みんなの議会

洞爺湖町議会 令和元年12月会議 2019年12月10日

町営住宅管理について

2019年12月10日、洞爺湖町議会の一般質問で、下道英明議員が「町営住宅管理について」質問し、経済部長 八反田稔、町長 真屋敏春が答えました。

聞いた人
下道英明 議員
答えた人
経済部長 八反田稔、町長 真屋敏春

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 9番 下道英明

次に入りたいと思います。次の質問に入ります。通告書にありますように、町営住宅管理についてでございます。町営住宅関連の一般質問というのは、毎年多くの方が、そしてまた一般質問の中で出てきておりますし、私も議員になって9年近くになりますが、その中で、ほぼ毎年、定例会か、あるいは通年会議になってからも、住宅関連については、その時代時代においてさまざまな課題があって、その対応について各議員が福祉、まちづくりの視点から、解決に向けて努力し、職員の皆さんと情報を共有しながら課題を見つけていっているところでございますが、まずは、基本のきになりますけれども、最初に、当町における町営住宅の基本方針を改めてお伺いいたします。

町の答え 経済部長 八反田稔(経済部長は2020年3月まで)

町営住宅の基本方針でございますが、町営住宅は、議員もご承知のとおり、公営住宅法に基づいて建設されたところでございます。この法律の目的は、国及び地方公共団体が協力して、健康的で文化的な生活を営むに足りる住宅を整備し、これを住宅に困窮する低額所得者に対して低廉な家賃で賃貸し、転貸することにより、国民生活の安定と社会福祉の増進に寄与することを目的とするとされているところでございまして、町営住宅につきましても、この理念に則りまして、町営住宅の管理を実施しているところでございます。以上でございます。

議員の質問 9番 下道英明

まさしく町営住宅の基本方針ということで述べていただきましたけれども、もう少し具体的に細かいところで、この町に即した基本方針というか、町の状況も加味して答弁いただきたいと思いますが。

町の答え 経済部長 八反田稔(経済部長は2020年3月まで)

実質的なお話をさせていただきますと、洞爺湖町では、議員ご承知のとおり、少子高齢化とともに人口、それから世帯数の減少が進んでいる状況にございます。その状況におきまして、この町営住宅につきましては、単身者住宅等を除いても17団地654戸を管理してございまして、入居者数は、先月の数字でございます。1,066名の方に利用していただいている状況でございます。町民の多くの方が利用されている住宅状況にもございますので、大変重要な施策であると考えているところでございます。今後も、やはり公営住宅法、それから洞爺湖町営住宅条例、それから施設管理におきましては、洞爺湖町営住宅長寿命化計画に沿って、適正な管理に努めてまいりたいと考えているところでございます。以上でございます。

議員の質問 9番 下道英明

今、単身者住宅、また、政策的な空き家、こういったところを除いていくと、17団地654戸という形で、人数のほうも1,066名という形で、この人数の方が利用しているということで、やはり少子高齢化になってきたときに、ピーク時はちょっとわかりませんけれども、かなり少なくなってきているという判断をさせていただきますが、そういった中で、町営住宅の現状として、特に空室率ですとか、いわゆる待機待ち、都会とは違いますけれども、待機待ちとか、長期の空き家の状況というのがあると思うのですが、ここら辺のところはどうでしょうか。

町の答え 経済部長 八反田稔(経済部長は2020年3月まで)

まず、住宅の空き家の状況を答弁させていただきます。全体では、先ほども申し上げたとおり、654戸の住宅を管理してございます。そのうち空き家の戸数が52戸ほどございます。空き家率といたしましては8.0%でございます。その内訳でございますが、住宅の型式別に申し上げますと、1LDKや2DKの戸数は189戸ございます。そのうち空き家が21戸ございまして、空き家率といたしましては11.1%でございます。そのうち半年以上の空き家は12戸ほどございまして、率としては6.3%ほどでございます。次に、2LDKと3DKの戸数でございますが、266戸ほどございます。空き家は現在13戸ほどでございまして、空き家率は4.9%、半年以上の空き家は11戸で、率に直しますと4.1%になります。3LDKの戸数でございますが、199戸ございます。空き家が現在18戸で、空き家率は9%、半年以上の空き家は15戸で、率に直しますと7.5%ほどでございます。それから、待機の状況でございますが、待機の状況は、町営住宅で今お待ちになっている方が、新規においては18世帯の方が登録されておりますが、既に7世帯の方は住宅を紹介しておりまして、ほかにつきましても随時紹介していくこととしているところでございます。以上でございます。

議員の質問 9番 下道英明

今、部長のほうからありましたように、空き家率が8%ということで、全体の戸数からいって、そういった形になってきていると思うのですが、また、特に各タイプの待機状況というのですか、この中であったのですけれども、特に、大部分の方はどのようなところで希望しているのか、そこら辺のところをもうちょっと細かく。

町の答え 経済部長 八反田稔(経済部長は2020年3月まで)

一般的な話になるかもしれませんが、先ほど18戸のうち7世帯は紹介して、そのほかの方はこれからというお話をさせていただいたのですが、この中のほかのお待ちの方は、どちらかと言いますと、虻田地区のバリアフリー化された住宅を希望されているところから、その方々については、空室が発生していないことから、待機していただいているような状況でございます。人気は、大体本町地区のバリアフリー化の住宅かと思っております。以上でございます。

議員の質問 9番 下道英明

やはりバリアフリー化された住宅の需要が高いと。そういった面で、入居待ちの方も少ないのですけれども、政策的なものを除いても、やはり数カ月以上にわたって空室もあると。住宅のいわゆるセーフティネットの役割からいきますと、やはり空室率というのも常にいろいろな、待機を待つという点では良いと思うのですが、一方で、家賃というのは、町にとっては、行政サービスの提供の財源にもなるわけですから、そういった面で、空き部屋を利用する理由が、やはりつぶさに検証しながら、解消して、空き室期間を圧縮していくというか、そういったことも非常に大事だと思うし、また、入居希望者にとっても有益であると思うのですが、そのあたりの対応というのをどう考えているのか、お伺いします。

町の答え 経済部長 八反田稔(経済部長は2020年3月まで)

空き室の対応でございますが、今、議員がおっしゃいましたように、空き室というのはできるだけ少なくしたいことから、入居者の希望があればすぐに対応しなければならないでしょうし、家賃収入というのも増加につながることなので、私どもといたしましては、空き家が発生した時点で速やかに修繕をさせていただいて、速やかに入居ご案内をして、入っていただくという考え方は、当初から今も続いているところでございますが、先ほどと答弁が被るかもしれませんが、入居者の方々が希望されているのは、どうしても住宅水準の高い住宅を希望されていることから、どうしても古い空き家のほうはなかなか埋まらないところが現実的でございまして、何とかそこを修繕をきちっとさせていただいて、できるだけたくさんの方に古い住宅も使っていただけるように、私どもも取り組みさせていただきたいと考えているところでございます。以上でございます。

議員の質問 9番 下道英明

ここまでの話はわかりました。また、世帯の人員だとか入居者の体の状況ですとか、そして生活実態から見て、やはり一定以上の規模、設備、立地条件などを備えた公営住宅に入居するということは合理的と認められると思うのですけれども、一方で、高齢者が多数入居する団地の中で、若年世帯が希少な1階の部分に居住していたり、単身世帯が結果的に広い町営住宅に住んでしまうというような、いわゆる居住住居のミスマッチというのが生じているのは、これは洞爺湖町だけではなくて、ほかの自治体でもあるのですが、そこら辺のミスマッチに対する方策というのを、当町ではどのように考えているのでしょうか。

町の答え 経済部長 八反田稔(経済部長は2020年3月まで)

ミスマッチと言いましょうか、本人が当初は家族三、四人で入っていたのですが、子どもが出ていき、残念ながらお父さんが亡くなったとかということで、少人数の方も現実的にいらっしゃるような状況でございます。中で、私どもといたしましては、先ほど空室の数字を申し上げましたが、そういう家族構成で、家族が増えた方は3LDKを希望される方はいませんかということも、町としては各入居者のところに案内させていただいて、新規の入居者のほかに、住み替えの提案も町としては提案させていただいておりますので、そういうようなことで取り組みさせていただいているところでございますし、また、子どものいる方ということも話があったのですが、どうしても若年の、若い夫婦の方が入っていただいて、小さい子どもが生まれる、もしくはいらっしゃるというところは、やはり音の問題もあるものですから、そういうことで、ご紹介するときにそういう話もさせていただくケースはございますけれども、そこは入居者の方が選択することなので、いろいろな情報提供はきちっとさせていただいているような状況にございます。以上でございます。

議員の質問 9番 下道英明

とにかくミスマッチに対しては、住み替えですとか、そういった点は非常に有効的であると思うのですが、その中で、入居条件の見直しなどには、需給の現状というのは、合わせてお伺いできますか。

町の答え 経済部長 八反田稔(経済部長は2020年3月まで)

入居条件の見直しでございますが、議員もご承知かと思いますが、昨年の6月に一部の団地におきまして、若年単身者の方々も入居可能とするために、入居要件の見直しをさせていただいているところでございまして、対象は、洞爺湖温泉地区の柳川通り団地と、それから虻田地区では、泉公園団地、両方とも4階以上を公募として、一定の効果があったところでございます。今後もこういうケースはあると思いますので、若年単身者等が入居可能となる同居親族要件というものの緩和については、洞爺湖町営住宅運営委員会の意見を聞きながら、見直しを進めさせていただきたいと考えているところでございます。以上でございます。

議員の質問 9番 下道英明

今、温泉地区と虻田地区の泉公園ということで、柳川はちょっと家のすぐ上なので。ちなみに単身者等の入居状況の実績というのをもう一度、わかればお願いします。

町の答え 経済部長 八反田稔(経済部長は2020年3月まで)

先ほどの入居状況になりますが、昨年の6月以降本年11月までの数字でございますけれども、泉公園団地で2戸が埋まってございますし、柳川通り団地につきましても、3戸ほど入居者が入っていただいている状況でございます。以上でございます。

議員の質問 9番 下道英明

次の質問ですが、多様化する住宅困窮者並びに入居者の高齢化対策についてお伺いをします。

町の答え 経済部長 八反田稔(経済部長は2020年3月まで)

まずは、多様化する住宅困窮者でございますが、受け皿といたしましては町営住宅もございますけれども、そのほかに単身者住宅、それから子育て応援住宅、そのほかには定住促進住宅などもございます。庁内においても各部署にて、入居目的等の共通認識を持ちまして、住宅困窮者への対応、それから併せて定住や移住促進につながるようなPRもさせていただいているところでございます。以上でございます。

議員の質問 9番 下道英明

その中で、もうちょっと具体的なところで、高齢化率というのがあると思うのですけれども、洞爺湖町の高齢化もありますけれども、入居者の高齢化率というのをお話しください。

町の答え 経済部長 八反田稔(経済部長は2020年3月まで)

町営住宅の高齢化率でございますが、調べましたら45.7%と高い状況でございまして、町の高齢化率も高く、41.3%でございますので、特に公営住宅の高齢化は著しい状況になっているところでございます。

議員の質問 9番 下道英明

45.7%ということです。町自体は41%ですから、非常に高い高齢化率だと思うのですけれども、特に、住宅管理人の高齢化とかは大きな課題だと思うのです。そしてその中で、管理人の仕事自体も、範囲も幅広くなってきていますし、それに加えて、入居者間の日常トラブル等というのも、いろいろな形でご相談を受ける場合がございます。そういった中で、入居者のモラル低下によって引き起こされる迷惑行為等、対応すべきものが本当に多く多く、管理上の問題としてあると思うのです。そういった面では、管理人は本当に大変だと思うのですけれども、特にその中で、当然民間の賃貸住宅とは異なる特性に基づいて、そういった問題があると思います。例えば、先ほど部長がおっしゃった騒音問題ですとか、それと共益費の問題というのも結構出てきていまして、その中で、管理人は入居者から共益費を徴収して、共用の廊下の部分の電気代ですとか、維持管理などで必要な経費を賄っていると。一生懸命管理人も快適な住環境を守ろうとしているところでございますけれども、一部の団地におきましては、共益費の徴収をめぐる住民同士のトラブルも若干聞こえてきたりもしております。そういった面で、民間では大家さんが家賃とともに共益費を徴収して、必要な支払いを行うのが当たり前なのですけれども、町営住宅においては、各団地の住民自治の中で管理人を選んで、共益費を徴収しながら運用しているというのが現実、実際問題かと思いますけれども、今、部長おっしゃったように、入居している人たちの高齢化が高くなってきていると。そういった中で、住宅管理人の高齢化を踏まえて、入居者の募集というのは、これはさすがに公平性ですとか、あるいは効率性を鑑みて、ちょっと別な話になってしまうと思うのですが、団地の修繕だとか清掃等の、いわゆる事実行為を管理人から、もし可能であれば指定管理者制度の導入という中で、管理代行をするというか、そういった仕組みを考える時期にも来ているのではないかなと思うのですが、この観点から、住宅管理人の高齢化とか、あと、なり手不足対策として、限定的ですが、町営住宅の指定管理者制度の導入ということを考えることはできないのかなと思いまして、今回質問させていただきました。

町の答え 経済部長 八反田稔(経済部長は2020年3月まで)

まず、公営住宅のいろいろなトラブルの今話がございましたが、私どもは、多くの町営住宅が、議員もご承知のとおり集合住宅形式となってございますので、管理人の方々が中心となって周辺環境の維持を目的に、共同の廊下、それから階段の清掃、夏になれば草刈り、この時期になれば除雪などを、管理人を中心にということで、共同でしていただいているところでございますが、今お話のとおり、高齢化ということもございまして、この環境維持が厳しくなってきているという状況はお話いただいておりますので、今後、町としても、可能なことについては検討して、しっかりと支援していきたいというふうに考えているところでございます。今、もう1点が、いわゆる指定管理者制度の導入というお話があったかと思いますが、指定管理者制度は、議員ご承知のとおり、多様化する住民ニーズに、より効果的・効率的に対応するために、地方自治法が改正されまして、これまで限定された公の施設が民間事業者や団体等で行うことができるようになったものでございますが、民間企業等の能力やノウハウを生かして、サービス向上、経費削減、地域活性化が期待されているというところでございますが、いわゆる私どもの町営住宅につきましては、少子高齢化、それから人口減少が進んでいる中でも、政策としては、単に住宅の提供だけではなくて、やはり先ほど議員が言われたとおり、福祉や環境、まちづくりの面から大変重要な施策の一つだと私ども考えているところでございますし、また、町営住宅は、他の地域から私どもの町への移住・定住政策においても大変重要な施設であると考えているところから、やはりこれからも、今後も行政が主体となって、このものについては取り進めていくことが必要ではないかと私どもは考えているところでございますが、今後については、指定管理者制度につきましては、他の自治体の状況も勘案しながら、勉強させていただければなというふうに思っているところでございます。

議員の質問 9番 下道英明

今、高齢化の管理人が、今お話ありましたように、管理人を中心に周辺環境の維持管理をしていると。共同の廊下の清掃や、あるいはこれから冬の時期で、駐車場の除雪、排雪等も管理人を中心にしているということで、若い人であればそれは問題ないのでしょうけれども、土曜、日曜とかを使いながらとか、あるいはそういった使命感を持ってやっていただけるのはわかるのですが、どうしてもある程度の高齢化の流れの中で、非常に大変な思いをしていると。やはりこの町営住宅入居者の高齢化率が45.7%というのはやっぱり驚きだと思うのです。そういった点で、今回は町営住宅を中心に、テーマを絞りましたけれども、今後とも高齢化と住宅問題、戸建ても含めながら、継続して問題解決に向けて皆さんと一緒に取り組んでいきたいと思いますけれども、この流れの中で、町長、ひとつどういう思いを持っているか伺いたいと思いますけれども。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

私どもの町の高齢化率は、議員もご承知のとおり大変高くなってきていると。そんな中、恵まれた自然景観あるいは気象条件の中での、北海道の中でも優れた気象条件等々があるわけでございますが、悲しいかな、その中で有珠山噴火災害、大きな災害の起こり得る町でもあると。以前は、旧虻田町だけで1万四、五千人いた人口、さらには、旧洞爺村のほうでも2,000人近くいた人口が、今は二つ併せて8,300人程度というところまで落ち込んでしまっている。さらには高齢化率が進み、少子がなかなか伸び悩んでいる。そんな中、生産人口と言われている方々が非常に少ないというのも現実問題かなというふうに思っております。いかに、やはり関係人口、そして移住者、こちらの方にも目を向けていかなければならないということでございます。そんな中、今、近々、今すぐということではないのですが、ニセコ、比羅夫方面で観光業を営んでいる方々が、私どもの町のほうにも相当話が今来ているということもございます。さらには、今、町の中で景観整備を図っていこうという動きもありまして、なるべく早いうちにそれは整備をしながら、そして、誰もがこの町、この地域で暮らしていけるような整備づくりをしていかなければならないなというふうに思っておりますが。特に、今、議員ご質問の高齢化に伴う住宅問題、こちらのほうも本当に切実な問題になってきているかなというふうに思っております。特に、これは言葉は大変申し訳ないのですが、低額所得者というか、そういう方々、特に年金生活者、こういう方々が私どもの町は非常に多いのかな。総務省が発表し公表しております年間1人当たり総所得、これらにつきましても私どもの町は非常に道内でも低い位置にあるということから、年金そのものも、今、国の施策として減額減額ということに今、相なっている状況があります。それらを一挙に打破する方策というのはなかなか、現実問題として厳しいものはあるわけでございますけれども、今住んでいる方々が、まずは住み慣れたところで暮らしやすい生活ができるよう、こういうほうに私どもも改善できるところは改善してまいりたいというふうに考えております。

議員の質問 9番 下道英明

以上で、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。

出典:洞爺湖町議会 令和元年12月会議 2019年12月10日 議事録 PDF(13ページ) 間違いを知らせる