合にとっても、町民から見れば、窓口なり事業者対応を職員というのは、要はプロなわけです。それが研修中であろうと、あるいは長年勤めている職員であろうと、やっぱりプロなのです。だからわからないことがあれば聞くし、あるいは必要なアドバイスも受けようと思うし、特に、一般町民から見れば、役場に行けば、困ったときには何とかそれを助けてもらえるのではないかと、あるいはこういう場合にどういう書類を書いたら良いのだというようなことを適切にアドバイスしてもらえると思うから役場に来るわけです。ところが、なかなかそうなっていない。全ての職員が担当業務に精通して、自信と責任を持って町民と対応できるような、そういう町民に信頼される、町民の役に立つ役場づくりを真剣になって私もっと考えるべきだと思っています。実は、懸念されているのではないかなと思うのですが、事務手続の流れはわかっていても、つまり右から左に書類の書き方はわかっていても、その事務処理の意味が理解できていないという場合があります。それから、何か町民から依頼されている件について、その理由や内容がよくわからない。そして、処理やその後の対応も遅い。そういう場合もあるということです。いつもそうだというのではないです。そういう場合もある。そういう点では、業務に対する専門的な知識や理解がまだ十分できていなくて、ましてや応用ができない。こういう状況で住民と接する、あるいは事業者や関係機関と接していくということは、それは職員は、なり立てのときの仕方ないですよ、それは。わからないのだから。ましてや、専門的なそういう学校を出てきた方ばかりではないわけですから。また、専門的な学校を出たとしても、全然分野の違うところに配属されれば全然わからないわけですから。だから、そこをしっかりとカバーできる、そういう体制が役所の中に必要だと思うのです。本人にはしっかり研修してもらう。その時間も保障する。本人だけ、何やっているのだといくら詰めたって、それはストレス溜まって、今、最近問題になっている自殺なんか起こるかもしれない。そんなことをしてはだめです。やっぱり本人の能力、そして資質、理解度に応じて、きちんと上司が配慮する、研修を行う、理解を促進する、こういうことが実際に職場の中でできていますかと。私、見ていると職員がどんどん減っているではないですか。そしてその分、非正規の職員が増えている。だけれども、責任を負うのは正規の職員です。そうすると、正規の職員が、特に上司になっていくと、もうその責任だけで精いっぱい。下の部下の世話までできなくなってきているのではないかという気が実はしているのです。そういうような職員の配置状況は僕はまずい。これでは役場としての機能が発揮できないのではないかという気がするのです。その辺について、町長、改めて人事の計画、人材育成基本方針、これすごく良いことも書いてあるけれども、図式ばかりで、あまり詳しく説明を書いていないのでわかりづらいところもあるのだけれども、それを本当に今、現状に照らして合っているのかどうか、もっと改善すべきところがあるのではないかということを、やはり私は揉み直す必要があるのではないかなという気がするのですが、いかがですか。
町の答え 総務部長 佐々木清志(総務部長は2020年3月まで)
ただいまご指摘、たくさん言われるのですけれども、まず1点目ですけれども、若い職員ということで、ここ数年若い職員来ておりますけれども、1年目から北海道における研修、町村会による研修、1年目から研修がありまして、2年目には基本的な自治法、3年目には法務、4年目には中級、5年目には法令に対する対応力と、こういうような研修を、一度採用されますと5年間ずっと研修制度を受けて、職員を育てているところでございます。また、今、立野議員おっしゃいました、課長におきましても、新任の課長になりますと、新任課長の研修という形でございまして、部下を育成する。特に人事評価等におきまして、個々の若い職員の強みを伸ばして、弱みを克服するような研修ができる人材育成、管理職も人材育成が大事だというふうに考えており、積極的に取り組んでいるところでございます。その中で、今、議員おっしゃいました人材育成方針を設定しましてから10年が経過しているところでございます。その間、各個別の職員に関する人事施策というものがたくさんできておりまして、再任用制度、行革の関係もございます。女性の職員登用、いろいろな人事施策がたくさんできているのですけれども、これらを網羅するような基本的な人事施策に関する方針、これらを定めていかなければならないということで、今、最終的段階で、その中で、また新たに、ちょっとご説明させていただきますけれども、サービスの低下にならないような職員、今回、職員が多く退職します。また、財政上の人件費の抑制という、総支出の抑制という問題。特に大事なのが人材の確保・育成。また、職員が働いている上で一番大事なのは、健康管理ということもございます。それらを総合したものを現在検討しているところでございまして、合わせて今後改正しながら、適正な人事施策を進めていきたいというふうに考えております。以上でございます。
議員の質問 5番 立野広志
もともと人材育成基本方針というのは、例えば、国がつくりましょうと提案をしたから、こういったものをつくろうかということで、ある限られた部分だけでつくってしまうのではなくて、実際には、職員そして町民、時には、ほかの町では議会の議員にもアンケートをとりながら、どういう職員像が求められているのか、どういう行政が求められているのかと、そういうようなことを調査して、1年以上かけて、実は基本方針を策定するためのプロジェクトチームをつくって取り組んでいる町もあるそうです。当然それは、行政が住民に対する約束事なのです。こういう役場を目指していきます、こういう職員を目指していきますというのは、町民に対して行政がそれを約束するということなのです。約束するわけだから、当然その約束事は表に出します。ホームページにも載せて、そして町内回覧にも示して、こういう内容でやっていきたいのだけれども、皆さんどうでしょうかということで、改めてそれに対する意見を求めていく。そうやって、実は誰かが一方的に、あるいはどこか特定した方がこの計画をつくって、そして、やりましょうと言っているのではないのです。また、そういうものではないのだということを改めて指摘したいし、やっぱり洞爺湖町としても、職員に求めるだけではなくて、若手職員のいろいろな意見も聞きながら、本当に今、現職員、来年は退職してしまう職員もいるでしょう。そういう職員の皆さんの意見を集めた中で、これからの役場像、そして職員像というものを、みんなの協力で、賛同でつくっていくということが大事なのだと思うのです。そういう意味で言うと、この洞爺湖町の人材育成基本方針というのは、僕は改めて再検討が必要ではないかなということを、実は実際にこの計画を見て思うのです。例えば先ほど部長が、求められる人材像、その人材像を実現するためには、人事管理と職員研修の二つのアプローチがあるという話をしました。その二つのアプローチについても書いてあります。書いてあるのをよくよく見てみると、求められる人材像、町民感覚を大切にしてという言葉は書いてあります。例えばプロフェッショナルな職員というところに。町民感覚とは何なのだと、職員の目から見た町民感覚なのか、それから、町民の実態に合わせて見た町民の感覚なのか、言葉だけでは、よく使われる町民感覚と言うのだけれども、これは本当にまだ生きていないのではないかという気もしますし。それから、人事管理のところで言うと、人材の活用の面で、将来的に総合的人材を育成することを基本にして、定期的な人事異動を進めると書いてあるのです。確かにそうかもしれませんが、しかし、本人の意向や能力、こういったものがここにどう考慮されていくのかというのが全然ないのです。そういうことや、それから昇任管理、昇格とか、昇任管理を行うということもそうですが、能力、実績、適性を重視した、年功に捉われない昇任管理を行うと書いてあります。その基準は何ですかと。この前出しましたよね、一つああいう記事もあるのでしょうけれども、それがきちんと全体のものになっているのかという気もします。そして、何と言っても人材の評価です。この評価の、これは結局組織長の顔色をうかがうようなことではだめなのです。組織長に嫌われないように評価を高くしようということではだめなので、もともとは町民のため、町のためなのです。だから、例えば所属長や上司に怒られたとしても、私はこれが大事だと思うのです、というぐらいことがないとだめなのだけれども、ここには、評価判定というのは、目標管理を取り入れて、これだけのことをやりなさいという目標を決めておいて、それが到達したか、しないか、どの程度できたかというようなことによって、もし人事評価がされるとすれば、やっぱりこれは、民間企業と同じように、上司の顔色をうかがいながらの仕事になってしまうのではないか、その辺の評価のあり方も具体的に書かれていない。いずれにしても、言えば切りないのですが、できてもう10年ほど経ちますから、今の国の制度が大きく変わってきて、仕事量も増える、事務も非常に煩雑になる。そしてまた、住民のニーズも多種多様になってきている中で、この計画、基本方針を改めて私は精査して、現在の状況、今の職員の数、あるいは組織の状況、こういったものに合わせて、基本計画を立て直して、最終的に町民のための町をどうつくっていくのかというところに重点を置いた計画を進めていくべきではないのかなというふうに一つは思うのですが、その点を改めて伺いたいと思います。
町の答え 総務部長 佐々木清志(総務部長は2020年3月まで)
ただいまご指摘いただきまして、10年が経過するということでございます。現在、まず、評価のお話をさせていただきますけれども、うちの所属長、部課長ですけれども、評価に当たりましては、部課長の評価に関する研修制度、部署によって、あそこの部は甘いだとか辛いだとか、こういうことのないように、統一的な評価をするように心がけて、課長職における研修を積んでいるところでございます。また、福祉施策や、今、議員おっしゃいましたいろいろな見直し等もございまして、その部分については多様化しているということは認識しております。今後、見直すとなれば、町長が最初に申しました、若い職員はいろいろなところの経験を積ませるということを言っております。そのほか、最近、国のほうの動きとして出てきているのが、部署を固定化させる、自己申告制度などという言葉も最近出てきておりまして、ある程度プロフェッショナルの育成なんていうことも出てきているところでございますが、それらを町としましても見極め、今後、見直しができるかどうかということを考えていきたいというふうに思っております。以上です。
議員の質問 5番 立野広志
1件目の最後のほうになりますが、職員の計画方針、人材の方針を見ると、大体決まった期間で異動するというようなことが書かれているのですが、これはある違う役場と言いますか、行政の職員のアンケートをとった結果をちょっと紹介したいと思うのですが、多分同じようなことが、この町の職員の中にも、そういうふうに考えている部分があるのではないかと、そんなことも考慮して人事配置を検討していただきたいなと思うのですが、例えば現在の人事制度についてどう感じますかという職員アンケートをとったそうですが、圧倒的に多くの職員が、自分の能力や適性がどう評価されているのかわからないと回答しているということや、異動や昇格の基準を明確に示すべきだとか、頑張っても頑張らなくても給料は変わらないと回答する職員が多くいたというのです。職員一人一人の能力や適性がどのように評価され、人事異動や昇格・昇任にどのように反映されているのか、多くの職員が現在の人事制度に不透明さや不公平感を感じている様子がうかがえるということで、これはある自治体の職員に向けたアンケートの結果で、そういうふうに答えています。そして、人事制度に対する職員からの意見として、例えば技術も事務系も仕事内容は多様化していると。3年や5年程度の短期間で異動すると、職場内の技術力の維持が困難と思われる。いつ異動するかわからない状態で業務を行うよりも、長期間同じ職場で勤務することを前提として、その分野の専門的知識を身につけていくほうが人材育成につながるのではないかと。こういうふうに述べている方もいますし、およそ5年ごとに異動させることは、組織としてみればロスが大きいと。専門知識のない管理職は方向性を示すことが難しければ、部下を適切に評価もできませんと。専門性の高い職員を育成するためには、短期間で異動させないほうが良いのではないかと、こういう意見もあります。その逆も当然あるわけですが。そして最後のほうに、こんなふうな意見もありました。苦手な分野に取り組ませるのではなく、これは、オールマイティな人材をつくるということではなくて、その人の得意とする分野を伸ばす人材育成制度が組織力を高めるのではないかと、個性のある人が集まっている組織は活性化するものだと思うと、苦手な分野を克服させて、全員に平均的な能力を持たせるのではなくて、その人の得意とする能力をもっと伸ばして、高めるほうが組織力は高まるのではないかと、こういうふうに考えている方もいるそうです。当然、そうではないと思っている方もいるのだと思うのです。いずれにしても、こういう職員の方々の声もしっかり聞きながら、これからの人材育成に役立てていくということが大事だと思いますし、時間もないので、たくさん挙げたいことはあるのですけれども、もう一つは、職員に求めるだけではなくて、人事管理制度の構築を目指すためには、職員にモチベーションを上げろと一生懸命言うだけではなくて、管理者側もしっかりと職員に対する見方を改める必要があるのかなと思っています。一つは、頑張ったことや成果が正しく評価されているかどうかということと。それから、昇任・昇格の基準をさらに明確にすること。そして、職員の心身の健康を保持する、そのことにも管理職としても目や耳を傾けて、職員の悩みなどもしっかりと聞いて、そして、仕事や生活に強い不安とかストレスを抱える職員の増加が、どこでも増えているのですが、そういう職員が安心して働き続けられる職場環境をつくるということも大事なことだと思うのです。求めるだけではなくて、管理職は管理職として、やるべきことをしっかり取り組んでいただきたい。そういう人事管理を行っていただきたいということを、この件について、最後に求めて、できれば部長ではなくて町長に答えていただきたいと思うのですが。
町の答え 副町長 遠藤秀男(副町長は2021年3月まで)
いろいろ議員のほうから心配いただきまして、本当にありがたいと思っております。また、基本方針の細部で、いくつかの点でさまざまなご指摘やご意見もいただきました。これから参考にさせていただきたいと思っております。ただ、議員のおっしゃられることも、私とどもも目指すところは一緒ではないかなというふうに私は思っております。本当に住民サービスを低下させない、または向上させていく。さらには、職員が意欲を持って安心して働ける職場づくり、ここを目指していくものというふうに考えてございます。いろいろ今、専門性の話もございましたが、当然専門的な深みを追求していくことも必要でございますし、また一方で、住民のための職員として、オールマイティな部分もやはり求められてくるのだというふうに思ってございます。そういうバランスのとれた職員を私ども引き上げていくような形で育てていきたいなというふうに思ってございます。本当に今、人口減少が進む一方で、住民の皆様のニーズも多様化して、また、道からも権限移譲も来たりと、本当に細分化されてきて、業務内容が以前にも増して、人口減少が進む私どもの町でございますけれども、以前にも増して業務は複雑化して、多様化してきているのかなと思っております。そういう面では、職員もかなりの負担増になっているのだろうなと思ってございます。そういう中で、行財政改革等で、より効率的で効果的な行政運営を進めなければならないところでもありますし、さらには、職員定数についても適正化を図らなければならないという問題も抱えてございます。今回の人材育成方針につきましては、組織としての視点、または職員としての視点から定めたもの、ベクトルをみんなで統一しましょうという意味だと私は考えてございます。そういう思いで今、各種の施策を進めているところでございます。そういうことからいきますと、基本的には、この方針自体、手法も間違ってはいないというふうに思ってございます。ただ、修正すべき点は、今ご指摘もありましたように、まだまだあるのだろうなというふうに思ってございます。こういう部分につきましては、しっかりと修正すべきところは修正していきたいなというふうに考えているところでございます。
町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)
ただいま副町長が答弁したとおりでございますけれども、何か今、議員からお話、ご質問等を承って、聞いておりますと、役場全体が沈下している、あるいは組織が機能していないというふうに受け止めてしまったのですけれども、私は決してそうではないというふうに理解しております。今、管理職も一生懸命頑張っておりますし、あるいは部下の指導もしっかりやってくれているな。人事評価の面では、今、確かに数名の方がどうも劣る、あるいは住民との接し方も非常に不具合があるという問題提起は私のほうにも提起をされております。それらについて、今後どうしていくかというのは、庁舎内部でしっかり検討していかなければならないなと。いわゆる簡単なことなのですが、町民の皆様から頼まれたことをメモしないで、遅れてしまった、あるいは忘れてしまった、あるいは事を起こさなかったという職員が何人かいるように聞いております。これは役場全体の問題にもなってきますし、あるいは個人のモラルの問題にもつながってくるかな、そこら辺はしっかりこれからも検証していかなければならないなというふうに思っております。それと、先ほど来、行政のほうから、上から下のほうに全部おろしているのではないかというふうなニュアンスのお話がありましたけれども、私どもこの基本計画をつくったときには、当然組合のほうとも協議をさせていただいて、その組織の中には組合の職員も入って、そして皆で、町民の皆様になれるような職員像を目指そうということで、この基本計画をつくったわけでございまして、こちらのほう、人事管理のほうで一方的に落としたものではなく、職員みんなとつくり上げてきたものかなというふうに私は理解しておりますので。ただ、そういうご指摘もありますので、全体として反省すべきところは反省しながら前向きに、また前のほうに進んでまいりたいというふうに思っております。
議員の質問 5番 立野広志
もう時間もないので、1件目についてはこのぐらいにしておきたいと思います。