みんなの議会

洞爺湖町議会 平成30年12月会議 2018年12月10日

副読本の全児童生徒への無償配付について

2018年12月10日、洞爺湖町議会の一般質問で、立野広志議員が「副読本の全児童生徒への無償配付について」質問し、教育次長 天野英樹、副町長 森寿浩、町長 真屋敏春が答えました。

聞いた人
立野広志 議員
答えた人
教育次長 天野英樹、副町長 森寿浩、町長 真屋敏春

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 6番 立野広志

次、3点目ですが、副読本の全児童生徒への無償配付について伺います。まず最初に、副読本の役割とか教科用図書、教科書以外の小中学校において授業で使用されることを目的として発行された図書、これらがどういうものがあるのかということについてちょっと伺っておきたいと思います。

町の答え 教育次長 天野英樹

近年のものでお答えをいたしますが、教育委員会では平成27年4月に小学生3、4年生用社会科副読本「とうやこ」の改定版300部を作成し、各学校に配付して活用していただいています。それから、教育委員会から副読本以外にでも配っているものがございますので、それもお話しをさせていただきます。まず一つ目ですが、平成23年10月に「家庭学習のしかた」ということで、これは中学生版ということで全保護者、家庭へ配付してございます。二つ目でございますが、平成24年12月に「読書は心の栄養です」と題する読書推進に関するパンフレットを作成し、全保護者、家庭へ配付してございます。次に、平成25年3月に「家庭学習のしかた」、これは一部変更版でございますけれども、全保護者、家庭へ配付してございます。四つ目でございます。ジオパーク推進課と連携し、ジオパークに関する資料を平成27年から小学校3年生以上を対象として町内小中高等学校へ配付をしているところでございます。配付資料でございますけれども、「時間旅行」それから「おたから」、「11年前の上の一日」、「ジオパークマガジン」となっています。このほかに、教育委員会以外から副読本等でございますけれども、一つ目でございます。道徳の教科用の小中学校全学年で「私たちの道徳」、これは旧冊子名「心のノート」でございます。これは文部科学省が発行でありますが、小学校においては平成30年度から教科化されたことにより、本年度からなくなっているところでございます。それから、中学校においては平成31年度から教科化されることから、本年度使用が終了する見込みということになってございます。このほかに、有珠山火山防災教育副読本として2冊発行されてございます。一つ目が「火の山のひびき」これは小学生版でございます。2003年、平成15年3月に有珠火山防災教育副読本作成検討会が作成・発行し、当時町内小学校に配付されてございます。それから二つ目、「火の山のかなで」、これは中学生版でございます。2004年、平成16年小学校版の翌年でございますが3月に、同じく有珠火山防災教育副読本作成検討会が作成・発行し、町内の小中学校に配付されてございます。また、配付部数、正式な記録に残ってございませんので、正式にはわかりませんが、発行当時1,000部作成され、伊達市、それから合併前の虻田町及び壮瞥町の小学校5、6年生に配付されたようでございます。また、5、6年前に教育委員会から再度、これらにつきましては町内の小中学校に20冊程度配付したところでございます。以上でございます。

議員の質問 6番 立野広志

今回、この副読本について質問をした理由は、特に今、最初に説明をされた3、4年生向けの社会科副読本「とうやこ」ということについて、ちょっとこういうやり方はどうなのかなということがあったものですから質問させていただいたわけですが、そのほかに今、さまざまな平成23年度から27年度、そして30年度も含めてですか、それぞれ副読本と思われる、あるいは言われるような冊子が配付されているのですが、まず聞きたいのですけれども、どの副読本もその対象となる年度の学年については、それを参考資料として学習しているのですよね。全て使っているかどうかはわかりませんよ。実際に使っていないなというのは、実は私も聞いていますけれども、例えばこの社会科副読本、これ教育長からいただきました。あまり部数がないそうですから。それで、これ教育委員会ではじっくり見たでしょう。何が書いてあるかと言ったら、副読本の発行に当たってと最後のほうに、当時の編集委員長の方のお話があるのですが、平成18年3月に旧虻田町と旧洞爺村が合併して、皆さんが住んでいる洞爺湖町が誕生しました。それに合わせて平成20年に社会科の副読本「とうやこ」も発行され、たくさんの児童の皆さんが「とうやこ」で学習し、郷土のすばらしさを理解し、郷土への愛情を深めていったことだろうと思います。洞爺湖町が誕生して10年近く経ち、これは27年の話ですね。10年近くが経ち、町の様子も随分変化してきたものがあります。そこで今回の改定で次の三つの点を中心に編集を進めましたということで、写真とか資料も新しくしたとか、文章表現も小学生にわかりやすくしたなどと書いてあります。私が一番感動したのは、この2ページですね、これは「とうやこ」と書いた次のページには、洞爺湖町町章というのがあって、町章の意味、それから洞爺湖町町民憲章というのが載っています。残念ながら非核平和の町宣言は載っていないですけれどもね。それにしても、これ私が言いたいのは、この冊子が27年に出ました。その前に出たのが平成20年です。20年から27年の間に、新たに印刷して発行したことがあるでしょうか。

町の答え 教育次長 天野英樹

一応でお答えしますが、多分出ていないと思います。この改定まで出ていないと思います。

議員の質問 6番 立野広志

実は、良いことを書いてあるというより、私たちも見返したら本当に洞爺湖町の歴史、合併する前の洞爺村の開拓の歴史、虻田の歴史、それが本当に小学生レベルでわかりやすく書いてあるのです、写真も入って。これは町にとってみると歴史書なのですよ。町のことを知る上で非常に大事だ。それが学習する学年で3年、4年生。それも、一度平成20年のときに発行して、27年で発行して、その当時の子供たちは新しい本を手にします。ところが、その副読本は持ち帰ってはならない。学校に保管しておかなければいけないのです。そして、次の学年が学ぶときにまた使うのです。だから、最初にもらった子供たちが、中にいろいろメモ書きしたりしたら、次の学年の子供たちもそのメモも一緒に見なければいけない。ぼろぼろになって7年間使い続けるわけです。先生方もそうなのです。先生方にも毎年配られるわけではない。だから、せっかく洞爺湖町の、この最後に郷土に対する、町に対する愛着、郷土のすばらしさ、歴史文化、こういったものを家に帰ったって、これは親が見たっておもしろいのですよ。読みやすいし、写真も出ているし。ああ、こんなことがあったのだなと。ああ、旧洞爺村はこういう村だったのだなというようなことがわかるのに、なぜ使い回ししなくてはいけないのだと。教科書なら学年ごとに買うではないですか。学年ごとに買って家庭に持ち帰って、宿題もするでしょう。ところが、せっかくこの大事な洞爺湖町の歴史、文化、産業、産業の成り立ちも書いてあります。ジオパークも書いてあります。課長もこれ見ましたか。非常に詳しく書いていますよ、噴火の様子とか写真入りで。こういうものがせっかくあるのに、なぜ毎年該当する学年に、全校生徒に出せと言っているのではないですよ。学習する3年生、4年生にせめて新しいのを渡して、一人一人に配付して持ち帰って、そして見返す。その子供たちが学校を卒業しても捨てない限り家にあるわけですよ。親も見る。そしたら、うちの町はこういう町だったよということも繰り返して見ると、こんなに自然豊かで産業もいろいろあって、こういう苦労をして町を開いてきたのだというのが子供たちにとってみても振り返ることができると。私は本当に残念だと。町民憲章の説明も出ているし、洞爺湖町の町章の意味も書いてある。大人の人に聞いたって、この町民憲章は今何ですかといったって、まともに答える人は多分いないですよ。成人式のときにちょっと配られるくらいかな。そういう意味で言うと、けちけちしないで、教育委員会は町に対して予算を要望して、毎年3年生、4年生のクラスには必ず配付してほしい。これもそうですし、先ほど言ったほかの副読本についても学校にさえあれば良いのだではないのですよ。学校で学ぶときに、子供たちにとってみると見返すこともできる。そして、持ち帰って、親も含めて一緒に眺めて、時には親御さんも「ああ、ここね。私も知っているよ」と、子供に教えることだってできるかもしれません。実はもともと私はここの洞爺村の財田というところに生まれたのだよとかいう話ができるかもしれませんよ。財田ってそういうところだったのだと、だからこういうせっかく良いものをつくっているのに、なぜそれが使い回しになって子供たちに配られないのか。ぜひ、私教育委員会は町に対して予算要求してほしい。だめだというなら、私が町長に直接聞きますよ。どうですか。

町の答え 教育次長 天野英樹

なぜ配らないかという話なのですが、冒頭お話ししたとおり小学校3、4年生の社会科という特定の教科の副読本ということで、使用学年が限られているということから学校管理として3、4年生用の人数プラス予備として数冊、それをプラスして学校で無償で配付したということでございます。多分、それは今も同じでございますので、その当時27年発行したときに、その後毎年ではございませんので、学習時に児童に配付して使用したらまた使用後は回収ということで、という方法で使用していただいているというのが実態ということでございます。それで、そういうことである程度、手でお持ちになっていますので、ある程度良い紙を使っているので、相当年数使えるだろうということで、そんなことで毎年それぞれ個人に配付しないで学年限定ということで、そんなことで配付をしていたということでございます。

議員の質問 6番 立野広志

教育委員会はやる気がないそうです。町長、どうですか。

町の答え 副町長 森寿浩(副町長は2019年9月まで)

教育関係のお話でございますけれども、議員のおっしゃっていることも理解はできるというところがございます。ただ、今までの考え方がございますので、教育委員会とちょっと協議をしたいというふうには思います。

議員の質問 6番 立野広志

どうも煮え切れないね。紙の質は良いのだよ。実はこれ、教科書と同じような紙質ですよ。私は毎回教科書の検定、ここの奥の部屋でやっていますから見ています。社会科のやつも見ます。特に戦争の表記をどうしているかなというのを見るのですけれども、教科書と同じではないですか。副読本って1から10まで、これは何ページあるのかな。ページ数を見ると歴史も出ているのであれなのですが、100ページほどあります。この副読本の学習を100ページ全部はしていません、生徒は。ほんの数ページです。ほんの数ページしか見ていないのですよ。3年生、4年生が学習するから、その学年に応じて学校で持ち回っている、使い回ししている、私はそんなの絶対認めませんよ。これは単なる教科書ではないのです。数学や国語などと違って、例えばそれは見返すこともあるでしょう。でも、これは町の歴史書ですよ。小学生版町史、そうではないですか。これを小さいうちからきちんと知ってもらうこと、そのことが町に対する愛着が生まれる、町の歴史を知る。どんな苦労をして先人がこの町を切り開いたのかということを知ることができるのではないですか。だからこそ私は、それはお金の問題はあるかもしれない。だけども大事なことですよ。ここに何て書いているかわかります。町民憲章の前文、「私たちは、美しい洞爺湖、みのり多き大地、さち豊かな内浦湾にいだかれた洞爺湖町の町民です。恵まれた環境と先人の偉業を受けつぎ、洞爺湖町民としての誇りをもち、豊かで美しく幸せな未来を築きます。」とすごく良いことが書いてあるのですよ。そして、本文がありまして、これを本当にしっかりと子供たちには受け継いでいきたい。受け継ぐ責任が大人には僕はあると思うのです。教育委員会にも町にも。ぜひ新年度に向けて配っていただきたい。そして、3、4年生でこれをみんなが、はっきり言ってメモしたものを見るなどということがないように、自分の宝として持っていられるようにしてほしいと思うのですが、最後、町長どうですか。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

今のその「とうやこ」副読本、非常にためになる本だと自信を持っております。それで、財源的なものは知恵を出し合えば何とかなるのかなというふうに思いますので、前向きに教育委員会のほうと協議をしていってまいりたいというふうに思っております。

議員の質問 6番 立野広志

すみません、教育長差し置いて言いましたけれども、前向きに検討していただけるということですので、ぜひそのほかの副読本についてもありますので、それらも含めて検討していただくことをお願いをしまして、私の質問を終わります。

出典:洞爺湖町議会 平成30年12月会議 2018年12月10日 議事録 PDF(65ページ) 間違いを知らせる