洞爺湖町議会 令和元年12月会議 2019年12月10日
小学校を中心に、当町のICT教育環境の状況、そしてまた、進捗状況について
2019年12月10日、洞爺湖町議会の一般質問で、下道英明議員が「小学校を中心に、当町のICT教育環境の状況、そしてまた、進捗状況について」質問し、教育次長 天野英樹、教育長 皆見亨が答えました。
- 聞いた人
- 下道英明 議員
- 答えた人
- 教育次長 天野英樹、教育長 皆見亨
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 9番 下道英明
おはようございます。9番、下道英明でございます。本日は、一般質問のトップバッターとして、教育行政並びに町営住宅管理を大きなテーマとして、およそ40分から50分予定して、質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。はじめに、教育行政についてでございます。来年度から実施される新学習指導要領におきましては、情報活用能力を言語能力、問題発見、解決能力などと同様に、学習の基盤となる資質、能力と位置づけ、コンピューターや情報通信ネットワークなどの情報手段を活用するために必要な環境を整え、学習活動を整備すると明記してございます。特に、小学校において、プログラミング教育が必修化されるなど、積極的にICT、情報通信技術が活用されていくということでございます。しかしながら、文科省の学校における教育の情報化実態調査によりますと、地方公共団体では、環境整備に大きな格差があるということが報じられております。そういった観点から、小学校を中心に、当町のICT教育環境の状況、そしてまた、進捗状況についてどうなっているか、まず最初にお伺いいたします。
町の答え 教育次長 天野英樹
まずはじめに、小学校を中心にICT教育環境の進捗状況ということでございますけれども、当町のICT環境整備につきましては、児童・生徒の学習用パソコンにつきまして、年次計画でデスクトップ型からタブレット型ノートパソコンへ更新し、本年度で更新が完了してございます。また、平成29年度にモデル事業として、洞爺中学校においてWi-Fi環境などの環境整備機器を導入し、有効活用について実践の中で進め、今後は町内の全小中学校において、Wi-Fiなどの環境整備を計画的に進めていくことで考えているところでございます。国においては、2018年度から2022年度までの教育ICT環境整備5カ年計画の目標において、超高速インターネット及び無線LANの100%整備などが示されており、また、現在、北海道からの情報では、Wi-Fi環境などの通信回線の整備を来年度から3年間、国の補助により整備を進めるとの連絡を受けており、国の補助率は2分の1として、一般財源の9割を起債することができ、そのうち70%が交付税措置される方向で調整されているというものでございます。詳しい内容は、今後、通知があると思われますが、有利な財源を活用して、町内小中学校のICT環境整備に努めてまいりたいと考えているところでございます。
議員の質問 9番 下道英明
今の答弁の中で、資料のほうにも、学校におけるICT環境整備ということで、特に5カ年計画の中で、22年度まで、単年度で1,805億円の地方財政措置を講じていくということで、今、次長のほうからありました、そういう形かと思うのですけれども、特に、今のお話でいくと、児童・生徒用の学習パソコンがデスクトップからタブレットに移行していくと、これが本年度で完了ということで。先般10月に、私ども議会としても、議会改革ということで先進地の芽室町のほうに視察させていただいたときに、芽室町議会というのは非常にICTに対して推進、トップランナーとしていっていると、各議員にもタブレット端末を貸与したり、議案書や会議録、こういった今日の議会とかも、かなりペーパーレス化しているという形を見て驚いたのですけれども、今まさに新学習指導要領が変わって、特にICTの環境整備のほうに軸足がドンと動いていくということは、これからの小学生あるいは中学生にとっては、例えば将来ここの議会で、職員あるいは議員として活動するときも、おそらくこれが当たり前になってくるのかなということをなおさら実感したところなのですけれども、今後の小学校におけるICT教育の整備の目標というのがあろうかと思いますが、そこら辺のところをもう一度お願いいたします。
町の答え 教育次長 天野英樹
今後の小学校におけるICT教育環境整備の目標についてでございますけれども、国においては、2018年度から2022年度までの教育ICT環境整備5カ年計画において、2018年度以降の学校におけるICT環境の整備方針の目標とされている水準が示されてございますので、これを参考として、今後の町内の小学校及び中学校におけるICT教育整備の目標としてまいりたいと考えてございますけれども、具体的には、各小中学校から要望の多い無線LANと大型提示装置、実物投影機の整備を中心に進めてまいりたいと考えているところでございます。
議員の質問 9番 下道英明
難しい用語がたくさん出てきて、この資料でも、今、次長がおっしゃったような形で、学校におけるICT環境整備ということで、特に大型の提示装置ですとかディスプレイ、モニターだと思うのですけれども、それとか実物投影機など、普通教室とか特別教室に配置していくということで、特に大型提示、実物投影機は100%整備すると。そしてまた、各普通教室には1台とか、あるいは特別教室用として6台、これもまた、小学校及び特別支援学校にも整備をしていくという形になっているのですけれども、特に今の中で、バッテリーの充電保管庫だとか、あるいは学習用ツールですとか、そしてまた、学習用のサーバー、それと校務用のサーバー、こういった最低限の必要教室がどのように、設置する上で必要であるのかというのがちょっと気になるところなので、そこら辺のところはどうでしょうか。
町の答え 教育次長 天野英樹
ICT環境整備といたしまして、大型提示装置や実物投影機につきましては、国の整備方針の目標とされている水準が示されているとおり、普通教室全てと特別教室6室を基本として、各学校において必要な教室の整備を考えているところでございます。そのほか、充電保管庫は、現在、パソコン教室の机上において、電源コードを接続して保管しており、今回は優先度は低いと考えてございますことから、整備はしないこととして現在考えているところでございます。また、学校用ツールにつきましては、現在、既にスカイメニューというソフトウェアを導入、使用している状況でございます。それから、学校用サーバーにつきましては、現在、既に各校に設置済みであり、また、校務用サーバーにつきましても、役場本庁舎に既に設置済みとなっており、改めて整備は要しない状況となっているところでございます。
議員の質問 9番 下道英明
そうしますと、学習用サーバーはもう既に設置していますよと。また、校務用については、この庁舎内に全て設置していると、そういうふうに判断してよろしいのですね。その中で、特にまた、ICTの支援要員というのも4校1人配置していくとか、あと、統合型の校務支援システム、これも今言った、おそらくこの庁舎内でということだと思うのですけれども、特に、このICT環境の整備というのは、余裕教室をどのように整備するかというのが大事だと思っているのです。それで、普通教室にあっては、例えば机があって、スペースにそれほど余裕がない状況になっています。また一方、従来のPC教室では、机を取っ払えば、広い空間を生かして、ここでしかできないということをやはり検討できると思うのですが、そういった面で、ぜひ教育委員会が現場の声を拾いながら、今後、環境整備に努めていただきたいと思います。サーバー、サーバーというと、国会で、桜を見る会もサーバー、サーバーで一生懸命やっていますけれども、それとは違いますけれども、ひとつぜひこういう完備をしていただければと思います。続きまして、先般、空き教室という形の関連から、先般、本町、先ほどの教育長の行政報告にもありましたが、先般、本町・入江保育所を統合して、虻田小学校の余裕教室で運営するとの方針が示されました。特に、公共施設を有効活用するというのは、視点は大いに私は評価するものであります。ただ、よく調べていくと、国立教育政策研究所のほうのホームページのほうを拾っていくと、事例紹介というのがあって、そこでは、児童・生徒数の減少に伴って発生する余剰教室を社会教育施設に転用するというのは非常に多いと。しかし、こういう保育所への転用事例というのはすごく少ないというふうに、実際、既に報告を受けているところでございます。そういった観点の中で、余剰教室を活用した保育所整備、先ほども行政報告にありましたけれども、あるいは新聞紙上、そしてまた、いろいろな形で報告を受けているところでございますが、余剰教室を活用した保育所整備をどのような手順で進めていくのか、そしてまた、来年度に向けて基本設計に着手する予定と伺っておりますけれども、概要をお示しいただきたいと思います。
町の答え 教育次長 天野英樹
虻田地区における幼児教育・保育の今後の方向性につきましては、多くの方々より、保育所と幼稚園の選択枠を残すほうが良いとのご意見を踏まえ、これまでどおり保育所、幼稚園、それぞれ運営することとしたところでございますが、その中で、本町保育所と入江保育所については、施設の老朽化や津波浸水区域内にあることなどにより、統合することとし、開設場所については、適当な町有地や民有地の可能性、また、既存公共施設などの活用の可能性なども検討したところでございますけれども、定員90名程度の施設となると、園庭を含め、かなりの広さの敷地面積を必要とすることなどから、最終的には、子どもたちの安全や教育、保育の環境を配慮した結果、虻田小学校の余剰教室を活用することとしたところでございます。議員からご質問の余剰教室を活用した保育所整備をどのような手順で進めていくかとのことでございますが、一つ目として、施設整備に当たっては、小学校や保育所保育士、小学校保護者、保育所保護者、さらには町民の皆さんと十分協議を重ね、皆が納得した上で、子どもたちが安心して利用できる施設であること。それから、二つ目といたしまして、これまでの小学生への教育環境に配慮しながら、保育所の子どもたちがのびのびと健やかに保育ができる環境の施設であること。三つ目として、一つの施設を共有することにより、保育所と小学校が相互に教育や保育内容を理解することができ、また、交流のできる幼・保・小連携が図れる施設であることなどを基本方針として整備を進めてまいりたいと考えているところでございますが、いずれにいたしましても、基本設計の段階からさまざまな方々へ情報提供に努め、協議をさせていただき、進めてまいりたいと考えているところでございます。また、次年度以降の現在における大まかなスケジュールでございますけれども、学校や小学生にご迷惑をかけないように、特に工事につきましては、学校の長期休暇を柱に進めるべきと考えており、また、十分な保育機能を有し、子どもたちが安心できる施設であるよう、教育現場や保護者の皆様、町民の皆様から十分ご意見を伺いながら進めてまいりたいと考えていることから、あくまでも現時点の見込みでございますけれども、令和2年度に基本設計、令和3年度に実施設計、令和4年度から5年度にかけて施設の改修、令和6年4月から運営開始の予定としているところでございます。以上でございます。
議員の質問 9番 下道英明
今、いわゆる統合に向けてのタイムテーブルというのですか、来年度、まずは基本設計を行っていくと。そしてその次、3年度に実施計画、その後は施設の改修とか、実質、令和6年4月から運営開始ということで、一応スケジュールは組んでいると。わかりました。ただ、一つ、本当に今回の、いわゆる小学校への利活用というのですか、余裕教室を使っていくというのは、全国的にいっても非常に珍しいというのが、まず第1点だと思うのです。ですから、ぜひそこら辺のところ、さまざまな課題があろうかと思います。一つは、例えば、具体的に言うと、余裕教室を活用した保育所整備推進というのは、いろいろな課題があると思うのですが、ぽんと浮かんでくるのは、例えば学校と保育所の区画をどのようにするとか、これはこれから基本設計とかの中で、保育所の関係者あるいは保護者、そしてまた、先生方との流れの中で、教育委員会が音頭をとってお話をしていくと思うのですけれども、まずは、学校と保育所の区画ですとか、園庭をどうするのか、つくらないで、そのままグラウンドと一緒に時間を配分しながらやっていくのか、園庭確保の有無。そしてまた、保育所園児の安全対策、ここら辺のところ。そしてまた、当然学校施設の整備に、以前起債が充てられていたと思うので、それに対する繰上償還の財政負担をどうしていくのか。それと、駐車場を今確保して、車での送迎を想定するということになれば、もう少し広域的な保育所ということで、園児を受け入れて、まさしくそれが、人口減少の中で、小学校の利活用ができていくと、そういうことも可能になるということで。見ていただければわかるように、この段階で既に道路では駐車が多いので、そういう面でいくと、ただ単に学校の改修だけではなくて、周辺の整備というのも非常に大事になってくるし、当然駐車場スペースというのをどのような形でやっていくか、ぜひここら辺のところを、計画段階からきているわけですから、学校と保育所関係の情報を共有して、さまざまな想定される課題に向けて対応して、次年度の基本設計に生かしていただきたいと思います。そういった中で、小学校と保育所が連携する環境が十分なされても、仏作って魂入れずということで、そういう面では、教育長、ここで、保育所園児と児童との連携について、やはり環境整備だけではなくて、ソフトの面で連携できていく、そういった枠組みをしっかりしていくことが大事だと思うし、おそらく胆振管内の中で、こういった小学校と保育所が統合した形で併設していくということは、かなり珍しいケースということで、おそらく新聞紙上あるいはメディアもそうでしょうし、教育業界、教育関係者も注目していると思うので、ぜひそこら辺のところの意気込みも含めて、ご答弁いただきたいと思います。
町の答え 教育長 皆見亨(教育長は2022年6月まで)
まず、学校と保育所との連携の部分からちょっと触れさせていただきたいというふうに思うのですけれども、虻田小学校では、現在、小学校1年生を対象に、毎週でございますけれども、保育所の職員、保育士が小学校に出向きまして、朝、読書の時間を利用して読み聞かせを行っております。保育所から小学校への環境の変化の抑止と、子どもたちの心の安定などを目的としておりますけれども、子どもたちや教員からはとても好評で、特に子どもたちは、毎週保育所の先生が来ることを楽しみしているというような感想をいただいているところでごす。子どもたちが成長するにつれ、幼児保育・教育は、保育所や幼稚園が、就学後は小学校がそれぞれ担っておりますけれども、子どもたちにとって環境の変化は、特に入学当初は大変大きな負担になっているというふうに思っているところでございます。そのような不安を少しでも解消するためにも、保育所の子どもたちが普段から慣れ親しんだ小学校にそのまま継続して通える環境、これはとても大きいと。また、子ども個々の様子を学校の先生が普段から観察ができることにより、小学校へのスムーズな移行ができるというメリットは大きいというふうに感じております。具体的な連携等については、今後、学校と保育所が協議をして、どのようなことができるのか検討していくということになりますけれども、基本は、小学生と保育所の児童が一つの施設を共有することにより、子どもたちにとって愛着のある、魅力のある学校、そして保育所であるよう連携を図って運用してまいりたいというふうに考えております。議員がおっしゃいましたとおり、幼保連の保育所、学校というのは、この西胆振では、もちろんないわけでございます。そういった意味でも、初めての試みではございますけれども、人間形成の土台となる乳幼児期から初等教育期まで、一貫した施設で安心して学ぶことができる環境、これは子どもたちにとって本当に多くのメリットがあるというふうに思っております。小学校の一部の保護者の方からは、この度の小学校の余剰教室を利用した保育所の移転計画につきましては、就学時にストレスなく学校生活に移行ができるということは良いこととのご意見も伺っているところでございます。教育委員会といたしましても、洞爺湖町の保育理念や保育目標、そして洞爺湖町の特徴的な保育内容を継承し、安心して子どもを預けられる保育所づくり、幼保・小の連続した支援体制の構築や、さらなる教育環境の充実、これらにも努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。
議員の質問 9番 下道英明
今、教育長から説明いただきました。納得するところでございますが、先般、確か9月会議のときは、僕は、小中一貫の教育はどうかということでお話ししていて、今度は、さらに幼保、保育所から小学校の、実質一貫になると思うので、そういった点では、今回、小学校、中学校、私は持論として、やはり教育理念、考え方としては、小学校と中学校の一貫連携というのは非常に大事だと思っているのですが、それと同時に、今度は保育所の関係が出てきたので、一体化するということですから、ぜひこれは、点と点を結んで線として、本当に洞爺湖町の教育というのは珍しいと、保育所が、小学校、中学校が一体化していると、そういったところも、これはちょっと話がずれますけれども、そういった点で、やはり教育の先進地と言われるぐらいの絶好のチャンスですから、ぜひ皆さんの意見を聞きながら取り組んでいただきたいと思います。