みんなの議会

洞爺湖町議会 令和元年9月会議 2019年9月10日

障がい者施策の充実

2019年9月10日、洞爺湖町議会の一般質問で、立野広志議員が「障がい者施策の充実」について質問し、健康福祉課長 高橋憲史、総務部長 佐々木清志、産業振興課長 田所昭博、経済部長 八反田稔、教育次長 天野英樹、町長 真屋敏春が答えました。

聞いた人
立野広志 議員
答えた人
健康福祉課長 高橋憲史、総務部長 佐々木清志、産業振興課長 田所昭博、経済部長 八反田稔、教育次長 天野英樹、町長 真屋敏春

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 立野広志

それでは、2件目の質問を行います。障がい者施策の充実ということについてなのですが、平成30年3月で第2期洞爺湖町地域福祉計画、そして洞爺湖町第3次障がい者基本計画、さらに、第5期障がい者・児福祉計画などが策定されています。そして、議会でも取り上げさせていただいたことも参考にしていただいているのかなと思うのですが、こういう障がいのある方のための各種制度、今、教育長をされている皆見さんを中心にして策定された。私は読んでみて、大変説明が丁寧で、そして各方面にわたってよく書かれているなというふうに思うのですが、若干ちょっと足りないこともあるようですけれども、それにしても各種制度、これは町の発行しているパンフレットになるのですが、障がいのある方のための制度としてどんな方法でこういうものがあるということを周知し、また、配布しているのかということだけ先にお伺いをしたいと思います。短めにお願いします。

町の答え 健康福祉課長 高橋憲史

ご質問についてでございますけれども、障害者の方が利用できるサービス内容に係る周知についてでございますけれども、福祉分野だけでなく、多岐にわたります障害サービス制度につきまして、可能な限りわかりやすくご理解いただくためのパンフレットといたしまして、先ほどお話しございました平成23年に障害のある方の各種制度を作成したものでございまして、これにつきましては町広報紙や町ホームページへの掲載による周知やふれあい交流会等においてもご案内するとともに、来庁されます町民の皆様には役場や各支所窓口への備え付けによりまして周知に努めてきたところでございます。当初は、新規に障害者手帳を取得されました方へ郵送でお送りしておりましたけれども、制度が多岐にわたりますことや、パンフレットの送付のみではなかなかわかりづらいというようなご意見もいただきましたことから、現在は窓口にて手帳をお渡しする際に障がいのある方が利用することのできる制度を完結にまとめました概要版としてお渡しをいたしますとともに、窓口におきましてもその方の手帳の等級や世帯の状況に応じまして利用可能なサービスの説明や申請手続等について補足の上、ご案内しているところでございます。以上です。

議員の質問 5番 立野広志

当初つくったときには、郵送もして配付をしていたけれども、今は窓口での説明という形で行っているということなのですが、2017年11月に第3次障がい者基本計画というのをつくった中で、その計画を見ると、障がい福祉サービス利用上の困り事というところがありまして、そこを見ると、サービス提供や内容に関する情報が少ないというのが15.8%という回答が多く見られたと。そこには、さらなる情報発信施策の拡充が課題となっているという評価をしています。実は、私もそれほど多くはないですけれども、障がいを持っている方々の団体などでちょっとお手伝いさせていただいている関係もありまして、こういう制度の中身をどの程度ご存じなのかなということをちょっと伺ってみたのですが、実はよく知らなかったというふうに答えている方が何人かおりました。特に、この中でも大変参考になると思うのですけれども、交通機関の減額免除というのは普通よく言われていることなのでわかっている部分があるのですけれども、例えば移動支援事業、こういうことも実はやって、社会生活上必要不可欠な外出や余暇活動などの社会参加を目的とした外出のための支援だと。原則1割負担ということが書いてありますけれども、こういったことであるとか、あるいは携帯電話の利用料についても減額される。よく知られているのはNHKの受信料、これも免除されるというようなこともあるのですが、よく見ると、意外と、これからでも手続して十分受けられるねというようなものもいくつも出ているのですね。ただ、その手続の方法などについては、関係する機関に相談してくださいとか、あるいは町の役場にというふうに書いてあります。実は、そういった点でいうと、まだまだ障がいを持っている方、障害等級も等級それぞれありますけれども、障がいを持った家族をお持ちの方や、あるいは障がい者自身、この中身をきちんと見て、これは今活用できないのだろうかということを判断する上では、役場の窓口に置くだけではちょっと足りないかなという気がするのです。私としては、やはりこのパンフレット、せっかく良いものをつくったわけですから、パンフレットを障がいのある方のためにも、あるいはその家族のためにも、広く普及するということが大事なのではないかと。障害者手帳を持っているか持っていないかにかかわらず、町内の、例えば病院や福祉施設、行政窓口に置いているということですけれども、あと公共施設のそういった町の案内を置いている箇所に何冊か置いておくとは、そういったようなことも含めて、もう少し普及に努めることができないだろうかということでちょっとお尋ねをしたいのですがいかがですか。

町の答え 健康福祉課長 高橋憲史

ただいま議員からご指摘いただいた部分でございますけれども、先ほど概要版について触れさせていただきましたけれども、その都度わかり得る範囲でまずは修正してまいりました。現在、改めて見直しを図っているところでございまして、ご意見を踏まえまして、手帳の区分や等級に応じまして容易に判別ができよう、まずはパンフレットの改善を図ってまいりたいと考えているところが1点でございます。また、新たなパンフレットが作成され次第、今ご指摘のございました町ホームページや役場等の窓口への備え付けだけではなくて、障害者手帳をお持ちでない方も含めまして、広く住民の皆様にお知らせするために、町内の病院や薬局、施設などにも当然のことながら設置していただけるように、今後については努めてまいりたいと思います。さらに、今後につきましては、これまでの取り組みに加えまして、地域の高齢者サロンの場にお伺いしての説明会ですとか、障がいをお持ちの方のための福祉事業を展開しております町内の社会福祉法人に対する改めてのご説明、さらには障がいをお持ちの方が勤めておられる町内の民間事業所にお伺いしてのご説明など、行政が地域や事業所に自ら赴きますことによりまして、より身近な相談者としてご理解いただけるような取り組みに努めてまいりたいと思います。以上です。

議員の質問 5番 立野広志

大変積極的に受け止めていただいて、これから各方面にこの活用について周知をしていきたいということであります。私、もう一つ、立派なものができているのですけれども、私は、障がいは特に持っていないのでぱらぱらっと見る程度ですが、障がいのお持ちの方は自分の障がい、自分の状態に合わせてどういう支援なり制度があるのかということを見るというか、1ページから全部のページを眺めるのではなくて、例えば障がいの程度に応じて、あるいは障がいの内容によって、ここはどうなっているのだろうということで見る方が意外といるというか、要は全部見れないのです。口取りをして、例えばここには目次があって、こうやって出ていますけれども、交通費の支援であったり、あるいは公共料金の支払いであったり、あるいは減額免除の制度、そういう障害に応じて、ここを調べたいというときにすぐ開けるような、そういう口取りと言いますか、そういったものをもうちょっと工夫していただければ引きやすいのではないかなというふうに実は思います。そんなことを、つくり方としてもここまでつくっていただいているし、つくった努力は非常に認めます。より使いやすい内容に、実際に見ていただいた方の声も聞きながら、どうやったらすぐ開いて見ることができるか、そういうことも含めて、ぜひ声を聞きながらつくり方も考えていただきたいというふうに思います。それで、障がい者の雇用について、次、伺いたいのですが、町職員としての雇用は国の基準に則って適正に実施されているでしょうかということと、就労機会の拡大に向かって、町内企業への働きかけとか、町で行う業務でも雇用の機会を増やすというようなことが第3次障がい者基本計画の中にも出ています。それに則って、どういう今状況なのかお伺いしたいと思います。

町の答え 総務部長 佐々木清志(総務部長は2020年3月まで)

ただいまのご質問で、洞爺湖町役場のことに関してでございます。法定雇用率という計算法がございまして、うちの職員に対しまして3人の雇用が必要となっております。洞爺湖町における雇用については、6月1日現在という国の基準がございまして、3人雇用している旨厚生労働省が所管しております室蘭職業安定所に報告されているところでございます。以上でございます。

町の答え 産業振興課長 田所昭博(産業振興課長は2020年12月まで)

就労機会の拡大と町内企業への働きかけということで、障がい者の方を労働として雇用した場合、雇用する事業主に対し障害者雇用納付金制度に基づく各種助成金がありますので、商工会と連携し、事業所等に制度の周知を行い、雇用機会がふえるよう取り組みをしたいと考えております。以上です。

議員の質問 5番 立野広志

障がい者の雇用率については、最近も全国的な大きな話題となりまして、実際に官公庁などについては、雇用率が法定雇用率を下回っているというような状況で指摘されています。今、特に地方公共団体は、2020年度末に2.6%ということになっているのですが、この2.6%というのは、先ほど町としては3名の雇用が必要だと言われておりましたが、これは非正規雇用も含めた比率で言っているのですか。それとも、正規雇用者だけなのでしょうか。そして、2.6%自体はもう達成しているということなのでしょうか。それから二つ目、就労機会の拡大に町内企業への働きかけ、行っていきますと聞こえたのですよね。行っていますではなくて、行っていきますと聞こえたのですが、これまでは町としてはこういった呼びかけは事業者に対して行っていたのでしょうか。もう一度確認させてください。

町の答え 総務部長 佐々木清志(総務部長は2020年3月まで)

ただいまのご質問でございますけれども、この計算方法には非正規は含まれておりません。それで、正職員の数で計算されているものでございます。また、議員おっしゃいます0.1を上げまして2.6になるのは、平成33年4月の引上げというふうに暫定期間で聞いておりまして、またこれを計算しまして、適切に対処していきたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。

町の答え 産業振興課長 田所昭博(産業振興課長は2020年12月まで)

町内事業者の雇用機会の増大ということで、商工会のほうと連携してその辺の周知を図って、そういう機会が増えるようにということで取り組んでまいりたいと思います。事業主への周知については、なかなか進んでいないところもありましたので、その辺の周知を商工会と連携して取り進めていきたいというふうに考えております。以上です。

議員の質問 5番 立野広志

職員の中での障がい者雇用率、これは正規の職員に限った話だということなのですが、正規の職員がどんどん減らされている中で、障がいを持った方の雇用があれば比率は高くなっていくということなのでしょうが、一般的には非正規も含めて全体の雇用者の中での障がい者の雇用率というふうに考えていかなければ、行政だけがそういう扱い、確かに制度的にはそうなのかもしれませんけれども、それでは決して十分行っているというふうに言えるのだろうかという気がします。ましてや、何回も言いますが、洞爺湖町としてもほかの町村と同じように、洞爺湖町地域福祉計画や障がい者基本計画、障がい者・児福祉計画の計画をもって取り組んでいる。その計画の中には障がい者の雇用拡大も含めて、こういうふうに書いてあるわけです。基本施策の1、就労支援の充実ということで、「障がい者雇用に対する理解促進を図るとともに、商工会等、企業等との連携により、障がいのある人の雇用機会の拡大に努めます。あわせて公共機関の雇用機会の確保に努めます。」といって、計画にしっかりと盛り込んでいるわけですよね。そのことを考えると、繰り返し民間事業者にも求めることも大事ですが、やはり自らがその法定雇用率を上回る障がい者の雇用に努めていくということが私は大事なのではないかと。せっかくつくった計画も、中身はあるけれども、実際に取り組みが十分ではないということの決してないようにしていただく必要があるのかなというふうに思います。それと、続いて、ちょっと時間がないので端折りますが、何点か伺いたいと思います。障がいを持った方々に対する発達障がい児・者への乳幼児期から学齢期、思春期、そして青年期、成人期に至るまでの医療や教育、就労など生活の各段階に応じて一貫した支援を進めていくことも大事だと思います。これも、障がい者計画の中にそのことが実は謳われているのですね。その点で、町としてはどういう取り組みをしているのかということや、もう一つ併せて聞きますね。ちょっと性格が違うのですが、公共施設とか公共交通機関、駅周辺やバス停留所などこういったところ、あるいは商業施設など利用の多い施設への、例えば点字ブロックの設置を進めることや、設置に当たっては、計画段階から障がい者の声を入れられるような関係機関の連携をとりながら整備する、このことも大事かと思います。いずれにしても、これらも町の計画の中に盛り込まれているのですよ。今、洞爺湖温泉の本通と、それから本町側も道路整備が行われていますけれども、特にそういう要所要所で、バス停であったり、駅前であったり、交差点の横断歩道の付近であったり、点字ブロック含めて、そういう障がいを持った方でもきちんとやっぱり障がいなく、それこそ安全に歩行ができる、そういう環境をつくるために道路整備を初め、そういう計画の中にしっかりと盛り込んでいくということも大事ではないのかなと思うのですが、その点ちょっと二つほど聞きましたけれども、お願いいたします。

町の答え 健康福祉課長 高橋憲史

ただいま議員のほうからございました生活の各段階に応じた一貫した支援に努めることといったところでございます。発達障がいをお持ちの方につきましては、乳幼児期、学齢期の養育等において当町の保健師や専門機関のコーディネーター、さらには児童相談所の専門員を通じまして必要な支援に努めますとともに、青年期以降におきましては、日常生活の困り事の相談に加えまして、就労にかかわる相談等さまざまな相談につきまして町内外の関係機関と連携の上支援に努めてきているところでございます。近年、障がいをお持ちの方が役場に、福祉サービスに係る相談に訪れた際、相談内容も多種多様となってきております。専門的な知識に加えまして、近隣市町で各種障害福祉事業を展開している事業所との連携などが強く求められてきておりますことから、相談機能の充実対策として、障がいをお持ちの方のための福祉事業を展開している町内の社会福祉法人にその一部を委託いたしまして、困難事例が生じた場合には一緒に問題解決に向けて取り組むこととしているところでございます。今後におきましても、町内外の支援事業所に加えまして、地域包括支援センターや社会福祉協議会、ボランティアセンター等ともさらなる連携強化を図りますとともに、障害者自立支援協議会における有識者からのご意見もいただきながら、今後必要とされる障がい者福祉について十分に研究協議をしながら、また他市町村の動向ですとか財政当局とも協議を図りながら、障がいをお持ちの方が不安を抱えることなく、安心・安全に暮らすことのできるまちづくりに努めてまいりたいと考えているところでございます。以上です。

町の答え 経済部長 八反田稔(経済部長は2020年3月まで)

高齢者、それから障がい者対策の建物のほうでございますが、建物につきましては、議員もご承知かと思いますが、バリアフリー法や、それから建築基準法、それから北海道福祉のまちづくり条例というのがございまして、そういう各種基準におきまして、それに則って公共施設の新しくつくる部分については対応させていただいているところでもございます。また、道路の関係でございますが、道路につきましては、平成25年に町において洞爺湖町高齢者、障害者等の移動の円滑化の促進に係る道路構造に関する基準を定める条例、そういう条例を定めさせていただきまして、高齢者や障がい者の移動等に関する促進の法定に基づきまして、新しい道路はそれによってつくっているという状況でございます。近年では、海岸通等々の交差点のところにも点字ブロックを施工させていただいたり、国道においては点字ブロックが現在もあるところでございます。また、来年になりますけれども、洞爺湖温泉大通り線におきまして、インターロッキングの改修工事もございますので、それもやはり高齢者、それから障がい者の方々に使いやすいということも兼ねて、今回実施設計をさせていただいているところでございます。以上でございます。

議員の質問 5番 立野広志

きめ細かな障がい者、障がい児への対応支援というのが必要なのですが、例えばその中で、発達障がいの疑いがある場合の相談体制の整備であったり、あるいは個別の教育支援計画、それから個別の指導計画などの作成も計画の中では義務付けております。教育にかかわることもあるし、福祉にかかわることもある。いずれにしても、小さいうちから障がいをお持ちの方がこれまでどのような教育支援を受けてきたのか。そして、そういう障がいに合わせて教育なり支援を行うことで、その障がいの課題を少しずつ軽減していくことができるということはもう既に明らかなわけですから、そういういわば障がい者のカルテのようなものをしっかりと町のほうでも管理整備して、そしてその方その方に合わせた対応をしていくことが大事だと思うのですね。そういうことをぜひこういった個別の教育支援計画であったり、個別の指導計画などを満遍なくやっぱりつくりながら、それを各関係者、支援する団体や専門家の皆さんがそれに基づいて対応されるということも大事なのかなと。学校の中ではそういう支援学級含めて先生方がそういったものをつくりながらやっているのですけれども、学校を出てしまうとそういうことが意外と生かされないで社会の中で苦労するということもあるようです。ですから、そこをやっぱりカバーするのは行政の役割だろうと思うのですね。ですから、そういうことをぜひ進めていただきたいと思います。それから、公共施設とか公共交通機関でのバリアフリー、障がい者対応というのは当然のことでありますが、財政的な面や、あるいは許認可の関係があったりで、なかなか十分に対応し切れないという場合もありよね。そういう中でも関係者、特に障がいを持っている方々やそういう関係団体の声も聞きながら設計、施工をしていただきたいと思うのですね。実際に利用するのはそういう方々ですから、つくったけれども、実は非常に使い勝手が悪くて、せっかくつくったものが有効に活用できないという場合も時としてあります。ですから、当然そういうことのないように、やはり当時者の方々の声も聞きながら、計画に反映していただきたいというふうに思うのですが、その点で、両方の意見について言いましたが、どうでしょうか。

町の答え 教育次長 天野英樹

まず、教育の関係でございます。障がいをお持ちの方の学校での支援計画等、議員おっしゃったとおり、各個別に支援計画をつくるということで、その子に合わせた緩い教育、学校生活を送れるということで家庭の保護者と協力してそれをつくって、相互の理解の基に学校教育を進めるということで今やっている状況。それから、当然保育所にも入ってきますので、教育支援委員会というものがございまして、お子様が3歳、4歳になってきますとある程度わかってきますので、保護者が不安で、例えば何かこういうところが気になるということでご相談があった場合については、伊達の高等養護学校の先生だとか、専門の方々、それから保健師等が保育時間にそのお子様の様子を見て、どういう状況であるかをしっかり見極めた上で、その後保護者とお話をして、例えば伊達高等養護学校なり、専門機関にご相談をしたほうが良いですよというような形で今進めている現状ということ。それから、生まれてからずっとその子の成育ということで、成育がわかるように生後7カ月たったときに健診時に「すくすく」のファイルをつくってございます。ということは、生まれてからずっとその子のものを保護者の方に書いていただいて、例えば病院にかかったときだとか、いろいろなものをつくって記録をしてもらうと。それをお渡しして、それが保育所が終わった後に小学校にも引き継ぎができるような形、当然保護者の同意は要りますけれども、そんな形で成育をしっかり見守ろうということで今そういうことをつくって進めてございますので、関係機関と協力して、一人一人に合った子育ての支援ができるような体制で進めている状況でございます。

町の答え 経済部長 八反田稔(経済部長は2020年3月まで)

改めて公共施設等々の障がい者に対する考え方だと思うのですが、私どもは設計の段階で、先ほど申し上げた基準があって、それに基づいて設計、それから工事に携わっているところでございますけれども、やはりその方々によっては、右に力が入らない、左しか使えないとか、いろいろな方々がいらっしゃると、その方に合わせてということにはならないかもしれませんけれども、なるべくそういう形で、立野議員が言われるように、いろいろな関係機関からお話をいただきながら進めさせていただきたいと思います。それは新しくつくったものではなくて、今ある既存の施設においても意見をいただきながら一番使いやすいような形のものを進めていく考えでいきたいと考えております。それから、道路の関係でございますが、道路も先ほど申し上げたとおりでございますけれども、町の職員として、月に1回程度でございますけれどもパトロールを実施して、支障があるようなところは改善に向けて進めているところでございますけれども、その中でいろいろな、ここの段差があるよとか、ここは歩きにくいよと、いろいろな話をいただけますので、それはやはり普通の方でなくて、障がい者の方はもっと大変だなと思いますので、そういうものはきちっとその場で現地を確認させていただいて、対応させていただくように今後も進めていきたいと思います。以上でございます。

議員の質問 5番 立野広志

時間がだんだんなくなってきたので、わかりました。この件についてはまだ言いたいことがあるのですが、最後に障がい者の対応として、障がい者に対する交通費補助について、近隣自治体並みの補助を行うということをぜひ求めたいと思います。結論から言いますと、今、交通費補助というと、JRであるとか、あるいはタクシーであるとか、あるいは飛行機代であるとか、それぞれ現在の基準でもないわけでありません。ただ、それはあくまでも障害者の等級、1級、2級程度に限られた内容でありますし、あるいは1割程度、確か高速料金は半額だったかな、というふうに割合の限度もあります。そういったことではなくて、実は伊達市などもそうですが、福祉タクシー・燃料併用助成金制度というのを実施しています。これは、市内に居住する心身に重い障がいがある方の外出を支援するということで、タクシー運賃や、本人か介護の方が運転する自家用車へのガソリンとか軽油の支払いに使用できる助成券で、年間6,000円支給されるということになっています。特に対象は身体障害者手帳をお持ちの1、2級、あるいは療育手帳のA判定、精神障害保健福祉手帳の1級に該当の方だというふうに言われています。少しずつこういう対応が全道的にも広がっているのですが、大きな町でいえば、札幌市などもそうです。札幌市などは外出のきっかけづくりに障がいのある方に交通費の一部を助成するということで、あれだけ交通機関が発達している都市でも、そういう交通費のための、いわゆる年間4万8,000円を限度にして市内の公共交通機関や、あるいは乗車券、そしてサピカカード、タクシー券、福祉車両の燃料券などに使うことができるというふうに言われています。洞爺湖町の場合でも、障がいをお持ちで病院に通うのに地元の病院では診察が難しい、あるいは治療ができないという場合に、室蘭、あるいは遠く札幌まで治療に行かれる方もおいでになると聞いています。そういう方々のやはり交通費等の助成を町として積極的に取り組んでいくということが必要かなと思っています。ますますそういう障がいがあったり高齢になっていくと、どうしても病院に通うにしても買い物するにしても不便が生じてきます。そうすると、どんどんと都市部にそういう人たちが移っていくということもありますし、若い人が出ていくだけではなくて、そういう方々もどんどんと町から転出していくということにもなるわけで、例えばそういう方々もこの町で必要な生活のための対応を行政側として取り組んでいくということが大事なのかなというふうに思うのですが、きょう言ったからすぐやれということにはならないと思いますけれども、ぜひその点についても町としても検討していただきたいと思うのですがいかがですか。

町の答え 健康福祉課長 高橋憲史

ただいまの質問でございますけれども、まず、近隣市町の重度障がい者助成の実施状況についてでございますけれども、胆振管内におきましては、伊達市、室蘭市、登別市、白老町、苫小牧市において実施されているということでございます。先ほど議員のほうからご説明いただきましたけれども、伊達市のほうに状況を確認いたしましたところ、重度障がい者と言われる方がここの対象でございまして、昨年度の実績によりますと、重度障害者手帳交付対象者1,228人中647人が交付を受けられまして、約387万円の費用で実施したと伺っているところでございます。なお、各市町におけます財源でございますけれども、単費により実施しているといったものでございました。洞爺湖町における各障害者手帳所持者についてでございますが、8月末現在での人数となりますけれども、身障者手帳は594名、療育手帳が93名、精神障害者手帳50名ということでございまして、延べ676名となっているところでございます。そのうち伊達市と同様に身体、知的、精神手帳の各重度障がいの方を対象といたします場合は、身障者手帳が258名、療育手帳が32名、精神手帳1名で、延べ291名となるところでございます。これに対します北海道の補助に関してでございますけれども、北海道地域づくり総合交付金の対象となるものではございますけれども、重度の身体障害者手帳の所持者に限定されているということでございまして、タクシー料金助成分の2分の1の補助制度でございますけれども、1市町村当たり3年間が期限とされておりますことから、事業の導入に当たりましては、3年経過後におけます財源確保を考慮した中で、障害者自立支援協議会における有識者の方々からのご意見もいただきながら協議を進めてまいりたいと考えているところでございます。以上です。

議員の質問 5番 立野広志

今日取り上げてすぐやるとは言わないだろうと思っていますから、ぜひこれをきっかけにして検討、協議を進めていただきたいというふうに思います。最後の質問をしたいと思います。景観条例、景観計画の策定手法について、行政報告もいただいておりますから行政側としては内々で検討しているということで、今度、補正も出てコンサルタントに委託をするということなのですが、私が一番心配しているのは、町民の総意で計画をつくり上げるということが大事なのですが、コンサルタントに何を依頼するのか。そして、その中身はということでまた説明をいただくとかなり時間がかかりそうなので、その辺は割愛しますが、私が懸念するのは、この町にとってそれぞれ景観をどう保全するのか、住民にとってこの地域の景観のあり方、そしてどう保全するかというのは住民自身がやっぱり考えていかなければならないのだろうなと思うのです。どうしても関係してコンサルタントに委託すると、専門業者とはいえ、どこの町でも景観計画をつくっている業者かもしれません。そうすると、たまたま洞爺湖町に合わせた文言は入るかもしれないけれども、本当に町民が望んだ形での景観の計画素案になるのかどうか、非常にそこが心配されることであります。その点で、はっきり言って、コンサルタントへの委託内容とか、どんな仕様書なのか。そして、そのコンサルタントはその後計画にどうかかわっていくのか。ちょっとこれはほかの議員の方にも資料として出していただければなと思ってはいるのです。ぜひその辺を示していただきたいと。町民の総意でもってこれをつくり上げていくということになりますと、庁舎内だけの検討だけではなくて、まちづくりそのものにかかわる大きな問題だと思います。教育や、あるいは福祉や、また産業にもかかわる問題。ですから、今担当が建設課でやっていますよね。部長は能力があるから全分野にわたって検討できるのかもしれませんけれども、これはむしろ庁舎の中のそれぞれの分野の方々が集まってこの町の将来のあり方、地域をどうつくっていくのか、どう守っていくのかということを、一つは庁舎としての庁舎内、役場内での検討をしっかり進めながら、今度は町民の意向も反映して取り組んでいくということだと思うのです。その辺の流れを説明いただけないでしょうかね。コンサルタントが入ってくると、どうしても業者任せになってくるのではないかという心配があるものですから、ぜひその辺の決意も含めて、欲をいえば、町長にお答えいただきたいと思います。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

何回も庁内で検討いただいております景観条例でございますけれども、ともかく、町で今それぞれの所管で持っているところでどういうふうなものが景観条例の中に盛り込まれるのか。今、経済部長をまず先頭として、いろいろな関係する課、これをプロジェクトとして立ち上げさせてもらいました。平成31年4月です。ここには、今、副町長を委員長として総務部長、経済部長、そしてジオパーク、あるいは経済部参与、洞爺総合支所長、教育次長、企画防災課長、税務財政課長、それから建設課長、社会教育課長、いろいろな課から声を吸い上げて、そして、例えば高さをどのくらいにしたらいいのだ、それから私どもの町には本町地区に高砂入江貝塚があると、その周辺の関係、そして、それが本町地区においてどういうふうな状況になるのか。産業、あるいは教育、いろいろな分野から役場の中で検討をしていただきました。いよいよその検討のたたき台になるものが今度、町の有識者、あるいは地域住民の方々を交えた検討会に移ろうと。そして、そこで出てきた素案、町の考え方、それを業者のほうに委託しようと。委託業者が全部それを丸投げで受けるのではなくて、逐次、町の行政部門もその中に入っていくというふうな形の、できれば私どもの考え方が反映されるような景観条例を整備していきたい。ただ、ある意味、長い時間をかけてやれるものではないなというふうに思っております。早くに整備をしてと。今そのスケジュールもいろいろ定めていただいているようですので、後で日程表を議員の皆様にもお知らせしていきたいなというふうに思っておりまして、今まで何回か役場の中で打ち合わせをやらせて、私が中に入っていくとまた私の意見が多くなったら困るので、担当課長、あるいは担当部長のほうでいろいろ揉んでもらいました。それを最終的にはまた見せていただきますけれども、町の考え方として、それを今度有識者会議、あるいは町内の方々の住民会議みたいなものを設けて揉んでもらったものをそこで素案をつくって、それを業者のほうに発注していきたいと。それも逐次業者のほうのチェックを行政でやらせてもらう。なるべく早い時期に景観条例を制定してまいりたい。今そういうつもりで作業を進めているところでございます。

議員の質問 5番 立野広志

そうすると、私も今聞いてわかったのですが、コンサルタント業者への委託というのは、あくまでも町の有識者を集めて検討した結果を踏まえてコンサルタントの事業者に発注するということなのですね。私はその逆かと思っていたものですから、それではちょっと町の意向がどう反映していくのかというのは非常に心配だったわけです。いずれにしても、そうすると、町民を含めた有識者の会議は、当然早い時期に立ち上げていくのでしょうけれども、今回補正予算でコンサルタントへの委託が出ていますから、そうすると、これは実際にはどういうふうに、今もう募集をして、いつ頃までにこれをまとめてということになるのでしょうか。その辺簡単に行程だけ教えてください。

町の答え 経済部長 八反田稔(経済部長は2020年3月まで)

主な景観計画の流れと言いましょうか、スケジュールをちょっと報告させていただきます。現在、先ほど町長から答弁があったように、計画案、骨子案を庁内で、それも職員の中でいろいろ喧々諤々ではないですけれども、そういう形で進めさせていただいております。その後、計画の素案の検討も庁内検討委員会で素案のたたき台をつくらせていただいて、その後に、先ほどから言われています町民も入っていただいた策定委員会で素案のたたき台を提示するような形で考えております。それが本年度中の計画でございます。その後、来年3月までに素案の作成まで、たたき台を素案としての形としていきたいという考えでございます。その中で素案のパブリックコメントもその後やっていきたいと考えてございますので、そこら辺タイトなスケジュールにはなるのですが、そういう形で進めていきたいのと、設計事務所のコンサルの話でございますが、それは素案の作成段階に我々がある程度言葉等図面をまとめた段階で、そこから入っていただこうとは思っております。コンサルタントの話を若干私から補足説明、時間……。そうしたら後日にしたいと思います。以上です。

議員の質問 5番 立野広志

わかりました。ちょっとわからない面もあるのですが、いずれにしても、まちづくり、地域の方向性を決める大事な中身だということは、もう十分認識されていると思います。庁内の検討だけではなくて、産業や教育、住民生活など総合的な視点での検討が必要ではないかと。そういう意味で、そのことを大事にして、これからの計画づくりを進めていきたいと思います。あとは補正予算の中でちょっとお聞きしたいと思います。以上で、私の一般質問を終わります。

出典:洞爺湖町議会 令和元年9月会議 2019年9月10日 議事録 PDF(30ページ) 間違いを知らせる