洞爺湖町議会 平成29年6月会議 2017年6月15日
火葬場共同整備について
2017年6月15日、洞爺湖町議会の一般質問で、立野広志議員が「火葬場共同整備について」質問し、住民課長 山本隆、副町長 森寿浩、町長 真屋敏春が答えました。
- 聞いた人
- 立野広志 議員
- 答えた人
- 住民課長 山本隆、副町長 森寿浩、町長 真屋敏春
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 6番 立野広志
それでは3番目、3件目の質問に移りたいと思います。3件目は、ここに書いておりますように、伊達市が主体となって建設する火葬場共同整備に参画するとしていますけれども、事前説明では、想定される料金が極めて高額だと。今後、一部事務組合で協議されるということになるわけですが、当町の対応としてはということで、3点にわたって質問を用意しました。最初に、昨年12月14日開催の我が町の議会全員協議会において、火葬場共同整備について、伊達の職員の方においでいただいて説明を伺いました。その中で、使用料についての質問をした際、この新施設の組合に加入している場合、1体につき3万7,000円だと。組合外であれば2.2倍になるのです、8万3,000円を見込んでいるというふうに言われました。現在、例えば伊達市民にしても、1体当たり8,000円ですし、洞爺湖町の火葬場の料金の場合は、町民の料金2万円ということですから、はるかに高額な利用料となっています。これ、何を根拠にして、3万7,000円という金額がはじき出されているのか、その辺について確認されたのでしょうか。
町の答え 住民課長 山本隆(住民課長は2019年3月まで)
まず、昨年12月の全員協議会におきまして話題となりました、火葬料1体3万7,000円でございますが、この金額につきましては、想定として火葬炉3基、待合室3室程度を備えた同規模施設の維持管理経費を参考に、現行の伊達市火葬場での年間の取り扱い件数を、広域化分の推定を行って数値に置きかえた中で、あくまでもこのくらいの火葬料を設定すれば、受益者負担により年間の維持経費を賄うことができる目安の金額として示された数値でございます。なお、想定料金の設定根拠でございますが、現在の伊達市火葬場の規模と同じ、先ほども言いましたけれども、火葬炉3基、待合室3室で、平成10年度以降に整備されました道内にあります4施設の年間の維持管理経費、これは委託費、光熱水費、燃料費等でございますけれども、合計額から平均値を出しまして、約2,300万円程度になるということを想定した金額を、まずもって分母といたしまして、伊達市火葬場の平均火葬件数を年間620件と想定して、仮の利用料を算出したものでございます。なお、火葬料につきましても、あくまでもこれからの協議により決めることになると考えておりまして、12月の全員協議会におきましても、伊達市担当者から説明がありましたとおり、今後、基本計画や実施設計が進捗し、施設規模や内容、ランニングなど、協議に必要な資料がそろった段階で、施設利用者にどのくらいの負担をお願いするのか、また、構成市町において助成を行うかなど、行政事務組合構成市町による検討・協議を行い、またさらに議会での協議などをいただいた中で、利用料金や施設規模等の詳細を詰めていくことになると考えているところでございます。
議員の質問 6番 立野広志
実際に想定料金として幾らになるのですかと聞いたら、先ほどのような金額になりました。それは、今言われたように、年間2,300万円の経費がかかって、620体は利用するということになれば、そういう金額ですというふうになっているのですが、例えば、そういう考え方自体が、これは何か部内でそういう協議なり、話し合いをした結果として、想定の金額が出たのか、あるいは説明に来た職員の方々の、いわゆる個人的な見解といいますか、見識で述べられたのか、どちらなのですか。
町の答え 住民課長 山本隆(住民課長は2019年3月まで)
この数字の算出根拠につきましては、多分、以前室蘭市が主導になっておりました広域での火葬場共同の調査・研究時に示された数字を参考にしているということでございまして、多分そのときの数値として、どれだけの正確性があるかどうか、あと、議員おっしゃいますよう、このような形での推計値でいいのかというのがありますけれども、その辺については、私ども詳しくは中身を把握はしておりませんけれども、伊達市事務局の中では、ある程度検討した中での数値と考えてございます。
議員の質問 6番 立野広志
済みません、時間がなくなってきたので。全道の火葬場の使用料金というのをインターネットで調べてみました。そうすると、火葬の使用料を無料としている札幌市、小樽市、江別市などがある一方で、有料でも2万5,000円の砂川市、これは最も高額になっています。多くは1万円前後の料金になっています。想定火葬料金が1体につき3万7,000円というのは全く無謀な料金だと言わざるを得ません。実は、年間2,300万円かかると言っている維持費なのですが、結局施設の中身も、建物そのものの中身がまだ何も決まっていない中で、この維持費だけは想定で出てくるというのもおかしな話で。そしてもう一つ、伊達の市議会では一切説明されていないのだそうです。私どもの議会に来て担当の方が説明しただけで、ほかの町村、豊浦でも聞きました。そうしたら、金額は言わなかったというふうに言っています。ですから、これははっきり言えば金額だけが先走りしているという状況と言わざるを得ません。そもそも公共施設にかかわる使用料の算出にはルールがある。それは皆さんご存じだと思います。地方自治法の解釈でも、必要経費を上回ってはならないということで、各施設の性格に応じた受益者負担率を乗じて算出することになっているのだそうです。民間施設の場合は、例えば火葬炉の標準的な使用料の設定の仕方でいうと、かかる費用に対して受益者負担は25%、公費負担は75%というのが一般的な料金の設定の仕方なのだそうです。そういうことからいっても、かかる費用を全額、要はご遺体の数で割り算をして出してしまうなんていうのはとんでもない話だと思うのです。そういうようなやり方で、これから火葬場の検討が始まっていくのかというと、非常に私はぞっとします。だからこそ、今、この施設の規模や内容、あるいは利用料の決定に際して、町側からしっかりと、その辺は、これまでの行き過ぎたといいますか、説明も、それこそしっかりとしたところで決められてもいないのに、先走りして説明してみたり、そんなようなことはすべきではないし、事前に町民への説明や合意を図りながら、この施設をつくっていくということをしっかりと確約できるかどうか、そのことを改めて確認したいと思います。
町の答え 副町長 森寿浩(副町長は2019年9月まで)
伊達のほうから来て、全員協議会でお話をしたときも、料金の協議はこれからだと。ただ、3万7,000円という数字が出ておりますけれども、あくまでも単純に維持管理費、道内の似たような施設の平均をとって出した数字、そして、予想される利用件数で割ったというだけの数字でございます。先ほどから議員もおっしゃっているように、伊達は今8,000円ということです。それがいきなり3万7,000円ということは、伊達市自体もなかなかそれは相当説明しないとできないことでしょうし、各町村もそうだというふうに思います。ですからこれは、スタートに立っただけの段階であって、そういった綿密な協議は当然これからですし、やはり余り不合理でないような形で議論していかないとならないということでございますので、今後、一部事務組合ですから、これも。そういった考え方で議論に参加していきたいというふうに考えております。
議員の質問 6番 立野広志
まさにそのとおりでして、今後この施設の内容については、私たちの議会が直接かかわるということではなくて、さっき広域連合の話ししましたが、今度は一部事務組合です。一部事務組合の中に議会があって、そこの中で議論されるということになるだけに、私が言えるのは今ぐらいしかないのかもしれません。だからこそ、施設の規模だって9億5,000万円と、何を根拠にして9億5,000万円と言っているのだと。積算根拠も何も示していないではないですか。そして、施設の中身も全然示していないわけです。ただ、今言われる待合室が3室、火葬炉が三つですみたいな話です。そのほかに外構工事とかいろいろあるのかもしれません。そういうことも一切ない中で、とにかく金額と負担だけが先走りして出てくると。こういうような形で、今度一部事務組合に任せられたら、私は断じて、そんな非民主的といいますか、全く住民からかけ離れた部分でそういったことを議論しないでほしいと。一部事務組合で議論をするのであるにしても、その中身はしっかりと、それぞれの自治体、洞爺湖町の町民に内容を知らせて、やはり住民の合意を得ながら進めていくということが大事ではないのか、そのことを町長としてもしっかりと肝に銘じて取り組んでいく姿勢にあるのかどうか、改めて伺いたいと思います。
町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)
この火葬場問題ですが、以前から室蘭市、そして伊達市、壮瞥町でいろいろ協議がありました。西いぶり広域連合の中でも話があった。そのときに私どもの町のスタンスとしては、私ども洞爺湖町は、距離が余りにもあり過ぎる。さらには、隣接する隣の町も、そちらのほうから室蘭のほうまで行くとなれば、相当数の距離になるということで、なかなか今現状、私どもは持っている施設があるので、加入はしづらいという話をしておりました。その結果、広域、三つの地域でやるというふうなことで、いろいろ協議がなされていたようですが、どうも先に進んでいかないということから、伊達市と壮瞥町は、その協議から離脱をしたいと。そして、1市1町で火葬場を建設していきたいというふうな内容で離脱したというふうに記憶しております。その後、1市1町でいろいろ協議していたとは思うのですが、その間の話については、残念ながら私ども当初から参加の意思表明をしておりませんでしたので、踏み込んでいなかったという部分がございます。しかし、たしか去年の8月でしたか、1市3町で何とかできないだろうかというお話がありました。そのときに、私どもの町のスタンスとしては、即答はしておりません。ただ、考え方をお聞きしたという状況でございまして、そのときに、たしか1体当たりの手数料が3万7,000円くらいというお話が出てまいりました。そのときに、私どもの町として言わせていただいたのは、先ほど副町長が答えたように、3万7,000円はちょっと高いのでないでしょうかと。今現在、私どもの町は、町内の方は1体2万円をいただいている現状ですと。さらには、伊達市の市民の方々が伊達市で火葬する場合に、1体8,000円となっていたと、その辺の差の問題はどうなのでしょうかねという問題提起を私どもの町のほうから提示させていただいておりました。その後、料金等々については、十分これらは検討しなければならないねという話の中で、今現在に至っておりまして、その後の経過、あるいはその後変わったのか変わっていないのか、そういう話はまだ残念ながら私どもの町のほうにも来ておりません。ただ、これからあるであろう協議会または幹事会、そちらのほうにおきましては、私どもの町の考え方をしっかり述べさせていただきたいなというふうに思っておりますし、先ほど来出ておりますが、道内各地の料金体系を見ると、一番高いところで、今、議員おっしゃっていただいた2万5,000円、そして平均すると大体1万5,000円から1万8,000円くらいが1体当たりの火葬料なのかなというふうなこともあります。そんなことも加えて、これから協議に入るのだろうなというふうに思っております。突然3万7,000円という話には恐らくならないのではないかなというふうに思いますが、そのときには、今まで述べたようなことを念頭に置きながら、洞爺湖町の考え方を示していきたいなというふうに思っております。ただ、私どもの町の今の現状を見ますと、年間火葬される過程で、伊達市のほうに約半分近く火葬でお願いしている部分があります。残りの半分が地元ということで、私どものほうとしては、今ある火葬場を何とか延命化し、地域の住民の方々にご利用していただけるようなものを延ばしていきたい。いよいよのときには、また、何年先になるかわかりませんけれども、また皆さんとご協議をさせていただきたいというふうに思いますが、ただ、これもこれからの市町協議会の中の話になってくると思うのですが、仮に料金が設定された場合に、私どものそれぞれの年間1家庭当たりの所得が相当低いという状況があります。そんなことから、それらをどういうふうにすくい上げていくのかというのも、これは私どもの町の考え方ですが、協議をしていかなければならないなというふうに思っております。ですから、仮に行政が何ぼか負担をするのか、そして、個人の金額が何ぼになるのか、それはこれから洞爺湖町として考えていかなければならない問題だろう。ただ、そのときに、一部事務組合となりますので、他の団体との整合性をしっかりとっていかなければならないなというふうに思いますので、そのときには、議員各位と十分協議をしていかなければならないなというふうに考えております。
議員の質問 6番 立野広志
一言だけ言います。伊達が主導となって、これをたたき台として進めるというようなことに決してならないように、ぜひ構成団体の長としても取り組んでいただきたいと、そのことを最後に述べまして、質問を終わります。