みんなの議会

洞爺湖町議会 平成29年12月会議 2017年12月11日

新年度における国民健康保険と、また、介護保険の保険料率の見通しについて

2017年12月11日、洞爺湖町議会の一般質問で、立野広志議員が「新年度における国民健康保険と、また、介護保険の保険料率の見通しについて」質問し、住民課長 山本隆、税務財政課長 佐藤久志、町長 真屋敏春、健康福祉課長 皆見亨が答えました。

聞いた人
立野広志 議員
答えた人
住民課長 山本隆、税務財政課長 佐藤久志、町長 真屋敏春、健康福祉課長 皆見亨

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 6番 立野広志

6番、立野広志でございます。それでは、これから一般質問を行います。初め、1件目に、新年度における国民健康保険と、また、介護保険の保険料率の見通しについてということで、まず1件目、質問させていただきたいと思います。今、安倍政権のもとで、社会保障制度を高齢者中心から全世帯型へと転換するとして、現役世代を含む社会保障の負担増と給付削減を、これまでも、そしてこれからも進めると、こういう方針が出されています。この5年間でも、社会保障の負担増や給付減は6兆5,000億円にも上っております。そのもとで、国民健康保険の都道府県化は、2015年にこの政権が強行した医療保険改悪法と私たちは言っていますが、この柱の一つです。1961年開始の国民健康保険の歴史の中で、かつてない大改変です。新制度でも、市町村が国保料を決めたり徴収したりする点では現在と変わりません。大きく変わるのは、都道府県が国保財政を一括して管理するということです。市町村に負担させる金額を決めたり、それを上納させたりする仕組みなどを通じて、国保に係る公的医療費を抑え込む役割を都道府県に担わせようというのがこのねらいです。この制度の変更が、住民の負担する国保税の金額に大きな影響を与えることになります。市町村が国保税を決めるのに際して、今度は都道府県が標準保険料率を目安として示します。それは強制ではないという建前ですけれども、市町村には圧力として働いていきます。これまでも国保料、国保税の住民負担を軽減するために、それぞれの市町村が独自に実施してきた財政措置などを、今度は都道府県が住民を優遇し過ぎていると問題視して、軽減措置を事実上やめさせる指導をする、こういう事態をも招きかねません。来年度からの国民健康保険の都道府県化に向けて、北海道は11月に厚労省の指針、これは10月23日に出たものですが、これに基づいて、市町村の納付金などの試算、秋の算定と言われていますが、これを市町村に示しています。北海道の公表した試算を見ると、一般会計からの法定外繰り入れなどを反映していないために、多くの市町村では法定外繰り入れで軽減している現在の保険料と比べても大幅に値上げになる試算になっています。一方で、国は都道府県化に伴う保険料の急激な引き上げによる混乱を避けるよう求めておりまして、国保実務として10月2日には厚労省が、30年度に関しては、つまり来年度に関しては、被保険者一人一人が受け入れられる保険料負担という観点から、法定外繰り入れのほかに、財政責任の一端を担う市町村の立場で、激変を生じないよう配慮を求めると、こんなことが示されたようでありますけれども、あくまでもこれは暫定的な措置というふうになっています。そこで伺うわけですが、この2018年度から始まる国保都道府県化で、洞爺湖町の保険料はどのようになっていくのか、このことについて、まず端的にお答えをいただきたいと思います。

町の答え 住民課長 山本隆(住民課長は2019年3月まで)

2018年から始まる国保都道府県化で洞爺湖町の保険料はどうなるのかというご質問でございます。今、来年4月からの国民健康保険の都道府県単位化の開始に備えまして、現在、新年度予算の編成準備を進めているところでございますが、新年度に向けた保険税の積算につきましては、北海道から示されました国保事業費納付金の概算額の基礎となります国保標準保険税率については、参考とはさせていただきますけれども、平成30年度につきましては、町の現行保険税率を用いまして、従来どおりの所得割、資産割、均等割、平等割の4方式による算定を行い、新年度予算を編成したいと考えているところでございます。

議員の質問 6番 立野広志

30年度については現行どおりの保険料率で推移すると。そうなると、保険料率の引き上げは行わないということですね。

町の答え 住民課長 山本隆(住民課長は2019年3月まで)

30年度については現行の保険税率を用いて算定をさせていただきたいと思っています。

議員の質問 6番 立野広志

それでは、北海道が第3回仮算定、保険料試算というのは公表しなかったのですが、この本算定の概算を11月27日に道議会の委員会に公表しましたけれども、その中身は承知していますか。

町の答え 住民課長 山本隆(住民課長は2019年3月まで)

北海道が11月27日の北海道議会保健福祉委員会において公表いたしました平成30年度国保事業費納付金概算額及び保険料収納必要額等については把握しているところでございます。

議員の質問 6番 立野広志

できれば、その中で洞爺湖町についてはこの試算によればどのくらいの保険料になるのか、現行から比べてどうなるかということを比較したことありますか。

町の答え 住民課長 山本隆(住民課長は2019年3月まで)

一応北海道の標準税率と洞爺湖町の国保の今の税率を比較いたしまして、ちょっと試算をした部分がございますので、そちらのほうをちょっとご紹介させていただきたいと思います。まず、北海道が今回示した税率でございますけれども、道が示した標準税率では、所得割、均等割、平等割の3方式での税率設定となってございます。税率でございますが、医療分では所得割が7.16%、均等割が3万1,945円、平等割額が2万2,143円、次に、後期高齢者支援金分の所得割でございますが、2.34%、均等割額が1万434円、平等割額が7,232円となってございます。次に、介護給付金分でございますが、所得割が2.09%、均等割額が1万3,519円、平等割額が6,223円となってございます。現行の町税率と比較いたしますと、医療分の所得割で1.54%の減、資産割は3方式のため皆減、均等割額が1万5,945円の増、平等割額が2,857円の減、後期高齢者支援金分につきましては、所得割が0.34%の増、資産割は皆減、均等割額6,434円の増、平等割額が1,232円の増、介護給付金分では、所得割0.99%の増、資産割は皆減、均等割9,019円の増、平等割額1,723円の増となり、総じて応益部分の税額が上がる形となってございます。以上でございます。

議員の質問 6番 立野広志

つまり、応能ではなくて応益ということですよね。実際にこれまで所得の少ない人たちに対しても、町としても、特に国保加入者というのは非常に所得の少ない人たちが多く加入しています。ときにはそういう所得のない、収入も含めてですが、ない方々が入らざるを得ない、そういう保険制度ですから、今、北海道が示した指針でいうと、実際にこれまでの保険料から比べて、平均的に幾らぐらいの保険料が下がるのか、上がるのか、そのところまで、実際に保険税に換算した場合に、標準となる保険税の料金がどのくらいになるのかということまで出していますか。

町の答え 住民課長 山本隆(住民課長は2019年3月まで)

モデルケースでちょっと試算した部分がございますので、そちらのほうをちょっとご説明させていただきます。まず、モデルの一つとして、夫婦2人世帯で夫の給与収入のみ、資産はなしと設定した場合の試算でございます。まず初めに、7割軽減世帯の場合、現行税率による資産額2万5,300円、道標準税率での試算額は4万4,100円で、1万8,800円の増。次に、5割軽減世帯の場合、現行税率ですと10万5,800円、道の標準税率では13万6,100円となり、3万300円の増。次に、2割軽減世帯の場合、現行税率では18万3,100円、道標準税率では23万1,300円となり、4万8,200円の増。次に、所得234万円世帯の場合、現行税率では32万5,000円、道標準税率では37万9,100円となり、5万8,600円ほどの税額が増加するとの試算結果となってございます。もう一つ、モデルの二つ目としまして、夫婦2人世帯、夫の年金収入のみ、資産なしと設定した場合の試算でございます。7割軽減世帯の場合、現行税率では2万1,300円、道標準税率では3万4,200円となり、1万2,900円の増。次に、5割軽減世帯の場合、現行税率では9万3,200円、道の示した標準税率では10万8,200円で、1万5,000円の増。2割軽減世帯の場合、現行税率では16万1,600円、道標準税率では18万4,300円で、2万2,700円の増となる試算結果となってございます。

議員の質問 6番 立野広志

今、標準世帯での比較を説明いただきました。実際、制度が始まる来年度、新年度においては激変緩和をしなさいよということなのですが、これが31年度、32年度と続くという保証はどこにもないのですよね。今説明いただいたように、例えば2人世帯で標準的な世帯で見ても、本当に7割とか5割というのは、はっきり言えば生活困窮にある状態の方々ですよね。そういう方々であっても、1万8,000円であったり、例えば7割軽減、資産なしで1万8,000円増、あるいは夫の年金だけという方でも1万2,900円の増ということで、本当にこれがまともな保険料になっていけば、とてもとても町民が払うことができなくなってくるのではないかと。実はそういうことが一つの国保の都道府県化のねらいでもある。ですから、逆に言うと、本当に住民の健康、そして医療を守るという立場に立った場合に、この都道府県化によって保険料が大幅に引き上がる可能性があるわけですから、例えばここで保険料の負担を軽減するために、町としては独自の繰り入れ、法定外繰り入れを続けていかざるを得ないし、続けなければ、これはとても大変な状況になってくると思うのですけれども、この点については、特に道に納める納付金が大きく変動した場合、あるいは平成30年度以降、激変緩和策がとられなくなった場合、その場合に独自の繰り入れを行うという方向で町としては検討しているのかどうか、そのことについても伺いたいと思います。

町の答え 住民課長 山本隆(住民課長は2019年3月まで)

洞爺湖町の国保被保険者の所得状況につきましては、今、議員もおっしゃいましたとおり、道内でも最低クラスに位置しまして、国保被保険者の60%以上の方が7割、5割、2割軽減の対象者という状況にございます。このようなことから、町では従前より低所得者の税額に大きく影響します平等割、均等割の税額を低く抑える方法により、低所得者対策を実施し、不足する財源につきましては、一般会計から基準外繰入金の支援を受け、国保会計の運営を行ってきているところでございます。平成30年度につきましても、国保財政に不足が生じるような場合は、一般会計から基準外繰入金の支援を受けまして、国民健康保険を運営してまいりたいと考えているところでございます。ただ、国保都道府県化後は、決算補填等目的の法定外繰り入れを実施している市町村につきましては、議員おっしゃいますように、段階的な赤字の解消、削減が求められておりますこともございます。そのようなことから、次年度以降の町の国保税については、従来からの所得割、資産割、均等割、平等割の4方式を基本とした上で、税率改正の必要性について、低所得者等への影響なども含め、慎重に検討を行ってまいりたいと考えているところでございます。

議員の質問 6番 立野広志

その場になったら慎重に検討しますというような話なのでしょうけれども、その場になる前から、もうこれは大きな負担になっていくというのは明らかですから、行政としてのやっぱり姿勢をしっかりと今から持っていく必要があると思うのです。そこで、もう一つ伺うのですが、北海道に上納する納付金なのですけれども、市町村が住民から徴収する国保税などを道に上納します。これは納付金という形で上納するわけですが、この仕組みも大変問題があるのかと思うのですが、これは都道府県が一定の基準と条件で計算して決める納付金がどれだけの金額になるか、各市町村の国保料、国保税を大変左右するものになっています。そもそもこの納付金というのは100%完納が原則だということでありまして、減額は一切認められないということになります。そうすると、洞爺湖町でもそうですが、住民から集める国保税の徴収を強化するということにもなりかねません。今でも納められずに滞納している方もおられます。そういう滞納者を減らすために、強制的な差し押さえであったり、あるいは徴収強化というのが行われる危険性もあるわけですが、これは既に要綱などでもつくられましたように、滞納整理、差し押さえについての要綱もつくって、担当者が個人的な判断でそれができないように、しっかりとしたルール化しておくということになっているわけでありますけれども、それにしても、例えば納付していただかなかったら、今度は保険証は交付しませんということで、短期保険証だけではなくて、今度は資格証明書という形で、保険証であって保険証であらず、窓口に行けば100%納めなければ受診することができないと、こういう内容でありますから、こういったものが強化される可能性もある。その辺についての考え方というのはどういうふうにとらえていますか。

町の答え 税務財政課長 佐藤久志(税務財政課長は2018年12月まで)

滞納整理についてでございますけれども、今のところ現在と同様に、面談等を中心とした徴収を実施していきたいと考えております。

議員の質問 6番 立野広志

そういうルール化されましたので、それに基づいて、いわば納税者の立場に立って、十分生活が再建できる、そのことを前提にしながら取り組んでいく必要があると思うのです。もう一つ、これも今回の都道府県化で大変来年度から国が強化しようとしていることですが、保険者努力支援制度というのが2018年度から始まります。これは何かというと、つまり国は、来年度、保険者努力支援制度というのを実施します。各都道府県と市町村の医療費の削減の取り組み状況を調査して、それを点数化して順位を決めると。つまり、ここの洞爺湖町であれば、住民1人当たりについてどのくらいの医療費がかかっているかというようなことを含めて、市町村ごとにそれを点数化して順位を決める。その順位をもとにして、総額800億円の交付金が支給されるというのです。まさに報奨制度、インセンティブというふうにいうのですが、成績のいい、つまり医療費がそれほどかかっていない、医療給付がそれほど支出されていないまちに対しては交付金を多く払う、そうでないまちについてはそれなりの金額しか払わないと、こういうふうな形を実は来年度から始めるのですよ。各自治体を医療費削減競争に取り込む、そういう仕組みになっているということを御存じでしょうか。

町の答え 住民課長 山本隆(住民課長は2019年3月まで)

保険者努力支援制度につきましては、平成28年度から試行というような形で実施されてございます。確かに議員おっしゃるとおり、点数化を図った中で、優良的な市町村に交付金を多く配分するような形のものでございますけれども、町の場合、大変医療費は高い状況にあるということで、町としてもこれに取り組みはしているのですけれども、なかなか反映はできないような状況も、追いついていないような状況もございます。ただ、これからも健診ですとか、保健事業によりまして、できれば交付金が多く受け取れるような形で事業を推進できたらいいなということで今考えているところでございます。

議員の質問 6番 立野広志

今、課長が答えられたのですけれども、国はそう簡単ではなさそうですよ。特に保険者努力支援制度の中には、極めて安い保険料をまちが独自に財政繰り入れして決めているようなまちに対しては、保険者努力支援制度のもとで交付金の額は大幅に削減される。それだけ財政力があるのでしょうということで、交付を減らされるという見通しも立っているようです。ですから、まちがそこに住む住民の健康や医療、そして世帯の所得状況を勘案したときに、これ以上に重い負担を課せられない、だから一般会計からの法定外繰り入れをしながら保険料の上昇を抑えていく、こういうことを努力をすればするほど、逆に国からは交付金の削減の対象になってくるというようなことが、もう来年度の都道府県化によって本格的に始められようとしていますから、私は今、首長として、町長として考えるべきことは、こういう国の、はっきり言えば一方的な交付金の削減や、あるいは一方的な点数化、このことによって国庫の交付の費用を削減すること、強制的にそれを削減させたり、逆に市町村が住民のために努力しているさまざまなそういう負担軽減のための施策をやめさせる、こんなようなことをするなということをぜひやっぱり町長としても行政の代表として、国にもやっぱり必要な意見を述べていくことが大事ではないかと。国庫負担額を増額させること、そして今回の国保の改悪、これを住民の暮らしを守る立場で積極的に声を上げていくこと、このことがまず第一ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

先日、全国町村長大会が東京のNHKホールで開催されました。その折に、特に北海道は非常に所得水準がまだ低い、それぞれの自治体が低い状況がございます。内地のそれぞれの県さんとはまたちょっと違う特殊事情があるのかなということもございまして、北海道からは、国保税率の引き上げ、これらについては一応反対の立場、ただ、全国的に今、段階的補正ですとか、そういうものもあるわけですけれども、一律に交付金を、地方交付税をカットするというふうなところについては、それを断じてやめてくれということは要望させていただいております。ただ、これが本当にどうなっていくのか、私どももきちっとやっぱり推移を見ていかなければならないというふうに思いますが、今言えることは、平成30年度のいわゆる北海道国保連合会、こちらのほうに支払うときに、今、課長が答弁しておりましたとおり、中間層、あるいはもっと低い層の方々、7割軽減、5割軽減、2割軽減の方々、これらの方々の生活を一気に脅かすということもございますので、平成30年度については、私どもは今の現行の制度をそのまま維持していくということで、私どものほうから、最悪の場合に基準外繰り入れをしなければならないというふうに考えております。ただ、31年度以降ついては、その状況を勘案しながら、また町の財政等々もありますので、そちらのほうともいわゆる比較検討しながら、国保運営審議会、こちらのほうとも、そして地域の住民の皆様方ともやっぱり懇談する機会を設けていかなければならないなと。それは検討という意味でございますけれども、していかなければならないのだろうなというふうに考えております。ただ、今現在は、平成30年度の分については、そのまま私どものまちは対応して、現行法で対応していこうというふうに考えております。

議員の質問 6番 立野広志

それでは、介護保険についても伺います。介護保険については、これも御存じのように、来年の4月以降から、第7期の介護保険事業計画、あるいは高齢者福祉計画というのが始まるわけですが、これまで来年度以降、要介護の1、2の方々の在宅サービスを保険給付から外すという計画が出されています。そして、もう既に要支援の1、2の人たちは在宅サービスが保険給付から外されて、まちの総合事業に移行しています。要支援、そして要介護の1、2の人たちが、介護を受けたくても介護サービスを受けることができない。実に介護保険加入者の65%が保険給付の枠外に置かれると、全国的には。当町は正確にはどのくらいかわかりませんけれども、という状況です。40歳から介護保険料を払ってきた。そして、ようやくといいますか、介護を受けなければならなくなった時期に、今度は介護の給付があなたは受けられません。これは全く一般の保険会社でもこんなことは絶対やらないと思うのですけれども、まさに国家的なこれは詐欺行為だということで、今、訴訟問題まで起こっています。65%以上が保険給付の枠外に置かれるような今の介護保険制度です。そういう中で、さらに介護離職者がふえ、そしてまた、来年度からは、介護現場で働く労働者の報酬も削減される。そういうふうになりますと、実際に4月から始まる介護保険事業計画というのは、これから3年間の間、30年度、31年度、32年度の3年間、介護保険としてどれだけのサービス量が必要なのか、その際、どのくらいの費用がかかるのか、そして、そのかかる費用に対して、国や道や市町村の負担する分と、被保険者本人が負担する保険料、こう算定していくわけですよね。そうなったときに、こういうふうにどんどんと介護の現場の負担がふえ、そして介護を受けたくても受けられないような状況になってくるという状況が見えてくると、第7期の介護保険事業計画、もう来年4月から始めなくてはいけないのですが、これ、計画するの大変ですね。今、どういう状況になっているのか、ちょっと伺いたいのです。伺うのですけれども、まず、これまでの介護保険で、実際に3年間やってきました。かかる給付と、実際の保険料や何かの比較も計画とどのくらい乖離があるのか、その辺も含めてちょっと説明いただけないかと。時間がありませんので、短くでいいですが、総額でいいです。説明いただければと思うのですが。

町の答え 健康福祉課長 皆見亨(健康福祉課長は2018年3月まで)

資料をたくさん用意してあるものですから、申しわけございません、ちょっとお時間いただきたいというふうに思います。今回、第6期介護保険事業計画で計画の見込み量を算出をしております。現在、6期計画の実施期間中でございますけれども、今年度を最後の年とするところでございますけれども、主な介護サービスの現状、状況で、特に乖離があるものについてのみご説明をさせていただきたいというふうに思いますけれども、まず、通所介護サービスでございますけれども、計画見込み量が延べ3,882件に対しまして実績見込みが2,446件、差し引き延べ1,436件の減の状況になってございます。また、地域密着型通所介護におきましては、計画が延べ228件に対し、延べ実績が853件で、差し引き延べ625件の増となっているところでございます。かわりに、対照となりますけれども、認知症対応型のグループホーム、これが計画では延べ1,296件に対し、実績では延べ1,121件、延べ175件の減となっているところでございます。そのほかに、特に大きなものとしては、老人福祉施設のサービス費でございます。これが計画では延べ2,808件に対し、実績見込みでは延べ2,278件と、延べ530件の減となっているようなところでございます。増減となった理由等でございますけれども、通所介護サービスについては、計画見込み量より減となっており、逆に地域密着型通所介護サービスにつきましては増となっております。これは、通所介護サービスが小規模事業所におきまして地域密着型介護に移行したこと及び介護予防事業の成果が主な要因ではないかと推測しているところでございます。また、老人福祉施設のサービス費が計画量より落ちてございますけれども、これにつきましては、当初、28年度開設の定員50名の施設につきまして、計画見込み量では定員100床を見込んでいたのですが、50名ということで、そのために乖離が生じ、減となったようなところでございます。大きなものとしては以上のものでございます。

議員の質問 6番 立野広志

全体としては、前期、今やっている計画ですが、給付の見込額が、実数と見込額とではどのくらいの開きがあるのですか。

町の答え 健康福祉課長 皆見亨(健康福祉課長は2018年3月まで)

まだ29年度を実施している途中経過ではございますけれども、見込みといたしまして、3年間で乖離が生じている額が2億9,200万円でございます。

議員の質問 6番 立野広志

結構な金額が出ていますね。それで、時間がないので先に進めますが、実際にこれまでも私、自分で計算したことがあるのですが、介護保険の保険料を算定するのには、3年間でかかる介護の給付費総額を出して、それに対して保険料が2分の1ということで、その半分を保険料で賄うと。2分の1でも、特に65歳以上の第1号被保険者については2分の1のうちの21%を負担するということですから、そういうふうに計算していきますと、実際に前回は第6期の保険料は、もう担当の方も知っておりますが、今現在、基本となる保険料額は4,500円。その前の第5期については保険料は3,800円だったのです。ですから、3,800円が、第6期で4,500円になりました。700円上がったのです。では、第7期、この保険料の見込額というのはどのぐらいになるのかということで、6期のときもそうですけれども、財政安定化基金とか、基金の取り崩し等を含めて最終的に4,500円ですから、試算上の金額というのは5,057円だったと聞いています。それを4,500円に下げたのですが、今回、どのくらいになるのですか、計算金額としては。

町の答え 健康福祉課長 皆見亨(健康福祉課長は2018年3月まで)

国の保険料算出に係る見える化システムというシステムを使って算出したところ、あくまでも現段階での保険料予定額でございますが、基準額につきましては4,794円と出たところでございます。

議員の質問 6番 立野広志

そうすると、第6期の場合は5,057円だったのですね。それが、今回、第7期では4,794円ということで間違いないのですね。つまり前期よりも算出した保険料が安くなるというか低くなるというふうに見ていいのですね。

町の答え 健康福祉課長 皆見亨(健康福祉課長は2018年3月まで)

今の4,794円は、3回目に対して積算された金額でございまして、この後、また介護報酬の改定分とかを見込んで計算をして算出をしたところ、まだ出てはおりませんけれども、今後、そういった予定となっているところでございます。

議員の質問 6番 立野広志

実は第5期のときには、これは計算値では4,713円だったのです。今回、第7期は4,794円。ちょっと似た金額ですが、第5期のときは、そのときの保険料は3,800円にしています。これは基金を取り崩して金額をできるだけ低めに抑えているということなのですね。そうすると、これ、第5期に非常に似た金額になりますけれども、ただ、現在、準備基金、あるいは安定化基金がどのぐらい、年度末、見込んでいるのかということにもよるのですけれども、その辺は第5期の状況と比べてどうなのでしょうか。

町の答え 健康福祉課長 皆見亨(健康福祉課長は2018年3月まで)

まず、財政安定化基金の取り崩しによる交付金でございますけれども、第7期計画期間については、道のほうからもないというようなことで理解をしております。介護保険制度の安定的な事業運営、これを行うために、やはり基金というものについては大変私どもも重要な財源であるというふうな認識をしておりますことから、将来にわたる、万が一、介護給付費の増となった場合における保険料抑制のための対策としても、基金については将来にわたって継続しておきたいというような思いから、ちょっと前回の3,800円のときとは状況は違うというふうに私は認識しているところでございます。

議員の質問 6番 立野広志

介護報酬がこれからどういうふうになるかわからないから、最終的に計算値はどうなるかわからないというお話でありましたけれども、第6期が4,500円で、確かに隣のまちなどから比べても、基準となる介護保険料自体は安くはなっています。ただ、とはいえ、実際に介護の負担というのも、先ほどの国保と同じように、大きな負担なわけですよね。ですから、特に今回は計算値がこれまでの第6期の計算値よりも比較的低めに出てきたということもあります。少なくとも準備基金を取り崩すなり、あるいは北海道の安定化基金の活用、これもぜひ積極的に働きかけて、保険料の軽減のために私は取り組むべきだというふうに思います。その点についてのちょっと考え方、もう一度最後に伺っておきたいと思います。

町の答え 健康福祉課長 皆見亨(健康福祉課長は2018年3月まで)

先ほども申しましたが、介護保険制度の安定的な事業運営、これを行うために、現在、北海道国民健康保険団体連合会では、本年7月に、道内の各保険者から要望を取りまとめまして、円滑な運営基金の確保及び財政支援を拡大、強化することなどのほか、4項目にわたりまして、要望内容について、本年10月5日に、北海道及び北海道議会に対し、また、11月30日には北海道選出の国会議員に対してそれぞれ陳情活動を行っております。関係省庁に対しても文書陳情いたしました。今後も他市町村とも連携を密にしながら、足並みをそろえた活動を図ってまいりたいというふうに考えております。

議員の質問 6番 立野広志

第6期、今やっていますけれども、第7期の介護保険、さらにさっきの国保と同じように、そのほかの内容についても、今、大幅な改正が行われようとしています。例えば介護の滞納者に対する罰則が強化されるということもその一つです。保険料を払いきれない低所得者の高齢者に対して行われるペナルティというのが、今非常に問題になっています。保険料を2年以上滞納した場合は、サービス利用料の本人負担を引き上げるなどの罰則が行われますが、さらに、低年金、無年金、あるいは低収入の高齢者の負担能力を大きく超える、そういう低所得者の人たちを介護保険の利用から事実上しめ出してしまう、こういうような実は内容ともなっていなす。低年金者も3割負担になっていくと。介護保険制度では40歳以上の人に保険料を納める義務を課していますけれども、65歳以上の場合、年金収入がわずか年間18万円を超える人は、もう無条件に年金から天引きされるのですよね。18万円以下の人、年額ですよ、18万円以下の人は、市区町村、洞爺湖町なら洞爺湖町に納付書で支払うということになっているわけですよ。滞納者が多いのはこういうところなのです。こういう人たちが滞納している。深刻なのは、保険料は年々高騰し続けるけれども、ところが、2000年の介護保険スタート以来、介護保険料はどんどん上がっていっているわけです。そういう中で、支給される年金額は減額や据え置きばかりなのに、そこから天引きされる保険料がどんどん引き上げられて、これでは暮らしはますます苦しくなるばかりではないかと、こういう声が聞かれるわけです。それだけに、この介護保険、そもそもが介護の負担を軽減するのだといって、ちょうど私たち、噴火で避難しているさなかに、この介護保険制度が始まったのですよ。ところが、介護の負担を軽減するどころか、介護のサービスを受けたくても受けられない、そのために介護離職をして家族の誰かが、あるいは子供さんが介護しなければならないという状況に今追い込んできているのですね。ここの点をまずしっかりと考えていく必要があるのかなというふうに思います。さらに、施設入所についても、非課税世帯でも食費や居住費の負担軽減措置というのがなくなります。ですから、とにかく現金を手にしていなければ施設にも入れないと、こういう状況になってきているということなのです。時間がないので、続けて言いますと、さらに自治体に対しても、給付適正化だということで、ペナルティを課すと。国保と同じです。自治体の給付適正化の取り組み、これを国が評価をする。そして、介護認定率が下がっているまちや、あるいは介護の給付がどんどんと抑えられて少なくなっているまちについては優遇策をとると。既存の調整交付金でそれを実施するというのですね。実際に今、厚労大臣もそうやって認めています。要は適正化がおくれている自治体に対してはペナルティとなるということも政府が認めたものです。国保にしろ介護にしろ、とにかくこんなような状況に来年度以降は大きく変わろうとしています。そのことに、改めて町長のほうからもこれに対する対応を伺いたいと思います。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

私ども、この間から町政懇談会を各地でやらせていただきました。その折に、まちの皆様方に、まちの財政状況、これもお話をさせていただきました。今、歳出の関係では、人件費、あるいは経常経費については極力切り詰めて、年々減少傾向にありますと説明させていただいております。ただ、社会保障費については、これは国の制度もありますが、今、年々洞爺湖町においても社会保障費が増額しているというお話もさせていただいております。そんな中、私どもも第7期の計画をこれから策定しなければならないわけでございますけれども、できる限り、町の財政が許す限り、私どもは現行の制度、今私どもが現在進めている制度を堅持してまいりたいというふうに考えております。それは、何回も言うようでございますが、私どものまちの所得階層、やはり格差があるところがございます。特に7割軽減、5割軽減、2割軽減等々、国保の関係ではやっている部分もあります。同じように、収入、年収がかなり低い方も結構まちの中にはいらっしゃいます。そういう方々を何とか救えないかということで、今、これはそのときのまた財政状況にもよりますけれども、できる限り町の今の持っている制度、それを堅持してまいりたいというふうに考えております。

議員の質問 6番 立野広志

1番についてはこれぐらいにしたいと思います。

出典:洞爺湖町議会 平成29年12月会議 2017年12月11日 議事録 PDF(33ページ) 間違いを知らせる